改正労働者派遣法が成立、マージン率公開を義務付け 108
ストーリー by hylom
派遣業界は大変なようで 部門より
派遣業界は大変なようで 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
参院本会議は28日、2010年より継続審議となっていた「労働者派遣法」の改正案を民主、自民、公明3党などの賛成多数で可決した(読売新聞、朝日新聞、日経新聞、産経新聞)。
改正法は公布後、半年以内に施行される。改正法では、派遣会社に派遣料金と賃金の差額の比率をインターネットなどで公開するよう義務づけている。また、雇用期間が30日以内の日雇い派遣に関しては原則禁止となり、さらに施行後3年後には、違法な派遣があった場合に直接雇用とみなす「みなし雇用制度」を導入する。
ただし当初案に存在した「製造業派遣と仕事がある時だけ雇用契約を結ぶ登録型派遣の原則禁止」については自公両党の反対により削除された。
IT業界では派遣労働が多く行われており、/.J読者にもそうした仕事についている方が大勢いると思われるが、影響はいかほどだろうか?
比率公開より (スコア:5, すばらしい洞察)
ピンはねの上限を法律で決めようよ。
Re:比率公開より (スコア:1)
同意します。
某丸投げされていた業務において・・・・請負元は1500万円くらいとっているのに、顧客との直接の調整稼働のみ。しかし、こちらでその業務のメインの内容のデータ収集、分析、報告書作成をすべてやらされていて300万円。8割ピンハネされております。w
いい例かどうかわからんが、ピンハネは2割まで、管理費用もトータル金額の2割程度とかいうのがほしいですね。
または、委託先にいくらの払うのか、予定稼働工数の報告義務とか・・・・
Re:比率公開より (スコア:2, 参考になる)
なかなか難しいんですよ。
発注側は請負先を選びたいんです。
「大手さんで…」「資本がこれくらいあって…」「従業員数が何人以上で…」云々。
要は途中でギブアップされたり、尻に帆を掛けて逃げられたりしないように保険を掛けたいわけですよ発注者側は。
だから中小や零細や個人は、どれだけ実績があっても、技術力が高くても、或いは独自の技術があっても、ある程度の規模の業者の下請けにまわる場合が多くなる。
結局、実際に仕事するのは同じだったりするのにね。
下から見ればピンハネされてるのは事実なんだけど、発注者側から見れば保険料/安心料なのかも。
下請けが逃げたときにカバーするのが自分(発注者)なのか、それとも元請けなのかの差は大きいって事でしょう。
# そうは言ってもピンハネされる側なのでAC
# なんであんな何もしない奴らのほうが配分が多いんだよ…(涙)。
Re:比率公開より (スコア:1)
>要は途中でギブアップされたり、尻に帆を掛けて逃げられたりしないように保険を掛けたいわけですよ
自分で分かってるじゃないですか。差分は保険料です。
危険が高いから保険料が高いのです。
危険が低いことを示すことができれば、保険料は下がります。
元請けはピンハネしてるわけじゃなくて、資本家としての仕事をしている。
Re:比率公開より (スコア:1)
どこにぶらさげるか迷ったが、てけとーにここらに。
でも、多層構造である必要性はないよね。
保険料というなら、本当に保険屋的に共済みたいな団体が一つあればいいと思うんだが。
ただ、いろいろブレイクスルーが必要なのは認める。
Re:比率公開より (スコア:1)
>「大手さんで…」「資本がこれくらいあって…」「従業員数が何人以上で…」
の付加価値に対価を払うのは、当たり前だろう。
それを超えて自分で仕事をとってこれるんだら、自分でやればいいし、それが自分で仕事を取ってくるのに必要なコストでしょう。
Re:比率公開より (スコア:2)
煽るな。
フェアトレードとか言う前に・・・。 (スコア:5, 興味深い)
国内のひどい労働環境の企業の製品をボイコットする運動とか出てこないんですかね。
個人的にはとりあえずワタミをはじめチェーン系の外食店は使わないようにしてますけど。
「業績が落ちれば余計労働者の待遇が悪化するだろ」という向きもあるでしょうが、
業績が好調でも待遇をよくしないのがそれらの企業ですからねえ。
消費者側から何らかのメッセージを発しないと変わらない可能性が高いです。
Re:フェアトレードとか言う前に・・・。 (スコア:3, おもしろおかしい)
> 国内のひどい労働環境の企業の製品をボイコットする運動とか出てこないんですかね。
逆に考えると、最高の労働環境の企業の製品は積極的に買うってかんじでしょうか。
となると、たとえ全国民の顰蹙を買っても、ボーナスのために値上げする東電は、労働環境としては最高。
文句言わずに、値上げされた電気を使おう!
