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アニメーション産業に関する実態調査報告書 171

ストーリー by soara
商売にしていくって難しい 部門より

pongchang 曰く、

公正取引委員会から1月23日アニメーション産業に関する実態調査報告書(概要・報告書()・():いずれもPDF)が公開された。

著しく低い制作費を押しつけについては以前からの懸案であり、書面による契約などが行いにくい実情とあわせて、独占禁止法違反(優越的地位の乱用)や下請法違反に当たる可能性を指摘している。

発注内容の変更ややり直しについては、原作者・監督の意向やテレビ局の事情を理由としたものが目立ち、代金減額については製作委員会や発注元制作会社の予算や財務状況を理由としたものが目立ったとして、後者については受託制作会社の同意の有無を問わず,違反となる点に注意が必要と指摘している。

以前は、テレビで放送する以外、利用方法が乏しく著作権をテレビ局が単独で所有することが多かった。しかし、全体売上の40%をビデオ販売・ビデオ制作権利料が占めるなど、視聴方法が多様化し、制作委員会を介するなど、発注方法も複雑となる一方で、食品や玩具などのキャラクター使用料など、2次使用に拠る利益が多くなる傾向にある。

委員会方式では出資の有無にかかわらず配分を得られる元請制作会社は約4割に留まり、元請制作会社であっても、直接テレビ局から請け負っても2次使用料については5割超は配分を受けられない。このような実態について、元請制作会社の3割が不満があり、テレビ局が窓口業務の主体となることを一方的に要求することや、配当においても窓口手数料や「局印税」が高額であること、二次利用の促進に向けた活動が活発でないとの指摘があった。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
    • by Anonymous Coward on 2009年01月25日 12時38分 (#1498251)

      PDFめんどくさい人へのコピペ

      アニメ制作に関する資金の流れ/(経済産業省)
      http://www.meti.go.jp/policy/media_contents/downloadfiles/kobetsugenjy... [meti.go.jp]
      スポンサー
       ↓
      5000万円 
       ├───→1000万 広告代理店
       ↓ 
      4000万円
       ├───→2000万 放送局(キー局)
       ↓ 
      2000万円
       ├───→1200万 放送局(地方局)
       ↓ 
      800万円
       ├───→数百万 元請けプロダクション ※実際の制作費は1000~1300万
       ↓ 
      下請け
       ├───→下請けプロダクション
       ├───→声優(30分アニメ1話) ※新人は8000円
       └───→アニメーター(月収)  ※原画なら動画より上

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2009年01月25日 13時18分 (#1498273)

        参照元が古いですよ。
        平成15年発表の資料です。
        従来型(委員会方式ではない)のスキームだと思いますが、
        現在このような方式で成り立っているアニメは皆無で、
        大半が委員会方式ですので、あまり参考にならないと思います。

        今回の資料も多数の下請けにヒアリングした結果の資料のように見えます。
        元請けと下請けの問題だと思いますよ。

        中の人なのでAC

        親コメント
      • Re:本文は以下のpdfで (スコア:1, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward on 2009年01月25日 13時19分 (#1498274)

        広告代理店とキー局を合わせた額が過半数を占めているのは酷いですね…。

        (地方局(=テレ東)は理解できるのですが。えっ?)

        親コメント
        • by hibirth (19787) on 2009年01月25日 13時41分 (#1498289)

          > 広告代理店とキー局を合わせた額が過半数を占めているのは酷いですね…。
          別ACさんのコメントでも指摘されてますが...

          「5000万円で番組作ってね」なら酷いと思いますが、
          「5000万円でうちのCM流してね」という契約で、
          広告制作や放送そのものを行う経費が過半数を占めていることには
          特に違和感がありません。

          むしろ製作費が過半数を占めている方が費用バランス悪い気がします。

          そもそも、5000万円の中に含まれているのは
          「番組調達費」であって、コンテンツとして製作するかどうかは個別の議論だし。
          映画やスポーツの放映権買ってきて流すとか、いまどきなら委員会方式での
          製作出資費に当てるとか、そのうちの選択肢の一つに過ぎないでしょう。

