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アメリカ合衆国

製造業のロボット化により、景気回復しても雇用が回復しない 117

ストーリー by reo
ロボットがする仕事をしたいのかい? 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

アメリカの代表的な株価指数 S&P 500 は、2008 年の金融危機以降は低迷を続けていたが、今年は過去最高額に達した。しかし、こうした株価指数回復とは裏腹に雇用は回復していない。この 10 年間でロボットの普及により製造業の自動化が進んだため、雇用のほぼ3分の1が喪失したことが雇用が回復しない理由だという (Singularity Hub の記事本家 /. 記事より) 。

技術的失業と社会不安を乗り越えるためには、新しい産業へのシフトなどが必要だとしている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 現在の製造業が要求する製品レベルは人間が製造に関われるレベルを超えつつあると思う。(ごく一部の超人的な職人は除く)
    そして限界を迎えつつある人間と違って、機械の進歩は今後も止まることはない。

    極めて精緻な製品を短期間で膨大に製造する。とか、顧客ごとに異なる膨大なパーツを組み合わせて多品種な製品を間違うことなく製造、梱包、出荷する。とか、今後人間が入る余地がほとんどない生産ラインはどんどん増えてくると思う。

    単純作業は機械に任せてより高度な知的生産業やサービス業で人間が働くって構図も、機械の進歩でいつか崩壊する危険性は大いにある。

    いつの日か、完全機械化ラインだけじゃなくて人間も雇うっていう企業に対して政府が給料の何分の一かを補助するとかしないと社会が回っていかなくなるんじゃないかな。

    より良い製品、より良いサービスを求め続ける人間の欲望は、とどまることを知らない。
    そして自分自身が要求しているものに見合うだけのものを生み出せる人間だけが、社会から必要とされて人間らしい生活を享受する。

    人間の欲望は、社会で働く顔や名前のない他人を暗黙的に奴隷化してその欲求を満たす。
    しかしその欲望は己の首を真綿のように締め付け、いずれ自分自身の奴隷化をまねくことになる。(あなたが超人的に優秀なら話は別だが)

    機械が人類を滅亡させるのにターミネーターなんて必要ない。
    人類の無限の欲望さえあれば十分だ。

    # っていうデストピアを妄想するのは、昨日がメーデーだったからだろうか。

    • 機械が高度化するほど、それに追随し生きていける人間が減少するというのは、今の制度では現実かと。
      しかし、それが消費の減少をもたらすという壁にぶつかるのもまた事実。

      昔夢見ていた、機械化により人間は楽になり、収入も余暇も増えるという社会を実現するためには、
      機械により産み出された富を、人間に配分する社会制度が必要なのでしょう。

      そういうことを言うと、機械の所有者である資本家から「それ、なんていう共産主義?」
      という突っ込みが入るのが毎度のパターンなのですが、
      結局はそこにメスを入れないとどうにもならないと思うのです。

      親コメント
    • > 単純作業は機械に任せてより高度な知的生産業やサービス業で人間が働くって構図も、機械の進歩でいつか崩壊する危険性は大いにある。

      いや、そもそも高度な知的生産業やサービス業は、そんなに多くの需要はない。高度な知的生産業は、わずかな人しか持っていない高度な知性を要求されるし、サービス業は人付き合いが得意なことが必須だ。
      工場でラインに付いている非正規労働者の多くはどちらにも対応できない。

      ただ、中国などの工場では大量生産が原則で、機械化を推進する一方だが、日本企業や先進国の企業では少量多品種の傾向があり、ロボットで完全自動化したラインを一部人手を介するように戻した事例もある。

      親コメント
    • 行くところまで行って革命、みたいな流れしか想像できない。

      それを避けるための方策ってやっぱり真剣に検討されてたりするんだろうか? 学者がやってる研究って、科学にせよ経済にせよ、基本的には「人類皆の幸せ」をお題目に掲げて、 研究成果を一般に広く知らしめることになってるけど、 そうじゃなくて「俺らが庶民から搾取する構造を永続させるための政治・経済施策」みたいな邪悪なネタ。

      思想としての是非はともかく、それだけで一分野を構成できるぐらいには大きな課題になると思うんだけど、 やるとしても、税金で飯食ってる学者には無理だから、そうじゃない一団とか闇の学会とかになるのかな。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2013年05月02日 12時32分 (#2374135)

