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ゲーム

昔ながらの「ゲームデザイナー」という職業は終わりを迎えたのか 86

ストーリー by hylom
ゲームをデザインするのか、マネタイズをデザインするのか 部門より
insiderman 曰く、

「Major League Baseball」シリーズや「Lost Planet 3」といったゲームのデザインに携わっていたゲームデザイナーGreg Wondra氏が、現代のゲーム開発について、「私たちのようなゲームデザイナーは必要ない」とその変化を語っている(Automation)。

Wondra氏が参加していたプロジェクトが中止になり、解雇されて新しい職を探したときの経験から、最近では「ゲームデザイナー」という仕事が不要になっているのではないかと感じたという。

海外ゲーム業界ではプロジェクト毎に開発者を集め、プロジェクトが終了したら解散してそれぞれが新しい職を探す、というのが普通であるが、最近ではゲームデザイナーの求人数が減っているだけでなく、ゲーム開発で重要とされる仕事が「楽しいコンセプトを思い付く」ことではなく、「顧客維持」や「マネタイゼーション」になっているという。

また、氏の年齢は37歳近く、家族もおり最新のゲーム業界について学ぶ機会を失っていたことも氏がゲームデザイナーを諦めた理由として挙げている。結局、Wondra氏はゲーム業界を離れるという選択を選んだようだ。

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  • 単にゲームが作りたければ何と呼ばれようと何をしようと関係ないはず。
    プログラマーであれ、グラフィックデザイナーであれ、単にいいゲームを作る為に自分が出来る事をやってるに過ぎない。

    • by Anonymous Coward on 2015年02月26日 13時05分 (#2768063)

      ぜんぜん違う

      私もゲーム制作をしていますが、
      どんなシステムにしたら効果的に面白さが増すか、どんなコンセプトでシステムを作るかなど、
      理屈をこねこねしてデザインするのが大好きなのでやっています

      別にカワイイ、格好いいキャラを描きたいわけでも、コードとにらめっこしたいわけでもありません
      ゲームが作りたいで一括りにしないでいただきたい

      親コメント
      • ゲーム作りたいのはプログラマーもデザイナーも一緒だよ。

        プログラマ次第でキャラの動きが良くなったり、デザイナーのちょっとしたアイディアで
        見栄えが大きく変わったりするし、そういう事もゲームデザインの一環だよ。

        一環というか動きの良さや見栄えの良さもゲームそのものなんだよね。
        マリオの動きがぎこちなかったら神ゲーにはなってなかっただろう。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          プログラマやグラフィックを否定しているわけではありません
          今回の件では、ゲームを作りたいならどのポジションでもいいと聞こえたからです

          いくらゲームに熱意があるからといって、プログラマに絵を書かせたりするのはお門違いです
          プロのトランペット奏者(プログラマ)が
          「明日からドラム(グラフィック)をやってくれ、音楽(ゲーム作り)がしたいなら楽器(ポジション)変わってもいいだろ?」
          と言われたら、大体はその楽団(会社)を去るでしょう。

      • by Anonymous Coward

        > どんなシステムにしたら効果的に面白さが増すか、どんなコンセプトでシステムを作るかなど、
        > 理屈をこねこねしてデザインするのが大好きなのでやっています

        このあたりができなかったらゲーム業界に未練はないということか?

        • by Anonymous Coward

          個人制作なのですが、PCゲームだけでなく
          ボードゲームなんかも作ったりしているので、ゲームシステムが組めれば何でも…

          自分の作ったルール、デザインが狙い通りに動いてるのを確認するのが醍醐味なので、
          仮に絵やプログラムを強要されるような立場に立たされたならば、
          自分で好きにプロジェクトを建てるまでですね

      • by Anonymous Coward

        「単にゲームが作りた」い人は、ゲーム業界に携わっているだけでも幸せだから良いんじゃない?
        貴方はそうじゃなく「ゲームシステムのデザインがしたい人」なんだから、矛盾してないよ。