          もしそのコンテンツの調達費が広告代理店での企画予算に見合わないのであれば、
          企画として成立しないので「別のコンテンツによる案を検討」するのでは無いでしょうか。
          実際、委員会方式により調達費だけでなく二次使用分まで含めて制作費を捻出、
          という形になったことで、アニメ放送がなくならずにすんだという側面はあるようですし。

          親コメント
        • by saitoh (10803) on 2009年01月25日 16時11分 (#1498358)
          これが30分番組だとして、、、。
          20分のアニメを作るのに800万、10分間のCMに1000万、放映に3200万(それぞれ、経費と利益を含む)、ということですよね。 放送設備の運営経費からして3200万円ってのが 暴利 なのか、適正利益なのか、がわかりませんが。
          根拠はないが、暴利っぽく感じてしまう。実際、アニメ製作者は食うや食わずで、放送局は高給で有名なわけだし。
          1分あたりの経費として、アニメコンテンツよりCMのほうが金がかかってる・・こと自体は別に不思議に思いません。 CM流すために放送枠を買ってるんだし。とはいえ、CMは他の多くの番組と共通コンテンツだったりするしなぁ。
          親コメント
          • Re:本文は以下のpdfで (スコア:2, おもしろおかしい)

            by Anonymous Coward on 2009年01月25日 16時53分 (#1498380)
            まずCMは、たった15秒間ですが、それゆえに、その15秒間の映像と音声は緻密に計算された最高水準のものでなければならず、作るのには恐ろしく費用がかかるそうです。 次に、テレビ局の社員の高給っぷりですが、十分な給料を与えないと、サイドビジネスに走り私腹のために番組内容を偏向させる恐れがあるからです。
            親コメント
            • by hashitom (34540) on 2009年01月25日 17時13分 (#1498388)
              充分な給料を与えても番組内容は偏向している現状を鑑みると、別のスキームを検討すべきだと思えてなりません。

              ## 問題は誰もそれを強いることができないこと。
              親コメント
            • by Ryo.F (3896) on 2009年01月25日 18時19分 (#1498420) 日記

              次に、テレビ局の社員の高給っぷりですが、十分な給料を与えないと、サイドビジネスに走り私腹のために番組内容を偏向させる恐れがあるからです。

              それは関係ないでしょう。高給が払えるだけの利益があったから、払っているだけでしょう。
              例えば、同じ報道機関でも新聞なんかだと、大手全国紙を除けばそんなに高い給料でもないでしょう。
              #アニメ業界よりはずいぶん高給でしょうが。

              で、なんでそんなに利益が出ている(いた)かというと、電波と言う限られた資源を元手にした許認可事業で、競争が激しくなかったから。
              #まあ、中の人は、競争はある、と言うでしょうが。

              しかし、今後はネットの出現でメディアのあり方も変わってきてますので、旧来の業態では高給を維持できはしないでしょう。

              アニメだって、DVDを売るために放送枠を買い取るみたいなやり方をやってますから、以外に早く変化が訪れるのかもしれません。
              楽天とかホリエモンがTV局を買収してたらもっともっと早かったんだけどね。

              親コメント
              • by Anonymous Coward on 2009年01月25日 18時23分 (#1498423)

                http://www.imdb.com/name/nm1935366/ [imdb.com]
                ホリエモンは映画に出資してたよ。もう3年立つのか。

                親コメント
              • 本当にそうお考えなら、「優秀」の定義が大手マスコミ(出版社)と一般市民の間で、
                随分違うようです。
                親コメント
              • Re:結果として (スコア:5, すばらしい洞察)

                by Anonymous Coward on 2009年01月25日 19時36分 (#1498445)

                で、結果として日本のマスコミは優秀なのか?
                現状見る限り、とてもそうとは思えないのだが。
                ちゃんとした海外レポートとか経済記事とかは、貰いは決して良くは
                ないであろう、フリーランスの人の方がまともな多い気もするが。

                まあ、新卒時の成績や学歴で優秀でも、その後本当にそいつが
                使えるようになるか否かは、本人の自覚や努力以外に、その組織の
                風土とか、教育、中で出会う人々などが強く影響はしそうだがな。

                後、本当に優秀な奴は、むしろ放送行政を司る方とか、CMを流す方に
                行くものさ。

                親コメント
              • これ、どこか間違ってますか?

