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脳内キーワード強調? 101

ストーリー by yourCat
文書もシネカラー 部門より

hien 曰く、 "HotWiredの記事に載っていたのですが、モノクロの文章を読んでも、単語ごとに違う色を感じる人がいるらしいです。外国語でも解らないなりに色が付くとか、音声でも文章と同じ色が付くとか、興味深い話です。科学用語を理解するのに助けになっているとのことで、利益もある模様。
また、こういう感覚を持っている人の多くは、他人も自分と同じ感覚を持っていると思っていて、人にそのことを言わないため、実際以上に知られていないとのことです。"

音が見えたり味が聞こえたりする共感覚という現象のひとつで、視覚性共感覚と呼ばれるもの。メカニズムはまだよく分からないようだが、単なる「神経の混線」では片づけられない事例が多く、興味深い。共感覚が起きるのは2万人に1人というから、/.J読者の中にもいるかも?

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  • 気になるキーワードが (スコア:2, おもしろおかしい)

    by L.Nizah (7804) on 2002年03月26日 21時13分 (#75443)
    目立って見えることなら良くあります。
    色ではないんですが、太字に見えたり(いや、同じ太さなんですけどね)
    単語の両端に スペース が入って見えたり(もちろん入ってないんですけどね)

    ちょっと違うかもしれませんが、 普段、キーワードに色の付くエディタでコード書いてると
    そうでないエディタでも色がついて見えることありませんか?
    if-elseが黄色に見えたり、コメントアウトしてる部分が暗い緑に見えたり
    • > 目立って見えることなら良くあります。
      > 色ではないんですが、太字に見えたり(いや、同じ太さなんですけどね)

      これはありますよ。
      日本語でも英語でも(他の言語はワカラズ…中国語は少しだけ)
      単語や文節ごとにハイライト(?)つきで見えたり、
      文字や言語以外の何らかの漠然としたイメージがリンクしてたり。

      で、疲れてるときは文字を目で追うだけになる。
      そうすると内容の理解度が著しく下がります。

      言語として認識するとメリハリがついて見えるんだろうか?

      …とくに珍しいとも便利だとも思ってませんでしたが、珍しいの?
      --
      [udon]
      親コメント
    • by calappa (4940) on 2002年03月27日 2時42分 (#75599)
      > if-elseが黄色に見えたり、コメントアウトしてる部分が暗い緑に見えたり

      私は経験ありませんが、これも面白い話ですね。
      多分この場合の色はキーワードの補色が強調されているのではないでしょうか。(if-else:青、コメント:マゼンダの設定)
      制御構文キーワード(if など)だけなら文字列と色の組み合わせパターンが脳に焼きつくこともあるのかなとおもうけど、
      コメントアウトでは行頭のコメント記号があるだけで、行全体の任意の文字列が影響をうけているわけですよね。
      うーむ・・・寝よ。
      親コメント
  • 脳内の言語処理が関係してそうですが、でも、 本のページのうち、いま読んでいるところだけが色がつくのでもなさそう。 というのは、ページが「ページの美しさのほうに気をとられてしまう」 ほどカラフルに見えたりするということですから。 ということは、その色のついている全ての部分について、 リアルタイムに言語処理がなされている、ということです。

    つまり、人間は、本のページ全体を瞬時に (映像としてではなく) 言語として認識するだけの能力を持っている、ということを意味する のではないかと思うのですが。

    そんなことができたらいいなあ。

    • 速読という技術?もあることだし、瞬時にページ全体の文字を認識することは可能なのでしょう。

      私にはできませんが。

      親コメント
    • つまり、人間は、本のページ全体を瞬時に (映像としてではなく) 言語として認識するだけの能力を持っている、ということを意味する のではないかと思うのですが。
      足を引っ張っているのは言語の音声化です。
      子どものころは音読しないと本を読めなかったけれど、大人になったら音読しなくても読めるようになったとほとんどの人が思っています。しかし、大人の脳をよくよく調べてみると、本を読んでいる時に「言語→音声」領域が活発に働いているそうです。ようするに声が出なくなっただけだということです。
      したがって、普通は音読以上の速度にはなりません。X倍速聴ができる人もいるらしいので音読の速度を数倍に上げることはできると思いますが、「ページ全体を瞬時に言語として認識」は難しいでしょう。

