山形浩生に名誉毀損で330万の賠償命令 134
ストーリー by Oliver
てんやわんやの大騒ぎ 部門より
てんやわんやの大騒ぎ 部門より
SS1 曰く、 "『伽藍とバザール』の翻訳で知られる山形浩生氏は,名誉毀損により,原告の小谷真理氏に対して,山形氏側に出版社を含めて330万円の賠償命令と「自分のホームページ」への謝罪文の掲載を命じられた。朝日新聞によれば,ホームページへの掲載命令は初めてとのこと。
ことの発端は『オルタ・カルチャー日本語版』に掲載された山形浩生によるアジビラ調の記事「小谷真理、およびそれを泡沫とするニューアカ残党似非アカデミズム」で,これが名誉を毀損する行為として認定された。これに対する代表的な反論としては,起訴当時,ワイアード日本語版の編集長だった小林弘人氏の編集長日誌「浪漫低空飛行」の1月23日の記事を読んで欲しい。また,原告の小谷氏の主張は訴訟サポートグループ女性の著作権を考える会のホームページにまとめられている。"
判決はおっしゃる通りだが (スコア:3, 参考になる)
しかしこの「女性の著作権を考える会」ってのは何だ?
評論家や作家たるもの言論の訴訟は自力でやるべきと思うのだが。
あ、あと出版社にまで責任かぶせるのも変だ。
Re:判決はおっしゃる通りだが (スコア:1)
出版社は、仕入れてきたモノ(原稿)を売ってお金を稼ぐわけなんで
普通にそれ以外の業種と同じ程度に売り物に対する責任はあると思いますよ。
しかし「女性の著作権を考える会」のページ、ショボいなあ。
あちこちリンク切れもあるし。
--------------------
/* SHADOWFIRE */
Re:判決はおっしゃる通りだが (スコア:2)
出版社に責任がある->よって出版社が検閲->国は出版社に圧力かければよい
ってなことになってしまうから。
投稿されたものを陳列して、広告のViewで小銭かせいでる/.jpはどうなるの
という話にもなるし。
#それはともかく、「女性の著作権」って何だろう。著作権に性別が関係あるのか?
Re:判決はおっしゃる通りだが (スコア:3, 興味深い)
結びつけて「女性の*」ということで強行に通す傾向が
たまにみられると思う。(今回のがどうかは知らないが。)
社会的弱者(痴漢に限り「疑わしきは有罪」であったり、
各種費用の割引度の低さだったり)になりつつある男性側も、
これからは「男性の著作権を考える会」、「男性専用車両の
導入を検討する会」、「小遣いアップ推進委員会」など
いろいろ動かないと、どんどん肩身が狭くなっていくのでは?
そもそも体力でなく知力をベースにした現代社会では、女性が
弱者であるというのはあくまでも過去の遺産を引きずっている
だけの話だし。清算が済んだ/関係のない分野はあくまでも
イーブンでいかなくては。
男性論 (スコア:1)
たとえば、自殺率は男性のほうがずっと高いし、凶悪犯も男性の方がずっと多い。これは、男性が置かれている社会的な立場が、女性よりもずっと劣悪であることに起因している可能性があるのではないか。ひらたくいえば、これは男性差別だ。
なんて議論も可能です。問題は相関関係ではなく因果関係が示せるかどうか。相関関係だけなら、「巨人ファンでA型で眼鏡をかけている人の凶悪犯が多い」とでも言えてしまいますし (もしそうなら)。
世論を見る限り (スコア:2, すばらしい洞察)
・何か原因があるからみんな(理由は分からなくても)納得する(はずだ)。
・みんなが納得するので(理由はわからないけど)それが原因(のはず)だ。
で、常に正しいことになってるねこの宇宙では。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Re:世論を見る限り (スコア:2)
