JASRACほか9団体がネット上の音楽違法配信を取り締り中 244
ストーリー by GetSet
本質の部分へも力を注いで欲しい 部門より
本質の部分へも力を注いで欲しい 部門より
k3c 曰く、 "Sankei Webの記事によると、JASRAC((社)日本音楽著作権協会)がプロバイダ責任法に基づき、昨年10月から現在までに音楽や歌詞を違法配信していた102サイトをISPに閉鎖要請し、ISPが閉鎖に応じているとのこと。JASRACでは現在でも週7~8件のペースでISPに閉鎖要請を出しているらしい。
昨年のプロバイダ責任法施行とともに定められた著作権関係ガイドライン(HTML版 by google)によって、JASRACほか9団体が「信頼性確認団体」なるものに認定されており、認定団体が「著作権侵害」と判断した案件については、これらの団体から要請が出ればISPはなんら判断せずに閉鎖・削除するのだという。この場合、プロバイダ責任法の定めによってISPは損害賠償責任を問われないらしい(…)
確かに違法な配信は阻止されるべきだろうが、問題は、JASRACを始めこれらの認定団体が著作権者を代表する団体であり、著作権者からの削除要請をなんの判断もせずに受け入れてISPがサイトを閉鎖・削除してしまうということだ。そこに司法判断の余地がないというのはいかがなものか?認定団体の判断が常に正しいことを誰が保証するのか?…まあ、法律が成立してから今更何を言う、と切り返されればそれまでですが。" 以前に違法音楽データを追跡するJASRACというストーリーでも取り上げた「監視システム」が成果をあげている、ということだろうか。
陰謀論 (スコア:2, すばらしい洞察)
何者かが音楽と言う文化そのものを衰退させようとして
手回ししているのではないかと思ってしまいます。
いつまでもユーザがいると思ったら大間違いだと思うけどなあ。
Re:陰謀論 (スコア:1, 参考になる)
その辺りに言及すべきかと。
Re:陰謀論 (スコア:1, すばらしい洞察)
そこを拒否していては商業音楽の話は始まらないのでは。
# 商業ベースとは別のルートを作るという話は大好きだけど。
問題はどういう方向を向いているか、に思える。
> 音楽と言う文化そのものを衰退
なら問題。
ただユーザーの著作権無視が横行していることも確かでそちらの放置も音楽という文化の衰退につながるのでは。抑制力も必要と思います。
問題はそのバランサーが何なのかと、現在のJASRACそのものが多数のアーティストや消費者から指摘されるように発展阻害要因となりつつあることにあると思えます。
# そろそろユーザー側の論法や思考、行動も進化して欲しいと思う今日この頃。
# いつまでもデータコントロールにブーイングを送るだけでは。
Re:黒幕 (スコア:1)
Just a whisper. I hear it in my ghost.
Re:黒幕 (スコア:1, すばらしい洞察)
ううむ、JASRAC に代表される過剰な著作権保護の行きつく先は、戦闘しかしらない種族なのね。
# TV 版のミンメイ、ムカつくので AC
Re:陰謀論 (スコア:1, 興味深い)
業者の中間マージンをサーバー代+運営費+α位にした、
アーティストから購買者までほぼ直通のルートができても
いい頃でしょう。
どの業界でも流通の単純化が流行っていますので
Re:陰謀論 (スコア:2, 興味深い)
ている
そうですね。もう1950年代にさる音楽家が、「名曲を水道の水のように垂れ流すのはよろしくない」てなことをおっしゃっていたそうです。
原典を知らないので推測でしかないですが、クラシック音楽分野でもLPレコードやラジオ放送の普及し始めた時期に、もうすでに工業製品が氾濫した時の予測をしていたのかもしれません。
確か、1970年代初期に、CBSソニー(現SME)がクラシックの名曲レコードを100点選んでシリーズで販売するという施策を始めた時にも、皆がこんなこと(各社が大量に売れるもの、売りたいものだけを豊富に揃えて商売すること)を始めたらどうなる?という警告はありましたっけ。
今思えばカワイイもんでした。
#もう10年以上も、音楽媒体を殆ど買わなくなってしまっています。
怒りを込めた疑問 (スコア:2, すばらしい洞察)
・・・誰も責任を取らないんだろうな、前例から。