                いやいや、別に間違っているとは言っていないじゃないですか。
                ただ、今までのやり方は通用しなくなるだろう、と言っているだけです。つまり、

                高い給料で競争倍率を釣り上げ

                は無理になるだろう、ってことです。

                親コメント
            • by Anonymous Coward on 2009年01月25日 22時40分 (#1498509)
              つられてみる
              >サイドビジネスに走り私腹のために番組内容を偏向させる恐れがあるからです。
              私腹を肥やす目的があるやつは、どんなに給料をやってもかわらないとおもう。
              っていうか、すでに、現マスコミの大半は視聴率のために、都合の悪いことをいわないようにして
              自分たちの視聴率にとって都合のいいことばかりいう扇動的なものに偏向してないか?

              偏向した番組だとかの妥当性をチェックするルーチンが必要なのに
              その部分が欠如していることが大きな問題なんじゃないのか?
              金じゃないと思う。

              この間一時期まつりになった、海外記事のやつとか。
              親コメント
          • by Anonymous Coward on 2009年01月25日 17時41分 (#1498404)

            > 実際、アニメ製作者は食うや食わずで、放送局は高給で有名なわけだし。

            どこで「有名」なのかわかりませんが、まさか
            「アニメ製作者」...製作現場末端の作業者
            「放送局」...現場を仕切っているキー局のプロデューサ
            を比較してたりしませんよね?
            # よく雑誌なんかで「平均給与」が出てますが、
            # 偏差の異なる対象で平均比べても意味無いですし。

            地方局の技術スタッフとか放送運用を支えている人たちと、
            アニメ製作現場の人たち、双方に知り合いがいますが、
            給料の面でも待遇の面でもあんまり変わらず大変なようです。
            # IT産業の末端よりはマシ、かも。

            まず、「アニメ製作(制作?)者が食うや食わず」な問題については、
            コンテンツ全体の制作費用よりも制作会社の労務体制だったり、
            制作会社と発注先のスタジオの契約関係だったりの問題が大きいと思います。

            実際の製作コストとしてて20分アニメに対して800万で見合わないのであれば、
            ・そもそもそんな仕事を請けないなど、仕事を選ぶ
            ・お金の代わりにコンテンツの二次利用権などを留保した契約としてもらい、自分たちで運用する
            しかないんじゃないかな...
            # それもできないのであれば産業として成立すること自体をあきらめて、
            # 「芸術」と認定してもらってコスト度外視でパトロンに保護してもらう世界だ

            ともあれ「根拠はないが暴利っぽく感じてしまう」ってコメントに
            まじめに現場の感覚で返してしまいました。
            「ネタにマジレス」失礼。

            親コメント
  • by Anonymous Coward on 2009年01月25日 14時32分 (#1498313)

    オーストラリアのゴールドコーストとブリスベンでいくつかDVD販売店を見てまわりました。

    ・DVDの棚が10~20個ぐらいあると、animation の棚がある。
    ・一般向けショッピングセンターだと、日本のアニメは一切おいておらず、それはいわゆるディズニーなどの棚。
    ・HMVやオーディオ・ビジュアル専門店だと、animation の棚以外に「ANIME」の棚がある。
    そこは日本製のアニメオンリーで、二つぐらい棚を占拠している(ドラゴンボールなどからほしのこえ、攻殻機動隊、月詠、ROD、Fate、などなど)。アダルトものは全然なし。
    ・暴力シーンを含むものについて、レーティングの区別はかなり厳しめ。ハルヒなんかも大人向けだったかな。
    アニメイトやとらのあなみたいな「アニメ・マンガグッズ専門店」は見つけられませんでした。
    外人さんが秋葉原にきて山ほどグッズやフィギュアを買って帰るのはそういうのに飢えているからかも。

    レコーダに週20本以上のアニメの予約が入っていて、その多くが深夜アニメで、大きなお友達向けという状況から考えると
    「そういう作品をただで見られる大きなお友達」がいちばんの利益を享受しているような気もします。
    収入の多く(大半?)をDVDや関連グッズの購入に当てる脚本家の倉田英之さん [wikipedia.org]ほどではないにせよ、俺ももっと買えばいいのかもしれません。

