
hixの日記: 映画「ズーム 見えない参加者」 1
古い映画って、音がモノラルだったり映像が白黒だったりと、最新の映像技術からしたら、かなりのスペックダウンなのだけれど、それでも作品の中に良さが見いだせるどころか、そういう低スペックさが作品の良さの多きを占めるという事は往々にして有る。
それを踏まえて、Zoomの音が遅れたり割れたり映像が細切れになったり接続が切れたりという、現代に於ける低スペック属性は、作品の良さを際立たせるのか?という対比については、そういう方向には働かず、むしろ不快感が高まる。
リアルにZoomを使っていて、音が遅れるだの割れるだの映像が固まるだの接続が切れるだの、って要するにストレスでしかない訳で(まして今のご時世テレワークが盛んなので回線品質は悪化の一途をたどる。タワーマンション住みの人なんか特に悲惨)、そんなもん映画の中に取り入れたってひとっつも楽しくない。
ホラー映画に対して、こういうベクトルの不快感を盛り込むというのは、たぶん斬新だと思う。
(褒めているのか?)
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