# 違うのかな?
Re:判決はおっしゃる通りだが (スコア:1)
たとえば、
>「女が書いたのではない、男が書いたに決まっている」と揶揄すること……
これは「女性がひとりでは創造的なことなど何もできない」(「女性の著作権を考える会」HPより)
ここまで思ってる男って、そうそういないと思うんだけどな。
なんか、こういう発言の方が、むしろ女性差別なんじゃないかと思う。
たしかに、女性蔑視的な男は多いと思うけど、
こんな過激な差別連想をするのは、「女性の?を守る会」の人たちだけだよ。
Re:判決はおっしゃる通りだが (スコア:1, 興味深い)
わたしゃこの件に関しては完全に山形氏サイドよりなのですが(似非アカデミズム批判にはもろ手を挙げて賛成)
>>「女が書いたのではない、男が書いたに決まっている」と揶揄すること…… これは「女性がひとりでは創造的なことなど何もできない」(「女性の著作権を考える会」HPより)
>ここまで思ってる男って、そうそういないと思うんだけどな。
いや、そんなことないっす。私(女ね)が性別を明らかにして、あくまで女性として書いた文章に対して「女が書いたとは思えない、本当は男に違いない」と何度言われたことか。実際に会って話しても「信じられない。別人が書いてるんじゃないの?彼氏とか」といわれるくらいだから、男性サイドの女性観の偏りは当人たちが自覚している以上よ。知人の女性ライター(とっても博学)もやはり性別を疑われることしばしばらしい。もっとも、それで腹を立てるわけじゃないし、むしろあなたがたの女性観を変えることに私の文章が寄与しているならうれしいわ、くらいのものだけど。
問題は、この問題と山形氏の批評は大して関係ないってこと。山形氏が言いたいのは、巽・小谷両氏の評論はちっとも役に立たないシロモノで、その役立たずぶりたるや両氏が同一人物であるとしか思えない(というレトリックがレトリックとして通用しなかったために今回の裁判沙汰となったわけだけど)ってことでしょ。第一、小谷真里の評論文なんて、いかにもオンナオンナしていて、男と思えというほうが無理。
意味不明なページ(オフトピ) (スコア:1)
> しかし「女性の著作権を考える会」のページ、ショボいなあ。
> あちこちリンク切れもあるし。
それ以前に「Japanese」のページなのに、ホームに
「女性の著作権を考える会」以外に日本語が見あたらないので、
見る気が失せました。
「Japanese」の意味をわかっているのでしょうか。
英語が読めない人は見なくて結構ということなんでしょうね。
「例の裁判」ってのはこのことか (スコア:1)
ニュースになればそれなりに,だな.
個人的には彼の文章は面白いとおもう.
まあ,はっきり言ってかなり高飛車なモノのいいかた(書きかた)をするけれども,
そのぶんの主張は (私のような凡庸な人間には理解し難いものの)
いいレベルにあるとおもう.
ただ,それと,彼の人格とはまったく別の問題だと思うのだ.
人間的にデキてるヤツがいいものを残すかといったらそうでもないし,
すげぇモノを後世に残した人間がクズだったってこともままあるわけで.
(当然,彼がクズか偉人かというのはここでは述べてないよ,念のため)
それにしても,なんでもかんでも,女性問題に帰結したがるのは如何なもんかね.
そういえば,あの田嶋某もその類だが.
別に僕は世の中に女性差別があっていいと言っているわけじゃない.
けれど,問題のすべての原因をそこに持ってくる論説に反吐が出るというだけだ.
ところでおもうのだけれど,slashdot の読者の男女比ってどうなんだろうね.
男女比って言って悪ければ,フェミニスト率はどのくらいだろう.
女性から見て,田嶋某のようなハイパーフェミニストってどうなんだろうな?
なんだかなぁ。。。 (スコア:3, 興味深い)
これが言論分野に拡大されては何も言えなくなってしまうんですよね。
でもなぁ、文を以って世に問おうとする者は非難に対し文で反論するという、吟持とでもいう感覚があったはずなんだけど。それは結果的に、自主的な言論規制を回避することにもなる。
法に書かれた名誉毀損の範囲を制限したくなってきます。
他の先進各国はどうなってるんでしょう?
