F35Bが垂直着陸試験に成功 157
タレコミ by それだけなのでAC
それだけなのでAC 曰く、
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時事通信などによるとF-35Bが垂直着陸試験に成功したそうです。
二転三転する要求仕様、膨れ上がる開発費、そして炎上するプロジェクト…他人事とはいえ身につまされる思いを抱いた諸氏もおられるかと思いますが、どうやら無事に着地できるようです。
(LockheedMartinVideos F-35B First Vertical Landing)
さあ、F-35の戦いはこれからだ!
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空自FX問題 (スコア:2, すばらしい洞察)
何よりも現時点で実戦配備すらされていないF-35を,損耗の始まっているF-4の後継機に選定出来るわけがないでしょう。
F-35が欲しいならF-4後継(+α)には他機種を導入して,10年先に一カスタマーとしてF-35購入希望者の列に並ぶしかないと思います。
F-35の共同開発にこれから参加ですって?
今の民主党政権でそれは不可能だし,試作機が飛んでるのに今更共同で開発すべきことなんか残ってませんよ。
共同開発参加という名目で暴騰した開発費の負担を求められるだけです。
このままどんどん問題を先送りしたら空自の稼働機数減,それが続けば予算問題もからんで定数減という最悪の結果が待っているでしょう。
そもそもF-Xの対象ではないですよ。ただこれが続けばF-XXがまずいことになってきてます。 (スコア:5, 参考になる)
F-XにF-35Aというのはもちろん無理なお話で、ネット上での航空・軍事の泰斗である
TFR師が思い切り楽観的なシナリオを仮定して論じてます。(恐らくメーカーの中の人)
http://tfr.seesaa.net/article/134233407.html#more [seesaa.net]
緑の線がF-35Aですが、注目すべきは青のF-15J。この思い切り楽観的な予測でも、2024年ごろから
退役が始まります。F-35シリーズが楽観的に見て初度作戦能力を獲得するのとほぼ同時期です。
ですから、空幕は多少短足であることには目をつぶって、海幕がMDのキネティック弾頭を試作して
SM-3やTHAADへの共同開発を認められたように、ATD-Xでステルス開発能力を示してブラックボックスを
極力少なく、あわよくばライセンス国産を狙っているように見えますが、Aも引き摺って開発遅延がこれ以上続くと
2030年を中心に定数を満たせなくなってしまいます。
幸い、最近は要撃と対地対艦攻撃支援の垣根が下がっているので、F-15Jの穴を一時的にF-Xで埋めることも可能ではありますが、
そうなると「F-2再生産(こっちは翼の片方のラインを日本に巻き戻せばなんとか)」では機体規模に起因する
戦闘航続距離の短さ・また機首が細いのでレーダーが大型にできない。要撃任務はサイトの支援を期待できませんし、
F-2は低空から対艦ミサイルを打ち込む「基本艦攻の対艦番長」ですので、制空は比較的苦手です。
ただし、最悪手としてはまだ可能性があります。
ということで「F-15FX案とEF2000Tr3、どっちにする?」というなんとも悩ましい話になり、どうしてこうなった的状況に。
EF2000は欧州が「ライセンス国産も魔改造もしていいよ。Tr3一緒にやらない?」と言っていますが
裏を返せば大変筋が悪い飛行機で、カナードデルタはレーダー反射面積に致命的な問題を抱え、しかも短足。
F-35B問題を含めるとある意味日本以上にイギリスが炎上してます。
#もうBなんか諦めてハリアー改かCにすればいいんだ。もうあの規模じゃHMS CVF クイーンエリザベスでSTOVLなんて無理。
#F-111も結局失敗したろ。
かといって、F-15E系は足が長く、冗長が組めるものの半世紀使い倒すには設計が古すぎて、Su-27系に対抗するのが困難です。
F-XX国産?開発費のみで数兆円と20年以上の時間をかけるのは荒唐無稽もいいところで、それもエンジン次第。
