パスワードを忘れた? アカウント作成
5909608 story
書籍

早川書房、古典SF・ミステリの電子書籍化を開始 89

ストーリー by hylom
お値段的にはもうちょっと頑張ってほしかった 部門より
T.Sawamoto 曰く、

古典SF・ミステリの電子書籍化を待ち望んでいた皆様、遂に早川書房が動きました。来る8月10日より、早川書房が「ハヤカワSF・ミステリebookセレクション」としてSF・ミステリの古典から最新話題作までを厳選し、電子書籍の配信を始める模様です(早川書房ニュースリリースImpress Watch記事)。

第一弾として配信されるのは、

  • 『スターダスト計画』(ペリー・ローダン) / K・H・シェール
  • 『《第三勢力》』(ペリー・ローダン) / クラーク・ダールトン
  • 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 / P・K・ディック
  • 『華氏451度』 / レイ・ブラッドベリ
  • 『火星年代記〔新版〕』 / レイ・ブラッドベリ
  • 『長いお別れ』(フィリップ・マーロウ) / レイモンド・チャンドラー
  • 『プレイバック』(フィリップ・マーロウ) / レイモンド・チャンドラー
  • 『川の名前』 / 川端裕人
  • 『一九八四年[新訳版]』 / ジョージ・オーウェル
  • 『アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う』 (英国パラソル奇譚)/ ゲイル・キャリガー

という、なかなかのラインナップです。2013年7月までに、300タイトルの配信を目指しているとのこと。クラーク、ハインライン、クイーンといったそうそうたる名前が挙げられている点は期待大です。特に、膨大な巻数の〈ペリー・ローダン・シリーズ〉が含まれているのが興味深いですね(日本語版は現時点で429巻)。実物の本を買うと、〈ペリー・ローダン〉だけで本棚が埋まりきってしまいますので、場所をとらない電子書籍にはうってつけかもしれません。:-)

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by epgrec (43527) on 2012年08月04日 16時21分 (#2206513)

    スタート時のラインアップは既出の古典の名作と受けがよさそうなのを並べるみたいですね。
    でも在庫を抱えなくていいという電子書籍の利点を生かして本としては売りにくい新刊も
    是非、お願いしたいところ。

    たとえばTim Powersとか。すっげー面白いんだけど日本では一部受けにとどまるようで
    邦訳は3冊だけ。パイレーツ・オブ・カリビアンの原案ということで「幻影の航海」を
    映画のタイトルに変えた上で復刊したのは良かったけど、ディズニー映画目当ての
    残念な読者が買ってジャックが出ないとかいう残念すぎる評価がくだされて、
    ますます邦訳の目をなくしてしまう早川のやり方も残念すぎ、、というのはまあいいとして
    この手の日本ではマイナーなのの邦訳も電子書籍なら長い期間をかけて売っていけるから
    出せるんではないのかな。

    あと異様に分厚いやつも電子書籍で出してくれると嬉しい。
    (アレステア・レナルズとかアレステア・レナルズとかアレステア・レナルズとか)
    本だと持って歩いたり置いておくのが大変だから。

  • by Anonymous Coward on 2012年08月03日 20時22分 (#2206124)

    華氏451度が電子書籍となると印象的だな

    • by Anonymous Coward

      今の技術ならマイクロSDカードに数えきれないほどの本を隠せますね。
      モンターグさんの仕事ぶりも随分と変わったものになることでしょう。

    • by Anonymous Coward

      一九八四年もある意味趣深いですね。

      • by Anonymous Coward

        iPhoneを持つことがステータスな時代
        壊滅的な打撃を
        おっと

  • by ken-1 (4041) on 2012年08月03日 20時48分 (#2206141)
    ペリー・ローダン全巻が電子書籍されるといいですよね。
    うっかり買うと置き場所に困るから手を出せない人が
    たくさんいるはず。