    #でもAIKa全部で50本 [hatena.ne.jp]は僕には無理です。

    • by Anonymous Coward on 2009年01月25日 15時22分 (#1498338)
      海外へのライセンス料がスズメの涙ほどなので、商売上は利益どころか制作費の回収にも貢献していないそうです。つまり「輸出産業」にはなっていません。
      タダ同然でもライセンスするのは、海賊版が大手を振ってメジャーな販売網に乗るよりはマシ、あるいは、海外ライセンスの担当者の給料が出ればそれでいい、といった理由らしいです。

      聞くところによるとテレビシリーズ全話まとめて数百万円が相場だそうです。

      攻殻機動隊SACのように、あちらの資本が参加しているような、例外的な作品もありますけどね。
      親コメント
      • by hishakuan (32621) on 2009年01月25日 18時31分 (#1498426) 日記

        ここ [jetro.go.jp]のリンク先のpdf18ページに、
        >大手配給会社がヨーロッパ市場全体での放映権をまとめて購入する場合が多い。(hishakuan略)1 エピソードにつき500 ユーロから5000 ユーロの間であり、通常は3000 ユーロ程度
        とある。
        1エピソードが何を指すかよく分からなかったのだけど、1話として1クールなら3000*13=39000ユーロ、Googleに聞いてみると大体450万円で仰るところに合致するか。ちなみに2008年5月に計算したときは650万円程で、これだと数百万円と言うには多すぎる気も。

        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年01月25日 15時05分 (#1498330)
      それ全部マッドマン・エンターテインメントの商品でしょ。マッドマンはアメリカのファニメーション・エンターテインメントから輸入していて、それに所属しているタレントの方が、日本の声優よりも金を貰ってる。
      親コメント
    • > 収入の多く(大半?)をDVDや関連グッズの購入に当てる脚本家の倉田英之さんほどではないにせよ、俺ももっと買えばいいのかもしれません。

      私の場合は、

      ・ワゴンセールを漁る
      ・中古で買う
      ・逆輸入版を買う
      ・レンタルで済ます
      ・友人から借りる

      なので、金額は払ってもアニメ業界に全然貢献していないですね!(ちなみに、ワゴンセールで大体そろえで穴が開いたのをオークションで補完)
      ……最初から楽に買える価格ならいいのに。そうでないと貢献のしようがないよ。ぶつぶつ。

      #さて、ぷにぷに☆ぽえみぃでも見るかな(中古で上下巻4,000円なり)

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2009年01月25日 17時30分 (#1498398)
        アニメのDVDの値段が高い!安くすれば買う人が増える!
        という嘆きを聞くたびに書いていることですが・・・

        アニメのDVDを買う人たちの、アニメのDVDに消費する金額のトータルが、一定だとします。
        DVDが安くなれば、買う本数が増えます。しかし、アニメの版権元は収入が減ってしまいます。
        なぜか。
        DVDの値段だけ下げても、パッケージ・プレス・流通・販売のコストは下がらないからです。
        版権元の取り分を半分に減らしても、DVDの価格は千円くらいしか下がらないので、倍の本数は売れない。

        千円くらい安くなっても、アニメのDVDを買わない人は相変わらず買わない傾向だし、
        特定の作品のみのファンは安く買えたからといって、他のアニメのDVDを買ったりもしない傾向だ。

        そういうわけで、アニメのDVDを安くするには、ビットレートを下げて1枚の収録話数を増やすのが効率が良い。
        ところが、ビットレートを下げるとアニヲタ人種は画質低下だと嘆くし、次巻の発売までの間隔が長くなると、
        興味や話題性が持続しないためにブームが形成できずに売れなくなってしまう。
        効率が悪くても、2話や3話の収録になっている。
        いくら大容量のメディアが登場しても、それは変らないと思うよ。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2009年01月25日 18時22分 (#1498422)