Re:フェアトレードとか言う前に・・・。 (スコア:2)
少なくとも、IT系なら労働環境は改善されてきてると思いますけどね。
ただ、改善されすぎて、個人では参入するのが難しくて、どこぞの企業の契約社員にならざるをえないという現実が(苦笑)
派遣=劣悪な労働環境ってのは成立しないと思うんだけどなぁ。。。。。
通知の設定いじったから、ACだとコメントされても気づかない事が多いよ。あしからずw
Re: (スコア:0)
不買運動は対象の企業に「~~~という理由で不買します。」と連絡を入れたりしないと効果がありませんが、
そこまでちゃんとやる人はかなり少ない気がします。実際に会ったこともないです。
私も選択肢としてできるだけ避けるといった程度しかしていません。
消費者側からのメッセージだと数字を伴って判断できるレベルにはなかなか届かないと思います。
Re: (スコア:0)
暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけましょう
それが資本主義社会なのさ (スコア:0)
日本ってのは、一応は資本主義でもある。
一部に共産主義的なところもあるが。
資本主義社会と自由競争社会は違うけど混同してる人が
多いが、自由競争社会は製品開発や安売りなんかで競争
するから良いものが作られていくという感じで、
資本主義は「お金を持ってる人がお金を使ってお金を
儲ける社会」ってことだよね。
経済的には二つの勢力があって、資本家と労働者がそれ。
自分の資産や資本を持っていて、それを運用して利益を
得ている人は資本家。お金でお金を稼いでいる。
それに対し、自分の時間や労働力を売ってお金をもらって
いるのが労働者。
スラドに出没する人の多くが労働者。
資本家の人口比率は少ない
Re: (スコア:0)
労働組合が労働者の権利を主張する団体から、単なる政治団体の下部組織になっちゃったからね。
理不尽な束縛は少ない方が良い。
組合が労働者の意見をまとめて主張する組織でなく、
上部団体の命令を労働者に押し付ける組織になってしまったら、
存在価値はない。
Re:それが資本主義社会なのさ (スコア:1)
> 労働組合が労働者の権利を主張する団体から、単なる政治団体の下部組織になっちゃったからね。
労働組合は労働者の中から自分達で選出した人間で構成されているので、
自ら「単なる政治団体の下部組織」になろうとしなければならないはずですよね。
> 組合が労働者の意見をまとめて主張する組織でなく、
> 上部団体の命令を労働者に押し付ける組織になってしまったら、
> 存在価値はない。
弊社(情報サービス系)の組合は「電機連合」の下に居ますが、
政治色皆無で、ただただ待遇改善だの給与水準向上だの契約社員の正社員登用だのに力を注いでいます。
「貴方がそうであるように貴方の属していた労組もそうであった」に過ぎない事を、
全体の事のように語らないでくださいな。
存在価値が無い人間が集まって存在価値の無い組織を作っていただけでしょ。
Re: (スコア:0)
自分の思い込みを一般的な事実の様に書くのはどうかな。
Re:それが資本主義社会なのさ (スコア:2)
一口に「資本主義」といってもいろいろある。
欧州の資本主義は社会民主的な資本主義。修正資本主義ともいう。これは、資本主義に社会主義的な修正を加えたものなので、労働者の保護とか所得の再分配といったものが考慮されている。一方、英米の資本主義は本来の資本主義に近いものであり、自由主義である。こちらは、格差が社会問題になっている。
本来の資本主義とは、資本家の自由を認めて、資本家が自由に金儲けできる資本主義であり、英米のそれと近い。欧州的な資本主義の方が望ましいとするならば、それは資本主義本来の問題点を認めること。
資本主義を推進するとは、資本を持つものはますます強まり、資本を持たざるものとの格差は広まるということ。これが強まると社会が不安になり、破綻に向かうかもしれない。現在の米国での反格差のデモはまさにそれ。「マルクスは時代遅れ」と一顧だにしない人がいるが、どっこい現代でもマルクスの指摘は生きている。さすがに世界同時革命は起きないと思うが。
IT業界の常識は世間の非常識 (スコア:5, 参考になる)
昔、流しのプログラマだった頃に中受けが金を払って
くれないというトラブルにあったことがあった。
弁護士(若手ではない)に相談にいって
発注→一次受け→二次受け→...→俺
という金の流れを書いて説明したら真っ先に言われた。
「なんで、こんなことしてるの?」
一次受けはともかく、そのあとに幾つも中間受けを入れるのは
金銭的に不合理で雇用者にとって損であるというのがその弁護士の
とても常識的な考えだった。
