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テクノロジー

汚染土壌から放射性セシウムを99.7%以上除去する「乾式セシウム除去技術」 99

ストーリー by headless
除去 部門より
m.sakkanen 曰く、

農研機構は、放射性物質を含む汚染土壌から効率的に放射性セシウムを分離・除去する「乾式セシウム除去技術」を開発したことを発表した(プレスリリース日本農業新聞の記事)。

汚染土壌に高性能反応促進剤を添加して回転式電気炉で1,300度以上に加熱することで、放射性セシウムを昇華させる。これにより、99.7%以上の放射性セシウムを分離・除去することが可能となり、60,000Bq/kgを超える汚染土壌からクリアランスレベル(100Bq/kg以下)の浄化処理物が得られるという。昇華した放射性セシウムは冷却後に濃縮セシウム塩として回収することで、大気中への放出は検出限界(0.1Bq/立方メートル)以下にすることが可能となる。飯舘村クリアセンターで実施した連続昇華試験では、60,000Bq/kgレベルの汚染土壌を毎時2kg程度処理し、50Bq/kg以下にするという結果が得られたとのこと。

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  • by Anonymous Coward on 2012年02月25日 22時00分 (#2106241)
    できない・実現可能でない理由を挙げる人の数>>>>>>>>>>>>実現可能かもしれない考えを述べる人の数
  • by pongchang (31613) on 2012年02月25日 19時15分 (#2106182) 日記
    除染するから、原発再稼働しよう。
  • by Anonymous Coward on 2012年02月25日 18時34分 (#2106157)

    退治するから絵の虎を出してくれ、というのを思い出した。

    #セシウムを除去するから表土を全部剥ぎとって持ってきてください。

  • by Anonymous Coward on 2012年02月25日 18時56分 (#2106167)

    回転式昇華装置って要はセメント作るのに使うロータリー・キルン(回転式焼成炉)のことですね
    セメント工場で汚染土壌の浄化処理したり、セメント作りながらセシウム除去が出来るのかな?
    あるいは汚染地域内にある操業停止した炉を浄化処理に転用するとか

  • by hem (41842) on 2012年02月25日 20時12分 (#2106201)
    水でもそうだけど、この手の無害化技術はスループットが高められるか・処理費用が安いかが、実用性を決める。
    土壌をわざわざ工場まで持ってきて、反応容器に詰めてバッチ処理するようなプロセスは、「できるかできないか」といえば「できている」んだろうけれど、現実的じゃない。
    • by Anonymous Coward on 2012年02月25日 21時41分 (#2106236)

      土壌をわざわざ工場まで持ってきて、反応容器に詰めてバッチ処理するようなプロセスは、「できるかできないか」といえば「できている」んだろうけれど、現実的じゃない。

      じゃあ「工場が来い」でおk

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      > 土壌をわざわざ工場まで持ってきて、反応容器に詰めてバッチ処理するようなプロセス
      それはあなたが勝手に「土壌をわざわざ工場まで持ってきて、反応容器に詰めてバッチ処理するようなプロセス」しかできないと想像しているだけ。今後は、実験室的なプロセスを現実のフィールドにあてはめて実用化するという、当然ありうる工程が開発されるはずで、その可能性を完全に無視しているだけの意見です。

      少なくともこれまでの日本は、そうした「実用工程」を開発する能力の高さで発展してきたんですけどねぇ。

      • by Anonymous Coward

        コンバインの後ろに小型化したこの処理設備を乗せて、汚染された地域を耕して廻る姿を想像した。
        車両の先頭で汚染土を掻き入れて、処理して、後方から除染した土を吐き出す。
        で、濃縮セシウム塩は保管設備 (どこに作るんだろう?) までそのまま運ぶ。

  • by Anonymous Coward on 2012年02月25日 21時36分 (#2106234)
    確か数ヶ月ほど前、プラントオパールとか何とかいうやつを応用して、コーヒーフィルターでセシウム除去できる技術を開発したとかいう報道もあったよな。

    もうさ、なんでもいいけどさ、論理的に可能とか不可能とか、実験では可能だったとかそういうのは、もう一般向けには報道しなくていいと思う。

    非現実的なコストとか効率とか例示されても、投資家向けの金儲け宣伝記事にしか見えないし、そういうのは、それこそ業界紙とか投資情報とかでやってくれ、って感じ。
    現実的な選択肢となったあたりで報じてくれれば十分だし、一般市民がそんな記事にいちいち期待したりがっかりするのは不毛だよ。
  • by Anonymous Coward on 2012年02月27日 9時08分 (#2106636)

    実際に行われており、また現に放射能が問題となっている下水処理汚泥等のセメントキルン処理に
    使うものなんでしょう。土壌と銘打っているのは国・自治体の除染対策予算をもらう都合でしょうね。

  • by Anonymous Coward on 2012年02月25日 18時50分 (#2106163)

    コスモクリーナーにはほど遠いなぁ

    • by mtdra (35226) on 2012年02月26日 13時03分 (#2106415) 日記

      ちなみにコスモクリーナー(Dが付くほうだよね?)の処理能力はどれほどなの?
      なんか設定があるなら教えて。

      まあ、あっちは「放射能」を除去するらしいけど。

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      • by OtakuMan (45130) on 2012年02月26日 13時08分 (#2106418) 日記

        初始動では、待機中の酸素を除去してしまって、操作した人間を殺害してたような?

