実はズレていた(?)EACのオフセット計測 73
いずれにせよ微妙 部門より
2channeller 曰く、
音楽CDをリッピングしてPCをジュークボックス代わりにして楽しんでいる方は多いと思います。リッピングソフトは数多くありますがその中で"Exact Audio Copy" - 通称EACは正確なオフセット計測ができるツールとして定評があります。
CDのリッピング時、どこからデータを読み始めるかはドライブごとに微妙に違います。そこでもし音楽CDを完璧にコピーしたい場合、ドライブごとのずれ(オフセット)を計測してその分差し引きしなければなりません。EACはすでに正確にオフセットが判明しているドライブを利用して、あるリファレンスとなるCDを計測してデータを蓄積してあり、ユーザはそのリファレンスCDでテストすることにより自分の持っているドライブの読み込み開始オフセットを正確に知ることができました(この辺適当なので詳しい人のツッコミを求む)
ところがにゃおでぃお - 日記 : 音楽CDのオフセットが実は30サンプルずれていた by nyaochiによると、その正確無比なオフセット計測が実は最初からずれていたようなのです。
この問題で面白い(というか耳が痛い)所は、EACの作者Andre Wiethoff 氏はCDリッピング界(?)の権威であり、EACが指し示すオフセット値は絶対正しいだろう……と皆が思い込んでいたのが原因かどうかは知りませんが、多くのツール(Plextor社のPlexToolsですら!)がEACのずれたオフセット値を元に作成されてしまっているところです。今さら修正しても影響が大きいので、このまま間違った値をEACの仕様とする様子。まあ関連するツールがすべて同じ基準を用いていれば問題ないですものね。でも個人的には正確さが売りのEACが間違っていたなんて……ビックリしました。
検証されてました。 (スコア:5, 参考になる)
どうやら本当のようですね。
30サンプル程度なら全く無問題なのですが、今まで信じ切ってたものが実は間違ってたと言うのは軽くショックですね。
発達しすぎたスルー力の弊害ですな (スコア:3, おもしろおかしい)
妖精哲学の三信
「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
というか (スコア:3, すばらしい洞察)
もう気にするのはやめたら?って話ではないかな。
Re:というか (スコア:2, 興味深い)
という事を啓蒙しようとわざとずらしていたとか。
Re:というか (スコア:1)
使いやすいのでEAC使ってますが、オフセットまでは設定していません。
# 肝心の評価は基本的に原盤でしかできないので、コピーにそこまでは求めません
Re:というか (スコア:0)
CDは青く塗ったり冷やしたりすると音質が良くなる派ですか? アナログレコードならともかく。
まああなた自身が信じてなくてもそういうオカルトを信じている連中に説得力のある評論を書くのはそりゃ原盤でしかできないですね。
Re:というか (スコア:2, 参考になる)
が、私のシステムではそんな違いはわからないし、そーゆーことで影響を受けにくい機器を入れているつもりです。なのでその手のことも多少の検証をした後に、そんなんじゃ変わらないと私自身は主張しています。また、私の評価はそーゆー連中向けじゃありません。...買ってるジャンルがジャンルですから(笑。それでも評価には原盤というのは、みんな、同じものが買えるじゃないですか。それに、過去に使っていたコピーソフトがお歌の入った部分でビットレベルの誤りを出したこともあるので(笑
# オカルト連中に言わせれば、売ってる原盤も1枚1枚違うのかも知れませんけどねー
ちなみに評価はウェブで公開していますので、興味があればどうぞ。先々週から微妙に遅れ気味...。
Re:というか (スコア:1, 興味深い)
書き込みでエラー訂正(とくにC2)が多いと復号性能は処理系(この場合はオーディオ)に依存するはずだしさ。
ただ一番利くのは製造タクトをケチることで生じる円板の反りかも。
DVDでしたがうちのスロットインで中国産がガリガリゆってました。
Re:というか (スコア:2, 興味深い)