      ただ、速読がむちゃくちゃに速い人は音声化をしていないといわれてますから、訓練すれば音読の壁を突破できるかもしれません。
      --

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  • 私の場合 (スコア:2, おもしろおかしい)

    by hirata (3986) on 2002年03月27日 3時32分 (#75604)

    @ が人間に、d が犬に、英文がモンスターハウスに見えます。

    #単に、nethackのやりすぎとも言う

  • by argon (3541) on 2002年03月26日 20時51分 (#75432) 日記
    梅干という単語を見ると酸味を感じます。 ...およびでない?
  • よく考えてみると、自分が感じている感覚と他人が感じている感覚が同じである保証って無いですよね。
    「新緑が眩しいね」って言った時に、私が感じている緑と彼女が感じている緑って本当に同じなのでしょうか?

    こんなことを考えていると、結局人間は言葉でしか繋がれないような気がしてきます。
    --

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    • 伝える意味 (スコア:3, 興味深い)

      by kubota (64) on 2002年03月26日 22時20分 (#75477) ホームページ 日記

      同じ対象を同じ名前で呼ぶ、ということについては、 ひとが言葉を覚える方法からして、大丈夫でしょう。 つまり、乳幼児は、まわりの人が「みどり」と呼んでいるものが 「みどり」だと覚えればいいのですから。その「まわりの人」 が連なっている限りにおいて、同じ対象が持つ色を同じ名前で 呼ぶことは大丈夫でしょう。

      その場合、「みどり」という名前に対して、実はある人は、 われわれが黒と呼ぶ色に見えているとしても、同じ物を同じ名前で 呼ぶということは保証されます。

      ただ、色についてまわる価値観や感じ方がいっしょかどうか、 というのは、きわどいところでしょうね。つまり、たとえば 赤は暖かく、青は寒く、というのが、乳幼児がまわりの人の感じ方を 学習した結果なのか、それとも生まれつきの感覚なのか、 ということです。同じ物を見て、それが各人に違う色に見えていたとしても、 全員がこれは「赤」と呼ぶということで合意するでしょうが、 それは「暖かい印象を与えるかどうか」では、合意しない可能性があります。

      で、人が事実を口にするとき、それは、単にそれが事実だから口にするの ではなく、その事実が口にする価値があるから口にするわけです。 事実にすぎないことを口にするのなら、いくら口と時間があっても足りません。 で、その価値というのが、まさしくその色につきまとう感覚から やってくることが多々あるので、問題になるわけですね。 木々が緑であるという事実が、ほんとうに単なる事実にすぎないのなら、 口にする意味がない。それから自分が爽やかな感じを受けたということが 伝えるに値することなのだから。

      で、 そういうことについて、人々が合意できるということが保証されていない からこそ、そういうことが合意できるということに意味と価値があるのだとも 思います。

      親コメント
      • by voidyui (7411) on 2002年03月26日 23時27分 (#75507)
        ヴィトゲンシュタインですね。
        「赤」そのものは説明できないっつー。
        それなのに会話が出来る(言語ゲームが成立する)ってのは
        ホントに不思議といえば不思議なことです。

        >それは「暖かい印象を与えるかどうか」では、合意しない可能性があります。
        「赤」が「暖かい印象」のものだと皆が教えられて育つので「暖かい」という
        言葉についても「赤」同様、その個人の「赤」に関する感覚(それを表す言葉は存在しない)
        は確認されないまま、しかし社会的には「赤は暖かい」という言明が
        通用する物と思われ。
        親コメント
        • by ftw (7254) on 2002年03月27日 0時10分 (#75531)
          >は確認されないまま、しかし社会的には「赤は暖かい」という言明が

          部屋を赤一色にすると実際に温度が上がるというのは
          関係あるんでしょうか。(赤外線に近いからとか
          きいた記憶が…)
          親コメント
          • by voidyui (7411) on 2002年03月27日 0時59分 (#75557)
            室内の温度を上げるために、
            部屋が光線から得る熱エネルギーを最大にするには
            全ての周波数を吸収する黒が最適だと思われます。
            小さな窓が一つだけで、室内にいったん光線がはいったら
            外に逃げることがない(全て室内で熱に変換)するのなら何色でも
            同じと思われます。
            (反射を繰り返したあげく最終的に全て熱として吸収されるから)
            #黒体輻射の実験みたいだ(^^;

