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画像生成AI「Midjourney」が美術品評会で1位を取ってしまい騒動に 139
ストーリー by nagazou
ターニングポイント 部門より
ターニングポイント 部門より
最近は人間の描いたような品質の画像を生成できるAIの話題が多いが、そうした画像生成AIの一つである「Midjourney」により生成された絵が第150回コロラド州品評会のデジタルアート部門で1位を獲得してしまったことが物議を醸しているらしい。投稿された画像はJason Allen作とされタイトルは「Théâtre D'opéra Spatial」と名付けられていたようだ(Vice、GIGAZINE)。
あるAnonymous Coward 曰く、
あるAnonymous Coward 曰く、
絵を出展したジェイソン・アレン氏が行ったのは、「独自のプロンプトを基にMidjourneyで何百枚もの画像を生成」「画像の選考」「Photoshopによる微調整」「Gigapixel AIによる画像の拡大」だったという。人間のアーティストから反発が寄せられる一方、アレン氏は「批評家たちは芸術を"制作方法"で判断している」と述べ、作品の出来ではなく作り方で区別する考えに疑問を呈しているという。
一方そのころ星新一賞は (スコア:5, 参考になる)
ショートショートの文学賞である星新一賞の規定はこうなってる
■人間以外(人工知能等)の応募作品も受付けます。ただしその場合は、連絡可能な保護者、もしくは代理人を立ててください。人工知能をどのように創作に用いたのかを説明して頂く場合があります。
■人工知能を創作に用いた場合でも、審査に影響する事はありません。またその情報は審査期間中は審査員へ明かされません。
http://hoshiaward.nikkei.co.jp/ [nikkei.co.jp]
AIによる投稿も認めていた
じつに星新一らしい
Re:一方そのころ星新一賞は (スコア:1)
さらに、今年発表された第9回星新一賞では、AIを用いた作品が一般部門優秀賞を受賞 [itmedia.co.jp]していますね。
作者による解説 [note.com]
まぁ「大量のデータを学習して作った絵」らしい絵では有る (スコア:3)
素人が見て巧いと思うようなタイプの絵では有ると思う。
Re: (スコア:0)
そりゃ後知恵バイアス [wikipedia.org]じゃないのw
Re:まぁ「大量のデータを学習して作った絵」らしい絵では有る (スコア:2)
描かれている人物が綺麗に見えるタッチでコントラスト高めでシンプルな色使い&構図。
AIかどうかと関係ないレベルで一般人ウケしやすい絵だと思いますよ。
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re:まぁ「大量のデータを学習して作った絵」らしい絵では有る (スコア:1)
最も一般ウケする絵はどれか?という賞なら、順位決めもAIでやってしまったらどうだろうか
// そしてAIしかいなくなった
Re:まぁ「大量のデータを学習して作った絵」らしい絵では有る (スコア:3)
と言うか、「○○(有名画家)風の絵を作るAI」なんかだと、内部処理は「絵を描くAI」と「出来た絵を評価するAI」の2つ1組になってる場合が有るそうで……。
そして、学習の際は、その2つのAIが相互影響を与えながら2つとも「成長」していく、と。
Re: (スコア:0)
後知恵バイアスはAIだとわかってから文句言ってる奴らじゃないのw
Re: (スコア:0)
それもそうだけど
「大量のデータを学習して作った絵」だとわかったのは「独自のプロンプトを基にMidjourneyで何百枚もの画像を生成」したとわかったからではないのかということで#4318219も間違ってはないね
Re: Re:まぁ「大量のデータを学習して作った絵」らしい絵では有る (スコア:1)
ランダムな価格から作ったチャートなら区別できるとしても、実際のチャートを学習したAIが生成したチャートと区別できるんでしょうかね
Re: Re:まぁ「大量のデータを学習して作った絵」らしい絵では有る (スコア:2)
俺でもできるくらいだから誰でもできる、はどの分野でもガチの人の常套句ですな。
Re: (スコア:0)
そもそもアートの価値自体がそれを見る人達(多くは素人)の評価によって成り立ってるのでまあ…
