フランスでコピー防止CDの司法調査へ 180
ストーリー by yoosee
守られるべき権利 部門より
守られるべき権利 部門より
maia曰く、"CNETの記事(原文記事)によれば、コピー防止CDに関して、フランスの競争局不正防止担当部門(DDCCRF)が調査を行ってきたが、その結果報告を受け、予審判事が7月31日、レコード会社EMI Music Franceとフランス最大の小売業者Fnacを不正行為(fraud)の容疑で司法調査するよう命じた。容疑は2年以下の懲役と約45,000ドルの罰金に相当するという。また消費者団体UFCは、コピー防止CDを市場から回収するよう求めている。
この種の音楽ディスク(規格外だからCDではないはずだが)の問題として挙げられているのは、やはり、個人利用のためのコピーが著作権法の下で許されていること(の侵害)と、(PC向けドライブが使われている)一部のオーディオ機器で再生できない場合があることのようだ。既に言い尽くされてきた話題ではあるが、司法調査の段階に入った以上、今後の展開に注目したい。"
なぜ著作権は保護されなければならないのか? (スコア:5, すばらしい洞察)
だから、そういう趣旨から言えば、私的利用のためのコピーの制限などは、あまりやるべきことではない。文化の振興による、より多くの人の豊かな生活の達成が目的であって、誰かの金銭的な利得はその後に来るものだから。これが「フェアユース」ということにつながる。
こういう話題が上るとき、いまどきの新聞等のマスコミは「なぜこういう法律があるのか」という根本的な問題を忘れてることが多いんじゃないかな?
文化を忘れて、人間社会における法秩序の意味を忘れれば、やがて弱肉強食の無法な世界に戻る。フランスの政府は、まだまだまともな人たちが多くいるんだな、と思って安心しますね。
Re:黙って見てりゃ (スコア:3, 興味深い)
>だから、そういう趣旨から言えば、私的利用のためのコピーの制限などは、あまりやるべきことではない。
これに誰もつっこまないのは、なぜだ?みんな長文で読む気ないのか?
明らかな論理の飛躍。それならそもそも、三々五々こじんまりと音楽を伝えてきたジプシーとかの時代から
一気に全世界に音楽を発信するかたちを経済構造として確立した「音楽業界」というものが「文化」ではないと?
誰も知らなかったようなワールドミュージックが、町に行けば買えてしまう
こういうよくよく考えれば恐るべきしくみが、こうもあしざまに語られては
ちょっと頭抱えずにはいられん。
どらえもんのもしもボックスとかで、「もし音楽業界がはじめからなかったら」
とかやったところを想像してみな。あなたが好きな音楽自体に、あなたが出会えていたかどうか?
CDをファイルにするのは、CCCDじゃなけりゃエンコードだけで済む。
けどそもそも演奏をうんざりするほどのプロセスを経てCDにしているのは、誰だ?
そういう人たちは、弱者きどった「大衆」とかのために、ボランティアで作業すんのか?
すくなくとも「レコード会社なんてなくなってしまえ」な奴は論外。
私的複製はレコード会社の経営に負担にならないと言い張る人は、まずソースを示せ。
個人作者の保護ではないような (スコア:2, 興味深い)
本当の理由がどうであれ建前として掲げられたなら、あるべき姿として個人作者が保護されるよう、社会と戦う必要があるのかもしれません。
Re:個人作者の保護ではないような (スコア:2, 参考になる)
なんか用語で揉めそうなんでアレなんだけど、確かにCOPYRIGHTは当初印刷ギルドの独占特許という形で始まってます。まったく読んで字の如し。
それが年月を降るに従って印刷業者保護から著作者保護に移り変って行った歴史を持っています。
書籍出版物に関しては。
しかし音楽出版物や映像出版物に関しては、「原盤権」と称される権利(複数の権利の集合ですが)によって、音楽出版社や映像出版社の権利が手厚く保護されており、かつて文芸著作物が辿った道を逆行している感がなきにしもあらず、ってとこですかね。
Nullius addictus iurare in verba magistri
法律はなんのためにあるか? (スコア:2, すばらしい洞察)
同感です。
法律は目的(=ある状態を実現する)のための「手段」ですよね?
