みたけ台小学校のICタグ実験で保護者の賛否分かれる 142
ストーリー by Acanthopanax
リスクと効用 部門より
リスクと効用 部門より
jbeef曰く、"2月のストーリ「米国小学校のRFID児童監視システムが打ち切りに 」のタレコミ記事の中にも出ていた、横浜市青葉区の市立みたけ台小学校のアクティブ型RFIDタグ実験の件が、4月に入って産経新聞と毎日新聞で再び報道された。このうち毎日新聞の記事では、全児童を対象に実施されたアンケートの集計結果が紹介されている。それによると、637家庭のうち 23%の家庭が実験に参加すると答え、14%の家庭が不参加と答えたという。(63%が無回答。)最終的に 全児童の3分の1の約300人が参加する予定となったようだ。不参加の母親のコメントとして「子どものすべてを管理することはできない。タグをつけてまでやる必要はあるのか」といった声が紹介されている。学校側は、「登下校の安全にはいいことだが、個人情報が適切に管理されるか心配」といったことを話しているそうだ。"
保護者としての意見 (スコア:4, 興味深い)
が、子供が出来てみるとそんなに悪くないかな…という意見に傾いています。
東京に住んでいるとやっぱり、自分の田舎のように町内全員顔見知りということはありえないわけで。
いろいろな人がいるし、危険だなぁと感じることもある。
娘が2歳を過ぎたあたりから、好奇心がぐんぐん育っていって手を離すと一人でどっかに行ってしまう。
買い物に出かけて一瞬見失うこともしばしばあったりする。
子供が今どこにいるかが分かることは、親馬鹿だからと言う点を除いて考えても親であれば至極自然なことではないだろうか。
息子ではなく娘を持っているからなおさら感じる。
家の近くの保育所ではWebカメラが設置されていていつでも中が見られるようになっている。
幼児と児童では違うというのも分かるが、親の気持ちとしては同じではないだろうか。
トラッキングが出来てしまう等、セキュリティ面に不安は確かにある。
が、そこを解決するのが我々技術者の使命なのではないだろうか。
なーんていってみたり(笑)
Re:保護者としての意見 (スコア:1, 興味深い)
でも、RFIDである意義ってあまりないと思うんだよね。むしろ、GPS携帯で
必要なときに位置情報を取れるほうがいいんじゃないかなぁ。
#人権的にもさぁ。
ココセコム [855756.com]とか あんしんメイト [alsok.co.jp]とかが
既にあるわけで、RFIDでなきゃならない理由って何?ってとこを
ちゃんと考えてからの方がいいんじゃないのかねぇ。
#新1年生の息子にどちらを持たせるかずっと検討中なのでAC
Re:保護者としての意見 (スコア:1)
そんなに携帯キャリアを信用していいのかな、と正直思う。
Re:保護者としての意見 (スコア:1)
パッシブRFIDを持つ危険性を指摘する人は、バリバリにアクティブな携帯電話を持つ危険性についてどう考えるのかな、と。
ま、RFIDほどには場所を特定できないかもしれませんけど。
Re:保護者としての意見 (スコア:1)
って事じゃないかな?
過去の実績の差でしょう、RFIDにはその過去の実績はありませんから心配されると
Re:誰にメリットがあり、それはリスクに見合うか? (スコア:2, すばらしい洞察)
こういったシステムのメリットを過小評価しすぎている人が多すぎるような気がしますね。
犯罪者の側にこういった物の知識が無い場合は犯罪の早期発見・解決に役立つ場合が多いのは確かでしょうし、タグを悪用した犯罪を犯す場合には予め対象のタグに関する調査が必要になるため、その時点で犯罪者の手がかりを残すことになりかねないわけで、犯罪解決の手助けにはなりえると思います。
実際のところ、失うものの少ない人ほど犯罪者になりやすいわけで、何の技術も知識も無い人にしか効果の無い抑止力でも、十分に犯罪の総数自体を減らすことができると思います。
Re:誰にメリットがあり、それはリスクに見合うか? (スコア:1)
彼らにとってはタグの所在さえわかれば良いので、アクティブならその電波を。パッシブならその応答を得られれば十分なわけです。
これらの装置が特段の安全策もなく共通仕様で出回るのであれば、いずれはICタグスキャナーなるものが裏で出回るだけの事です。それこそ、盗聴器が今や誰でも簡単に購入できるツールになってしまったようにね。
昨今発生している事件を見るに、タグで追跡可能な誘拐のようなケースは減少していると思うのですが?
