ソニー、JPEG特許(の主張)に屈す 105
ストーリー by Oliver
ぬけがけ裏切り 部門より
ぬけがけ裏切り 部門より
Taisuke Yamada 曰く、 "Internet Watch の記事が出ていますが、先日話題になったJPEGの圧縮アルゴリズムの一部についてライセンスを主張していたForgent Networksとソニーがライセンス契約の合意を結びました。その額1,500万ドル(約15億円)。
標準規格のために戦って欲しいとは営利企業だから言えないし、15億円はリスクと天秤に掛けると問題なく支払える額なのかもしれませんが、こんなに簡単に標準規格がひっくり返されるのを見るのは非常に残念です。頑張れJPEG委員会。"
The Registerによると、ISOがJPEGを規格から外す事を検討しているそうだ。GIFにはPNGというより優れたかわりが あるが、JPEGに対するalternativeはやっぱりJPEG2000か?
日本企業ってカモ (スコア:5, すばらしい洞察)
Rambusの時も、特許の実績を作るのに
業界最大の会社でなくて、日本企業が先に狙われましたし。
今はあまり聞かないけれど、総会屋にカモにされやすいのと同じですか。
Re:日本企業ってカモ (スコア:2, すばらしい洞察)
「規格」だとか「オープン」だとか、そういうの嫌いで、
どっちかっていうと「マイクロソフト」ちっくなスタイルの会社なのかなー、
っていうイメージをこの件で、一気に持ってしまった。
過去の所業をみても、ソニーを、「マイクロソフト」的なものと結びつけると、
その行動パターンが説明できるような気がしてきた。
そーだったのかー。
Re:日本企業ってカモ (スコア:4, 興味深い)
βの失敗(βv.s.VHS)に学んだのだと思われ。
# 技術的にではなく、それ以外の要因で勝敗が付いたのも悔しかったのだろう…
その後の、特に光メディア系の動向を見れば、かっちりと基本特許、ライセンスは押さえ、
自社が中心にいるというスタンスを守る戦略を貫いていると思う。
ただし、規格自体は公開しないわけではないのは、CDなどを見ておわかりかと。
すばらしい洞察 (スコア:1)
Re:日本企業ってカモ (スコア:1, 参考になる)
Re:日本企業ってカモ (スコア:1, 参考になる)
有名なキルビー特許ですね。
抵抗やらトランジスタを1チップに入れるという今から考えれば当たり前なことを特許として取得したので、 IC, LSIを製造する会社はライセンス、クロスライセンスする以外なかったでしょうね。
当時、TIは物を作らなくてもやっていける、と言われてましたね。
キルビー特許 (スコア:1)
富士通は (スコア:1)
富士通 (スコア:2, 参考になる)
キルビー'275特許(日本特許第320,275 号) とは、米国テキサス・インスツルメンツ社が有する半導体特許であり、メサ型トランジスタやコンデンサなどの複数の回路素子を相互に数ミリずつ離間配置して絶縁する方法や不活性絶縁体上に導体を密着させずに配置して接続する方法など、初期の世代の半導体を記述した特許である。
このキルビー'275特許は、一般に「キルビー特許」として広く知られている特許 (日本特許第320,249 号:キルビー'249特許) とは区別される必要がある。
いわゆる「キルビー特許」は、米国では1959年に出願、日本では1960 年に出願され、米国では1964年に登録、日本では翌年1965年に公告された特許でこれらは既に満了している。 (米国特許は1981年、日本特許は1980年に満了。)
一方、キルビー'275特許は、上記の1960年の日本特許の出願以降、数回にわたる分割出願により広範な修正が試みられた末、1989年にようやく日本特許庁がTI社に付与した特許である。
Re:日本企業ってカモ(なの?) (スコア:1)
Re:日本企業ってカモ(なの?) (スコア:2, 参考になる)
ような文書は知られていないようですが,以下のように推測されて
いるそうです.
