電子地図の作図原理が特許紛争に 34
ストーリー by yoosee
ほんとに独自の技術なの? 部門より
ほんとに独自の技術なの? 部門より
maia曰く、"電子地図の作図原理の特許を保有する「丸石デジタル」(丸石自転車の子会社)は、国土地理院と地図メーカーに対して特許侵害を指摘し、主要メーカーなどに損害賠償を求め提訴する構えだ(共同通信報道)。
地図のデジタル化に関わる作図の原理(輪郭の線をコンピューターにそのまま線として自動的に認識させる作図技術)は1992年に西石垣氏によって特許出願され、1998年に成立した。主要地図メーカーは特許庁に「無効」を申し立てたが2001年3月に却下された。当時の国土地理院は、特許については「難解で解読が困難」「特許条件のすべてに該当しなければ、一部が触れても特許侵害に当たらない」と考えていたようである。業界団体も勉強会を開いた程度で、特に対策をとらなかった。その後、特許権は西石垣氏から丸石デジタルに譲渡され、本格的な特許紛争に発展した模様だ。
ところで、この特許はグラフィックソフトの「オートトレース」とは違うのだろうか?"
子会社って (スコア:2, 参考になる)
特許の運用?は12月の末 [maruishi-cycle.com] (PDF) から。
それから一ヵ月経って動き始めた、と。
=^..^=
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Re:子会社って (スコア:2, 参考になる)
「…平面地図を電子地図化する地理情報システム(GIS)技術の特許
(特許の名称「地図データ作成方法及びその装置」)の存在を知り、
その特許権の有効活用を目的とする事業を推進する為、丸石デジタル
株式会社を平成15 年12 月に設立し、当該特許権を取得しました。」
とありますから、目的通りの行動なんでしょう。
丸石自転車って時点で (スコア:2, 参考になる)
業績がアレで、私募債発行しまくってて、得体の知れない会社が大株主に名を連ねていて、監査人を私募債発行後に国際第一監査法人に変更したというところまで大盛工業と同じなのよ。
構図的には、大盛工業に相当するのが丸石自転車で、JMNに相当するのが丸石デジタルなのではないかと。
Re:丸石自転車って時点で (スコア:2)
Re:丸石自転車って時点で (スコア:1)
こんな怪しげなことをやらなきゃならないほど、丸石って落ちぶれてたんですかね?
Re:丸石自転車って時点で (スコア:1, おもしろおかしい)
# 下らないのでAC
Re:丸石自転車って時点で (スコア:1)
ついでに 第85期決算広告 [nikkei.co.jp] も。
=^..^=
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ちょっとまった。問題を正確に見抜こうよ (スコア:0)
問題は、その特許が本当に成立していいものかどうかだよ。
それすらも実は問題じゃない (スコア:1)
特許が成立していいものかどうかは最早関係ありません。
ちなみにこの丸石の場合、役者は
Re:それすらも実は問題じゃない (スコア:0)
そういう観点があるのは確かですが、元コメントの人が
見抜こうとしているのは地図業界側の立場としてうける
特許論争問題なのですよ。
だからそういう話の展開は話のすり替えという話術でしかないですよ。
ベクターデータ? (スコア:1)
92年よりも前にアドビあたりが作ってそうな予感がするのですが、
どうでしょう?イラレ88あたりってオートトレースはまだなかったんでしたっけ。
参考:特許情報 (スコア:3, 参考になる)
1. 特開平10-123942 住宅地図及びその作成方法
2. 特開平08-106530 地図データ作成システム
3. 特開平06-259490 回路パターン情報作成装置
4. 特開平05-073659 地図データ作成方法及びその装置
(特許庁は直接リンクを張れないので検索でこれを入力)
ニュース [c-crews.co.jp]を読む限り、時期的には4番目のものが該当しそうですね。
しかし、
> 慌てた国土地理院は業界団体の「日本測量調査技術協会」と情報交換する
> とともに同年11月、作製部門の担当者らを集め対策会議を開いた。
>
> 地理院の内部文書によると、会議では①地理院(とメーカー)が使用し
> ている作図システムは特許に抵触している旨の指摘を受ける可能性がある
> 特許法との関連で法的対応の検討が必要―との指摘があった。
>
> しかし議論は紛糾。結局、特許内容については「難解で解読が困難」と専
> 門的な検討を棚上げしたまま「特許条件のすべてに該当しなければ、一部
> が触れても特許侵害に当たらない」との見解をまとめた。
これはちょっとのんびりしすぎてはいませんか?電機メーカー系ならば決
してありえない「対策」ですね…
Re:参考:特許情報 (スコア:4, 参考になる)
その意味で、他社に特許をおさえられるということは日常茶飯事なので、それを前提に対策(自社の持つ有力な特許との交換利用を打診する、別の会社の類似特許を指して値切る、等)することに慣れ、長けています。
これがたとえば医薬だと、ある物質をおさえられたらもう代替は不可でその分野の独占を許してしまう、ということが多いため、それとはまた違う緻密なウォッチ、トレースをもって戦います。
で、地図メーカーは… こないだの他社の地図データの盗用問題のように、知的財産についての意識が欠如しているのかもね。
Re:参考:特許情報 (スコア:1, 参考になる)
地図分野の業務常識がないので、これでどのへんが効率化できるのか今一不明確でした。
Re:ベクターデータ? (スコア:3, 参考になる)
ただし、その根幹である途切れ点の検出アルゴリズムが数回読んでも理解できず…というか、本当に書いてある方法で役にたつものになるのかなという疑問がぬぐえないものでした。それでも特許は成立していることは事実で、成立後、関連する数社で無効裁判を起こしたのですが負けちゃったらしいです。
当時、エン企画が所有し主張していたのですが、他に売っちゃったということでしょうか。当時からアヤシサ爆発というのが風評だったのですが、それを買う会社っていったいどんな展開を考えてのことなんでしょうか?