パールハーバーの外務省といい、地価狂乱の銀行といい(以下略)。
日本の伝統(T^T)b
なんの判断もせず、と言うのは違うでしょう。 (スコア:2, 興味深い)
なんの判断もしないかどうかは、ISPによるでしょう。
著作権者やJASRAC側からの申し出が、ガイドラインの要件を満たしている場合と満たしていない場合で、ガイドラインに記載されているISPの取るべき対応は変わってますよね。
要件を満たさない場合であれば、たとえ信頼性確認団体(JASRAC)を経由した申し出だとしても、勝手にサイトを閉鎖・削除してしまったら、ISP自身が、サイト運営者側から訴えられて敗訴する可能性はあります。
プロバイダ責任法と言うのは、著作権に違反したものを勝手に閉鎖・削除しても、ISPが責任を問われない法律であって、違反していないものを勝手に削除したら責任は問われますから。
違反してるかどうかわからない場合には、サイト運営者に警告して、サイト運営者から反論があれば、その反論を著作権者側(JASRAC)に投げ返してしまえば、ISP側はそれ以上の責任は問われ無い事になってますから、それを勝手に削除したりしたら、逆に訴えられたら敗訴しますよね。
と言うわけで、
>そこに司法判断の余地がないというのはいかがなものか?
司法判断は、こういったやりとりのあと、になるでしょうね。
事前に司法で十分揉んでる時間的余裕があるなら、そもそもプロバイダ責任法なんて作らずに、法廷で決着がついてから削除、で良かったんですから。
Re:なんの判断もせず、と言うのは違うでしょう。 (スコア:2, 参考になる)
もっと言えば、たとえ信頼性確認団体が確認したと言ってきても、プロバイダがおかしいと思ったなら、自ら確認して、信頼性確認団体側におかしい点があったら、補正等を求めてもいいわけです。
現実には、そんな親切なプロバイダなんて無く、言われた通りにバンバン閉鎖・削除しているのでしょうけれども、
その際に、信頼性確認団体を信頼して、プロバイダが何の判断もせずに、サイトを閉鎖・削除したとしても、プロバイダは法的な責任からは逃れられるよ、と言うだけで。その責任は信頼性確認団体に転嫁されているのだと思います。
その結果、サイト運営者は本来プロバイダに対して行うはずであった損害賠償訴訟なり何なりを、判断をした信頼性確認団体に対して行う事になるのでしょう。
言うまでもなく、最終的な著作権侵害の確認は、法廷で争われるべきものだと思います。
信頼性確認団体の確認は、あくまで信頼性確認団体の判断でしか無い、という点は、ガイドラインで過誤があった場合を想定している事からも、明らかだと思います。
取り締まってみる? (スコア:2, すばらしい洞察)
チンチン電車でランデブー 空は青空日曜日
そもそもその日の父さんは モンテルズボンに山高帽
自慢の懐中銀時計 ふかすタバコは天狗堂
左に宮城拝みつつ 東京府庁を右に見て
川崎門から和田倉門 大手町には内務省
京橋過ぎれば更にまた 光まばゆい銀座外
道には煉瓦を敷き並べ 柳の並木風すずし
上のはおそらく日露戦争の勝利を祝った歌謡曲です。初出は1905年(推定)。
保護期間は作詞者の死後50年ですので、かなりきわどいですね。
作詞作曲不明。曲名不明。歌詞不正確。楽譜もちろん無し。さぁ、歌える人?
名曲かどうかはともかく、歌は世に連れ世は歌に連れ。明らかに文化遺産です。
著作権の保護はいい。一方で、著作物の保護はさっぱり話を聞きません。
権利の保護を第一に考えすぎるあまり、その時代の文化を伝える術を限定しすぎては居ないか。
データセンターが焼けたら膨大な文化遺産が失われる、そんなことは誰も望んでいません。
手段は目的で正当化されるの? (スコア:2, 興味深い)
著作権再販制度 [riaj.or.jp]
これって実質的には“価格カルテル”ですよね。
崇高な目的や、大義名分さえあれば、たとえ独禁法の精神(?)から、かけ
離れたものであったとしても、正当化できるのかな…。
この記事だと (スコア:1)
プロセスとしては
(1)JASRAC(及びその他の認定団体)が違法と判断
(2)ISPに通報
(3)ISPからサイト管理者に警告
(4)警告に応じない場合は、ISPが停止させる
(5)ISPからサイト管理者に停止した旨を通告
と言う風になると思うんですけど、どうなんでしょう?
