世界終末時計、残り90秒のまま動かず 52
もっと短くてもいい気が 部門より
Bulletin of the Atomic Scientists は 23 日、世界終末時計を昨年と同じ残り 90 秒に設定した (プレスリリース、 The Verge の記事、 動画)。
ウクライナで続く戦争は核兵器使用のリスクを増し、大国は核軍備に多額の資金を投入している。2023 年の気温は過去最高を記録し、さまざまな自然災害を引き起こした。ライフサイエンスやその他の破壊的なテクノロジーの進歩が加速する一方で、各国政府はそれらを制御するための十分な努力を行っていない。
世界終末時計の残り時間は昨年、過去最短となる 90 秒前まで進められた。今年は昨年から動かなかったが、依然として過去最短の残り時間であり、人類が直面する危機的な状況が改善していないことを踏まえたものだという。そのため、残り時間が変わらないことを状況の改善と受け取るべきではなく、緊急の対策が必要な状況であるとの警告と受け取るべきとのことだ。