「失敗から学ぼう」と新学会が設立 116
ストーリー by Oliver
なかったことにしてしまわない会 部門より
なかったことにしてしまわない会 部門より
nachtliche_stunde 曰く、 "朝日新聞から。「失敗から得た教訓を広く伝え、事故や災害の未然防止に役立てよう」と、「失敗学会」が設立されたそうです。しかし、「失敗から得た教訓を広く伝え、事故や災害の未然防止に役立てよう」というのも「生産活動には失敗は付き物。チャレンジ精神をつぶさずに、失敗から学ぼう」というのも、あまりに当たり前すぎてわざわざ学会作る必要があるのかね、と個人的に思ったりもしたのですが、結局それができている人(団体etc.)が少ないから設立に至ったんでしょう。偉そうなことを書いたタレコミ人も、失敗はお友達です。人のことを言えた立場じゃないですね(^^;"
最大の教訓 (スコア:3, おもしろおかしい)
という成果を残す。
に、1000カノッサ。
Re:最大の教訓 (スコア:2, おもしろおかしい)
#無限ループ
-- for whom are you alive?
Re:最大の教訓 (スコア:1)
#あ、だから失敗なのか。
Re:最大の教訓 (スコア:1)
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
Re:最大の教訓 (スコア:1)
Re:最大の教訓 (スコア:1)
学会っても、その結果に学会以外の連中が賛同しなかったら、どんな優れた学会でも、ただの同好会だし
おおかた、事故調査やら何やらから、研究テーマにしてみよっか?てな感じでやってるだけでしょう
所詮は学者のお遊び
(_ _)ZZZZzzzzz...... I'm sleepy
Re:最大の教訓 (スコア:2, すばらしい洞察)
アンチパターン [google.com]
」ないし「
バグパターン
[google.com]」
つーのは考え方の一つとしてありだと思いますが。
動かないコンピュータ (スコア:3, すばらしい洞察)
# そういえば、日経ビジネスでも「敗軍の将、兵を語る」というのをやっていますが、こちらの方はあまり学ぶべき失敗談になっていなかったりしますね....(敗軍の将が客観的に兵を語るのは難しいと...)
Re:動かないコンピュータ (スコア:1)
失敗から学ぶ以前に、自分が失敗したことを自覚させることがどれだけ大変か (- -;;;;;;
#昔の勤務先で、間違っている図面を「俺は間違ってない!」とガンと言い張って、一向に手直してくれない上司にどれだけ泣かされたか.....。
失敗学参考書 (スコア:3, 参考になる)
こちらではあまりご存じない人が多いようですね.機械工学系の人間(大学より企業の人間)には結構信奉者も多いのですが.
失敗学について分かりやすい本が出ています.ハードウェアでも,ソフトウェアでもかまわないのですが,「設計」業務に関わる方はぜひご一読を御勧めします.
失敗学のすすめ [amazon.co.jp]
この本もすばらしいのですが,機会があったら畑村氏の講演を聴いていただきたい.機械系設計者向けのイベント等でよく講演をされています.一度講演を聴くとがらりと印象が変わると思いますよ.
なんで「変なもの」扱い? (スコア:2, 興味深い)
失敗は成功のマザー、というだろうに。
> 「失敗から学ぼう」というのも、あまりに当たり前すぎてわざわざ学会作る必要があるのかね、
> と個人的に思ったりもしたのですが、結局それができている人(団体etc.)が少ないから設立に至ったんでしょう。
記事からではわからないけど、広く失敗事例を集めて研究し、
失敗に至った原因を公開することによって、別の事業での失敗を防ごう、という趣旨なんだと思う。
他社(etc.)での失敗の事例なんてなかなか入ってこないからね。
わりと最近、「失敗データベース」を構築する、という話があったと思うが、それに絡んだ話なのかもね。
Re:なんで「変なもの」扱い? (スコア:2, すばらしい洞察)
世の中、かなり良いことはたくさんあるものの、だからといって即学会にする人はあまりいないからだと思います。
# 早寝早起き学会、読みやすいコーディング学会、犯人逮捕に協力学会 etc, etc ...
Re:なんで「変なもの」扱い? (スコア:1)
高校にあった、鉄道研究部なんて、研究といいつつ、ただの同好会でしたから
(_ _)ZZZZzzzzz...... I'm sleepy
Re:なんで「変なもの」扱い? (スコア:2, 興味深い)
日本の組織では失敗なんて言うこと自体がノモンハンの昔から「変なこと」視されてますからね.
