早川書房、古典SF・ミステリの電子書籍化を開始 89
ストーリー by hylom
お値段的にはもうちょっと頑張ってほしかった 部門より
お値段的にはもうちょっと頑張ってほしかった 部門より
T.Sawamoto 曰く、
古典SF・ミステリの電子書籍化を待ち望んでいた皆様、遂に早川書房が動きました。来る8月10日より、早川書房が「ハヤカワSF・ミステリebookセレクション」としてSF・ミステリの古典から最新話題作までを厳選し、電子書籍の配信を始める模様です(早川書房ニュースリリース、Impress Watch記事)。
第一弾として配信されるのは、
- 『スターダスト計画』(ペリー・ローダン) / K・H・シェール
- 『《第三勢力》』(ペリー・ローダン) / クラーク・ダールトン
- 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 / P・K・ディック
- 『華氏451度』 / レイ・ブラッドベリ
- 『火星年代記〔新版〕』 / レイ・ブラッドベリ
- 『長いお別れ』(フィリップ・マーロウ) / レイモンド・チャンドラー
- 『プレイバック』(フィリップ・マーロウ) / レイモンド・チャンドラー
- 『川の名前』 / 川端裕人
- 『一九八四年[新訳版]』 / ジョージ・オーウェル
- 『アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う』 (英国パラソル奇譚)/ ゲイル・キャリガー
という、なかなかのラインナップです。2013年7月までに、300タイトルの配信を目指しているとのこと。クラーク、ハインライン、クイーンといったそうそうたる名前が挙げられている点は期待大です。特に、膨大な巻数の〈ペリー・ローダン・シリーズ〉が含まれているのが興味深いですね(日本語版は現時点で429巻)。実物の本を買うと、〈ペリー・ローダン〉だけで本棚が埋まりきってしまいますので、場所をとらない電子書籍にはうってつけかもしれません。:-)
分厚いやつとかマイナーなのの新訳とか (スコア:5, すばらしい洞察)
スタート時のラインアップは既出の古典の名作と受けがよさそうなのを並べるみたいですね。
でも在庫を抱えなくていいという電子書籍の利点を生かして本としては売りにくい新刊も
是非、お願いしたいところ。
たとえばTim Powersとか。すっげー面白いんだけど日本では一部受けにとどまるようで
邦訳は3冊だけ。パイレーツ・オブ・カリビアンの原案ということで「幻影の航海」を
映画のタイトルに変えた上で復刊したのは良かったけど、ディズニー映画目当ての
残念な読者が買ってジャックが出ないとかいう残念すぎる評価がくだされて、
ますます邦訳の目をなくしてしまう早川のやり方も残念すぎ、、というのはまあいいとして
この手の日本ではマイナーなのの邦訳も電子書籍なら長い期間をかけて売っていけるから
出せるんではないのかな。
あと異様に分厚いやつも電子書籍で出してくれると嬉しい。
(アレステア・レナルズとかアレステア・レナルズとかアレステア・レナルズとか)
本だと持って歩いたり置いておくのが大変だから。
紙の本は衰退しました? (スコア:3, 興味深い)
華氏451度が電子書籍となると印象的だな
Re: (スコア:0)
今の技術ならマイクロSDカードに数えきれないほどの本を隠せますね。
モンターグさんの仕事ぶりも随分と変わったものになることでしょう。
Re: (スコア:0)
一九八四年もある意味趣深いですね。
Re: (スコア:0)
iPhoneを持つことがステータスな時代
壊滅的な打撃を
おっと
続き物の量が多すぎる (スコア:2)
うっかり買うと置き場所に困るから手を出せない人が
たくさんいるはず。
あと、代わりに読んでおいてくれるともっと助かる。
要約してくれるんでもいいや。
グインサーガとか。
Re:続き物の量が多すぎる (スコア:3)
ペリー・ローダンのスターダスト計画と第三勢力が別れているのが気になります。
これハヤカワ文庫では1冊だったのに。
後はどこから買うかかなぁ。
KindleかiBookStoreなら買う気になるけれど、日本だと紀伊国屋かなぁ。
Re:続き物の量が多すぎる (スコア:1)
Re:続き物の量が多すぎる (スコア:3, すばらしい洞察)
蔵書の全てがペリーローダンだけだったら、なんとかなるんでしょうけどね。
そういう人はペリーローダン以外にも持ってたりするだろうからなあ。
#「鉄道模型を捨ててから夫の様子がおかしい」のアレが怖くてしかたない人いませんか?
