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地震

断層がずれても運転できるように原発の新基準を検討 141

ストーリー by hylom
これが許されれば後追いでなんでも可能になってしまいそうな 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

現在は活断層の真上に原子炉を立てられないよう安全基準が策定されているが、「活断層と判断される可能性のある断層」が原発の直下にあっても、「その影響が小さい」と評価されれば、原発を継続して運転できるように安全基準を変更する検討を経済産業省原子力安全・保安院が行っているという(東京新聞)。

現在、複数の原発でその直下に活断層がある可能性が疑われている。このような原発でも稼働を可能にする「抜け道」を作ろうとしているのではないか、との批判も挙がっている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2012年08月30日 19時21分 (#2221831)

    ちゃんと断層を想定した構造になっているのなら、構わないんじゃないでしょうか。
    断層のズレに基準を設けるわけですから、その基準に合わせた対策をうてますよね。

    現在建築されている原発は「直下に断層が存在しない」前提で造られていますから、
    これらに関しては構造を見直して再建すれば良いでしょう。

    ルールはいくらでも変えられるでしょうが、「断層を想定していなかった」という
    過去は変えることができませんから、新基準がどんなものであれ、そのまま運用は
    できませんし。

    もともと40年程度で寿命が来ることを想定して建築しているのですから、
    震災があろうがなかろうが、ほとんどの原発は廃炉にして新規に代わりの
    原発を建てる予定だったはずです。
    だから、廃炉及び再建の費用は十分積み立てられていますよね。
    電気代の値上げなど必要ありませんよね。

    もし再建の費用が足りないというのであれば、元からビジネスモデルとして
    成り立っていなかったということですので、もっとコストパフォーマンスの
    良い別の発電方法を模索した方が良いでしょう。

    • by nukeko (23022) on 2012年08月30日 20時52分 (#2221918)
      次からは「断層のズレが想定外」となるのでしょうね
      断層のある無しすら不確実だったのだから細部まで確実にわかるとは思えません
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2012年08月30日 23時31分 (#2222041)

      30年超の17基のうち14基が廃炉費用の積み立てが不足とか。

      #電気代があがらなけりゃ税金が上がるだけ。
      #どーしようも無い・・・

      親コメント
    •  設計とは別に検査して、設計時の寿命を伸ばしたり縮めたりすることは普通にあることだと思います。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

       敷地や基礎が断層で分断されないなら対策が可能ですからね。
      ただまぁ、その対策がコスト的に見合うかって問題はあるが。

       とはいうものの、特例を認めてもらえない限り、火力発電所の新設は約十年仕事。
      天然ガス以外は大幅な値上げが必要になるし。
      再生可能エネルギーは石油ショックの頃から大金をつぎ込んでも、今だに基幹エネルギーに使えるような安定度は無いわけだから…。

       というわけで、日本を大恐慌におとしいれたくなければ、原発でしのぐしかないわけです、現実的には。

       ついでに、お前が言うな [agora-web.jp]の典型例。
      現実が見れる人は、この意見 [twitter.com]の現実性がわかるはず。

    • by Anonymous Coward

      >震災があろうがなかろうが、ほとんどの原発は廃炉にして新規に代わりの
      >原発を建てる予定だったはずです。

      それは・・・どうかなあ・・・・

      • by Anonymous Coward on 2012年08月30日 20時29分 (#2221898)

        もし一定期間で廃炉にする想定がなかったのであれば、壊れるまで、
        つまり事故が起きるまで使い続けるつもりだった、ということになります。
        (この2つ以外に廃炉のトリガーがないのですから)

        だから、そんなことは、ありえないのです。

        既に廃炉&再建の準備は整っているはずです。
        直下に断層が見つかったなら、少し予定を早めて再建すれば良いだけです。
        廃炉を渋る理由は一切ないのです。

        親コメント
  • by Hamo73 (35938) on 2012年08月31日 0時50分 (#2222077)

    元記事とタレコミとで内容にずれがありますね。

    ☓:「活断層と判断される可能性のある断層」
    ○:「これまでは活断層と判断される可能性があった一部の断層」

    ☓:「その影響が小さい」と評価されれば
    ○:ずれの量が小さく原子炉建屋などに影響が生じないと評価されれば

    今回の新規制案は、活断層のうち影響が小さいものを無視しようといったものではありません。規制の対象となる「活断層」とは何かという判定基準そのものを変更した上で、新基準から外れるものであっても建屋などに影響が出るほど大きく動く可能性がある断層は規制するというものです。

    新規制案では断層を主断層・副断層・弱面の3つに分類します。主断層とは歪みが溜まっていて地震の震源となる断層です。副断層はそれ自身は震源にはならないけれど主断層と構造的につながっていて、主断層が地震を起こした時には連動して動く可能性がある断層です。弱面はそれ自身では地震を起こさず、主断層との構造的つながりがない断層です。非整合面など、それ自身には歪みは溜まっていないけれど構造的にずれやすく、地震の振動が伝わってきたことによりずれる可能性がある境界面のことです。地震によって山崩れなどが起きますが、これらの地すべりはもともとあった弱面で起きるのが普通です。

    今回の規制案は、主断層と副断層は地震動を起こすので地表面のずれの大きさにかかわらず規制するけれど、弱面はそれ自身は地震動を起こさないのでずれが小さければ規制しないという考え方です。

