甘さを感じさせる奇跡のレタス 129
ストーリー by Acanthopanax
酸っぱい葡萄 部門より
酸っぱい葡萄 部門より
SIA 曰く、 "読売新聞の記事によると、筑波大遺伝子実験センターの研究グループが酸味を甘く感じさせる物質である「ミラクリン」というタンパク質を大量生産する技術を開発したそうです。この物質は舌の味覚を感じる器官に対して甘いという感覚を与える作用があるとのことです。物質自体は西アフリカ原産のミラクルフルーツという果実に含まれているそうで、ダイエット食品などで実用化はされているそうですが、大量生産はこれまで困難とされていたとか。今回の研究では、遺伝子組み換え技術を利用してミラクリンの遺伝子をレタスの遺伝子に組み込んだ「遺伝子組み換えレタス」を作り出しており、今後トマトなどもっと栽培の容易な野菜で実験を続けるとのことです。"
レタス自体が甘いわけじゃない (スコア:3, 興味深い)
「ミラクリンを摂取すると、その後で食べた酸っぱいものが甘く感じられるようになる」という重要な部分が、十分に表現されていません。
だから、「甘いレタス」という変な勘違いを呼んでしまったわけですね。
元記事には、レタス自体を食べるなんて一言も書いていないのに。
それにしても、リンク元の記事を読まない人って多いものですね。
「甘いレタス」と思った人は、不正確な情報に踊らされて間違った知識を獲得してしまったことになります。
きっと、マスメディアが意図的な情報操作を仕掛けたら、イチコロで引っかかることでしょう。
どうみても怪しげな詐欺や新興宗教などに騙されるおそれもあります。
もう少し、「情報を見る目」を養った方が良さそうです。
ところで…ミラクリンに期待されているのは、「ダイエット効果」ではなく、「ダイエット食品としての売上増強効果」だと思うんですけど、違いますかね?
百年後の野菜 (スコア:2, 興味深い)
昔の野菜と今の野菜はぜんぜん味が違ってるんだろうなあ。
大根おろしなんてわざわざ辛いと断り書きのある大根を探して
買ってこないとぴりっとしないし。
(十数年前はそんなことなかった気がする・・・)
あと、昔の人がご飯を何杯をおかわりしているのは
昔の米は糖分が少なくて、たくさん食べないと十分なカロリーが
摂取できなかったからだという話を聞いたことがありますね。
逆に言うと、今の米は度重なる品種改良で非常に甘いものになっていると。
病的に甘いものを求めるのは人間の本能なのか?
百年後のご飯は汁粉を煮詰めたような味になってたりして。
そのうち砂糖撒き農法なんてできたりしないですかね。
ちなみにに世の中にはステビア農法 [mac.com]ってのがあるそうですが。
(甘味成分は抜いてるらしい)
Re:百年後の野菜 (スコア:1)
糖分:
あるものに含まれる、糖類の成分。また、あまみ。
Kokugo Dai Jiten Dictionary.
糖度なんてことばもありますね。
良薬口に苦し (スコア:1)
# レタスが甘いのもなんかヤダ
Re:良薬口に苦し(オフトピ) (スコア:2, おもしろおかしい)
自分のからだの臓物を内蔵しちゃう人が多いのだろう
Re:良薬口に苦し (スコア:1)
キャベツがあるしなぁ (スコア:1)
味まで似せんでもと思うのだけど。
そういや、トマトって果物だから、甘くても良いのか?
(今でも甘いトマトってあるけどさ)
Re:キャベツがあるしなぁ (スコア:2, 参考になる)
トマトは野菜でしょう。
ここ [biglobe.ne.jp]の解説の一年草か多年草かでの区別が分かりやすいと思います。
まぁ、これは植物学的見解で、見方によってはトマトも果物といってよいのかも知れませんけどね。
Re:キャベツがあるしなぁ (スコア:3, 参考になる)
「果実部分を食するもの」は全部果物扱いです。
狭義には木生のもの限定ですが、慣用的には草生のもの(バナナなど)も含みます。
なのでメロンやトマトは果物になる、と。
園芸的にはメロンなどは野菜扱いになるので、どっちにとってもいいのでしょう。
-- To be sincere...
Re:キャベツがあるしなぁ (スコア:2, 参考になる)
・根を食べるもの=根菜
・葉を食べるもの=葉菜(茎を食べるものも含むと葉茎菜)
・花を食べるもの=花菜
・実を食べるもの=果菜
って分類があるんで、果物=果菜という定義もあり、なんです。
野菜という大分類中に果物が含まれている、と。
#でも芋類や豆類は野菜には含まないんだよな、通常……
あとはまあ、「水気のある果実」に限定して果物とする場合もあるんですが、これだとピーマンは抜けるけど胡瓜は微妙だし。
結局、「いったもんがち」なんでしょうかねえ。
-- To be sincere...
