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8335 story

打上げ失敗をうけ、JAXA役員に厳重注意 79

ストーリー by Acanthopanax
責任の取り方 部門より

kz78曰く、"JAXAプレスリリースによれば、6/9に開催された宇宙開発委員会において、H-2Aロケット6号機打上げ失敗等に係る宇宙開発委員会調査部会並びに特別会合の報告書が了承されたとのこと。また、それにあわせてJAXA役員の処分も発表されている。これにより、長らく停滞していた打上げ再開のためのプロセスがやっと始動する目処が立ったようだ。
H-2Aロケット7号機で打上げを予定していた運輸多目的衛星MTSAT-1Rは既に種子島に搬入されており、後は打上げを待つばかりになっているのだがはたしていつになるのだろうか。"

この直前、「漂流する日本の宇宙政策、責任を巡って打ち上げ再開にゴーサインが出ず」という記事が、nikkeibp.jpに掲載されている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by j3259 (7093) on 2004年06月10日 7時29分 (#566635) ホームページ 日記
    厳重注意ってほとんど無関係じゃないですか? 給料下げればいいってもんじゃないだろ。

    事故を防ぐのに今後プロセスを構築していくのは分かるけど、 科学技術の開発の場で失敗を罪とし、罰するのは効果が無いし、何か違うと思います。しかも理事長とか。 トップが無能なんだったら別の人で置き換えればいいわけだし。

    何がいけなかったのかが全然見えてこない。 だから、改善努力をした後でも直ってるのかどうかも分からない。 TestCase が無いまま Refactoring してる感じ。

    • Re:事故再開を防ぐのと (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2004年06月10日 8時09分 (#566647)
      H2Aとは話が違うけど,今までずっとひわまりの予備機(軌道上,打上
      予備)の予算を確保して準備しておかなかった人たちは責任取らされたり
      しないのでしょうか?
      これから打ち上げる運輸多目的衛星にも予備機はあるのでしょか?
      (計画では軌道上予備機を準備するらしいが,メーカーが倒産したのに
      大丈夫?)

      打上成功した技術衛星にも予備機が無くて運用が危なっかしいのが
      あるのですが......... データ中継技術衛星DRTS(こだま)なんて
      故障したらどうなるんでしょ? 他の科学観測衛星・技術試験衛星の運用
      への影響甚大と思うんですが.
      親コメント
    • by hado (21151) on 2004年06月10日 9時52分 (#566711)
      ここ [mhi.co.jp]ですか。そうですか。
      親コメント
    • リンク先の松浦氏の記事を見ると、H2A打ち上げ失敗事故の責任のなすりあいからMTSAT打ち上げのスケジュールが崩壊していたようですから、
      これで「詰腹を切った」事にして打ち上げ再開への道筋を付けようと言う儀式的な物ではないですかね。

      まぁ、あのような形で問題解決がメチャクチャになるのは江戸時代からの「日本病」だと思うし、その病根が解決しない間になんとか打ち上げ再開と言う「実利」を取るためにはこの方法はやむを得ない方法だったのでしょう。

      「何がいけなかった」「解決策は何」かと言うのは官の側やお偉いさんの間では問題ではなく、「誰がいけなかった」「完璧にしないのがいけない」「金がかかり過ぎる」云々と延々となすりつけあう事が重要な問題であるのだから
      …他の国から見たらいい迷惑を通り越して笑いものにしかならんでしょうけど。

      親コメント
    • by ya3 (14042) on 2004年06月10日 21時46分 (#567346) 日記
      > 厳重注意ってほとんど無関係じゃないですか?給料下げればいいってもんじゃないだろ。

      それまでH2Aに関してカヤの外だった宇宙研の鶴田氏まで、なんで給料を下げられてるんだろう? 氏に限っては、殆どどころか完全に無関係だという気がするけれど。
      親コメント
    • by s-kei (16661) on 2004年06月11日 12時40分 (#567694)
      失敗のリスクが無視できない(設計上でも5%)ロケットの運用に、日本が慣れてないんじゃないでしょうか。