    • by Anonymous Coward

      じゃあグラフィッカーがプログラマーの募集枠に応募して採用されるかといえばそんなことはないだろう

      • 自分が出来る事って書いてるよ。
        プログラム出来ないのに応募しても、単に嘘ついてるだけになる。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        そのグラフィッカー氏が愚直に2Dペイントだけをやってきたのであればそうかもしれませんが、
        何事にも中間遷移領域というのはあるわけでして、
        ・絵描きの言葉をプログラマに翻訳して渡す
        ・プログラマの言葉を絵描きの言葉に翻訳して渡す
        ・必要であればスクリプト言語を使ってざっくりとしたツール作成をしてツールプログラマに機能要求を出す
        というテクニカルアーティストという職務分掌が今はあります。
        こういう職掌を「CG寄りのことがわかるプログラマ募集」(米国ではテクニカルディレクターと呼ばれることが多い模様)
        としている会社もあるので、そういう募集にはまる可能性はあります。

    • by Anonymous Coward

      そういうことかもね。

      氏の志向自体、ゲームを作る事より生活の安定を望むようになった印象を受ける。
      まさに「楽しいコンセプトを思い付く」ことではなく、「顧客維持」や「マネタイゼーション」へ。

      • by Anonymous Coward

        生活の安定を望んじゃいかんのか?
        安定した生活があってこそ仕事ができるってもんだろうと思うけど。
        もしかして今楽しいコンセプトを思いついてる人は生活安定してないからとでも?

        • by Anonymous Coward

          >もしかして今楽しいコンセプトを思いついてる人は生活安定してないからとでも?
          誰もそんな極論はいってなくて

          >プロジェクトが終了したら解散してそれぞれが新しい職を探す
          なんて業界は安定した生活とは言い難いんじゃないの?
          「楽しいコンセプト・アイデア」を思いつくまで成果を出さなくても給料くれるなら
          安定した生活を送りながら仕事に取り組めるんだろうけどもさ。
          会社の雇用が開発チームの前提にある日本とは環境が違うかと。

    • by Anonymous Coward

      >単にゲームが作りたければ何と呼ばれようと何をしようと関係ないはず。
      何をしようとの部分で、「顧客維持」や「マネタイゼーション」っていうのは
      それ考える人て昔からいましたよね?プロデューサーかな?
      現場でゲーム作る人とは違いますよね?

      プロデューサー的な仕事は求められてるようだけど、
      じゃあ、いったい現場でゲーム作りを取り仕切る人はどうなっちゃたのかしら。

    • by Anonymous Coward

      それは素人の妄想。
      彼らは「単にゲームが作りたければ」なんて道楽でゲームを作っているわけじゃ無い。
      仕事なので「やるべきこと」をやっている。
      「やるべきこと」がその職の呼称になるので、その人が何をやるべきかによって、何と呼ばれるかが決まるのだから、
      なんと呼ばれるのかは大いに関係がある話。

      #出来もしない人に仕事をふって「これをやるべき」なんていうのはアホ人事なので考慮の外

  • by boxfox (22352) on 2015年02月26日 18時09分 (#2768267)

    この話題で誰もインディーゲームに触れていないのはちょっと……。

    今はインディーゲーム隆盛の時期ですよ。
    ゲームデザインを「したい」のなら、インディーゲームシーンに乗り込めばいい。

    一方で、ゲームデザイナーとして「雇われたい」のであれば、確かにパイは減ってきているのかもしれませんね。

    「雇われ仕事としてのゲームデザイナー」と「ゲームにおけるゲームデザイン」はぜんぜん違う話です。

  • 日本では,少なくとも,20年ぐらい前からすでに,
    その人の職種を表す言葉としてのゲームデザイナーはいななかったよーな。

    で,アメリカだと,レベルデザイナーとか専門職がいて云々,
    という話をしてたよーな気がする。
    分業制いいなー,という人もいれば,
    一番おいしい部分をなぜ人にやらせる必要がある,
    という人もいたり。

    • by arlz (45121) on 2015年02月26日 14時55分 (#2768142)

      「その職種」はいないのですが、「その役回り」は当然あったのですよ。
      (でなければゲームはできないので。)
      そして、その「役回り」こそが不要になっている、と。

      今は、ゲームデザインは別のゲームから持ってくる時代なのです。
      そちらの方が、

      ・完成形を想像しやすい。→上の方を説得しやすい。
      ・トライ&エラーが減り、効率が良い。また予算規模を見積もりやすい。
      ・お客様に説明がしやすい。「画期的なシステムで爽快感抜群!」より「君の好きなキャラクターが出るパズドラ」の方がイメージしやすい。
      ・アイコン化しやすい。雑誌やアプリランキングなどでちらっと紹介されるとき、新奇性の高いゲームは理解が得られない。

