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113174 story

ナチスの設計していたステルス機、完成していればレーダー探知不可能だった 64

ストーリー by makeplex
ナチスの科学力は(以下略) 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

本家/.にて、第二次世界大戦中にナチスドイツが設計していたステルス戦闘爆撃機についてのストーリーが掲載されている。
第二次世界大戦中、ドイツのホルテン兄弟が開発していた全翼型戦闘爆撃機「Horten Ho229」は翼の前縁に炭素材の層を合板で挟んだレーダー吸収構造が採用される予定となっており、完成していれば世界初のステルス戦闘爆撃機となっていたとされている。AVIATION WEEKによると、National Geographic Channelにて、このHo229を復元する特集番組が組まれたそうだ。番組では、戦闘機や軍用車両などを製造する米ノースロップ・グラマン社が残された設計図を元にHo229のフルスケール・レプリカを作成。モハーヴェ砂漠の施設にてそのステルス機能を試したところ、第二次世界大戦時に英国に配備されていたチェーン・ホーム・レーダーには実質探知不可能であったと思われるという結果となったそうだ。
Horten Ho229はプロトタイプなど複数の型が製造されていたが、ドイツ敗戦により本機製造には至らなかったとのこと。現存するHo229は一度も飛行しなかったV3型のみで、これは米国国立航空宇宙博物館に保管されている。また、今回製作されたレプリカは米サンディエゴの航空博物館に寄贈されたそうだ。

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  • お約束 (スコア:5, おもしろおかしい)

    by Tatenon (20311) on 2009年06月26日 13時51分 (#1594326) 日記
    ドイツのォォ、科(ry

    # 最後まで言わせろォォォ!
    ## やだ。
    • by Anonymous Coward
      ### しょうがない、部門名なら最後まで読んでもいいぞ。
  • by SigZ (37) on 2009年06月26日 16時56分 (#1594505)
    もう過去の人なんだなあ…、落合信彦って。
  • タラレバ (スコア:1, オフトピック)

    by duenmynoth (34577) on 2009年06月26日 13時03分 (#1594280) 日記
    T/O
    • タラバ (スコア:0, オフトピック)

      by Anonymous Coward

      T/O

    • by Anonymous Coward
      あれ [google.co.jp]は珍味だよねー。
    • by Anonymous Coward

      何故オフトピック?どちらかというと「すばらしい洞察」か「おもしろおかしい」だろうよ>モデレータ

      • by duenmynoth (34577) on 2009年06月29日 21時15分 (#1595999) 日記
        とにかく私にマイナスモデしたいだけの人が数人いるようですので
        モデ自体に興味は無いですし好きにすればいいと思っています

        #非ACでしかモデできなくすればマイナスモデが激減するとは思いますがw
        親コメント
    • 無尾翼機ですよね。あの当時のアビオニクスすらなかったんじゃないかと思われる、物理的なワイヤで操縦するだろから、軍用機として使い物になったのでしょうか?
      •  んー、アビオニクスってかFBWシステムと言った方がより適当かな。
        まあ、無くても飛びますよ。制式採用こそされてませんが、コンベアYB-35 YB-49
        は、それぞれちゃんと飛んでます。(それぞれ1946年、1948年)

         それとこういう機体は無尾翼機と言っても間違いでは有りませんが、特に全翼機と
        言います。一応、設計次第できちんとした安定性は付加できます。

         Ho229も、上記のYB-35/49も当時の飛行機としては大き目の後退角が付けられていますが、
        これは後退翼の風見鶏効果による方向安定性の付加と、外翼で逆揚力を発生させて水平
        尾翼として使用することを狙った物と思われます。(なので、空力的には尾翼が無いわけ
        ではなく、見た目上主翼と分離してないだけ。)

         が、それも程度の問題で、安定方向に振れば振るほど空気抵抗が増加し、全翼機の
        メリット、すなわち、翼以外の構造(つまり胴体)が発生する抗力がサックリ無くなる
        という点を相殺してしまうため、結局メリットが無く、妙な癖だけ残る、という事には
        なりやすかったでしょうね。まあ、バランスの問題と言いますか。

         そうなってしまうと、あえて奇抜な構造を採らずとも…という話になってしまうので、
        B-2の登場、つまり"ステルス性と言う要件"が重要視される段階になるまで、この形式は
        放置されてきた、という事です。尾翼や胴体などの突起を持たない構造は、ステルス性の
        確保と言う点では非常に有利です。

         そこに来て、このストーリーではHo229は最初からステルス性を考慮して設計されてい
        た、という話なわけで、まさにドイツの科学は(以下略)