        >ワゴンセール
        >逆輸入版
        >レンタル

        この三つは貢献している方では?確かに新品の初回限定版と通常版を何ヶ月も前から予約して保存用と観賞用をそろえるとか、パッケージの色違いだけで三種類とか買うとか、購入者限定イベントのために買うとか、そう言う廃人理解のある有望な方々と比べるとそりゃあ貢献度は低いかもしれませんが…。
        たとえばワゴンセールなんて店が値段を下げているわけだし、逆輸入版だってレンタルだって回り回って確実に制作者には金がいっているはず。もっといえば逆輸入版やレンタルを扱っているところの多くは国内流通の正規版を扱っているわけで。

        そう言う点では非常に長い目で見ると

        >中古購入

        これも貢献してますよね。廃人積極的に新品を購入して市場を回す人に、資金を供給するその手元になっているわけですから。また、高い利益率でショップの経営を安定させていると言う風にも考えられます。

        これが、違法ダウンロードまでとは行かなくても、エアチェックやネット配信のみとかだと、それこそ金は出さないわけで。そういうのに比べたら大貢献ですよ。

        また、そこで重要になるのは「ではあなたは新品の値段だったら買うの?」と言う話です。もし新品の値段で買わないのなら、それらの貢献の仕方が存在するから貢献できているわけで、プラスばかりで、損失にはならないわけです。

        #世の中そんなに甘くないって?
        #まぁ、そうかもしれませんが

        親コメント
    • アニメの「版権と制作費はこうあるべきだ」という正論も
      ありましょうが、現実に「日本製アニメのテレビ放映後は、
      すぐに違法動画がネット上で出回ってる」状態が(中国や米国で)
      続いているようなので、「正規の配信元がテレビ放映と同時にネットで
      配信する」ようにしないと違法動画対策(海賊DVD対策)は
      限界がくるような予感がします。ネット配信向けは「ネット向け」
      の文字を画面隅に入れるなどDVDと差をつけることも可能でしょう。
      (英語字幕や中国語字幕は現地のマニアにまかせるとか...)
      海賊版(違法動画)の報告記事は
      「ネットで海外進出、日本のTVアニメ」 [msn.com]や
      「アニメ違法コピー対策、中国でネット配信使い実験」 [rakuten.co.jp]や
      「日本のアニメを時差なしで海外配信」 [ismedia.jp]などが見つかりました。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2009年01月25日 12時32分 (#1498247)

    出資会社だけで、下請け会社が文句言うと仕事が来なくなる。

    #みんなブログで苦言を吐いてるけどね

  • by katuo_no_tataki (37552) on 2009年01月25日 13時23分 (#1498278)
    現場の動画作成を海外(k国など)に回してコスト削減している。若手アニメーターが足らないから、東京都は教科書 [tokyo.jp]まで作ってる。こっちも問題。
  • ハリウッドと違って日本ではクリエイターのユニオンが無いため、知識不足も加わって非常に経済的に弱い立場になってしまいますね。
    才能のある人は積極的にインターネットを使って作品の直接配信や直接課金の仕組みに移行すべきでしょう。
    しかしそうするにも指導的立場にあるクリエイターがいないので、まさしく現代の「農民は活かさず殺さず・・・(以下略)」となっているわけですね。

    こままではクリエイターの報酬が平均給与の10倍である中国に完敗することになるでしょう。
    とは言え、大金を掴んでしまうと作品が作れなくなってしまうというのもクリエイターのサガです。
    そこでクリエイターにはクリエイターの年金制度(引退したら年齢にかかわらずもらえるなど)が必要かと思います。

  • そろそろキャラクターものが一斉値下げする時期。
    子供に「キャラクターものはやめようね」と諭し続けた成果が実る時期でもあります。

    玩具などの消費最優先で原作の意向などを無視した企画でスタートし、結局微調整するハメになって
    自分たちの首をしめているのではないかなぁ、と推測。消費側ももう少し賢く品物を選ぶようにすれば、
    時間はかかっても良いものがきちんと作られる方向に...ってそんなの理想論ですよね。無理無理。

    #まぁ子供向けの話ですが。大友向けは社会に迷惑掛けない程度に静かに消費してもらえば良いかと。

  • T/O
    #あえて2ch風に書いてみた。

    --
    -- gonta --
    "May Macintosh be with you"
    • アニメなどは、制作過程で人が死ぬほど苦しんだとしても、
      成果は子供達が喜んで見てくれる。