-- wanna be the biggest dreamer
Re:なんだかなぁ。。。 (スコア:1)
>それは結果的に、自主的な言論規制を回避することにもなる。
「自主的な言論規制」。
うおーーー。おぞましい概念ですぅ。
知りあいが「自分の口にガムテープを貼る行為」と言ってたなあ。
それじゃ駄目なんだよなあ。
「言論の自由」はあっても「行動の自由」は無い、ということの意味を
もっと多くの人が考えてほしいもんだと想う。
言葉じゃ人は直接は死なないのよ。だからこそ自由が認め得るんだから。
>他の先進各国はどうなってるんでしょう?
名誉毀損の話じゃないけど、こないだ出てきたフランスの「パロディ法」
http://www.kyoshin.net/AIDE/aide_42/10.html
って、やっぱりすごくカッコイイと想う。大人だなあと。無用の不自由を人に課さない。
Re:なんだかなぁ。。。 (スコア:2)
-- wanna be the biggest dreamer
Re:なんだかなぁ。。。 (スコア:2)
それでも社会的には相手の「嘘」が信じられてしまったら、
裁判で名誉回復を図るのは認めます。
けど訴訟前にやったことってただ抗議しただけですよね?
やはりまだ言論で闘う段階でしょう。
#好意あるから守ってるなんてすりかえないでください。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:なんだかなぁ。。。 (スコア:2)
はっきりいって理解できない。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:なんだかなぁ。。。 (スコア:2)
何か反論してもそれは全て山形氏の思うつぼだ、というのは「謀略」に近いでしょう。
# もちろん「謀略説」「陰謀論」の皮肉も含めてます
とりあえず、こちらは分からないから理解しようとしてるのに、そちらには全く理解させようとする気がなく馬鹿にするだけだというのは分かりました。
すぐ裁判に訴えるタイプってそんなんなんでしょうねきっと。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:なんだかなぁ。。。 (スコア:2)
名誉毀損の範囲は広い。
言論界では、名誉毀損に訴えることを避けることで、乱用を防いできた。
この避けてきたことは、言論人の矜持という要素が多分に含まれていた。が、最近はそれが通用しない。
言論の自由を守るために、名誉毀損の範囲を考えることが必要なんじゃないだろうか?
です。
僕が今回裁判に訴えたことを批判しているのは、文章を生業とする者が言論を滅ぼす行為をとったということに対してですよ。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:なんだかなぁ。。。 (スコア:2)
僕は山形氏の文章が言論であるなんて言ってないっすよ。
というかどうしようもないないものだから、そんなのどうでもいい。
# 僕が罵詈雑言を相手にしないのは、ここ一連の僕のレスを読めばおわかりいただけるかと
で、そういう非難(論のひとつとしての「批判」ではない。「言いがかり」という意味)に対しても、すぐに名誉毀損に訴えては言論の萎縮をもたらすから避けるべきだと言ってます。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:なんだかなぁ。。。 (スコア:3, 興味深い)
ちょっと話題から外れますが、その辺は裁判官も分かっているらしく、女性の著作権~のサイトに掲載されている判決 [twics.com]の1-(1)-エによると、ペンネーム云々以外の部分については「原告自身...対抗言論によって自らの正当性を擁護すべきである」としています。
今回賠償の対象になったのは「小谷真理が巽孝之のペンネームなのは周知の事実」はレトリックとは認められない、の主張ですから、言論で対抗しようとしても「いや、単なる比喩なんだから。分かるでしょ?」だけで切り返されてお仕舞い、だと原告が判断しても無理もない争点かもしれません (それ以外の争点はサテヲキ)。
