「子宮頸がんワクチンが障害の原因となり得る」という根拠はない 120
ストーリー by hylom
訴訟はどうなるのでしょう 部門より
訴訟はどうなるのでしょう 部門より
insiderman曰く、
「子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)」は危険なのか、という議論が以前から続いているが、最近では「子宮頸がんワクチンの危険性は少なく、積極的に接種すべき」という意見が主流になっているようだ(子宮頸がんワクチン論争 はっきり示された専門家の総意 小児科学会が投じた決着への一石、子宮頸がん予防ワクチンは"接種推奨" - 日本小児科学会らが見解示す)。
子宮頸がんワクチンについては、「重大な副作用がある」と主張する人達がいる。しかし、厚生労働省が行った研究での「マウス実験では子宮頸がんワクチンによって障害と見られるものが引き起こされた」研究結果について、「捏造である」という指摘が出ている。これを受けて、厚生労働省は「このデータからは、HPVワクチンが記憶障害などを起こすと言うことはできず、この遺伝子を持っている方に、HPVワクチンを接種した場合、記憶障害などを起こす可能性が高いと言うこともできません」との発表も行っている。
子宮頸がんワクチンについては、その副作用を訴える女性らが国や製薬会社を相手取って損害賠償を請求する集団訴訟を提起しているという(ハフィントンポスト、毎日新聞)。しかし、たとえば世界保健機関(WHO)の諮問機関や欧州医薬品庁(EMA)、米国疾病予防管理センター(CDC)、国際産婦人科連合(FIGO)、日本産科婦人科学会など、世界各国の機関が子宮頸がんワクチンについて安全であるとの見解を出しており、また子宮頸がんワクチンに副作用があるという論文で科学的根拠が十分なものは現時点ではないという。
村中璃子氏のいう「研究結果の捏造」説 (スコア:1)
長い記事なのに、うわさばかりで、確たることが書いてない。
だれかWedge7月号読んだら概要をおしえてください。
Re:村中璃子氏のいう「研究結果の捏造」説 (スコア:3, 参考になる)
藤田保健衛生大学教授の宮川剛氏が、この記事についてTogetterで細かな補足説明を行っています。
HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)薬害研究班発表は薬害を全然実証していない
http://togetter.com/li/990218 [togetter.com]
Re:村中璃子氏のいう「研究結果の捏造」説 (スコア:2, 興味深い)
宮川剛さんの
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実はうちの研究室でも、アルミをマウスに大量に投与して行動がどう変わるかを調べる研究をやってます(水酸化ではないですが)。ワクチンに入っている量のざっくり1000倍程度を毎日二ヶ月程度与えても、ほとんど変わらず、ごく一部の行動が少しかわるだけです(一応ぎりぎり有意になる程度で)。
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これが経口投与であれば、投与経路の違いによる吸収率100倍と、体表面積換算12.3倍で1,000倍差にはなりえるはずです。
従って、上記試験で有意差が出ているので有害性を否定することはできないはずです。
そこは今回の「捏造」に無関係 (スコア:2)
Wedge7月号の報道は、 池田修一教授による2016年3月16日の報告 [mhlw.go.jp]関するものですが、 医学的なことについては、 「HPVV(子宮頸癌ワクチン)で脳障害」の根拠となる動物実験に捏造疑惑 [exblog.jp](『EARLの医学ノート』)にも解説があります。 こちらの方がどこが「捏造」にあたるかが分かりやすいでしょう。
問題になっているのは、 発表スライドのp.59の「ワクチン接種後の血清(自己抗体)のマウス海馬への沈着」 というところです。 これをみな 「ワクチンが接種されたマウスの海馬にIgGが沈着する」と今まで読んでいました。 ところが、 取材の結果、 他のマウスの脳にその血清を直接かけると海馬にIgGが沈着するような、 HPVワクチンが接種されたマウスが1匹いたということでした。 加えて、 対照群の血清でも脳に障害がでることがあったが、 それも隠していました。
つまり、 仮説による機構と関係のない実験をして、 しかも仮説にそわない結果が出たのに、 それを証拠であるように発表したという報道です。
なお、タレコミ文中の厚労省の 「平成28年3月16日の成果発表会における発表内容について [mhlw.go.jp]」は、 この件ではなくヒト白血球抗原(HLA)の型の統計(pp.51-)の部分です。 その誤りの解説は、 村中氏の記事では「子宮頸がんワクチン「脳障害」に根拠なし 誤報の震源は医学部長 [ismedia.jp]」の方です。