防衛面積の広さがゆえに、専守防衛とはいえ外征国の機材が必要になるのは悩ましいところで、抱えてる事情は豪州も同じです。
空幕の「勇猛果敢 支離滅裂」がまさに現れたといってもいいでしょう。カーゴカルトのようにF-22にしがみついていて
平行代案を碌に検討していなかった。JSFが成功すると高をくくってF-2の調達を中止してしまった。
航空倶楽部の妄想をやめさせる頼みの高射閥筆頭がよりにもよって「こみん☆てるんの陰謀」だったし。
もっとも、これは艦隊派の舶来ミサイル万能主義を牽制出来ない潜水艦隊や航空集団が三竦みで唯我独尊状態の海自も変わらないですが。
DEはもういらないとか、何で空と海には牟田口や辻のような連中がいまだに沸くのか信じられない。空は源田将軍のせいでしょうがね。
「用意周到 半歩前進」よろしく地道にやってきた陸自がいちばんまともというのがなんともはや。
「官尊民卑 納期第一」な三菱重工までが「これが最後のご奉公です」と言い出しかねないのが現況です。
#無関係ではないのでAC
見た目は同じでも (スコア:1)
とりあえずボーイングお薦めのF-15 Silent Eagle [boeing.com]とか導入して、
今後の動向を研究する時間を稼ぐのはどうなんでしょうね。
本当にF-22F-35が最後の有人戦闘機になるのか、さらに新しい世
代の戦闘機が開発されるかもしれないし。
でも、なんで一番難しそうなV/STOL型がもっとも順調なんだ?
Re:見た目は同じでも (スコア:3, 興味深い)
F-15系は電源の問題があるのです。確かに対地攻撃のため低空飛行にも耐えうるよう再設計はされていますが。
ライノはその点でマシではあるのですけど、なにせ爆音機体ですので市街地の近くで(米国比で)運用される
空自の機体としては「騒音対策予算増を含めたライフサイクルコスト」を考えると論外ということでして。
基本的にジェット化以降の戦闘機というのはアップデートを重ねて40年程度、しかも日本の場合、
航空産業基盤維持の観点と製造キャパシティの問題から年に数機ずつしか製造できないため、
40機+減耗であっても調達に10年+αのタイムラグが発生します。
作戦機数の総量が防衛大綱やら中期防で決められ融通が利かず、ライフサイクルコストまで含めると
兆単位の金が必要なので「とりあえず」というのは難しいです。機数制約のため稼働率や開発能力を維持するには
調達コストを度外視してもラインを維持する必要があります。いくらMHIといえど、民間企業ですので。
国営の貸し工場などのアイデアもありますが、中の人を食わせるためにはやはり仕事が必要です。
この仕事量的にEF-2000ライセンス国産は魅力ではありますが、ベースの機体が非常に残念なので
F-1/T-2で欧州機に痛い目に合わされた空幕が首を縦に振るとはとても思えず、結局消去法でF-15E系統になるでしょうが
どれだけ手を加えられるのか、ブラックボックスをどの程度減らせるかでしょうね。
F-15SEは実物がないのでなんとも。幻のUにCFT兼ウエポンベイ付けたモックアップをステルスでござい、と主張されるのはなぁと。
とりあえずプライベートベンチャーで1機仕立ててから売りに来いレベルのお話になります。
Boeingの主張によればE系統からSE改造も可能らしいので、やっぱりEのカスタマイズライセンス国産になるでしょう。
それから、STOVLのBが全体の制約になっているので、Bを最優先で開発しているため露出が多い->順調に見えるだけですね。
Bを英国が諦めればCのランディングギア強度程度なのでドンガラまではうまくいくでしょうが、RRのエンジンという
これまた政治的な事情とアビオニクスソフトウェアのデスマーチ状態で畳むに畳めない事情です。国際共同開発は本当に地獄ですね。
EF-2000とラファール、A-400MとXC-2を見るだけでおなかいっぱいになれます。
そういえば「最後の有人戦闘機」ってF-104の時にも聞いた覚えがあるなぁ。あのころも数年揉めて源田将軍の裁定で決まったようなもので。
Re:見た目は同じでも (スコア:1)
>>でも、なんで一番難しそうなV/STOL型がもっとも順調なんだ?
一番難易度が高いから開発リソースが集中されて順調に見えるだけでは?
