秋葉原通り魔事件、映画化 64
ストーリー by hylom
そっち側の視点から見るとこうなるの? 部門より
そっち側の視点から見るとこうなるの? 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
2008年に発生した秋葉原無差別殺傷事件が映画化されるとのこと。タイトルは「RIVER」で来年3月に公開らしい。
主人公は「事件で電機オタクの恋人を失ったという設定」「恋人の足跡を探して秋葉原をさまよい、怪しげなスカウトの男性や電機オタクら秋葉原らしいキャラとの交流の中で、生きる気力を取り戻す」だそうだが、どのような映画になるのだろうか。そもそも一般人が秋葉原に来て生きる気力を取り戻すというのがあまり現実性のない展開のような気もするのだが。
そりゃ、見てみなきゃわからないけど、 (スコア:1)
それ(実在の事件をネタにすること)は本当に必要なことなのか? という疑問は出るような気はしますよね。
特に、事件そのものを描くわけでもなく、その事件によって「何か」を失った/奪われた人の側からの描写なわけだから、他のこと(戦争でもテロでも事故でも)で「何か」を失ったり奪われたりした人をネタにしても同様のことを描くことができるようなものだったりすると、当該事件関係者の中には不快に思う人も出るかもしれませんね。
ま、監督さん曰く、
とまで言うわけですから、単なる秋葉文化云々とか(舞台は秋葉みたいですが)事件現場がどうとかじゃなく、或いは被害者遺族役の女の子の健気さで泣かせるようなものでもなく、事件そのものやその背景についてまで深く考えさせるような、奥の深い描写になることを期待しようではありませんか。
被害者遺族の気持ちは何処へ向けられるのか。その気持ちはどのように消化され、立ち直りを見せるのか。
犯人に対する恨み? 憎しみ? それとも犯人の背負う背景に対する同情? 憐憫?
題材にこの事件を選んだ以上、それはきっと「この事件でなければ描けない」ものなのでしょう。
ただの事件/事故に巻き込まれたのではない、あの事件だからこその何かがあるのでしょう。
ドキュメンタリーではなく、女性遺族の立ち直りを描くことにも、ちゃんと理由があるのでしょう。きっと。
# と、思ってはみるものの、話題作りのためにこの題材を選んだんではなかろうかという穿った見方もしてしまうのは汚れてしまった大人だからでしょうか。
Re:そりゃ、見てみなきゃわからないけど、 (スコア:3, 参考になる)
ソースによると
>「余命1ケ月の花嫁」(09年)などでメガホンを取った廣木監督が
らしいので、有名な元ネタがないと映画を作る能力のない人なんじゃないですか
もしくはそういうものしか映画にできない業界の低レベルな構造のせいか
# 遺族のみなさん、がんばって元気になりましょう! とかじゃないと良いけど
Re:そりゃ、見てみなきゃわからないけど、 (スコア:3)
同じく、監督が「余命1ケ月の花嫁」の監督という時点で一抹の不安が…。
似たような話で、女子高生コンクリ殺人の映画化のときも大騒ぎがあったけど、
そのときと同様、よっぽど実力がない限り、手を出しちゃいけないと思うんだけどね…。
ちなみに「余命1ケ月の花嫁」はかなり酷評されてましたね。
参考:余命1ヶ月の花嫁 レビュー [goo.ne.jp] 100点満点中 28点。
clausemitz
Re:そりゃ、見てみなきゃわからないけど、 (スコア:1)
忠臣蔵だって、ただの私憤をはらす話なのに演出がいいから遺っているわけだし
# 忠臣蔵の物語は好きだけど、あれだけをみて、吉良上野介を悪人と判断するのは浅はかなことだとしれてるし
この映画を見た人はこんな映画も見ています。 (スコア:1)
コンクリート
http://www.benten.org/concrete/ [benten.org]
それでもボクはやってない
http://www.soreboku.jp/ [soreboku.jp]
Re: (スコア:0)
女子高生コンクリート詰め殺人事件 [alpha-net.ne.jp]が映画のおかげで風化せずに済んでいる、などという人間がいたらちょっと軽蔑に値しそうな気がしますね。
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秋葉で生きる気力を取り戻した (スコア:1)
倫理はどこへ行った (スコア:0, 興味深い)
大きい事件ってよく映画化されるけど倫理的にどうなの?って思う。
正直自分が遺族だったら憤りを覚えると思う。
中国のひき逃げじゃないけど日本人も倫理感が無くなっている気がする。
Re:倫理はどこへ行った (スコア:1)
事件や事故は被害者遺族のもの、という感覚がおかしい
何からインスピレーションを受けようと勝手じゃないかな
天安門事件がなかったことにされる国と似てるって?
