KAMUIの日記: その和名は差別用語です :p 182
日記 by
KAMUI
YOMIURI ONLINE の記事に依ると、
日本魚類学会が魚の標準和名で「差別的な言葉」を含んだものを改名するのだそうです。
参考:差別魚名改名案
改名案に「メクラウナギ→ヌタウナギ」とかありますが「ぬた」には「だらしないこと。しまりがないこと。」なんて意味があったりしますし、「イザリウオ→カエルアンコウ」に至っては語源の「いざる」の意味が時代劇などでもよく見られる「膝行」や、単に「横にずれる」だったりと、単なる「言葉狩り」にしか思えない様なものもあったりして、そんなくだらない事に力を注いでる暇があったら「絶滅危惧種」を救う手だてでも考えろとか正直思ってしまう訳ですが、皆さんはどう思います?
#日記からタレコむ際に「科学」の項がないですが、直りませんか?
参考:差別魚名改名案
改名案に「メクラウナギ→ヌタウナギ」とかありますが「ぬた」には「だらしないこと。しまりがないこと。」なんて意味があったりしますし、「イザリウオ→カエルアンコウ」に至っては語源の「いざる」の意味が時代劇などでもよく見られる「膝行」や、単に「横にずれる」だったりと、単なる「言葉狩り」にしか思えない様なものもあったりして、そんなくだらない事に力を注いでる暇があったら「絶滅危惧種」を救う手だてでも考えろとか正直思ってしまう訳ですが、皆さんはどう思います?
#日記からタレコむ際に「科学」の項がないですが、直りませんか?
魚に差別用語をつけると連想すると言うのなら (スコア:5, 興味深い)
など正確に読み替えた名前か、歴史上の偉人の名前でもつけたらいい。
メクラウナギ→ミヤギミチオウナギとかヘレンケラーウナギとか。
メクラウナギを見て、メクラという言葉を覚えて馬鹿にするよりも、
「ヌタウナギのようだな」→「そうだアイツの事をヌタって呼ぼうぜ」
という具合に言い換えた言葉からも発展するのが差別やイジメだと思う。
太っている人間に「ブタ」と吐き捨てる輩がいるから「ブタ」ではなく
「テンノウ」とか「アッラー」とでも改名すれば解決するのではないか?
というアプローチに似ているように俺は思える。
人間への差別用語とされて消えたものが、動物の学名について残っているから
人間への逆輸入を防止するために動物の学名を変えよう考えた誰かがいるのか。
そんな事をいうのは、動物を研究している人間なのか、差別を研究している人間なのか、
どっちの研究者としても問題の所在を間違えていると思えてならない。
Re:魚に差別用語をつけると連想すると言うのなら (スコア:1)
後、「ブッシュ政権はレイムダック [wikipedia.org]だ」なんて表現を問題にした、って話も聞きませんな。英語のlameは「足の不自由な」「よたよた歩く」と言う意味で、経済用語では「爬行」と訳すようですが、平易な表現では「びっこ」ということになるでしょうね。「lame」や「爬行」がよくて「びっこ」がイケナイ、と言うのはどうしたことでしょうね。インターネットの世界では、DNSの``lame server''なんて言葉もありますね。
Re:魚に差別用語をつけると連想すると言うのなら (スコア:1)
ブラインドタッチは言葉狩りの結果、日本国内でもタッチタイプと呼ばれるようになった訳ですが。
英語表記なら問題ないということはないですよ。
Re:魚に差別用語をつけると連想すると言うのなら (スコア:1)
気になって「ブラインドタッチ」と「タッチタイピング」でググッてみたら、現在でもブラインドタッチと表記する人の方が圧倒的に多いようです。
無論「ブラインドタッチは差別的な表現ですから使わないようにしましょう」というコンテンツも間違いなく多く有る筈なので
「ブラインドタッチという呼び方が現在でも主流」という結論を出せる筈も無いのですが。
それでも「(日本人に)直感的にわかりにくい言葉は定着しにくい」という事は言えると思います。
#そういやどこかのブログで「海外ではブラインドは差別的表現である」って書いている人が居たんですが、
#これって本当ですかね?、わたしゃ英語が中学生レベルの日本人の中年なんで全然知らないのですが。
今回の和名の変更に対するアクションも日々使う人にはそう簡単に定着しないのでは無いかと思えます。
ましてや「イザリウオ」「ヌタウナギ」についてはその言葉の意味で覚えているのではなくもはや「キーワード化」しているのですから
さらに困難を極めるのではなかろうかと思います。
私にしてみれば「言葉狩り(と、言っても良いかと思いますので)」はその言葉で差別されている人の為に行っているのではなく、提唱してる人の功名心や保身の為に行っていると考えています。自分たちの言葉の表現を狭める事をしているのにその効果についてフォローしている資料もありません。分析をしている人はいらっしゃるんでしょうか?