    あと、代わりに読んでおいてくれるともっと助かる。

    要約してくれるんでもいいや。
    グインサーガとか。
  • by okd (42293) on 2012年08月04日 9時48分 (#2206358) ホームページ 日記
    こういうのって売り切りじゃなく貸し本(数年で期限切れ)というパターンが多いようですが、
    現実の本買ったら売り切りの電子書籍を\100で買えるよ!
    ないし
    貸し本から文庫を大幅割引して注文できるよ!
    みたいなサービスはどこのサイトでもやらないよね・・・

    【取扱い電子書籍ストア】
    Reader Store(運営:ソニーマーケティング株式会社) http://ebookstore.sony.jp/
    LISMO Book Store(運営:KDDI株式会社) http://book.lismo.jp/
    楽天kobo(運営会社:楽天株式会社) http://kobo.rakuten.co.jp/
    Raboo(運営:楽天株式会社) http://ebook.rakuten.co.jp/
    紀伊國屋書店BookWebPlus(運営:株式会社紀伊國屋書店) http://bookwebplus.jp/
    honto(運営:株式会社トゥ・ディファクト) http://honto.jp/
    BookLive(運営:株式会社BookLive) http://booklive.jp/
    BookPlace(運営:株式会社東芝、株式会社BookLive) http://toshibabookplace.booklive.jp/
    セブンネットショッピング(運営:株式会社セブンネットショッピング) http://www.7netshopping.jp/dgbooks/

    誰か、売り切りでやってる所知りませんかねえ・・・?
    パピレスぐらいかなぁ・・・でも見たい本って大体が貸し本で売る側に入ってるかと言われると・・・

    #今回の書籍がパピレスの売り切りで出たなら買い捲ったのに・・・
    --
    ----- ド素人につき突っ込み歓迎 アルミ製なので叩くと凹みます
  • by Anonymous Coward on 2012年08月03日 20時52分 (#2206146)

    1冊700円とか800円とか、いったい何に掛かってるコスト?

    • by superito (40119) on 2012年08月04日 10時38分 (#2206378) 日記
      作り手は底本から起こす手間がかかっているので高い値をつけたがり、買い手は紙というブツがないので安いのが当然だと思う、というギャップは永遠に埋まらないのかなあ、と思いました。
      親コメント
      • by nn1963 (35819) on 2012年08月06日 13時14分 (#2207157)

        私も正直高いと思いました。でもそれはホテルなどのネット価格が「人の手間が削減できてる分、安いはずだ」という
        思い込みの延長かな、とも思いました。ホテルの場合、実際に安いケースも多いですが、それだって戦略的に安く
        していれば人件費云々は関係ないし。

        私が学生の頃は文庫本ってせいぜい300円位で、厚めのもので500円を超えると高いなという感覚でした。
        500円の図書券×3で3冊かって、1枚ごとのお釣りを足して学食のメシ代にしてた時代がありましたw

        物価の変動を考えず、数字だけでいうと文庫本の値段が紙であれ電子であれ、700円と聞くとえええ~?って
        思っちゃいます。

        どのへんが落とし所なんでしょうねぇ。。。

        親コメント
    • by wolf03 (39616) on 2012年08月03日 20時56分 (#2206150) 日記
      そう言ったのは、紙の本の時点でそれより100円程高いけど?
      親コメント
    • by firewheel (31280) on 2012年08月03日 23時03分 (#2206224)

      たとえば作者に払う原稿料とか。

      まるでそれは
      「パソコンなんて電気で動いてるだけで、オープンソースだと無料だから、
       『製造』にかかる材料費はほとんど0だ。だから作ったアプリも無料で提供しろ。」
      と言ってるような物だぞ。

      「コスト」というならそういう話。「売値」となると、現在の価値に依存する。
      名著なら高い金を払う価値があるし、駄作ならタダでも要らねえ。

      親コメント
    • by SteppingWind (2654) on 2012年08月03日 21時17分 (#2206165)

      最近買っていないけど, 紙の本でもそのくらいが相場じゃないのかな?