WHOが日本に対して声明を出す [j-cast.com](声明 [who.int])を出すように、 海外の調査からは、あのような副作用があるとは疫学的に考えられません。 そこで、日本人が特殊という説が必要になるのですが、 その根拠が非常に杜撰であったということです。
以下は補足です。
HPVは子宮頸癌の原因であるだけでなく、 膣癌・外陰癌・肛門癌・陰茎癌・咽頭癌の原因 [eiken.co.jp]でもあります。 悪性腫瘍以外に、咽頭乳頭腫、疣贅(イボ)、 尖圭コンジローマ [google.co.jp]の原因でもあります。 しかも、 このウィルスは、 アメリカの調査で、男性の7%の口の中にいる [kenko100.jp]、 アメリカなど3国の調査で発癌性だけで男性器の30%にいる [carenet.com] という、実際にはありふれたものです。 子宮頸癌は年間で1万人ぐらい、それによる死亡者が3千人弱です。 固定パートナーからHPVをもらって子宮頸癌にならないためにも、 HPVワクチンは必要です。 タバコをすう人はHPVの癌でもハイリスクなので、 男性もワクチンを考えてもいいと思います。
Re:村中璃子氏のいう「研究結果の捏造」説 (スコア:1)
これ水酸化アルミニウムで実験しない理由は何ですか?
Re: (スコア:0)
「毎日二ヶ月程度」でx60くらいが抜けています。
Re: (スコア:0)
追記
他の食品などの摂取によってより大量のアルミを摂取していると指摘している方(宮川氏含め)がいますが、それは経口摂取であり吸収されるのは1%以下です。
ワクチン含有のアルミ0.5mgは摂取許容量を大幅に超えていることは事実であります。
Re:村中璃子氏のいう「研究結果の捏造」説 (スコア:1)
バッファリンの半分
ジヒドロキシアルミニウムアミノアセタート・2マグネシウムカルボナート
Re:村中璃子氏のいう「研究結果の捏造」説 (スコア:2)
>だれかWedge7月号読んだら概要をおしえてください。
6月20日発売のWedge7月号 [ismedia.jp]の記事「子宮頸がんワクチン薬害研究班 崩れる根拠、暴かれた捏造(村中璃子)」は読んでおりませんが、6月23日にWedgeサイト上で記事「子宮頸がんワクチン研究班が捏造 厚労省、信州大は調査委設置を(村中璃子)」が公開されています。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/7124 [ismedia.jp]
それによれば、子宮頸がんワクチン薬害研究班の班長である池田修一氏が3月16日のTBSのNEWS23内で研究結果の一部として示した図は、子宮頸がんワクチンを投与したマウスでは脳(緑色に強く染まっている)に異常が起きて、インフルエンザワクチンやB型肝炎ワクチンを投与した場合は脳(ほとんど緑色は見られない)に異常がないように見える [ismedia.jp]。しかし、実験者に取材したところ、この図は「子宮頸がんワクチンを打ったマウスのものではなく、遺伝子異常のある特殊なマウスに、ヒト換算で100倍もの量のワクチンを接種して採取した血清を、正常マウスの脳にふりかけて得たもの」「使用したのは、飼っているだけで数カ月もすれば加齢により神経細胞死が生じる特異なマウス。また、ワクチンを打っていなくても自己抗体が生じるマウス」「光っていたのは脳に反応して沈着した自己抗体ではなく、異常マウスから採った血清に含まれていた自己抗体」「子宮頸がんワクチン以外のワクチンでも、また生理食塩水であっても、強く緑に光る画像はいくつもあった」「子宮頸がんワクチンだけが光った画像とグラフは、数あるマウスの脳切片の1つ(N=1)にたまたま起きた状態である。科学的な意義は限りなくゼロに近い。しかし、池田教授はこの組み合わせのスライドだけを選んで公表した。」ことが判明したので研究結果の捏造と村中氏は判断しているようです。
なお、子宮頸がんワクチン問題に関する村中氏の記事の一部はここにまとまっています。
http://wedge.ismedia.jp/ud/special/567771a3b31ac90fb0000001 [ismedia.jp]
わかりませんってことでしょ (スコア:1)
結果として副作用と思われるケースが多数あったならそれが根拠で、
データや論文が無いってのは副作用が起こらないってことではなく、
副作用が起こる作用機序がわかりませんという逃げでしょ。
Re:わかりませんってことでしょ (スコア:1)
「副作用と思われるケースが多数あった」とするのはすでにバイアスがかかっています。
その前に「摂取した」と「異常があった」の相関をとる必要があります。