# この一件、裁判官が一番マトモな事を言ってるような気がする...
Re:なんだかなぁ。。。 (スコア:2)
#いくつか僕の認識不足についての指摘をいただいていますが、具体的論証のない指摘は井戸端会議と変わらないと見えるので無視します。
なるほど、あなたがそう言われたらどうだ? と言われても何を言わんとするのか意味不明だったのだけど、要するに名誉が大事なんですか。
残念ながら、僕は名誉なんてどうでもいいので、それを理由に言論の自由を侵す行為は容認できないし、言論人しての資質を疑います。
ある人々にとっては、言論の自由よりも自分の名誉の方が大切なんだなぁというのはわかりました。
名誉毀損の範囲を言論の自由を守れる範囲に制限すべきだ、という僕の主張を無視するのはなるほど納得。
僕はもちろんこの価値の順に異議を唱えます。
理由を簡潔に言えば、言論の自由あってこそ個人の名誉も守られる。逆は成り立たない。
ついでにもうひとつ読み落としを。どんな事態になっても法に訴えてはいけないとは言ってませんよ。
というか、いくら反論しても自分の言ったことが虚言とみなされ相手にされないような状態になるならば、法による回復措置も許容する、と前に書いてますね。
でも今回は抗議はしたけれど公論せずに、いきなり法に訴えたんですよね。ゆえに批判する。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:なんだかなぁ。。。 (スコア:2)
「AはBである。BはCである。ゆえにAはCである。」
というような、合理性をよりどころに結論を導くものでしょ?
事実を訴えることは反論ですよ。きちんと論理だっていればね。
嘘でも論になりえますよ。合理的でありながら真っ赤な嘘は何百もあります(詭弁ってやつですな)。有名なところでは、ソクラテス時代のソフィストたちを参照あれ。
そして事実は論理展開の手段のひとつです。嘘である論を反駁するのにはこれを道具とするしかありません。
なんか論というものに過剰な正義を与えてやしませんか? そんなものは主張のための単なる道具です。
あと僕は極論は排除するものです。
先に書きましたが、実績が崩れ読者が離れるような事態になれば法に訴えるのも認めています(なぜ皆ここを無視するのだ?)
ですが、そのような事態になっていないならば、認められません。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:当然な事であってほしいこと。 (スコア:2)
-- wanna be the biggest dreamer
Re:なんだかなぁ。。。 (スコア:1)
それを社会的制裁だの何だのって話にしちゃうから話がおかしくなってるんでは?
だいたい、本人も「山形の落ち度だと言われれば、それはその通り」て言ってたし。
私的には、こういう悪ふざけを裁判なんつー手段に訴える神経がわからん。自分でなんとかしよーと思わんのかね。小谷はかなり「おこちゃま」だと思う。
悪ふざけも許さないような人間を私は全く信用できないし、関わりたくもないな。
おふとぴですが...
「小谷真理、およびそれを泡沫とするニューアカ残党似非アカデミズム」ってレッテル貼りですか?私は独立した表現としか受け取れないんですが...
: 〜〜〜 パルナス、けだるい日曜日。 〜〜〜
Re:履き違い (スコア:2, すばらしい洞察)
山形氏の該当文章は言論であると評価されていると読めます。
だからこそ「いわゆる対抗言論によって自らの正当性を擁護すべき」
という言葉があるんでしょう。
"履き違い"と言いたくなる気持ちも分かるけれど、
そういう一方的な決め付けはとても危険な事。
言論に外部からの基準を押しつけたら最後言論の自由は成立しません。
だからこそ言論人は慎重であるのは確かです。
今回の件はあくまで小谷真理氏と巽孝之氏は別人であるという事実に
基づいた判決です。
裁判官は言論の自由を最大限尊重してくれているのであって、
言論の幅を狭めるような意図はないはず。
浪漫低空飛行 (スコア:3, 興味深い)
反論になってないような気が。要するに、「小谷さんよ、あなたは、自分自身の行動戦略として、法に訴えるよりも、評論家として言論で戦ったほうがいいんじゃないの?」ってことでしょう。反論と呼べるためには、「法に訴えたことやその内容が正しくない」とか「不適切だ」という主張をしないと。これだと小谷さんへのアドバイスにしかならないよ。(小谷さんへのアドバイスという形をとることで、山形さん側の優位を印象づけようというのがその文の持つ効果だけど)。
それなら、まだ、女性の著作権を考える会の発足の辞のほうが、なんだかなあとは思うけど、いちおう主張の体裁にはなってる。(その上で、その主張に同意するかどうかは全く別問題だけど。それに、主張を補強するための例証とか理論の組み立てとかも全然なってないと思うけど、いちおう何が言いたいかは明らかになっている)。
ところで、過去に、あるいは現在に、「女性がひとりで創造的なことなど何もできない」という差別的な考え (もし仮にそう考えている人がいれば、それは明らかに差別的ですよね?) が世間に浸透していた、あるいは現にしている、という事実はあるのでしょうか? 自分自身が男性だから気づいていない、というのは、ありえないことではないと思うので。なにか例はありますか?