その場や短時間で目的を達成された場合、最悪の場合その足取りを追えるだけで目撃者なし……という事態にもなりかねませんから。奈良の事案なんかがちょうどそういうケースでしたし。
--- どちらなりとご自由に --- --
Re:誰にメリットがあり、それはリスクに見合うか? (スコア:1)
一度で済むなら大幅なリスクの低減になるでしょうね。すぐ後を付回す必要もなく、一度すれ違うだけでいいんですから。
> すみません、どう考えたら「特段の安全策もなく共通仕様で出回る」などという話になるのでしょうか?
> 当然暗号化は行われるでしょうし、その場合は暗号化技術のライセンスの関係で、盗聴装置のように野放図な状態になることは考えにくいですね。
暗号ライセンスはコストがかかりますからね、それを理由に最も安価な製品が利用される事は危惧されるべきかと。米国のケースなど始め、今のところ暗号化されたという例は聞かない [sakichan.org]ですから。
> あと、貴方は盗聴器等が「裏」で出回っていると考えているようですが、あれらは完全に「表」です。当然販売店は警察に協力的な場合が多く、店内監視カメラの映像を警察に提出することは日常茶飯事です。
知ってますよ。ある意味かなり問題だと思いますけどね。
ICタグの場合、本来の目的用に商業用のリーダは表で堂々と出回るでしょうからね。それを位置トレース強化を目的に違法改造した物が「裏」で平然と出回るケースは考慮しないといけません。
> 例外的な最悪の場合だけを取り上げて常態の効果を否定することは意味がありません。
セキュリティを考える場合、常に例外的な最悪のケースも考慮にいれなければいけません。更にそれが本当に例外的なのか、相手がその気になれば簡単に発生するケースなのかを見分ける事も必要だと思います。
> 犯罪の現場や犯行時間の特定が早くなり、犯罪捜査においてもっとも大切な初動捜査がやりやすくなるでしょう。この一点だけでも十分すぎるメリットです。
それは警察のお仕事ですので、本当に初動捜査が早くなるのかは警察次第ではないかと。
しかし、タグだけ別の場所に置かれた場合はどうなるのだろうか? 移動の途中で信号待ちで並んだトラックの荷台にタグを入れられた場合、逆に捜査が混乱することになるわけですが……そういう事象をどう回避するかは今後の検討課題だと思います。
どちらにしても、技術に頼りきりになるというのは良い結果にはならないと思いますが。
> 犯罪捜査がやりやすいというのは当然、犯罪を行うリスクが高まるわけで、犯罪発生の抑制に繋がることは言うまでもありません。
リスクの上昇と発生率の抑制には相関関係が認められますが、因果関係には至らないと思います。
現金輸送車には数々の装備が増えてリスクは昔よりは上昇したはずですが、現在でも襲撃による強盗事件はなくなっていません。まぁ、この場合はリスクがメリットが上回っている例ですので単純には比べられませんね。
でも、最近の事例は「捕まる事を考えていなかった」り「捕まるのを承知の上」で発生したものも多いような気もしますが? それでもリスクの上昇が抑止に繋がると断言できますか?
--- どちらなりとご自由に --- --
Re:誰にメリットがあり、それはリスクに見合うか? (スコア:1)
>保護者や児童に然程メリット(この場合は「安全」)が無いのに、
>リスク(この場合はトラッキング等)は児童が負い、
>その責任は曖昧、では話になりません。
実験ではRFIDにどの程度の個人情報が入っているのかなどが説明されていないのでなんともいえませんね。
もっとも、説明することでトラッキングを行おうとする輩が出るかもしれないという危険はありますが。
期限を切った実験のようですし、今後の成果に期待したいと私は思います。
>この機会に、児童にも自己の情報管理と、
>それを利用したサービスのメリットやリスクを教えられれば、
>最高の情報リテラシー教育になると思うのですが、
それが出来ればよいですが、高学年の児童はともかく低学年の児童には難しいんじゃないでしょうか?
