銃器メーカー、ゲームに登場する銃に対しライセンス使用料を求める 127
ストーリー by hylom
とりあえずお金は頂きます 部門より
とりあえずお金は頂きます 部門より
taraiok 曰く、
2012年12月に起きたコネチカット州での銃乱射事件以来、銃の所有権に関する話題はアメリカの大きな議題の一つだ。ビデオゲーム業界もその動きに巻き込まれており、全米ライフル協会は、銃を使用するゲームが銃乱射事件の原因の一つだとゲーム会社を非難している(EUROGAMER、本家/.)。
ビデオゲームにおける銃は警官と強盗を取り扱うゲームでは必要不可欠なアイテムだ。また、実在の銃をゲーム中のモデルにすることによりリアリティを高めることもできる。こうした中、銃器メーカー側は銃器の名称やデザインなどを使用した場合、ビデオゲーム業界に対して、ライセンス料の支払い要求という形で圧力をかけている。銃器メーカーのブランドを維持するため、ゲーム内容によってライセンスを許諾するか否かを判断する必要があるという。
また、レースゲームで車のライセンス料を支払っているのと同様、銃器類にもライセンス料を支払うべきだと圧力をかけている。提示されているライセンス料金は小売価格の5%~10%を求めるものやプロジェクトや予測売上高から数千ドルを要求する場合もあるようだ。
銃器メーカー、ゲームに登場する銃に対しライセンス使用料を求める事もある (スコア:4, 参考になる)
リンク先の記事を読むと、別段新しい話ということでもなく、そういうこともあるよ、という現状の紹介という感じでした。
要約すると、
バレットM82ライフルで有名なバレット社は、2006年にはビデオゲームにライセンスする事業を行っている。この銃は当初狩猟用として民間市場で販売され、その後軍に採用された。
どの会社にライセンスしたのかは公表していないが、たとえばコールオブデューティーシリーズではライセンスが確認できる。
この話は特に新しいものではなく、1997年には007:ゴールデンアイでは、すでにライセンス問題から実在の銃器の名前を使用することを断念している。
また一方で、オペレーションフラッシュポイントでは、銃のブランド名、商品名ではなく、軍の制式番号表記にはライセンス支払いの必要が無い事を確認の上、ライセンス支払いを回避した上で実在の銃器を登場させている。(M4A1カービン等)
バレット社によると、ライセンス契約はゲーム内での銃の表現(動作状況)等を管理する意味でも行われている。銃といえども民間市場で販売される商品なので、ゲーム内での動作の信頼性や、精度、威力等の表現が商品価値及ぼす影響に配慮する必要があるとの事。
また、多数の銃器メーカーとビデオゲームメーカーとのライセンス契約の仲介を行うフランスの玩具銃製造会社Cybergun社のような会社もあり、すでに多数のビデオゲームメーカー/タイトルと契約を行っている。もちろん、タイトルの規模によってライセンス料は異なる。
また、ビデオゲームに登場する銃器は玩具銃の売り上げに強い影響を及ぼす。(ここでいう玩具銃は、実銃を模したもので、当然実銃のメーカーとライセンス契約を結んでいる)
という現状があった上で、直近に始まったNRAによるゲーム業界批判の話に触れ、すでに銃業界がマーケティングとしてビデオゲームを利用することが当たり前の状況で、NRAのゲーム業界批判(道徳に悪影響云々)は言えた話なのか?という形で結んでいます。
まあ、ニュースというか時事性のある部分は、ライセンス料の支払いが行われているという部分ではなく、NRAのゲーム業界批判についての部分でしょうね。ライセンス契約は昔からあったよ、と。
すでに対策されている? (スコア:2)
『バトルフィールド3』というFPSを遊んでるのですが、その中に登場する独ヘッケラー&コッホ社のアサルトライフル「HK53」が「G53」という名前で、サブマシンガン「MP5K」が「M5K」という名前で登場してるんですよね。
もしかしてH&K社は自社の商標にものすごくうるさかったりするのかな?
Re:すでに対策されている? (スコア:1)
HK社が特にうるさい、というよりは、ゲーム業界ではここ10年ほどの流れとして、ゲームに登場する実在の銃器についてはライセンス管理されるのが通常の対応で、ライセンス契約を結ばないなら架空の名称や軍の制式名称を使用する、という事じゃないですかね?