法律にまつわる議論は手段(法律)がどうこうよりも、まずは、その目的(=どういう状態を実現したいか)の共通認識なり合意なりを得るために行うべきではと思います。(その認識違いを揶揄し合うようなノイズが生じやすいし)
多義解釈できてしまうような法律は「セキュリティポリシーのないセキュリティガイドライン」に似てる気がしてしょうがありません。
Re:なぜ著作権は保護されなければならないのか? (スコア:1, すばらしい洞察)
やはり我が国でもCCCDに対して著作権法上の権利侵害を理由に訴訟を起こすべきなんでしょうか。著作権法30条って訴因にできるの?
Re:なぜ著作権は保護されなければならないのか? (スコア:1, すばらしい洞察)
はい?ぜんぜん違うけど?
町の発明屋さんのためとか思ってたの?
企業がコストをかけて新しい技術を開発しても、後から他者が
まねをするだけで簡単に追いつかれてしまうなら、開発コストを払う者が馬鹿をみる。
それを恐れて、だれもが他の誰かが開発するのを待っているだけになったり、
新規に開発した技術を秘密にして世に出ないようにする企業が増えると、
技術の進歩が鈍化してしまう。
それを防ぐために、発明者に特別な権利を与える特許という考え方が取り入れられているのです。
ちょっとアイディアを思いついて一攫千金を狙おうという、
夢想家のためのものじゃないのですよ。
Re:なぜ著作権は保護されなければならないのか? (スコア:1)
1を聞いて0を知れ!
Re:なぜ著作権は保護されなければならないのか? (スコア:1)
盲腸は何の役にも立たないが、医者の飯の種にはなる、という話を思い出した…
#なんかなぁ
Re:なぜ著作権は保護されなければならないのか? (スコア:2, すばらしい洞察)
私の個人的考えだけど、そろそろ音楽は原点に返るべきではないかと?
原点とは、生演奏のことです。
音が生まれる瞬間、場の緊張感や一体感それらを含めて音楽だと思っています。
ミュージシャンの側にも責任があるかも?
サラリーマンが週5日働くよう、ミュージシャンも週5日ぐらい演奏しろよ!
ええ、実力の無い者は生き残れないでしょう。
CDなんて、今俺たちこんな音楽やってるよ、良かったら聴きに来て
みたいな立場で十分でしょ?
行政の協力も必要でしょう。
田圃の真ん中に、土建屋を潤す為に、だれも使わないような箱物
音楽ホールを造るんじゃなく
小さくても利用しやすいライブハウスを作るとか
教育の一環として、生演奏を聴く機会を作ってやるとか
各都市を代表するオーケストラのメンバーが演奏だけで
食っていけるよう補助するとか
Re:なぜ著作権は保護されなければならないのか? (スコア:2, すばらしい洞察)
生演奏には録音より優れた点が多いとか、録音の過保護で稼ぎの
「生演奏:録音」の比率が崩れてるとかいう主張は理解しますが、
>CDなんて、今俺たちこんな音楽やってるよ、良かったら聴きに来て
>みたいな立場で十分でしょ?