      技術的な問題点や開発体制の不備が原因なら、それは当然直さなきゃいけません。
      でも今は、失敗のリスクを織り込んで計画を立てて来なかったことが問題でしょう。
      いざコトが起こったときには、対策の不備が露見することになります。
      # だから、慌てふためいてる、と。

      さて、今後は予備の「ひまわり」ぐらいは用意してくれるかな?
      親コメント
    • 一番責任を問われるべきなのは、アホな設計をした現場の人間
      なのに、なんで上だけ注意して終わるのか。こういう対応が、
      責任の所在をあいまいにさせてしまうんだよなあ。

      これじゃ、(逆)トカゲの尻尾切だよ。
      • by Anonymous Coward on 2004年06月10日 14時06分 (#566943)
        > 一番責任を問われるべきなのは、アホな設計をした現場の人間なのに

        どうも誤解されているようですね。

        検査体制を強化すれば失敗率を下げることは可能ですが、それはコスト
        とのトレードオフであり、ある程度以上失敗率を下げようとすると、
        全体のコストはかえって上がるんです。このため、どこの国でも、
        ある程度の失敗は許容する代わり、コストを抑えるというあたりに
        バランスをもってきます。
        つまり、ロケットにとって、打ち上げ失敗があるのは当然のことなの
        です。日本のロケット打ち上げ失敗率や打ち上げコストが、ヨーロッパ
        やアメリカと比べて特別高いならともかく、そんなことは全然ないん
        ですよ。

        むしろ過去の日本は、打ち上げ失敗率は低いが、コスト的にはアメリカ
        の倍以上高いというあたりにバランスをもってきていました。
        しかし、これではビジネスとしてやっていけないので、アメリカと同程度、
        ヨーロッパよりは若干安いぐらいのコストにもってきたのがH-2Aなんです。
        失敗率が若干上がるのは、当然とも言えるでしょう。

        では結局問題はなにか?というと、こういう事情を説明することもできず、
        ただ保身に走って部下を処分する政治家と、失敗を許容できない日本人の
        国民性でしょう。
        こういう風では、永遠に国際競争力を身につけることはできません。
        親コメント
      • Re:事故再開を防ぐのと (スコア:3, すばらしい洞察)

        by j3259 (7093) on 2004年06月10日 8時36分 (#566662) ホームページ 日記
        > 一番責任を問われるべきなのは、アホな設計をした現場の人間 なのに、

        設計がアホだったかどうかは僕は分からないけど、アホだったと仮定します。
        責任を問われるべきなのは、でかい金が突っ込まれてるのに、アホな設計を誰もアホだと批判して修正することができなかった体制(プロセス)なのでは?

        A君が悪い、いや Bさんのせいだ、というレベルの責任の所在なんてのは無意味で、失敗する条件のチェックリストを割り出すのが効果があるんではないでしょうか。(TestCase と書いたのはそういう意味です) もし既によくできたプロセスがあって、それを無視した奴がいたなら注意ってのも分かるけど。

        # 切腹すれば許されるって文化の延長なのかな。

        親コメント
        • # にコメントするのも何ですが……
          ># 切腹すれば許されるって文化の延長なのかな

          それはあるかもしれませんね。
          しかも自らというよりは皆が、原因を解決するより切腹する(比喩ですよ?)ことを求めますから。

          # おまえのような無能な奴は我が組織には必要ない。(ぽちっ)
          # 待ってください、もう一度だけチャンスを……うぎゃぁぁぁぁ……(死亡)
          親コメント
        • 今の日本では
          >設計がアホだったかどうかは僕は分からないけど、アホ
          >だったと仮定します。責任を問われるべきなのは、でか
          >い金が突っ込まれてるのに、アホな設計を誰もアホだと
          >批判して修正することができなかった体制(プロセス)
          >なのでは?
          ということになっているのはわかるけど、それじゃあい
          つまで経っても事故はなくなりませんよ。体制がどうと
          か、
          • Re:事故再開を防ぐのと (スコア:2, すばらしい洞察)

            by PoketMont (15188) on 2004年06月10日 11時40分 (#566826)
            > やっぱり、現場の一人一人が責任感を持って仕事に取り
            > 組まない限り駄目だと思うよ。