ただ、C2エラーの値って、プレスの方が割と多かったりしてとゆーつっこみはよくあったり。よってプレスCDを安定して再生できるなら(そもそもCD-DAを安定して再生できれば、ってぇ話ですか)影響はそうそうない「はず」なんですけどね。まぁ、そこを切り捨てでも何かを目指しているプレーヤやトランスポートがないとは言えません。
そんな反ってるディスクは入れたくありません...。
Re:というか (スコア:2, 参考になる)
再生時に回転ムラが影響するかどうかのようですね。
CDをそのまま再生するときは、バッファリングも何もしないので、回転ムラがそのままビット転送速度(クロック)に影響して音が変わるようです。
リッピングするときは、再生速度は影響を受けないので何も変わりません。
Re:というか (スコア:2, 興味深い)
VRDSなP-70の相棒、D-70でそれを否定するかのように大容量バッファを積んだんですが、あんまり受けなかったように思われます。つまり、VRDS信者の方々は、おっしゃるような「そのまま再生する」が好きなんでしょうね。そこに価値を感じるオーディオマニアもいるわけです。
Re:というか (スコア:1)
「同じようなもの」を「等しいもの」と位置づけられるかどうかが、その筋の人との分かれ目。
Re:というか (スコア:0)
名前っていうかブランドっていうか、偉大だよね
Re:というか (スコア:0)
少なくとも日本では
みんなずれてるって事は (スコア:3, すばらしい洞察)
いろんなドライブを使って読み書きしてた自分みたいなのは大変だなぁ・・・ 今更管理するにしても30サンプルか・・・
ところで、DaemonToolsとかの仮想CD/DVDツール群は確かオフセットが0だったと記憶しているんだけど、彼らもみーんなズレていたっていう事になるのかな。困ったもんだね・・・
Re:みんなずれてるって事は (スコア:0)
西暦だってキリストが生まれた年を基準にしたはずが、実際には4~7年の誤差があるわけだし。
Re:みんなずれてるって事は (スコア:0)
だからといって、11月に入ったとたんに
クリスマスムードを作り始めるのはどうかと思うが。
Re:みんなずれてるって事は (スコア:0)
七五三自体もターゲット層が限定的なので、なおさら。
Re:みんなずれてるって事は (スコア:1, 興味深い)
#感謝祭の起源とかは一切無視した意見ですので,とりあえずは「ターキーを食べて,なんか感謝する日」くらいの感じで定着させれば良いかと.
Re:みんなずれてるって事は (スコア:1)
七面鳥を食べる習慣もないし。
Re:みんなずれてるって事は (スコア:1, 興味深い)
ずれると言えば、春分点移動の方がどこから移動し始めたか興味あるでよ
3月1日から移動した?
電流と電子流 (スコア:2, 興味深い)
実は媒介たる電子の電荷はマイナスで、マイナスからプラスに流れてました、みたいなものですか?
そのまま放置された煽りで電磁気学に挫折する子は多いと思う。
その程度で挫折する子をふるいにかけるフィルタとも言えなくはないが。
Re:電流と電子流 (スコア:3, 参考になる)
まずもってその先頭30サンプルに音が入っているようなCDはないと思われる(確証はない)ので実害は(ほとんど)ないですが。
Re:電流と電子流 (スコア:2, 参考になる)
合ってる?
30samples / 44100Hz = 0.00068sec
それとも、30サンプルという意味は、そういう意味ではない?
Re:電流と電子流 (スコア:2, 参考になる)
単純にずれていた場合は,聞き分けるのはまず不可能だと思われます.
30サンプルだけ無音やノイズに置換された場合や,30サンプル分欠落して
前後が繋がった場合は何ともいえませんが….
Re:電流と電子流 (スコア:2, おもしろおかしい)
そこで、チタンイオンコーティングされたスプリング内臓の、
ゴールド&プラチナサウンドコードの出番になるわけだ。
これを使うと、音の立ち上がりが素早くなってメリハリがつく、
そしてマイクロ秒単位の音も聞き分けられる。
30センチで10万円はするので、プロユースでないと入手
出来ないだろうけど、前々からこれを使っていた俺は
今回のような問題も実は気が付いていたんだ!