            蛇足ながら、「暖かい感じ」という印象と「温度が高い」という観測結果とは全く異なることです。

              マジレスしてよかったのかな。
            親コメント
      • Re:伝える意味 (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2002年03月27日 4時28分 (#75609)

        なんかいくらやってもエラーで投稿できないので匿名で失礼

        その場合、「みどり」という名前に対して、実はある人は、 われわれが黒と呼ぶ色に見えているとしても、同じ物を同じ名前で 呼ぶということは保証されます。

        そんなに単純なことでは無いと思います。

        色覚に障害を持っていたとしたら、あなたのサイトは見えるでしょうか ? [microsoft.com]」が参考になりますが、「ある人にとっては全く違うように見える色が、ある人にとっては全く同じように見える」のです。

        -----
        ozuma [srad.jp]

        親コメント
    • もし、感覚がなにがしかの神経に対する刺激だと思うのなら、
      誰か一人の基準に合わせればいいのではないのかなぁ・・・

      良く知らないですが、神経の刺激に反応する脳の
      領域にも個人差があるのだとしたら、なんらかの
      方法で「正規化」したのちにその基準に沿った刺激を
      各人に与えてやれば、

      「うげっ、お前こんな風に感じてるのかよ」

      っていう比較をすることも可能なのではないでしょうか?

      そういう風にしたら案外人の趣味指向も、傾向から
      はっきり予想出来たりするようになっちゃうかもしれません(笑)
      --

      - Ryuzi Kambe -
      親コメント
    • by ksada (4435) on 2002年03月27日 7時47分 (#75632)

      自分が右だと感じている方向は、実は人によって違うのではと考えたり。

      「右手」のある方が右。南を向いたときお日さまの沈む方向が右。でも、頭の中の認識が逆になっていても成り立ちますよね。

      親コメント
  • by zzztkf (4496) on 2002年03月26日 21時52分 (#75466) 日記
    自分の場合、聴覚と視覚はわりに混戦してるみたいです。
    文字をみてて、内容とは関係のない音がきこえるような
    気がしたり、とか逆に英語の放送とかを聞いてると単語の
    つづりが頭のなかをながれたりとか(残念ながらあまり
    正確ではない)。

    あと、漢字とかひらがなとかずっと凝視してると意味や読み
    がわからなくなったりしませんか。「あ」はなんで「あ」と
    読むのか!! これは関係ないけど。
    __
    --
    life is too short to hate each other.
  • by wakky (6757) on 2002年03月26日 22時44分 (#75486) ホームページ
    音楽の調によって、色彩を感じる人は結構います。
    ヘ長調は青とか。
    • Re:音楽の調 (スコア:2, 興味深い)

      by WATT (7709) on 2002年03月26日 23時36分 (#75510) 日記
      あ、感じる人です(笑
      でも、ヘ長調は黄色で、変ホ長調は緑です。
      ハ長調が白く感じるのは、調号が何もつかないからかなぁ
      と思ったりします。

      そういえば、メロディーを聞いて勝手にドレミファソラシドに
      聞こえるのも、共感覚って言っていいんだろうか。
      絶対音感なんて言うほどのものは持ってませんが。
      親コメント
      • by kubota (64) on 2002年03月26日 23時59分 (#75524) ホームページ 日記

        聞いて調が分かるのは、絶対音感ですよ。 聞いて、その調の中でのドレミ (いわゆる移動ド) が分かるのは、絶対音感じゃないですけど。

        エラい作曲家も、そういう感覚を持っていたりするそうですが、 全体を半音ずらしただけでシャープ/フラット5つ分も違ってしまい、 雰囲気が全然異なることになってしまう、というのは納得できません。

        よく、シャープがつく (たとえばハ長調からト長調に変える) と音が高くなるから明るくなった感じがするのだ、 ということを聞いたりしますが、明るくなった感じがするかどうかはさておき、 高くなったからという理由づけは納得できません。というか、 調号としてのシャープ/フラットがついたら音楽全体が高く/低くなる というのは、うそでしょう。

        ちなみにぼくは、楽典とかは勉強してないです。

        親コメント
        • by wakky (6757) on 2002年03月27日 9時51分 (#75653) ホームページ
          >聞いて調が分かるのは、絶対音感ですよ。
          半音が、厳密に 2^(1/12) ならば、絶対音感が
          絡んでいるような気がします。
          が、現実には、その式から外れており、
          ピアノの調律なんかでも、調律の方法が
          何種類もあったりします。
          ここらへんが調によって雰囲気が変わる
          原因ではないかと、個人的には思っていますが....
          それほど私に音感があるわけでもなし...