こんなやり方をすることの一次受けのメリットというのを
考えてみたが、結局、多段構造にすることにより労働争議を
やりにくくすることぐらいしか思いつかなかった。
複次受けっていうのは本質的に労働者の団体交渉を
やりにくくし、訴訟の的先を絞りにくくする行為なんだ。
つまり団結権を犯し訴訟妨害をしているってことで
こんなことがまかり通っているのは非常識なこと
なんだな。
効果があってほしいなぁ。 (スコア:4, 興味深い)
これが実話かネタかわかりませんが・・・ [twitter.com]
Re:効果があってほしいなぁ。 (スコア:3, 興味深い)
手取り25万渡すと言うことは、源泉徴収所得税と、社会保険料の預かり金が生じるので、支払い給与は30万円だ。これに社会保険料の会社負担が36,000円かかるわけだし、実際には当然、事務所や営業費用などが間接経費として必要なわけだからもっと必要なことになる。だから、会社が従業員のために直接使う金だけで少なくとも336000円かかることになる。これを正社員で雇用すれば、解雇することは難かしから、ずっと払い続けるリスクも考えなければならないし、他の社員と同様の福利厚生を与える義務も発生する。
黒字見込みの会社を考えてみよう。50万円の純利益を何も使わないで期末まで残せば法人税、法人住民税、法人事業税で、21.5万円課税されることになり、その場合、会社に残るのは275000円だ。少なくとも33.6-21.5=12.1万円分の仕事をしてくれれば、金を寝かして決算を迎えるより派遣をうけたほうが利益を残せることになる。そして、本当に25万円分の仕事をしてくれると期待するなら、経営者から見ればよい投資対象になる。
43%の実質法人税率がある限り、この給与水準における理論上派遣会社と、被派遣会社の損益がバランスする最高マージン率は、1-12.1万円/50万円=75.8%になる(これが年収500万円クラスになると社会保険料も所得税率も大きくなって、80%を超える)。黒字会社にとっては50%の派遣マージン率は妥当な数字に見えるし、そこが基準になって派遣社員を採用していれば、赤字年度には派遣切りすることも当然の判断になる。
Re:効果があってほしいなぁ。 (スコア:2)
黒字見込みの会社を考えてみよう。50万円の純利益を何も使わないで期末まで残せば法人税、法人住民税、法人事業税で、21.5万円課税されることになり、その場合、会社に残るのは275000円だ。
考え方が間違ってますよ。
給与は損金ですから、50万円を給与や福利厚生とかで使ってください。
その分は利益ではないので、黒字分は労働者に還元させれば課税されません。
経営者や役員へのボーナスという話であれば、損金扱いされませんから、
利益に対して課税されます。
Re:効果があってほしいなぁ。 (スコア:1)
リンク先のツィートはほぼ実話ですね。
実際の取り分ですけど、派遣先から直接受注してるA社が20万、Aから人探しを頼まれたB社が10万、B社から依頼を受けたC社が4万をピンハネして、残りがC社が募集した派遣労働者に渡る感じです。
なので、発注元がマージン率だけを見ると4割程度に見えますが、実際の派遣労働者のコストは本人に聞かないとわかりませんよ。
事実上は多重派遣ですが、請負契約とか出向とかって書類を作って、形式上は多重派遣では無い事になっています。
Re:効果があってほしいなぁ。 (スコア:1)
マージン率の定義を、
下請けに払う額÷元請けからもらう額
ではなく、
労働者本人に渡される額÷元請けからもらう額
とすれば良いですね。こうすると、その企業が何やっているか明らかになり、労働者の立場からもチェックできるので良いことだらけです。
Re:効果があってほしいなぁ。 (スコア:1)
数年前の話になりますが、50万を200万に、16万を25万に置き換えると、私のケースになります。
# 当然ACで
Re: (スコア:0)
主に短期で働くことが多いんですが、派遣されるたびに担当と
仲良くなって終わり間際にこっそり支払額を聞いたりしてました。
50%までひどくはなかったけど10万単位では掠められていろいろ考えたなぁ。
ただ派遣する方の気持ちになってみると、そんな金額でリスクは
負えねえとか思ったりもして、難しさを感じたもんです。
とりあえず0.5歩ぐらい前進したとして、うまく運用されることを期待します。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
あなたを派遣させる側の人間を維持するのに、3-5000円/h位のコストがかかります。
リスク分だけじゃなく、あなたを売り込むための営業費用、労務管理、代金の徴収が必要です。