なんて無茶苦茶な主張を確認を求める書き方で書かれちゃたまんないですね。
それでもいいアーティスト「も」いるとは思いますが。
録音の良いところは、完成度にこだわった録音ができることと、
再生環境を選ばないところと、永遠に残ることでしょう。
生演奏と比較するまでもなく、録音が無いと成立しないジャンル
などもありますが、どうせ貴方のような人はそんなのは音楽
じゃないとおっしゃると思いますのでここではおいておきます。
完成度にこだわった録音:
作曲から始まり、ドラム、ベース、ギター、シンセ、ボーカルを
多重録音を使って全部を自分の演奏でやってしまうアーティストが
いるのですが、彼のバンド(一人だけど)の演奏は作曲家の意志を
見事に反映した、超然とした一体感を持つ、美しい演奏です。
生演奏もやってるらしいですが、残念ながら聞いたこと無いです。
naimaさんが語るような生の素晴らしさがあるのでしょうが、
CDの持つ一体感はまた格別です。
再生環境を選ばない:
仕事中でも、高級でないお店でも、病室でも、音楽が聞けるように
してくれた録音再生技術に私は感謝します。
彼らに「正当な」報酬が行き渡ることを期待しますので、
私はCDをパンフ扱いするような乱暴な言動はしません。
CDが高価だとか、売り方が時代を見てないとかいう主張には賛成です。
演奏が永遠に残る:
19世紀までは譜面だけしか永遠に生きなかったので、
どんな優れた演奏家でも演奏だけで後生に名を残すのは無理だった
わけですが、今の演奏は永遠に残ります。
ジャズのようにアドリヴを重視するジャンルでも、この価値は
重要です。
--
メアドをここの運営陣に渡すとスコアが1上がるらしいけどスコアいらないのでAC
Re:なぜ著作権は保護されなければならないのか? (スコア:2, すばらしい洞察)
>>みたいな立場で十分でしょ?
> なんて無茶苦茶な主張を確認を求める書き方で書かれちゃたまんないですね。
> それでもいいアーティスト「も」いるとは思いますが。
ああ、確認を求めてる訳じゃないです・・・
私はそう思うけど、反対意見の方も居るでしょう
"?" は自信なさの表現
> 完成度にこだわった録音
ご指摘のとうり、私は多重録音に興味はありません。
なぜなら、奏者間の駆け引き、間合い、息づかい、etc
これらも音楽の大事な要素だと思ってます。
> 再生環境を選ばない
BGMなら、サンプルCDで十分でしょ
> 演奏が永遠に残る
アルバート アイラー曰く
記者「今日の演奏は素晴らしかったですね。後世に残したいと思いませんか」
アイラー「えっ、どうして残す必要があるの?明日はもっと良い演奏すればいいでしょ」
芸術の中でも、音楽は儚く消えていくものです
それでも、その場を共有した者の心には、感動は永久に残ります。
Re:なぜ著作権は保護されなければならないのか? (スコア:2, 興味深い)
>これらも音楽の大事な要素だと思ってます。
それはジャンル(というのもなんだが)次第かと。
>芸術の中でも、音楽は儚く消えていくものです
消える義務まで負わされたらタマランのですけど。
録音技術が無い時代なら、消えるもんだと悟る(==諦める)のも1つの道でしたが、
今はそうではないのでわ。
余談:
稗田阿礼あたりが草葉の陰で「物語を"書き留める"なんて、どうよ?」と呟いていたりして。
「まして1000年以上もしつこく存在し続けるなんて、正気の沙汰じゃないね」とか。
Re:なぜ著作権は保護されなければならないのか? (スコア:2, すばらしい洞察)
音楽の捉え方次第かと。
> 消える義務まで負わされたらタマランのですけど。
義務なんかじゃありません。科学です。
貴方が音を空中にとどめる装置をお持ちなら話はべつだけど・・・
毎日毎日、多くの名演奏が消えてるんじゃないですか?
仕事の合間に書いてるので、小出しで申し訳ない。。。
CDを否定してる訳じゃないです。
私も多くのCDを所有してます。(多分多くと言っていいかな?)
サンプルCDって言い方も誤解を招くか?