地元の恥を書くような気分なのですが、大阪ではその手の批判を繰り返す団体があり、彼等は「これらの差別表現をなくす事が出来ました」という事を誇らしげに発表しているのですが、その団体とは「(本来は差別が少なくなった事が成果なのに)それを成果として発表するのはおかしい」という事で延々論争になった事があります。
ああ、書いていると段々腹が立ってきた(苦笑)。
Re:魚に差別用語をつけると連想すると言うのなら (スコア:4, 興味深い)
タッチタイプと呼んだ方がいい、という意見を素直に聞いてブラインドタッチという言葉をそもそも知らない人も多そうです。学校なんかで教えられた人はそのタイプになるのではないでしょうか。差別的と思っていなくても、無難な方へ倒してタッチタイプと呼び変えた人も少なくないでしょうから。
ただ、そもそもブラインドタッチ自体が和製英語的な物だったりする罠もありますので、単に海外に合わせてタッチタイプと呼んでいるというのもあります。("touch type"/"touch typing" と "blind touch"/"blind type"/"blind typing" でぐぐるとよく分かります)
なので、ブラインドタッチが言葉狩りに遭ったのは間違いありませんが、ブラインドタッチの場合「元々違うよねー」という点で弱かった、というのはあるかな、と思います。(それでもブラインドタッチと呼んでしまうのですが)
blind が差別的表現であると主張する人は間違いなくいますが、それはあまり多くないように思います。しかし、関西方面の某組織のような存在はあちらでも事情に差がないというだけで (「政治的に正しい表現」に変えようとしている人たちがいますよね) 大勢を占めてはいないものの、小さくない発言力を持っているのはあります。
差別用語として言葉狩りをしている人たちが最も激しい差別主義者だ、というのが私の考えだったりしますが。普段差別意識を持っていない人は差別的な表現となる事は避けても、わざわざ「これは差別的だ」なんて穿り出してきませんから。
あ、あと言葉狩りをしている人って差別と区別の違いが分からない人も多いですね。区別すること = 差別だと思ったりしますね。
関係者ではありませんが (スコア:5, 参考になる)
>そんなくだらない事に力を注いでる暇があったら「絶滅危惧種」を救う手だてでも考えろ
言葉狩りへの批判はわかりますが、この場合はむしろそれは問題の環境に過ぎないと思われます。
標準和名の安定という命題は日本の学会としては非常に重要です。日本にくらしているとあたりまえのようですが、学名と一対一で標準的な母国語の生物名が、あらゆる生き物についているというのは、先人の大変な苦労の元に達成されている世界的に見てもとてもありがたいことなのです。
これがそうした文化を広めるべき博物館などの施設で、まさに教育的配慮から(その是非はともかく)乱れている、というのは、学会として看過できないことであろうと思われます。その意味では、魚類学会はむしろ安直な言葉狩りの風潮の被害者とも言えるのではないでしょうか。おそらくここでされている言葉狩りへの批判のようなことは、種や種名に愛着のある学者の方が強く考えており、忸怩たるものがあると思いますよ。
また、和名関係の検討委員会とは別に自然保護委員会というものもあり、絶滅危惧種等の保全についても個々に調査の上、環境省に要望を出したりなど、相当のリソースを費しておられるようですよ。
言語文化の破壊 (スコア:4, すばらしい洞察)
アシナシ、イザリ、メクラ、オシ、セッパリ、セムシ、テナシ、バカ、ミツクチ
セッパリ(背張)やセムシをセダカ(背高)に言い換えて、何の意味があるのだろう。「イザリウオ」を破棄なんて暴挙としか思えないし、メクラやバカに至っては、熟語に使用例があるから、忌避が広がったら、たまったものではない。言葉は、場面や相手を配慮して使えばいいものだ。
