サハラ砂漠にワニがいた 69
ストーリー by koyhoge
腕立て伏せもよろしく 部門より
腕立て伏せもよろしく 部門より
kai 曰く、 "ナショナル・ジオグラフィック・ニュースの記事によれば、水がなくては生きられないはずのクロコダイルがなんとサハラ砂漠で発見されたそうだ。学者たちも現地住民からワニがいると聞いたときは信じられなかったそうだが、調べてみたところ実際に砂漠に適応して住んでいるワニを発見したとか。よそから移住してきたわけではなく、サハラに水が豊富だった時代から砂漠化に適応して生き延びてきたらしい。大したものだ。"
進化というのは人間の想像を軽く超えているものだなぁ。某ONE PIECEには砂ワニなんて人が出てきますが、まさか本物がいたとは。(笑)
素朴な疑問 (スコア:2, 興味深い)
知っていたとしても、学者先生が発見しなければ発見とは言わない
って規定でもあるのでしょうか?
文学の世界でも (スコア:2, 参考になる)
他力本願。
Re:素朴な疑問 (スコア:2, すばらしい洞察)
それは違います。>発見の基準 (スコア:2, 参考になる)
そこから先が、動物と植物で違いまして。
Re:それは違います。>発見の基準 (スコア:1)
新種を見つけた人が十分な証明と保管を行った上で新種発見をWebで発表した場合、というかその人が見つけたことは(一応)了解できるもののを学名をつけるための手続きと外れた公表方法をとった場合、そしてその公表が多数の人に周知された場合って学名とか発見者ってのはどうなっちゃうんでしょう。
いや「学会(?)の規定だけが発見者を定義するわけではない」ってのを議論したいわけではなく、そういう事態になったら/.のネタ的に面白いかなあと(ぉ。
妖精哲学の三信
「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
Re:素朴な疑問 (スコア:2, 参考になる)
国際命名規約は、結構、高い本なのですが、数年後ごとに改定され、その上、内容がそのつどかなり変わるので、買う側は大変です。
国際命名規約は、国際会議でその内容が決定されています。
手元に動物の国際命名規約しかないのですが、英語とフランス語で書かれてあります。古い版でしたら日本語訳もあります。
生物の命名はこの規約に沿った方法で行わなければ認められません。
(1)動物の場合、活字で印刷された出版物に報告しなければなりませんこの場合、必ずしも学術雑誌である必要はありません。単行本や私費出版雑誌も可です。しかし、ガリ版刷り(今時こんなのあるのだろうか?)、コピー製本、Webページ、等々は不可です。
一般によく知られた生物で名前(学名でない)もついているのに、実は命名されていなかった! というのはよくあります。
(2)学名をローマ字でつけなければなりません。もともとはラテン語です。昔は属名と種小名の名詞の性を一致させなければならないとか、ラテン語文法にのっとってめんどくさかったのですが、現在は、ローマ字の羅列なら何でも良いことになっています。Bakakabachindonya omaenokaachandebeso でも可です(品性は問われますが)。学名は、日本語その他の言語で名前を付けても認められません。
(3)動物の説明文に関しては、言語は何語でも良い。日本語でもスワヒリ語でも良い。
(4)1日でも早く印刷されたものに先手権があります。どんなにひどい文章でも先に出た方が勝ちです。後になって、その方面の大先生が「あの報告はひどい内容なので認められない」とのうたもうても無効にはできません。
--------
最低限、以上の条件が整っていれば命名されたと国際的に認められます。
で、時々、喜劇も起こります。後で詳しい論文を書くつもりで、速報のような内容で、マイナーな同人誌に書いた文章が、国際命名規約に合っていたために、同人誌の文章が新種の記載文になってしまった! なんてこともあります。
Cameria
Re:素朴な疑問 (スコア:1)
世界の辺境の欧州の歴史を世界史の本筋みたいに言われるのと同類ですよね。
アジア人としては、違和感を感じます。
欧米中心の科学? (スコア:1, 参考になる)
英語で論文を書くのは、 確かにちょっと面倒くさいですが、 大した手間ではありません。
Re:素朴な疑問 (スコア:1)