CDの質を落とせとは思ってません。
サンプル、広告、コマーシャルにも共通するとおもうけど
出来の善し悪しでライブに足を運んで下さるお客様の数は変わってくるでしょう。
記憶メディアを販売して利益を上げるビジネスから
お客様に足を運んで頂くビジネスに変わるべきではないかと考えてます。
「損して得を取れ」じゃないけど
CDで儲けなくても、ライブで稼ぐビジネスに変換できないかなぁ
レコード会社は激しく反対するだろうけど
Re:土建屋に金詰む (スコア:2, おもしろおかしい)
は? (スコア:1, おもしろおかしい)
過去最大の赤字なんですけど。
> 手前勝手な理屈通すために
ウソつくのもどうかと思うが。
Re:なぜ著作権は保護されなければならないのか? (スコア:2, 参考になる)
Re:なぜ著作権は保護されなければならないのか? (スコア:3, 参考になる)
それには権利の保護と利用のバランスを取ることだというのがこの条文の主旨です。
実際には役所ぐるみで保護する側に肩入れする、
法の目的に反した運用がなされているのが問題でしょう。
Re:なぜ著作権は保護されなければならないのか? (スコア:2, 参考になる)
CCCDがいかなるものか、十分に理解されていないのではないかと思われます。
複製制御だけではなく、その他色々な副作用を伴っているので問題なのです。
音楽CDを一体何のために買うのか考えてみれば、問題の本質が良く見えてくるはずです。
音楽CDは、音楽を聴くために買うのです。決して、レコード会社に利益を上げさせるために買っているのではないということです。
CCCDの副作用の中には、音楽を聴けなくしたり、あるいは音質を劣化させたり、あるいは再生装置にダメージを与えるかもしれないものが含まれているわけですから、消費者は一定の損害を受けているわけです。
少なくとも消費者は、聞きたい曲がCCCDでしか供給されていない場合、それを買うしかない弱者なのですから。
Re:なぜ著作権は保護されなければならないのか? (スコア:1)
少なくとも、私は「複製の是非」については一言も触れたつもりはありませんけどネ…(^^;
Re:なぜ著作権は保護されなければならないのか? (スコア:1)
古いCD-R(8倍速だ)でiTunes+iPodを利用している私は、
CCCDのせいで「買えない」「聴けない」という被害を
じゅーぶんこうむってるのですが、そーゆー人間は
out of 眼中?
Re:基本的にはそうなんだろうとは思う (スコア:3, 興味深い)
つまりこれは「他人の褌で相撲を取る権利の独占」を巡る鬪いだったりするんです。
で、正規のコンテンツ業者は「著作者に金を払っている」ことを正義の証として掲げているわけだ。(著作権はコンテンツ業者に譲渡されちゃってることが少なくないので、敢えて「著作者」)
著作者の側としては、お金は勿論必要なので払ってくれる人が複製頒布してくれることは重要なのですが、しかしそれが「正規のコンテンツ業者」である必要も必ずしもなかったりするあたりが、事情として複雑だったり。あと、もう金にならなくてもいいから、より多くの人に配布したいっていう状態になることもあるし。
自身の作品が絶版・廃盤・ロットアップしたときに、「経済価値がないならタダで公開したい」、あるいは「自分で私家版にして自力で頒布する」「コアなファンが頒布をしてくれるから」という要望を持つ著作者はいないわけじゃない。ところが作品の権利だけがっちり握られてしまって身動きが取れなくなってたりするわけ。
そういう観点からしてみれば、実は金がきちんと入ればカジュアルコピーでもOKなんじゃないの?とか思わないでもなかったり。著作物は利用されてナンボですから、あらゆる利用の増大が利益の増大を招く制度・構造が求められるんじゃないかと極めて個人的には思っています。
でもそれでは「正規のコンテンツ業者」が潤わなくなるかも知れない、という危機感が、コンテンツ業者の過剰反応を招いている節がないでもなく。
Nullius addictus iurare in verba magistri
Re:基本的にはそうなんだろうとは思う (スコア:3, 興味深い)