            それはそうなのだけれど、現場の一人一人に責任感を持たせ緊張感を維持するためには、体制や運
            営の仕組みが必要であり、管理者にそれを機能させる責任を課すことが必要です。

            なので、根本的な解決のために、まず体制や仕組みを検討するというのは妥当かと。妥当な解決策
            が出るかどうかは、また別の問題ですが…。
            親コメント
          • Re:事故再開を防ぐのと (スコア:2, すばらしい洞察)

            by G7 (3009) on 2004年06月10日 17時20分 (#567134)
            >やっぱり、現場の一人一人が責任感を持って仕事に取り組まない限り駄目だと思うよ。

            "責任感"で機械(ハードやソフト)が動くなら、
            技術なんてものは要らんのですよ(^^;

            人間はどうしてもそれなりにミスするものなんだから、
            ミスの補完のために組織が何かをしないと、どもなりません。

            ちなみに医療ミスも同じ。
            数年前に「イギリスではSystem's Approachというのをやってる」と聞いた事が有ります。

            ま、"ミス"じゃなく"DQN"とか"不勉強"とか"技術不足"だったなら、
            ちょっと鍛え直してもらわないとならんけどね。

            あ。あと勉強は大事ですね。
            我々(ソフト屋)と該当業界との事情が似てるかどうかは存じませんが、
            もしかして勉強する暇とかも無くて、とにかく無闇にヤルしかないガンバリ系の職場(笑)だったら、
            間違いは起こるべくして起こったと言えるかも知れない。

            罰するよりも、それこそ「鍛え直す」ほうが重要かも。
            つまり勉強とかトレーニングとかです。
            それをやっても改善されないようなら、堂々と首切りましょう(笑)。
            親コメント
          • by arkas (10211) on 2004年06月10日 11時33分 (#566819) 日記
            そんな事(= 現場に責任を取らせる方法として左遷ないし馘を選ぶ)
            してたら、(貴重な)失敗経験が失われて、同じ失敗を再生産するだけ
            だと思いますが‥‥‥。
            # まだ、一日一回掲示板をチェックするの刑の方がマシだと思ふ。
            親コメント
            • by Anonymous Coward
              確かに、失敗の経験を生かす義務はありますな。
              不具合を直さずに新しい事ばっかりやってると、Windowsみたいになっちゃうよん。

              # 宇宙技術に、素人のネタ騒ぎが多い掲示板のチェックが有効かどうかは別にして。
          • >やっぱり、現場の一人一人が責任感を持って仕事に取り
            >組まない限り駄目だと思うよ。

            >今回アホした奴が何のお咎めも無く(まあ左遷程度はあ
            >るかもしれんが)今後の宇宙開発に関わっていくことに
            >危機感を覚えないとしたら、あまりにも能天気すぎだ。

            失礼ですが、プロジェクトXあたりの事実を元にしたタチの悪いフィクションと、現実を混同されていらっしゃるのではないでしょうか?

            成功したプロジェクトに関わった人間が、優秀で責任感の強い人物だった、と言う事例は確かに存在します。

            でも、それは、失敗したプロジェクトに関わった人間が、阿呆か無責任かの、少なくとも一方である事を証明している訳ではありません。
            親コメント
          • > それじゃあいつまで経っても事故はなくなりませんよ。体制がどうと
            > か、組織がどうとか言うのは、根本的な解決にならない。
            > やっぱり、現場の一人一人が責任感を持って仕事に取り
            > 組まない限り駄目だと思うよ。

            携わっている人間の意識改善も組織とか体制の役目。
            なにもせずに開眼してくれるなら楽ですが。
      • 違うのよ (スコア:1, 興味深い)

        by Anonymous Coward on 2004年06月10日 8時22分 (#566654)
        上には「監督責任」というのがある、と、いうことに世の中は決まっているのですね。だから、部下の失敗で上司が処分される。上席の役職というのは、こういうトラブルのときにクビを差し出す役目だから、普段はなにも仕事をしなくても、部下よりも多少多めの給料をもらっているのですよ。

