パスワードを忘れた? アカウント作成
243681 story
交通

中国が時速 1000 kmで走る「真空チューブ列車」を開発中 114

ストーリー by reo
上野〜成田空港が10秒かあ (加減速除く) 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

中国・西南交通大学の研究グループが、時速 600 〜 1000 km で走行するという「真空チューブ列車」の研究開発を行っているそうだ。研究者は「10 年後の実現は可能」と述べているという (asahi.com の記事より) 。

「真空チューブ列車」とは、真空化させたチューブの中を走行するリニアモーターカーで、空気抵抗がないために高速での運行が可能とのこと。また、一般的な地下鉄よりも低いコストでチューブの敷設が可能というメリットもあるようだ。

理論的には時速2万kmという速度も可能とのこと。国土が広い中国では確かにメリットがあるかもしれない。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • チューブ列車ねぇ (スコア:5, おもしろおかしい)

    by manmos (29892) on 2010年08月05日 11時34分 (#1805251) 日記

    夏専用?

  • by PEEK (27419) on 2010年08月05日 11時31分 (#1805247) 日記

    乗り込みが一瞬で行えて、車内での騒音や火事の心配がない夢の列車ですね?

    参考:『H・A・L [srad.jp]』あさりよしとお

    --
    らじゃったのだ
  • by TarZ (28055) on 2010年08月05日 11時14分 (#1805230) 日記

    20000km/hって5.6km/s [google.co.jp]くらい、つまりいつぞやのペイロードを6km/sで発射、軌道に打ち上げる巨大空気銃 [slashdot.jp]に近い領域です。

    0.1G加速したとしても、この速度に到達するための加速時間は90分以上、この間の移動距離は14000km以上。減速も0.1Gなら同じ距離が必要ですから、中国国内で加減速するには足りませんね。
    0.5G加速だと20分弱でこの速度に到達し、その時の移動距離は3500kmくらい。どうにか中国国内で加減速できそうなレベルにはなりそう。

    ところで大きな電気に詳しい方にお聞きしたいのですが、この速度・加速度・(鉄道くらいの大きな)質量でも機能するようなリニアモーターって現実的なのでしょうか?

    # 日本で昔やっていた実験では、推進はリニアモーターではなくロケットエンジンでしたな。

  • by Anonymous Coward on 2010年08月05日 11時50分 (#1805263)

      ,j;;;;;j,. ---一、 `  ―--‐、_ l;;;;;;
     {;;;;;;ゝ T辷iフ i    f'辷jァ  !i;;;;;   金があれば何でもできる。
      ヾ;;;ハ    ノ       .::!lリ;;r゙
       `Z;i   〈.,_..,.      ノ;;;;;;;;>  そんなふうに考えていた時期が
       ,;ぇハ、 、_,.ー-、_',.    ,f゙: Y;;f.   我が国にもありました
       ~''戈ヽ   `二´    r'´:::. `!

  • まあ、地中を掘らず、地上や高架でパイプを繋げるのなら、建設費は地下鉄よりは安くなるかもしれません。
    しかし、真空を維持するのは、かなり大変のような気がしますが...。
    保線は気密服を着てするのかな?
  • 真空というと (スコア:1, オフトピック)

    by metta (20740) on 2010年08月05日 11時32分 (#1805250) 日記

    中国人が一二の三で
    一斉に息を吸い込むと
    酸素が足りなくなって
    世界中の人間が死ぬっていう話?

  • by Anonymous Coward on 2010年08月05日 12時07分 (#1805273)

    真空のチューブに云々ってのは太古の昔からあるアイデアだからそれは置いておいて。

    課題グループのメンバーである趙耀平氏によると、真空リニアは真空中で運行するが、車両内は真空ではないため、乗客がめまいなどを感じることはないという。

    なんというか、中国のひとは大丈夫なのか、あるいはインタビューアがあまりにもアレだったのか気になる。

  • もう、列車という弾丸を音速で飛ばすレベルなので。
  • 真空にする理由は、記事にあるように
    >空気の摩擦という障害
    を除外するためですよね。
    通常の気圧で障害になる空気との摩擦を低減する目的であれば、それほど厳密な真空でなくても良いのではないか?と。
    ま、素人考えなんですけどね。
    その、空気摩擦を実用的に低減できるに足りる気圧を維持するための、真空ポンプ等の設備にかかるコストが気になりますね。

  • by doru (40424) on 2010年08月05日 12時44分 (#1805309)
    チューブ内での整備は先行者が行うのですね
  • by Anonymous Coward on 2010年08月05日 13時08分 (#1805339)

    無粋な揶揄をして溜飲を下げる事に夢中なのは嘆かわしい。

    ボケがいないとツッコめないのに。他人のツッコミばかりに熱心
    な人が増える、そんな世の中じゃPOISON。

    一階部分を車が通れる1200人乗りバス、中国で計画中(画像あり)
    http://japanese.engadget.com/2010/08/02/1200/ [engadget.com]

    見る前はナメてたけど、動画を見たら面白い発想で見直した。

    一部の人たちみたいに「先行者」をバカにして笑っていればいい時代
    は終わりつつあると思う。笑っちゃうような発想の連続から、そのう
    ちとんでもないブレイクスルーが起こるような気がする。

    みんなもっとボケようぜ!