Re:電流と電子流 (スコア:3, 興味深い)
Re:電流と電子流 (スコア:1, 参考になる)
その類の、歴史的経緯でねじれたままの表現になっている事象は、他に何があるでしょう?
1.酸性を示す原因となる元素は、酸素ではなく水素
2. :
Re:電流と電子流 (スコア:1, 参考になる)
西暦 (スコア:1)
実際にはキリストの誕生年は4,5年ずれているそうで.
# どっちにずれていたのかよく知りませんが.
Re:電流と電子流 (スコア:1)
リアルモードで 0x10000 - 0x1FFFE にアクセスできてしまうバグが XMS で利用されてしまった i80286 とか。
# Z80 で IX/IY レジスタに対して 8bit 単位アクセスできたのも
# 元々は「バグ」じゃなかったかしらん?
Re:電流と電子流 (スコア:0)
本来は「第7の月」という意味のSeptember(以下略)。
Re:電流と電子流 (スコア:0)
最初に存在が予想されていたころは、物質の最小単位だと思われていたから。
Re:電流と電子流 (スコア:0)
#ホール伝導でもいいけど。
反物質の世界の住人ではないのでAC
Re:電流と電子流 (スコア:0)
電荷の +, - は振る舞いの違いを区別するもの。 今回のは基準となる点がずれていたということで別の話。
唯我独尊 (スコア:0)
「リッピングズレなし」を標榜するプレクスターなので、EACはズレていることを
知っていつつ、スルーしていたことになりますね。
#スルー力もいいのか悪いのかわからんな。
Re:唯我独尊 (スコア:1)
リッピングミスなし、も言ってくれるといいんだが...。今や問題ないのかしら。
未だにPX-40TSを使っています。このドライブも確かに、まともに読めれば精度は信頼できる(ずれはさておき)。が、まともに読めないことがちょこちょこある。プレス精度に対して寛容さが足りず、こけるCDがあるんですよね。PLEXTORのテクニカルサポートにドライブを送ってみてもらったこともあるのですが、結果的に「PLEXTOR製ドライブはその辺シビアです」っつー話になりました。同じディスクをCD-R58SやW512Sに入れると、何事もなかったように読み出しちゃうんですよね。
だからあまり好きじゃないんですけど、同世代のSCSI CD-ROMドライブはこれしかなく、これを買って以来使い続けている次第です。このPCをリプレースしたら、同時に使わなくなるかなぁ。さすがにSASまで入れる予定の環境で、8bit SCSIもないだろうし。
Re:唯我独尊 (スコア:0)
大人気無いばかりか、他の様々なリスクを冒す事になると思うんですが
# MSがOOoのバグをあげつらったらどう思うよ?
Re:唯我独尊 (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:唯我独尊 (スコア:3, 参考になる)
http://www.digital-inn.de/exact-audio-copy-english/28787-andre-wiethof... [digital-inn.de]
を読むとI'm very sorry to bother you, I wouldn't do that if unnecesary...と、実に低姿勢に礼儀正しくWiethoffのoffsetの決め方を確認しようとしていますよね?
で放置されI still waiting for an answer.なんていいながらさらに待ち、その後What if I tell you that I have done an experiment with industrial CD encoders and found your reference point is 30 samples off from the real absolute zero? なんて核心に迫ることを書き、ようやくWiethoffがThen I would say : Congratulations!とか自分の測った範囲ではそれで正しかったとかそもそもそんなもの(zero offsetを実現すること)は意図してなかったなどと述べています。ややこちらの方がエラソーに読めます。ですからちゃんとはじめは間違いというか作者の意図をちゃんと確認していますよ(しかも控えめに礼儀正しく)?つまり間違いをあげつらうようなことをせずに親切に意図の再確認みたいなことをやっています。
最初はどうやって? (スコア:0)
ということは、「他のソフトと比べてこんなに正確!」という比較がなされていたという事ですよね?その比較はどうやって行われてたんでしょうか。
EACを良く知らない私としては、EACがズレていたことよりも、そのズレた計測結果を皆が信じ込んでいた事の方が驚きでした。どんな巧妙な手口だったんでしょう?