        安い給料の現場の人間が責任を取ったところで、世間は「ウン」とは言わないから、こういう仕組みを使って、より多くの人に納得してもらうのです。

        日本の社会は組織とメンツが技術や実績やモノ作りに優先する、よいこのなかよしクラブですから、こういう仕組みが必要悪として認められています。
        親コメント
      • by s-kei (16661) on 2004年06月11日 12時02分 (#567659)
        モデルチェンジ直後のロケットの失敗率(どこの国でも最初の10発の2割ぐらいは失敗する)から考えれば、H2A 6号機の失敗は珍しい事象ではありません。
        責任を問われるべきなのは、そういったトラブルの可能性を旧NASDA時代から警告されていたにも関わらず、予備の気象衛星すら用意させなかった人達でしょう。

        そういう決定に関わった人達が今、理事として天下りしているんでしょうかね? :-p
        親コメント
      • アホな奴だと気づかずに使い続けたという非があるのですよ。
        管理職という肩書きでいながら、ろくに管理していなかった。
        つまりするべき仕事をしていなかったのだから、責められて当然。
    • >厳重注意ってほとんど無関係じゃないですか?

      役所的には処分したという名目が立つし、現場にはほとんど影響がないという
      落としどころなのではありますまいか?
      今後、計画縮小で予算を減らすという嫌がらせがないことを祈ります。
    • >厳重注意ってほとんど無関係じゃないですか? 給料下げればいいってもんじゃないだろ。

      公務員関連にありがちな言葉上だけの責任ですな。

      >事故を防ぐのに今後プロセスを構築していくのは分かるけど、 科学技術の開発の場で失敗を罪とし、罰するのは効果が無いし、
      >何か違うと思います。しかも理事長とか。 トップが無能なんだったら別の人で置き換えればいいわけだし。

      いや、責任感を持たせる為には有効だし不適応者の排除にもなる。

      あと、開発と研究は違うよ。
      研究は物になる・ならないから始まるもの。故に物にならなくてもそもそも責任云々の話には

      • by kz78 (20202) on 2004年06月10日 12時03分 (#566847)
        失敗/成功の結果だけを見て現場の人間が処分されるとすれば、それは「恐怖の文化」ではないでしょうか。現場の最善を尽くして努力していても失敗する場合、その責任は上層部がとるのが正しいと思います。(そもそも予算的に不可能なスケジュールだったとか、能力のない人間を責任者に任命したとか)。むろん、手抜きをしていた人間がいれば相応の処分によって排除されるべきですが。
        個々の担当者の分担する責任については通常の人事評価で行うべきであり、失敗を元に処分を下すのは避けるべきです。なぜなら、「恐怖の文化」が根付いた組織は誰もが失敗を忌避するためにリスクを避けるようになり、結果として競争力が失われるからです。

        今回の打上げ失敗の原因をたどれば、「H-2改良型の開発」という偽りの予算申請によって、新規のロケット開発としては予算が少なすぎたとこがあり、予算が少なかったために地上燃焼試験で見つかった不具合について対症療法的な対策しかとれなかったことがあります。(加えて、コストよりもリスクをとる日本の宇宙開発全体に蔓延する体質もあったでしょうか)。この場合の責任は十分な予算を確保できなかった(さらに問題があったときに現在の予算の中でやりくりする体質を見逃した)上層部にあると考えるのが自然ではないでしょうか?
        親コメント
  • by Takahiro_Chou (21972) on 2004年06月10日 7時50分 (#566644) 日記
    責任者に対する処分は、厳重注意とか、減俸とかになってるようですね。

    現在、バグを山程作り込んだ会社の先輩が逃亡してしまい、その尻拭いをやってる最中なんですが、そう言う状況にある人間からすると、責任を取らせる=辞めさせる、と言う短絡的な事をやらなかっただけ、まだマシだと思いました。

    #下手に責任者が辞めるor辞めさせられると、後に残った奴の
    #仕事が増えるだけっす。いや、マジで。
    • Re:責任の取り方 (スコア:3, おもしろおかしい)

      by nu-u (12312) on 2004年06月10日 11時53分 (#566837) 日記
      >責任者に対する処分は、厳重注意とか、減俸とかになってるようですね。