どこから見ても明らかな失敗でも, 「雨降って地固まる」とか「膿を出した」とか言って評価するのが正しいレトリックなんだそうです.
日本は言霊国家。 (スコア:1)
この部分においては 1000年前と大差無いのです。
「失敗した」「失敗するかも」など「失敗」という言葉を発する行為自体が
「失敗する事を望んでいる」=「失敗を願って呪詛を行った」と同義と見なされる。
これからの季節,「落ちる」「滑る」「転ぶ」が
禁句なお宅も結構あるのと違います?(^_^;
Re:日本は言霊国家。 (スコア:3, おもしろおかしい)
いっぺんでいいから,「切れる」「別れる」が禁句の行事をしてみたいと思う今日この頃.:-)
まさにデータベース構築の話 (スコア:1)
是非とも役立つデータベースに育って欲しいものです。
Re:まさにデータベース構築の話 (スコア:1, 興味深い)
国政でも企業経営でも「失敗でした」と当事者が認めなければ取り扱えないんじゃないかな。
例えば「H2ロケットが失敗だ」と議論を始めたときに、関係各所から横やりが入って「失敗ではない。名誉毀損だ。」とかツッこまれたらどうすんだろ。
Re:まさにデータベース構築の話 (スコア:1)
企業内の失敗なんてほとんど門外不出が普通でしょうし(失敗隠しということではなく、開発段階の失敗なんて、研究データとして外部に出さないはず)、所詮は当事者がデータベース化する意思がなけりゃ意味がない
それとも、この学会、実は研究データ目当てとか?
(_ _)ZZZZzzzzz...... I'm sleepy
Re:まさにデータベース構築の話 (スコア:2, 興味深い)
失敗のデータが重要だと思ってる企業は外に出さないだろうし、重要性を認識していない企業ならこの学会には参加しない。
どちらにしても出てこない。
という結果になりそうな予感
Re:まさにデータベース構築の話 (スコア:2, 興味深い)
当事者がデータベース化しなければならない,データベース化した上で有効に活用するにもノウハウが必要である,といったKMの話を熱心にされていた記憶があります.
先輩は「うさんくさい」と言って嫌っていましたが僕自身は話しがおもしろいので好きでした.
Re:まさにデータベース構築の話 (スコア:1)
そのときには満を持して失敗事例のねつ造を…
# 本気でねつ造がありそうな気がしてきた…
Re:まさにデータベース構築の話 (スコア:1)
kero
Re:なんで「変なもの」扱い? (スコア:1)
そういうものを「今更立ち上げる」というくだらなさ。
当事者たちもその雰囲気を楽しんでるんだと思うし、
そういうものへの親しみを込めて「変なもの」なんだと
思いまっせ。
そういうことを説明してる自分自身がバカバカしくなりますが、
なんか、「説明せんとわからないんじゃないだろうか」などと
妙な不安があり....
おれ自身としちゃあ、ダメダメなものを「学会」という権威付けで
こけおどすしょうもない現場をいくつも見てきたので
最初見たときイヤな感じがしたけど、
ここにそういう不粋はないでしょ。
「クリスマスに監視カメラ撮影」なんかよりよっぽどいいわい。
#ひとこと多い?