Re:キャベツがあるしなぁ (スコア:2, 参考になる)
花(正確には子房)を起源とすると果物
花以外の部位を起源とすると野菜
となっていました。
ですから野菜の場合は野菜そのものに種が含まれることはないと。
でも他のコメントにあるように、分類に関してはいろんな立場があるみたいですね。
Re:キャベツがあるしなぁ (スコア:1)
#ああ、恥を晒してしまった........
ただ、植物学上というのは疑問。調べてみると、メロンと白瓜は、植物学的には非常に近い品種ですが、甘味でメロンは果物で、白瓜は野菜です。等という例もあるようで、なんだか、いいかげんなもんだなと。トマトを野菜とする定義で判断すると、苺も野菜だそうで。これまた、わけ分からんと。
実は市場が便宜上、区別してるだけなんじゃないかと?
#と書いてるけど、これまた恥さらしになるやもしれず。(苦笑)
Re:キャベツがあるしなぁ (スコア:1)
#バナナも、実は木に生っているわけじゃないんですけどね。
Re:キャベツがあるしなぁ (スコア:2, 参考になる)
あと、1年草であるかないか、とか。種ごと食べているか
どうか、とかが一般的な基準ですね。
ただ、それだとイチゴとかメロンとかはどうなるんだという
話になるので、農水省あたりではイチゴやメロンを「果実的
野菜」と呼んでいるみたいです。訳わかりませんが。
Re:キャベツがあるしなぁ (スコア:1)
1を聞いて0を知れ!
トマトは野菜か果物か (スコア:1)
「デザートに出せるものが果物」なんじゃないの? と思ったけど、芋やカボチャのタルトもあるか。
「生でデザートに出せるものが果物」これでも例外ありそう。
半世紀前だったら、トマトを果物に分類しようとする人なんか、きっといなかったに違いないとも思える。
Re:トマトは野菜か果物か (スコア:1)
数世紀前は観賞用だったらしいですね。
Kiyotan
Re:キャベツがあるしなぁ (スコア:1)
> トマトは野菜でしょう。
バナナはどうでしょうか?
おやつに含まれますか?
Re:キャベツがあるしなぁ (スコア:1, 参考になる)
酸っぱいものが甘くなるということだと思う。
Please tell me... (スコア:1)
>>グループでは「ミラクリン入りの食品や飲み物を事前摂取することで、
レモンやヨーグルトなども甘く感じられる」としており<<
>>甘く感じる効果は摂取後、数十分以上持続すると言われる。<<
と元ネタにはあるけれども。レモンやヨーグルトが「甘く」感じられることにたいした意味があるとは思えないし、数十分も効果が持続するんじゃ、
糖尿病治療食に実用化されてもかえって不都合なんじゃないか、という気もするし、
まさかこれがこの研究の本当の「売り」じゃないんでしょう? だれか教えてえらい人!
Re:Please tell me... (スコア:2, すばらしい洞察)
食べられるようになるってどうなんでしょうね?
ある種の防御反応を殺してるように思えるんですが。
や、キノコの味が嫌いでキノコが喰えないって
話ならいいんですけど、すっぱくて喰えなかったのが
甘く感じて喰えるようになっちゃうってなんか漠然と
ヤバイような気がするんだけどどうなんでしょうね?
Kiyotan
Re:Please tell me... (スコア:2, 参考になる)
甘いものを食べたくなった時に,これと複合すると低カロリーの
野菜やらなんやらが甘く感じられるから,デザートを食べなくても
食べた気になれるという.
まあたったそれだけっていやあそれだけですかね.
Re:Please tell me... (スコア:2, 参考になる)
大もうけといわれてます。大学、製薬会社や菓子メーカーの
化け学者が一攫千金を夢見て、必死になって研究していますが
なかなか理想的なものは見つかってません。
ミラクリンで変化させられる甘味が自然なものか、安全性はどうか
などはわかりませんが、
いずれにせよ代替甘味料がらみの話は「軽い」話ではないですよ。
Re:Please tell me... (スコア:1)
# ただいま2ヶ月半で4kg減のまま停滞期。
[udon]
Re:Please tell me... (スコア:2, 興味深い)
かさを増やしたり、しっとり感をだしたり、
つやや焦げ目をつけたりといろいろ働いてるんですよね。
ケーキ作るときなんて結構ごっそり砂糖をつぎ込みます。
で、代替甘味料って大抵砂糖より甘味が強く、砂糖の数倍から中には数百倍
なんてのもあって、同じ甘味を出すのに数十分の一の量ですんでしまったりする。
でもそうやってそのまま作ると、甘さは確かに同じなんだけど、硬くて、カスカスで、
焦げ目もつやもないしろっちいケーキができちゃいます。
だから代替甘味料を使った料理を作るときはレシピを最初から練り直さなくてはならなくて、
非常に面倒くさいです。
なかなか完全に砂糖と入れ替えて使えるというものは難しいようで。
Re:Please tell me... (スコア:1)
# かく言うわたくしは太らない体質。。
Re:Please tell me... (スコア:1)
1を聞いて0を知れ!