同和などの差別問題で明らかなように、「差別がある」と言いたてることは、利権を確保するテクニックだ(実際、差別言辞を呈する怪文書を、運動家が捏造した例がある)。そういう構図なのだ。従って、差別撤廃運動がある限り、「差別」はなくならないという矛盾が生じる。(自主規制でもなんでも)言葉狩りがあるという事は、特権としての「利権」を容認し、求める風潮が存在する事を意味する。そういうのは健全じゃないという事に、いいかげん気づくべきだ。
Re:言語文化の破壊 (スコア:1)
Re:言語文化の破壊 (スコア:1)
#俺のどこがハゲやねん!ハゲカケタールじゃ!
Re:言語文化の破壊 (スコア:1)
育てるタコがいなくなったら困るでしょ?
[わかってもらうことは難しい。わかってあげることは、もっと難しい。]
Re:言語文化の破壊 (スコア:1)
「メクラ」とか「イザリ」っていう言葉を抹殺するっていう後ろめたさは確かにあるが、そういう言葉を使いたい人や別の表現ができない人が使い続ければ良いだけだし(辞書とか)、生物の名前も時代時代に変わっていくのも普通の事だと思う。言葉狩りっていうのと、社会の価値観の変化による言葉の変化っていう問題は、境目が難しいね。
そういえば、シグルイってマンガでは、メクラではなくメシイって書いてるな。
Re:言語文化の破壊 (スコア:2, すばらしい洞察)
"ガイジウオ"とか"ニガーフィッシュ"とか"ボケロウジン猿"が仮にあるとすれば、、、どう思う?。ガイジだろうがイザリだろうがメクラだろうが、単語が持ってる侮辱の度合いは独立して存在するとも思う。いくら親切で好意的な文脈であっても、「ニガー」も「メクラ」「ボケロウジン」も度合いの違いこそあれ、本質的には侮辱語だと思うんだけど、これは個人的な感覚の差かな?。私も、言葉を狩れば差別がなくなるとは決して思ってないが、下品なレッテルや無神経なククリが弱者への差別を助長している側面は今までもあったとも思ってる。これも個人的な感覚なんだけど。文脈や客観的事実以前の問題として、言葉そのもので本人や家族が傷つくケースは普通にあり得ると思う。親戚をボケロウジンと呼んじゃうとか、そりゃどんなに好意的文脈であってもムカツカレルわけね。
っつーよりね、、、、文脈や命名に悪意があるとかないとか、命名の歴史的正当性としてこの話をとらえる事もできるが、「もはや時代にそぐわなくなってきたレッテル的死語だし、命名法から消えるよ」っていう話だったとしたら、言葉が切り替わるっていう普通の国語的デキゴトのようにも思う。
この手の変更は無意味 (スコア:4, 興味深い)
現在悪口と思われている言葉に別の言葉を当てたところで、幾年かのうちにその言葉が差別用語になっているだろう。
# 時が言葉に付加価値をつける。
# 英和辞典を開いてみれば、英語での「元の意味」以外の「派生した意味」の数も口汚さも日本語の比ではないと感じる。
言葉は、時間によって変化する。古い意味で使う人が減り、新しい意味で使う人が出てくる。新たなイメージが加わる。そうして言葉は進化する。
いい意味じゃないから避ける。使用を避けるどころか、存在すら忌む。言葉に罪はないというのに。それは、言葉の進化を否定することであり、今まさに語彙数を自ら増やそうとしている日本語の、表現できる幅を自ら狭めているのではないか。
# 「めくらの青年」と「盲目の青年」と「光を失った青年」で思い浮かべる人間像は完全に一致するだろうか?それぞれ、同じシーンで使える言葉だろうか?そこにはイメージの誤差や意味のブレがあるはずだ。
# ずいぶんとエラそうだけどID。
openDoe-Ming Ver.0.72.9beta
Re:この手の変更は無意味 (スコア:2)
みたいな感じですか。
Re:この手の変更は無意味 (スコア:1, おもしろおかしい)
「バグ」→「仕様」
「デバッグ」→「仕様変更、追加なので費用が発生します」
・・・あれ?