ドクター中松の特許はソノシートのような円盤状の磁気媒体に音声・
音楽を記録するものだった(らしい). IBMはフロッピーディスクを
製品化するにあたり,知的所有権に関するトラブルをあらかじめ
クリアしておくために,ドクター中松の特許の使用許諾を得ておいた
(らしい).
要は米国企業にカモにされる日本企業のようにならないように,
IBMはちゃんとあらかじめ関連特許を調査して防衛手段を取って
いた(らしい).
Re:日本企業ってカモ(なの?) (スコア:1)
FDはレコードジャケットの技術が関わっていたからと聞きましたが・・・。
どちらにしても眉唾物の話ですね。
李 露星
Re:日本企業ってカモ(なの?) (スコア:1)
ドクター中松氏の特許自体がかなり怪しいですが。 [google.com]
うじゃうじゃ
Re:日本企業ってカモ(なの?) (スコア:1)
なんであんなヨタ話信じ込んでる人がいるんだろう……
Re:日本企業ってカモ(なの?) (スコア:1)
既知の技術? (スコア:3, 参考になる)
ソニー以外にも日本の大手デジカメメーカーがライセンス契約結んでたらしいとか
特許出願の4年前にJPEG標準を推進する取り組みが始まっていたとか
仮に (スコア:2, 興味深い)
実は音楽映画業界の潰し作戦? (スコア:4, 参考になる)
その前に、JPEGがダメということは当然Motion JPEGもダメなんですよね? 詳しく調べていないのですが、MPEG-1あたりも引っかかるのでしょうか?
それを関連して、ZDNet Japanの記事 [zdnet.co.jp]によるとForgentは自らの正しさを音楽業界と重ね合わせて主張しています。証拠などはありませんが、ひょっとしたら、Forgentの裏では音楽や映画業界が何か手を動かしているのかも知れません。このやり口からすると、こんな背景が浮かんできます。
もしかしたら、少なくともUSの音楽や映画の業界はネットワークを使ってお金を作ることにもはや意味はないと考えているのかも知れません。とならば、ネットワークは完全に自らの敵。なんとかして金の卵を産む鶏が逃げ出すのを防がなければならない。今までは実際に流れた現物をたたこうとしていたが、数が多くて追いつかない。しからば、ネットワークに流すために必須となっている符号化技術を抑えてしまえばよい。そうなれば今のネットワークの帯域では全然追いつかなくなり、音楽や映画の流出も防げるではないかと。
もしこれが当たっていたら、Forgentも音楽や映画もよく考えたものです...だれでも外から気軽に10Gbit Etherを引けるようになるまでは。
JPEG特許部分 (スコア:3, すばらしい洞察)
皆様「JPEG関係の特許」という情報だけで、「JPEGといえばDCT」→「DCTの特許」と思い込んでるように見えますが、本当に件の特許はDCTに関するものですか?