        --
        通知の設定いじったから、ACだとコメントされても気づかない事が多いよ。あしからずw
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2012年02月25日 18時59分 (#2106170)

    汚染土壌って一集落分だけでもトン単位になるもんじゃないの?

    • by Anonymous Coward on 2012年02月25日 19時19分 (#2106185)

      プレスリリースを見れば分かりますが、
      相当に小さい実験炉ですよ

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2012年02月25日 20時07分 (#2106199)

        現在、深さ5cmまで汚染が確認されています。チェルノブイリのケースだと、一年あたり6mmの放射性物質の沈下が観測されています。8*n年後には汚染土はn倍に増加しているので8年以内に汚染地域の半分を処理できる速さでないといつまでたっても処理は終わりません。

        10000倍に規模を拡大したとして、5cmの深さまで土壌を処理するならば、100m四方を処理するのに3分かかります。100km四方を処理しようとすると6年かかってしまいます。

        面積は100km四方のファクター倍あるのでまだ遅い、、一声規模を10万倍に拡大する必要があります。

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2012年02月25日 19時00分 (#2106172)

    田畑の土には使えない

    • by kogd9 (45248) on 2012年02月25日 21時16分 (#2106224) 日記
      ミミズやら微生物やら全滅しますもんねぇ・・。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2012年02月25日 20時17分 (#2106202)

      下水処理場の汚泥だけでも処理できれば喜ぶ自治体は山ほどあるかと
      そういえば、もう貯蔵場所が限界って話から何ヶ月立ってるんだろう
      あと、高圧水による除染で大丈夫な地域だと、除染した水に含まれる汚泥回収する必要を考えれば、避難地域でも大半の地域はこれでも大丈夫かと
      除染じゃお手上げになってる地域は後回しって政府が宣言してますが、その地域向けは別の技術開発しなきゃダメでしょうが

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2012年02月25日 19時07分 (#2106177)

    1300は℃でしょうか…

    1300℃の熱風に大量のセシウム137が含まれていたら、大変でしょうね…

    結果として残るのは、砂でしょうね…

    技術って、実現可能な物のことですよね…

    • by Anonymous Coward on 2012年02月25日 19時32分 (#2106190)

      >1300は℃でしょうか…

      そのとうりです
      セメント製造用の炉の温度です

      >1300℃の熱風に大量のセシウム137が含まれていたら、大変でしょうね…

      熱風(ガス)に大量のセシウム137が含まれていなければ、燃焼ガスからのセシウム回収が出来ません
      含まれていなかったら、大変です

      >結果として残るのは、砂でしょうね…

      それをセメントと呼びます

      >技術って、実現可能な物のことですよね…

      実現可能で商売になりそうだからセメント会社(太平洋セメント)が一枚噛んでいるのです
      意外と知られていないようです、セメント製造用の炉は高温で有害物質を処理出来るので産業廃棄物処理の分野でも注目されているのです
      可燃性のある廃棄物なら水分を含んでいても長~い炉の中で乾燥させながら燃やせるので燃料も節約出来てエコです

      親コメント
      • >結果として残るのは、砂でしょうね…

        それをセメントと呼びます

        うーん、普通は水硬性を持つ粉体をセメントと呼ぶと思いますが、適当に土を焼成しただけでは十分な水硬性を持たせられないような気がします。
        「セメント原料」とは呼べそうですけど。都市ごみ焼却灰とかが重量比で半分以上入っているエコセメント [jci-net.or.jp]というものがJIS R 5214で規定されているようですので、上手くそのくらいの割合でセメントに使えるのなら、それなりに量は捌けるのかもしれません。

        捌ける量が、セメント市場に適合するのかは別問題ですけどね…。需要がないのなら、結局は砂として発生地に戻して、土壌としての姿を取り戻すまで待つしかないように思えます。

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        • by Anonymous Coward on 2012年02月25日 22時59分 (#2106256)

          正確にはセメントの原料の一つですね
          セメント作るときには高温の炉で焼成処理するので、やろうと思えば何でもかんでも放り込めるようです
          もちろん制約はあるでしょうが、そもそもセメントの製造量が多いので処理能力に不足は無いということでは?(今後の震災復興需要もあることですし)
          下記のwebには建設発生土、サンドブラスト廃砂、廃鋳物砂もセメント原料化処理対象とあります
          http://www.ube-ind.co.jp/japanese/products/recycle/recycle_01.htm [ube-ind.co.jp]

          セメント原料化処理対象に賞味期限切れ飲料水もあるが????????

          親コメント
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