Re:倫理はどこへ行った (スコア:1)
>事件や事故は被害者遺族のもの、という感覚がおかしい
元コメはそんなことまったく書いてないと思うけど。
もし、真面目に事件を追い記録するドキュメントだったらそう反発は起きないんじゃない?
もし監督が本当に言う通り「事件を風化させたくない」のだったら、それこそドキュメンタリーでやればいい。もしくは、園子温監督のように徹底的に設定を変えてしまうか。
少なからず反発されてるのは、そういうこともせず安易に実際の事件を元にして話題にして金稼ぎしてるように思われるからでは?
Re:倫理はどこへ行った (スコア:1)
>そういうのが「事件の私物化」だって言ってるの
>そしてその私物化がおかしいって
いや、そう勝手に定義してるのはあなただけなんですが……
広辞苑によりますと、
>し‐ぶつ【私物】
>個人の所有する物。「会社の車を―化する」
ですが、遺族の所有物だと、誰か主張してますか? そんな人は貴方の文章の中以外では見当たりませんが。
>単語を読むんじゃなく文章を読もうよ…
単語もちゃんと扱えない方が文章云々と言ってもまるで説得力がないですが……
勝手な自分定義を人に押し付けてそのイメージであしざまに語る自分を反省なさい。
Re:倫理はどこへ行った (スコア:1)
忠臣蔵なんかは現在も人気の演目だったりしますがその倫理観というのは江戸時代より前の倫理観なんですかね?
吉良の人々にとっては嬉しい話ではありませんね。
思いつくだけでも八百屋お七や阿部定事件という一般人が起こした事件も有名ですし、津山三十人殺し事件もありますね。
Re: (スコア:0)
忠臣蔵の時代の遺族が今も生きてるんですか?
Re:倫理はどこへ行った (スコア:1)
子孫くらいならいるのでは。
Re: (スコア:0)
事件後間もない頃から上演されていた [wikipedia.org]とされていますね。
当時の倫理観でも事件への興味のほうが勝ってたんじゃないでしょうか。
今の倫理観が昔と変わったかという趣旨で書いたものなので今遺族が存命かどうかは関係ないと思います。
たぶん事件関係者の子孫が全て絶えてはいないと思いますが…。
Re:倫理はどこへ行った (スコア:1)
他の方も言ってますが、松の廊下の刃傷事件から吉良邸討ち入りの一連の話を一番最初に戯曲化した「仮名手本忠臣蔵」は、事件を元としつつも舞台や登場人物を変えて創作しています。(まあ、幕府批判と弾圧されるのを躱すためですが)
舞台や人命を実際のものとしたのは百年ほど経ってからです。
この映画の件と事情は違うし、事件当時から幕政への不満の捌け口として浪士を支持する庶民が多かったのも確かなんですが、一方で赤穂藩主はかなり性格的に問題があった(それ以前も時々理不尽で異様なキレ方をした)参加した赤穂浪士のかなりが「士官活動としての一環」くらいに考えていたらしく切腹になるとは思っていなかったというのが最近の研究結果では言われてますので、吉良側にとっては一方的な風評被害に近くはありますね。
Re:倫理はどこへ行った (スコア:1)
収益が上がればご遺族への補償に廻します位のことはあってもいいと思いますが。
Re:倫理はどこへ行った (スコア:2, 興味深い)
私的な見世物小屋の出し物ですから、嫌なら見るなで正解です。
公共のでんぱを垂れ流すのとは違いますよ。
Re:倫理はどこへ行った (スコア:1)
倫理観などという題目を元に、表現の自由を制限させる様な
圧力のほうが、なにやら気持ち悪い。
見たくなければ見なければいいだけなのに、
感覚的に気に入らないだけで、何故か作るほうを批判する。
清濁併せ呑んでこそ、豊かな表現も生まれるだろうに。
別に件の映画には全く興味が湧かないが、
作りたければ、自由に作らせればいいと思う、法律に違反しない限り。
被害者を鞭で打つような、遺族に苦痛を与えるような内容だったら、
世間から非難を浴びるなり、黙殺されるなりなるだろう。
表現した結果が倫理的に許されないならば批判されて然りだが、