まさか、問答無用でいきなり停止?
停止された人のコメント希望(笑)
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You can't always get what you want...
Re:この記事だと (スコア:2, 参考になる)
今年の目標考え中
問答無用でいきなり停止もアリ。それどころか… (スコア:2, 参考になる)
とありますね。
措置を講じた後に通知ってことは、問答無用でいきなり停止はあるわけです。
それどころか、ここで注意すべきなのは、「通知する事ができる」と言ってる事ですね。
つまり「通知しない場合もある」、すなわち、発信者に黙ったままって場合もある、と言う事ですね。
#停止された人じゃないのでHN
語りつくされたネタかもしれませんが (スコア:1)
B「そうそう、♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪(歌詞)~とかぐっとくるやね」
とかも違法になっちゃうとしたらちょっと嫌かも。記事のほうでは歌詞の違法掲載とかあるけどどこらへんまで歌詞を記述したらアウトなのか具体例が無いのでよくわからんですね。というわけではじめてJASRAC [jasrac.or.jp]見てみると、上の会話例とかダメっぽい?(^^;
すらど宴会SNS開放中 [e-meet.jp]
Re:語りつくされたネタかもしれませんが (スコア:3, すばらしい洞察)
ここで、B氏が調子に乗って全コーラス唄い切ってしまい、それをWebに会話記録などとしてtextとして載せるとNGですかね。
#どこまでが引用なのかとか、著作権法とか判例とか詳しくないのでツッコミ歓迎(^^;
Just a whisper. I hear it in my ghost.
Re:語りつくされたネタかもしれませんが (スコア:3, 参考になる)
演奏権と、著作物の引用は別の話では? (スコア:3, 参考になる)
JASRACだって、自分でそう答えているし。どこに答えているかって言うと、TOPページからたどると、「利用者方へ」の「音楽著作権とネットワーク」の「FAQ」の「基礎編」のところです。"引用"でサーチすればすぐ見つかる。(無断転載禁止って書いてあるから気を使うなあ)
ただ34条ってのは嘘ですけどね。引用について書いてあるのは、著作権法の第32条だから。(こんな間違いされると、法律をちゃんと知った上で言ってるかどうか疑問を感じるけどね)
Re:手続き編にも触れられてますね。 (スコア:2, 参考になる)
非商用配信に関するご質問への回答 3 手続き編 [jasrac.or.jp]
けれど「やむを得ない」って言い方は何だか釈然としないなあ。全部不許可だ、といってた時代よりは相当に前進だけど。
そうしたわけで、歌詞の部分引用でさえJASRACは「演奏」とみなしている、という僕の先の発言は訂正させていただきますとともに、間違ったことを書いたことを皆さまにお詫びいたします。この関係のことは仕事にちょっと絡んでいるので詳しいつもりだったんですが(とくにプロバイダ責任制限法関連)、でも頭が古かったです。
Re:語りつくされたネタかもしれませんが (スコア:2, 参考になる)
※参考 著作権法第32条 [e-gov.go.jp]
歌詞の一部の引用は(用途によりけりだが)問題なしに見える。
もしJASRACにうちの管理下のユーザーの、
サイト消去を依頼されたとしても、
正当な引用である限りは拒絶しようかと思う。
米子-松江往復だと?そんなの自転車に決まっ(ry
愛車(ロード)のフレームに「ありす」って名前つけちゃったze
Re:語りつくされたネタかもしれませんが (スコア:1)
一般二種でユーザ6名ほど居るから(爆)
収容ユーザーのことに関しては自分の判断でどうとでもなる。
ま、自分は歌詞をWeb上で書くつもりは無いが。
米子-松江往復だと?そんなの自転車に決まっ(ry
愛車(ロード)のフレームに「ありす」って名前つけちゃったze
揚げ足。 (スコア:2, 興味深い)
…実際は公衆送信権に引っかかってんだけど。
# ACなのでAC
Re:語りつくされたネタかもしれませんが (スコア:1)
それとなく疑問に思ったのですが、JASRACの定義する「演奏」って何なんでしょうか?