私自身、件の特許のabstractしか読んでないですが、どちらかと言えば、JPEGの圧縮処理のうち、DCTしてその係数を量子化した後の、ランレングス符号化部分に特許を主張しているように読めるのですが。実際、JPEG委員会のニュースリリース [jpeg.org]にも、
と書いてあり、たぶんこの理解で正しいと思います。ちなみにJPEGの処理は、この係数とランレングスの組をハフマン符号化または算術圧縮するという風に続きます。 「JPEGの特許」という連想から、この件の特許がこの算術圧縮部分のものであろうと言っているコメントも見掛けますが、これはJPEGの中でオプション部分であり、普通は算術圧縮でなくハフマン符号を使っています。算術圧縮の方が良い結果を生むことは分かっているのですが、これはもともとライセンス問題があるので、大抵の実装では算術圧縮は使わず、ハフマン符号のみを使っているはずです。したがってこの部分で新たに特許を主張しても、ひっかかる実装は多くないと思われます。
ということで、DCTだの算術圧縮だのという、いかにも難しい部分の特許でなく、単純な「係数のランレングス符号化」などというある意味トリビアルな部分に特許をかけることに、むしろ私は憤りを覚えました。単純な部分ではありますが、たまたまこの部分は算術圧縮と違って代替符号化方法が規定されていないので、すべてのJPEG実装が引っ掛かってしまいます。この部分だけ変更したJPEGを規定することもできなくはないと思うのですが、それくらいならJPEG2000とかいうことになるのでしょうかね。
なお私はJPEG2000の仕様には目を通したことがないので、件の特許がJPEG2000にもかかるのかどうかは残念ながら分かりません。
(注)……さも分かってるゲに書いてるけど、鵜呑みにしないで自分で調べてみてね! 分かったら/.Jにコメントしてちょーだい。(私も結局人頼み^^;)
オープンソースが生き残るために (スコア:2, 興味深い)
それに対抗する手段というのは、あるのでしょうか。
特許になるよりも早く、さまざまな技術を生み出して公開しまくる、 というのは、ぼくらみたいな個人ベースだと到底無理だし、 Red Hat などの企業にがんばってもらうというのも、 それだけで世界の企業 (特許を行使する企業はぜんぶ敵になってしまう) を相手にすることはできません。 大学や研究機関だって、日本ではいまやどんどん特許を取って 自分で稼いでくれという風潮だし (それ自体は悪いとは 言いませんが、オープンソース陣営の味方ではなくなってしまいます)。
アルゴリズム特許、ソフトウェア特許 (スコア:5, 参考になる)
審査をする側に能力がない、開発コストが低いので権利保護しすぎ、著作権での保護と重なる、など否定的な内容。オープンソースに関してストールマンの話も載っている。新書なので安いし。
特許というシステムは、もともと知識DBとして機能させつつ、DBへの貢献対価として発明者の権利を保護する、というのが本来の主旨のはずだが、既に破綻している。
これはアルゴリズム、ソフトウェア特許に限った話ではない。
特許案文を書いている自分自身そう思う。
Re:アルゴリズム特許、ソフトウェア特許 (スコア:1)
Javaは、Sunが料金を払っているからJpegのソフトを書いても大丈夫よ。(実際jpegのデコード・エンコードのコードの持ち主Sunでしょ)
ということになったりするのかな?
Re:オープンソースが生き残るために (スコア:5, 参考になる)
昔ならともかく、現代のような高速で技術が更新されていく時代になると、特許の本来の目的である、誰もがその技術を自由に使えるということを果たせなくなっているんじゃないでしょうか。現行では20年。せめて半分の10年にして欲しい所ですね。
特許戦略の実例 (スコア:1)
・抵触する特許がなければそのままいっちゃう(調査は継続)。かつその分野で特許を出しまくって他者を締め出す。
・抵触する特許があれば回避方法を考える。
・その回避方法を特許化して事業化する。
・回避方法がなければ、まずクロスライセンスで使えるようにする。 クロスライセンスする特許が手元になければ金を払ってライセンスを受ける(してくれればの話だが)。
ってな感じで、知識 DB としては役に立たない。技術は自由に使えないんです。
アメリカなどでは、調査してるとキリがないので充分な調査なしで特許申請して、異議申請がかかるかどうかを待つなんていうのがありがちだとか。これも知識 DB の機能を果たしてない。
Re:オープンソースが生き残るために (スコア:2, 興味深い)
1つの手段ではあるんだろうけど…。
# 現在の抵抗運動はそうしてるわけだし。
TRONなんかも、既存の特許に触れないようにするため、
かなりの期間をかけて調査を行ってましたっけ。
特許制度ってのは、そろそろ本来の意味を外れて破綻
してきていると思うので、中国製DVDやVIAのApolloPRO133A、