表現自体に制限をかけようとする空気は、正直居心地が悪い。
ましてや、幼児ポルノなどと違い、出演者、
スタッフだって内容を把握した上で映画を作るだろうに、
作ること自体に問題があるとは、到底思えないのだが。
Re: (スコア:0)
ここが難しいところね。
もしかしたら、世間は気づかない、被害者や遺族でないと理解できない悩みがあるかもしれない。
嫌いなものを嫌いと言うのは大切。
嫌いと言っただけで、「表現自体に制限をかける空気」などと
その罪深さをへんな修辞で大げさに表現するのは、よくない。
Re: (スコア:0)
>もしかしたら、世間は気づかない、被害者や遺族でないと理解できない悩みがあるかもしれない。
だとすればそれは被害者や遺族ご本人のみが表明可能なことで、第三者が勝手に代弁(になっているのかも不明)できるものではないはずですよね…
第三者に限らず、自分自身の主観として「自分は嫌い」と表明する分には別に違和感ないのですが、「倫理」や「被害者」をダシにして他人にも従わせようとするのはやはり気持ち悪いです。
Re: (スコア:0)
見なければいいと簡単に言う人は
倫理観と表現の自由を両立しようとしない人にありがち
内容を把握して上で作っていないかもしれないまたは
把握した上で捏造(創作)したのかもしれない
幼児ポルノも本人が把握した上で作成したのかもしれない
Re: (スコア:0)
殺人者をも偶像化したくなるだけの世相の行き詰まりがあるってことでしょ。
さすがに相手は選ぶが。逃亡時の記録をヌケヌケと出版した某殺人犯ではこうはならんはず。
そんでもってこういうのは昔っからあること。いまどきだけが異常なわけではない。
つーか、本当かどうかしらんけど昔の戯作家たちは
心中ものひとつ興行するためにほんものの心中を「演出」したとか
その心中のニュースが瓦版に載るのに合わせて舞台初日をぶつけたとか。
芸能って世界にはもう宿命的にそういうところがあるのでわ。
Re: (スコア:0)
殺人者が偶像化される映画なんでしょうか?
Re: (スコア:0)
つーかこの話なら別に何の事件でもいいですよね
多分ポイントはそこですね (Re:倫理はどこへ行った (スコア:3)
別に何の事件でも良いのに、この実際の事件を下敷きにした理由がどこにあるのかが、ポイントですね。
単なる客引き、話題作りのために選んだなら問題だと思いますし、秋葉原という特異な街を描くのに都合が良い題材だったというのでも、やはり倫理的な配慮が足りないと感じます。
「無差別な通り魔事件を風化させない為」に、ドキュメンタリー以外の手法をとっている理由が、倫理観や道徳観に欠けた理由でないことを祈ります。
Re:なんで被災地も出てくる? (スコア:0)
被災地で撮影もしたんだって書いてあったな。
なんか不愉快。
あ、もちろん観る予定もなければ、
この手の映画がかかる館もここいらにゃねーっす。
Re: (スコア:0)
振り返って、あの自粛騒動、今はどう思っているんでしょうね。
無関係な赤の他人が「倫理」なんか振りかざすのは滑稽でしょう。
お前は何様じゃ。
Re: (スコア:0)
無関係な赤の他人って、もっとも客観的に意見を述べられる立場だと思いますが。
倫理の話をするなら最適な位置でしょ。
Re: (スコア:0)
倫理の話をするなら最悪な位置でしょ。
お前は、3.11の映画でもみてホルホルする朝鮮人か。 (スコア:0)
http://www.google.co.jp/search?q=%83z%83%8B%83z%83%8B&ie=utf-8&... [google.co.jp]
Re: (スコア:0)
趣味がいいとは思えないし誰かに誘われても見たいとも思わないけど
もっと酷いことは現実にいくらでもあるんでこれだけを非難する気はないかな。
Re: (スコア:0)
> 大きい事件ってよく映画化されるけど倫理的にどうなの?って思う。
疑問の矛先が表現者に向かうってどうなの?って思う。
とでも まぜっかえせばいいんですかね?
