
自衛隊の次期主力戦闘機、F-35に内定 151
ストーリー by hylom
やってくるのはいつの日か、 部門より
やってくるのはいつの日か、 部門より
Anonymous Coward 曰く、
共同通信が23日、防衛省が自衛隊の次期主力戦闘機にF-35を採用する方向で調整に入った、と伝えた。
次期主力戦闘機(F-X)は2008年度から退役を始めたF-4ファントム戦闘機の代替の戦闘機であり、F-22ラプターやF/A-18スーパーホーネット、F-15FX、ユーロファイター、ラファールなどの候補の中からステルス性能・運用性などを鑑みてF-35に決定したものとみられる。
40機の購入が予定されているが、仮に制式採用が決定したとしてもF-35の納入は開発出資国が優先されるため、イギリス・イタリア・オランダ・オーストラリア・カナダ・デンマーク・トルコ・ノルウェーの各出資国への納入が終わった後の2015年以降(場合によっては2020年以降にも)になると思われる。
開発中であり、いまだその性能は未知数だが退役を始めたF-4ファントム戦闘機の代わりに日本の空を守るのはどうやらライトニングIIになりそうだ。なお、黒地に緑がなんともかわいらしい試作機の姿はここで見られますが、実機が日本で見られるのはいつの事になるでしょうね。楽しみです。
飛ばし or 誤報or 観測気球の可能性あり (スコア:4, 参考になる)
防衛大臣会見概要(平成21年11月24日(08時47分~08時50分) [mod.go.jp]
# 行くも地獄、進むも地獄か。
# 本当のところどうなんでしょうか?
HIKARU
Re:飛ばし or 誤報or 観測気球の可能性あり (スコア:1, 興味深い)
まぁまだ決定事項じゃないんでしょう。だから防衛省としては国民に
> # 本当のところどうなんでしょうか?
と思っていて欲しい。そのために大臣は「あの報道は全く根拠がありません。」と言った。正式発表がない以上は、どこがソースであろうとも、根拠はありません、と言えます。
でも共同通信が「複数から聞いた」と書いたのが本当なら、内定はしてるんでしょう。観測気球という可能性もあるかもしれないけど、それなら複数の人間が漏らす必要はないんじゃないかな。
Re:飛ばし or 誤報or 観測気球の可能性あり (スコア:1, すばらしい洞察)
マスメディアのことをネタにしてストーリーが立つとそれ見たことかとマスゴミだの捏造や飛ばしばかりだの書き立てるのに、
一方で所管の大臣の会見であっさり否定された後でそれを華麗にスルーしつつようやっと限りなく飛ばしに近い記事を取り上げ、
かつあくまでもそれが真実であることを前提にコメントが続いていく、というのはどのような機序によるのでしょうかしらね。まして
> でも共同通信が「複数から聞いた」と書いたのが本当なら、内定はしてるんでしょう。観測気球という可能性もあるかもしれないけど、それなら複数の人間が漏らす必要はないんじゃないかな。
とまで考えを巡らした上でのタレこみや編集とも思えないし。
Re:飛ばし or 誤報or 観測気球の可能性あり (スコア:1)
ドウシテオレハ、ココニイルンダ!
Re:飛ばし or 誤報or 観測気球の可能性あり (スコア:1)
先日タレ込んだストーリ [srad.jp]ですが町内会レベルではないにもかかわらずオフトピなコメントしかもらえませんでしたorz
Re:飛ばし or 誤報or 観測気球の可能性あり (スコア:1, おもしろおかしい)
戻れば?