Re:なんで「変なもの」扱い? (スコア:1)
> そういうものを「今更立ち上げる」というくだらなさ。
語感にばかばかしさを感じるかもしれないが、決してばかばかしいものではないし、
「今更立ち上げる」というわけではないはず。
この投稿 [srad.jp]が大いに参考になると思うけど、誤解してる人ってすっごく多いと思う。
失敗事例を集めて楽しもう、という話では全然ないのよ。
設立主旨 [shippai.org]を読んでみると、まともに学問を構築しようとしてるのがわかると思うよ。
Re:なんで「変なもの」扱い? (スコア:1, すばらしい洞察)
「なんで今更こんな仕様が出てくるの?無理に決まってるじゃん。」
「**がバカだからです」
#こいういう極端な例がどれだけあるかは知りませんが・・・
上記の例でいえば、これを単なる個人の能力の無さに結論付けるなら簡単ですね。
しかし、じゃあバカな**に任せたその上司の判断や組織のシステムは正しく機能していたのか?
バカな**がバカさ加減を発揮する以前にミスの萌芽はなかったのか?
あるいは、もっと根本的に他のファクターがあったのか?
追究すればキリが無いだろうと思うけど、分野を問わずいろんなケースに共通するファクターが見つかるとしたら、それはそれで失敗を防ぐ有効な対策のための材料になりますね。
そーいうのを研究するんだと思うが。
#有効かどうかはわかんないけど
ちなみに (スコア:1)
http://www.shippai.org/index.php
[shippai.org]
「失敗の本質」(岩波)という有名な書物は、「参考出版物」としては
上がってない模様(^^;;;)
Re:ちなみに (スコア:2)
「失敗の本質―日本軍の組織論的研究」 [amazon.co.jp]は岩波じゃなくて中公文庫です. ハードカバーはダイヤモンド社から出ていたはず.
Re:ちなみに (スコア:1)
「関連出版物」でしたら、"学会"と関連する出版物が並んでいるようです。
Re:ちなみに (スコア:1)
「関連出版物」 [shippai.org]
の間違いでした、はい。
ごめんなさい。
定番かと (スコア:1, 興味深い)
常套句は (スコア:1, 興味深い)
#小物に陰謀企てる度胸はない。
文部省も (スコア:1)
QCと同じでないの? (スコア:1)
学者がごたごたやるより、失敗した当の本人たちが改善活動やれば済む話の様な気もする
(_ _)ZZZZzzzzz...... I'm sleepy
Re:QCと同じでないの? (スコア:1)
それだと組織間での失敗の共有がされず、車輪の再発明ならぬ失敗の再発見がそこかしこで行われてしまって非効率でそ、とかいう話と聞きますが。
# それと他の人もコメントしているとおり、失敗を失敗と認めない状況を改善することがもう一つの目的とか。……擁護するつもりはありませんが
Re:QCと同じでないの? (スコア:1)
前のいた職場は全社のQCの結果はデータベース化されて、誰でもアクセス可だったんで、共有云々は当たり前の前提だと思っていましたけど
そもそもが、そんなものは、各社でやるべきであって、学会の指示でやるようなもんでもないし、自己改善のできない連中では何やっても失敗はなくならないと思いますが?