    理屈としては納得できなくもないのですが、実際のところ弱面が本当に副断層でないと確認するのは困難ですし、弱面だとしてそのずれをどこまで正確に見積もれるかという問題もあるので、安全側に倒して考えるなら好ましくないでしょうね。

  • 期待をしてはならない (スコア:3, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2012年08月30日 19時23分 (#2221832)

    「活断層ではない事にしてOKにする」を「活断層だけどOKにする」とするってだけでしょ?
    別に今までと大した違いがあるわけでもなし。
    今まで通り危険な運用をするだけで今以上に危険になるわけでもない。

    ~結論は話し合う前からすでに決まっている~

  • 理解できない (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2012年08月30日 19時49分 (#2221852)

    原発は耐震性を高めるために基礎を地中の安定な岩盤まで伸ばして建設されている
    断層というのはその岩盤自体がずれるのだから、いくらずれの量が小さくても岩盤の上の原発は股裂き状態になって壊れる
    原発の複数の建屋がすべて剛に結合して一体化した構造物になっているのでは無いから、建屋が壊れなくても建屋間の配管が壊れる
    もし原発が壊れないのだったら、原発の堅固な基礎構造物によってずれた岩盤の方が粉砕されるということなるが本当かね?
    それが本当なら断層のずれの量など関係なしに、どこにでも原発を建てられるんじゃないの?

    • >原発は耐震性を高めるために基礎を地中の安定な岩盤まで伸ばして建設されている
      断層というのはその岩盤自体がずれるのだから、いくらずれの量が小さくても岩盤の上の原発は股裂き状態になって壊れる
      原発の複数の建屋がすべて剛に結合して一体化した構造物になっているのでは無いから、建屋が壊れなくても建屋間の配管が壊れる
      もし原発が壊れないのだったら、原発の堅固な基礎構造物によってずれた岩盤の方が粉砕されるということなるが本当かね?
      それが本当なら断層のずれの量など関係なしに、どこにでも原発を建てられるんじゃないの?

      • #「荒らし」を付ける奴はそのスタンスとか無関係にほとんどが「荒らしモデ」。
        #そもそも「荒らし」の意味分かってないし。

        ま、ならば補機類一体型の炉を建てて置き換えていくまでだよ。

    • by Anonymous Coward

      >>原発の複数の建屋がすべて剛に結合して一体化した構造物になっているのでは無いから、建屋が壊れなくても建屋間の配管が壊れる

      いろいろな工場の配管は熱による伸縮に対処するために途中にジャバラ状のループ(Ω字形状)を挟んで繋いであります
      そのような構造になっていればある程度のズレがあっても問題は無いはずです
      ただし1mもズレたら完全にアウトじゃないかと思います

  • by Anonymous Coward on 2012年08月30日 19時52分 (#2221855)

    本当に科学的に考えて、原発の真下に断層があっても大丈夫だと言えるのなら文句はないです。
    絶対安全なんてことを求めるつもりもない。米ソ冷戦時代に、誤射すれば自動的に報復合戦が
    始まって現代文明が滅亡してしまうような核ミサイルでさえ、人類は作ってきたのだから、それと
    同程度の安全性は、現実的に可能なはず。それくらいまじめにやってくれるならいいですよ。

    でもなぜだろう、この話が出てきたタイミングなどから、日本政府や日本の科学者たちの言ってる、
    この話を信用する気にどうしてもなれないんだな。

  • 日本は「でっかい火山島」で、活断層は至る所にある。

    「ここはいままで活断層が確認されてないから地震は起こらない」
    という仮定自体が間違いだったと言うだけ。

  • 調査結果が出揃う前、当然調査結果に対する対策を実施する前に原発は稼動させるし、
    もう日本では安全に原発を稼動させることは不可能なんじゃないかと思いました。

  • by Anonymous Coward on 2012年08月30日 20時04分 (#2221871)

    断層が直下で活動した場合どれくらいの震度や地盤の変位まで認めるのか?

  • by Anonymous Coward on 2012年08月31日 2時38分 (#2222105)

    基本的に、本当に安全なら原発もありだとは思うのだが。
    例えば福一の欠陥は以前から繰り返し指摘されていたが、製造元の元GM社員の発言を東電が必死でもみ消そうとしたこともある。
    電力喪失の危険も国会で質問されたが、その時の答弁はいま改めて聞き直すべきじゃないだろうか。
    原発の安全性や、被曝労働者問題の訴訟はすでに結構な数になっている。
    そのたびに議論の応酬があったわけだが。
    安全だと言い張っている方は、使ってる比喩が完全にずれてるし、言い草がひどすぎる。
    言ってることもコロコロ変わるし。
    原発をどうするかという以前に、態度だけでも改まらないかな。
    一方で生態系学会会長の発言も無神経すぎる、いまだに隠れ水俣病患者がワラワラ出てくるのは当時のマスコミの騒ぎ方に問題があったと思うので注意して欲しい。

  • by Anonymous Coward on 2012年08月30日 20時05分 (#2221872)
    例えば百年以上活動することがないのなら、無視していいのは当然。
  • by Anonymous Coward on 2012年08月30日 21時04分 (#2221928)

    なんでも想定外ですますつもりなんですかね?

  • by Anonymous Coward on 2012年08月30日 21時10分 (#2221933)

    なんかそんな感じだなぁ。

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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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