極超音速旅客機が実現するか? 64
タレコミ by Hatris
Hatris 曰く、
Japan Aviation & Railway Newsによると、イギリスのReaction Enginesというなにやら凄そうな会社がA2と呼ばれる極超音速旅客機の開発を目論んでいるらしい。
その会社によるA2のコンセプト
過去の超音速旅客機であったコンコルド(巡航速度:マッハ2)の倍のマッハ4以上を目指しており、乗客定員は300人(コンコルドは100人)、そして全長は巨大旅客機の代名詞にもなっていそうなエアバスのA380の約2倍の143mにもなるという。
更に、このとんでも旅客機のエンジンとしては、同社が構想中の水素エンジンを使用するらしい。
これが現実のものになったら、一体どれだけの長さの滑走路が離着陸に必要になるのだろうか。
気になる点は他にも幾つかあるのだけれど、是非、現実のものとなったこの機体の飛ぶところを見てみたいものだ。
しかし、もしこの機体が就航することになれば、空港を改修しないと離着陸やタキシングすらできないような気がする。
Biglobeにも、産経溌のニュースが載っていた。
推進系 (スコア:5, 参考になる)
7日の朝に情報番組「特ダネ」で紹介されてた (スコア:3, おもしろおかしい)
ロケットみたいな形状、(タレコミにあるように)滑走路を
どうするのかという問題、コンコルドですら騒音問題があったのに、
マッハ5で飛ぶこの飛行機はどれだけの騒音が出るのかなどに言及してました。
あと、あまり速すぎると機内食が1回しか食べられないな~とかw
Re:7日の朝に情報番組「特ダネ」で紹介されてた (スコア:2, すばらしい洞察)
遠回りすれば問題なしです。
#この手の乗り物って、乗ること自体が目的になりそうな・・・。
Re:7日の朝に情報番組「特ダネ」で紹介されてた (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:7日の朝に情報番組「特ダネ」で紹介されてた (スコア:1)
# さすがイギリスと一瞬思ってしまった.
Re:7日の朝に情報番組「特ダネ」で紹介されてた (スコア:1)
少なくとも空港周辺の騒音問題は多少改善されるかなーとか、妄想が止まりません……
Re:7日の朝に情報番組「特ダネ」で紹介されてた (スコア:1)
仮に2時間で地球の裏側までいけるとしても、
日本朝10時発 => 現地時間で午後12時着 => 足がないので空港に釘付け
ということになりませんかね。
「今まで不可能だった日帰り出張が可能になる」
とかのメリットがない所が難点ですよね。
Re:7日の朝に情報番組「特ダネ」で紹介されてた (スコア:3, 興味深い)
>とかのメリットがない所が難点ですよね。
それはデメリットなのではないかと思えます・・・・・
Re:7日の朝に情報番組「特ダネ」で紹介されてた (スコア:2, おもしろおかしい)
こうすればいいのか。
日本で午後8時まで仕事=>日本 夜の12時発=>現地 午後2時着=>午後4時より会議
=>現地 午後12時発=>日本 午後2時着=>日本で午後8時まで仕事 ……
Re:7日の朝に情報番組「特ダネ」で紹介されてた (スコア:1)
#デトロイト空港に向かった貧乏人
水素は嵩張る (スコア:3, 参考になる)
GXは棚に上げておく。
空気中だと窒素酸化物も出来るんじゃ? (スコア:1, 興味深い)
サブタイの通り水素は嵩張るんで、酸素は積まずに地球大気を利用するんだと思われますが
地球大気の組成は約79%が窒素なので、高エネルギーで水素を燃焼(酸化)させると、窒素酸化物も発生すると思われるのですが……
大気中で水素を爆発させた時に出来るのは水だけじゃないよっと。
Re: (スコア:0)
高くないですか?
Re:水素は嵩張る (スコア:3, 参考になる)
さらに水素ってのは分子がとってもちっこいので、それを閉じこめておくタンクもとても難しいです。
ハンパなタンクではあり得ないような隙間からも漏れてしまうわけですな。
Re: (スコア:0)
#燃焼ガスが推進剤を兼ねる必要がないため。
#発熱量自体は単位重量当たりで炭化水素系の3-4倍程度行くし。
Re:水素は嵩張る (スコア:3, 参考になる)
さらに翼があるので、推力のかなりの部分を自重を支えるために浪費してしまうロケットよりは効率がいい。
>発熱量自体は単位重量当たりで炭化水素系の3-4倍程度
でも、単位容積あたりで考えるとけっこう問題だよってのが元コメントの趣旨ですよ。
300席なのにA380の倍の全長になっているように、燃料自体は軽くても容器の重さまで考えるとねぇ。
うじゃうじゃ
Re: (スコア:0)
Re:水素は嵩張る (スコア:2, すばらしい洞察)
これでいいか?