記事に出てくるCybergun社は、Uzi, Kalashnikov, Colt, FAMAS, FN Herstal, Sig Sauer, Mauser and Taurus 等のブランドについてゲーム会社との契約を仲介していると出ているので、特に版権管理に関心が無い銃器メーカーであっても、そういう仲介会社に任せることはあるでしょうね。少なくとも銃器メーカーには損は無い話ですし、自分の所の製品が使えない物のように扱われる危険性を回避する意味でもとりあえず委任する方向に行きやすいと思います。
窮鼠、猫を噛む的な (スコア:2)
あまりにゲーム会社を痛めつけた結果、裁判を起こされて「ゲームと殺人事件に相関関係がない」ことが立証されちゃったりすると、痛手を負うのは銃器メーカーやライフル協会のような気がするんですけどね。そういったことを考えていないのか、はたまた余程自信があるのか。
もちろん自動車の例のように、ライセンス料を取ること自体は正当性がありますから、銃器メーカーの裁量の範囲であはると思いますけど。
#ところで、実在の銃でなければ銃を使うゲームがあっても殺人事件が起きなくなる、というのが彼らの主張でしたっけ?
Re:窮鼠、猫を噛む的な (スコア:1)
オリジナルのかっこいい銃 (スコア:2)
アップルシードとかに出てくるようなオリジナルの銃だといいんですかね
# 人の起源は韓国らしいので人が登場するゲームはすべて韓国にライセンス料金を払わないといけない
映画や書籍は (スコア:1)
なんぼはろてるんやろ。
#一瞬今日は4/1なのかと思った。
実在の銃を使うのやめてさ、 (スコア:1)
輪っかのレーザーが「ぽわわわわー」って出るやつ
あのタイプの銃の初出ってどこやろ? ニニンが忍伝?
Re:実在の銃を使うのやめてさ、 (スコア:1)
ここらへん? [fc2web.com]
#光線銃じゃなくてプロトンガンだけど。
Re:実在の銃を使うのやめてさ、 (スコア:1)
名称をちょっと変えて (スコア:1)
AK47をAK48という名前にもじって登場させたりとか。
戦闘機の出てくるフライトシューティングゲームでも、過去にそんな名称のもじりがありました。名称忘れたけどシンプル2000のゲームとか。
#一応実在しないかどうか「AK48」でググってみたら、あのアイドルグループがでてきた。
ゲーム業界だけ? (スコア:1)
アニメ業界に殴りこんできたりしないよね?
# ♪ワルサーP38~ この手の中に~ だかれたものは~
銃と車以外で(日本の場合) (スコア:1)
馬名。
http://www.u-pat.com/body17.html [u-pat.com]
競走馬名にパブリシティ権はなぜないのか
むしろライセンス許可得てないことに驚いた (スコア:1)
ステマ (スコア:0)
世の中、金を払って自社製品をメディアに取り上げてもらうのに。
まぁ、特殊な商品だってことでしょうね。
Re:ステマ (スコア:2)
プロダクトプレイスメントもステマですか…
マグプルはCODにMASADAを登場させてもらう為に、
発射音とかモデリングの協力を申し出たって話ですけどね。
まあ、要するに力関係ですな。
新興企業のマグプルは軍関係者にもプレーヤが多い
人気ゲームに出してほしい。
コルトやH&Kは十分な知名度があり、
むしろゲームの世界観構築に自社の銃器が
一役買っているわけで金出せというのは当然。
##車は既に払っているわけで、次は飛行機かな?
##ACはエンディングテロップにロッキード・マーティンの
ロゴとか出てた気がするから許諾は取ってるのかな
Re:ステマ (スコア:2)
>世の中、金を払って自社製品をメディアに取り上げてもらうのに。
昔から両方向がある。要するにそのメディアにその商品を取り上げたとき、それを必要とするのがメディアの側か、メーカーの側かで支払いの方向が決まる。
TV番組や映画のセットに版元が自社の書籍や雑誌を置いて欲しいと頼むことはよくあるが、同じように、TV局や映画配給会社も雑誌の記事で番組や映画を取り上げて欲しいと版元に頼むことがある。
商品によって異なるが、その作品の著作者に対する印税は5~15%ほど。さすがにゲームの小道具に過ぎない銃器のメーカーが同等のライセンス料を要求するのは無茶苦茶。強行に主張すれば銃をトカレフ(なり、ライセンス料を要求しないメーカーの製品)に変更するだけだろう。ゲーム市場はそんな巨大な産業ではなく、世界的に大ヒットするゲームなど、限られているのだから。
しかし、「ステマ」というキーワードは、色々な意味で禁句だと思うのだが。
Re:ステマ (スコア:1)
Re: (スコア:0)
その「メディア」にゲームは含まれてないでしょう。
だからゲームが何かとタイアップするたびにニュースになるわけで。
Re: (スコア:0)
映画やテレビ等は、出演者にお金を払ってるよ。
Re:ステマ (スコア:2)
Re:ステマ (スコア:1)
特定のメーカーの製品だけを取り上げるようなゲームとそうでないゲーム、どちらが広告効果が高いか、一概には言えないと思いますが、
様々なメーカーの製品が登場する方が、幅広いユーザー層の購入が見込める分、潤沢な開発資金が投入されより品質の高いゲームになると思われます。
広告効果の高い媒体とは、より多くの人間にアプローチできる媒体であるとすると、
特定メーカーのみが登場する、ノベルティグッズのようなゲームよりは、様々なメーカーが登場するクオリティの高いゲームのほうが広告効果は高いのではないでしょうか?