Re:この手の変更は無意味 (スコア:2, すばらしい洞察)
「知的障害児」を「チショー」とか「ガイジ」とか
「適切な」言葉であっても、その対象を蔑む意志があれば
なんでも差別語になっちゃいますね。
Re:この手の変更は無意味 (スコア:2)
「差別用途の」単語として認識され定着してしまうこともありそうです。
そもそも差別 "用語" ですから、「この言葉を使った人は差別的意図をもって発言しています」
という決めつけをしているに等しいわけです。"差別用語" 認定とは。
# AC「臆病な」が 差別用語になったら……?
「差別用語」などありません (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:「差別用語」などありません (スコア:1, すばらしい洞察)
もともと差別する心を持ってる奴が、差別する目的で使ってた言葉がある。
それを、べつに差別する心を持ってない奴が全然関係のない時に(魚の名前に
なってるから、などの理由で)口にしないといけないのは、居心地が悪い。
差別する心があると誤解されるのもしゃくだし、人がいやだといってる言葉を
避けるくらいの配慮はあってもいいじゃないか、ということでしょう。
公共の場では、卑猥な言葉や、罵倒するような言葉を避けるのと、同じような
ことでしょう。
差別する心をどうするか、というのは、また別の問題。
Re:「差別用語」などありません (スコア:2, すばらしい洞察)
>その筋の運動家が、「これは女性差別のナニモノでもない」とゴネりだせば
>差別問題に発展するかもしれない。
うーん、それってどこがどう差別なのかが私には理解できないのですが…コネクタ類のオスメスはどっちが支配的なんて関係じゃないですし、それを差別と結びつけて考えるとすればそれは既にその人の脳内にオス/メス間で上下関係ができあがってるということを端的に表しているだけで、自爆ですか?と思わざるを得ません。
※差別=不当差別と読み替えました。形状に差異があることで区別するのには問題はないですよね?
Re:「差別用語」などありません (スコア:2, 興味深い)
20年くらい前はセックスチェンジャーって呼んでいたと思うのですが、いまジェンダーチェンジャーと呼ばれていますよね。(英語でググるとsextとgenderは拮抗しているようですが、)
コネクターのオスメスは、男女とは言わず雌雄という単語、英語でもman/womanじゃなくmale/femaleを使うことからも、性器の形状から連想されたことがほぼ明らかです。
しかし、生物の性を示すsexが性行為をも示すため使うのを憚ったのだと思いますが、genderをつかっておりますが、これは、主に社会的な性を示す単語であるわけで、この誤用あたりが
きっかけでオスメスが排斥される可能性はあり得ると思います。
それ以前の問題として、おじさんが部下の女性に、
「装置の後方に設置されているコネクター形状を確認して適合するケーブルを持ってくるように」
という意で、
「ねえ後ろ回っておしりが、オスかメスか調べて刺さるヒモ持ってきて」
などといったらセクハラ扱いされるおそれがあるので、すでに使いづらい単語ではありますね。
昔(おじさん同士で・・)セントロニクスのコネクターはオスなのかメスなのかタコ問答(をっと差別用語??)をしたことがございます。
Re:「差別用語」などありません (スコア:2, おもしろおかしい)
差別用語だ〜 (T_T)
まーおちつけ (スコア:3, すばらしい洞察)
わざわざ「ぬた」の意味を調べてきたりとか、ちょっとイタい気がしないでもない。
編集者の方には、「これのどこがアレゲ?」と、いちおう疑問を呈しておきたいですね。
Re:まーおちつけ (スコア:1)
スラドでとりあげるべき話題かどうかはわからないですけど
#ACは価値ある発言してください
言葉狩りでもないような (スコア:2, 興味深い)