大臣会見では否定されました (スコア:3, 参考になる)
http://www.mod.go.jp/j/kisha/2009/11/24.html [mod.go.jp]
>Q:F-Xの話なのですけれども、一部報道でF-35の方向だということなのですけれども、現在の検討状況というのはどうなのでしょうか。
>A:あの報道は全く根拠がありません。従来、我々が内閣を引き受ける前に、色々と省内で検討したりしたことがあったことのパッチワークのような話が出ただけで、あれについてコメントする気もありませんし、防衛省の方針があそこに表れているということは全くありません。
とゆーことだそうですが…
Re:大臣会見では否定されました (スコア:1)
どうせ他に選択肢がないんだからさっさと認めた方がいいと思う
Re:大臣会見では否定されました (スコア:4, すばらしい洞察)
認めちゃうと値段交渉が出来なくなる可能性もあるので、政治的には決まっている・いないに関わらず、曖昧なままの方が正しいと思います。
黒地に緑がなんともかわいらしい試作機の姿 (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:黒地に緑がなんともかわいらしい試作機の姿 (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:黒地に緑がなんともかわいらしい試作機の姿 (スコア:1)
旬を逃しまくってないか??
Re:黒地に緑がなんともかわいらしい試作機の姿 (スコア:1)
いつか所沢の空に初音ミクが...とか。
# つまり中の人(ぉ
仮に2020年あたりまでずれ込むなら (スコア:2, 興味深い)
国産で開発できないものかね?
一般的に非常に長い開発期間が必要なのはわかってますが
その一方で国産機にはT-4みたいに開発期間が短い例もあるわけですよ。
勿論亜音速の練習機と戦闘機を一緒くたにするなという話もあるでしょうけど
モデルケースとしては悪くないのではないかと(エンジンも国産ですし)。
ていうかどっかの国のせいでF-2の開発にストレスがタップリ貯まった開発者に
今度こそ気兼ねなく開発してもらいたいという個人的希望でもあるんですけどね。
F-22を売り渋ったわけだから自前で造るというのは理由としても正当化できるかと。
それに海外メーカーに金を払うならまだ国内メーカーに金を払ったほうがましだとも思うですよ。
本当に専守防衛を目指すならプランにあったものを自前で造らないと駄目でしょう。
軍隊じゃなく自衛隊なんだから人間が服に合わせるようなことは出来ないです:-p
エンジンが肝 (スコア:4, 参考になる)
>国産で開発できないものかね?
できればそうしたいのは山々なんですが、そもそも現代の戦闘機に必要とされる機動性は大推力のジェットエンジンに依存しています。
多量のミサイルを積み、高速で飛行しなおかつ大出力のレーダーを使用するためにはとにかく少しでもパワーのあるエンジンが必要なのです。
で。
F-15に使われているプラット・アンド・ホイットニー(P&W)社のF100エンジンの推力は10トン。
F-35に使われることになっているP&W社のF135エンジンの推力は12.7トン。
それに対し日本のIHIが開発した、XF5-1エンジンの推力は5トンです。
(これは防衛省技術研究本部が開発中の技術実験機『心神』に搭載されることになっています)
ちなみにP&W社のF100エンジンの初飛行は1972年。XF5-1エンジンの初号機は1998年に納入されたもので、26年経ってようやく半分程度の出力を出す事に成功したに過ぎません。
(さらに言えばこのXF5-1は『実証エンジン』であり、つまり信頼性も運用コストもまだまだ実用に足るものではありません)
軍用のジェットエンジン開発にはさまざまな施設、一例を挙げれば地上で燃焼実験を行うための超音速風洞が必要だったりするのですが、北海道の防衛省の研究所にある風洞はそのサイズも風量もP&W社のそれには到底及びません。
ついでにいえば、P&W社の持ってる超音速風洞と同クラスのものはゼネラル・エレクトリック社も持ってて互いに競いながらエンジンを開発してたりします。
これに追いつくにはかなりの資金投下が必要です。施設面のみならず人員的にも。
もし上手くいって十数年後に10トン級のジェットエンジンを開発することに成功したとしても、その頃にはアメリカや世界のトップクラスのジェットエンジンは20トンクラスの領域に達していることでしょう。
ジェットエンジン先進国のレベルに達するには数世代の努力が必要であると思われます。
そして、それと同じくらい深刻なのがステルス技術。
日本は低ステルス性のための設計ノウハウがほとんどありません。
ステルス機に最適な形状を探るシミュレータも。
実機サイズのモックアップで試してみる電波暗室も。(『心神』のステルス性検査はわざわざフランスまで運んで行われました)
まあ、こういった技術にじゃんじゃかお金を投資すればあるいは数世代後には世界レベルに達した戦闘機を作れるかもしれません。しかし、そのために必要な資金・人材がそれに値するものかどうか、という点では冷静な評価判断が必要とされるでしょう。
>ていうかどっかの国のせいでF-2の開発にストレスがタップリ貯まった開発者に
>今度こそ気兼ねなく開発してもらいたいという個人的希望でもあるんですけどね。
石原慎太郎あたりが吹いている「FS-X(のちのF-2)開発では日本を脅威に思ったアメリカに横槍を入れられた!