      ロケット飛ばさずにクビ飛ばしてどうすんね~んというつっこみを防.......うわなんだおまえやめr
      親コメント
    • by QwertyZZZ (8195) on 2004年06月10日 10時02分 (#566721) 日記
      どっちかって言うと実は現場の方の処分が知りたいのだけど。

      高給取りの上級職の給与を10%カットしたところで、単に汚名を被るってだけで何も意味無いでしょうし。
      #まあ、それだって管理職の仕事には違いないが。

      本来は個々の担当している人間にその責任分を調べた上で、「現場の」責任者に責任を取らせるべきなんでしょうに、多分現場には滅多に足も向けないような理事の給料を減らしても、対外的に「責任取った」と言いたかっただけだと取られてしまうのでは?

      #ってか、理事って単なる名前貸しが多いけど、JAXAの理事の仕事ってなんだ?

      親コメント
      • by s-kei (16661) on 2004年06月11日 13時02分 (#567715)
        現場は(信頼性を確保するために)エンジンのテストの予算を要求しても、非常識なほど少ない回数の予算しかつけて貰えないという話ですが。
        そんな状況で現場を処分しても士気を下げるだけで、きっと逆効果ですよね。

        そのへん、理事の方々や関係省庁がどう考えてたのか、気になる所ですが。
        今後改めてくれるってんなら、処分など二の次でいいです。
        親コメント
    • by Anonymous Coward
      いやぁ、俺もこのストーリーと微妙に関係があるJのOで、やっぱり 同じように「デキの悪いものの改修」やっているですよ。

      元々Nの関連会社のAが開発していたのですが、これが、また、マイ ナス方向凄い。どんなにお金かけても品質が上がらないって事で、 そのA社は切られて、弊社に話が来たわけで。

      で、コード品質が(マイナス方向に)凄いのですが、そもそも実装も 変だし設計も、ちょっと変です。
      (A社の名誉のために補足しときますと、A社自体が作業したと思われる所は酷くないようなのですが、そこの下請け以下の作業した所がアレ であります)

      でも、実装(
  • オフトピ? (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2004年06月10日 8時43分 (#566664)
    前から疑問だったんですが、厳重注意って
    具体的にどんなことするんですかね?
    「もうやっちゃ駄目だよ」とか書いた文書でももらうのかな。
    • Re:オフトピ? (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Minap (9371) on 2004年06月10日 9時32分 (#566692) ホームページ 日記
       こっちの偉い人が事故の経緯と原因と再発防止策を書いた書面を持って、上の人や顧客先へ「ごめんなさい、もうしません」と提出しに行きます。
       その結果、当然のように相手からは散々嫌味を聞かされて、「次、同じ事やったらもっと酷いよ」と言われます。
       これが多分、厳重注意ということなのではないでしょうか?(w
      --
      --- どちらなりとご自由に --- --
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      >「もうやっちゃ駄目だよ」とか書いた文書でももらうのかな。

      そのようなものでしょう。

      でもって同様な処分の「訓告」よりも軽い(というより、すべての処分で一番軽い?)奴。

      紙ペラ貰ってお終いでしょう。

    • by Anonymous Coward
      厳重注意なんて飾りです。
      ポイントは、「そういう処分を受けちった」ということがキャリアに残る、ってことです。
      キャリアに傷がつくと出世に影響が出る。
      つまりは、そういう「罰」なのです。
  • by Anonymous Coward on 2004年06月10日 10時59分 (#566784)
    「そんなんで責任を取ったことにならない」的な意見は多いものの、
    タレコミ文にある「上の人間が責任を取りたがらず再開のめどが
    立たない」の記事にはノータッチなのは、やっぱみんな「宇宙開発
    なんてやめてしまえ」と思ってるってことなのかなぁ。