Re:続き物の量が多すぎる (スコア:1)
棚に並べた場合、幅75cm高さ180cm7段の棚が一つペリーローダンだけで一杯になってます…1段に約60冊×7段で420冊。
ローダン専用に棚を一つ割り当ててるんだけど、最新刊あたりはもう平積み状態。
この棚を用意した段階では、もうちょっと戦えるつもりだったんですが、月二回刊行に負けました。
コミックスと兼用で棚板の間隔が広いので、
文庫サイズにあわせて棚板を増設すれば10段まではいけそうなのですが
そこまでしても600冊収納で、年24冊刊行だとあと7年で溢れるんだよなぁ。
Re: (スコア:0)
> 要約してくれるんでもいいや。
レキシコン読め。
Re:続き物の量が多すぎる (スコア:1)
ローダンハンドブックは
・ローダンハンドブック(1994年/200巻刊行記念) [amazon.co.jp]
・ローダンハンドブック2(2004年/300巻刊行記念) [amazon.co.jp]
の2冊がありますが、どちらももう絶版です。
去年400巻が出たときにハンドブック3が出なかったのがすごく残念。
3年後の500巻の時にはハンドブックは出て欲しいなぁ。
貸本 (スコア:2)
現実の本買ったら売り切りの電子書籍を\100で買えるよ!
ないし
貸し本から文庫を大幅割引して注文できるよ!
みたいなサービスはどこのサイトでもやらないよね・・・
【取扱い電子書籍ストア】
Reader Store(運営:ソニーマーケティング株式会社) http://ebookstore.sony.jp/
LISMO Book Store(運営:KDDI株式会社) http://book.lismo.jp/
楽天kobo(運営会社:楽天株式会社) http://kobo.rakuten.co.jp/
Raboo(運営:楽天株式会社) http://ebook.rakuten.co.jp/
紀伊國屋書店BookWebPlus(運営:株式会社紀伊國屋書店) http://bookwebplus.jp/
honto(運営:株式会社トゥ・ディファクト) http://honto.jp/
BookLive(運営:株式会社BookLive) http://booklive.jp/
BookPlace(運営:株式会社東芝、株式会社BookLive) http://toshibabookplace.booklive.jp/
セブンネットショッピング(運営:株式会社セブンネットショッピング) http://www.7netshopping.jp/dgbooks/
誰か、売り切りでやってる所知りませんかねえ・・・?
パピレスぐらいかなぁ・・・でも見たい本って大体が貸し本で売る側に入ってるかと言われると・・・
#今回の書籍がパピレスの売り切りで出たなら買い捲ったのに・・・
----- ド素人につき突っ込み歓迎 アルミ製なので叩くと凹みます
Re:貸本 (スコア:2, 興味深い)
つまり、DRMのかかった電子書籍は、必然的に数年間で読めなくなるものなのです。本を溜め込みたい人たちにとっては、これは受け入れることができるものではないのですよ。
Re:貸本 (スコア:1)
>必然的に数年間で読めなくなるものなのです。
それは言いすぎ。
数年で読めなくなるのは「必然的」じゃないでしょう。
たとえば「Kindle3」の時代の書籍がKindle Touchで読めなくなる」ということは起こってないし、
おそらく今後十年や二十年では起こらないでしょう。
Amazonが倒産する可能性は否定できませんが、倒産すると決まったものでもない。
我が家が火事で焼失したり放水で水浸しになったり、或いは水害に見舞われる
可能性と比較しないと意味はありません。
Re:貸本 (スコア:1)
>Kindle の歴史って、まだ5年に満たないのですよ。10年後に何が起こっているか予想するのは無理がありすぎます。
おや面白い。
未来が予測できないくせに、
「必然的に数年間で読めなくなるものなのです」
という未来予測はなぜ必然なのですか?
あなたにとっては自分に都合の良い未来予想は「必然」で、
都合の悪い未来予想は「予測不可能」になるようですね。
未来に何が起こるかは分からないけれど、「必然的に数年間で読めなくなるものなのです」よりは
このまま存続、或いは仮に倒産するとしてもそのユーザーは丸ごと他社が引き継ぐという
可能性の方が高いでしょう。
>ところで火災・水害の話は、冗談ですよね?
あなたは自分だけは絶対に災害に巻き込まれないと思っているんですか?
阪神・淡路大震災では家財道具が倒壊した家の下敷きになったり火災で全焼したりしてるし、
東北大震災では家ごと家財道具を全部流された人もいる。
#10年後に何が起こっているか予想するのは無理がありすぎるんじゃなかったの?