      パトレイバー漫画版で後藤隊長の言ってた台詞が思い出されるね

      後藤
      「子供の夢ってさあ、泉なんか見てるとわかるけど、基本的には「運転手さん」になりたいんだよな。
        そういうのが、資本家の夢と だんだんかみ合わなくなってくんだ。」
      南雲
      「資本家の夢ってなあに?」
        後藤
      「給料のいらない従業員」

      親コメント
  • 株価指数は企業価値を示すもの。それ以上でも以下でもありません。
    確かに景気の動向は、企業業績の上下という形で株価に影響を与えますが、
    あくまで一要因であって全てではありません。

    たとえば自社の業績が良くないので、別分野の小さい会社(それまで指数に入れられなかった会社)を
    買収した場合です。その買収金額を株の追加(増資)で賄ったなら、その小さな会社の価値だけ
    株価指数は増える計算になります。

    こういったM&Aは景気低迷時に起こりやすく、結果として余った人員が解雇され
    労働市場にはマイナスの影響を与えます。
    この例で言うと、株価の上昇が、まさに景気や雇用の回復と
    全く反対の動きをすると理解して頂けるかと思います。

    ということで元記事は
    まず前提からして間違っているのでナンセンスな提言になってるようです。

    • > たとえば自社の業績が良くないので、別分野の小さい会社(それまで指数に入れられなかった会社)を
      > 買収した場合です。その買収金額を株の追加(増資)で賄ったなら、その小さな会社の価値だけ
      > 株価指数は増える計算になります。

      株価指数とは具体的に何か判らないが、合併したら、それ以前より儲からないと意味がない。
      同じ売り上げならコストが下がって利益が増えるか、同じコストなら売り上げが増えて利益が増えるか。

      例えば銀行であれば、駅前にそれぞれ一店舗ずつあった支店を合併させることによって、コストダウンが計れるし、余った人員で新しい商品、サービスが提供できるかも知れない。もちろん、解雇することもできる。

      > こういったM&Aは景気低迷時に起こりやすく、結果として余った人員が解雇され
      > 労働市場にはマイナスの影響を与えます。

      景気が悪い時、企業経営の効率化を何もしないなら、無能、無神経な経営者としかいいようがない。そのうち、倒産して、すべての従業員が路頭に迷うハメになる。企業が続々と倒産するようでは、労働市場にもっと悪影響があることは自明だろう。

      別に企業が簡単に従業員を解雇して良いと主張しているわけではない。倒産という最悪の事態を避けるためには致し方ない場面があるという事実を述べているだけだ。

      > この例で言うと、株価の上昇が、まさに景気や雇用の回復と
      > 全く反対の動きをすると理解して頂けるかと思います。

      それは順番が逆。景気が悪いから、従業員を解雇して、経営状態を改善したら、評価されて株価が上がる。

      要するに、労働運動(労組)の活動家が何十年も続けてきた、現実を無視した主張と同様としかいいようがない。

      親コメント
  • 「機械との競争」に人は完敗している

    世界経済は金融危機から回復途上にある。だが、その足取りにもどかしさは否めない。先進国ではとりわけ雇用の回復が遅れている。理由はなぜか。デジタル技術の進化が雇用を奪ったことを実証的に提示し、米国で話題を呼んだ『機械との競争』(日本版は日経BP社)の筆者、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のエリック・ブリニョルフソン教授に聞いた。

    http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130416/246769/ [nikkeibp.co.jp]

  • by Anonymous Coward on 2013年05月02日 11時04分 (#2374050)

    第二次ラッダイト運動

    • by epgrec (43527) on 2013年05月02日 11時46分 (#2374088)

      19世紀のラッダイト運動が杞憂に終わったのは生産の拡大が経済の拡大を
      促し、経済の拡大が雇用を生むという循環ができたためで、雇用の創出ペースが
      機械が奪う雇用を上回るという条件が成立している必要があるわけで、
      機械が雇用を奪うこと自体が否定されたわけではありませんね。

      ここのところ米国など先進国で雇用の伸びが鈍化しているのは度々指摘されて
      いることで、機械が経済を発展させ、経済の拡大が雇用を生むという循環が
      うまく回っていないことが原因の可能性はあると思いますよ。