  • by tamanegi (38323) on 2010年08月05日 13時12分 (#1805345) 日記

    コレが何かの間違いでできたとして、
    600-1000 km/h でも遠心力がそれなりに大変ですよね。
    常識的な範囲で車体傾けてなんとかなる範囲なのかな。
    線路(チューブ)が曲がらなければどうということもない?

    # 2万 km/h ならゆるいカーブで大惨事。多分。

    • by nox_dot (11614) on 2010年08月05日 14時36分 (#1805418) 日記

      まっすぐ作れば良いんじゃないでしょうか。中国なら可能でしょう。諏訪市もないし。

      親コメント
  • by minora (40289) on 2010年08月05日 16時42分 (#1805487)

    アイデア的には200年弱ぐらい前から [wikipedia.org]あるものだけど、
    どーんとニュースになると、なんかこう、胸が熱くなるな、的な。

    # 小さいころ行っていた病院に気送管が設置されていて、
    # 書類が届くのがすごく不思議だった。(当時は気送管を知らなかったので)
    # 何年か後には使われなくなっていたみたいだけど。

  • なぜここまで否定的な意見が多いのか不思議です。「理論上」という時速2万キロはともかく、とりあえずの目標である時速600-1000キロなら現在の技術で十分実現可能だと思うのですが。

    まず、「真空」チューブといっても超高真空である必要はありません。空気抵抗を減らすだけですからある程度減圧できれば十分です。たとえばJRマグレブで時速500キロを出せます。時速1000キロなら速度は2倍ですから、気圧を4分の1にするだけで同程度の空気抵抗になります。ずっとトンネル内ですから進行時の空気圧縮を考慮する必要がありますが、それでも最高で10分の1気圧程度にできれば十分でしょうし、その程度なら構造が単純で安価な液封式や油回転式などの減圧ポンプで容易に下げられる範囲です。

    チューブあるいはトンネルの強度についてですが、高山や海底を貫く通常の鉄道トンネルは何気圧もの土圧や水圧に耐えているわけで、減圧したことによる1気圧以下のプラスに耐える構造が作れないはずがありません。気密性についても、ある程度の減圧で構わないのですし、地下なら周囲の空気もほとんどないですから、そこまで厳重である必要はありません。

    チューブのコストが安くなる理由は元記事に明確に書いてありますが、通常の地下鉄用トンネルが断面6-8メートルなのに対し、チューブは断面4-5メートルと小さく、鋼材コストを大幅に削減できるからです。要は大江戸線や鶴見緑地線と一緒です。

    駅での気密については、フルスクリーンタイプのホームドアを設置し、さらに駅の前後にシャッターを付ければいいでしょう。

    車両の気密やそれが破れた時の対策は、旅客機と比較すればいいでしょう。長距離旅客機は高度1万メートル程度を飛行しますが、そのあたりでの気圧がちょうど4分の1気圧程度です。旅客機の隔壁が壊れて空気が漏れても、よほどの事故でなければ一瞬で空気がなくなるわけではなく、席の頭上から降ってくる酸素マスクを付ける時間は十分にあるわけで、それと同様の仕組みは列車の車両でも実現可能でしょう。列車なら前後の車両に逃げることも可能ですし。事故時に旅客機は高度を下げて気圧を回復させますが、チューブ列車の場合ならチューブの空気排出口の弁を開いて外気を入れれば気圧を回復できます。

    乗客が受けるGについて考えてみます。カーブでの横Gは、曲率半径を十分大きく取れば問題はありません。カントを付けたり振り子式車両にすればより良いでしょう。加減速時のGは、駅間距離が十分あれば問題ないでしょう。加速度を大きくしたいなら、シートベルト着用を義務化し、さらに合成Gが体躯の真下になるよう座席をロッキングチェアのような可動式にするという方法も考えられます。

    事故の可能性ですが、そもそもチューブは密閉されているので、(保線人員を除けば)車や人などが迷いこむ可能性は限りなく低く、土砂崩れなどで軌道が埋まる可能性もありません。浮上式ですから通常の意味での「脱線」もありませんし、狭いチューブにはまり込んでいるようなものですのでカーブで速度超過しても車両が外壁にこすれるだけで吹っ飛んだりはしません。チューブ自体が崩壊すればさすがに無理ですが、それは通常鉄道のトンネルと同じです。チューブの気密が破れて高い気圧の中に車両が突っ込んだ場合は、当然大きな衝撃があるでしょうが、これも最高時速1000キロ程度ならば耐えられる車両を製造可能だと思います。

    運行コストについては、速度や駅間距離から考えて対抗馬となる短・中距離旅客機を上回れば十分です。通常のリニアモーターカーが勝ち得るのですから、減圧にともなうコスト増を考えても勝機はあると思います。

    日本で言えば、札幌-東京-大阪-福岡ぐらいの駅間で運行できれば十分有効な路線になりそうに思います。地価や地質的に直線的な路線が引けなくて無理でしょうが。

typodupeerror

開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー

読み込み中...