[twics.com]Re:浪漫低空飛行 (スコア:1)
>という差別的な考え (もし仮にそう考えている人がいれば、それは明らかに差別的ですよ
>ね?) が世間に浸透していた、あるいは現にしている、という事実はあるのでしょうか?
ブロンテ姉妹が男の筆名を使ったのはそういう理由からだったような。
あとエミリ・ブロンテの「嵐が丘」は兄が書いたという噂もありますけど
その噂の理由もこれだっけか。
この辺の詳しいことは良く分からんので嘘を書いちゃってるかも知れないけど
海外にはそういう考えがある時代もあったみたいですよ。
フェミニズムで文学な先生がそう言ってました、うーむ信じていいのか。
まぁ日本人からするとちょっと理解できないけど。
ああ、でも金子みすずも夫から創作を禁じられたわけで、
もしかして日本ですら時代によってはあるものなのかも。
個人的意見を言わせてもらえば、 (スコア:3, 参考になる)
と、このように書くと
「小谷氏のケツの穴を知らない読者に対し誤解を与える」ので
「名誉毀損」だってコトか。
なるほど。
#問題の文章を読んでない(既に読めなくなっている)状態でいうのもアレだが。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
原文 (スコア:1, 参考になる)
知名度アップ! (スコア:1, 興味深い)
要するに俺は山形浩生の文章が好きなんだな。ほかにもそういう人は多いような気がする。最近の JF のドキュメントとか、(内容はともかく) 口調が山形浩生化してないか? 下手すると「~ではないの」とか書いてあったりするくらい(本当にそんなしゃべり方するやついるのか?) 、彼の影響をモロに受けているように見える。Linux関連のかなり多くの文章が。
Re:知名度アップ! (スコア:2, 興味深い)
これで連想したんだけど、これから女の書き手に「おまえの口調って(男の)だれそれ化してないか?」っていっちゃったら危ないのかな。それはオッケーでも、じゃあ「おまえって(男の)だれそれの受け売りばっかじゃん」ってな軽口はダメなんだろうか。
いや、この裁判の本来の主旨を歪めて解釈してるのは認めるんですが、でもそういう感じは拭いきれないんですよ。
もし JF のドキュメントを手掛けている女性(いればの話だけど)に「あなた山形化してる」っていったらどうなる?
「気のせいじゃん?」で終わるかな。ウェブページ上で謝罪させられるかな。
Re:知名度アップ! (スコア:1)
>というのは、内輪では良く知られた話だ」と書いたとか、そう
>いうような話ですよ、この訴訟は。
はい、おっしゃる通りだと思います。
でも、調べてみてもこの判決がフェミニズムと関わったものなのか、それとも名誉毀損の範疇を出ないものなのかは分かりませんでした。誰かが書いてましたが、あれが夫婦なので有罪になったのか、それとも姉妹であっても有罪だったのか、ちょっと分からない。
あと、フェミニズムって本来はラディカルなものであったし、社会通念として通用してしまっているものにも性差別が入り込んでいるかもしれないと検証していくものでもあると思うので、中には先鋭的すぎて「社会通念を著しく欠く」こともあるでしょう。ただ、裁判では社会通念に照らした是非が問われるわけで、そのあたりの矛盾が面白いかなと思いました。
社会通念 (スコア:1)
裁判における「社会通念」とは,一般社会での常識,というようなものではなくて裁判所が定めるものだ,という話を聞いたことがあります.