もっと小規模な火災・水害・土砂崩れ等なら毎年のようにある。
Re:貸本 (スコア:2)
しかもそれを回避する方法は無い。
紙の書籍の場合はリスクはあるにしても、 持ち主が回避手段を講じる事は可能だからね。
Re:貸本 (スコア:1)
シグマブックがそうだったからな。
オンライン購入にも使う管理ソフトの ebi.BookReader が、ある日新バージョンからは
シグマブックに対応しないという通知が届き、それきり本が買えなくなった。
今ある書籍データのバックアップも、リストアにアクティベーションが必要で、
複数機器からリストアすると無効になるのだったか。
いつまで使えるか保証がまったくない。
買ってから 10 年とたっていないが、今の環境が壊れたらもうそれっきりとあきらめている。
Kindle に期待したい気持ちはあり、試しに買ってみたのだが…。
Amazon 一社のサービスだけでは求める水準にまだ達していない。
もう少し動向を見てからでないと安心して買い集められることはできない印象だ。
たとえば
> このまま存続、或いは仮に倒産するとしてもそのユーザーは丸ごと他社が引き継ぐという
可能性の方が高いでしょう。
別会社にユーザを引き継いだ事例はまだ十分にそろっていない。
データの互換性は保たれるのか。
別の出版社に権利が移っていた場合、そのデータは引き継げるのか。
自分が子供の頃に読んだ本を、次の世代に渡していける社会が理想だ。
Re:貸本 (スコア:1)
角川法務が「DL無期限は許可してない」ってセミナーで言ってたので、
明記してないだけでそのへんも期限あるんじゃねーの?と思ってますが。
まだ始まって1年ちょいのサービスなんだから期限来るまでほっかむりとか。
Re:貸本 (スコア:1)
今年の6月ですね。
「無期限DLを求める電子書店は多いけど、出版社には
無期限DLを許可する権利がそもそも無いから無理」
って言い切ってた。
まあ著作権法遵守すればその通りだよ。
著者が「引き上げ」って言ったら配信止めないと権利侵害そのものになる。
Re:貸本 (スコア:1)
オラの古いのはフリーで配布されている場合もありますね。 mx & xmh くらいしか例をしらないけど。
高くね? (スコア:1)
1冊700円とか800円とか、いったい何に掛かってるコスト?
Re:高くね? (スコア:3)
Re:高くね? (スコア:1)
私も正直高いと思いました。でもそれはホテルなどのネット価格が「人の手間が削減できてる分、安いはずだ」という
思い込みの延長かな、とも思いました。ホテルの場合、実際に安いケースも多いですが、それだって戦略的に安く
していれば人件費云々は関係ないし。
私が学生の頃は文庫本ってせいぜい300円位で、厚めのもので500円を超えると高いなという感覚でした。
500円の図書券×3で3冊かって、1枚ごとのお釣りを足して学食のメシ代にしてた時代がありましたw
物価の変動を考えず、数字だけでいうと文庫本の値段が紙であれ電子であれ、700円と聞くとえええ~?って
思っちゃいます。
どのへんが落とし所なんでしょうねぇ。。。
Re:高くね? (スコア:2)
Re:高くね? (スコア:1, すばらしい洞察)
100円でも明確に安め、というのであるならけっこう買いたくなるなぁ。
もう紙は入るスペースないしな...
M-FalconSky (暑いか寒い)
Re:高くね? (スコア:2)
たとえば作者に払う原稿料とか。
まるでそれは
「パソコンなんて電気で動いてるだけで、オープンソースだと無料だから、
『製造』にかかる材料費はほとんど0だ。だから作ったアプリも無料で提供しろ。」
と言ってるような物だぞ。
「コスト」というならそういう話。「売値」となると、現在の価値に依存する。
名著なら高い金を払う価値があるし、駄作ならタダでも要らねえ。
Re:高くね? (スコア:1)
最近買っていないけど, 紙の本でもそのくらいが相場じゃないのかな?
# 問題は挿絵と表紙カバーがどうなるかだ
挿絵は大きいかも (スコア:1)
雑誌掲載時の挿絵が文庫になって削られたりすることは多いので、
電子版ではそういった挿絵まで収録しているとかなったら電子書籍に手を出すのもいいかもしれません。
しかし現時点では魅力ないなぁ。
所詮「貸本」なのに新刊購入と大差ない値段だし、デバイス依存でデバイス壊れて買い換えたら終わりだし。
もうちょっと進化してくれるのを待ってます。
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re: (スコア:0)
ビューア毎の制作費とか?