小学一年生に「情報」の概念を教える能力のある教師が全国にいるとも思えないですしねぇ。。。
昨日、テレ朝でミーガン法の特集みたいなものをやっていましたね。
性犯罪者が「自分も親だったら性犯罪者の居所を知りたいと思う」と答えていたのが印象的でした。
児童を守るために児童のプライバシーを侵害するのか、それとも犯罪者予備軍のプライバシーを剥ぐのか、最後にはそこの議論に行ってしまうのかなぁと思ったり。
Re:誰にメリットがあり、それはリスクに見合うか? (スコア:1)
そうですね。リスクとメリットとどちらが大きいか、議論する以前に、それを当事者に正しく理解してもらえるかが心配です。
新しい技術で、
できること(悪用される可能性を含む)
できないこと(過信した場合のリスクを含む)
をきちんと理解してもらうための啓蒙活動は、結構手間がかかるんじゃないでしょうか? 「地域の人のつながりを深める」などの従来の対策と比べて、簡単であると一概に言えるでしょうか。
十分な説明をしないでモノだけ配るのは非常に危険だと思います。
RFID とは違いますが、「PHS位置検索誤作動で捜索混乱,死亡…遺族が提訴」 [google.com]といった例や、奈良の小学生殺害事件での、GPS携帯に関する報道の混乱を見ると、不安は残りますね。
Re:誰にメリットがあり、それはリスクに見合うか? (スコア:1)
”校門に施錠”を連想しました。
鍵はあるけどかけられない…
セキュリティの仕組みがあるのに運用で(望んで)無意味にされるパターンの話のような。
Re:誰にメリットがあり、それはリスクに見合うか? (スコア:1)
「登下校時以外は施錠するなど、適切に管理する」→「校門では、施錠を原則とし、登下校時は教職員や地域ボランティア、警備員が立ち会うことが望ましい」
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Re:誰にメリットがあり、それはリスクに見合うか? (スコア:1)
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Re:誰にメリットがあり、それはリスクに見合うか? (スコア:1)
>うなもののアクセス制限の手段としてのパスワードは、気休め程度であまり当てにできない」という
こういう局面でこそ、生体認証と組み合わせて欲しいところですね。
認証情報を奪われても、パスワードと併用すれば、誰が杜撰なパスワード管理をしているか分かる訳だし。
-- Buy It When You Found It --
Re:保護者としての意見 (スコア:2, すばらしい洞察)
「学童に危害を加える犯罪者さんを、IT技術がお手伝い」する可能性も考慮してくださいね。
今回の実験はアクティブRFIDタグ(始終ビーコン電波を垂れ流すタグ)を使用しているため、あっちこっちに受信機を仕掛けられると行動パターンがモロバレです。
目をつけた子供が人気の無いところを通るのを悪い人に知らせる手助けにもなります。
Re:保護者としての意見 (スコア:1)
prosとconsを検討するのは大切ですが、極端な議論はその議論が置いている暗黙の仮定を明らかにしないと枝葉に入りすぎて本質を見失うように思います。
Re:保護者としての意見 (スコア:2)
「すごくリーダと通信インフラが安くなるにも関わらず、タグ側には何のセキュリティ機能も搭載されなかった場合は」tuneo殿の心配ももっともですね。でも、文脈からそこまで読み取れというのは酷ですよ。今回の実証実験について話してるのではなくて?
未来の話をするのであれば、じゃあ何をすれば安全は守れるのかを語ればいいのに。どうしてタグだけ現行の機能のままリーダだけ値下げ、とかいう中途半端な未来像を他人も共有していると思えるのか、理解に苦しみます。
そんなヘンな未来像に進まず、かつ、匿名化された都市の中でどのように安全を確保するか(いや、解くべき問題は人によって違うでしょうが)、そしてそのために何をすべきかを考えた方が建設的だとは思いませんか?