「てるてる坊主によって晴れたなら、それが根拠」という前に
「てるてる坊主をつるした」と「晴れた」の相関を取るべき、ということです。
Re: (スコア:0)
わかって書いているのだとは思いますが、これだけ読んで誤解する人が多いとマズイので。
相関関係と因果関係は別のものです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E9%96%A2%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%... [wikipedia.org]
Re:わかりませんってことでしょ (スコア:2)
>カナダでは摂取した約20万人中、約2万人が6週間以内に救命救急を受診している。
>「ワクチン摂取後に10人に1人が救命救急を受診する」事実を前に
>HPVワクチンに副作用が無い、副作用と相関がないとかありえないでしょ。
いいえ、この引用元の論文の著者はワクチン接種者の10人に1人という救急外来(ED)受診率はワクチンを接種していない人達に比べて高いとは言えないとしています。
まず論文の結論は
です。
次にTogetterまとめ「HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)接種後の有害事象の頻度は低い 〜 カナダでの研究から 〜 [togetter.com]」によると、「カナダで早朝・夜間・週末の時間外外来を受け付けるのは主にEmergence Department (ED)。つまり時間外で医師に見てもらおうとすればEDにいくことに。ED訪問のトップ3の理由に腹痛、かぜ様症状、喉の痛み等が。であるので、診察待ち時間は2時間とかはざら。」「アルバータでは、10-14歳の人の総数11万人中、37-43%の人が年間に一度はEDを訪れている。このうち一部は多数回訪問者。接種から42日間で1回訪問する人がその程度いるのは全く不思議ではないとのこと。」だそうです。
算数と国語と英語 (スコア:2)
>ふーん
>1年で最大43%ね。6週に計算しなおしてごらん。16人に1人(6.26%)になるから。
なりません。計算が間違っています。
アルバータ州の10~14歳の住民のうち43%が1年に1回しかEDを受診していないと仮定した場合の数字ですよね?
43%÷365日(1年)×42日(6週)=4.95%→20人に1人
実際には#3036864で書いたように「このうち一部は多数回訪問者」です。
例えばこの43%の人々が1年に2回ずつEDを受診したと仮定して6週に計算しなおすと10人に1人(9.90%)になります。
>10人に1人に比べて優位な差がでてるじゃん。
いいえ、計算した10人に1人と実測の10人に1人を比べてちっとも有意な差ではありません。
だからこそ、論文著者のMargaret Russell氏は「接種から42日間で1回訪問する人がその程度いるのは全く不思議ではない」と考えているのです。
もっと正確に計算したければ、ED受診者の年間受診回数が必要になります。
>あと、"19,351 had an ED visit within 42 days" この文章だけど19,351の後にfemalesが略されているんですよ。だから重複はない。
えぇ、EDを受診したHPVワクチン接種者19,351人に重複はない(延べ人数ではない)ことは論文著者もリンク先の人も正しく理解しています。
あなたが「アルバータでは、10-14歳の人の総数11万人中、37-43%の人が年間に一度はEDを訪れている。このうち一部は多数回訪問者。」と言う日本語を理解できていないだけです。
>リンクで紹介してもらったけど、リンク先の人、もう少し英語を勉強したほうがいいと思うよ。
あなたが日本語を誤読したせいなのに、リンク先の人=宮川剛 [researchmap.jp]氏(藤田保健衛生大学教授、博士(心理学))の英語力を疑うのですね。
リンク先を本当にお読みになったのであれば分かる通り、カナダの大手新聞社トロント・スター [wikipedia.org]は、HPVワクチンのガーダシル [wikipedia.org]について2015年2月に"A wonder drug's dark side [twitter.com]"というセンセーショナルなヘッドラインの記事でHPVワクチンの危険性を主張しましたが、感染症や公衆衛生の専門家65人のグループによる反論 [thestar.com]を受けて、自ら記事を取り下げています。
さらに、同紙はpublic editor [wikipedia.org]による次の記事を公表しました。
あなたは英語ができるそうですが、これらの記事を読んでもなお、「HPVワクチンに副作用が無い、副作用と相関がないとかありえないでしょ。 [srad.jp]」などと主張するのですか?