      背景としては、やはり自由貿易が進展したことで、労働集約的な産業は国外に
      頼ることができる、ということがありそうですね。
      世界経済が単一なら雇用の増大のペースも一様でしょうが、現実はたとえば中国のような
      重商主義的な政策を取ったり資本規制を行いつつ経済を発展させている、という具合に国ごとに
      規制や何かが異なるので雇用の創出が一様ではなくなるのは道理です。

      それと、もともと先進国の経済の拡大の速度は鈍化してますから、機械が発展して
      雇用を奪うペースが、経済の拡大を上回っているということもあるかもしれません。

      究極的には、機械のおかげで働かずに住む世界が実現するのがいいような気もします
      けど、まだまだ遠い夢でしょうね。

      親コメント
      • >それと、もともと先進国の経済の拡大の速度は鈍化してますから、機械が発展して
        >雇用を奪うペースが、経済の拡大を上回っているということもあるかもしれません。

        説明するまでもなく経済の拡大はますます鈍化していきますよね
        アメリカや日本は成長神話を掲げてやってきたけど、おそらく欧州あたりはもともとそんな場当たり的な対応は考えていなくて、だから100年以上前から労働時間の短縮やワークシェアリングに真剣に取り組んできたのでしょう

        今でもテレビとかで番組のまとめに「乗り越えるためには、新しい産業へのシフトなどが必要」とか「新しい需要の掘り起こしが必要」みたいなことを言うことが多いですが、そういうのを聞くたびに「そんなことはずっとどの企業も努力してきてるだろうし、そうじゃないだろ」と思います

        ようするに……早く週休3日制にしましょうよ

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        いわゆるロボットには生産性はあっても創造性は皆無。
        #AIが発達したら違うのかもしれませんけど

        ロボットに何をさせるか(つまり何を作るか)の絵図面を描ける人(=創造性を持っている人)
        はロボットを使って新しい商品なりサービスなりを生み出せるので、それで対価を得られる。

        創造性のない人は何も生み出せないのでまさにごくつぶし状態になるだけなので、
        かえって生きにくい世界になるんじゃないでしょうか?

        元スレでも言われてますけど、機械が代替できる程度の単純労働ではなく、
        機械には(少なくとも当分は)できないことをやる/やれるようになるべきですね。
        #ツアー旅行のベテラン添乗員の仕事っぷりとか、絶対ロボットにはできないと思う

        • >創造性のない人は何も生み出せないのでまさにごくつぶし状態になるだけなので、
          >かえって生きにくい世界になるんじゃないでしょうか?

          衣食住が機械のおかげで無料で手に入るようになったら、創造性は他人にお任せ
          して日がな好きなことやって暮らしますよ私なら。

          そうだなあ
          とりあえず何か適当なプログラム書いて遊んで、電子工作かなんかして
          あと本読んで楽しく暮らすと思う。

          # 今とやってることがあんま変わらないような

          親コメント
          • 適当なプログラム書いて遊んで、電子工作かなんかして、本読んで暮らすことはロボットにはまだできないですから、それができるようになるまではロボットの代わりにやってあげればいいんじゃないでしょうか。今はまだロボットでもできることをフル機能の人間がやってるわけで、非効率ですよねー。

            親コメント
          • とりあえず何か適当なプログラム書いて遊んで、電子工作かなんかして

            それは創造性じゃないの?

            親コメント
          • 創造性のない衣食住なんて、なんて味気ない生活だろう。

            衣や住はあまりぴんとこないかもしれないけど、食は成果物が全く同じとしても、製造過程そのものに対して
            ある程度の価値を感じる事は不可避なんじゃないかな。
            親が作ってくれた食事、配偶者が作ってくれた食事、お客をもてなすために作る食事...作ること自体に意味があると思う。
            #でも、メシマズはかんべんだ

            --
            #存在自体がホラー
            親コメント
        • 消費側のマスがつぶれていくことで、創造的であっても需要が限られる段階が来てるのでは?