Re:Please tell me... (スコア:3, 参考になる)
>レタス食って満たされますか?
レタスそのもので「甘いもの」として取るというのとはちょっと違う使い方をするでしょう。
ミラクリンやクルクリンといったタンパク質ってのは、俗に「味覚修飾物質」って呼ばれてるものでして。要はpHが変わるとタンパク質の立体構造が変わって、甘味受容体に結合する=甘味を生じさせるって仕組みです。 この場合ですと、ミラクリンを含むレタスを食べたときには別に何も感じない。単に「レタスを食べた」感覚しかしない。 しかし、このとき既に口の中にはレタスに含まれてたミラクリンが入ってきてる。しかも(ここで報告されているのを見る限り)少なくとも数十分は、口の中に十分な量が残ることになる。
で、レタスを食べた食後に、デザートとして酸味だけで砂糖を入れてないゼリーとか、ヨールグトとか、シャーベットとか、何でもいいですが、そういったものを食べると、その酸が口に入ってきたときに甘く感じる。 だから、カロリーの低いデザートを食べても、普通のものを食べたときのような満足感が得られる、ってことなのです。
砂糖を含まないとはいえ、デザートを食べるということには変わらないわけで、その分のカロリーは摂取することになる。だからこの方法というのは、元々デザートを我慢してダイエットできるような人を対象としてるのではなくて、どっちかというとQuality of lifeを追求するというか、砂糖の摂取を控えなければならないけど欲求は満たしたいという人を満足させるものです。
まぁ、少なくとも「低カロリー」を売り文句にしたケーキが売れるくらいですから、それなりにニーズはあると思いますよ。
Re:Please tell me... (スコア:2, 参考になる)
これだけだと何なので。
ミラクリンやクルクリンを使って砂糖の摂取を減らそうというアプローチは確かに目新しくはあるんですけど、ある意味ローカロリーな代替甘味料を使うというのとさして変わらないわけで。一部の甘味料ではお腹が緩くなるとかの問題が生じることがありますが、だからと言ってミラクリンにそういう問題がないかというと、それは単にまだ十分に安全性などの研究がされていないだけというのが現状ではないかと。
さらにこれが遺伝子組換え作物であるということは、消費者の不安や反発を招きやすい点だとも思います。
これらを併せて考えると、果たしてこのアプローチが成功するかどうかには疑う余地があるのではないかと思います。
赤色LEDでレタス栽培 (スコア:1)
このレタスも発光ダイオードで栽培 [e-yasai.com]OKなのかな?
なんでもレタスは赤い光を好むとか。
酢が飲めるようになるか? (スコア:1)
少しの間ためしてみたところ、とても常用する気にならず
とっととやめてしまいましたが、これで飲めるようになる
んですかね? コーヒーに酢を入れて、普通に飲めるように
なるなら相当量消費できるなと、胸算用してみたり。
腐ったものを食べちゃいそう (スコア:1)
「酸味」を感じ取る能力は腐ったものを食べないためのものだったりするわけで……。
甘く感じちゃったりしたら、少しやばいこともあるような気もしないでもない。
代替甘味での弊害 (スコア:1, 参考になる)
そのような人達は、
「これくらいの甘さ/量を取ればこれくらいのカロリーになるだろう」
という、味覚/視覚での判断がつかなくなって来るようです。
#中には性攪乱性物質(?)の疑いのあるものもあるそうですな。。。
代用塩 (スコア:1)
以前から感じていたのですが、
「代用甘味料」はあっても
「代用食塩」はないですよね?
高血圧などで食塩の摂取制限をしている人は
少なくないと思うのですが、
需要がないのかあるいは開発が難しいのか…
あ、私の無知で、既に広く知られる塩の代用品がありましたら
無視してください。
Re:代用塩 (スコア:1, 参考になる)
Re:代用塩 (スコア:1)
塩化ナトリウムの代わりに塩化カリウムを使います。
減塩食品は実際にそうしているものもあります。
塩分取りすぎ→ナトリウム取りすぎ
ということらしいので。
KClだったらいくらとってもいいというわけではないですが、
代用品という意味ではそうなっているようです。
Re:代用塩 (スコア:1)
# と強引に話題を元に結びつけてみたりする。
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Re:代用塩 (スコア:1)
「無塩塩」というGNUみたいな名前の代物があって,
でも,ちっとも塩っぱくないので,あまり使う人はいなかった.といいます.