数学の公式の適用条件 (スコア:2)
>これは重複を含めた数学の計算だから「3%÷365日(1年)×42日(6週)=4.95%→20人に1人」にならないんです。
いいえ、42日間のED受診者割合は4.95%になります。
>貴方のやってるのは算数です、数学ではありません。
この確率計算には算数で十分です。あなたは無理に数学を持ち出していますが、数学の公式の適用を誤っているので間違った答を出しています。
>エクセルに「=1-(1-0.43)^(42/365)」を入れればすぐ出ます
この計算は無意味です。あなたはこの数式の意味を理解していません。
1回あたりの事象(ここではED受診)発生確率pのベルヌーイ試行 [wikipedia.org]をn回独立に繰り返した場合に1回以上事象が発生する確率を求める公式「=1-(1-p)^n」を使っていますが、nは自然数に限定されます。
あなたのように勝手にnに実数42/365を代入すると数として計算はできても、出てきた数字はもはや正しい確率を意味しません。
この公式はn年間(ただしnは自然数)に1回以上EDを受診をする確率を求めるときに使われます。
尤もこういう受診したかどうかのような医学的な事象は年ごとに独立ではなくてベルヌーイ試行とはみなせないケースも多いでしょうが。
それはともかくとして、数学の公式は闇雲に数字を入れれば良いというものではありません。公式を使う際にはその適用条件をきちんと確認しましょう。
何故、同じ資料の数字を使っているのに結論が異なるのか? (スコア:2)
>https://secure.cihi.ca/estore/productFamily.htm?locale=en&pf=PFC2992&lang=en&media=0
>からダウンロードできるPDF2枚目に2014-2015の多数回訪問者について書かれていて、年齢が低いほど多数回が少なく7%となっている。
有用な資料をありがとうございます。
カナダ全国の18歳未満のED受診者のうち7.0%が年に4回以上EDを受診している、逆に言えば18歳未満のED受診者の93.0%は年に1~3回EDを受診しているという資料ですね。
年間で43%の人がEDを受診をする場合に42日間には平均してどれくらいの割合の人がEDを受診するのかについて、ED受診者の93.0%の人が全て年1回EDを受診するケースと全て年3回受診するケースについて計算してみます。
年4回以上(7.0%)の人は計算の便宜上全て年4回EDを受診と仮定します。
年1回のケース:0.43×(42/365×0.93+(1-(1-42/365)^4)×0.07)=0.058
年3回のケース:0.43×((1-(1-42/365)^3)×0.93+(1-(1-42/365)^4)×0.07)=0.134
この計算の結果、HPVワクチン接種の有無に関わりなく5.8%(17人に1人)~13.4%(7.5人に1人)の人が42日間に1回以上EDを受診すると推定されます。
HPVワクチン接種者の42日以内の受診者割合9.9%(10人に1人)はこの範囲に含まれていますから、「接種から42日間で1回訪問する人がその程度いるのは全く不思議ではない」ことが正しいと示されました。
年間ED受診回数別のED受診者割合のデータがあれば、もっと精度よく推定できるのですが。
やはり国語力の問題かな? (スコア:2)
>「アルバータでは37-43%の人が年間に一度はEDを訪れている。多数回訪問者がいるため、接種から42日間で10%というのは不自然ではない」
>ということになります。
はい、その通りです。ただし、日本語読解能力があれば分かるはずですが、ここでの多数回訪問とは年2回以上のことです。
>逆に方向から計算しましょうか。
>「42日で10%がED受診、受診者のX%が多数回訪問者だと1年間に37%以上になる」か計算します。
>48%でした。
>「=1-(1-0.1*(1-0.48))^(365/42)」
>をエクセルに入れればわかります。
#3035405 [srad.jp]でリンクされているブログに、これと同様の内容の記事がありますが、あなたがこのブログ主なのですか?
