血液提供を呼びかけるチェーンメールはガセ 255
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
ここ数日、RHマイナスB型の血液が不足しているので、該当者は関係機関(日本赤十字社やある大学)に問い合わせろというメールが氾濫しているようだが、日本赤十字社は「B型Rhマイナスの輸血用血液は不足しておりません。」とチェーンメールが誤りだと指摘している。慌てて知り合いにメールを回したり、関係機関に問い合わせないよう気をつけてください。
私の県のローカルテレビ番組でもチェーンメールの内容を間に受けて呼びかけた後で、誤りだったとお詫びしていました。
なお、一般論として、普段からの献血は歓迎されるので気が向いたら献血所に足を運ぶのもよいかもしれません(日本赤十字社の献血呼びかけサイト)。
よかった。 (スコア:5, おもしろおかしい)
おふとぴ (スコア:5, 参考になる)
親類からもらうくらいなら赤の他人からもらった方が安全なのですね。
というのは、輸血による合併症の中で最も恐ろしい「輸血後GVHD」というのがあるからです。
移植血に含まれる抗体は受血者を攻撃する(異物と認識する)のに対し、
受血者の抗体は移植血の抗体を攻撃しない(異物と認識しない)ことにより生じると考えられています。
例えるなら、攻撃的かつ増殖的なウイルスを人体の側から全く攻撃できないようなものです。
つまり、抗体のタイプが近いほど発生する確率が高いと考えられます。
この輸血後GVHD、発症すると99.99%助かりません(万一助かったらCaseReportモノ)。
近年では輸血前の放射線照射により輸血後GVHDの確率は著しく低下しましたが、
近親者間の輸血にはこんな危険が存在しているというわけです。
まあ近親間でも、放射線照射をしっかり行えばリスクはそれなりに軽減できるのでしょうけど。
Re:おふとぴ (スコア:2, すばらしい洞察)
現実的に考えると、そのような設備のある病院で血液の在庫がないはずもなく。
トリアージが行われるような状況であればまた違ってくるだろうけどね。
Re:おふとぴ進行中 (スコア:2, 興味深い)
Re:おふとぴ進行中 (スコア:2, おもしろおかしい)
ぐらいならこのあたりでは当たり前じゃね?それはProgris Riportか。
釣られてみる (スコア:5, おもしろおかしい)
歴代のOBまで含めて集計して、せめて10000人ぐらいで傾向分布を見てからものを言うべきです!
これだから、芸術家肌のB型ってやつは… :-)
デジャヴかと… (スコア:5, 参考になる)
ほかにも「RH-の献血お願い!」という事件があったような。数年程度の周期性があるかも?
Re:デジャヴかと… (スコア:2, 興味深い)
タレコミにもある鉄腕DASHの企画と称したチェーンメール [srad.jp]は、本文中に「8/24(日)」という日付と曜日が入っているため、
元々1997年に流れ始めたものが、8/24が日曜日になる2003年に再流行しました。
今年も8/24は日曜日なので、また流通してきそうな気がします…
Re:デジャヴかと… (スコア:4, 参考になる)
> そもそもそういう血液型ならチェーンメールで探す以前にデータベース化されているだろうか
国際輸血学会に稀な血液型作業部会とかあって、国際的にデータベース化されています。
どのぐらい稀かというと、これぐらい [jrcs-kanagawa.org]。
チェーンメール回覧するくらいの"善意"があるなら (スコア:4, 興味深い)
手間は一度登録の作業を受けるだけ、
それから、たまに来るかもしれない献血の依頼に受けられる範囲で協力するだけ。
(HLA適合の献血依頼がたまにある場合があります)
その先、骨髄液提供のドナーとなる可能性もあるけど、経験無いのでそれについては私には良く分らない。
この手のチェーンメールって、「あなたは善人?それとも悪人?」という踏絵を踏まされているようで、気分が悪い。メールを回覧することで、自分に「善人」のレッテルを貼ることは出来るかもしれないが、それだけの話なんです。
私が骨髄バンク登録の理由を第三者に話すときは、「献血ルームに行くとジュースが飲める」「DVD見られる」「効果的な時間潰し」。そして、「チョットした自己満足」、その程度のものです。
そういった気軽なモチベーションでもなければ続かないとも思う。
チェーンメール回覧するくらいの"善意"があるなら、骨髄バンクに登録してみては?