オリジナルのテキストを読んで (スコア:1)
ことを指摘されてキれたと解釈したけどなぁ。
女性の著作権を考える会のWebPageも見たけど、
…行き着くところは「女性差別」かいな。
なんか天声人語のロングバージョンみたい。
(まったく関係なさそうなテーマからはじめて強引に主張へもっていく
構成とか)
もし小谷氏と巽氏の関係が夫婦でなく姉妹であったら訴訟には
ならなかったのではないかと思ったりした。
また、山形氏が女性だったらどうなっていたろうか…
Re:オリジナルのテキストを読んで (スコア:2, 興味深い)
「~の意見は~(師匠)のコピーだ」
と言うののヴァリエーションのひとつに見えますね。
もう少し言い方を何とかしていれば裁判沙汰にはならなかったんじゃないかとも思いますが、それはもう山形氏の選んだ道なのでしようがないでしょう。
謝罪、文章の削除等に既に応じているに関わらず裁判沙汰になったと言うことからあの文章以前に小谷氏と山形氏の間でなにかあってのことなんじゃないかと邪推してしまいますが、問題になった文章はお世辞にも上品とは言い難いものですし、名誉毀損といわれれば反駁できないたぐいのモノであると思います。
ただ、やっぱり女性差別に帰結させるのは違和感がありますね。
こういう団体というのは権利を主張することと併せて、権利の濫用を厳しくチェックしないといけないのではないかと思うのですけど、他のフェミニストの皆さんからしたらこの行動はどう見えるんでしょうねえ。
遅かれ早かれ (スコア:1, 参考になる)
このケースでなくとも遅かれ早かれ彼の言動が裁判沙汰になることに不思議はありません。
仲間が批判を受けたとして見知らぬ人の掲示板に乗り込みいきなり暴言を書き連ね
相手から「場をわきまえない投稿は非常識だ。」と非難され投稿が削除されたことを根に持ち
「山形なんか嫌いだ」 [post1.com]と称した公開恨みリストに加えて
自分の都合の良いように書いているような御仁だから仕方ない。
訳文は認めるところであってもそれ以外の部分ではおこちゃまだったという
ただそれだけのことです。
Re:遅かれ早かれ (スコア:1)
そこに色々と小難しい問題を持ち出して理論武装しているから
話がややこしくなっているという感じですか。
おこちゃまかどうかはさておき、そういう態度が山形氏のウリなのだろうから
まぁ喧嘩は絶えないことでしょうし"遅かれ早かれ"という言葉が
ぴったりなのかも知れません。
とにかく、せっかくフェミニズム云々で頑張ってる一方で
巽孝之氏による陳述書 [twics.com]からは私怨の臭いがするので、
主義主張の問題なのか喧嘩なのかボケてるところが嫌い。
どっちかに絞ってくれないと観てる側として混乱しちゃいます。
裁判官はこの問題をどう捉えて判決を下したのか、気になるなぁ。
Re:遅かれ早かれ (スコア:1)
「山形なんか嫌いだ」リスト (スコア:2, 参考になる)
「山形なんか嫌いだ」リスト [post1.com]のことを誤解しているようですが、これはあくまでも「山形なんか嫌いだよ」と言っている人(Web上で公表している人)についてリストアップし、それについて山形氏が思うことを書いているものです。
決して山形氏本人が「こいつのこと嫌いだ」と言ってリストしているページではないですよ(実際にはそう思っている可能性までは否定しませんが、それは別の話)。
正しく理解した上で、そういうことを「Webで公表するのは異様」と主張しているのであれば、それ以上はなにも言いませんが。
Re:このほかにも訴えられたはず(Re:遅かれ早かれ) (スコア:2)
名誉毀損か何かの裁判で、裁判所が被告の東スポを
>「おもしろおかしい内容を書いて 金を稼ぐ売文業者」と認定して
無罪になったことがあったような。
# 信じる方がバカです、ということ。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:このほかにも訴えられたはず(Re:遅かれ早かれ) (スコア:2)
「該当記事はまったくの創作物であるが、東スポ自体が(社会通念的に)創作物とされているので、名誉毀損にはあたらない」というようなものだったかと…。(こちらもソースみつからず…ごめんなさい)