Re: (スコア:0)
この作品の作者や審査員が素人だったら誰が玄人なんですかね。
無限の猿定理 (スコア:2)
無限の猿定理 [wikipedia.org]
猛スピードでキータイプ出来る猿を用意して、それらの作品を選別していけば、名作が生まれる、という理屈か。
今は選別の部分を人間がやってるけど、ここをAIが出来るようになったら、人間の作家いらなくなるね。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
安全標語コンテスト (スコア:1)
毎年提出でしんどい。パクリはチェックされてる。
いい感じのを生成するAI作ってくれ。
ちなみに入賞すると図書券が貰える。
今後は、画家やイラストレーターは (スコア:1)
「画像生成AIに指示を与えるテクニック、文章記述力」を磨くようになるんだ。
さらに上のレベルのアーティストは、自分好みにAIを学習させることに心血を注ぐようになる。
絵画教室や芸大で教えるのも、AIに的確に指示を与える方法や、AIの学習チューニングの仕方というようなものになる。
Re:今後は、画家やイラストレーターは (スコア:4, 参考になる)
技法の一つになるだけじゃね
全部なる理由がない
Re:今後は、画家やイラストレーターは (スコア:2)
その流れが必然なら、将棋も囲碁もチェスもプレーヤーが育てたAIを戦わせるゲームになってるはずですし
現実はプレーヤーの学習にAIが広く使われるようになりました。
今感じるのは、AIへの指示(呪文)の最適化を面白がってやってますが、あれコンセプトの明確化ですよね
発注者の教育や、欲しいビジュアルの明確かになるなぁと感じてますよ
Re:今後は、画家やイラストレーターは (スコア:2)
仕様の足りないところを洗ってくれるAIがほしいなぁ
Re:今後は、画家やイラストレーターは (スコア:1)
ゆくゆくは画像だけではなく動画も。
それでもAIの学習に使う素材は人間が提供する必要がある。
いやAIが合成した素材を人間が評価し遺伝的アルゴリズムみたいな感じで生き残ったモノが素材になることもありえるか。
一昔前の (スコア:0)
ハヤカワ文庫の口絵のような作風だと思った
Re:一昔前の (スコア:2)
あとアメコミ映画の「マイティ・ソー」のアスガルドのシーンっぽい気も……超人種族の宮殿の中に別の世界/場所へ行く為の門が開いたみたいな……。
Re: (スコア:0)
それ。なんかSFの挿絵みたいな絵が多いですよね。
Re: (スコア:0)
独自のプロンプトてのが、つまり挿絵ベースだったからでしょね
受賞者を変更するだけ (スコア:0)
芸術として認めるけど、作成したのはMidjourneyだからMidjourneyを作者として認定した上で、応募規定外として無効にするだけ
Re:受賞者を変更するだけ (スコア:3)
「泉」 [google.com]の作者はデュシャンではなく便器メーカーだ、みたいな話ですよねそれ
Re: (スコア:0)
山や森を描いた風景画は地球が作者なのか?
Re:受賞者を変更するだけ (スコア:1)
いいえ。神です。
五輪で例えると (スコア:0)
人型の機械が100m走で優勝した、みたいな話だよね
海外のアーティストが愚痴ってるらしいが、まあ気持ちはわかるな
Re: (スコア:0)
> 人型の機械が100m走で優勝した、みたいな話だよね
そうだとするならば、
もう人間はAIに勝つことはできない、AIで勝負するのは卑怯だ、ってことか。
Re: (スコア:0)
そういうことだと思うよ
グランドマスターを打ち負かしたチェスAIもやっぱり人間の大会からは分離されているし、
これからAIで作られたものもそうであることを明記するべきみたいな風潮が生まれそう
# というか仕事が奪われることが問題なのかな
Re: (スコア:0)
複数の技術者の手を借りなければ存在できない機械が莫大な電力を使って何万もの写真から学習して生まれた絵と単独で存在できるしょぼい人間の絵を比較するのはフェアじゃないから卑怯と言われてもしょうがない。
将棋とかでもこういう話はある。
Re: (スコア:0)
そもそも品評会の目的からほとんど逸脱しているよね。最も上手い絵を選んで修正するだけで良いならゴッホの作品でも他人との共同作品でも過去の受賞作品でも何でも修正してから出せば良いことになる。何のために部門ごとに分けているのかを考えないと。
Re: (スコア:0)
ちがうんじゃない?