      とされており、当たり前のように要求される時代です。
      このことが、どれだけゲームデザイナーの心を折るか。私自身、切に感じています。

      親コメント
  • by CliffordSakaki (37720) on 2015年02月26日 14時31分 (#2768123)

    メジャーリーグベースボールは知りませんが、ロストプラネット3はシリーズ中最悪の評価しかもらっていないダメゲーなんですよね。
    いわく「シリーズを終焉に導いた」とか。
    実際プレイしてみても「これはダメだ」感だらけで、前作までの良さをことごとく潰して回っているとしか言いようのない。

    このGreg Wondra氏がそのすべてを掌握し、全責任を負っていたかはわかりませんけれど、そういうものを世に出した人の口から出る言葉ではちょっと説得力がないかなぁ…。

    • by Anonymous Coward

      自然淘汰されただけだと

    • by Anonymous Coward

      ロストプラネット3をどうやったらあんな糞ゲーに仕立てたのか理解に苦しむ。
      前作のゲームがユーザーにどう気に入られていたかも理解出来なかった人としか思えない。
      そんな人がゲームデザインとか語らないで欲しい。

  • by Anonymous Coward on 2015年02月26日 13時12分 (#2768070)

    > Wondra氏は、ゲームはコンソールで40時間以上もプレイするような時代から、ポケットに入るデバイスで5分ほどプレイするスタイルへ移行していると主張する。
    前者は後者に食われて市場が小さくなってしまった。
    そして、後者は…
    > 上司から"顧客の金をいかに落とさせるか"について説明されたとき、Wondra氏は激しい拒否感を覚えたという。

    「数字のパラメーターだけを触って、何かの鍵を開けるとか、何かがものすごく有利になるとかという形で課金する」ということは、クリエイティブの労力に対する対価ではない全然別の構造なので、それを追求すると確かに短期的に収益は上がるのかもしれないのですが、お客様と私たちの間での長期的な関係はつくれないのではないかというふうに思っていまして、こういう形での課金は、私たちのコンテンツに対してはすべきではない」
    http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/110729qa/05.html [nintendo.co.jp]

    • これからのゲームはどこでお金を取るかまでがゲーム性として含まれ、
      これからの「ゲームデザイナー」はマネタイズするかまで考えてゲームをデザインする能力が求められている、ということでしょうね。
      ただパッケージを買って終わりという時代から、月額課金・アイテム課金(F2P)とマネタイズ方法も多様化していますし。

      --
      一人以外は全員敗者
      それでもあきらめるより熱くなれ
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        マネタイズを意識したゲームが常識になった頃昔からの作り方をしたゲームでたまたま当たったものが
        「ユーザーエクスペリエンスを追求したゲーム業界のアップルだと言われ制作者はジョブズだと褒めそやされ・・・以下繰り返す

    • by Anonymous Coward on 2015年02月26日 14時46分 (#2768134)

      パッケージゲームとはお金の文脈が違うのにも関わらず、F2Pゲームでまでもパッケージゲームに支払うお金と同じマインドで扱おうとしてしまって心持ちがこじれてしまう。

      楽しんでもらった対価としてお金を受け取ることを合理的に「顧客から金をいかに落とさせるか」と言い換えただけじゃん、と軽く流せる程度の胆力がないとこの先生き残るのは難しいのかもしれません。

      将来のゲームはドラッグになってるだろうみたいなお話に近いので一線は引くべきですが、残念ながら…。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      > 上司から"顧客の金をいかに落とさせるか"について説明されたとき、Wondra氏は激しい拒否感を覚えたという。
      ガチャ課金物とか含め作っていてとても厭な気分になるのまさにココですな。

      #どこかの中の人なのでAC

  • by Anonymous Coward on 2015年02月26日 12時27分 (#2768024)

    なにすんのだろう。

    ゲームデザイナーの経験が役に立つ仕事なんてなさそうだよなぁ。

  • by Anonymous Coward on 2015年02月26日 12時38分 (#2768034)

    スターゲームデザイナーとか、そういうのはなくなった気がするな。
    シド・メイヤーとか、ピーター・モリニューとかくらいか?