何かの主張ってほどのこともないでしょう。単に、荒唐無稽なものは気に入らなければ読み飛ばせ、という意味に受け取りましたが。
/.Jってこんなレベルなのですか。
この場が2ちゃんねるよりマシって言った人って誰かいましたか?(わらい
今の時代、一目で見てそれとわかる性差別って少ないから、一見わかりやすい山形氏がスケープゴートにされてしまったのかもしれませんねぇ。
山形氏のことだから、今回の発端から判例、謝罪文まで、一連の内容をすべて公開してくれることを期待します。
まともな読解力がある人なら、この事件が単純な性差別によるものではないと理解できるはず。
Re:このほかにも訴えられたはず(Re:遅かれ早かれ) (スコア:2)
発言ひとつだけ独立させないでフォロー元と一緒に読んでほしいところです。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:このほかにも訴えられたはず(Re:遅かれ早かれ) (スコア:2)
山形氏は「お互いプロなんだから、筆で売られたケンカは筆で買うべきだ」という期待があったんじゃないでしょうかねぇ。
そこで、裁判へと土俵を変えた原告側が責められるいわれはありませんが、せっかくの美味しそうなネタを単純な性差別論に落としてしまったのが、もったいない話だったなぁ、と。
Re:このほかにも訴えられたはず(Re:遅かれ早かれ) (スコア:2)
もし将来モデレータをすることがあったら、私の駄文を思い返して「おもしろおかしい」を一票入れてください :-)
私は作者の人間性や生活がどうあれ、作るものが良ければOKです。
Re:このほかにも訴えられたはず(Re:遅かれ早かれ) (スコア:2)
誰か「プロであること」に拘ったんですか?
少なくとも、私じゃないですよね。
この写真 [plala.or.jp]でも見て、心を和ませてくださいまし。
# まぁ、たまにはカルマでも減らしてみるか。
Re:このほかにも訴えられたはず(Re:遅かれ早かれ) (スコア:1)
これ「だけ」の人間であること自体、そうとう難しいよ。だって普通人間なら他に飯を食ったりボーリングに出かけたりモザンビークってどこにあるんだっけと考えたりもするだろうし。
本業がつまらないなら副業で面白いことするのはいいことだと思います。それでお金ももらってたら、プロだよね、字義通りの。それに、例えば、彼の文章を読んで自殺するのをやめたって人がいたら、それ「だけ」の人間とはいえなくなるし、いろいろ複雑なことが起こり得るんだから、それをあまり単純化しない方がいいと思われ。
#あなたが「山形=プロ」という単純化を嫌うなら、の話。
Re:このほかにも訴えられたはず(Re:遅かれ早かれ) (スコア:2)
確かに興味深い展開でした。
しかし、押し問答の中にもいろいろと興味深い何かが出てくることを期待させてくれるのですが。
もし仮に、怒り狂う相手を言葉だけで説得できるものなら、私も言葉の力を信じることが出来るかもしれません。
(山形氏の筆致がそれに向いているかどうかはさておき)
Re:このほかにも訴えられたはず(Re:遅かれ早かれ) (スコア:2)
どうにも違和感あるんだけど。
#まさに、エライひとにはそれがわからんのです、だ。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:webページにおける謝罪の有効性 (スコア:3, 参考になる)
被告によるインターネットの掲示板上での発言や、
インターネット上で公表された「お詫びとご報告」と題する文章などの
インターネット上でのやりとり自体が原告の被害感情を逆なですることにもなっていて、
紛争の解決をより複雑困難なものにしたという経緯があるからです。
判決文の(4)名誉回復措置 [twics.com]に詳しく書かれています。
Re:webページにおける謝罪の有効性 (スコア:1)
において「本書全文を一挙公 開!」ということであります。
この事実があるにしても,
私としても「今回の事件と山形浩生のwebページの関連性」
について知らないため,判断の根拠は興味深いです。