Re:ベクターデータ? (スコア:0)
難しい言葉を組み合わせて、特許とっちゃった、みたいに見えて、
なんていうか、技術者が無知なクライアントとの打ち合わせで
横文字を並べ立てて黙らせて煙に巻く手法みたいで嫌ですね。
Re:ベクターデータ? (スコア:0)
知らない間に手製のスタックを
Re:ベクターデータ? (スコア:1, 興味深い)
Re:ベクターデータ? (スコア:1)
Re:ベクターデータ? (スコア:2, 参考になる)
但し、「特許条件のすべてに該当しなければ、一部が触れても特許侵害に当たらない」は全くの事実なんですけど、また新聞記者の無知の丸出しかな。
Re:ベクターデータ? (スコア:1)
まあアドビの技術があったからといって特許自体は潰れないのですが、
他社の製品で、すでに実現化されている技術の「亜流」もしくは「オマケつき」の技術であるとすれば、
そもそも特許所有を盾に特許侵害を訴える言葉の説得力が、下がると思いますね。
Re:ベクターデータ? (スコア:3, 参考になる)
Re:ベクターデータ? (スコア:1)
>類似公知技術をちらつかせて値切り倒す
まさにそういうことです。
子供の小遣い程度のカネで解決できれば、しめたもんじゃないでしょうか。
Re:ベクターデータ? (スコア:0)
Re:ベクターデータ? (スコア:1)
実際の特許内容を見てるわけじゃないので、あくまでも一般論ですが。
Re:ベクターデータ? (スコア:1)
Re:ベクターデータ? (スコア:0)
特許の話とは別
Re:ベクターデータ? (スコア:0)
オートトレース機能付いていたような覚えが。
でもこのソフト出たのって92年あたりだった気がするんで、
自分が使ってたより以前のバージョンのCorel Draw に
オートトレース機能が付いていないと、無効の材料にはならないのかな……
Re:ベクターデータ? (スコア:0)
VectorWorks (スコア:1)
いつから実装されてるかは裏取れず...
#「オートトレース」を「オートレース」と読み間違えた(恥
Re:VectorWorks (スコア:3, 参考になる)
ベクトル化のあとの処理が問題のようです。
【特許請求の範囲】
一応わかりやすく分離してみる。{(1)~(6)}が閉領域の生成方法です。特に(4)(5)(6)がキモかと。実施例を読むともう少しイメージがわきます。
【請求項1】
{
(1) 地形図等の原図を読み取って得られるラスターデータからベクトルデータを作成した後、
(2) 該ベクトルデータを二次元の線データに変換し、
(3) それらの線データを座標上の線分に変換し、該線分を所定方向に接続し、
(4) 終点が始点と一致したときはそれらの線分からなる面データの閉領域データを自動的に作成し、
(5) 終点が始点と一致しないときはそれらの線分からなる面データを自動的に作成して、該面データの前記不連続となる始点及び終点を報知表示し、
(6) 該不連続点から任意の点又は線へ接続する線データを入力に基づいて生成する
}
ことにより該面データに対応する閉領域データを作成し、
上記各閉領域データに属性データを付与可能にして該閉領域データを記憶、表示又は印刷する地図データ作成方法。
【請求項2】 同様の内容を持つ「地図データ作成装置」
Re:VectorWorks (スコア:0)
> (5) 終点が始点と一致しないときはそれらの線分からなる面データを自動的に作成して、該面データの前記不連続となる始点及び終点を報知表示し、
> (6) 該不連続点から任意の点又は線へ接続する線データを入力に基づいて生成する
ポリゴンペースのモデラーソフトなら、珍し
Re:VectorWorks (スコア:0)
先に実装して利用していることが、証明できれば、払う必要がありません。
Re:VectorWorks (スコア:2, 参考になる)
参考文献参照 [morikita.co.jp]。
この本は95年にでてるね。
その前にもあったかな?ver4は使ったこと無いのでわからない。