    多分、プロジェクトが大きくなってしまって、個人の個性だけで統一することが出来なくなって居るせいだろう。
    小さいゲームなら、むしろゲームデザインが重要ってこともある。最近ではMineCraftのNotchとかね。

    元スレ主はそこに追従できなかったのかもしれない。

    • ゲームクリエイターなんだと思う。
      まあ,「デザイナー」という言葉が何を表すのか,と考えてみれば,
      類似ゲーが多くなってきた時点で,仕事がないっていえばないですわな。
      そもそも自分でイチから作り出してないんだから。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      ゲームの大規模化で、基本コンセプトを一個人で考える仕事は無くなったのかも知れないね。
      あるいは、基本コンセプトはもう出来合いを使うとか。

      でも、細部のゲームデザインの仕事は今でもあると思うんだけどな・・・。
      例えばACTなら、「モンハンみたいな狩りゲー」って基本コンセプトを考える仕事は無くても、「武器がなまるまでの時間はどのくらいが一番面白いのか」とか細部のフィーチャーを次々調整する仕事はあると思うんだよ。

      そこの調整に担当が付かないとしたら、ゲームはもう死んでるも同然。
      そんなのゲームじゃない。

      • by Anonymous Coward on 2015年02月26日 15時06分 (#2768156)

        > 「武器がなまるまでの時間はどのくらいが一番面白いのか」とか細部のフィーチャーを次々調整する仕事はあると思うんだよ。
        それはレベルデザインと呼ばれる作業です。
        日本では軽視されると言われがちな役割ですが。

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      大作ゲームのcivlizationは4と5でデザイナーが変わったため、
      ゲームデザインやコンセプトがかなり変更されました

      いまだ5に馴染めないという人がいるくらいですから、デザイナー個人の手腕というのも未だ大きいのではないでしょうか

  • by Anonymous Coward on 2015年02月26日 12時45分 (#2768043)

    > 最新のゲーム業界について学ぶ機会を失っていた

    これが全てでしょ。世界的にみれば、ゲーム制作は巨大化の一途というわけでは決してない。ミニマムな方向への流れも充分に大きい。

    その一方、従来の中途半端なデザイン手法は、そのどちらにも需要がなく適応できないから、淘汰されるってだけ。ゲームデザイナー全般の話と違うよ。

    • by Anonymous Coward

      その通りだと思う。

      酷い言い方かもしれんが、不勉強を盾にして、
      大勢の変化を「顧客維持」とか「マネタイゼーション」とか
      一般的につまらなそうなゲーマー向きじゃない言葉で装飾して、
      自分「たち」のような面白さをクリエイトする人間が
      生き辛い業界になってきた…なんて斜に構えたことを言ってるだけ。

      まさに現代のすっぱい葡萄だよ。

  • by Anonymous Coward on 2015年02月26日 13時01分 (#2768059)

    ここで他人事のように書いてる人の仕事も10年後にはなくなってるかもしれない。
    仕事は金の為と割り切れる人でないなら専門分野で興味を持てる仕事がなくなった時に別の仕事に移れるよう予備のスキルを持っておくことが大事。

  • by Anonymous Coward on 2015年02月26日 15時30分 (#2768177)

    37ってゲームをする年齢じゃないよね
    現実に向き合うときがきた

    • by Anonymous Coward

      遊ぶ側じゃなく、作る側だから。
      それにこの世の娯楽のおよそ全てに30代どころか40代、50代あるいはそれ以上が普通に関わっているから。
      そこに年齢関係ないし。

      だいたい遊ぶ側にしたってお金を払えるってのはある程度の年齢で収入がなきゃお話にならない。
      学生のバイト程度の収入では余裕が無いからむしろこういうところへの支払いはよく吟味されるだろうしね。

  • by Anonymous Coward on 2015年02月26日 15時57分 (#2768196)

    >ゲーム開発で重要とされる仕事が「楽しいコンセプトを思い付く」ことではなく、「顧客維持」や「マネタイゼーション」になっているという。

    日本のゲーム市場がソシャゲに移行しているのと同じ感じがした。
    いかに効率のよい集金システムを考えるかになっている。

  • by Anonymous Coward on 2015年02月26日 18時03分 (#2768264)

    昔はゲームと言えばパイが限られていて、
    それに選ばれるには常に新しいものが必要とされた。

    いまはパイが大きくなっている上に、無料系のゲームも増えた。
    たくさんゲームを作りたくさん消費させるため、
    1作にかける金は減る。常に新しい物を作るより、焼き直しが喜ばれる。ユーザー数のベースが多いからそれでも売れる。

    ゲームデザイナーの仕事は無くならない。誰かが新しいゲームを作れないとゲーム業界自体終わる。
    しかし、ゲーム業界の儲けのわりに、デザイナーへの配分は減っているのは仕方ないのでは。

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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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