モデルガンのライセンスの扱い (スコア:0)
モデルガンのライセンスの扱いはいろいろな問題とか話題があったはずなので、その方面のマニアの方々の解説をお願いしたいです
Re:モデルガンのライセンスの扱い (スコア:1)
エアガンの話にはなりますが、イタリアの銃器メーカーのベレッタは、日本国内ではあるトイガンメーカーと独占契約してる為、
他所のメーカーで製造する場合はライセンス料を払う必要があるそうです。その為、他のメーカーはグリップ部にあるベレッタの刻印を改変してライセンスを回避している様子。
ゲームに関してであれば、デザインを左右を反転させ、
安全装置や排莢口を左側に見せるようにし、ライセンスを回避してるそうです。(顔に薬莢が当たるような気はする)
松本先生がアップを始めました (スコア:0)
波動砲はオレのものだからな
Re:松本先生がアップを始めました (スコア:2)
波動砲はオレのものだからな
アレは「菊の御門」なんだそうですね。
最初の『宇宙戦艦ヤマト』のテレビシリーズの企画会議の際に、「戦艦大和には絶対に艦首に菊の御門が入っていないといけないのだ!入ってないのは大和じゃない!」とする西崎義典プロデューサーにたいして、メカデザインも担当した松本零士監督はそういった軍国主義的ノリが大嫌いなので「絶対にそんなものはつけない!」と大喧嘩。
デザインのクリンナップをしていたスタジオぬえの宮武一貴氏が「じゃあこうしたら?」と出した折衷案が「菊の御門」を艦首内部に繰り込ませたような「波動砲」のモールド。それで西崎氏も松本氏もお互いに納得したそうであります。
Re:松本先生がアップを始めました (スコア:1)
×菊の御門
○菊の御紋
-- う~ん、バッドノウハウ?
Re:松本先生がアップを始めました (スコア:1)
バイクロッサー「困った…」
イデオン「ふう、ちょっと変えといてよかった」
らじゃったのだ
おれもおれも (スコア:0)
Apple「iOS機器を登場させたらライセンス料払って!」
さておき、車ゲーってなんでライセンス料払ってるんでしょうね?グランツーリスモが作った悪習なのかな。
スポーツゲームで実在の選手の名前を使うのにライセンス料を払う、車ゲーで実在する車を出すのにライセンス料を払う、この辺はまぁ目的がその対象そのものなのでわからなくもないですが、銃の場合はどうなんだろうなぁ?
例えばタレコミにある警官物のゲームで銃が出てくるとして、銃はオマケとゆーか、主役じゃないじゃないかっていう。
実在する銃で撃ち合えるFPSって売りのゲームならわからなくもないが。
GTは逆じゃねーの? (スコア:2)
フェラーリが出たときにはそれだけで会見開いちゃうレベルなわけで。
ポリフォニー以外はどーかは知らないけど。
Re:おれもおれも (スコア:1)
SFC時代のF1ゲームとか、フェラーリが出てくるようなゲームとか、ライセンスの支払いを求められるケースはGT以前からありましたが。
Re: (スコア:0)
悪習なの?