あとマイクロンみたいに、もっと強気に出て付き合う事も、
本当はすべきなんじゃないかな。
素姓を隠してこっそり普及させておいて「ドカーン」
ってのが最近のやり口でしょ。そんな連中に資金提供する
必要なんてないと思うよね。今回のケースも「貧すれば貪す」
そのもののパターンに見えるし。
個人的には、モノを作らずに記号だけいじってる連中が
ガッポリ稼げる状況は、どこか変だと思ってます。
高度な技術に対する教育や普及活動に対して生産者が
対価を払うというのなら、わかるんですけどね。
こういう特許を行使しようとする連中は、多くの場合、
「金持ってる」と思われる企業や、「裁判で闘っても
持ちこたえられない」一般市民(弱者)をわざわざ叩いて
見せしめにしてる所も嫌らしいし。
いっそ、「日本帝国株式会社」みたいに、国内では外国の特許を
自由に使えるとか、さっさと陳腐化させて公共財にする法律を
普及させたほうがいいんじゃないですか。
技術は、使ってナンボですから。
とりあえず対米輸出「だけ」は気をつけることにして…。
利用できない技術をいっぱいため込むのが特許の本質って
わけじゃないでしょ。
Re:オープンソースが生き残るために (スコア:1)
>(それ自体は悪いとは言いませんが、オープンソース陣営の味方ではなくなってしまいます)。
いや、どうでしょう?悪いんじゃないかなと思います。
大学とかへ、「(知ではなく)金を」自給自足しろ要求することは、
大学とかの本分に照らせば、ちとオフトピかつ荒らし(^^;な要求なのではないかと思うんです。
つまり、彼らがその要求に忠実に従えば、活動は本分から逸れていき、荒廃するであろう、と。
というか、研究機関(まぁ設立趣旨によりけりでしょうが少なくとも大学みたいな所は…)って、
もともと「無私」じゃないとしょーがないものであるような気がします。
成果は誰のものというわけでもなく互いが互いを巨人と見なして肩に乗りあう(^^;存在だったのではないかと。
特許権を主張するような「自分」というものをもつ存在であるのは、なんか変だなと。
#そういう前提で今まで長いこと、研究機関とか大学とかってのは、存在してたわけですよね?
#その成功モデル(ぉ)を捨てようっていうんだから、こりゃとんでもない話で…
余談:
年限が長すぎるってのはソノトオリっすね。
ちょっと話ずれるけど先日の変革の世紀「"知"は誰のものか ~揺れる知的所有権~」 [nhk.or.jp]でも出てきたけど、
ミッキーマウス保護法みたいな「長すぎる権利」は、どこをどう考えても駄目駄目っす。
特許も著作権もホゴ期間を1/10にしても良いんじゃないかと思うほど。
#あるいは分野ごとに期間に差をつけるって手もあるかとも一瞬思ったが、「分野」の定義で紛糾するだけだろうな…
Re:オープンソースが生き残るために (スコア:1)
Re:オープンソースが生き残るために (スコア:1)
「オープンソースソフトウェア」は、Open Source Initiative の「オープンソースの定義」に従うなら、「自由ソフトウェア」とほぼ同義です。
Re:オープンソースが生き残るために (スコア:1, 参考になる)
午後のこ~だ Ver 3.10pl3 配布のお知らせ [nifty.ne.jp]より引用
弁理士さんの意見なのでそれなりに信憑性の高い考え方だと思いますが、この「業」の定義でいくと、「ソフトを作ってみたよ、使ってみる?」ってレベルで特定少数に配るならともかく、「ソフトを広く一般に公開してガンガン開発してガンガン広めていこう!」っていうレベルになってしまうと、「業」とみなされてしまうんじゃないですかね。
抵触しているか否かの最終的な決定は裁判所にしかできませんが、抵触していないと言い切れるほど真っ白じゃない限り、訴えられるリスクってのはつきまとい続けると思います。
Re:オープンソースが生き残るために (スコア:2, 参考になる)
そういえば、台湾の電子図書、かなりそろっているそうですね。
中国研究をしている友人が、無料で検索・閲覧できるので効率が
いいと話してました。
著作権無視マンセーと(笑
著作権関係は、台湾は制限無しらしいですが、さて、特許はどう
なんでしょうか。
Re:仮に (スコア:1, 参考になる)
"wavelet transform(jpeg2000で使用されているアルゴリズム名)"でusのパテントサーチかますとバカスカヒットします。
※特許名に"wavelet transform"を含んでいるものだけでも1996年からで37件
下手したら…
Re:仮に (スコア:1, 参考になる)
JPEG2000には細かいバージョンがたくさんあって,バージョン1はフリーな技術だけで構成,有償の技術を盛り込んだものはバージョン2以降になります。
そもそもの発端 (スコア:2, 参考になる)
なんせこんな特許 [srad.jp]も通しちゃうくらいだし.