Re:言葉狩りでもないような (スコア:5, すばらしい洞察)
差別とは、思想の問題で、表面上の問題だけを取り上げても解決にはならない。
なのに、表記だけを取り上げて論うのを言葉狩りと呼ぶのでしょう。
であれば、「躄(いざ)り」「膝行(いざ)り」と言う言葉をその中身の思想を抜きに
別の言葉に置き換えることは、言葉狩りそのものです。
一方で、思想の自由は保障しなければならないことになっているので、
それがたとえ差別思想であっても、その自由は保障しなければならないし、
具体的な行動でなく、差別的な思想を持っていると言うだけで取り締まるわけにも行かず、
差別は難しい問題なのです。
Re:言葉狩りでもないような (スコア:5, 参考になる)
「イザリは、足が不自由な方のこと」と一つの意味しかないような発言をするのはどうかと思います。
「いざり」には、辞書にも二つ意味が載っています。 [goo.ne.jp]
魚の命名の際に、どっちの意味で使われたかを考えると、
二つめの意味で「足が不自由な人みたいな動き方するから、イザリウオって名前にしようぜ」としたと考えるより、
一つめの意味で「海底をいざってるから、イザリウオって名前にしようぜ」という理由だと考えるのが自然です。
それを「差別用語だから」と一律で引っ込めようとするから「言葉狩り」と言われてしまうのでは?
Re:言葉狩りでもないような (スコア:3, 参考になる)
差別用語っていっても昔の差別用語なので、年配の人が気になるぐらいなのかな?
今時メクラやら、ツンボやら使うことないですし。
神経質になりすぎじゃないかと思いますけど。
#ACは価値ある発言してください
盲や聾は今でも使う (スコア:2, 参考になる)
はたして誰のための言葉狩りなのか疑問に思わざるを得ませんね。
悪意ある言い換え (スコア:5, 興味深い)
これは偽善というより悪意そのものではないでしょうか。
Re:言葉狩りでもないような (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:言葉狩りでもないような (スコア:4, 参考になる)
世界中の人が突然視力を失うって話なんですが、日本語訳にはモロに「めくら」って言葉が多用されてます。
多分、このご時勢ですから絶版になってるでしょう。
これを読めばわかるんだけど、「めくら」には全く差別的なニュアンスがないんですね。
むしろ、作中では障碍にも関わらず強く生きていると賞賛されています。
差別ってのは差別する言葉が問題なんじゃなくて、差別する人の心が問題。
もともとオーストラリア人を差別するための「オージー」って言葉も、差別がなくなれば問題なく使われる。
逆に、言葉を狩っても、差別を残しては意味が無い。
「白痴」を「知的障碍」と置き換えても、「知障」「池沼」なんて言葉が生まれて結局無駄になる。
言葉狩りってのは、巻き添えで文学作品を潰すことはあっても、差別そのものは潰せないということでしょう。
何が一番嫌かって、被差別者自身が主張しているのではない言葉狩りです。
保護者気取りの人々の自己満足が見え隠れすることに虫酸が走ります。
障碍者に必要なのは協力者や理解者であって、保護者ではないはずです。
障碍者を健常者と対等の存在と認めるのであれば、保護者面することは失礼なだけだとわかるでしょう。
保護者気取りの人たちってのは自分では善意のつもりなんでしょうけど、結局心の中で障碍者を見下してるから保護者面になる。
本気で障碍者のためを思うなら、自己満足でしかない保護者気取りはできないはずなんですけどね。
誤解の無いように付け加えるなら、もちろん障碍者と対等に向き合う協力者の人は、正しいと思っています。
//絡まれそうなのでAC
Re:言葉狩りでもないような (スコア:3, 興味深い)
だから・・・ (スコア:1)
別にイザリウオっていうのがあるだけで、差別になるんですか?