どこかに定義が述べられているのかな。
「もしもしかめよ、かめさんよ」(Aliceは節を付けて言った)
これは演奏なのだろうか。
「♪そらをこえて~」(Bobがくちずさんだ)
これは?
Just a whisper. I hear it in my ghost.
Re:語りつくされたネタかもしれませんが (スコア:1)
「ちゃんちゃかすちゃらか ちゃんちゃん」
この曲の作者は誰でしたっけ?
ネタ元は忘れました。Nifty-Serveあたりだったかも。
マラソンで二位を抜いたら何位?
でも。個人的にはこれがCD買わない要因のひとつ (スコア:2, 興味深い)
だから丁寧に「だれそれのなになにって曲です」って教えてくれました。
現在、街に溢れているのは有線の曲。これは何も教えてくれない。
ちょい前はそれでも、うろ覚えの歌詞で検索したりしてちょっと良いなあと思ったCDを買ったりしました。
そういう軽いノリでの購入は前は月に1・2枚はありました。
でも、現在は歌手名・曲名が判明されるまでの間、興味を持続出来ないように。
大抵、巷に溢れているのは、何度も聞くと飽きる曲が多いので。
お陰でCDを買わないようになりました。
毎月数枚分のCDを買わなくなったお陰他に出費をしているうちに、
「そういやこの頃CD買わないよなぁ」
ってのがごく普通にあり今に至ります。
結局、歌詞の部分引用なんて害なんかよりもプロモーションとして働く場合の方が多いんですよね。
いや、全体引用でも、確かに著作権の侵害ではありますが、それが害か?となるとちょっと疑問が。
私がそういうのを見かけたのが大抵はボランティアで歌をガンガンとプロモーションするようなページばかりだったってのもあるでしょうけど。
Re:語りつくされたネタかもしれませんが (スコア:1, すばらしい洞察)
むしろ、適切な引用かどうかを判断する権利を
JASRACのような団体が得た。と言うことなのでしょうか。
音楽が生活必需品じゃなくて本当によかった。
Re:語りつくされたネタかもしれませんが (スコア:1, 参考になる)
/.Jでも既に "挑戦状 [srad.jp]" が提示されています :-)
# サブジェクトを読んでくれなくて残念だった。
Re:語りつくされたネタかもしれませんが (スコア:2, すばらしい洞察)
Q.JASRACのことを悪くいう掲示板やホームページがたくさんあるんですけど。
A.とても残念なことだと思っています。もし音楽を好きな人がいっているとすれば
なおのことです。だってJASRACのことを悪くいうということは、その人の好きな
作詞家や作曲家がJASRACに著作権を預けていたとしたら、自分の好きな著作者を
悪くいっているのと同じことなんですから。
おかしいな。
僕の好きなアーティストがたとえばみずほ銀行に口座を持っていたら、
僕がみずほ銀行の悪口をいうとアーティストの悪口を言ったことになるのかな?
Re:語りつくされたネタかもしれませんが (スコア:2, すばらしい洞察)
好きなら全面肯定しろ、という思考停止の強要でしょう。
つまり要約すれば
「お前らは考えなくていいから黙って言う事聞いてればいいんだYO!」
ってことですね。
Re:語りつくされたネタかもしれませんが (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:語りつくされたネタかもしれませんが (スコア:1, 興味深い)
そこでJASRACに対して文句をいうのはそれを信用して預けたアーティストに文句を言うのは同じことだと。
FAQを読んでこう読み取ったんですけど。
いや、JASRACのことは全然知らないんで、信用していようがいまいが絶対に著作権を預けなきゃならないとかあるなら話は別ですが。
# 経済業界の人が好きなら銀行のたとえ話で問題ないと思いますけどね。これで素晴らしい洞察?
Re:語りつくされたネタかもしれませんが (スコア:3, 参考になる)
現実論として、JASRAC非加入のまま楽曲を販売することは不可能に近いです。
インターネットの普及によってインターネット直販というスタイルも確立されつつありますが、従来の販売店経由での楽曲販売の場合、作成~流通~販売の各所において権利面での訴訟を避けるために統一の権利管理団体への所属を求められますし、現行法ではJASRAC, 芸団協, RIAJ以外が私的録音録画補償金という莫大な収入を受けることはできない(著作権法第104条の2、および参考資料 [jasrac.or.jp])ですから、Alternative JASRACのような団体さえも設立できないのが最大の問題です。
Re:語りつくされたネタかもしれませんが (スコア:1, すばらしい洞察)
JASRACに著作権を預けずにメジャーな舞台で活躍することはできないから、選択の余地なしに預けざるを得ないだけでは?