なぜか面談しちゃいけないはずなのに面談させられたりすると、営業の人も同行するでしょうし、
短期の人だと、その辺は余計にかかりますね。
そう考えると、月10万抜かれることがが異常に感じられなくなるはず。
Re:効果があってほしいなぁ。 (スコア:2)
管理職を自動化してしまえば、どうだろう。
疑心暗鬼の解消 (スコア:0)
一人の社員を雇うには福利厚生なんかのために倍の費用がかかるとかは聞きますから、そういう観点で言えば50%というのも非現実的な数字ではないのかも知れません。
ただ世の中には、福利厚生なんて何も無し、仕事がなくなっても雇用の保証なんてまるで無し、みたいなブラック会社(あるという噂)が50%とか取ってるんじゃないかという疑念もあるわけで・・・。
一律公開されれば、何はともあれそういう疑念は晴れることになるでしょう。
ちゃんと数字が示されて、他社との比較もできれば、派遣労働者側も納得して働きやすくなるのは間違いない。
# 労働者は理解できないのでは?みたいな会社の中の人っぽいコメントも見たけど、理解できないような適当な基準でピンはねしてるならそれこそ問題だ。
Re: (スコア:0)
多くの会社は派遣会社よりピンハネしている。
業種 人件費率 労働分配率
人材派遣業 62.4% 82.5%
ラーメン店 35.2% 52.2%
料亭 37.3% 55.7%
中華料理店 39.7% 57.8%
居酒屋 36.2% 52.5%
食堂、レストラン 33.3% 55.6%
そば・うどん 38.5% 59.1%
寿司屋 32.8% 56.9%
キャバクラなど 56.4% 62.8%
旅館、ホテル 30.6% 39.8%
美容業(エステ) 49.8% 57.1%
美容室、理容室 54.3% 59.4%
パチンコホール 4.8% 28.1%
広告制作業 25.6% 54.7%
広告業 20.4% 55.9%
受注開発ソフトウェア業 4
派遣会社は日本に一社で十分 (スコア:3, 興味深い)
今後数年をかけて、下記のような展開が予想されます。
1. マージン率公開により各社のマージン率が横並びに
2. 派遣業界では賃金以外に差別化の要素が小さいことから、各社の料金も横並びに
3. 結果として、横並びの合法な派遣会社と、違法で割安な偽装派遣に収斂される
であれば、端から民間による派遣業など禁止してしまって、官営の超巨大派遣会社一社に集約してしまった方が手っ取り早いです。
官営の派遣会社に200万人超の派遣社員が登録されており、要求されるスキルや勤務地、料金に応じて、コンピュータが機械的に人員を選別、派遣する。
派遣先に人員の選択権はほぼありませんが、本来は面接だって違法なのですから、これで問題ないはずです。
一社しかなければいちいち派遣会社側が営業に回る必要も無く、余計なコストが削減できます。
またマージン率が高い、社会保障が無いといったブラック派遣会社のような問題が発生することもありえません。
派遣先の会社に問題があれば、それを拒むのも用意です。
かつ、規模が大きくなれば抱える仕事も多くなり、労働者に常に仕事を回し続けられます。
短期の派遣であっても規制する必要も無くなり、派遣先の会社にとっても、引き続き必要なときに必要な人員を確保できる体制が維持できます。
不景気のとき仕事の絶対数が減ってしまい人が溢れる危険性は残りますが、ならばいっそハローワークも統合してしまえば、そうした人たちにも効率よく保障や仕事を与えることができます。
労働者にとっては仕事も収入も増える、企業にとっては引き続き流動的な人員が確保できる、役人にとっても天下り先が増える、ブラック派遣会社の偉い人は首を吊る、とwin-win-win-winの素晴らしい案だと自画自賛します。
これを推進してくれる政党は居られないでしょうか?ぜひ一票入れさせていただきます。
Re:派遣会社は日本に一社で十分 (スコア:1)
共産主義万歳!
Re:派遣会社は日本に一社で十分 (スコア:2)
# なれば良いなあ…
正規・非正規というのは多分「階級」では無いんですから非正規の人が非正規の権益を重視するよりかは、正規雇用への移行を志向する方が合理的だとは思うのです。ただ、政策としては足を引っ張り合うものの方が、なぜか受けが良いというのが実感ですが。
今昔 (スコア:2, すばらしい洞察)
今昔問わず、法律に則って、労働基準を取り締まれていない現実がある以上、
どんな法律できようが無意味。
Re:今昔 (スコア:3)
つーか、これで真っ当な企業経由での仕事がさらに減るw
通知の設定いじったから、ACだとコメントされても気づかない事が多いよ。あしからずw
Re: (スコア:0)
> 今昔問わず、法律に則って、労働基準を取り締まれていない現実がある以上、
誰か呼んだ?