ショップごとにビューアが存在するとか、乱立しすぎですよう。
やっぱりローダンシリーズ北~ (スコア:1)
ローダン・シリーズを1から最新巻まで出してよ~(出張移動の暇つぶしにはもってこい)
でも\250は高い。古本\100以下で売ってるから、自炊派・所持現物派には魅力なし。\100なら自炊房の俺でも手間賃考えたら買うけど。
Re:やっぱりローダンシリーズ北~ (スコア:1)
むかし、ローダン第1巻を読んだことがあります。当時ですら長期シリーズなのはわかっていたのですが、まだ第1巻が一般書店で売っていたくらい昔のことです。
なんせ第1巻なんで、まあ、設定がわかればいいか、くらいの気持ちで読んだのですが、どうも、それだけでは長期シリーズを読み始めるパワーがわかなかったのか、それっきりマルペとは縁がない。
その後、“Mission Stardust” なる輸入ビデオ(VHS)を見ました(イタリア映画で英語音声)。見終わって、これってマルペ第1巻だよね、と思ったけど、やっぱりしょぼかったなあ。
なんせ、あれアポロ11号以前にシリーズ開始しているくらいで、設定古いし、その辺をわかった上で読んでくれる人でないとつらいんじゃないかと。
Re:やっぱりローダンシリーズ北~ (スコア:1)
それを、30年以上あけてから同じペースで追いかけていく電子書籍ってどうなのよ。
せめて1.5~2倍速(3~4冊/月)くらい期待しても罰は当たらないよね。
それでも寿命のうちに追いつける気がしないけど。
Re: (スコア:0)
あー、\250って、日本企業でありがちな、翻訳に何がし掛かって、宣伝費でこれだけ掛かって、何部売れての積み上げだよね。それ超えたら丸儲け的な感覚か。所詮は出版社的発想からの価格設定と納得。
Re: (スコア:0)
慈善事業じゃあないんだから当たり前でしょう
ただでさえ売れないSFで、しかも電子書籍で、しかも翻訳で、配信用マーケットだって自社じゃないから250でもギリギリの値付けなんじゃないかな
中古本と比べちゃあ可哀想ってもんだ
Re:やっぱりローダンシリーズ北~ (スコア:3)
商売ヘタだなあと思いますけどね。
ペリーローダンを1~10巻まで無料にしてみれば中毒患者はもっと増えるのに。
麻薬の密売人ですら最初の何回かはサービスで無料にするんですよ?
Re:やっぱりローダンシリーズ北~ (スコア:1)
> ペリーローダンを1~10巻まで無料にしてみれば中毒患者はもっと増えるのに。
↓を連想した
https://twitter.com/haxigo/status/229826810643349504 [twitter.com]
Re: (スコア:0)
#2206195 が画期的なSF作品書いて、もっと安く頒布すればいいんだ。
それが業界のデファクトスタンダードになるかもよ。
ジェイムスン教授シリーズ (スコア:1)
こちらも是非お願いしたい。
Re:ジェイムスン教授シリーズ (スコア:1)
もちろん、挿絵入りで!
スタートレックシリーズ? (スコア:1)
どうしてもSteamと比較してしまう (スコア:1)
単純に買う人が少なすぎるから?
いやいや、紙の本も捨てがたい (スコア:0)
いいニュースですねー。
電子書籍化は非常に歓迎してるんですが、愛読書は紙の本で持っていたいタイプ。
紙をめくって読むのも悪くありませんよ。
アシモフの科学エッセイシリーズ (スコア:0)
キボンヌ。
SFマガジンのバックナンバー希望 (スコア:0)
創刊100周年くらいにならないと無理かな。
著者のサインは? (スコア:0)
電子書籍だと、著者サイン会ってイベントはなくなっちゃいますね。それは寂しい。
でも、この前アメリカの古本屋で「この本また読みたいなぁ~。でももう本の置き場がないんだよね」
とため息ついてるおじさんに激しくうなづいてしまったので、やっぱ必要だよね>電子書籍
Re:著者のサインは? (スコア:2)
そこで、書籍にサインしてもらうスマホ・アプリを提供すべきでしょう。
Re:著者のサインは? (スコア:1)
「全巻購入者には、特典直筆サイン入りの画像データ/スクリーンセーバーをプレゼント」
みたいなのでいいんじゃね?
設定資料集とかレアモノ画像とかが入った短編電子書籍でもいいかもしれない。
Re:著者のサインは? (スコア:1)
> 子書籍だと、著者サイン会ってイベントはなくなっちゃいますね。
いやそんなことない。自分の電子書籍データに、gpgで署名してもらえばいい。
ってだめか。
Re:「発○した宇宙」 (スコア:1)
フレドリック・ブラウン氏なら、『さあ、気ちがいになりなさい』のほうがよっぽどヤバいのでは?(^^;)
(こっちは今でもAmazonとかで売ってますし)