          たとえば
          >ツアー旅行のベテラン添乗員
          臨機募集の団体ツアーがなくなるなど。
          #分限者の旅行はなくならないだろうけど専属になるか、雇い主専属で面倒を見る人間と現地ガイドに再分化するとか

          親コメント
      • by Anonymous Coward

        無粋かつコメントの本流とは違う話だけど、機械が奪う雇用の代わりに 機械を作る雇用が発生すると思うんだ。
        無駄な人口は増えるべきじゃないのさ、って誰の言葉だっけ。

        手で畑を耕してた人が 鍬の発明で鍬に対して文句言うくらい、失業者の主張は滑稽だと思うんだ。
        鍬が出てきたなら 鍬の使い方とか 鍬の作り方とか 鍬に変わる更なる発明を考えるとか、人生なんて普遍じゃないと気付くべきなのさ。
        それで淘汰されるならそれを受け入れればいいじゃない。敗北者ってそういうもんじゃろ。

        // 負けてもいいじゃない楽しければ

    • お約束だけど、機械を壊す為のツルハシでも売ればいいのかな。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2013年05月02日 11時18分 (#2374059)

    何がむずいって、今はシフト先の新しいビジネスって少人数で
    頭使って儲けるものが多い気がするんよね。
    職を失うような低レベルな労働者って、そういう分野では出る幕がない。
    さらに、労働者が必要なら発展途上国側に行っちゃうので、先進国では・・・。

    良い見通しって全然ない気がする。

    • by Anonymous Coward

      日本の話で恐縮なのですが、介護や福祉で働いている人の給料がもうちょっとマシになったら、
      シフト先として有望なんでしょうけどね。

      義母が介護施設で働いているのですが、同僚(義母いわく若い人)から
      「給料が低すぎて、子供を作るなんて無理(共働きじゃないと生活できない)」
      という話を良く聞くそうです。

      • by Anonymous Coward

        >介護施設で働いているのですが、同僚(義母いわく若い人)から
        >「給料が低すぎて、子供を作るなんて無理(共働きじゃないと生活できない)」

        周りにもそういうこと言う人がいる。福祉関係で、子持ち。
        だけど、スマホもってるは、iPad持ってるわ。
        結構、家族でお祭りやイベント行ったりしてる。話聞いてると、家族旅行なんかもそこそこ行ってる。

        ぶっちゃけ、給料が・・・という人の大半が、嘘。なんだかんだ、家族手当だ。色々、もらって。
        中小零細企業に勤める独身技術者よりは、結構いい生活してる。

      • by Anonymous Coward

        だって肉体労働だもの。医師や看護みたいに入口を狭めた難関資格系専門職ってわけでもないし。
        比較して安い業者があれば、利用者はそっちに流れるのは当然
        (直接生死に関わらないので「いい医者」「やぶ医者」というような選別がされない)
        東南アジアからも介護士出稼ぎ受け入れているし、「介護業のプロフェッショナル」が高給職になる見込みは無いよ。

        むしろ、介護士を勤め上げることで何らかのキャリアアップ(別の髙資格が取得できるようになる)とかが必要だよ。
        介護士⇒准看護士⇒看護士⇒専門看護士・保健師・養護教諭とか? (准看護士以降は既にできている。)

    • by Anonymous Coward

      > 職を失うような低レベルな労働者

      真夜中に/.にコメント投稿しているような人のことですね。わかります

      • by Anonymous Coward

        > 職を失うような低レベルな労働者

        真夜中に/.にコメント投稿しているような人のことですね。わかります

        むしろ真昼間からじゃねーか?

      • by Anonymous Coward

        雇用数はほとんどないけど
        夜中の職は無くならない仕事だよ。
        工場を閉鎖しても警備は必要だし。

    • by Anonymous Coward
      昔は人々の消費行動こそが大きな利益を生むビジネスだったんで、いかにムーブメントを起こすかが鍵だった。
      しかし今は、タイミングよく売買のコマンドを出すマネーゲームが最も効率の良いビジネスになったんで、消費行動を生むための人間は不要になったんです。
      一世を風靡するような大流行を生むよりも、食糧やエネルギーといった人の生死を分けるものをビジネスの材料にして駆け引きをしたほうが効率よく金が動く。
      人口の多寡はその重要度(=価値)の裏付けとなる数値でしかなくて、人々や人々の行動には価値が無くなってしまった。

      相対的にではあるものの、生産活動
  • ロボットを作っている会社は儲かる。
    人より能率的で、文句を言わないロボットを多く雇用している会社も儲かる(ハズ)。
    じゃあ余ったヒトはどうなるんだろう?
    収入の見込みはないよね(´・ω・`)
    芸術、音楽もいずれコンピューターが、将棋対戦のようにヒトを追い越していく。

    それでも介護ロボットと福島原発廃炉ロボット(とメイドロボット)は必須だ。

  • by Anonymous Coward on 2013年05月02日 12時08分 (#2374114)

    いつ革命するの?
    今でしょ!!

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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

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