Jubilee
Re:水素は嵩張る (スコア:1, 参考になる)
>何が言いたいのか理解できん、誰か解説を
100gの糖分を運ばなければならないとして、綿飴とザラメ糖のどっちがいい?
綿飴は単位体積あたりの重量が軽いだろ?
でも嵩張る。
ザラメ糖100gだったらポケットに入るけど
綿飴はポケットにはちょっと入りそうに無い。(圧縮して、とかいうのはこの際ナシで)
Re: (スコア:0)
何が言いたいのかはたぶん分かると思う。
水素は速い (スコア:0)
酸素と混ぜて爆鳴気にすると1400~3500m/s、つまり、マッハ4~10で燃えます。
マッハ4以上を狙うとなると水素エンジンになってしまうんでしょう。
灯油やガソリンなどの油は超高温で粘性が出たり、分解したりと、
高温で燃料バカ喰らいの超音速エンジンに向きにくい点もあります。
Re:水素は速い (スコア:2, 参考になる)
排気の速度は超音速ノズルの形で決まるから飛行速度と燃焼速度は関係ない。
燃焼速度が速いメリットは燃焼室長さが短縮できること。
さすが王立 (スコア:2, おもしろおかしい)
若手軍人A「いつそんなものが実用化された!」
老科学者B「だまれ若造が!途中から来てつべこべ抜かすな!」
若手軍人B「こいつに決めさせよう、乗るのはこいつだ。」
老科学者B「こいつに何が分かる!」
若手軍人C「俺は安全な方に賛成だ。この若さで死にたくない。」
老科学者B「若さ若さとひけらかすな!」
若手軍人A「重要な要素だ。」
※ たぶんにうろおぼえです。
Re:さすが王立 (スコア:1)
Re:さすが王立 (スコア:1)
残念だけど需要なさげ (スコア:2, 興味深い)
「速く移動したい旅客」にとって、飛行機ダケが速くてもあまり意味がない時代になってるんですね。
こういう飛行機はビジネスでアチコチを飛び回る人をメインターゲットにするわけです。
しかし、本当にシビアに飛び回る必要のある人たちにとって、
最近のテロ対策で面倒+時間がかかる空港での手続きや、
飛行機のタイムテーブルに縛られる不自由さがネックになって、定期旅客便から逃げてるんですね。
じゃぁ どうすっかてーと、会社所有だったり、共同所有したり、期間区切ってチャーターする
中小型のリージョナルジェットを使うんです。
こういう飛行機なら、「乗ってる客は自分たちだけ」なので、
急な商談変更があっても、飛行中に目的地を変更することすら可能なんですね。
それよりも急を要するなら、それこそネット経由のTV会議でも賄えるわけですし。
じゃぁ、レジャー需要はどうか? となると、
今のとこ「音速で飛ばしても 今のチケット代と同じ」
なんてことは在り得ないし、この先もないでしょう。
飛行時間が120分なのに、出入国と保安手続きに60分ずつかかりかねないわけですし。
むしろ、今の亜音速の旅客機でもっと設備を充実させるとか、
安く乗れるといった需要の方が圧倒的に大きいですし、
レジャーとだけ考えた場合は、今より遅くてもいいから 快適に って路線もあるんです。
コッチの方は技術的にもコスト的にもハードルが低い = 供給時に安くできる => 需要喚起と。
残念ながら、「音速を超える 定期旅客便」の需要はないんです。
開発コストと需要予測と環境問題 (スコア:1)
旅客機になると開発コストが高すぎて、競争各社の相乗り共同プロジェクトにしないと成り立たない。
これがイギリスの会社の計画であるように、オーストラリア路線のような長距離区間にこそ、超音速旅客機が欲しいでしょうね。でもそういう路線は限られている。開発コストに見合う程の十分な需要があるかどうかは確かに疑問だし、そもそも省エネ、CO2排出量問題がある。石油価格も上がるし。開発コスト×需要予測×環境問題で、答えはゼロですかね。
十分に必要です (スコア:1)
>今のとこ「音速で飛ばしても 今のチケット代と同じ」
>なんてことは在り得ないし、この先もないでしょう。
価値観っていうのかなあ?何のためのレジャーかと。
私の知り合いのアメリカ東海岸の大学生が、ロンドンでのRay Daviesのコンサートに、
授業が終わってからでもコンコルドなら間に合うと、乗って行っちゃいましたけど?