本来なら日本独自でもっと性能の良い戦闘機ができていたはずだ…」という説がありますが、実際問題としてこの説は全く正しくありません。
当時も今も、日本には戦闘機用のジェットエンジンを開発する能力なんて無かったんですから。戦闘機としては最大の肝であるところのエンジンをアメリカに頼りきっている状況で「日本独自」なんて冗談もいいところです。
>F-22を売り渋ったわけだから自前で造るというのは理由としても正当化できるかと。
>それに海外メーカーに金を払うならまだ国内メーカーに金を払ったほうがましだとも思うですよ。
結果得られるものがアメリカから買えるものと比べて格段に劣っているのなら、正直買ってきちゃったほうが得、という気がします。
将来的にはさておき、十年以内でしたらほぼ確実に米機を買ったほうがメリットがあると思われ。
Re:エンジンが肝 (スコア:2, 参考になる)
そのためには大量のパイロットを育てて大量のメンテナンス要員を育てて大量の航空基地や関連施設が…
よってタイフーンは筋が悪い代物です。
F-35も兵装貧弱じゃね?数いるんじゃね?という推測もあるんですが、
西側がこぞってこれに集中した結果「もうこれしか選択肢ない」という状態なのが今です。
広い広い海洋国家であることを考えても、ステルス性能は日本にとって非常に重要なんですよ。
海の上では双方に綿密な監視や配備が難しいので、少ない数でいかにこちらが相手より早く気づいて叩くかの能力の意味が強くなります。
#まあ潜水艦の方がもっと重要ですけどね
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
Re:仮に2020年あたりまでずれ込むなら (スコア:1)
開発費を回収することを考えると、ちと難しいような気がしますね。
武器輸出三原則を大幅に緩めて輸出可能にすれば解決できる可能性もあるんでしょうが、それはそれで問題がありますしねえ。
数が少ないなあ (スコア:1)
いいような気がする。
Re:数が少ないなあ (スコア:2, 参考になる)
F-15Eも選択肢としてはありうるのですが、
今持ってる制空戦闘機用のF-15とは別物なので、導入コスト自体は新型導入とさほど変わりません。
一番スッキリするのは元々攻撃機運用のF-4を置き換えるために作ったF-2の追加発注のはずなんですが、
もう作るのやめますとか、F-2自体がそっとしておいてほしい子だったりとかで、
そうもいかないからどうすんのよという状態でした。
今後F-35を制空戦闘機F-4置き換えとして導入する可能性はかなり高いので、
F-15Eを導入するよりは、F-35を先行導入(時期的には先行するのかどうか微妙ですが)して、
F-35運用ノウハウを貯めようというのも、スジの悪い話ではないのです。
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
Re:数が少ないなあ (スコア:1)
F-2にはいろいろとややこしい歴史があるのですが、
それは長い話になるしある程度ボリュームのある文章は検索で見つかると思うので端折ります。
今回の話だけに絞っていうと、
・F-2用部品メーカーが、F-X選定遅れや不況だとか握っていても企業自体にはメリットのない技術だったりで生産中止した所が出てきている。(国内企業だけではない)
・F-2のコストパフォーマンスが悪い(決して理論上弱い訳じゃないけど、いまさら増備するにしては高い)
ということです。
国内のメーカーだけでもけしかけて作り直せればそれはそれでよかったんですが、
決して乗り越えるのが低い山な訳ではないので。
#一応手前味噌の軽いエントリー http://d.hatena.ne.jp/TheInelegance/20090729/1248855478 [hatena.ne.jp]
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
Re:仕分け人さん、いらっしゃ~い (スコア:1, 興味深い)
ま、どうみてもF-35は攻撃機ですしね。鈍足でぶちんでAMRAAM4発しか積めない割りに足は長くて外部兵装はそこそこ積める、という。
Re:仕分け人さん、いらっしゃ~い (スコア:1)
ドウシテオレハ、ココニイルンダ!
