また、親コメントの提案資料をたどっていくと、
>SOxフリー
となっていることから、
1.廃油の浮遊物除去(ろ過)
2.水分除去(加熱)
3.苛性ソーダによる乳化
4.メタノール付加および共沸によるエステル交換反応の実施
メタノール沸点付近での温度維持 ⇒ 脂肪酸エチルの合成
5.イオン交換膜でのNa+の回収
6.比重、沸点差などによる不純物の除去/精製
と考えられます。
このうち、有害廃棄物となりうるものは、回収できなかった
1.未反応のメタノール(劇物)
2.苛性ソーダ(公害防止法に基づく汚染物質)
で、脂肪酸エチルの合成過程では、水とグリセリンが発生しますが
有害物質とまでは、いえないでしょう。
あとは、微量微細の炭水化物など(小さなてんかす等)ですかね。
これらは、分解時に生物化学的有機分解されますが、汚染物質といえば、
・・・そうなりますね。
グリセリン自体は、工業用途でも振り向ければ、よいでしょう。
>果たしてエコなのか・・・が心配になりました。
この部分は、私も同感です。
とかく工業化学の世界では、化学反応のための反応熱など、
見えないところでのエネルギーロスが、無視されがちです。
このために、巨大なプラントを必要とするのです。
さらに、提案資料にあるように、植物バイオマスに準じた恩恵が
この種の装置には、受けられるようで、CO2 0エミッション扱い
されるみたいで、発電時出ていても関係ないみたいな・・・です。