    余談ですが今月のコミックフラッパー連載の「ナリワイタイムス」と
    いうインタビューマンガ? に宇宙科学研究所の的川博士が登場して
    います。
    宇宙開発の中の人も大変なんだなぁ、と……
    • 「そんなんで責任を取ったことにならない」派です。
      僕としては、プロセスをしっかり整えた上で、ガンガン若い人と金を突っ込んで是非続けて欲しいと思ってます。労働人口も減ってるし、政治力も無いんだから、金にものを言わせて技術開発するべき。 技術革新が市場を広げて経済を転がすわけだし、金の使い方としては少しは後につながるものだと思います。
      親コメント
  • 切腹の実況中継 (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2004年06月10日 13時39分 (#566923)
    「おい、間宮君、君からやりなさい」
    「いやですよ。やっぱ山之内さんからでしょう」
    「なにを言ってるんだ、三戸くんも古濱くんも同じじゃないか」
    「鶴田くん、きみ、名前からして慣れてるんだろ?こういうの」
    「いや、実地ではやったことなくて。。。うまいのは吉川さんじゃない?」
    「なに言うんだ、この前六本木で飲んだときにちょっとマネしてみただけだよ。女の子の手前。」
    「しょうがないな、全員でちょっとずついっぺんに、ということにしようかな」
    「じゃ、理事長、霞ヶ関回りお願いします」
    「やっぱおれの出番か?それだけは」
    「しょうがないでしょ、理事長なんだからさ」
    「おい、ちょっと接待費現金で用意しといてくれ」

    # いや、別に見ていたわけではないのでAC
  • 報酬はたっぷり払う一方で、失敗した(成功する見込みが少ないにも関わらず発射を強行した)場合には損害を全額負担させる、なんてのはどうでしょうか。報酬をたっぷり貰っても払いきれるものではないので、保険に加入しておくことになると思います。

    ロケットの打ち上げの失敗をみていると、鳥人間コンテストを見ているかのようです。まったくテストもせず、強度検査もせずに飛ばしてみて、ダメだったかのような。前回の燃料タンクを固定している棒が折れなかったなんてミスをみていると、デバッグしていないプログラムをリリースするような暴挙に見えます。事前のテストかシミュレーションでわかりそうなミスなのに。素人考えで恐縮ですが。
    • 端的に言うとですね、「ロケットのパーツというのは、事前のテストをすると壊れる」ものです。

      ロケットの部品と言うのは、基本的に安全率が異常に低いものです。よく言われる喩えで言うなら「体重60Kgの人が座ると100%壊れる、体重50Kgの人用の椅子」みたいなものなのです。

      そういう意味では、鳥人間コンテストという指摘は絶妙ですね。予算規模が違うだけで、やってることは似たようなものかもしれません。
      親コメント
    • by itinoe (972) on 2004年06月11日 13時17分 (#567726) 日記
      鳥人間コンテストは飛ばす前の段階で書類審査くらいしています。
      出場要領 [ytv.co.jp]
      --
      見たような聞いたような・・・
      itinoe
      親コメント
    • おもしろいアイディアなんですが。

      無限責任と報酬のような経営上の観点と,ロケットの開発コストと信頼性のようなエンジニアリング上の観点は,チャレンジャー事故のサイオコール社の例にあるように,相性がよろしくないみたいです。

      どっちかっつうと,これが相互に悪影響しないように,するのが重要というか。とはいへ,これは「リコール隠しをしない会社に体質改善する方法」を考えるようなもので,文字通りの難問であります。

      #無限責任者が破産して,納得するならかまわないけど・・・ 雪印みたく。
      --
      斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2004年06月10日 7時47分 (#566642)
    金のかかった花火以外の何物でもないような気がしなくもないです。
    • Re:もはやH2ロケットは (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2004年06月10日 13時22分 (#566910)
      気のせいだ。金のかかっただけの花火だったら、今までの功績は得られないわけだし。

      まぁ基本の基本の原理は一緒だったりするが、まぁそれは「荷車と自動車はは同じ車」レベルだが。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2004年06月10日 10時10分 (#566728)

    将来、三菱重工が宇宙船を作ったりすると、
    やっぱり「リコール隠し」とかしちゃうのかな?(違

    • by Anonymous Coward
      宇宙船じゃないけど、迎撃ミサイルのノーズコーンを作るってニュースに出てますね。
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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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