これがイヤならインディーズしかないけど、それじゃ活動の幅が狭まっちゃうだろうしね。
# 本音を言えば、皆、何も考えずに「慣習として」JASRACに丸投げしてるだけではないかと
Re:語りつくされたネタかもしれませんが (スコア:1)
経済に例えると...なんだろう...無学なのでわかりませんが、良い曲を作るアーティストが著作権関係にも明るいかというと、必ずしもそうではない気がします。
Re:語りつくされたネタかもしれませんが (スコア:1)
J A S R A C ジャスラック! 守ろう著作権~
と思われ。
Re:語りつくされたネタかもしれませんが (スコア:1)
#しまった、思わず演奏してしまった・・・(;´Д`)
#エンヤカヤカヤカヤ・・・
すらど宴会SNS開放中 [e-meet.jp]
ネタにマジレスですが (スコア:2, 参考になる)
おそらく、「緑の中を走り抜けてく真っ赤なポルシェ」でも大丈夫です。
「自然の中を真っ赤なポルシェが走り抜けていく」という情景を考えた場合、
ごく普通の表現ですので、もしこれに著作権が認められてしまうと、
類似した表現、例えば、「銀世界を走り抜けていく真っ黒なトラック」
も使えなくなってしまいます。
ただ、「自然の中を真っ赤なポルシェが走り抜けていく」という情景自体に「創作性」が認められる
(ありふれたものではない)
と判断された場合、著作権も発生してしまいます。
(ですので、「おそらく」と書きました)
もちろん、これは歌詞の部分だけに限定した場合の話で、
「緑の中を走り抜けてく真っ赤なポルシェ」
の部分を歌うなりしてMP3等で公開した場合は、当然著作権侵害になります。
プロバイダ責任(限定)法のガイドラインでは (スコア:1)
オーナーが同意しなければその旨を通報者に連絡し、送信防止の処理は保留となります。その後裁判に持ち越されることもあります。その時にISPの責も求められたときに、通報者に盾になってもらうことができます。
これは私自身が独自の解釈なので、正確な情報はテレサ協でどうぞ。
Re:プロバイダ責任(限定)法のガイドラインでは (スコア:2, 参考になる)
この通知をする場合、申出者への通知については、信頼性確認団体を経由して申出が行われている場合には、プロバイダ等は、当該信頼性確認団体へ通知するものとし、当該通知を受けた信頼性確認団体は、申出者へ通知するものとする。
…実際にどうやってるのかは知りませんが。
Re:プロバイダ責任(限定)法のガイドラインでは (スコア:2, 参考になる)
送信者から同意しない旨の返事があった場合に「保留」状態となるのは、名誉毀損やプライバシー侵害の場合です。それらの場合も、ISPからしたとき権利の侵害があると明らかである場合、およびそのように「信じると足りる相当の理由がある場合」は、即送信防止となります。しかし、なにがどう名誉毀損であるか、プライバシー侵害であるかが曖昧である場合は、それはできません。その場合は、送信者に照会作業(問い合わせ)を行い、そこで「私はそんなことをしていません」という返事があれば、ISPとしては侵害かどうかの判断ができないわけで、それ以上の措置は採れなくなる。そうしたケースが「保留」状態です。ですから拒否は拒否でも、「俺は相手のプライバシーを暴いてやったが、自分で消すつもりなど毛頭ない」みたいな返事だった場合は、侵害があったと判断できるので、やはり送信防止となるわけですね。
Re:プロバイダ責任(限定)法のガイドラインでは (スコア:2, 参考になる)
なお権利者自身からの依頼である場合は、即削除等ではなく、信頼性確認団体に侵害であるかどうか確認するなどした上での判断となります。・・・というか、そうした役割の団体なので「信頼性確認団体」というネーミングなのですが。
Re:プロバイダ責任(限定)法のガイドラインでは (スコア:1)
wanabeeさん紹介(#261610) [srad.jp]のImpress Internet Watch記事 [impress.co.jp]によれば ということなので、いちいち警告はしてないようです…。
Re:プロバイダ責任(限定)法のガイドラインでは (スコア:1)
けれどまあ、そのあたりはISPのリスクテイクの問題だともいえるわけで、こういうとミもフタもないですが、権利者から訴えられた場合と送信者から訴えられた場合と、どちらが「高く付く」かといえば大抵は前者ですから、無警告で丸ごと本当に消してしまうISPもいるだろうな、と想像できるわけですが。・・・個人的には、そういうのは勘弁してもらいたいですけどね。
Re:プロバイダ責任(限定)法のガイドラインでは (スコア:1)
ふとした疑問 (スコア:1, 興味深い)
やっぱり違法なのでしょうか?