なるわけがない。別に足を引きずっている人をみて、「びっこひいてるね」といっても
そこに差別は何ら存在せず、ただ単純に状況を言っているに過ぎないんですよ。
これがもし「びっこwwwwwwwwwwww」となると、話は別ですけどね。
だからこそ、表面上のみでこんなことをするのは、反対。
これまで通りにイザリウオは、イザリーって言いますよ、自分は。
Re:だから・・・ (スコア:1, すばらしい洞察)
B「目が見えないのかよ、迷惑なやつだな」
C「ち、めくらかよ」
A,Bどちらがひどいかと言えばBだよなぁ?
Cが一番ひどいが。
差別意識ってのは言葉に出るもんじゃないんだよな、態度だと改めて思う。
#ちょうせんめくらちびごみむし←昔は放送で聞かれたものだがいまはどうかなぁ?
魚なんてまだましです。 (スコア:2, おもしろおかしい)
> 動植物や昆虫などにも差別語を含んだ標準和名が多いだけに、他学会にも影響を与えそうだ。
誰かメクラチビゴミムシダマシ [potalaka.com]にもっとましな名前をつけてあげてください。
どれが差別用語? (スコア:2, すばらしい洞察)
日常で使用しているのですが、それで被害を被る人はどれくらいいるのでしょうかね。
「ヲタク」や「引きこもり」、「お役所仕事」のほうが差別的な意味を含ませて使われているように感じる。
名称を変えたって今度はその新しい名称が差別に使われるだけなのにね。
Re:どれが差別用語? (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:どれが差別用語? (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:どれが差別用語? (スコア:1)
もっとサービスしてくれと小一時間(略
#ん?何か違った?
Re:どれが差別用語?(オフトピ) (スコア:1, 興味深い)
「○○部落」というふうに使っていますね.
小学校時代に教師が部落問題について洗脳的な授業ばっかやってたせいで
最初は違和感感じてました...
#社会の時間に,しかも小学校時代に二十時間位使われた気がする...
#つか,他に教えるべき事は無いのかい,と小一時間(ry
ずいぶん感情的なタレコミだな (スコア:1, すばらしい洞察)
名称変更と種の絶滅危惧は全然別の話じゃん。
問題にしたいからタレコんだんだろうに (スコア:1)
とういのはいかがなものか?
まぁしかし、どうでもいいというのは同感。
数十年後とか数百年後に
「一般に言葉狩りと言われ、歴史的経緯等に考慮も無く
原論の自由すら制限を受けた民主主義の時代があった」
とか書かれるんではないかな〜と想像。
Re; その魚の標準和名は差別用語です (スコア:1, 参考になる)
昔気になった事があるのでググってみました。すると、
> 検討課題とされた「和名における差別用語の扱い」に関しては,「日本昆虫学会の
> 差別用語検討委員会の答申に基づいて不適切な用語と見なされた部分を含む和名は
> 基準和名として用いない.このような和名しかない場合は,基準和名として新称を
> 用いる.差別語を含む和名は異名として扱う.」との基本方針が確認された.
<http://wwwsoc.nii.ac.jp/entsocj/2004/04-006-s.htm>
との記述が出てきて、異名として扱うという解決法があるんだ、と納得しました。
ブラインド (スコア:1)
差別用語になっているとのこと。それを言い換えて「タッチタイピング」
が主流らしい。
#愛は盲目=ラブ イズ ブラインド=愛はめくら・・・いいのか?
そういや、アホウドリは差別用語を含んだ動物名に入らないのかな?