調査の仕方に問題があるような気が (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:調査の仕方に問題があるような気が (スコア:2, 興味深い)
Re:調査の仕方に問題があるような気が (スコア:1)
---- 末は社長か懲戒免職 なかむらまさよし
学校側よくわかってるじゃん (スコア:2, すばらしい洞察)
> 学校側は、「登下校の安全にはいいことだが、個人情報が適切に
> 管理されるか心配」といったことを話しているそうだ。
って、自分とこに管理能力がないことをよく分かっていらっしゃるじゃないですか。
Re:学校側よくわかってるじゃん (スコア:2, おもしろおかしい)
入学時には7ポイントぐらいの文字でびっしり書かれた「学校使用許諾契約書」を保護者に配ってさ。
#同意しない場合はインストール(入学)中止ということで。
Re:学校側よくわかってるじゃん (スコア:1)
当然、入学してからでないと、その「学校使用許諾契約書」は読めないんですよね。
#入学金の返還はしません ;-)
タブレット中毒者。
Re:学校側よくわかってるじゃん (スコア:1)
それは管理にはなりませんからね。
遅かれ早かれ、何らかの問題は生じるでしょう。
C# と VB.NET の入門サイト [wankuma.com]
Re:学校側よくわかってるじゃん (スコア:1, 興味深い)
ただし、責任の所在が曖昧でも、学校側に責任があるように見えるのは間違いなく、
問題が生じた際に(実際に責任を負うかどうかは兎も角、)叩かれるのは学校です。
ですから、例え詳細が理解出来ていなかったとしても、
現場の人達は経験的に危機感を感じているのではないでしょうか。
Re:学校側よくわかってるじゃん (スコア:1)
経験的に危機感を感じるというよりも、学校の先生、教育委員会程度のレベルでは個人情報保護についての知識が乏しいので”漠然と”不安を感じているのが正しいんじゃないでしょうか。
学校側にはシステムが「どんな個人情報を扱い」、それが「どう管理されているのか」は説明されているはず。
でも、システムなんてわかんない、個人情報ってどう管理すればいいのかわかんない、なんていっている人達に何説明したって無駄な気がしますねぇ。
単純に「不安がある」と言っておけばあとで「あーあ、いわんこっちゃない。だから、心配だって行ってたんだよね」と、責任を○投げできるように布石を打っているだけのように思える。
Re:あなたよくわかってないじゃん (スコア:1)
「このICタグのシステムにおける個人情報管理を含むシステム運用は
どっか別の会社かなんかがやっている」
ってことでは?
んで、学校側としては「その会社の管理能力に疑問(というか、ホントに100%大丈夫かどうかはわからん)」ってとこでしょ。
学校が握っている個人情報はそりゃ山ほどあるし、それの管理能力云々は当然あるけど、ここでは別の話。
Re:あなたよくわかってないじゃん (スコア:1)
>「その会社の管理能力に疑問(というか、ホントに100%大丈夫かどうかはわからん)」
>ってとこでしょ。
その管理会社に学校が児童の個人情報を預託する以上、児童の側から見れば「漏洩したら学校に責任を追及する」ってもんでしょ。
再委託する場合の個人情報や機密情報の責任所在を考えれば分かると思うけど…
---- 何ぃ!ザシャー
Re:あなたよくわかってないじゃん (スコア:1)
学校側には『じゃあ、管理能力に疑問を抱かなくても済むようなところに頼んでください』と言いたい。
自分たちが管理能力ないですよ、ってカミングアウトしてるのと同じでしょ。
>えぇだからこそ、委託先に管理能力があるから心配なので慎重な姿勢をとるのでしょう。
『管理能力があるかどうか心配なので』ですよね?
慎重な姿勢を取りたい気持ちも分からんではないですが、顧客(この場合児童側)としては個人情報を守ってもらうのが最優先でしょうに。
# ひょっとして釣りかも、とまで思えてきたよ
---- 何ぃ!ザシャー
Re:あなたよくわかってないじゃん (スコア:1)
天から見下ろすような発言ですしね(苦笑
>どこに預ければ「管理能力に疑問を抱かなくても済む」なんて思えるんだろう。
児童側が客、学校は一次受け、業者は二次受け。
二次受けを選択するのは一次受けの責任。二次受けがやらかしたら一次受けの管理責任。どんな二次受け使おうが使うまいが、客から見れば一次受けが依頼先。これが前提ですよね。
一次受けが「二次受けの管理が信用できない」と言う
=一次受けが情報管理できない
というわけで、そんな信用ならないところに大事な情報を預けられるものかどうか疑問です。
(又貸しした結果全額返せる自信は無いけど100万円ほど貸してください、って言われるようなもの)
かといって、二次受けが根拠レスで「管理できてますよ」というのを「じゃあ大丈夫ですね」で信じ込むのも、何事か起こった時に大問題。 一次受けが『二次受けの管理能力に疑問を抱かなくて済む』ためには、『本当に大丈夫なのか』を運用方法・体制・実績などの説得に値する情報をもって納得しなけりゃならないですよね。
レビューと一緒で、納得した時点で聞いた側の責任になるから。
相手が学校だから情報を預けないという選択肢はそもそもとれないんですけどね。「よそに入学してください」てなもんで。
#完全にオフトピで申し訳ないです
---- 何ぃ!ザシャー
Re:あなたよくわかってないじゃん (スコア:1)
>児童側が客、学校は一次受け、業者は二次受け。
学校が一次受けと思ってましたが、
>NTTデータが主体となり、青葉区の地域住民など
>官民一体でつくる「安心安全情報に関する協議会」が協力する。
だそうで。3者の捉え方が曖昧になってます…
元レスは一般論として捉えて下さい orz
---- 何ぃ!ザシャー
「人間力」的、実験のための実験 (スコア:1)
>防犯に関心のある親が手を挙げることで、親たちがネットワークを形成していくきっかけになる
実験として(互いが連携を取り合う)、ということなんですかね?