Re: (スコア:0)
なんであれ、他人が作ったもので金儲けするなら利用料払うのは当然なんじゃ。
グランツーリスモなんか、実在の車を操作できるのが一番の売りなんだし悪習じゃないでしょ。
銃でも同じじゃないの。その銃が出てることで価値が高まるんだったら。
Re:おれもおれも (スコア:2)
車などの工業製品のデザインなどは「意匠権」もしくは「不正競争防止法」で守られていますが、
意匠権は、工業製品のデザインを守るためのものですし、「不正競争防止法」は「紛らわしい製品を防ぐ」ためのものですので、
どちらも元の工業製品とはまったく別ものである「ゲーム中の画像」とか「まんが作品内のイラスト」に対しては効力を持ちません。
実銃とモデルガンについては、ベレッタ社がモデルガンメーカーを訴えた訴訟が棄却される [u-pat.com]といった実例もあります。
道義的に「他人が作ったもので金儲けするなら利用料払う」と言いたい気持ちはわかりますが、そもそも「ライセンス」するものが存在しないそれは「ライセンス料」でもなんでもありません。単なる「付け届け」。
それを「ライセンス料を支払う」と呼んで、そういう権利が当たり前のように存在するかのように振る舞うのは悪習と言ってもいいと思う。
最近の話だと、「ジャイロゼッターにホンダ車が登場しない [news-postseven.com]」とか。そんな存在しない権利に振り回されるのはどうかなーとちょっと思う。
#広範囲にデザインを守りたかったら、まず著作物としてデザインを発表し著作権を確立しておいてから、実製品を作り起こせばいいんじゃないかと思う。シドミードのデザインなんかは著作権で守ってもいいよなーとか思ってしまうし。
Re:おれもおれも (スコア:1)
説明がわかりにくくてすみません。
> 今回のような実在の火器をゲームで出された場合にも、「意匠権」もしくは「不正競争防止法」ではなく「著作権」で保護できるって主張ですか?
たとえば、「アップルシードに出てきた士郎正宗デザインの銃」なら、著作権が発生してますので、勝手にゲームに出すことはできません。
銃器メーカーが「士郎正宗デザインの銃」を「実銃として製品化」すれば、その実銃は「著作権で保護されたもの」になるわけです。
これは、「まず著作物としてデザインを発表し」ておいてから「それを製品化」することで初めて使える手ですから、既存の銃器に対しては著作権で保護することはできないです。
とはいえ、よくある製品開発前の「完成予想図(イメージイラスト)」をもって「著作権を主張する」なんてのは無茶だろうとは思います。
で、工業デザイナーのシドミードは、
と、自身の工業デザインを著作権で保護することを実践している、ということわけで元コメの話に繋がるわけです。
Re:おれもおれも (スコア:2)
> 「銃器メーカーが実際に制作した銃器メーカーデザインの銃」にも著作権が発生してますので、勝手にゲームに出すことはできません。
> となるはず
いいえ、そんなことにはなりません。
著作権の根本的なところですが、著作物とは「思想または感情を表現した物」です。
「美術工芸品」には著作権は発生しますが、そうではない単なる「工業製品」のデザインには著作権は発生しません。
装飾の施された銃とかなら美術工芸品と認められるかもしれませんが、普通の実銃は美術工芸品ではないでしょう。
工業製品のデザインを守るのは著作権ではなく意匠権なのです。
著作権の場合、「翻案権」というものがあり、「イラスト→ゲーム」などといったまったく別の媒体に対しても権利は有効です。
ですが、意匠権の方には翻案権みたいなものはなく、「工業製品→ゲーム中の映像」のようなまったく別の分野の製品に対しては権利は及びません。
Re:おれもおれも (スコア:1)
> >「美術工芸品」には著作権は発生しますが、そうではない単なる「工業製品」のデザインには著作権は発生しません
> いいえ。発生します。
発生するというのでしたら、その根拠を示してください。
発生しない、という根拠については、とりあえずわかりやすいところで、ので、とりあえず
文化庁 著作権テキスト 平成24年度版 [bunka.go.jp]から
という解説を挙げておきます。
Re:おれもおれも (スコア:1)
> 「イラスト作品」には著作権は発生するけど、
> 「デザイン画」には著作権は発生しない。
いいえ、そういう話ではありません。
「イラスト作品」にも「デザイン画」にも、著作権は発生します。問題は、何に対して著作権が発生するのか、という問題。
「ある工業製品を描いたイラスト」があった場合、イラストそのものは著作物ですが、「そこに描かれている工業製品のデザイン」に対しては著作権は発生しません。そこに「思想または感情の表現」がないからです。「工業製品のデザイン」には著作権は発生しないのです。
だから、まったく別のイラストレーターが同じ製品のイラストを描いたとしても、「元のイラストの著者」も「その工業製品のデザイナー」も、著作権の侵害だなどと訴えることはできない。
(構図とかを真似た場合は別の話。それはデザインの問題ではない)