昔から友達同士でテープにダビングして貰うなんて事は(まぁ違法なんでしょうが)よくやられてたし、今でも MD で同じ事がされていると思いますから(そしてCCCDはMDへのダビングを制限しない)、カジュアルコピーの現状が昔ほど酷くなったとは思えないんです。
変わったとしたら音源をP2Pなんかで無差別に流す人が現れた、と言う点かと思うんですが、正直 CCCD って RIP しようとすれば出来てしまうので、悪意ある人から音楽を守るのには役に立たないと思うんですよね。
> 利用者が無法者とかし、企業が防衛線をキツクはる。
「売上げを減らすための一番の方法は客を泥棒呼ばわりする事だ」なんて言葉を見たことがありますが、今の音楽業界って少なからずそう言う風潮になっているのが悲しいところです。
Re:いやいや (スコア:2, すばらしい洞察)
音質そのものや、孫世代を作れるか、なんていう違いはありますが、その辺が CCCD ターゲット層にどれだけ差異を与えるかと言うと、あまり影響は無いんじゃないかなと思います。この部分は根拠が無くて恐縮ですけど。
> 利用者側にも問題が大有りですよ。そういう風潮にさせたのは明らかにユーザー側だし。
私には本当に (音楽ファイルの違法配布ではなく) CD→CD のカジュアルコピーが CD→テープ や CD→MD と比較して著しく売上げを落とす要因になっているかどうかの判断は付きません(違うと思っていますが根拠は薄いです)。
ただ、CCCD がリリースされて CD の売上げに大きな改善が見られたかと言うと、売上げ数や各社の利益の数字だけを見たらそんなことは無いように見えています。対策をするなとは言いませんが、リスナーとアーティストに不要な負担を強いた上に効果が無いのでは CCCD に賛成は出来ません。
私は基本的に CCCD は買いません(幸い私の好きなアーティストの大半は今のところ CD を出してくれています)。買わないのはポリシーと言うよりは、好きな音楽を聴きたいと思ったときに何か変な規制がかかってたりすると、正直気分が萎えちゃうんですよね。お前の音楽への思いはその程度なのかといわれたらその通りだと言うしかないのですけど。
Re:基本的にはそうなんだろうとは思う (スコア:1, 興味深い)
フンドシは誰のものかは知らないけど、素晴らしい相撲を見せるのが
文化ってものだと思うけどな。
>資本まっしぐらの世界の中でコンテンツで飯を食っている人
その飯を食うために、素晴らしい相撲を見えにくくするという法はなかろう。
>利用者が無法者とかし、企業が防衛線をキツクはる。
企業がやろうとしているのは、「回したらプレイヤーが壊れるかも
しれない」なんぞという物騒なものを出すという犯罪。そして、
「そうなってもしらない」という無責任だな。つまりは、無法と
犯罪の戯れですに陥っているわけです。
>ある意味「うんこスパイラル」状態です。
その状態は、「音楽なんか聞かなくても、大丈夫。楽しいことは他にも
ある」ってことに、皆さんが気付くと解消するかもしれませんね。
日本はこのままで良いと思う (スコア:2, 興味深い)
音楽CDについてもそうだけど、自分のスタイルに合った使い方が出来なければ受け入れないでしょ?皆。
隣接権を持つ奴らの都合を最優先にした昨今の状態ならもっと自由な国の市場規模より人口比率的にも小さくまとまるだろうし、あの手この手で市場拡大を図る事に精を出している一方で自分で自分の首を絞めているヤツなんか放っておけばいいと思う。
隣接権を持つ奴らの主張の中に今のようなスタイルでなければ著作権者の理解を得られないというのがあったけど、著作権者がそれで良いならいいんじゃない?俺は単に自分のスタイルに合わなければ買わないという選択をするだけのこと。
今オリンピックの影響でデジタル家電が売れているらしいけど、そのうち現状のスタイルが自分に合っているかどうか、実際に使ってみて消費者が気付くようになるだろうし、デジタル放送だけになった際にはバックアップもロクに取れなくなってそんなものにお金や手間暇をかけるのは無駄だと思うやそれでもいいと思う人それぞれの判断の結果の市場規模になるだけのこと。
制限があればその分市場規模は小さくなるだろうけど、供給側・関連業界がその結果に満足であれば別に構わないでしょ。