          原因は不明です(^^;)
          親コメント
          • by chronatog (8479) on 2002年03月27日 11時29分 (#75698) 日記
            共感覚から話が離れてしまってオフトピックですが。

            > ピアノの調律なんかでも、調律の方法が
            > 何種類もあったりします。

            ド-レ間とレ-ミ間とでは同じ1音(長2度)でも、
            微妙に間隔が違うようなチューニングをすることが
            ある、ということですね。音を均質に作ろうと
            すると、周波数が微妙にずれて和音が綺麗に鳴らなく
            なってしまうから、と聞いたことがあります。

            しかし、調によって雰囲気が変わると言うのは
            考えてみると不思議ですね。私にはB♭majorが
            「重くて艶のある」ように、Dmajorが「軽く明るい」
            ように感じられます。何かを刷り込まれてる?

            あと、昔所属してたマンドリンの楽団だと、
            「カラッとしたイメージを与えるために」と
            443Hzで調弦していました。440Hzだと湿っぽく
            なるのだとか。これも考えてみると謎です。
            親コメント
    • by megalith (4791) on 2002年03月27日 12時52分 (#75729)
      私の場合は、調よりも音色に色彩を感じます。
      例えば、4倍音が含まれた音色はピンク、5倍音だと白っぽくなります。
      昔、FM音源で音色を作っていたときに感じていたことですが。
      ある音を聞いてそれに似た音を作るとき、感じる色からある程度パラメータを導き出していました。
      親コメント
  • キャンバスに、文字を書いてそれが色付の絵に見える、新手のモナーが登場しそう。見る人は限られるけど。
    --
    うすっぺらいコメントがあらわれた! ▼
  • つい2,3週間前に日曜深夜TBSでやっているCBSドキュメントという番組で
    この共感性について取り上げていました.
    なかには言葉から味を感じる場合もあるようですね.
    人と会話をしていても色々な味を感じてしまい
    集中して相手の話を聞く事ができなく苦労している男性が紹介されていました.
    その中で,その男性に以前彼女がいたそうですが,
    その彼女の名前は「焦げたホットケーキ?(ここはちょっとうろ覚えです)味」だったそうで,
    どうしてもうまく付き合うことができなかったとか(^^;;
    --
    // NIGHTMARE //
  • by L.Nizah (7804) on 2002年03月26日 23時28分 (#75508)
    これの根拠(?)はなんなんでしょうか。

    (別スレに書いてる方も居ますが)過去の記憶によって結び付けられるのか
    それとも、それ以外の理由があるのか

    私自身は共感覚は持っていませんが「Aから連想する色は?」
    と問われると赤と答えます、Bなら青、Cなら黄色

    これは、幼少の頃 絵本(か積み木)で、このような色使いをしていたからだと思います

    文字と色の結びつきに、その色であるという何らかの理由はあるのでしょうか?
    興味深いので是非お聞きしたいです
    • by dai75 (557) on 2002年03月27日 10時50分 (#75680) 日記

      共感覚は、脳の中で色を知覚する部分が、会話や言語、音楽を処理する部分ときわめて近いために起こる現象だと考えられている


      とありますから、文字認識のニューロンが、色処理の方のニューロンと繋がってて、刺激が伝播しちゃうってことじゃないかな。

      訓練によって軸索伸ばせたりするかも?
      --
      -- wanna be the biggest dreamer
      親コメント
  • by Pooh (4850) on 2002年03月27日 11時28分 (#75697)
    「網膜のうち、色が見えているのは中心から角度にして10度ぐらいで、その周りは記憶でペタペタFillRectangleしている。」わけで、こういう人ではきっと視野の中心でもそういう機構が別の記憶色をひっぱりだして働いているんでしょうね、きっと。ところでこの感覚を持っている方に聞きたいのですが、漢字って他の文字に比べると「図形のパターンマッチングの要素」が強いので、アルファベットとかカタカナとは違いそうな気もするのですが、どうでしょう?(一歩間違うと日本人特殊論のお手伝いになりそうですが、中国人とかもそうでしょうし。)
  • by fusion (555) on 2002年03月27日 13時59分 (#75753)
    かなり前なんですが、60minutesで同じような話題(たぶん "Sixth Sense" とかいう題)を取り上げていたような…
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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