Re:仕分け人さん、いらっしゃ~い (スコア:2, すばらしい洞察)
どう考えても仮想敵は中国でしょう。
北朝鮮なんて瑣末な話ですよ。
Re:仕分け人さん、いらっしゃ~い (スコア:2, おもしろおかしい)
爆音ミグとか。
Re:殺人の道具 (スコア:5, すばらしい洞察)
直接的には人を殺す道具ですが、間接的には人殺しをさせない道具です。
武力が無ければ武力行使に対して対抗できませんが、武力があれば武力行使への抑止力になります。
楽しみという言葉が不謹慎というのには反対はしませんが、戦闘機すなわち人殺しの道具というのはいかがなものかと思います。
Re:殺人の道具 (スコア:1, おもしろおかしい)
…という主張かもしれません。
または、
単発機じゃ、トラブルですぐ海に落ちるから、パイロットが危険だ!
とかだといいな。
Re:殺人の道具 (スコア:3, すばらしい洞察)
>そういう意味では使いたくないモノに莫大なカネかけてんですよね
>だからといって買わないわけにもいかない
ウチの営業が張り切って売り歩いているBCP用のバックアップセンターなんかもそうですよ。
Re:殺人の道具 (スコア:4, すばらしい洞察)
自称、平和を愛する人ほど好戦的という見本を見せていただき、
感動しております。
兵器がなければ戦争も争いも起きないという誤った夢を
持っている方でしょうか。
そうでしたら、この機会に考えを改めていただきたいと思います。
戦争と言うのは「人間」が行うものです。
そして争いを起こすのはいつも貴方のような片方の意見を攻撃したり、
封じたりしようとする好戦的な方々。
「ひのきの棒」しかなければ、ひのきの棒を使って戦うのが
人間なんです。
もう少し心に余裕を持ちませんか?(俺モナー)
そうすれば、世の中の争いも少しは減ると思いますよ。
Re:殺人の道具 (スコア:1, すばらしい洞察)
ロマンを感じます
願わくば74式も90式もそうなりますように。
#巨大生物相手に火を噴いたのはまたのこととして
Re:殺人の道具 (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:ウンコと一緒なんですよ (スコア:1, すばらしい洞察)
ちょっとまった!
かわいいあの子がウンコしないと仮定すると、不細工なあの子の排出量は無限大になってしまわないか?
というのはさておき、ここはオタクの集う場所なんだぜ。自分の想像力豊かできれいなオタ、グノタはウンコなんて考えは最低だろ。>#1677559
Re:ウンコと一緒なんですよ (スコア:1)
合コンを組んでもらうときなどは「連れてくる女の子、ウンコどのぐらい少ない?」などという話が普通の世の中になり、
何より困ったことに、二次元は常に最上級のかわいさを誇るということになります。
ドウシテオレハ、ココニイルンダ!