「ちょっとした自己満足」で幸せな気分になれますよ。
Rh+のありふれた血液型のあなたでも、役に立てるチャンスが増えます。
普段、人命の重さを大仰に語り、その癖自分ではチェーンメール転送程度の事しかせず、自分が危機に瀕したとき、助けを受けるのは当然と語る輩には正直吐き気を覚えます。
気軽なモチベーションでいいんです。それを継続してみては?
うちには (スコア:4, おもしろおかしい)
献血は無条件に歓迎されるわけでもない (スコア:3, 興味深い)
Re:献血は無条件に歓迎されるわけでもない (スコア:2, 興味深い)
赤血球はどんどん生産されますが、どんどん破壊されてもいるので回復は穏やかです。
ま、ゆっくりやりましょう。
Re:献血は無条件に歓迎されるわけでもない (スコア:2, 興味深い)
一度血液を抜いてトレーニングした後で酸素を加えた血液を戻し、体内の酸素摂取量を増加させて高負荷に耐えられるようにする。
2006年あたりにスペインの医師が欧州の自転車競技で多用したのが発覚して当時のチーム監督やらトップ選手やら次から次へと解雇されたり追放されたり引退したりして有力選手ががらりと入れ替わったなんて笑い話にもならない話に。
ふしぎ (スコア:2, すばらしい洞察)
善意のチェーンメールにこそ本気出してほしい (スコア:4, すばらしい洞察)
なにせ、善意でやっている人は警察に呼ばれるくらいしないと自分の間違いに気づかないので。
昔のことだが、愛知万博関連で役所などにFAX爆弾を落とすような依頼をチェーンメールで流すように「堂々と」依頼した人がいた。
当人には善意だったから周りがいくら注意しても理解できない様だった。
これが善意でなく悪意から発生したものならもっと簡単に決着ついたのに...
Re:善意のチェーンメールにこそ本気出してほしい (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:善意のチェーンメールにこそ本気出してほしい (スコア:2, すばらしい洞察)
それが悪いことだという認識がないのですから。
献血ルームは快適 (スコア:2, 興味深い)
都市部の献血ルームは過剰なくらい快適
例えば池袋だと、階下のロッテリアから補給されてるバーガー食えて、漫画も読めて、テレビもあって、なんだか売血してる気分すら…
それだけ人が来ないってことなんだろうな…でも、やりすぎじゃ?
Re:献血ルームは快適 (スコア:1, すばらしい洞察)
# 献血ルームの前を通る時は大抵薬を飲んでいて献血できない
Re:献血ルームは快適 (スコア:1)
その場で基準外の血液に変わっちゃいそうですね。(そんなに時間かけて血を取らないだろ)
# 輸血経験者は献血が出来ないのがなんとも。
平和ぼけって怖いね (スコア:5, 参考になる)
日本赤十字社の活動の財源 [jrc.or.jp]
日赤は独立採算です。公共事業ではありません。
献血してくれる人を呼び込むために快適な空間が
必要だから、それだけの設備を整えただけのこと。
「身内の手術のために、献血手帳を集めた」
みたいな話を、全く知らない人さえいるんですね。
最近の医療軽視は、命の危険が遠ざかり過ぎたのが
原因ってことでしょう。
Re:平和ぼけって怖いね (スコア:2, 参考になる)
昔あった制度ですから、若い人なら知らない人がいても不思議じゃないでしょうね。
けんけつ・どっとこむ http://www.kenketsu.com/jp/j4211.html [kenketsu.com] より
Re:平和ぼけって怖いね (スコア:2, 参考になる)
Re:平和ぼけって怖いね (スコア:4, 参考になる)
ことだそうですが、特定の期間中、1週間滞在していただけで献血できないという
今の措置は、英仏の牛肉由来の vCDJ 発症率を考えると、すこし過敏過ぎると思います。
実際、輸血や血液製剤が必要となる手術や疾患は深刻なものですし、ただでさえ低い vCDJ の、
さらに実例すら見つかっていない輸血を通した感染を防ぐために献血できないなどというのは、
まさに羮に懲りて膾を吹くというか、リスク分析ができておらず、目先の安心感のために
長期的な危機を招きかねない例なのではないかと思うのですが。
もちろん、血液は十分にたりていて、ほんのすこしのリスク排除のために献血量が減っても
さして問題がないというのであればその限りではありませんが。
Re:献血ルームは快適 (スコア:2, おもしろおかしい)
ほとんど廃止になりました。これも市民の要望を叶えただけなので
批判されるいわれはありません。反市民的言動は慎んでいただきたい。
Re:献血ルームは快適 (スコア:2, すばらしい洞察)
あなたのその反民主主義的、反言論の自由的発言も許されているのですから。
Re:献血ルームは快適 (スコア:2, おもしろおかしい)
献血神が血をうpするだけで助け合う時代は終わったよ
Re:献血ルームは快適 (スコア:3, 興味深い)
もっと分かりやすい日本語で書くと、要はヤクザくずれの手配師がドヤ街回って
浮浪者集めて供血ルームへ連れていっていたんですね。もちろん上がりの一部はピンはね。
もちろん、感染症についてリスクの高い人の確率は高いです。残念ながら。
自分が病気したときにそんな血液入れられたら怖い、善意の人の献血以外は欲しくない、
その代わり健康な時に自分が献血しておこうってのは普通の健全な思考だと思いますけどね。
Re:献血ルームは快適(オフトピ) (スコア:4, 参考になる)
赤字ですね。
血液事業が148億円赤字 [asahi.com]なんてのも記憶に新しいかと。
これを受けて(?)血液センターの統廃合などを進めてますが、検査自体を縮小するわけにはいかないのが難しいところ。糖尿病検査もはじまる [iza.ne.jp]ことだし。
ちなみに代表的な輸血用血液製剤の値段を以下に。(薬価サーチ [okusuri110.com]より)
赤血球濃厚液-LR「日赤」(献血された全血から白血球を除去して、遠心分離で血漿部分を除いたもの)
400 mL全血献血由来相当:16,338円
新鮮凍結血漿-LR「日赤」(献血された全血から白血球を除去して、遠心分離で血漿部分を集めたもの)
400 mL全血献血由来相当:17,414円
濃厚血小板「日赤」(成分採血。通常、血液1 mL中に血小板は1.3~4*10^8個)
4*10^11個(20単位相当):153,610円
一個一個に対する製造原価とかがわかればいいんでしょうけど、さすがにそれは無理でした。
血液バッグ自体は5,000円くらいと聞いた覚えがあります。
あと、血小板以外は足が出るとか。
Re:献血ルームは快適(オフトピ) (スコア:3, すばらしい洞察)
そのくせ密接に関係してるものほど疑わない。
逆じゃなきゃいけないのにね。
対応の不備 (スコア:2, すばらしい洞察)
チェーンメールがいけないって説明はマスコミも赤十字(説明する立場にないが)もしていない。
故に、「正しい内容ならばOK」と暗に解釈してしまい、チェーンメールは無くならないのでした。
人は動くが、信頼性がない (スコア:2, すばらしい洞察)
「パソコン通信で見知らぬ人に呼びかけて世界中のいろんな人が動いて病気のほにゃららを救った」
というドラマがあって、幼心に衝撃を受けたのを覚えています。
チェーンメールは、内容を担保するもの(者)が存在しないのが一番の問題だと思います。
本気でこの方法を使うなら、最低限、発起人の署名(電子署名つき)と成果報告サイトぐらいは欲しいところです。
# チェーンメールそのものは嫌いです。ただミラクルを信じたいだけ。
# んでmixiなんかで一時期流行ってた「地雷バトン」は無条件に嫌いです
同僚に来てました (スコア:2, 興味深い)
本文見させてもらったら、
募集している(ということになっている)人の名前と電話番号が書いてありました。
#こういうのがチェーンメールじゃないかと指摘するのって結構人格疑われそうで怖い
Re:同僚に来てました (スコア:3, すばらしい洞察)
そうやって人の心を掻き乱すのがそのメールの狙いです。
更に、3歳B(Rh-)の危機、という状況の演出で、より騒ぎを効率的に大きくすることが出来ます。
チェーンメールを転送しなければ「人格を疑われかねない」という状況にメールの受け手が追い込まれることを、最初の発信者は楽しんでいるのでしょう。
加えて、確率的にB(Rh-)の人が少ないが故に、そのチェーンに参加しても、実害を受ける人ない。故にチェーンの輪が大きくなりやすい。
「実害を受ける人はない」、と書きましたが、B(Rh-)の人にチェーンメールが届いたとき、その人には相当なプレッシャーになることでしょう。そんな意味で百害あって一理無しのチェーンメールです。
ですから、本気で相手にする必要はありません。
でも、それをきっかけに、忘れかけてた献血を思い出し、出かけた先で条件が許す範囲で献血をしてみる。
それで良いじゃないですか。
Re:同僚に来てました (スコア:2, 興味深い)
なかには、わざわざ印刷して社内回覧しちゃう人が居たりするわけで
「あー、これチェーンメールだよ」と指摘して嫌な人と思われるのもなんなので、そのままチェックして次の人に回すのでした。
意外と回覧された人、皆おなじこと思って回してたりして
オフトピ (スコア:1)
サイトが見れなくなっていますよ。
http://srad.jp/article.pl?sid=08/02/23/0419206 [srad.jp]
↑
フィードで送られてきた記事URL
http://srad.jp/article.pl?sid=08/02/23/0419207 [srad.jp]
↑
多分、本当の記事URL
Re:オフトピ (スコア:1)
http://srad.jp/slashdot.rdf [srad.jp]
のものです。
Re:オフトピ (スコア:1)
すいません。新しいものに入れ替わるとおもいますので、しばらくお待ちください。
Re:オフトピ (スコア:1)
更新したら直りました。
こちらこそお騒がせしました。
Re:実は内心、、、 (スコア:3, 参考になる)
むしろ平素から淡々と一定量が確保できるのが理想なのでは。
だから、赤十字にとってもチェーンメールは迷惑なだけ。
#なぜかふと、吸血鬼が賞味期限切れだといって赤十字を訴えている姿が思い浮んだがそれは無関係。
Re:実は内心、、、 (スコア:2, 興味深い)
Re:実は内心、、、 (スコア:2, 興味深い)
総務が放送で「RH-のB型の血液が特に足りません」って放送してたよ…
もしかしてこの話をそのまま流したんじゃないか??
「RH-のB型の人なんてこの事業所にいないんじゃないの?」って
話をしてたとこでした。
#会社がばれるかもしれないのでAC
Re:実は内心、、、 (スコア:2, すばらしい洞察)
深夜1時頃、仕事帰りに来た人の血って、
やっぱいただけませんわな。
Re:実は内心、、、 (スコア:1)
あ、加熱製剤とか非加熱製剤とかあったっけ…
Re:実は内心、、、 (スコア:5, 参考になる)
緊急時に連絡して良いか聞くという対応を既に行っていますよ。
私はA-ですが2度目の献血の際、「緊急時に献血を求めてよいか」と聞かれOKしました。
今まで2度ほど連絡が来て献血してます。
Re:実は内心、、、 (スコア:5, 参考になる)
昔は、血液センターから年賀状が届いていました。つまり、万一に備えて、ちゃんと生きてて
その住所に住んでるか、毎年 pingを打たれていたわけです。(笑)
>あ、加熱製剤とか非加熱製剤とかあったっけ…
オフトピですが、
血液製剤で肝炎等に感染された方々に対する国や厚生労働省の対応を厳しく批判する人たちを
ときにニュースで目にすることがありますが、
「なら、君らは安全な血液を提供したことがあるの?」
と思ったりします。
単にいつものチェーンメールばなしで終わらずに、こころある人たちに
「ところで血液の国内自給率はどうなっているのだろう?」「なんでヤバイ血を使ったの?」
とか思いをはせてもらえれば嬉しいのですが。
Re:実は内心、、、 (スコア:1)
記憶しているけど、数日先の分が足りないなんてことはあり得ないでしょう。
私も学生時代何度かやりましたけど、今は完全に薬漬けなので無理だろうな。
Re:忘れようとしても思い出せない(スコア:-1, 参考にならない) (スコア:2, 参考になる)
話が多すぎてどのエピソードかは忘れましたが、極初期だったような…。
Re:デスマーチな血でもいい? (スコア:3, おもしろおかしい)
献血の途中でめまいに襲われ、献血が終わった後ふら付きながら献血室を出ました。
やばいと思って大急ぎでジュースなどを飲みあさり、その日は早めに会場を後にしました。
危険なので体調が悪いときの献血はやめましょう。
「ちゃんと睡眠をとっているか?」と聞かれたとき、移動中の仮眠も含めてれば
2時間は寝てるし大丈夫と思って「はい!」と答えたのがいけなかったんですかね?