何をどう連携が取れるのかがイマイチつかめないのですが、
...といったあたりでしょうか?
逆に、手法そのものはキカイ任せで、住民が互いに連携を取るというのとは方向が違いますから、今回の実験を踏まえて一般化された手法では、児童の安全を目的として地域の住民が互いに連携を取り合う事には繋がらないと思いますがどうなんでしょうか。
Re:「人間力」的、実験のための実験 (スコア:1, 興味深い)
>何をどう連携が取れるのかがイマイチつかめないのですが、
単純に、実験に参加した親御さん同士で交流(=顔見知りになる)ができるだけだと思います。積極的な人がいれば、実験終了後も何かしらの活動を行おうとするでしょう。
実験手法そのものから一般化手法にはつながりませんが、文字通りきっかけにはなるかもしれません。
何らかの連携がとれたとしても、それは参加者も含めたその地域固有の条件に拘束され、固有のストーリーを歩むことが多いので、その時の手法を一般化しても参考程度にしかなりません。
>>互いが連携を取り合うきっかけになれば
連携と言ってもhix氏が思っている連携ではないと思います。
失礼ですが、結婚して、子供を持って、見ず知らずの土地に引っ越したことないでしょ。
独身時代には気にもかかりませんが、子供の安全性を判断要素に加えたうえで、十分とおもえるほど隣近所とつきあうのって(新興住宅街ならなおさら)難しいですよ。
「隣の人と朝、顔をあわせたら挨拶をする」程度じゃ不十分ですから。
少しでも、互いをより知った隣人が増えることは、親の目の届かない場所での子供の安全性が少しでも増えることを意味しますので、その程度の意味での連携かもしれませんし、それでも意味はあります。
#説教みたいなのでACで
ヒトだけど、人じゃない (スコア:4, すばらしい洞察)
例えば、「気分が良かったので誰かとエッチした」や「むしゃくしゃしたので誰かを殴った」というシナリオをとってみても児童というコンテクストでは法的な意味合いが成人の場合と全く異なります。これは法の下の平等を侵してるのかというと、そうじゃなくて、法的に児童は人じゃないということだと思います。
児童にプライバシーが無いという訳ではありませんが、「大人に同じことをしたら」という前提はあまり意味がないと思います。
Re:ヒトだけど、人じゃない (スコア:4, 興味深い)
労働・納税・参政を社会人の条件として挙げていますが、これらの条件を満たせないから児童だというのなら、成人式をすぎても条件を満たしていない人はたくさんいますし、逆(参政権は別にして)の事例もたくさんありますよね。
「児童は保護すべき対象」などは建前で、単純に「社会に適合、若しくは社会を構成していく能力がないうちは大人の指導を受けなさい。でもいつまでも待たないよ。」ということでいいのだと思います。
これだけではオフトピなので・・・
今回の実験については、私は基本的に反対ですね。
特に児童を対象にした場合、このような技術により保護(=監視)されることに慣れた子供が社会人となった時に、監視されることを容易に受け入れる社会となりそうな気がするからです。
ただ一方で、毎日新聞で「隣近所とのつながりが薄い新興住宅街で、互いが連携を取り合うきっかけになれば」とコメントが紹介されていました。
まちづくりの仕事に関わる身としては、きっかけづくりは非常に重要です。それがたとえこのような実験であってもです。
願わくば、今回の実験がきっかけとなり、このような手法を使わなくても地域社会の安全が確保されるようなコミュニティとなってほしいものです。
行政(今回は教育委員会かな)をはじめとして関係者の皆さんが、その辺を踏まえ、実験が終わって「ハイさよなら」ではなく、継続的に地域に関わって欲しいものです。
Re:ヒトだけど、人じゃない (スコア:1, 興味深い)
防犯カメラなども犯罪発生抑制にはいいが、根絶できるわけではない。今回も、結局は人が大事ということになるでしょうね。いつものパターン。ジェイコブスがストリートウォッチャーの重要性を指摘した時からも何も変わっていない。
NTTデータにせよ、教育委員会にせよ、その地域だけにずっと関わることはありえない訳ですから、結局は学校とPTAや自治会でできる範囲のことに落ち着くと思います。