Re:殺人の道具 (スコア:2, すばらしい洞察)
日本刀だって飾っておく分には芸術品ですしね。
実戦投入されないことを祈っておきましょう。
不謹慎ってこういうことでしょ? (スコア:1)
残念ながら、自衛隊機になったF-35が人を殺すことは恐らくないので安心してください。
もしかしたら搭乗パイロットの一人ぐらいは殺されるかもしれませんが…。
空母よりも (スコア:5, 興味深い)
F-35にはA・B・Cの三タイプありまして。
・普通の陸上滑走路に離着陸する空軍型のF-35A
・垂直離着陸のできる海兵隊仕様のF-35B
・空母の甲板から離着艦のできる(普通の陸上滑走路でも離着陸はできます)F-35C
に分かれてるんですが、自衛隊が導入しようかどうか迷ってるのは空軍型のF-35Aなんです。
垂直離着陸機構のぶんだけF-35Bは燃料搭載量や兵装庫(F-35は基本的にミサイルや爆弾などの武装をすべて機内の兵装庫にしまっておきます。外部にブラ下げるとそれがレーダー波を反射して見つかりやすくなるからです。)が小さいですし、空母仕様のC型は空母の狭い甲板に着艦するために着陸脚が頑丈に、格納庫での取り回しのために翼が折りたためる機構がついててそのぶん重いのです。
んだもんで、自衛隊がわざわざF-35BやF-35Cを選ぶ理由も無く(そもそもF-4ファントム戦闘機の代替という点をお忘れなく)、必然的にF-35Aしか選ぶ気もない、ということになります。固定武装としての機関砲を積んでるのもF-35Aだけだし。
つか、そもそも日本のごく近所でしか戦争をしないと決めてる日本には空母ってのはそれほど欲しいわけじゃないんです。
そんな人員や予算があったらもっとやりたいことやらなきゃならないことが山ほどあるんで。
#以前海自の中のちょっとだけ偉いひとに「やっぱ空母って欲しいんですか」と聞いたら遠い目をして「それよりまず名刺代やコピー用紙代が欲しいです」と寂しそうに答えてくださったのが印象に残っています。
Re:空母よりも (スコア:2, オフトピック)
F-35Cの大きな特徴は空母に載せてカタパルト発進/拘束着艦ができる点なのですが、
同時にB型よりもA型よりも長大な航続力とより優れたステルス性を備えている、とされています。
USNはA-12もNATFもばっさり切られて代替となるA-6FもF-14改造も却下され空飛ぶ泥縄ライノでお茶を濁されたっきり、
米の国がいくらでも空中給油や基地の確保が出来るうえ、開戦第一撃に使える航空戦力は全部USAFのものになっちゃってますから、
ここらでいい加減空母と艦載機の能力を見せ付けておかないといよいよヤバい、ということでそういう要求になったわけなのですが。
そしてそれがためにただでさえアレな見た目以外の共通性は下がり開発費は増え単価は上がる、と。
どうせ空母欲しいオナニーを発揮するなら「C型のステルス性と航続力こそ欲しているのです!」とどこまでも白を切り通して欲しいものですね。
それで本当に22DDHがもっと大型化したりした日にはJMSDFの正気を疑ってしまいますが。
Re:空母よりも (スコア:2)
いえ、海自で使用するのなら「双発機」の方がいいのでは?と思ったのですが、
単発機を選んだというのはそういう事もあるってことですか。
Re:海自22DDHとの関連は? (スコア:4, 興味深い)
日本に空母は必要だとは思わないけれど、VTOLは十分候補に入れるに値すると思う。
有事の際には真っ先に空自の滑走路は狙われる対象だろうし、日本の防衛の初動が早いとはとても思えない。
空母が無くてもVTOLであれば滑走路が分断されていても使えるチャンスが増える上、空港以外の場所での運用を相手は警戒しなければならないので、航続距離や兵器搭載量が減っても抑止力としての効果は高いだろう。
Re:海自22DDHとの関連は? (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:海自22DDHとの関連は? (スコア:4, すばらしい洞察)
抑止力でいいのだから、やるかどうか、じゃなくて出来る可能性を増やす事が重要で、そうする事で相手も事前にそれをやっているかどうか、やれるかどうかの調査も含めて対処する必要がある。
STOL機を運用している事を前提にすると相手は空港を攻撃するにしてもより徹底的にする必要が出てくるが、それだけで必要な物量が一気に増す。
それに加え空港以外でSTOL機を運用出来る可能性があると、相手はさらに警戒する必要がある。
やらないにしても空港以外でまともに運用出来ないから不要、という解り易い考えだと上陸されたら戦車は不要、という乱暴な意見と同様になってしまう。
戦車の場合は上陸しても戦車を相手にする必要がある、という戦車への対抗手段と手間を相手にかけさせる事がまず抑止力としての効果があるので、実際に運用する・しないに関わらずSTOLを採用候補に入れる意味は十分あると思うがどうだろう?