極端な話、A型はリフトファンを下ろしてバランス調整すればとりあえずは飛べるし
C型も同じようにして構造強化するだけで済むんだから難易度的には対したことがない。
B型だけが自衛武装とそれなりの燃料を積んだままVTOLできないとだめなわけで
これが出来ない内は共通部分も確定できないって事なんでしょう。
まあこのテスト飛行の搭載ダミーがどうなっているかは確認してないけど
メタボとささやかれていたB型も目処が立ったと見て良いのではないでしょうか。
Re:空自FX問題 (スコア:1)
Re:空自FX問題 (スコア:4, すばらしい洞察)
そこはやり方次第かと。
ここで「F-35間に合わないから仕方ないよね」と他の候補を選べば、日本は「アメリカからしか買わない(買えない)客」から脱皮する事が出来ます。
そうする事で、常にアメリカ以外から調達する選択肢を持つ事出来るので内部的にはアメリカからしか買う気が無くても、むやみやたらと値段をつり上げる事が出来なくなり、普通の商売になります。
更にその間に独自で戦闘機を作る技術も培えば、「日本だとこの値段で出来るけれど、既にあるそちらの国の製品だといくら?」と交渉も出来るようになるでしょう。
Re:空自FX問題 (スコア:1)
日本は、仕方なく、ではなく、自ら望んで、「アメリカからだけ買います」とやってるんでしょう?
性能、ライセンス、整備、同盟、各国間の関係、もちろん米国からの圧力、そういうのも全部ひっくるめた総合的な検討の結果で。
戦闘機選定なんて、むかーしから、複数の選択肢があった訳で、本気で価格面での相見積交渉やるつもりなら、
インドみたいに、いろんな国から買ってますって。
本気で買いたくなければ、今回のような「納期」以外にも、こんなコンペ、いくらでもイチャモン付けようがあるでしょうし。
Re:空自FX問題 (スコア:2, 参考になる)
>日本は、仕方なく、ではなく、自ら望んで、「アメリカからだけ買います」とやってるんでしょう?
性能的に一番いいからアメリカ製のを買ってるだけですよ。
西側の中で一番高性能ですからね。
>戦闘機選定なんて、むかーしから、複数の選択肢があった訳で、本気で価格面での相見積交渉やるつもりなら、
>インドみたいに、いろんな国から買ってますって。
インドだってアメリカとの関係が深くてお金持ってたら米国機を買ってますよ。
Re:>F-15SE (スコア:1, 興味深い)
F-22はモンキーモデルになる可能性があるとか、維持費がアホみたいに高い、という部分には異論はないですが、
(性能については、良い評価をスルーして悪い評価だけ取り上げているようにしか見えませんが)
F-15SEについては、ステルスの程度も値段もいずれも現時点では何一つ確証はない、というのは重要です。
ステルス付きで安く上がります、というのはボーイングがセールストークで言っているだけで、本当にそうなるという保証は全くありません。
単にモンキーモデルを作るという話とは違って、改修箇所も大きく、開発がスムーズに終わるという保証はありません。
(ITコ○サルが良く言うセールストークと同じです。)
今、実際に飛んでいる機体があるのなら、大半の人はF-15SEで良いだろうと判断すると思いますが、そうではないのです。
# そして私はタイフーン派。他に間に合う選択肢がないだろという意味で・・・。
とある市場の次世代機 (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:空自FX問題 (スコア:1)
ということで予定通り進んでいるF-35Bを導入することにして、ついでにひゅうが・いせにスキージャンプ傾斜でもつけておけばいいと思うよ。将来的なV-22導入に向けてとか理由つけて。
海自が買うのかと思っていました (スコア:1)
妄想です......敵はどこだ?
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惑星ケイロンまであと何マイル?