(_ _)ZZZZzzzzz...... I'm sleepy
Re:QCと同じでないの? (スコア:1)
そんな一辺倒な考え方からの脱却をQCのテーマにしてみるといいかもしんない。
Re:QCと同じでないの? (スコア:1)
「失敗事例のうち90%は上と下との意思疎通が不十分」とか、
数字で出されると、駄目な上司を説得する材料になりそうだし。
# 自分は今のところ困ってないけど(^^;)
Re:QCと同じでないの? (スコア:1)
勿論その途中でトライアンドエラーはあるけどね。
畑村洋太郎会長 (スコア:1)
数年前に、定年退官前の畑村先生の失敗学の授業を受けました。
印象的だったのは、畑村先生が監督の学生実験での失敗談で、
それって学生が死んでてもおかしくないじゃん、というくらいの
失敗(というかほとんど事故?)だったので、
第一印象は「こいつやばいんじゃない?」でした(笑)
Re:畑村洋太郎会長 (スコア:1, 参考になる)
失敗学については、少し前から日本経済新聞のWebページで連載されていますね。
bizplus.nikkei.co.jp/colm/
これも失敗に入るのか? (スコア:1)
#リンクにガンガルも入れておけって感じだが…
1商品が成功するとたいてい変な物が出るが…
この発想自身データベースに入れて欲しいなぁ [srad.jp]
学会の人は当然データーベースチックしているのでしょうね。 [jst.go.jp]
やはりこの学会にとってのバイブルは (スコア:1)
(´д`;)
ところで災害情報センターはどうなった? (スコア:1, 興味深い)
とりあえず、ここのデータをパクって整備すればすぐに立派なデータベースが・・・
Re:先生っ! (スコア:1)
Re:先生っ! (スコア:1)
失敗なのはBeIncの経営なのだよ…
Re:消せない失敗 (スコア:1)
リカバリーが上手な人がいるか下手な人がいるかの差でしかありません
ちなみに押し付けがうまい人ほど、失敗が多くても、評価高いのが常なのだが(苦笑)
(_ _)ZZZZzzzzz...... I'm sleepy
Re:事例集 (スコア:3, 参考になる)
うーむ,見事に的を外したコメントです;-)
といっても元記事を読んだだけでの発言なら,仕方ないのでしょうね.
まず,この点.会長の畑村洋太郎氏はこの点を否定しています.著書の中でも大手自動車メーカーが実施した『2万点の失敗事例集』を例に挙げ,まさに貴方がいうように“見ても「つまらない」「勉強にならない」”として否定しています.
元記事であげられている失敗学会は,失敗を活かすシステムづくりを目指す学会です.要は肥大化するだけの事例集ではなく,“知識”として身に付けようということ.知識として身に付けるには集めるだけじゃ駄目で,組織改革や教育も絡んでくるわけです.そういう事をする為の“学会”ですね.
こちらでも書いたけれど [srad.jp]あなたもぜひ畑村氏の著書を読んでみて下さい.立ち読みなら第8章『失敗を活かすシステムづくり』をどうぞ.あなたの投稿に関する内容が書かれていますよ.
畑村氏による失敗学の一連の活動は,著書である『失敗学のすすめ』 [amazon.co.jp]や,講演内容も参照しないと正確には語れないと思うのです.元記事も参照不十分だし,部門名も『なかったことにしてしまわない会』なんて的外れも良いとこ.何より 失敗学会の総本山にリンクを張っていないとは何事だ [shippai.org]
Re:実に正論で、その通りと共感したいですが、 (スコア:1)
航空機事故など、大規模なシステムにおける様々な要因が累積して起きたような事故は、一つ二つの事象に決定的要因を絞り込むのが難しいことがあるわけで、あまり単純化するのはよろしくない。ミスの連鎖は誰か一人が気づけば絶てたかも知れないけれど、だからといって連鎖のなかで一番過失の大きいと思われる人を責めるだけでは問題の根本的な解決にはならず、別な形で再発する可能性があります。
そういう意味で、客観的にシステムとしての不具合を検証するという努力をすべきですし、事故後の原因究明や対策もシステムの改善に繋がるような内容にして欲しいものです。
「失敗学」というものを扱う学会を作るメリットの一つはこうした考えを普及させ、「失敗」という事象を「人の責任」「人格の批判」といった付帯的なモノから分離して客観的に扱う(研究し、結果を共有利用する)ということではないかと思います。
もちろん、失敗した人の職務上の責任は相応に負担してもらわねばなりませんから、失敗してもお咎め無しよ、というわけではありません。
しかし、責任追及よりも原因特定と是正に重きを置くことで、無用な言い訳に走らぬような雰囲気が形成されると良いですね。
#まあ、ちょっと青い議論だなと思うのですが、言い訳は武士の恥
#だからするな、というような精神論よりはマシかなと思うので。
Re:実に正論で、その通りと共感したいですが、 (スコア:1)