http://ameblo.jp/valuebasedmedicine/entry-12175850542.html [ameblo.jp]
>7%(ただし2014-2015のデータ)とかなり差がでるが、
この差が生じる原因は、この計算式が出鱈目ということもありますが、根本的には資料に示されている7%の多数回訪問とは年4回以上のことなのに、あなたが年2回や年3回EDを訪問する人達を無視して計算したためです。
「アルバータでは37-43%の人が年間に一度はEDを訪れている。多数回訪問者がいるため、接種から42日間で10%というのは不自然ではない」に誤りがあるからではありません。
答合わせ (スコア:2)
>~1~
>>出てきた数字はもはや正しい確率を意味しません。
>いや、近似式でそのようなこと言われても呆れてしまうんですが。
自然数と実数の区別さえつかない人には難しいことかもしれませんが、「=1-(1-0.43)^(42/365)」は近似式とさえ言えません。
試しに半年で計算してみましょう。43%が1年に1回しかEDを受診していないと仮定して、あなたの式では「1-(1-0.43)^(1/2)=24.5%」、私の式では「0.43×1/2=21.5%」になります。半年間で24.5%の人がEDを受診するなら1年間では49%になるはずで本来の43%とズレが生じます。つまり、あなたの計算式は根本的に誤りなのです。
1年に1回EDを受診する人が1年間のうち特定の時にEDを受診する確率は連続一様分布 [wikipedia.org]を仮定するのが妥当だと分かれば、正しい計算式が立てられます。
>多めに見積もった近似式で37%以上を達成できないんだからやはり42日で10%は異常でしょってこと。
>1)42日間に10%の人が受けるのは当たり前
>2)その10%のうちX%が多数回(※4回以上受診)、[100-X]%が単独受診
ここが間違っています。[100-X]%は単独受診者(年1回)だけではなく年2回受診者と年3回受診者が含まれます。
>※4回以上としたのは7%の数字と比較するため
>考え方としてA)多数回(自然発生的でない受診・・・非確率)とB)単独(自然発生的な受診・・・確率)で計算します。A)は正確には出せないのと多くても(37%への+の影響は)3%以下に収束するとみられるから無視し、B)のみで計算したものです。
多めに見積もるなら[100-X]%を年3回受診者と仮定するべきでした。
B)を年1回受診者として計算しようとしたことがあなたの答が誤っている原因の一つです。
>~2~
>そもそも
>i)2014-2015のデータではU18では93%の人が3回以下の受診
>>例えばこの43%の人々が1年に2回ずつEDを受診したと
>>仮定して6週に計算しなおすと10人に1人(9.90%)になります。
>貴方の計算だと「42日で10%」が「365日で37~43%」に収まるには平均年2回の受診が必要になる。
>下記に年平均2回受診になるように「具体的」に割合を数字で書いてくれ
あなたは「数学ができる人、使っている人」ではなかったのですか?
これは簡単な計算なのに。
>※オンタリオ州のデータになるが、2005-2006でU18の約32%が2回以上ED訪問というデータがある。
1年で全体の37%の人がEDを訪問し、全体の32%が2回以上ED訪問し、ED訪問者の内訳が
・年1回ED訪問者の割合・・・13.5% (=全体の5.0%)
・年2回ED訪問者の割合・・・21.0% (=全体の7.8%)
・年3回ED訪問者の割合・・・58.5% (=全体の21.6%)
・年4回以上ED訪問者の割合・・・7.0% (=全体の2.6%)
のとき42日間では5.0%×(42/365)+7.8%×(1-(1-42/365)^2)+21.6%×(1-(1-42/365)^3)+2.6%×(1-(1-42/365)^4)=9.9%となり、HPVワクチン投与者の19351人÷195270人=9.9%と同率。
1年で全体の43%の人がEDを訪問し、全体の32%が2回以上ED訪問し、ED訪問者の内訳が
・年1回ED訪問者の割合・・・25.5% (=全体の11.0%)
・年2回ED訪問者の割合・・・37.0% (=全体の15.9%)
・年3回ED訪問者の割合・・・30.5% (=全体の13.1%)
・年4回以上ED訪問者の割合・・・7.0% (=全体の3.0%)
のとき42日間では11.0%×(42/365)+15.9%×(1-(1-42/365)^2)+13.1%×(1-(1-42/365)^3)+3.0%×(1-(1-42/365)^4)=9.9%となり、HPVワクチン投与者の9.9%と同率。
>(アルバーダ州のシートになってないデータは申請すれば入手可、申請するか検討中)
えぇ、是非、申請してみて下さい。より詳細な計算ができることでしょう。
>~3~
>7/8の書き込みから(相手の理解度を測るために)結論には影響しない程度の些細な間違いをわざと入れてる。
>数学ができる人、使っている人ならすぐ分かるものだろうけど。
「=1-(1-0.43)^(42/365)」この数式の間違いや年2回ED訪問者と年3回ED訪問者を無視した間違いは些細とは言えませんね。結論にもろに影響していますから。
それに6/30の書き込みの「6週に計算しなおしてごらん。16人に1人(6.26%)になるから。」も大きな間違いです。
家庭教師の気分 (スコア:2)
>再三言いますが、貴方の想定したケースだと
>「受診者割合9.9%(10人に1人)」を達成するには「多数回でない(4回以下)の受診者は年平均約2回受診」が必要です。
>これに異存はないでしょう。
いいえ、異存があります。多数回(年4回以上)受診者の年間平均受診回数が例え最低限の4回だと仮定したとしても多数回でない(年3回以下)の受診者が年平均約2回受診すれば42日間で9.9%を達成するというケースを示しただけであって、多数回(年4回以上)受診者の年間平均受診回数が4回よりも多いケースであれば、多数回でない(年3回以下)受診者の年間平均受診回数は当然約2回より少なくても9.9%を達成できます。
これは十分条件と必要条件 [wikipedia.org]の違いですが、数学的ロジックを理解できていますか?