>>現地の学者が知っていても、欧米先進国の学者が知らなければ「発見」と表現されます。
>世界の辺境の欧州の歴史を世界史の本筋みたいに言われるのと同類ですよね。
>アジア人としては、違和感を感じます。
だからそういう意味をこめてボールドにしてあるんですよ。
それぐらいは気づいて欲しいな。
うじゃうじゃ
Re:素朴な疑問 (スコア:1)
む、失礼しましたです。
うじゃうじゃ
Re:素朴な疑問 (スコア:1)
> 世界の辺境の欧州の歴史を世界史の本筋みたいに言われるのと同類ですよね。
「辺境」は当たらないでしょうね。
「片隅」くらいでしょうか。
(辺境:開拓地と未開拓地の境目。米国史だけど)
> アジア人としては、違和感を感じます。
「東洋史」というと、インドやイスラムもあったけど、
中国が中心になっちゃてたなぁ。
卒論に使える文献が多いから(^^;
# 偏った10年前の体験
Re:素朴な疑問 (スコア:1)
>「片隅」くらいでしょうか。
>
>(辺境:開拓地と未開拓地の境目。米国史だけど)
辺境伯領とか、辺境警備隊(by紫堂恭子)とかから、
『辺境』に未開拓までの印象が無かったりします。
>> アジア人としては、違和感を感じます。
>
>「東洋史」というと、インドやイスラムもあったけど、
>中国が中心になっちゃてたなぁ。
>卒論に使える文献が多いから(^^;
世界史にとってどこかの地域がずっと中心にあるという
のはなんだか違うという思いがあります。
だから、アジアが中心というのでも無いです。
Re:素朴な疑問 (スコア:1)
Re:素朴な疑問 (スコア:1)
そういう意味からすると変ではないのかも。
#「新大陸の発見」と同じ香りがするがね。
Re:素朴な疑問 (スコア:1)
とある物を知った人やそれを聞いた人などが
「自分の想像出来る範囲で大多数と思われる人々」に知られていなかったと考えれば
「発見」と言えるのではないかと思います。
「発見」はどこぞに既にある物や知識や理論を
「知らなかった側」に引っ張り出してくるものなので、
結局「知らなかった側」の主観を交えずには定義出来ないのは
仕方ないでしょう。
Re:素朴な疑問 (スコア:0)
学者先生だろうが「砂漠でワニを見つけた」と騒ぐだけではヨタ話と変わらんわけで.よしんば「いた」ということが事実だとしても、それが動物園から逃げ出したもんでないことを証明する必要もあるだろうし.
そのためには科学的手法を使うのが認められる早道だから結局、学者先生に分があろうかと.
適応速度が速すぎない? (スコア:2, 興味深い)
確かサハラが砂漠化したのって, 壁画等の記録から推測すると, この1万年ぐらいですよね. この時間って生理機能の変化を伴う適応には短すぎるような感じもするのですが.
まあ, ワニって動物は形態変化がほとんど無しで1億年以上生き続けている, 有る意味完成された超生物ですから, このくらいのことはできるのかもしれませんね.
Re:適応速度が速すぎない? (スコア:1)
なんてことが本当にありそうでコワイ21世紀初頭の今日この頃。
Re:そうそう (スコア:2, 参考になる)
集団遺伝学的には、種分化の有無にかかわらず、集団内での遺伝子頻度の変化はすべて進化とよばれます。
Re:そうそう (スコア:1)
>理解しているのですが、これで正しいんでしたっけ?
適応の結果を進化と呼ぶのでは?
少なくとも「これは適応、こっちは進化」と同じ土俵で分類できるようなものではなかった気がするが。
うじゃうじゃ
熱川バナナワニ園 (スコア:2, 参考になる)
砂漠ワニもぜひ飼育して欲しい。
基本的なことですが (スコア:1)
Re:基本的なことですが (スコア:2, 参考になる)
ワニってカメやヘビより恐竜に近い種なので、別に水辺でなくても生きられるような気がします。
水辺に適応して繁栄しただけではないでしょうか。
# なるほど、水が無いときは夏眠するわけですか。
# で、普通のナイルワニより体が小さくなったのが、夏眠のためなのか単にえさ不足なのかが謎なわけね。
# そういえば砂漠に適応したゾウもいたなぁ。
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Re:基本的なことですが (スコア:2, おもしろおかしい)
砂漠の砂地とおなかが触れても熱くないのだろうか?