Re:空自FX問題 (スコア:1, すばらしい洞察)
ご近所の情勢から定数減らせるというのなら最高の結果ですが、そうではないどころか、まわり中で軍拡している状況では最悪です。
フォージャーの裔 (スコア:2, 参考になる)
Yak-38 (航空機) - Wikipedia [wikipedia.org]より
あのスズメバチのお尻のような独特な動きをする有機的なフォルムはソ連由来だったんですねぇ。
ソ連崩壊で幻と消えた超音速VTOL戦闘機Yak-141 [wikipedia.org]が、かつての仮想敵国群の手で現実のものとなろうとしているともいえるわけで、技術の系譜として興味深いものがありますね。
問題を置き換えてみた。 (スコア:2)
デブで禿でバカで、一言で言えばもてない男子が、
いつの日か現れるかもしれない「仮想女子」に備え、
プレジデント読んだりアルマーニの服買ったりしてる姿。
そして今日は初めて童貞を(風俗で)捨てた日。前途多難。頑張れ。
いま日本が「今年の自衛隊は1回休み」とか言って武装解除したら、
どこか侵略してくるんだろうか。可能性の話じゃなくて。
Re:問題を置き換えてみた。 (スコア:1)
>どこか侵略してくるんだろうか。
アメリカだったらおもしろいな。
Re:問題を置き換えてみた。 (スコア:1, おもしろおかしい)
中国に日本を取られると、太平洋をはさんで中国と直接対峙することになるため、
先手を打ってアメリカが占領すると思います。
沖縄にあれだけ米軍がいるのも、台湾を軍事支援するのも、中国を抑え込むためですから。
#これ以上現政権が反米的な政策続けたら占領されるんじゃないかと心配です。
かっこいいねぇ (スコア:1)
こんな飛行機が垂直離着陸できるようになったんだなぁ。
さて、これを最初に反映するゲームは、何時でるのかな?
Re:かっこいいねぇ (スコア:1)
サンダーバードっぽくていいじゃない。
Re:かっこいいねぇ (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:かっこいいねぇ (スコア:1)
>>垂直離陸もできるの?
重量が着陸と同じ条件なら離陸出来るはずです。
でないと着陸時に自力で上昇できない落ちるだけという非常に怖い機体になります。
Re:かっこいいねぇ (スコア:1, 興味深い)
身を守る道具なんざ常に矛盾のカタマリだっつーの
清濁併せのむことができないなら社会が敵にみえてしょうがないんじゃなかろうか?
Re:かっこいいねぇ (スコア:1, おもしろおかしい)
> 身を守る道具なんざ常に矛盾のカタマリだっつーの
それはいいのですが、それを「かっこいい」と形容するのはいかがなものかと。
技術的に一番アレゲな (スコア:1)
VTOL仕様の進捗が、通常離発着型と比べても一番マシというのは、一体どうしたことでしょう。
やはり科学技術が進んだ現代においては、技術的な課題の解決よりも、
魑魅魍魎な各国相乗り仕様決めのほうがよっぽど困なn・・・・・・おっと、誰か来たようだ。
Re:技術的に一番アレゲな (スコア:1)
だからB型が先に出来上がるのは当然と言うか。
Re:技術的に一番アレゲな (スコア:1)
エースコンバットでは、むかーしから、F-35出てましたけど、離着陸は普通にCTOLバージョンですよねえ~。
#エリア88の「ヒバリの巣作戦」(フォージャー使って低空飛行で密林の基地に帰還)みたいな、濃いVTOLゲームきぼー。
さっさと決めてくれないと (スコア:1, 興味深い)
ライセンス生産だろうが何だろうが、さっさと次を決めないと
国内技術者/技能者がいなくなって、運用不能になる方が早かったりして。
防衛航空宇宙の現状と課題について
(北澤防衛大臣殿との意見交換会用資料)
平成22年1月21日
社団法人 日本航空宇宙工業会
# http://www.sjac.or.jp/common/pdf/toukei/H22.1_bouei.pdf [sjac.or.jp]
Re:トピック (スコア:1)
賛成はしないけど、気持ちは解らんでもない。
しかし、具体的な提案をすべきだね。「軍事」なんて言うセクションは無いんだから。
あえて言えば、「セキュリティ」セクションかなあ。
Re:トピック (スコア:2, おもしろおかしい)
明らかに「変なもの」ではないだろ。「セキュリティ」でもないけど。
つーことで、現状ではidolで良いと思う。