      制作過程で人が死ぬほど苦しんだコンピュータシステム開発の場合、
      たいていエンドユーザーは満足しない出来映えになる。

      「作ったものを顧客が喜ぶものを作る、物作りの仕事。
       喜ぶ客の顔を見ることが出来る仕事。」

      私にもそんな風に考えていた時期がありました。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2009年01月25日 19時19分 (#1498442)

        その認識こそが現状を生んでいると思う。
        それで金が貰えているというなら、淘汰されるべきだ。それが嫌なら、顧客が喜ぶものを作るしかない。
        競合を見ろ。エンドユーザーが苦虫噛み潰しても使わざるを得ない状況にベンダーが追い込んでいるなら、次から競合に仕事を奪われる。こんな酷いモノを作ってくれるのは、おたくだけだって言われて営業が泣いて帰って来ても、知らん振り。そんな仕事振りで成長する会社はないよ。

        それがコ業界じゃなければ、ね。
        日本の場合元請の頭が違うだけで中身一緒だったりすることがあるから、もっと性質が悪いんだよな。誰も得しない悪魔のシステムだ。

        親コメント
  • 宮崎駿も富野由悠季も恨み節たっぷりだったが
    真相は如何に??

    • by Anonymous Coward on 2009年01月25日 15時59分 (#1498349)
      そういう宮崎駿先生は、アニメーターの待遇改善を求めて労働運動をやりましたが、
      学生の遊び半分お祭り気分の学生運動のような思慮の足りないものだったので、
      逆に、業界全体のアニメーターの待遇が大幅に悪くなってしまいました。

      宮崎駿先生はその反省から、ジブリではアニメーターを個人事業主による請負ではなく、
      社員として長期雇用しているそうですが、業界の全アニメーターに対しては対策なしです。
      しかも、著作権は二馬力という宮崎駿先生の個人的な著作権管理会社に持たせており、
      ジブリは実は宮崎駿の下請け作業をやる会社という実態が・・・。

      このあたりを評して押井守は・・・けっこう過激な例えをしていました。
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    • by Anonymous Coward on 2009年01月25日 13時42分 (#1498290)
      手塚治虫が居なかったら小銭すら稼げなかったんじゃないの
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    • by sadasan (29024) on 2009年01月25日 16時42分 (#1498375)
      故人に責任を押し付ければ楽だけど、
      氏が活躍された時代ならいざ知らず、
      経済大国を名乗る現代で
      今だ法的整備が全く成されていないなんて、
      企業側の意向だけが反映されて続けた
      結果だと考えるのが妥当でしょう。
      大体、彼のエピソードは何十年前の話ですか。

      アニメ製作現場だけではなく
      IT、小売業、全ての職場で言える筈。

      本来企業なんてのは、自社や経営者の利益の為なら
      国も人の命さえも省みないモノ。
      だから政府がある一定の縛りを付けるのが
      近代資本主義なのに、この国の政府は
      労働者を守るどころか真逆を走ってきた。

      地方じゃ600円台が当たり前の最低賃金"すら"
      公然と守られていないなんて、どこの発展途上国ですか。
      全国チェーン店でも、地方となると時給700円台
      なんて当たり前ですよ。田舎じゃリアルで600円台とか出してるところもある。

      ちょい話がずれましたが。
      アニメ産業が現代まで形を保てたのは、
      一重に現場の熱意と膨大な骸
      (社会的・生物学的な意味で)によるモノです。
      「おはようからおやすみまで、ほぼぶっ続けで
      働き続け月数万の報酬しか得られない生活」
      って、それなんて過労死・衰弱死へのチキンレースですか。

      アニメ製作現場と同じ理屈で賃金を下げ続けた結果が、
      内需萎縮なんですよねぇ。
      資本主義社会において、雇用を不安定化させて
      モノが売れないとか、最早脳に虫でも沸いているとしか思えません。
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    • 虫プロが倒産したときが待遇改善を要求するタイミングだったと思われるが、
      それを要求してこなかった業界全体の責任でもある。

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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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