一方、「架空の製品を創造して描いたイラスト」があった場合、イラストそのものはもちろん著作物ですが、そこで表現されている「製品」のデザイン自体も、イラストを構成する「思想または感情の表現」の一部であると認められれば、そのデザインに著作権が発生します。そうなると、別のイラストレーターが同じデザインの製品を描いたら、著作権の侵害になります。
著作権には「翻案権」というものがあるため、
イラストに描いた場合だけでなく、モデルガンにしたりゲームに登場させたりしても、やっぱり著作権の侵害になってしまいます。
一方、工業製品のデザインの場合、著作権ではなく意匠権などで守ることになりますが、
意匠権には「翻案権」に相当するものはなく、その範囲は同種の製品にしか及びません。
「実銃のデザイン」の意匠権は、「イラスト画」だとか「ゲーム中の映像」には及ばないのです。
Re:おれもおれも (スコア:1)
> > だから、まったく別のイラストレーターが同じ製品のイラストを描いたとしても、「元のイラストの著者」も「その工業製品のデザイナー」も、著作権の侵害だなどと訴えることはできない。
> どちらの場合でも2次著作物として適切に処理されるだけです。
「ある工業製品を描いたイラスト」があった場合、「そこに描かれている工業製品のデザイン」に対しては著作権は発生しないから、2次的著作物にはなりません。
たとえば、あるイラストレーターが、あるイラスト中に、ベレッタ社の実銃を描いたとします。
そのイラストには著作権は発生します。たとえば「同じ構図で、ベレッタではなくコルト社の実銃を描いたイラスト」を、別のイラストレーターが描いたとしたら、それは元のイラストの2次的著作物であり、元のイラストレーターの権利侵害になります。
ですが、別のイラストレーターが「ベレッタを描いた全然別のイラスト」描いたとしたら、
どちらのイラストにも「同じデザインの銃」が描かれていますが、その銃のデザインにイラストレーターの著作権は発生していませんので、2次的著作物にはなりませんから、元のイラストレーターの権利侵害にはなったりしません。
では、ベレッタ社がデザインに関するなんらかの権利を持っているのかについてですが、そもそも「工業デザインには著作権は発生しません」ので、「ベレッタ社の実銃を描いたイラスト」が、「ベレッタ社の著作物の2次的著作物」になるはずもなく、著作権の侵害にはなりません。
一方、士郎正宗のイラストに出てくるオリジナルデザインの銃の場合。
このイラストに描かれた銃は、「思想または感情を表現」した著作の一部であり、その銃のデザインには著作権が発生しています。
ですので、同じデザインの銃を、別のイラストレーターが別のイラストに描いたとしたら、それは「銃のデザイン」という著作の翻案であり2次的著作物になり、著作権の侵害になります。
Re:おれもおれも (スコア:1)
実在の銃に似てるような似てないような、架空とは言えない銃の例:世界最大のリボルバー [labaq.com]
そもそもさ (スコア:0)
拳銃なんて人を撃つ以外には殆ど使い道が無いジャンルなんだし、もし仮に
「ゲームと犯罪に関係がある」という主張通りならゲームから拳銃が消えて犯罪が激減すれば、
拳銃の販売自体が立ち行かなくなるんじゃないの?
NRAはそんな心配しているようには見えないところからすると、NRA自身が関連性なんて
信じちゃいないと思うけどね。
どうなるんだろう (スコア:0)
妖刀村正は誰がライセンサーになるの?
# ありえないから心配しなくてよい
Re:どうなるんだろう (スコア:1)
エクスカリバーとかエクスカリパーとかとか
Re:どうなるんだろう (スコア:1)
天の叢雲の剣じゃなければ大丈夫でしょう.
Re:どうなるんだろう (スコア:1)
MURASAMAは?
らじゃったのだ
Re:どうなるんだろう (スコア:1, おもしろおかしい)
うっ、書き込む前にリロードすれば良かった…
らじゃったのだ
Re:どうなるんだろう (スコア:1)
だいじょうぶ。著作権期限がきれているから。
Re:どうなるんだろう (スコア:1)
Blade Cusinart' が駄目になったら絵具をかき混ぜるときに困っちゃう。
らじゃったのだ
Re:いまさら感 (スコア:2)
エアガン・モデルガンの世界ではウエスタンアームズがベレッタの商標の独占使用権を手に入れて、商売敵を訴えるってことがありました。
訴訟相手を商売敵限定でやっちゃったこと、ウエスタンアームズ自身もベレッタと契約する前は無断使用していたこと、ベレッタ自身はモデルガン・エアガンを作っているわけじゃないので別に損害がないからいいじゃんってことから敗訴しちゃったけど、それを認めたら中国人がトヨタマークの付いたTシャツとか勝手に作って売っているのを笑えなくなるわけで、ウエスタンアームズが浅はかだったとはいえ、よくない判例を作ってしまったような気がする
Re:ファミスタ方式で行こうぜ! (スコア:2)
#見た目にあまり違和感無し
永世小学六年生神アイドル支持者(バランス取らなくっちゃなぁっ!!)