Re:トピック (スコア:4, すばらしい洞察)
idleセクションは「暇ネタ」セクションとでも改名していただけるとこういう勘違いは防げると思う。
無駄な混乱を防げるんではないかと思うのでぜひ。
Re:トピック (スコア:2)
本家がidleで、従ってSlashcodeもidleなので/.Jもidle、とかなんとか。
Re:トピック (スコア:2)
それについては表向きはしぶしぶながら強い同意を示さざるを得ないことをここに表明します
Re:戦うところが違う (スコア:1)
まったく無根拠な嘘をばらまく彼ら
なんて言うのなら、少しは根拠となりそうなデータとか文献とかへのポインタを示してはいかがでしょうか。
よくもまぁ妄想だけでこれだけ産業界を悪者視できるもんだ。
Re:戦うところが違う (スコア:1)
残念ながらリスクが0ってのはあり得ません。一旦漏れたら甚大な被害が出る可能性があるのは確かですね。
だから、五重の壁とか言われるように、外界まで出る「頻度」を極限まで小さくすることで、リスク評価値を下げています。
この辺は、基本的にどんなシステムを設計する時でも、考え方に違いはありません。
まぁ説明が悪いから理解できないと言うなら、わからんでもないですが、
危険の可能性は一毫たりとも認めんと言うなら、お花畑から出て来ないでくださいとしか言いようがありません。
原発を全面否定するつもりは無いが
それなら、「まったく無根拠な嘘をばらまく」等というヤツを庇い立てすることはありませんよね。
Re:最後の有人戦闘機? (スコア:1, すばらしい洞察)
> もう戦場のトレンドは、無人になっているので、
それは嘘だと思うぞ。無人戦闘機とか無人戦車なんて全く開発されたことがないし。
こういう話を見ていると、
「これからはオフショアの時代だから、日本人開発者はいらない。」
「日本人に必要なのは要件定義のような上流工程で、それができる人間だけが必要な時代がくる」
みたいな話を垂れ流していたSIerの老害どもを思い出すわ。
他のコメントにもありますけど (スコア:4, 参考になる)
米軍が無人兵器を多く使いだした、というのは彼らが正規軍と戦わなくなったということなんです。タリバンみたいなのは手持ち武器で山にこもって散りますから、普通の戦闘攻撃機じゃ小さくて見えませんし、対戦車ヘリでもオーバーキルです。そこでたまたま敵が対空兵器を持っていても被害が抑えられ、同時に多数を運用でき、少人数同士の戦闘でも活用できるUAVがもてはやされてるんです。
正規軍部隊の前に出したら即撃墜されます。本物の戦闘攻撃機を機能で置き換えられる日はまだ先です。
Re:他のコメントにもありますけど (スコア:3, 参考になる)
もう少し補足すると、相手はゲリラ戦を仕掛けてくるわけで、待ち伏せをしようにも有人機だと中の人が体力的になかなか持たないんですね。何時どこに相手が出てくるか判らない以上、ずーっと待っていなきゃいけないわけですから。無人機であれば燃料が続く限り飛ばすことが出来ます(オペレータは地上にいるから簡単に交代できる)ので、監視-発見-攻撃というプロセスを実行するには無人機の方が都合が良かったりするわけです。
これが相手も戦闘機を持っていたりする場合だと、E-3の様な「空飛ぶレーダーサイト」(有人)を飛ばして周辺空域を監視しつつ戦闘機が空中で護衛する、という流れは現在も変わっていない(はず)ので、上記のような体制が可能なのは相手が強力な対空兵器を持っていないゲリラだから、というのは上のコメントにもあるとおりです。
余談ですが、アフガニンスタンみたいな高地・高温の土地では、ヘリコプターは飛ぶのにも中々苦労するようで、最新の対戦車ヘリでも滞空時間は1時間くらいしかないとか。なのでオーバーキル云々以前にヘリコプターだとアフガンでのこの手の任務は能力的につらいみたいですね。
Re:最後の有人戦闘機? (スコア:2, 参考になる)
元コメではありませんが.
「こんなの」は戦車ではありませんし,2番目の例の「無人機」は戦闘機ではありません.
これは重箱の隅をつつくための指摘ではありません.これらの兵器と戦車や戦闘機は用途が全く異なり,現在のところ戦車や戦闘機を無人化するための技術的な見通しは立っていないのです.
(何を言っているか分からなければ,wikipediaなり何なりで「戦闘機」「戦車」とは何なのかを調べてみてください)
X-45/47にしても,F/A-18Eの後継となるような対空戦闘力は有しません.