これだけの大事件が起きても、トヨタをはじめとした派遣社員の待遇は変わらず、
高卒=> 非正規就労 => ワーキングプア という図式は何一つ揺るがない。
こっちの方が「経営者たちは倫理的にどうなんだ?」「経営者たちの倫理はクズばかりだろ」
と言わないのはどうしたもんだか。
みみっちい正義感で映画製作に難癖つける前に、事件の真因に気づけよ。
くだらねえ正義感なんかクソの役にも立
Re: (スコア:0)
もっと昔みたいに大きな事件や災害はさくさく映画にしてほしい
この事件もタクシードライバーな感じで撮れば良いのに。
どうでもいい (スコア:0)
この逆の視点でつくろうものなら、バッシングでしょどうせ。
Re:どうでもいい (スコア:3, おもしろおかしい)
まずはトヨタの派遣切りをテーマにしてない時点で、全く期待してない。
Re: (スコア:0)
それをテーマにすると「加害者側の主張を広める」ことになってさらに不謹慎厨が湧きませんかね?
昭和ならそれすらも“現代若者の縮図”として描かれた気もしないではないですが。
Re:どうでもいい (スコア:1)
>「加害者側の主張を広める」ことになって
それの一体何を問題にしているのか分からん。
#さくらんぼ小学校の時の例のコメントを思い出す。
#「土田市長は「校名を変えれば、かえってアダルトの世界を正当化することになる」などと述べ、校名変更の考えはないようだ。 」
#「お前は一体何を言ってるんだ?」な状態。
むしろ「加害者側の主張は一切無視して構わない」と考えている人間の方が恐ろしい。
そういう人は、裁判とか冤罪事件を一体なんだと思ってるんだろう。
Re:どうでもいい (スコア:1)
>むしろ「加害者側の主張は一切無視して構わない」と考えている人間の方が恐ろしい。
だったらよけい「事件を元にしたフィクション」じゃなく、ドキュメンタリーの方が相応しいと思うんだけど?
Re: (スコア:0)
いや、加害者の主張の内容云々ではなく“大事件を起こせば主張が広められる”という前例になると模倣犯が出るおそれがあるということですね。
もっと世相を取り入れた動機にするなりしてそのままの主張にしないような配慮が求められるかもしれないという犯罪予防的な観点でのお話。
自分ではそれが必要だとは思わないんですが空港での荷物チェックすら厳しくなる時代なので。
過去の映画作品なんてもっとエグいんですけどね。
Re:どうでもいい (スコア:1)
だとしても「大事件でも起こさない限り主張を聞かない経営者」がいる限り、その問題は解決しませんよ。
それに、何も聞いて欲しいから起こしてるわけでもなかろうに。
十歩譲って、仮に模倣犯が出たとしても、大事件を起こせば「聞いて貰える」から起こすわけじゃなくて
「聞いて貰えるかもしれないという楽観的観測」に基づいて動くだけなので、やっぱり映画化は関係ない。
むしろ、(たとえばトヨタの)知られちゃ困る事実を封じ込めるための詭弁にしか見えないな。
Re: (スコア:0)
動機は、派遣切りではなくてネット掲示板でのトラブルだろ。
蓮佛美沙子 (スコア:0)
T/Oで充分なのに
種族 (スコア:0)
萌えでも無く
パソでも無く
電子でも無く
電機オタとな
Re:種族 (スコア:2)
家電オタとか
Re:種族 (スコア:1)
#最初「荷電芸人」と変換された。
電機オタ (スコア:1)
>電機オタというのがよく分からないのですが、
エアコンはビーバー [beaver.jp]じゃなくて霧ヶ峰 [mitsubishielectric.co.jp]だよねとか、
やっぱ PC は Mate J [necdirect.jp] じゃなくて apricot [mdit.co.jp] だよねとか、
暗号は MISTY/KASUMI/Camellia [mitsubishielectric.co.jp] で決まりとか。
図書館システムは…。
ツナギを盗んだヤツへの追求は含まれるのか? (スコア:0)
ツナギを盗んだヤツへの追求は含まれるのか?
Re: (スコア:0)
やらないか