――(労基法第20条)
Re:今昔 (スコア:2)
おとといきやがれっ
#いや、30日前だな。
マージン率とかどうでもいいので。 (スコア:2)
マージン率とかどうでも良いので、派遣先に転職できる自由を復活させて欲しい。
派遣形態により2年だのなんだのではなく。
派遣業にいたことがあるが、入社1週間もしないうちに一人で派遣先へ。
どんなに頑張って働いたって派遣元の上司が見に来て評価をする事など無い。
半年毎に30分ほど呼び付けて、目標を無理矢理決められてボーナス評価は適当。
給料も適当な理由をつけて上がる事はない。
評価も無く、給料も上がらない状況で頑張り続けられる人間はそうそういない。
IT業界は結構人づてに転職することも多い。派遣業なら特に現場での転職の誘いが昔はあった。
しかし派遣業界に限っては派遣会社の利益を優先し労働者の転職の自由を奪っている。
いい人材なら派遣業者が良い給料を払えばよいだけだしね。
マージン率なんて公開されても、怖い顔した上司が難癖つけてピンハネの理由を並べるだけ。
抜け穴探し (スコア:1)
どうせ人売りのことだから、「賃金との比率はxx%です!(でもそこからさらに謎の天引きしますけど)」とかやりかねないなあと思ったり。
Re:抜け穴探し (スコア:1)
○○会員になってもらう必要があります。会費は月○万円です。別会社なので比率に影響は関係ありません。とか
Re: (スコア:0)
情報管理料とか取ってた会社ありましたね。潰れちゃいましたが。
Re: (スコア:0)
みなし雇用も穴だらけってどこかに書いてあった気が…
あまり関係ない (スコア:1)
> IT業界では派遣労働が多く行われており、/.J読者にもそうした仕事についている方が大勢いると思われるが、影響はいかほどだろうか?
短期派遣の禁止については専門26業務なのでそもそも関係ないです。
Re:あまり関係ない (スコア:2, 興味深い)
関係あるか知らんけど一応。
京都某IT会社事件の判決文 [cocolog-nifty.com]
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20111129185940.pdf [courts.go.jp]
どーせまた (スコア:1)
あれやこれやと抜け道探すんだろうから大して期待はできん。
世の「フリーター」なる人種が激減する契機になった
「社員同等の労働をしている人は社員にしなきゃいけません」法のときのことをまざまざと思い出す。
あれの結果、まず社員には「これからは自分らだけでやってかなきゃならない」と激が飛び、
フリーターは「月xx時間以上働かせると社員にしなきゃならなくなるから」と労働時間が劇的に減らされた。
小売業の店員が大手の全国チェーンを除き減りまくって、
例えばでっかい書店の遅番を実質二人で回している、なんてむちゃくちゃな現象が起きたんだな。
結局誰も得をしていない。税金を搾り取りにくいフリーターという人種が減って嬉しかったのは国だけだろう。
安い労働力に頼ることで操業してきた中小企業はガタガタになった上、
そういう状況がフリーターの社員化をかえって難しくした。
今度のもそうだけど、労働条件をよくするという名目がそのまんま通るのは大企業だけ。
圧迫された中小企業は生き残るためにさらにあこぎな真似を模索せざるをえなくなる。
結果的に、中小企業の多くは「ブラック化」するしかなくなってるわけなんだが、
(まーもちろん、最初からあこぎな連中だっているわけだけどね)
偉い人ってどうして分からんかなー。
どの辺が問題? (スコア:0)
純粋に疑問なのですが、外野から今回の法改正を見ていると
「当たり障りの無い内容ばかりだなー強いて言えばマージン率公開は良い事か」
という風に見えたのですが、派遣業界にとってはどの辺が大打撃なのでしょうか?
マージン率を公開するから売り上げ減、になるとしたら不当に取りすぎていました、というケースしか考えられないのですが・・・?
(製造業の派遣禁止が通っていたなら、話は判りますが。一般論として規制強化はそう働くという話?)
やっとか (スコア:0)
グッドウィル騒ぎのころにやっとけと。
Re:やっとか (スコア:2, 興味深い)
あの頃は政権が資本家側でしたからね
そう、この法改正こそは政権交代の成果なのですよ!
Re: (スコア:0)
つまり、自民党政権時代には出来なかった事なんですね!
# いいえ、やるのは官僚です。
搾取される奴はいつまでたっても搾取されるのさ (スコア:0)
労働者が派遣会社を選ぶ基準にできるんじゃないの?
あと多分だけど、給料多いほどマージン率は下がってくる米?