Re:研究者は大変ですね (スコア:1, 参考になる)
#ソースなんか無いから、真相は知らんが。
Re:研究者は大変ですね (スコア:1)
はっ、すでに市場に…あっ。
[udon]
Re:研究者は大変ですね (スコア:2, 興味深い)
普通なら「充分な検証がされていない」(方法、時間など)か「検証の内容が信用できない」かのどちらかなんでしょうけれど。
単に危険性というと、ほとんどの場合同様のことが普通の品種改良にも懸念されるでしょうからね。
「遺伝子組み替え作物」に特化した、具体的な影響というと思い出されるのが……
「病気・害虫を退けるタンパク質を作り出す」ってのだと、土地の生態系への影響が言われてましたね。
その作物がどうこうってだけでなく、そこから追い出された害虫が……とか、「その害虫を食べる益虫が……」など。
またその作用に対して抵抗性を持った害虫(→何か特殊な害があるかも)の出現への危惧とか。
単に植えるモノを変えるだけでも同様の危惧があるでしょうが、遺伝子組み替え作物だとその影響が速く、大きい(かもしれない)と。
あるところに組み替え作物を植えると、その周囲に花粉等が広がり”遺伝子汚染”される、という危険性も指摘されます……が、
これは「遺伝子組み替え作物が怖いから怖い」という循環になってますね(苦笑)。
ところで。たまーに見かける
『遺伝子組み替えということは「これまで摂取したことがない未知のタンパク質」を体に入れることになり、その安全性を判断するのは時期尚早』
という意見もあったりしますが……これ自体は「珍しい食べ物は危険」という普通のことですね(しかも導入されるモノは必ずしも未知とは限らないし)。
でも、生産元が信用できない場合を考えると「見た目は見慣れた普段食べているものなのに、
中身に”これまで摂取したことない物質”が含まれている」というのは危険と言えるかもしれません。
(ま、この手の話を突き詰めると、農薬でも調味料でも缶詰でも何でも口に入れるものだと何でも怖くなりそうですが)
どちらかと言えば「漠然とした怖さ」ってのが大きいのではないのでしょうか。
人工的に作り出したモノは、不安定で信用できなくて当初の目的とは異なった能力を発揮する……というのが物語での定石ですし。
人によっては「神の領域を侵すな」という気持ちもあるのかも。
(そんなの大昔から犯してるよなぁ、というのが私の気持ちですが(苦笑))
個人的には「遺伝子組み替え作物」でくくっちゃわないで、個別に判断すべきじゃないかなぁ、と思います。
Re:なんでも甘く感じさせる薬 (スコア:1)
飲みやすくするとか。結構来ますからねえ。
レモンの酸味と酢酸の酸っぱさとは
違うのかもしれないけど。
Re:なんでも甘く感じさせる薬 (スコア:1)
Re:なんでも甘く感じさせる薬 (スコア:1)
あの酸っぱさがいいんです。
最近のみかんや林檎に酸味がなくて、甘いだけでおいしくないです。
なんでも甘けりゃいいってもんではないと思う。
#紅玉か国光食べたいなぁ。
ニコちゃん大魔王のわるだくみ (スコア:1)
「梅干食べて~、、す、すっぱくない~!!!」
とスッパマンが慌てふためく。
Re:なんでも甘く感じさせる薬 (スコア:1)
#甘いもの嫌いな人には地獄でしかないなこりゃ
#まぁ「甘さ」の種類によりけりなんですけどね
Re:なんでも甘く感じさせる薬 (スコア:1)
タレこみで「ミラクリン」はすっぱいものを甘くするということですので
もともと大して酸っぱくないピーマンはあんまり甘くならないような。
Re:なんでも甘く感じさせる薬 (スコア:1, おもしろおかしい)
ピーマン嫌いを解消するための研究者がいた場合、「甘いピーマンを作る」のほかに「まずは酸っぱいピーマンを作る」という道が開けたわけですよ。
#俺はどっちも食べたくないぞ。
Re:甘いレタス、、、 (スコア:1)
分類してみる
<うまそう>
甘いレモン(紅茶に入れたら砂糖いらず)、甘い酢蛸(酢に砂糖混ぜなくてもよい)
、甘い黒酢(はちみついらず健康飲料)、甘い酢イカ(よっちゃん?)
、甘いスッパムーチョ(小梅ちゃん味と推測)
<うまくなさそう>
甘いもずく、甘いスーラーメン、甘いトムヤムクン
意外といろんな物が美味そうだと判明。
Re:甘いレタス、、、 (スコア:1)
想像しただけで気持ち悪くなった。