違法です (スコア:2, 参考になる)
この場合、替え歌は、原著作物を変形、翻案し創作する、二次的著作物にあたりますので。
Re:ふとした疑問 (スコア:1)
数年後には (スコア:1, おもしろおかしい)
CD媒体や有線放送などで「正しい著作権意識」を広く周知できたと自負するJA$RACは、
「個人が楽しみで歌う鼻歌も、元はといえばアーティストの並ならぬ努力と苦労の末に世に出てきたもの。
それを歌うことに対価を支払うことが、著作権法上からも正しい姿勢であると考えている」
とし、更なる著作権意識の向上に強い意欲を見せている。
# 掲示板への書き込みと会話とが限りなく等価に近い今、これって
# ありえない話じゃなかったりして。
Re:こんなんだと・・・。 (スコア:2, 興味深い)
# ここでは歌詞については触れないです。
そうですね...といいますか、音楽における創作はそうしたもの抜きにはできないものでしょう。
イスラムやインド音楽の音階はよく知らんのですが、その他のほとんどの音階は「周波数比が単純な音の集合」ですし、コード進行なんてものは「部分集合を行ったり来たりするときのパターン」にすぎません。「聴き手に一定の効果/印象を与える、協和度が比較的低い部分集合から高い部分集合へ移行するパターン」を要所要所に織りこんで巧みに利用する音楽とか、「いにしえより伝わる、お決まりのパターン」を繰り返す音楽とかいろいろありますが、いずれにしても「コモンズ」性が高いものだと思います。
旋律にしても同じことで、「集合の範囲を広げて、時間軸に一つずつ並べたパターン」といえます。で、それら「コモンズ」を逸脱しても、聴き手にひたすら不安な印象を与えたり(現代音楽って...あ、いや、それ以上いうとこの後の文と矛盾するな)、何を聴いても同じに聴こえたりします(なじみのないジャンルの音楽に出会うとしばしばそうなりますが、それはそのジャンルの音楽の「コモンズ」を知らないというだけで、そのジャンルの音楽に欠陥があるわけじゃない)。
それら「コモンズ」をふまえながら、いかに新鮮な要素つまり心地よい程度の逸脱(「新しい」音楽には「不快だ」「音楽じゃない」という批判はつきもの)を盛り込むか、あるいはいかに演奏者の「声」を魅力的で固有のもの(多くの民謡はそうだし、BLUESの強い影響下にあるROCKも同じことだ。平凡な演奏者によるカバーなんて誰も見向きしない。いい例がMick Jaggerで、あのへんてこりんな声で長生きしてるのは彼にしか出せない声を持っている、つまり彼がMick Jaggerだからだ)にするかが、音楽家の創作/演奏における腕の見せ所でしょう。
もちろん私も著作権という考え方は理解できるのですが、それだけでは上記の音楽の創作を捉えきれないと思います。で、ここがいちばんいいたいところなのですが、そういう点は音楽家自身が理解できないわけがない(「コモンズ」を学ぶことを抜きに作曲は学べない)のに、そういうことは(少なくとも私が見聞きした範囲では)あまり説明されない一方で、全ての曲が0から創作されたものであると思わせるような説明はしばしば見かけ、それは主に著作権保護を訴える文に登場します。
で、JASRACはどうだろう。やつらの言い分は信用できるかな。やつらにまかしといて大丈夫かね。
# というか「コモンズ」は買ったばかりで、まだ一章しか読んでなかったり。ははは。