申請件数が多すぎたり内容が専門的すぎて逐一チェックが出来ないという言い分はあるのかもしれんけど、だからといってそれで社会全体に不具合を与えるんならその制度自体を見直す必要すらあるんじゃないかと.
Re:そもそもの発端 (スコア:1, 興味深い)
Re:「臭い物にはフタ」の論理が日本には通用している (スコア:1, 余計なもの)
>「何でもありなの?」と疑問に思ってしまうほど
>どうしようもない特許が山ほど成立してますんで(笑)
「ブランコの乗り方」特許なんてのもありましたな(笑)
</オフトピ>
画像フォーマット (スコア:1, 参考になる)
ここ [din.or.jp]でした。
探せばJPEGの代わりになりそうな(普及させられるかどうかは別にして)規格は結構あるのかも。
ソニーも特許が (スコア:1, 興味深い)
つまり、「俺も払うからおまえらも払え」と。
もうこのさいだから (スコア:1)
無圧縮ってことで。
Re:もうこのさいだから (スコア:1)
せめてハフマン符号化ぐらいはさせてください
#たしかハフマン符号化のみなら特許には引っかからないと思った
審査する人 (スコア:1)
特許ってのはサイエンスに関するありとあらゆる分野から、かなり高度な内容のものまで持ち込まれるので、相当な知識がないといけないと思います。
特許庁で対応できない場合は外部の専門家にも協力を求めたりしているのでしょうか?
それよりなによりも人不足なのはおいといて。
ところで (スコア:1)
taka4
Re:汎用性 (スコア:1)
Re:汎用性 (スコア:1)
Re:汎用性 (スコア:1)
taka4
Re:汎用性 (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:汎用性 (スコア:1)
Re:汎用性 (スコア:1)
パテントニュースデータベース [patentsalon.com]で検索してみると、BTが負け気味みたいです。
#BTが勝ったと言うニュースも何処かに在ったような気がする…。
Re:で、 (スコア:1)
・規格がオープンで、
・高品質なGPL実装があって、
・JPEG2000と同等以上の機能があって、
・元々の開発元も信頼できる(特許等のチェックも入ってるはず)
ただ、普及してないんですよね…
JPEG2000もいいのですが、二番目を満たす実装がない(kakaduもdjvulibreには負けていると思う)のでそっちにもいけないし。
たしかぁ (スコア:1)
SSEどころかMMXすら・・・
一時期、うちの会社でもアセンブラで書こうかと思ったんですが、
忙しいのと、売れるか不明だったので、途中でやめちゃいました・・・
Re:JPEG2000 (スコア:1)
私が入手できた範囲だと、kakaduというものがあります。例えばjpeg6b-mmxなんかに比べるとやはり使い勝手、速度ともに劣りますが。ただ、どちらかというとデコーダの方が悲しい状態で、表示はできるものの、かなりメモリ食いで事実上小さな画像にしか使えない実装が結構あります。同サイズのJPEGやDjvuの方がはるかに軽快に表示できます。
最適化に関しては、同様のアルゴリズムを用いるDjvu/djvulibreがはるかに高速(それでもjpeg6b-mmxよりは遅いですが)なことを考えると、まだまだ余地はあるのではないかと思われます。
誰かMP3のgogoみたいに高速化に燃えてくれると嬉しい…