そんなわけで,当分の間,米軍といえども生身の兵士を戦場に送り続けざるを得ない状況です.一般の人が思っているほどには「戦場のトレンド」は無人化にはシフトしていません.
Re:最後の有人戦闘機? (スコア:1, おもしろおかしい)
いやいや、最後の有人戦闘機はマルヨンだろ、常識的に考えて。
Re:最後の有人戦闘機? (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:最後の有人戦闘機? (スコア:1)
普通にググれば一発だと思いますが、
F-104は「最後の有人戦闘機」と呼ばれていたんですよ。
その理由は諸説ありますが、ソースはWikipedia [wikipedia.org]によると
だそうです。
まあ、その後もいろいろ有人戦闘機が出てきたあたり、今となっては笑いどころと思いがちですが、
「コンピュータの補助を受けたフライバイワイヤ」が前提になってきてますし、
純粋な手動操縦を考えると、F-104あたりは限界だったんだろうなと考えるとちょっと納得の表現です。
Re:最後の有人戦闘機? (スコア:1, 参考になる)
「ただし、日本じゃあ2番目だ」
当時、冷戦真っ只中のミサイル万能=戦闘機不要論が持てはやされる中で、ロケットに申し訳程度の翼をつけたようなF-104は、マスコミにこぞって「最後の有人戦闘機」と呼ばれたのです。
それだけF-104のインパクトは鮮烈で、オタクやマニアだけでなくちょっと古い世代にとっては、最後の有人戦闘機と言えばいまだにF-104(マルヨン)のことなのだと思ってください。
まあその後もご存知の通り有人戦闘機は無くならず、また同じ事を言われても、最後最後って何回最後があるんだよ、というネタです。
#それだけなのでAC
あ、ちなみに自衛隊で最初の無人戦闘機もF-104J(を改造したUF-104J)なのでよろしく。
Re:最後の有人戦闘機? (スコア:1)
自衛隊もイラクでは無人偵察ヘリを実戦配備してたしね。
市販の産業用自立ラジコンヘリにカメラを載せただけだけど・・・
何気に日本の先進分野らしいです。
軍事利用技術の輸出は御法度なので、各社自主規制して販売先を絞っているって数年前のTVでやってた。
Re:元コメ主だけど(荒らし:上等!) (スコア:2, すばらしい洞察)
全くあなたの論理展開が理解できません.
現在の技術水準では全ての兵器を無人化することは不可能だという話なだけで,誰も無人化に反対だとか人間を戦場で消耗させるべきだとか言ってません.
さらにそれが何故赤紙だの第2次大戦だのの話に繋がるのか謎です.
他でも書きましたけど (スコア:2)
無人航空兵器は敵に航空・対空兵器がないときにしか使えません。
無人地上兵器は敵味方の識別ができません。
現状では無理だと言ってるだけで、賛成反対というはっきりした敵味方をつけて戦ってるわけじゃありません。
ついでに、無人兵器の増加はキルレシオの増加、つまり戦闘における虐殺の側面を増やすことになることをお忘れなく。
Re:他でも書きましたけど (スコア:2)
まぁ、シミュレーションで決着を付けるというのが冷戦だったわけですが。
大差ないでしょうよ (スコア:2)
米ソはそれぞれの検証に基づく軍備の拡張で均衡を保ち、国軍を戦わせる代わりに武器を輸出し、緊張の高まった地域で互いに別の陣営を支援してその結果をもって国の威光を示そうとしたわけですから、シミュレーションと言っても見当違いじゃないんじゃないですかね?
それが良かったかどうかは知りませんよ。個人的には自分がソ連のレーダーに当たる朝の日差しに怯える日々を知らずに済んだことは幸いだったと思いますがね。
Re:他でも書きましたけど (スコア:2)
そりゃ、どんな分野だって進めずに置けば追い越されますわな。ただ少なくとも次の10年、ひょっとすると30年にはそれが出てくることはないでしょう。AIの概念が提唱されてから何十年も経っても未だにチューリングテストを確実に突破するプログラムがないように。
Re:戦闘機って意味あるの? (スコア:1)
確かに脱力しますね。4インチ程度の画面で、どれだけの仕事をできると言うのか・・・。
最低限、ポケットに入る折りたたみ式シームレス20インチ液晶とかが実現しないと無理だろう。