しかも話を聞くと、その週に2回行ったと言うし。
借金は論外だけど、レジャーに金、金っていうのもどうかと。
デジャヴ (スコア:1)
なんかどこかで見たことがあるように思ったら, HOTOL [aerospaceweb.org]の系譜に連なるものみたいですね.
Re:デジャヴ (スコア:5, 興味深い)
窓はないんですかね。 (スコア:1)
日帰り圏ってどれくらいの時間か分かりませんが、耐えきれない人もいるのではないかと。
てか、コックピットにも窓がないですね。
有視界飛行とか着陸はまったく想定していないのでしょうか。
それとも鏡面仕上げで中からは見えるのか?
・・・ま、あくまでもイメージ図とは分かってはいますが。
Re:窓はないんですかね。 (スコア:2)
たしか,アメリカで検討中の超音速旅客機も,コックピット前方を見るための窓は無かったような。すでに改造旅客機で,コックピット前方の窓が無くても飛行できる実証実験がされていたと思います。
Re:窓はないんですかね。 (スコア:5, 興味深い)
コクピットのガラスの強度によってその最高速度が制限されています。
航空機にとってキャノピーとは、つけずに済むなら無くしたいアキレス腱のようなパーツなのです。
Re:窓はないんですかね。 (スコア:2, 参考になる)
そんで強度が重要なのは、どちらかってと離着陸での鳥対策。
で、F-15はガラスでなくてアクリルの強化されたやつ。SR-71はなんだか知らない。
Re:窓はないんですかね。 (スコア:1)
耐久性・判断速度から見ても。
その分柔軟なわけですが…
#というわけで長門さん出番ですよ
Re: (スコア:0)
飛行中は見えたところで手遅れだからそれほど気にしないのか。
個人的には360度フルスクリーンができるならうれしいのですが。
Re:窓はないんですかね。 (スコア:2, おもしろおかしい)
マッハ4は秒速1000メートルオーダーの速度だから1メートルの棒で約1msの遅延が補償できます。20mもあれば1フレーム分は稼げます。
Re:窓はないんですかね。 (スコア:1)
Re:窓はないんですかね。 (スコア:1)
Re:窓はないんですかね。 (スコア:1)
でも、航空機ってもともとそういう物な気がします。
楽器や自分自身と違って指示を出しても実際に姿勢が変化するまで時間は掛かるわけで。
そして現代はその間に色々な制御が入ってますし。
それこそ生命に関わる戦闘機ならばその遅延も問題にはなるでしょうが、
障害物が目の前に突如出たからといって旅客機では重量・客員的に避けれるわけでもなく。
それよりも気付きやすくするための解像度向上や注意対象の検出・アシストといった物の方が良いでしょうね。
# 遅延は風邪をひけば体験できませんかね?
# 身体が思った通りに動くまで頭の思考に追いつかないといった形で。
ちなみにPCのリモート操作で1秒な環境に居ましたが人間って慣れるもんで案外なんとかなったりします。
つまり、今自分が出した指示が1秒後に恐らくこうなるだろうと予測しつつ今は見えない未来を見て指示をだす感じ。
それに例示にある音楽、例えばピアノだって鍵盤に触れてから実際に音が出るまで構造上若干のディレイがあるのに他の楽器の人と協奏できるのは、脳内でずれ時間を予測・検証し保管処理して先行演奏しているからだと思いますよ。
別にピアノじゃなくて木・鉄琴みたいなバチで叩く物や鳴らすまで大きな動作が必要なシンバルでもOKですが。
Re:窓はないんですかね。 (スコア:1, おもしろおかしい)
当然パイロットは神田になるが
Re: (スコア:0)
ぱっと見(オフトピ -1) (スコア:0)
イメージ描いた人は意識してなかったのかな?
Re:ぱっと見(オフトピ -1) (スコア:2, 参考になる)
ファイヤーフラッシュは,事件に巻き込まれただけ.
Re:ぱっと見(オフトピ -1) (スコア:1)
でも、7話でも墜落してます… [tbjapan.com]
しかし、ファイアーフラッシュの根本的な設計の問題として、「3時間おきに隔壁を交換しないと、客室に放射能汚染が起こる」なんていうのは欠陥品以外のなにものでもないと思います。
長いと (スコア:0)
課題 (スコア:0)
しばらくあと (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:東京-大阪間 (スコア:1)
#弾道飛行に必要な高度を稼ぐ間に大阪通り過ぎて、地球一周してから降りなきゃいけない。
Re:主軸間距離と熱 (スコア:2, 興味深い)
日本では74mのB777-300が登場したときも長すぎて曲がれないってことで成田や関空が改修されたぐらいなので、143mとなると着陸できる空港は皆無でしょうなあ。