ウクライナ情勢をうけて銀歯の治療費用引き上げへ 33
排ガス規制の影響からさらに追い打ち 部門より
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
PC 出荷台数は COVID-19 パンデミックによる需要増による増加が 2 年近く続いていたが、IDC の推計によれば 2022 年第 1 四半期は減少に転じたそうだ (プレスリリース)。
IDC の推計値では 2020 年第 2 四半期から 7 四半期連続で PC出 荷台数が増加しており、2021 年第 2 四半期までは 2 桁成長が続いていた。2021 年第 3 四半期は 3.9 % 増、2021 年第 4 四半期は 1.0 % 増と伸びが大幅に鈍っていたが、2022 年第 1 四半期は 5.1 % 減 (430 万台減) の 8,050 万台となった。なお、IDC のプレスリリースの表は 1,000 台単位と記載されているが、実際には 100 万台単位だ。
ベンダー別にみると、1 位の Lenovo (-9.2 %)と 2 位の HP (-17.8 %)、5 位タイの Acer (-5.9 %) が減少する一方、3 位の Dell (+6.1 %) と 4 位の Apple (+4.3 %)、5 位タイの ASUS (+17.7 %) は増加した。減少した HP と Lenovo、Acer は 2021 年の Chromebook 出荷台数トップ 3 であり、シェアが大きいほど減少幅も大きくなっている。ただし、増加した Dell も 2021 年の Chromebook 出荷台数では 4 位だ。
Gartner の推計値では 2021 年第 4 四半期の段階で減少 (-5.0%) に転じていたが、2022 年第 1 四半期は 7.3 % 減 (610 万台減) の 7,749 万台となり、さらに減少幅が大きくなっている。トップ 6 ベンダーの傾向は IDC と似通っており、1 位の Lenovo (-12.6 %) と 2 位の HP (-17.8 %)、6 位の Acer (-5.5 %) が減少し、3 位の Dell (+5.0)と 4 位の Apple (+8.6 %)、5 位の ASUS (+20.6%) が増加している。
Gartner によれば第 1 四半期の減少は Chromebook の減少による影響が大きく、Chromebook を除いた全世界の PC 市場は 3.3 % 成長しているとのことだ。
経済危機に直面していた南アジアの島国スリランカは12日、対外債務の大半の返済を停止すると発表、事実上の債務不履行(デフォルト)に陥った(朝日新聞, AFPBB)。
経済危機に陥った要因としては、コロナで主要産業の観光が大打撃を受けたことやウクライナ問題による資源価格高騰などが挙げられているが、他にもバラマキ的な減税や紙幣増刷、為替介入、そしてスラドでも話題となった極端な有機農業化の失敗が挙げられている(経済ニュースで知るスリランカ)。
コロナや資源価格高騰の影響は当然ながらスリランカだけに限った話ではなく、財政基盤の貧弱な新興国が今後相次いでデフォルトするのではとの懸念も出ているようだ。
シンガポール・サイバーセキュリティ庁 (CSA) は 11 日、サイバーセキュリティサービス提供者に免許を発行する枠組みを発表した (プレスリリース、 The Register の記事、 CNA の記事、 The Straits Times の記事)。
サイバーセキュリティサービス提供者の免許制度は 2017 年に提案され、2018 年に成立した Cybersecurity Act 2018 によるものだ。免許制度を定める同法第 5 節と附則 2 も同日発効した。
免許制度で当初の対象となるのは侵入テストサービスとマネージドセキュリティサービスの 2 種類。これらのサービスは顧客のコンピューターシステムや機密情報に著しいアクセスを行うため、悪用された場合の影響が大きい。また、既に幅広く導入されているため、サイバーセキュリティ全体の状況に与える影響も大きいことから当初の導入対象に選ばれたとのこと。
免許制度で対象となるサービスを提供するには免許取得が必要となるが、既にこれらのサービスを提供している者には 6 か月間 (2022 年 10 月 11 日まで) の猶予が与えられ、それまでに申請すれば免許発行の可否が判明するまで業務を継続できる。免許の申請を行わず、10 月 11 日以降に対象サービスを提供した場合は 5 万シンガポールドル以下の罰金か 2 年以下の実刑、もしくはその両方が科せられることになる。
免許は 2 年間有効で、申請費用は個人が 500 シンガポールドル、企業が 1,000 シンガポールドルとなる。また、COVID-19 の影響を受けたビジネスを支援するため、最初の 12 か月間 (2023 年 4 月 11 日まで) はすべての申請に対し、費用を 50 % 免除するとのことだ。
Web ブラウザで動作するデータ放送ブラウザ (BMLブラウザ), web-bml が 3 月 3 日、GitHub にて公開された(web-bml の GitHub リポジトリ)。
さらに、Microsoft Edge WebView2 コントロールを利用して TVTest でデータ放送を閲覧可能にするプラグイン、TVTDataBroadcastingWV2 が 4 月 7 日、GitHub にて公開された(TVTDataBroadcastingWV2 の GitHub リポジトリ)。
Broadcast Markup Language (BML) は XML ベースのデータ放送向けのマークアップ言語で、電波産業会 (ARIB) にて技術資料が公開されているのものの、これまでオープンソースの実装は存在していなかった。
DTV 界隈では長らく待ち望まれていた PC でのデータ放送の表示が Windows Media Center (WMC) 以来、久々に可能となり、また TVTest のプラグインとしてサポートされたことから、大きな話題となっている。
開発者の otya 氏の素性は不明なものの、個人サイトにて Kyash ないし BTC での寄付を受け付けている。また、同氏は NTVDM の 64-bit 版 Windows での代替である winevdm の主要開発者でもある。
通信関係の API は現状未実装であり、インターネット接続が必要なコンテンツは閲覧できないものの、完成度は現状でも非常に高く、またコミット頻度も非常に高い。今後にも期待できそうだ。
目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond