これから力を入れるべき発電方法
- 選択肢が少なくても文句禁止。だって、そもそもがジョークだし、場所は有限だし、選択肢を決めるのに事前投票なんてできないから。
- なんか良い投票ネタがあったら是非タレコんでくれ(国民投票用と明記)。毎回かなり悩みまくりなんだな、これが。ぶつぶつ言わずに助けてくれよぅ。
- この投票はとってもテキトーだ。四捨五入の誤差、投票マニア、ダイナミックなIP、 システムのバグ、プロキシーやファイヤウォールなんて考慮しちゃいない。統計だと思って このデータを大事な事に流用しようと思うなら小学校からやり直しましょう。
処理中...
火力といっても循環型の火力発電で (スコア:3, 興味深い)
一番期待しているのは、藻類を使った [bloomberg.co.jp]バイオ燃料で、火力発電所や石油コンビナート、ガソリンまで作っちゃう奴
(作る油の種類が、重油に近い成分のため、バイオエタノール等とはちょっと扱いが異なる)
ざっくり60万ヘクタールの土地が必要と言われているけど、不謹慎かもしれないが、ちょうど今それだけの
まとまった使えない土地が存在している。
原発事故で立ち入れない30km圏内の土地、再建が困難な津波被災地、他にも作付け出来なくなった田畑など
今後5年、10年かけて再生しなければ行けない土地だし、燃料なら風評被害などもクリアしやすいし
多少のコストアップは補助で行けると思うし、いいとおもうんだけどなぁ
Re:火力といっても循環型の火力発電で (スコア:1)
まあセルロースなんか直接燃やせば発電できるでしょうけどね。
#こんな遺伝子組換え菌ばら撒いたらそれこそバイオハザードかな。
Re:火力といっても循環型の火力発電で (スコア:1)
「バイオエタノール (ブタノールも) でカーボンニュートラル」という話は良く出ますが、結局、発酵に適したモノはバイオマスのほんの一部で、必要なリソースの割に回収率が悪いと思うんですよね。
「バイオマスから液体の燃料を得る」と言うなら、有機物をテキトーに化学的な処理 (乾溜等) してやれば得られるメタノールの方が、汎用性が高い方法だと思うんだがなー。
メタノールはもっと注目されてもいいと思う。
メタノールなら余剰電力の利用として、エネルギー備蓄物質として生産し易いし、安定に備蓄できるし、安全な輸送も容易、もちろん、燃やして良し燃料電池に使っても良しで利用も容易、その上、化学的資源としても利用し易い。
ただまぁ、欠点としては、体積で見ても質量で見てもエネルギー密度が低い事か……。
今ある原子力の始末がつくまでは原子力の技術者が減っては困る (スコア:3, 興味深い)
ので、原子力に1票。
今回の問題は、
などが絡み合ってると思う。
安易に技術に詳しい人の言う通りに進めても、あらゆる角度で逆手にとって邪魔する人が推進派、反対派にいるので、「原子力」後に何を進めるにしても、
とにもかくにも、日本全体が(少なくとも一般的に利用している)科学に関して、説明されれば大まかには理解できる(デマがデマと見分けられる)レベルの知識をしっかり身に付けないといけないとおもう。
天然ガスが選択肢にない (スコア:2, 参考になる)
選択肢に天然ガスがなかったので、自家発電にいれましたw
原子力にかわるエネルギーとして、天然ガスをもっと有効活用しようという議論は、90年代ぐらいからやっています。
ロシア、イギリス、イタリアなどは半分が天然ガスですし、実際、日本の電力会社も天然ガスに力を入れてきました。
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/shuyoukoku/sw_index_03/index.html [fepc.or.jp]
しかも、天然ガスはCO2の排出量も少ないのがメリットです。
http://eee.tokyo-gas.co.jp/eco/promo.html [tokyo-gas.co.jp]
そういう意味でも、尖閣諸島の下に眠っているガス田は重要なのだと思われます。
Re:天然ガスが選択肢にない (スコア:1)
CMにあるようなダブル発電の自家発電は利にかなってるんでしょうね。
あと住友と京大が開発したような低コストの溶融塩電解液二次電池 [sei.co.jp]と
直流給電とさらにスマートグリッドも組み合わせればかなり効率よさそう。
いっそのこと二次電池・パワーコンディショナ・スマートメータを一つにしたものを
電力会社がレンタルするのが合理的じゃないかな。
Re:天然ガスが選択肢にない (スコア:1, すばらしい洞察)
後ろが無かったので前にしたんですね。わかります
燃料電池に一票 (スコア:2, すばらしい洞察)
燃料電池がないので、自家発電に入れました。
発電時にできた熱エネルギーも無駄にしない点で
優れた発電方法だと思います。
メタンハイドレートの液化運搬法が確立できれば
日本もついに資源立国かな。
この震災でコージェネレーションが普及することを期待。
Re:燃料電池に一票 (スコア:2)
燃料電池があまり話に出てこないのはどうしてなんでしょう。。
Re:燃料電池に一票 (スコア:2)
燃料電池自動車に関してですが、今回の原発の水素爆発で水素の人気が下がる可能性はたかそうですね。
以前から70MPaはいかがなものかと思ってましたが、もっと単純な話、車内やエンジンルームに漏れたら…
それと、あんなにプラチナ使ってたんじゃ、実用品とは言えない。
これからは自家発電 (スコア:2, おもしろおかしい)
太陽光発電の昔のやつ (スコア:2)
昔(30年近く前)、学研のかがくで見た、大きな鏡で塔の先端に太陽光を集めてお湯を沸かすタイプの発電所は、結局広まらなかったようですがなにが欠点だったのでしょうね。子供心にワクワクでしたが。
人生は七転び八起き、一日は早寝早起き
Re:太陽光発電の昔のやつ (スコア:2, 参考になる)
その実験である「サンシャイン計画」が大ゴケしたので太陽熱発電自体に味噌が付いたのが原因。もうちょっと突っ込んで言えば、予測可能な失敗に向かって突き進んだ挙句、一度失敗しただけでそれに類するもの全体を捨てるという官僚の論理が原因。
Re:太陽光発電の昔のやつ (スコア:1)
これ [itmedia.co.jp]のでっかいやつですかね。
# つか、「原子力」とか凄そうな物を使っておきながら、
# 結局湯を沸かして発電というのはいかがなものか。
Re:太陽光発電の昔のやつ (スコア:2, 興味深い)
Re:太陽光発電の昔のやつ (スコア:1)
鏡のコントロールが手間だとは聞いたことがあります。
Re:太陽光発電の昔のやつ (スコア:1)
そこで三鷹光器の出番 [impress.co.jp]ですよ。
# 去年くらいから実証プラントの話は聞こえてきている。
Nullius addictus iurare in verba magistri
Re:太陽光発電の昔のやつ (スコア:1)
これが怖いんじゃないですか
http://bronze.client.jp/thunderbirds/season2/2-04.html [client.jp]
# リアルタイムで見てた奴らはそろそろ偉い人になった年頃
電気ウナギorシビレエイ発電 (スコア:2)
電気ウナギかシビレエイを開発する。
原子力に投票 (スコア:1)
核は核でも核融合でお願いします。
Re:原子力に投票 (スコア:2)
個人的には地熱推奨。高熱隧道のエネルギー利用できないんだろうか。
電力会社の持ち物なんで調整楽そうだと思うんだけどなぁ。
地熱について (スコア:5, 参考になる)
これを読めばおおまかな状況はわかるかと思います。(pdfはhtml化作業中)
今こそクリーンな安定電源である地熱発電の促進を [nii.ac.jp](pdf)
電力ピーク負荷低減のための地中熱利用ヒートポンプの導入促進の提言 [nii.ac.jp](pdf)
今までにも何度も出してます [nii.ac.jp]が、見向きもされませんでした。ここで宣伝しておきます。
もちろん、地熱発電だけで現在の原発をぜんぶ置き換えようなんてのは現実的じゃないですが。
少し補足しておきますと、技術的にはすぐにでも使える地熱発電には2種類あって、
1.高温蒸気発電(地熱発電というとこちらをイメージすることが多い):天然に存在する高温高圧の熱水を掘り当てて、そのままタービンに送って発電する。
問題点:
・資源の大半が国立公園内にあり開発規制されている。
・付近の温泉業者が温泉の枯渇を心配して反対する。
解決策:
とりあえず国立公園内での開発規制を大幅に緩和すれば、温泉地から遠くて有望な地域が開発できるので、それなりに増やせる。
その他:
パイプラインの地下設置はメンテナンス上ちょっと難しくて、天然蒸気そのままのため含有成分が沈殿したりするので、場所によっては定期的に交換が必要だったりするから。発電設備は半地下くらいにはできるかもしれない。1990年代後半に作られた発電所では、建屋を山小屋風にしたり、他所から見えにくい場所に設置するなどの方法で景観に配慮している。
40年以上の安定運転実績があり、ベース電源にできる(実際に八丈島では地熱ベース、火力でピーク対応 [tepco.co.jp])。定期点検は年1回、1〜2ヶ月程度で、電力需要の少ない春か秋に発電を止めて実施するのが普通。
2.バイナリー発電:直接発電できるほど高温でない熱水から、沸点の低い流体に熱交換して発電する方法。地熱に限らず、工場などで高温の排水が出る所でも使われている。
問題点:規模があまり大きくできない。それ以外には特になし。
利点:開発可能地域が高温蒸気発電よりも圧倒的に多く、地産地消的な利用に適している。
高温の温泉であれば、源泉と浴場の間でバイナリー発電すれば、温泉に影響を与えず、かつ源泉に加水しないで温度を下げることもできて一石二鳥。詳しくは「温泉発電」でぐぐってください。
そのほか、発電するかわりに節電と電力需要ピーク低減に有効なのが、意見書の2つ目の地中熱利用。空調・給湯・積雪地での融雪に使えて、欧米ではかなり普及しています。日本で普及していないのは、単に知られていないだけと言ってもいいくらい。太陽発電パネルや風車と違って、設備が地下にあるから、外から見てもわからないんですよね。地中熱について詳しくは地中熱利用促進協会 [geohpaj.org]を見てください。
どこにぶら下げるか困ったけどまとめてここに。
地熱学会の中の人なのでAC。
Re:原子力に投票 (スコア:2, すばらしい洞察)
原子炉を廃棄するとしても、あと30年程度は面倒をみなければならないので、各県に1基、実習用の原子炉を建設した方が良いと思うのですが。(さもないと技術者不足で大変な事になりそう)
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:原子力に投票 (スコア:1)
ゆるやかに脱原発を目指すとしても、結局のところ廃炉のノウハウを貯めていかなければならないので、その分野自体が自粛ムードじゃ困るはずです。
脱原発が主目的ならば、CO2排出問題はひとまず置いといて場つなぎ的に火力発電の割合を増やせば良いと思います。
石炭火力発電なんかはどうでしょうか。
"it's got nothing to do with your 'Vorsprung durch Technik' ya know"
Re:原子力に投票 (スコア:4, 参考になる)
日本は地熱発電設備の最大の輸出国なんだけどなあ。
たとえばニュージーランドは総発電電力の30パーセントを目標にしてて
従来から富士電機製が稼動しているし、つい先週も東芝が受注したところ。
住民の反対と自然公園法がネックになってるけど、理解を求めるのも
法改正をするのも、今のタイミングしかないと思う。
穴掘って設置するだけだから量産効果も望めるし、従来言われるほど
筋の悪いものじゃないと思うよ。低温で効率のいい方式も開発されてるし。
〜◍
Re:原子力に投票 (スコア:1, 興味深い)
汲み上げられる熱量は地下の熱伝導に依存します。
マグマ溜まりのような高温の熱源が近くにあれば熱傾斜が大きくなるので伝導量も大きくなりますが、そうでなければ一過性の熱しか取り出せません。
穴掘って設置するだけ、なんて思っているより立地の条件は厳しいですよ。
Re:原子力に投票 (スコア:1)
太陽光/太陽熱発電が核融合ということで(炉じゃないけど)。
家庭に複数電源 (スコア:1)
他のコメントを見て思いついたのが全部入り家庭用
電気は夏、ガスは冬
屋根には太陽電池(夏向け)
ガスはエネファーム(冬向け)
ついでにエコキュート・エコアイスも混ぜ
灯油ストーブと団扇も付ければ一年中安心
(空調が一番大変らしいし)
オール電化とかオールガスとか言わずに流行のハイブリットにすれば良いのに
# 家では無理だがお金持ちだけでもやってくれ、他に供給を回せる
ほんの3割 (スコア:1, すばらしい洞察)
既に企業が経費で太陽電池パネル導入を検討できるように、企業からすれば法人税等42%を払うよりは
寿命10年の太陽電池パネルを導入したほうが節税になるという事実がある。
実はほんの4割も電気代をあげれば、一般消費者でも太陽電池パネルの投資回収が余裕を持って可能に
なるから、本来なら電力会社は慌てて原子炉廃炉のコストを電力料金に転嫁しないと採算性がなくなる
以下のシナリオが進むとさらに決定的になる。
- 太陽電池パネル自体の量産効果も大幅に改善する
- 現在の太陽電池の発電効率も実験室では量産型より3割増し程度である。
- 量産化によって少なくとも現在の3割太陽電池の採算性が改善する。
さらに以下のシナリオが進む
- 電力料金の増加が、電力消費量を低下させる製品の開発を促進する
- 夜間電力が割高になり、昼間電力が割安になる
- エネルギー貯蔵技術に対する積極的な投資が行われるようになる。
- 燃料電池のエネルギー密度はガソリンと同程度以上だから量産化への投資が進む
- 揚水発電に対し、燃料電池への蓄電コストが割安になる
その場合、電力会社は追加の電力料金によって廃炉のコストを支払うことはできなくなる。
従って今回の事故の賠償責任を、政府が負担せず、東京電力の電力料金に転嫁させれば
自動的に東日本の原発はなくすことができる。政府が負担すると言うことはまだ、原発
メーカーなどの既得権益を保護したいということだろう。
Re:ほんの3割 (スコア:2)
--- de FTNS.
私はそれでも原子力を信じる。 (スコア:1)
今世紀人類が種として生き残るには安定したエネルギーの供給が必要だと思う。
それが可能なのはいまのところ原子力しかない。核融合炉か宇宙太陽光発電が実現すれば話は別だが。
Re:私はそれでも原子力を信じる。 (スコア:1)
木星まで行ったら核融合の燃料であるヘリウム3が採れる訳ですね
RYZEN始めました
Re:私はそれでも原子力を信じる。 (スコア:1)
実はジュノー計画 [wikipedia.org]では太陽電池を搭載した探査機を木星に送ることになっていて、
木星辺りでもギリギリ太陽エネルギーが得られたりします。
Re:私はそれでも原子力を信じる。 (スコア:1)
そこで増殖炉ですよ!
#そして盛大に討ち死に.
いずれにしろ発電量の総量を増やす必要性がある (スコア:1)
エネルギー消費量と生産力には正の比例関係がある。
経済成長のためには電力消費の増える余地が必要だということ。
20世紀から21世紀にかけて、政府の支出は社会福祉分野の伸びがもっとも多い。
つまり、老人の福祉のためには経済成長が必要で、経済成長のためには発電量を増やす必要性があって、でも現状では原子力以外はまだまだ実用化までに時間が必要で…
つまり、老人ホームのとなりに原発を作ればいいんだよ!
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
津波発電 (スコア:1, すばらしい洞察)
三陸リアス式海岸の湾口にダム作って、津波の押し波にはゲートオープン(ここで発電すると壊れそうなのでスルーの方向で)、引き波時にゲートクローズ、たっぷり水を溜め込んだらそれで発電。
普段は潮汐発電にも使えます。:-) このときは両方向使っても良いかな。
Re:おっかしーなー (スコア:2)
シュッシュッとするんですよ
一人以外は全員敗者
それでもあきらめるより熱くなれ
Re:おっかしーなー (スコア:1)
なるほど、スターリングエンジンを摩擦熱で駆動させる訳ですね。
#疲れるわっ!
まあ俺も「自家発電」に投票したんだけど、例えば「一家に一台汎用スターリングエンジン発電機(バッテリー充電で携帯電話やラジオからUSBバスパワーのガジェットまで幅広く対応)」な機器がリリースされたら、スッゲー便利だと思うんですよ。
例えば風呂の残り湯を捨てずにスターリングエンジンを回す、レトルトカレー温めた後のお湯でスターリングエンジン回す、インスタントヤキソバの捨て湯で回す、外出前に暖房した室内と戸外の温度差で回す、それどころか寝起きのぬっくい布団の中にスターリングエンジンの吸熱側を差し入れて回す…温度差があるところなら何でもありだと思うんですよ。
問題は、そのエンジン製造だけでどれだけのエネルギーを消費するか…かもしれないけど。
# 爆言のち漏電中… :D
Re:おっかしーなー (スコア:1)
握って発電するんじゃないかな。
…握り発電機ですよ?
#握るより回す方式の方が多いようだ。
Re:おっかしーなー (スコア:1)
〜昼の光に夜の闇の深さが分かるものか〜
Re:おっかしーなー (スコア:1)
#エアロバイクダイエットも兼ねて
Re:蓄電 (スコア:1, おもしろおかしい)
今のところは揚水発電所が現実解かな
電気自動車が増えてくれば、コレも大きな蓄電源なり得る。
地震国だからって、まさか活断層や大陸プレートを蓄電に使う
なんて考えるマッドな人は居ないと思いたい。
(アレも一種のバネみたいなモノとも言えないことも無いので・・・)
Re:蓄電 (スコア:1)
マッドさが全然足りないよ。
マッドな奴は例えばプレートがグイグイ押してくるエネルギーを使おうとか考えるのさ。
# 日本の総消費エネルギーをマグニチュードに直すと...。
もう作れるところには作っちゃいました (スコア:3, 興味深い)
まずは下手に触ると車が耕される慣行水利権を含む水利権の問題
そして日本のダムは河川流量維持を含む治水と農業用水、水道、それらを含んだ多目的ダムとして設置され、
必要時に必要なだけの発電を行えない
(特に下池は上池分の水量を見込んで大きめに作らないといけないので、その分電力会社の負担が増す。)
日本の河川は滝みたいなもんですから、梅雨の洪水に備えて春あたりにはダムの水を減らさないといけない
そして梅雨にいっぱい溜め込んで、冬までゆっくり放水し河川の流量を維持しなければならない。
この特性は農業水利と非常に相性がよいので、建設費の分担で多目的ダムが安価に作られました。
これらのダムが計画され、作られたのはオイルショック以前。従って、火力よりもはるかに高価なダム水力は
そのおこぼれを頂戴する程度の規模しかありませんでした。(戦前から構想のあった只見・黒部・木曽は例外です。)
そして戦後盛んになったダム反対運動と、それに浸透する運動家の季節がやってきましてダムの新設自体が困難になりました。
そして石油危機が起こり、原子力発電が盛んになり、揚水発電の意義も見直されましたが、
運動家は原子力に反対するあまり、揚水発電や使用済み核燃料の搬出すらいろいろな理由をつけて妨害するようになりました。
(例:使用済みプールがいっぱいになったら発電できなくなる>船で搬出。原発の内陸設置不可能な理由でもあります。)
既存のダムのかさ上げや浚渫すら妨害される始末なので、都市化によって不要になった農業水利分を下池に転用して、
別水系の谷に上池のダムを作ったり、最後には山の上にアスファルト敷きの人工池を作ってまで(沼原ダム)作りました。
(山の上に池を掘って揚水発電やってるのはわが国ぐらいのものです。)
結果として、kWhあたりの単価は揚水がダントツで高価となりました。ならば夜電気を使ってもらったほうが安いよね
ということで電気給湯器やエコアイス・エコキュート・NaS電池・オール電化の普及に舵を切ったわけですが。
という事情を踏まえた上で、あるかと問われれば開発の余地そのものはあります。
技術的限界で湛水能力を発揮できない古いダムはありますから、それを壊すなり増築するなりすればいい。
ただし、増築に伴う補償の相場が蜂の巣城で高騰してしまいましたので、コストに見合わない。水利権怖い。
かつての電源開発のように、情と誠意で説得する時代ではなくなりました。
かくして胡散臭いオール電化売りが跋扈し、香川県民はうどんの茹で汁確保に気を揉むのです。
#海水揚水発電、という禁じ手もあります。透水を完全に防げるなら岩手にでも作ればよいかと。
Re:蓄電 (スコア:2)
揚水発電所を作る場所が無いなんて嘘だろ。
三陸のリアス式海岸にダムを建てて海から水を揚げればいいじゃないか。
潮の干満にタイミングを合わせれば揚水+潮汐ハイブリッド発電所が作れる。
Re:蓄電 (スコア:1)
電池を配るほうが発電所作るより早かったりする可能性すらあるな。
完全にオフピークできれば今の発電能力で十分間に合いそうだ。
そういう用途では筆頭はNaS電池だろう。セカンドソースがないのが問題だが。
他にはEVを電池として使ってみるとかか。
Re:人力発電 (スコア:1)
こういうもの [reuters.com]ですよね。
♯いつぞや、渋谷駅前の交差点で実験してたような。
Re:洋上風力かわいいよ洋上風力 (スコア:1)
沖ノ鳥島の周囲200海里を風力発電所で埋め尽くすといいよ
ついでに波力発電所も作って沈降防止ってことで
#いやまあ、実現可能性とかは考えてませんが
Re:宇宙ならば問題ない (スコア:2, おもしろおかしい)
そして、月が地球の衛星軌道を離れていくんですね。
#ブラックイーグル発進
Re:原発の建て替え促進をするしかないと思う (スコア:2, 興味深い)
そして、日本の置かれた状況として、反原発系の人が主張する自然エネルギーの類を活かせる広大な領土や平坦な空き地には恵まれておらず、CO2や原油価格・枯渇を考えると火力発電に頼れる時間は少なく、長期的には削減せざるを得ない。原子力発電所も古い物が段々退役の時が近づいている。そしてパワーエレクトロニクス系の効率が90%越えてくるなど省エネの努力も、乾いた雑巾以上に限界に近づいていると、ある意味詰みに近い。つまり原子力発電所を作り続けなければ日本の発電能力は次第に減っていき、節電でも追いつかなくなるときがやってきます。
つまり現状の経済成長や都市の構造を維持したければ、原子力発電所を作りつづけるしかない。もっと優れた物が実用化されるまでは。
しかし、東京電力と言うより日本社会全体の「知らしむべからず、計からしむべし」体質や、原子力に限らず事故へ備えるように主張すると「事故を望んでいるのか」「ネガティブ思考」を非難して排除する精神論的意思決定体質、よくわからん物を穢れと排除する文化、いずれも原子力発電のようハイリスクハイリターンな技術には向いているとは思えない。欧米のこの辺の事故対策や周知徹底の徹底ぶりと比べれば尚更です。(不具合を見つけたら「国が認可した物にイチャモンつけるのか」と凄まれたり、自衛隊が訓練したいといったら強硬に止められたとか)
もし、原子力発電を続けるなら、日本は別の国になったと言われるぐらいのレベルで国民的意識改革や制度改革をして信頼回復をしないと受け入れてくれる所はもうないし、今ある原子力発電所の継続も危ういでしょう。ただし日本文化も部分的には失われるでしょう。
もう一つは、原子力発電を止めると言う選択ですが、電力の総枠が減れば、恐らくどの産業にどれだけの電力を割り振るか、どの産業を残し、どの産業を諦めるかという冷徹な選択をせざるを得ないでしょう。ただし、どこぞの都知事のように個人的に気に入らないから消えろではなく、投入エネルギーと利益の比、その産業が生み出す製品やサービスが失われたり、海外へ依存せざるを得ない場合の弊害、その産業などの失業対策などを冷静に検討する、さしずめ「電力仕分け」で決めないと不公平感が残るでしょうし、公平にできたとしても経済は確実に縮小し、未曾有の大失業になるでしょう。
他に、高層ビルのような冷房の存在を前提とする建築物や、移動に莫大なエネルギーを使う長時間通勤(計画停電初日に図らずも露呈しました)、モーレツ労働も存続できないでしょうから、それが存在しない・排除する前提の社会制度・都市計画に転換する必要があります。都市に住める人口は減ることでしょう。
これらを解決するには、恐らく、強制力のある形での人口分散・人口削減政策、スローライフ的なライフスタイルへの転換が必要でしょう。場合によっては口減らしのための移民送り出しも俎上に載るかもしれません。当然技術立国は終了します。
そして、メディアの論調や社会の過剰反応は、感情に任せた後者に近い物が優勢のようです。また今回の事故をきっかけに科学技術に関わる人をただ叩き、その産物を否定する都知事選の結果や、曾野綾子氏が持ち上げられているあたりも不気味です。
もし、日本がそういう方向に進むなら、いっそのこと日本人科学者・技術者を不要として大放出の方がいいのかもしれません。