-- gonta --
"May Macintosh be with you"
Re:ブラインド (スコア:2)
完全に違います。
と言うか上手い"すり替え"だなぁと感心はしてしまいましたが。
Blindは文字通り[妨げた/塞いだ/閉じた]の意味があり、現在でも英語圏では視覚障害者に普通に使われます。
元々のBlindが視覚障害者をも含む"目の見えない"という意味しかないのに(差別がないわけではないので注意)
ブラインド=めくらと訳し(1)、さらにめくらは差別語(2)だから、Brideは差別用語(3)と結論づけるのは無理があります。
Bride-Touchを「視覚障害者打ち」や「目隠し打ち」と訳していても、同じように問題視したのでしょうか(笑)
タッチタイピングも一部の人権擁護団体の造語ですが、日本以外では普及していないと感じます(体感としてですが)。
ちなみに日本では知られていませんがColoredやBlack、Yellowと並んでWhiteも相当な侮辱や差別に使われます。
ただ欧米の差別というのは言葉ではなく態度や意思を指すので、全く同じ言葉や単語でも印象で変わります。
Negroのような由来の言葉でもない限り禁止するという発想はありませんし、むしろそっちの方が正気を疑われます。
思いやりや表意文字文化の弊害と言えなくも無いですが、
事なかれ主義も大概にしないと、単にNoisyMinorityやSquaterの言い成りになってしまいますよ。
Re:ブラインド (スコア:2, 参考になる)
ブラインドタッチ、タッチタイピング、この二つの言葉の語源について語っている資料は非常に少ないのですが、一部の人は「海外ではPCが生まれる前からタイプライターが存在していた。タイプライターは元々は力が必要な道具だから叩くようにしてキーボードを操作していたのではないか?非常に早くタイピングする人の動きを『触れるようにしてタイピングする』という意味でタッチタイピングという語句が生まれたのではないか?」と考えていらっしゃいます。転じて日本ではタイプライターを使う文化がありませんでしたから、「キーボードを見ずに触る事ができる」という事でブラインドタッチというより直接的な言い方が定着したのではないか、ともおっしゃっていました。
#これらは伝聞なので「ソース見せろよ」と言われると非常に困ってしまうのですが・・。
話を戻すと「英語圏ではブラインドタッチはめくら打ちの意味」とか「英語圏ではブラインドタッチは差別的な言葉である」というのは見当外れです。
言葉そのものが無いのですから意味さえもわからないんじゃないでしょうか。
#実際にどう感じるかはネィティブな人達に聞かないとわからないのですが。
で、タッチタイピングを「人権擁護団体の造語」と言い切るのは少々乱暴に過ぎるのではないかと思います。
それでも、私は「差別は言葉ではなく考えや態度で示される物である」という論には同意します。
#この論争の当時、
#「ブラインドタッチという呼び方は日本ローカルだから英語式のタッチタイピングに改めていこう」と
#いう指向であるのならば言い換えに対して反感を持つ人は少なかったと思うのですが、
#当時は「ブラインドタッチは差別的な表現だから使うな」ですから反感を持つ人(私もその一人)も多かったですね。
#私なんかは未だに反感をもっていますけれど(苦笑)
学会での名称変更 (スコア:1, 興味深い)
ヌタウナギ=メクラウナギ (スコア:1)
wikipediaの無顎類 [wikipedia.org]でもメクラウナギ Mixine garmani、ヌタウナギ Eptatretus burgeriと別種扱いですね。
旧メクラ→ヌタ
旧ヌタ→?
ということ?
Re:ヌタウナギ=メクラウナギ (スコア:1, 参考になる)
種以外
旧メクラ→ヌタ
種
旧メクラ→ホソヌタ
旧ヌタ→ヌタ
になるんじゃないかと。
また、ヌタはヌタウナギの特徴(ヌタウナギはその名前のとおり大量の粘液を分泌する性質を持ち [tokushima.jp])からきている言葉のはずなので、近縁の別種に名前を譲ってしまう事が既に有り得ない事に思えます。他の生物の例にしても、アンコウ目とイザリウオ亜目が統合されてカエルアンコウ亜目になったりして学名と一対一にならなくなってしまいます。生物を表現しない言葉で生物を分類したり学名とは関わりのないルールで分類されてしまっては、標準和名の存在意義がただ読みやすいだけになってしまいますよね。
イチイチ口を挟む人が出現するなら、学名を和訳してしまった方がいいんじゃないかと考えてしまいます。
俯瞰しよう。何事も俯瞰しなくちゃ駄目だ。