>ここからよく資料を再度読んでほしいのですが、7%の受診者の受診件数の割合はU18で22%とあります。
受診件数の割合とは良い着眼点です。
>貴方の仮定だと多数回受診者(7%)の平均受信回数が7.5回/年とかなり不自然な設定が必要。
全然違います。あなたは本当に統計というか数学を理解していないのですね。
まず、多数回(年4回以上)受診者の平均受診回数を最低限の4回と仮定して計算したからこそ、多数回でない(年3回以下)受診者の平均受診回数が計算上は約2回も必要になったのです。多数回受診者の平均受診回数が4回よりも多ければ、多数回でない受診者の平均受診回数は当然2回より少なくて済みますし、その結果、多数回受診者の平均受診回数は7.5回より少なくなります。
>・年間受診者 293,237・・・A1)
>・年間受診件数 535,326・・・A2)
>・年間多数回(4回以上)受診者数 26,987
>・多数回受診者の年間受診総件数 147,155
このアルバータ州の0歳~17歳の集計データから、多数回受診者の割合は26,987人÷293,237人=9.2%(全国では7.0%)、件数では147,155回÷535,326回=27.5%(全国では22.0%)、多数回でない受診者の平均受診回数は(535,326回-147,155回)÷(293,237人-26,987人)=1.46回、多数回受診者は147,155回÷26,987人=5.45回です。
何も不自然なことはありません。
先に言っておくと、ED受診者の割合37%~43%のデータがアルバータ州の10歳~14歳の女性であるのに対し、多数回受診者のデータ(人数で7%と回数で22%)はカナダ全国の0歳~17歳の男女両方のデータであるので、このままでは正確な計算はできません。特に年齢と性別は受診回数に大きな影響を与える可能性がありますから。そのため、生データを入手する必要があるかもしれません。
>「もちろん不自然だけどありえないことではない」というなら他のデータを探してくるが。
初めは『「ワクチン摂取後に10人に1人が救命救急を受診する」事実を前にHPVワクチンに副作用が無い、副作用と相関がないとかありえないでしょ。 [srad.jp]』と言っていたのに、随分と主張が後退しましたね。
それはともかくとして、『不自然』というのはあなたの主観に過ぎません。
科学的に『不自然』だと主張したければ、あなたは統計的仮説検定 [wikipedia.org]を行なわなければなりません。つまり、p値 [wikipedia.org]を計算し、それが一般的に採用される有意水準 [wikipedia.org]0.05より低いことを示す必要があります。
あなたの提示した元データのおかげで、このストーリーを読む人(まだ見ている人がいるのか疑問ですが)のほとんどは、論文著者の言う『アルバータでは37-43%の人が年間に一度はEDを訪れている。多数回訪問者がいるため、接種から42日間で10%というのは不自然ではない』に確信が持てることでしょう。
Re: (スコア:0)
ある薬剤を投与した思春期の少女にけいれん症状が!ってんで調査してみたら
投与の有無に関係なく思春期の少女はたまにけいれん症状を起こすって調査結果が出ちゃった、
みたいなことがあったりなかったり。
「ワクチンを使った後に障害が出たケースが多数あった」が「ワクチンの副作用と思われるものが多数あった」なのかは本当はちょっと慎重にアプローチした方がいい。
いや、今回の問題は両側もそれなりに慎重に情報出し合ってる好例な方だとは思うんだけど。
(ケースによっては一方がヒステリックになって話し合いができなくなったりするから)
Re: (スコア:0)
いや実際副作用かどうかもまだわかってないんよ。
例えばある日の晩お腹こわしてナイアガラになったとして、
その日の焼きそば食べたからそれがまずかった、焼きそばはお腹をこわす食べ物だ。
とかいう主張出てきたらどう思う?