家庭ではホームサーバーによってデータが一箇所にあれば事足りるスタイルに落ち着くなんて見方もあったけど、バックアップが作れないからHDDがこけたら終わりだし、自分がよく見るモノを自由にホームサーバーに落とし込めないものにしかならないであろう今の規格なものにどれだけの人がお金を出すんだろうかという疑問は個人的に持っているけど。
自分は音楽に関して何度も聴きたい曲は全部CDを購入しているけど、それが自由にいろいろなメディアに落とし込んで聴けなくなるなら自分のスタイルに合わなくなって間違いなく買わなくなる。
TVに関しては大量にPCでHDDに録画しているけど、それは放送時間と自分の生活とがリンクしないからで、残す必要がないモノは見たら消してるし、確実に残しておきたいくらいならDVD-ROMを買ってるし、発売してくれないものについても諦めるだけの事。モノがなければ日頃の忙しさも手伝って忘れるだろうし、別に困らない。
市販DVD-ROMもバックアップを作れなくなったら買わなくなるだけ。
つまり消費活動が限定されるだけのこと。
結局の所著作権者にしたって自分の作品と消費者が接する時間が短くなれば多くの人からの印象は薄れるだろうしそれで良いなら俺は構わないと思う。
Re:日本はこのままで良いと思う (スコア:1)
また、新しいスタイルを作る障害にもなります。
Re:日本はこのままで良いと思う (スコア:1)
それより自由であったが為にそれから発展するもの、開発に結びつくもの、市場規模から採算が採れると判断されたであろう製品やら作品が出なくなってしまう事が競争力低下に結びつくほうが怖いでしょうね。
Re:日本はこのままで良いと思う (スコア:4, 参考になる)
>CCCDになるような売れ線音楽は聴かない印象があったのですが、
>ちがうみたいっすね。
>広いCDショップの、ほんのひとにぎりのメディアのことで
>いつも一生懸命なんですもの。
まあこれ [hatena.ne.jp]でも読め。
Re:日本はこのままで良いと思う (スコア:2, 参考になる)
自宅で音楽を聴いているだけという時間は殆ど無いので、聴き方が問題なんですよ。
何処でも聴けるように持ち運び、少なくとも自分の場合は聴く際に自分の納得のいく音質でという事が達成できないと聴いても不満が溜まるのでそれなら聴かない方がよいという結論になるわけです。
ちなみにCCCDって今時の売れ線音楽だけじゃないですよ。
この前80年代ヒットチャートにのった曲を集めたCDを買おうとしたらCCCDだったんで買うのを止めました。
回避してリッピング出来るけど、CCCDをかけた結果機器が壊れてもメーカーが責任を取らないという時点でそんなもの買う気がしない。
しかし浜崎あゆみのあの鼻声を好きな人が多いのは驚きだなぁと思っていたけど、そういや俺も稲垣潤一を昔よく聴いていたのを思い出した。でも稲垣潤一以上の鼻声だよなぁ。
Re:日本はこのままで良いと思う (スコア:1)
> ちがうみたいっすね。
CCCDが売れ線音楽にしか使われてないと思い込んでる馬鹿ハケーン。
# Fuck!!凸(-_-;)>東芝EMI [toshiba-emi.co.jp]
そして (スコア:1)
笑えない…
Re:そして (スコア:1, すばらしい洞察)
マーケットを読み間違えた連中のとばっちり (スコア:1, 興味深い)
なんかしらんけどバカ売れ
↓
市場の読み間違えで激減
↓
自分のへまを認めず原因探し
↓
消費者からの反発
ってことなんだろーな
どっかの市場調査であったな
30代以上が大きな市場だって結論づけたマーケティングの報告なんだけどさ、市場調査は30代以上ひとくくり
10台は2~3歳毎にセグメントしてるのにな
ばかじゃねーかと思ったよ
データもないのにどうやって結論出るんだよ、ってーのと本当にガキ以外は無視してる業界の馬鹿さかげんには腹抱えて笑ったね
一応そのバカと全然関連無いわけでもないのでAC
Re:DVDでも (スコア:3, 参考になる)
ただ、これって変だよなあと。
Re:DVDでも (スコア:1, 興味深い)
もっと意訳すると「技術的に可能な媒体を用いる場合、著作権者は私的利用の範囲を定めることがができる」かな?