Re:最初はどうやって? (スコア:2, すばらしい洞察)
多くのユーザにとっては新しい概念だったのでしょう。
スペックが優れているという観点ではなくて、付加価値があるという方向。
Re:最初はどうやって? (スコア:2, 参考になる)
最近はどうか知りませんが、昔はオフセット修正ができるリッピングソフトというとEACぐらいしか無かった気がします。
もちろんオフセット修正はEACを使うメリットの一つであり、他にも
・cue+wavの2ファイル構成ができる
→保管と再生どちらにも使いやすい
・ドライブオプションでセキュアモードが安全
→音飛び回避
・ログが出せる
→精神衛生上の信頼証明みたいなもん
・お金かからない
→いわゆるフリーウェア
とかの利点があるわけで、こだわり派には唯一といっていい選択肢だったかと。
あとは日本で言えばYSS氏の解説の影響が大きかったんじゃないかと思いますね。
Re:最初はどうやって? (スコア:1)
なので、みんなが持ち寄ったリッピング結果が等しくなった=正確! と。
# もちろん、持ち寄るときはダイジェストとかを。
Re:日本語講座 (スコア:3, すばらしい洞察)
そういう事例って他にもいろいろあるだろうから、自分にとって心当たりがある人は
「耳が痛い」って思うんじゃないのかな。
「事態を見逃してきたツール作者」である必要はないでしょ。
Re:日本語講座 (スコア:0)
「面白い(耳が痛い)所は、多くのツールがずれたオフセット値を基に作成されてしまっているところ」
と読むのが普通だと思うが?
Re:日本語講座 (スコア:1, おもしろおかしい)
タレコミ内容に合わせて耳にしてみたんだろ
Re:そもそも (スコア:1)
Re:そもそも (スコア:5, すばらしい洞察)
放送大学で中島平太郎先生の講義を聴いた限りではCDはエラー訂正のための仕組み(エラー訂正情報挿入による余丁性や、データの余丁性を持たせることによってディスク上の記録個所が分散してゴミや傷で拾えない部分の影響を最小限にするとか)をディスクのフォーマットに盛り込んであるそうです。
ゴミや傷のあることが致命的ならば諦めるしかないだろうけど、エラー訂正するかしないかはピックアップ後の処理でリアルタイム性があるかないかっていうところにあるじゃないかな。
ところで話は変わって・・・
コンデンサや抵抗、ケーブルなどの種類/銘柄とか、デジタルデータであってもデータのフォーマットの種類とか、プレーヤソフトやOSのバージョンが変わっただけとかでも、音質の評価に違いが出てしまう。そんなオーディオ界のネタを、/.でやると「荒し」とか「不当」とか「フレームの元」とかケチが束になってつくだけで、まったく議論どころか発言も躊躇してしまう傾向もあるかもしれないが・・・
あえて風評に取られてしまうような発言にもユーザの抱えてる悩みがあるわけであって、本来ならば工学的なところにもそういった難題が取り込めるような手法を見出せれば、大きな進歩へ繋がる一歩になると思う。
さらに余計なものを付け足せば、いまだかつてもオーディオの世界には計測ですら(マイクなど)原器がないし、音質評価については指標になるような手法はこれといった決め手になるような手段が見出せてないようにも思う。
大槻昌弥(♀) http://www.ne.jp/asahi/pursuits/ootsuki/
Re:そもそも (スコア:1)
CD-DA のエラー訂正では不十分なのだから CD-ROM レベルのものにしてはどうか。と言いたいのではないでしょうか。
一応参考に(なるのかならないのかよくわかりませんが。)
超高級CD-Rメディアの音質 [srad.jp]
迷信だらけのデジタルオーディオ [impress.co.jp]
#私の耳には iPod とイヤホンで十分です。