自分の関わっている地域は「この地域が一番安全。子どもが町内のどこにいても、その近くにうちの子だとわかっている人がいるから」と言ってます。実際、犯罪率は低く、公立学校の成績も良いようです。
Re:ヒトだけど、人じゃない(激しくおふとぴ) (スコア:1)
# 主題が違うような気がするけどID
Re:ヒトだけど、人じゃない (スコア:1, 興味深い)
愚劣なる大衆はまともな判断能力を持ず
我々が奴らの為に行う崇高な事業を理解できないので
大衆の言い分をまともに取り扱う必要は無い
強制的に我々に従わせる事こそ奴らの幸せにつながるのだ
まともな頭を持たぬ大衆は人間ではないのだ
s/大衆/児童/
ってわけですね
Re:ヒトだけど、人じゃない (スコア:1, 興味深い)
> 人に成ると書いて、成人と読むから、児童は社会的には一人前の人ではないと思います。
で始まっている時点で、最低で最悪。
少なくとも、この試験に子供を参加させるなら、その説明をすべき。もし、子供が嫌だといったらそれを説得する材料をもつべき。少なくとも、「いいから、つけなさい」というのは、親の横暴。法的には子供を「一人前」とは認めないかもしれないけど、人格としては認めるべき。親が目的を持って行動していたら、子供は常にそれに従わなけりゃいけないの?
j3259さんは、子供とキャッチボールで来ますか?
Re:ヒトだけど、人じゃない (スコア:2, すばらしい洞察)
試験と言うか、実験ですが、子供に対してその内容の説明はすべきでしょうね。
でも、内容の説明を子供に説明しない、などという意見は無いように思います。
> 親が目的を持って行動していたら、子供は常にそれに従わなけりゃいけないの?
妥当な目的であれば、従わなければならない。
当たり前ですけどね。
もっとも、それが妥当であるかどうかは、子供には判断がつかない場合が多く、
親と子の関係は、他人からは見えにくいこともありますから、
実際には難しい問題ではあります。
Re:ヒトだけど、人じゃない (スコア:1)
妥当な判断であれば、従う必要があり(妥当だから-当然)、
妥当でない判断であれば、従う必要は無い(妥当でないから-当然)。
逆に聞きたいのですが、上の意見に何か問題がありますか?
ま、これが親と子の関係で無いのなら、いろいろと問題はありますが。
人は妥当性のみに生きているわけではありませんからね。
Re:ヒトだけど、人じゃない (スコア:1)
だけども、その返答を妥当なものであるかどうかを判断し、時には意に反する事であっても当人の為とあればやらせる、ってのが当たり前の保護者の行動だと思うのですが。
単に子供の意見だから全て容認ってのでは、保護者の責任も果たせませんよ。
基本的に躾ってのは、子供の意に反した物なんですよ。
勿論、親当人がそれなりの判断基準を得ているってのは大前提ですけど、少なくとも一般的には子供の判断には勝るもんですから。
Re:ヒトだけど、人じゃない (スコア:2, すばらしい洞察)
判断材料になる基礎知識まで含めた全体で
「判断能力」ではないでしょうか。
Re:ヒトだけど、人じゃない (トピ違い) (スコア:1, すばらしい洞察)
参政権だけじゃなくて被参政権もあるだろう。
「自分で変える」って選択肢すらなしに
棄権を選ぶのは卑怯以外の何ものでもないだろ。
それが嫌だったらベストではなくベターを選択するくらいのことはしろよ。
Re:ヒトだけど、人じゃない (トピ違い) (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:ヒトだけど、人じゃない (トピ違い) (スコア:1)
当選して欲しくない候補にマイナス票を投じられるなら喜んで投票に行くんですが。
Re:ヒトだけど、人じゃない (トピ違い) (スコア:2)
それは陶片追放 [hatena.ne.jp]ですね。
有権者の鬱憤晴らし以外に利点は無いように思います。
Re:意外に参加者が少ないですな (スコア:2, 参考になる)
本当に「登下校の安全にはいいこと」なのかと。
パッシブ型でもどうかと思うのに。
一方、米国のパスポートの話ではトラッキングしないでも危険と考える話 [itmedia.co.jp]もありますな。
Re:懸念 (スコア:1)
そうでない児童の間に有意差が見付かる方が嬉しいわけで、
そのためには外部の人間からも容易に識別できたほうが望ましい?
Re:懸念 (スコア:1)