      # 問題は挿絵と表紙カバーがどうなるかだ

      親コメント
      • by renja (12958) on 2012年08月04日 6時02分 (#2206323) 日記

        雑誌掲載時の挿絵が文庫になって削られたりすることは多いので、
        電子版ではそういった挿絵まで収録しているとかなったら電子書籍に手を出すのもいいかもしれません。

        しかし現時点では魅力ないなぁ。
        所詮「貸本」なのに新刊購入と大差ない値段だし、デバイス依存でデバイス壊れて買い換えたら終わりだし。
        もうちょっと進化してくれるのを待ってます。

        --

        ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
        親コメント
    • by Anonymous Coward

      ビューア毎の制作費とか?
      ショップごとにビューアが存在するとか、乱立しすぎですよう。

  • by Anonymous Coward on 2012年08月03日 22時05分 (#2206190)

    ローダン・シリーズを1から最新巻まで出してよ~(出張移動の暇つぶしにはもってこい)

    でも\250は高い。古本\100以下で売ってるから、自炊派・所持現物派には魅力なし。\100なら自炊房の俺でも手間賃考えたら買うけど。

    • むかし、ローダン第1巻を読んだことがあります。当時ですら長期シリーズなのはわかっていたのですが、まだ第1巻が一般書店で売っていたくらい昔のことです。

      なんせ第1巻なんで、まあ、設定がわかればいいか、くらいの気持ちで読んだのですが、どうも、それだけでは長期シリーズを読み始めるパワーがわかなかったのか、それっきりマルペとは縁がない。

      その後、“Mission Stardust” なる輸入ビデオ(VHS)を見ました(イタリア映画で英語音声)。見終わって、これってマルペ第1巻だよね、と思ったけど、やっぱりしょぼかったなあ。

      なんせ、あれアポロ11号以前にシリーズ開始しているくらいで、設定古いし、その辺をわかった上で読んでくれる人でないとつらいんじゃないかと。

      親コメント
    • 現状の紙書籍でも、今のペースでは置き去りなんですけど。
      それを、30年以上あけてから同じペースで追いかけていく電子書籍ってどうなのよ。

      せめて1.5~2倍速(3~4冊/月)くらい期待しても罰は当たらないよね。
      それでも寿命のうちに追いつける気がしないけど。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      あー、\250って、日本企業でありがちな、翻訳に何がし掛かって、宣伝費でこれだけ掛かって、何部売れての積み上げだよね。それ超えたら丸儲け的な感覚か。所詮は出版社的発想からの価格設定と納得。

      • by Anonymous Coward

        慈善事業じゃあないんだから当たり前でしょう
        ただでさえ売れないSFで、しかも電子書籍で、しかも翻訳で、配信用マーケットだって自社じゃないから250でもギリギリの値付けなんじゃないかな
        中古本と比べちゃあ可哀想ってもんだ

      • by Anonymous Coward

        #2206195 が画期的なSF作品書いて、もっと安く頒布すればいいんだ。
        それが業界のデファクトスタンダードになるかもよ。

  • こちらも是非お願いしたい。

  • スタートレックも欲しい
  • どうして電子書籍はSteamのゲームみたいに安く出来ないのでしょうか?
    単純に買う人が少なすぎるから?
  • by Anonymous Coward on 2012年08月03日 20時35分 (#2206135)

    いいニュースですねー。

    電子書籍化は非常に歓迎してるんですが、愛読書は紙の本で持っていたいタイプ。
    紙をめくって読むのも悪くありませんよ。

  • by Anonymous Coward on 2012年08月03日 21時52分 (#2206184)

    キボンヌ。

  • by Anonymous Coward on 2012年08月03日 22時18分 (#2206201)

    創刊100周年くらいにならないと無理かな。

  • by Anonymous Coward on 2012年08月03日 23時56分 (#2206251)

    電子書籍だと、著者サイン会ってイベントはなくなっちゃいますね。それは寂しい。

    でも、この前アメリカの古本屋で「この本また読みたいなぁ~。でももう本の置き場がないんだよね」
    とため息ついてるおじさんに激しくうなづいてしまったので、やっぱ必要だよね>電子書籍

typodupeerror

身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

読み込み中...