焼きそばの場合は事例の累積で「あほか」と言える。
#焼きそばが腐ってたとかそういうのは抜きにして
今回のワクチンの件も、基準と事例の蓄積上「どうもワクチンが原因っぽいな」とは言い切れない。
という状況。
なにか『ワクチンを打つべきじゃない条件』にひっかかったかとも言えない。
まあ、安全だろうねぇ。というのが非反対派の総意。(賛成派の、ではない)
Re: (スコア:0)
有用性が怪しい、ってのの明確なデータソースは?
もしかしてあなたの感想?
Re:わかりませんってことでしょ (スコア:1)
逆だろ?
義務化するほどの有用性があるというデータがどこにある?
Re:わかりませんってことでしょ (スコア:3, 参考になる)
別ACだけど、二次情報だときっと不満でしょうから厚生省の奴を。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei.html?tid=284075 [mhlw.go.jp]
最初っから「日本人に対する」って対象を限定しているから色々と分かっているのかもしれませんが、
「子宮頸がんワクチンの不使用 WHO、日本を批判 」という記事も。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG23H16_T21C15A2000000/ [nikkei.com]
安全性に対する懸念があるだろ、という主張は充分アリだと思うのですが、未だに有用性ねーだろと言ってるのはちょっとどうかと思わなくもない。(それと義務化を良しとするかはまた別として)
Re:わかりませんってことでしょ (スコア:1)
Re: (スコア:0)
副作用というより、それを心身不調の理由に決めつけてるだけですよ。
思春期には良くあるアレ。
憂鬱になって実際に体調不良になってサボるけど、原因がはっきりしないアレ。
親や教師に問い詰められて、それっぽい理由があったらすがってしまい、自分でもそれが本当に原因だと信じ切ってしまうアレ。
偽の原因を認めたままでは、本人も不調の原因を取り除けないので、延々と体調不良が続きます。
心因性なので、多分、ホメオパシーとか水素水とかで改善しますよ?
ただし、心因性だと真正面から突きつけると逆効果ですね。
今回の騒動の度し難いのは、反ワクチンカルトな人たちが、心因性であろう被害者(?)を利用して、自らの主張を補強しようとしてる所ですね。
心因性の被害者(?)が立ち直るきっかけをつぶしてしまっています。
Re: (スコア:0)
決めつけるのは危ないとは思うけど
今回の件は、副作用がだるいとか痛いとか何だよな。
調べてもわからんし、本人の申告だけで客観性が無い。
>思春期には良くあるアレ。
と思われても仕方が無い気がする。
なぜ男はいいのか (スコア:1)
疑問に思ってたのだけど。
だって感染することで発症するなら、感染源たりうる男にも摂取しないと、
発症するのが女性だからって、感染防止の観点から片手落ちではないか。
で、男子への接種は「まだ検討段階」(オーストラリアでは男児にも摂取してるとあるけど)
理由はカネがかかるから・・・・
なのに女子には推奨?
Re:なぜ男はいいのか (スコア:2)
HPVで一括りにしてますが、尖圭コンジローマと、子宮頸がんを引き起こしやすい型は違うので、予防接種に入れるなら、それぞれの型を入れないといけないです。
確か日本で接種できるHPVの予防接種には尖圭コンジローマの型は入ってなかったはず。
※日本での接種し始めのころの情報なのでいまは違うかも
外国だと尖圭コンジローマの型が入った予防接種が、男性も対象にされているところもありますね。
Re:なぜ男はいいのか (スコア:1)
>男性も対象
日本では予算化されていない男性向けの予防接種が高くつく。
よってほとんど誰もその気にならないということでしょうね。
気に食わない (スコア:0, フレームのもと)
なんか内容はよく知らんけど
彼らは科学的に安全を証明する側だというのが分かっていないようだ
Re:気に食わない (スコア:3, 参考になる)
最低限の安全性は医薬品として認可される際に確認済み。(ついでに言えば予防効果も証明済)
それ以上に安全を証明するってのは延々使った結果を蓄積し続けるしかないんです。この数値がこれ以上になったら証明終了、とはならない。
一方有害を証明するのは実例がある程度集まればイケる理屈・・なんだけど、
いまのところワクチンで障害だの後遺症だのという例は数が微妙に少ないため「ワクチンが原因」と言い切ることもまた難しい状況。
だから動物実験とかでワクチン漬けにしてその結果を人間に当てはめるというのが第二案みたいなものになるんだけど、
これがまた「量が尋常じゃないだろ」とか「人間と実験動物は種が違うじゃん」とか外挿が難しい。
(例えばすごい簡単な例としては、マウスやウサギに人間の食べ物食べさせて消化器障害になったからと言って人間に害があるとは言えない、みたいな)
だから現時点で「絶対安全とは言えないじゃん」というのはその通りだけど、「使うメリットないじゃん」では決してない」
どっちかと言えば「使って症状が出た時に誰にいくら請求できるの」問題って感じ。
Re: (スコア:0)
>予防接種ってのは副作用があるかもしれないけど社会から疫病を駆逐するためにお前は死ね、という制度なんだから
っていう制度なんですか?こわい
Re: (スコア:0)
その代わり予防接種受けない人が保菌者になっていつまでも病気を撒き散らし続けるだけ
Re:気に食わない (スコア:2)
これ伝染性がある癌なの?