日本の様に実際に軍事力を行使する事以前にそれ自体を忌み嫌うのならなおさら、抑止力はどれだけハッタリをを効かせられるか、攻め入る際の手間を膨大なものにさせるかという点にかかっているんじゃないだろうか。
空母を運用するのは小型なものに限っても運用や政治的な意味合いもありすぎて使いづらいが、STOL機を空港以外で運用出来る、というのは(特に実際にやってみせれば例え単に報告書を書く為だけのその場限りの寄せ集めであっても)抑止力として非常に有効だろう。
Re:海自22DDHとの関連は? (スコア:1)
> 空港以外の場所なんてのはさらに寝言だ。
高速道路からの離陸を前提にした航空機戦力をそろえている [wikipedia.org]スウェーデン空軍の立場は…
Re:海自22DDHとの関連は? (スコア:2)
家にタンクローリー横付けで灯油を買いますが、蛇口をひねっても灯油はもちろん牛乳も出ないです。
温泉が出る地域はありますが。
Re:海自22DDHとの関連は? (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:海自22DDHとの関連は? (スコア:1, すばらしい洞察)
発艦設備や甲板強度の問題に加えて、インビンシブル級に毛の生えた大きさでは
ハリアーの倍近いデブなF-35のまともな運用などできないでしょ。
F-35運用を前提にした英の次期空母は6万トン級まで巨大化してるし。
デフコン上がったら、E-767とKC-767上げっぱなしで空中警戒続けて、
初撃に備えるのが空自の正しいあり方だとおもう。
開戦と同時に各基地には弾道ミサイル降ってくるのもほぼ規定事項だろうし。
初っぱなで相手の攻撃力を十分減殺できないとおしまいでは。
それに全力出撃での継戦能力はたかが知れてるわけで。
空母なら弾道ミサイルの初撃は躱せるだろうけど、
行動範囲が想定できる1,2隻では飽和攻撃喰らえばやはりおしまい。
Re:開発出資国が優先される (スコア:1, すばらしい洞察)
F-1は2006年に全機退役し、後継として2000年以降F-2が配備されています。
Re:開発出資国が優先される (スコア:2, 参考になる)
F-15も半分以上が改に更新出来ない旧型ですからまずいはずなんですけどね。
一部の機体は偵察機への転用なんて話も出てますし。
それにF-4は予備扱いじゃないですよ。
こうしている今もアラート任務についてます。
Re:一方アメリカでは (スコア:1)
人間の肉体では耐えられないような挙動もできる無人機が、ドッグファイトで生身のパイロットを上回る日がいつか来ると思っていましたが、ステルス防御と長距離ミサイルによるアウトレンジ攻撃が主流となった今では無人機の有効性を見出せないのかもしれません。
Re:一方アメリカでは (スコア:1, すばらしい洞察)
国境警備ぐらいなら良いけど、航空優勢まで獲得しようとするとまだ無理だと思うんだ。
Re:ライトニング? (スコア:1)
http://ja.wikipedia.org/wiki/F-35_(%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F)#.E6.84... [wikipedia.org]
Re:F-35 (スコア:1)
駄目です。
戦競のときに誰が(どこが)尾翼にユニコーン描くかで洒落にならないくらいもめるでしょう(w
※しかもご本人に描いてもらおうとすることは確実……
-- To be sincere...