        三行でまとめると、
        1、FBWが無くても全翼機は飛べます。
        2、理論上は理想的な形式ですが、通常形式並みの安定性を狙うと、結局元の木阿弥になりがちです。
        3、あの時期に"ステルス"という概念に目を付けていたとは、信じがたいほどの先見の明です。
        親コメント
        • YB-35/49はコンベアじゃなくてノースロップ。
          よりにもよってどえらいオオボケをしてもうた…
          親コメント
        • ノースロップの偉大な足跡に言及したコメントがあったー!
          と喜んだのに~。コンベアと間違えちゃ、いやん。

          というわけで、Ho229のレプリカを、
          伝説の全翼機おやぢノースロップ翁の
          (それが、たとえ社名のみであるにせよ)衣鉢を継ぐ
          ノースロップ・グラマンが作成する、というのが、
          この話のキモだと思うわけですよ。少なくとも、私は。

          // ブレンデッドボディとやらで、ぬっぺりのっぺりとした
          // 昨今の戦闘機は、ある意味、全翼機の実装のカタチなのかなぁ
          // とか思ったりする今日この頃。

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  • by Anonymous Coward on 2009年06月26日 12時54分 (#1594274)

    もし完成していても、炭素素材なんていう特殊な材料を使用していたら、生産性が低くて実戦配備はほとんどできなかったんじゃないかな?タイガー戦車とT34を思い出した。

    • by Anonymous Coward on 2009年06月26日 13時38分 (#1594316)
      >もし完成していても、炭素素材なんていう特殊な材料を使用していたら
      確か、偉い安い素材だったはず。
      鋼管にベニヤ板貼り付けて作ってて、炭素が多く含まれる塗料が塗られてるんだったかな?
      うまく行ってればこの上なくアルミを使わない飛行機になっていたはずでした。
      ただ、フライバイワイヤとかない時代の飛行機なんで操縦は全部手動。
      空気の流れが複雑な低空では物凄く飛ばしにくかったんじゃないかと思いますけどね。
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    • by Emc2 (14960) on 2009年06月26日 13時16分 (#1594294) 日記

      炭素素材がないなら木で作れば [wikipedia.org]いいじゃない
      うわー 超ゴーマーン(以下略)  ---ルークとヤンの人情木彫り細工

      --
      RYZEN始めました
      親コメント
    • by SteppingWind (2654) on 2009年06月26日 14時05分 (#1594347)

      炭素素材といっても炭とかコークスあるいはグラファイトで, 現在主流のカーボンファイバーじゃありませんから. 多分, 合板で縮みを考慮して整形してから蒸し焼きにして, 最終的に合板に張り合わせるというあたりが現実的なところじゃないでしょうか. あるいは練炭みたいに炭の粉を接着剤で固形化するだけかも. いずれにせよ単純にレーダー対策だけで構造的な強度を求めなければ, それほど特殊な材料ではないと思います.

      とはいえ, 焼成精度やらHe162でも問題になった合板用接着剤やらがネックになってまともに生産はできなかったでしょうけど.

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      >炭素素材なんていう特殊な材料を使用していたら

      べつにカーボンファーイバーとか使っていたわけじゃなくて(ってかその時代にそんなものなかったろう)
      炭素をベースにした塗料。要は炭を混ぜた塗装をしていたという話。

      まあ、ナチが工員総出で鉛筆片手に一生懸命飛行機を塗りつぶしている光景を想像すれば、
      ほほえましさが湧いてくるって物じゃないですか。

      それにしてもベニヤ板でジェット機作って、高速度に耐えられたのかな。

      • 高速戦闘機の極北を行ってるロケット戦闘機 [wikipedia.org]ですら、運用を極めて割り切れば木造機体で作れなくはないのですし、
        なんぼジェット機であるとはいっても、戦闘爆撃機や襲撃機のような高速性や高機動性を期待されていないでしょうから、ジェットエンジンの出力をセーブすればベニヤ板中心にしてもできなくはなかったと思いますよ。

        せいぜい期待されてるのは、既存の爆撃機よりは速やかに作戦空域に侵入して相手が対処する前に爆弾落として飛行場に帰ってくることだったでしょうし、そもそも当時の枢軸国はどこも金属資源全般が逼迫していたのだから、「ベニヤで作っても無問題である」ような条件が開発や運用の仕様に求められ、当然ながら速度や旋回に対する制限事項も実機が運用されていたら厳しく付いていたと思いますよ。

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  • by Anonymous Coward on 2009年06月26日 13時58分 (#1594337)
    なんで間違った名称が未だにまかり通ってるの? Go229でしょ?
    • by Emc2 (14960) on 2009年06月26日 22時20分 (#1594672) 日記

      Wikipediaソースですが、制式名としてはHo229だそうで。
      Go229で検索を掛けると「ゴータ社が製造を担当したのでGo229と呼ばれることも多いが、正式にGo229と呼ばれたことはない」ともありますし、
      さすがに機種の制式名称については1次ソースが残ってるんじゃないかと。

      --
      RYZEN始めました
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2009年06月26日 14時08分 (#1594348)
    でも、既にステルス無しで単機北米大陸直接爆撃出来てるからなあ。
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