芸術って大抵はこういうもの・ことを表現しようという目的と、
それに至るまでの技術の両方から産み出されるけれど、
AIによる画像生成は技術の部分のみが生み出される。
人の意思との組み合わせで初めて芸術となりうると思うし、
やりようによってはMidjourneyを使っても芸術となるんじゃないかな。
生成された絵からいいものを選ぶっていう今回のやり方は芸術と呼びたくないってのも理解できる気はする。
Re:五輪で例えると (スコア:3)
これがサイエンスアートや広告分野のアートなら評価できるのですがね。
作者の手が入ってない芸術として評価されたものに、デュシャンの『泉』がありますが、
作家の批評性、作品としての社会との関わりが評価されたものだと思っています。
Jason Allen氏の作品にはそういうものがあったのでしょうかね・・・
この手の議論がおこることこそがアートだ、という考え方もありますが。
プロンプト (スコア:2)
この場合、プロンプトが創作の肝、あるいはオリジナリティ。3作に絞り込む選択眼含めて、創作性はある、でいいと思う。
コンテストとしてどうかは、別問題として。
Re:五輪で例えると (スコア:1)
AIに「意思」がなくて、人間には「意思」があるって証明できなくないですか?
私以外の人間はすべて機械的に反応しているだけの作り物(哲学的ゾンビ)なんです。
Re: (スコア:0)
証明できないから技術部分でのAI使用が忌避されるのでは
AIでなくとも。 (スコア:0)
超優秀なアシが描いたやつを出しました、でも批判はあったのでは。
描いたんお前ちゃうやんって言われる。
ソース(品評会のレギュレーションとか)はみてない。
Re: (スコア:0)
人が描く品評会なら、本人が描いた未発表作品に限るなんてのがありがちなので、アシスタントはアウトになるでしょう。
いいんじゃないかな (スコア:0)
あらかじめルールとして規定されてないなら問題ないと思います。
今回は絵を選択したりする人の手が入っていますが、将来的には絵の世界でも人間が機械に勝てなくなる可能性が見えてきましたね。
どこまで許されるべきか? (スコア:0)
もともとデジタルアートはコンピューターの支援をかなり受けてると思うんですよね
ではどこまで許されるべきでしょう
テクスチャーからのコピペ
巨大ドット化するフィルター処理
印象派のように加工するフィルター処理
雲の自動生成
樹木の自動生成
人の自動生成
Re: (スコア:0)
Photoshopのレイヤー自動選択機能とかも機械学習を用いているし
AIの定義が曖昧な以上は最新のお絵描きツールは全部AI使ってるだろうがとも受け取れちゃうね
Re: (スコア:0)
結局、レギュレーションを変更していくしかないんだろうね。
芸術だけでなく、スポーツでも服や靴などに頼っているところがあるし。
まさに、人間は道具をつくる動物である、だよね。
Re: (スコア:0)
全部許されない。と言うと語弊があるけど、そこだけ部分的に評価外にするべき。
先進的な技術であれば加点対象になり得るけど、ありふれた技術であればそれはもう評価されない。されるべきではない。
審査員がプロでなければいけない理由。
ソーカル事件 (スコア:0)
早くない?
Re: (スコア:0)
そうだよな
AIで生成された絵だと見抜けなかったことを糾弾した方が面白かったな
審査員もAI化すべき (スコア:0)
人の審査って信用できない。今のAIも信用できないけど人よりはまだ信頼できる。
#AI vs AIの戦い。GANの世界がどんどん広がる
Re:審査員もAI化すべき (スコア:2)
そういう場合はAIに判定させても「このAI作ったやつはクソ」「こんなAIを採用した教師はクソ」と変化するだけだから無意味です。
Re:「批評家たちは芸術を"制作方法"で判断している」 (スコア:1)
氏の作品は、物語に対する評価が大きい。
「だまされた。金返せ」って批判があったけど、
曲そのものではなく、そのバックストーリーに金を払ったから、
それがウソだったときにそういう批判が出たのだろう。
曲の善し悪しなんかは二の次なんだよ。