Re:気に食わない (スコア:2)
考えてみればワクチンだからそりゃあそうなのかすまん
Re: (スコア:0)
いや、どう考えても#3033789は#3033784に対する揶揄でしょ
Re: (スコア:0)
>最低限じゃ意味ないでしょ
許す許さないは置いといて
ここで言う「最低限」は「医薬品として世に出すための最低限」なので、どんだけハードル上げても最低限ですな。あまり言葉に拘るのよくない。
このハードルを上げすぎると「打てば疫病の蔓延が防げるのにいつまでたっても認可できない」っていうジレンマが起きる。
だからある程度のところにハードルを置いた上でその後も監視を続ける、という仕組み。
ハードルの高さを云々したコメントではない。
で、今回の例だと認可前に分かるような事例じゃなかったんだから、ハードルの高低は問題となっていない。
認可後に見つかったものについてまだ充分な証拠とは言いがたいんだけどストップする?しない?って話。
Re: (スコア:0)
わたしが理解できないものはだめ!相手がわるい!気に食わない!
ってこと?
アルミの吸収率を考慮すると個体差によって毒性域に到達することを否定はできない (スコア:0)
アルミの吸収率を考慮すると個体差によって毒性域に到達することを否定はできない
経口摂取時の吸収率が1%であることを考慮すると、ワクチンに含有しているアルミ0.5mgは有害性を否定することができない。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
ワクチンのアルミニウム量は知りませんが、アルミニウムのPTWI(暫定耐容週間摂取量)を鑑みるに、
ワクチンを摂取した時は念の為にパンや菓子を控えた方が良いかもしれません。
一部の小児は、普段でもアルミニウムの摂取量がPTWIを上回ってることがあるらしいですし。
http://www.eiken.pref.kanagawa.jp/005_databox/0504_jouhou/0601_eiken_n... [kanagawa.jp]
> 2 群 ( 穀類 ) と 6 群 ( 菓子類 ) を多く摂取する小児では摂取量の多い 5 %が、 PTWI を上回りました。
Re: (スコア:0)
PTWI(暫定耐容週間摂取量)は、体重50kgであれば1週間100mg(経口摂取)までです。
経口摂取時の吸収率は1%程度なので、実質量は1週間で1mgまでです。
ワクチンに含有しているアルミは0.5mgなので、元々PTWIに近い量を摂取している人は明らかに許容量を超えるはずです。
Re: (スコア:0)
PTWIに近い量を日常的に摂ってる人は、時にPTWIを越えることがあると思うわけですが、それで後遺症が残るようなアルミ中毒症状の報告ってあるんでしょうかね。
菓子類なんて摂取に個人差が激しいもので、摂ってる人は摂ってない人の数倍くらいは食べててもおかしくはないし。
Re: (スコア:0)
アルミニウムのPTWIの安全係数は100倍(*1)らしいですが、実際の種差・個体差が問題でしょうねぇ。
*1
http://www.nihs.go.jp/kanren/shokuhin/20131011-dfa.pdf [nihs.go.jp]
Re: (スコア:0)
そうなの?
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
将来はそうなるかもしれませんけど、今はほとんどの人がもってるようなウィルスなんですよ。一生処女・童貞でいるつもりなら別ですけどね。
Re: (スコア:0)
ヤリチン「やらせて」 ヤリマン「いいよ♪」
ワクチン「うたせて」 ヤリマン「いいよ♪」
がばがばやないか
Re:一部の人たちはこう思っている (スコア:1)
女性のほうが低い発展途上国がないことのほうが、
はるかに確実だと思うが。
なんで先進国と言ったのだろう?