笑えねぇ。
---------- ------ ISHII Nayuta
Re:DVDでも (スコア:1)
だが、そういうコピーをすることができないようにするのが技術的保護手段なわけで・・・
Re:DVDでも (スコア:1)
私的には憲法の「幸福追求の権利」と「公共の福祉」の両方に抵触する条文ではないかと思っていますが。
# こういう時に集団違憲訴訟が有効なんだけどなぁ(;´Д`)
Re:DVDでも (スコア:3, 参考になる)
第二に、平成11年法律77号による著作権法改正はDMCAの制定を受けての改正ではありません。そもそも、DMCAの序文にも記載されていますが、WIPO著作権条約(著作権に関する世界知的所有権機関条約 )締結に伴い、条約11条及び12条の規定に伴い制定されたもので、平11年著作権法改正はDMCAを日本法に実装したもの、というのは間違いです
Re:DVDでも (スコア:2, 参考になる)
それともこうやって歴史は隠蔽されていくっていう良い見本なんでしょうか?
WIPO著作権条約は、先進国というかアメリカ企業の主導によって勧められました。発展途上国はもちろん反対しましたよ。
そもそも、DMCAの元になったNII著作権保護法案は1995年。1993年ぐらいから政府で検討されていたものです。
要するに、DMCAのようなものを国際的に認めさせるために条約を作ったんですね。
1995年に棄却されたもんだから、条約作ってそれに準拠しようというセコイ戦略ですね。どっちにしろ国際的な基準じゃないと意味ないですしね。
たしかに、記述の上ではWIPO著作権条約->DMCAになってますが、実質上逆ですね。
それに、元コメントは、
>アメリカのDMCAを策定する動きに追随して
といっているので正しいです。勝手に"DMCAを日本法に実装したもの"とか脳内変換しないように。
Re:DVDでも (スコア:3, 参考になる)
★なんでDVDコピーは「違法」なの!? [xtc.bz] (日経クリック 2003年10月号特集記事より転載)
を信じる限りにおいては、DVD の CSS (コピーガードではなくアクセスガード)を個人利用の範囲において解除する行為(つまりは DVD のリッピング)は日本の現行法では違法ではないようです。
Re:DVDでも (スコア:1)
Re:DVDでも (スコア:1)
# 1台死守してます
Re:フランスと日本の違い (スコア:2, 参考になる)
この記事 [itmedia.co.jp]によれば、そのようです。
大層な話ですが、確かに私的コピー権が確立してないとここまでおおごとにはできないかも。ところで、
…なんだかシフトキーで解除できる話とごっちゃになってる気もしますが。Re:フランスと日本の違い (スコア:1, 参考になる)
これに対して「権利がある」というのは、誰かがその行為を為すことを許しているのはもちろんのこと、他者が、誰かが「その行為を為すことを妨げる」行為をも禁止し、行為を行うことを「保護」することを意味します。
たとえばもし「私的複製権」という権利が法律によって保証されているとすれば、私的複製を妨げることは誰にもできず、仮に私的複製を妨げるようなことを画策すれば、画策した者は罰せられます。これが法律でいう「権利がある」ということなのです。
しかしながら、言うまでもなく「私的複製権」などという権利は日本国憲法では規定されていませんので、私的複製に関しては、行うことは「許容」されていても、私的複製を行いうることは誰によっても「保証」はされていません。したがって、誰か(著作権者?)が、私的複製を防止するような処理をしても、法に触れることはありませんし、そのような行為は現在行われています。
逆に言えば、もし「私的複製権」なる権利が憲法で認められているものであれば、そうした行為を妨げる行為を禁止する条文が憲法に存在するはずなのです。
Re:フランスと日本の違い (スコア:2, おもしろおかしい)
1を聞いて0を知れ!
Re:ハンガーストライキ (スコア:2, 興味深い)
実際問題、「CCCD でコピーできないから買った」と言う人と、「CCCD だったから買うのをやめた」と言う人はどちらが多数なんですかね。アーティスト(購買層)にもよるんでしょうけど。
Re:ハンガーストライキ (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:ハンガーストライキ (スコア:1)
普通の工業製品と違って、「AはCCCDだからBでいいや」という訳にはいきません。聴きたいのはAであって、Bではないのですから。
名物に旨いものなし!
Re: ハンガーストライキ (スコア:1)
個人的に最近買いたいと思うCDが、これ [della.co.jp]の類とか。