#地面が熱いから足を上げるトカゲのように、腹が接触しないように
#ごろごろ転げてるワニを想像しただけなんで、気にしないで下さい
Re:基本的なことですが (スコア:1)
どーして、水辺じゃないと生きられないのかってところでして。
#そりゃ、爬虫類(に限らず)だったら、“水無し”じゃ生命を維持できませんよね
>ワニってカメやヘビより恐竜に近い種なので、別に水辺でなくても生きられるような気がします。
>水辺に適応して繁栄しただけではないでしょうか。
Re:基本的なことですが (スコア:2, 参考になる)
爬虫類は体温調節ができないため、太陽熱で上がった体温を冷ます必要があるのですが、ワニ類は体が大きいぶん熱がこもりやすく、日陰に入った程度では間に合わない、とかいう話を聞いたことがあります。
ちなみに、爬虫類は体温の維持の必要がない分カロリー消費も少なく、思ったより小食だそうです(^^;。
Re:基本的なことですが (スコア:0)
Re:基本的なことですが (スコア:1)
あの巨体を維持するだけのカロリーを調達するには、水辺でないと厳しいと思ふ。
Re:基本的なことですが (スコア:1)
# カバだって車なみの速度で走るそうですし。
小回りが苦手そうなのが、弱点かな。
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Re:基本的なことですが (スコア:2, 興味深い)
李 露星
Re:基本的なことですが (スコア:1)
やっぱり苦手っぽくって、急激な方向転換ができないらしい。
なので、ワニに追いかけられたらジグザグに走って逃げればOK。
異説あり (スコア:1)
ダチョウ倶楽部の上島氏によると、
ワニと同じようにまっすぐしか走れないと言われていたサイは
ジグザグに逃げるとジグザグに追ってきたそうです。
Re:基本的なことですが (スコア:1, おもしろおかしい)
『溺死』してしまうほど退化してしまったのだ?」
古代のくらげ
Re:基本的なことですが (スコア:2, 参考になる)
で、その謎を調べてみたら、ワニのくせに数ヶ月夏眠するし、むちゃくちゃ小型化していたと。
ワニさんのすばらしい環境適応能力にびっくりしません?
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味はどうなんでしょうか? (スコア:1)
香港で食べた養殖ワニとは明らかに違いがありそうなので、
一体どんな味なのか気になります。
硬いとか、くさいとか、脂のノリとか。
皮も硬そうですね・・・・。
Re:味はどうなんでしょうか? (スコア:1)
それはとんでもないバチあたりなことを。
ワニが神様だなんて知りませんでした(恥
養殖ワニに祈りを捧げることにします。
ワニを崇めよ (スコア:1)
Re:ワニを崇めよ (スコア:1)
そして、土の中に眠り雷の音がするとの伝奇から、冬眠し時々いびきを
かく揚子江ワニが元ではないかという説を唱える人がいます。
李 露星
Re:ワニを崇めよ (スコア:1)
ワニのおたけびはすさまじいらしいです。数キロ離れても聞こえるとか、橋の下で吼えたらわたってる人が腰を抜かしたとかいう話を聞きます。雷と結びつけられるのも不思議ではありません。
この調子で (スコア:1)
Re:この調子で (スコア:1)
今年もシュモクザメが現れて大変そうだけど
これで観光客よべるんじゃ
Re:この調子で (スコア:1)
うじゃうじゃ
ワニの記事を読むたびに (スコア:1, おもしろおかしい)
「井の頭公園でウニを目撃!」とか
「ニューヨークの下水道でウニが繁殖!」とか
「正しいウニの飼い方」とか。
お腹へってないかな (スコア:1)
「お腹減らしてないかしら。。」
小さいと聞いて
「調査隊が行った時に出てきたのは、子供だったのかも。」
「白いワニが来るんだよぉ~」 (スコア:0)
そのほうが日光を反射しやすそうな気がするんですが。:-)
Re:「白いワニが来るんだよぉ~」 (スコア:0)
でも、そんな奴が「(システムを)落としません」宣言してもすぐに
落としてしまいますよね。
Re:「白いワニが来るんだよぉ~」 (スコア:1)
#部門名・白いワニで脊髄反射
#同世代のかほりがしますな。
IDENTIFICATION DIVISION.
AUTHOR YUKI-KUN.
Re:「白いワニが来るんだよぉ~」 (スコア:1)
どっちの意味にも取れるな (スコア:1)
感動しました (スコア:0, 興味深い)
どうしてだろう。前世がワニだったとか?