小惑星、これまでにない高確率で地球に衝突の恐れ 175
25年後には何をしていますか 部門より
simon曰く、"NASAの地球近傍天体調査プログラム(NEO)は23日、25年後に小惑星が地球に衝突する可能性がある、との観測結果を発表した。問題の物体は2004MN4と呼ばれる直径約400mの小惑星であり、2.4%の確率で2029年4月13日に地球に衝突する可能性があるとのこと。(当初の発表では1/300だったが、24日の追加発表で1.6%に上昇。最新の情報では2.4%とされている)
小惑星衝突の危険性をあらわすトリノ・スケールでは4。『1%以上の衝突確率.衝突によって広大な地域が壊滅される』衝突と定義されている。もしこれが地球に衝突したとするとTNT火薬換算で1500メガトンの威力を持つ、広範囲に影響を及ぼす災害になる模様だ。
地球への天体衝突の影響を計算できるEarth Impact Effects Programに直径390m、密度2500kg/m^3の小惑星として計算させてみたところ、直径4.7km、深さ400mのクレーターができるとの結果がでた。グラウンド・ゼロから1000km離れた地点では体感できる揺れもなく、風も風速1mのが来るくらいでやはり「全地球的大災害」ではないようであるが、それでも気候の変化や生態系の変化による飢饉、津波などは避けられないだろう。
今後さらに観測がすすめば軌道もさらに明確になり、おそらくは「衝突しない」との結果が出ることだろう。でもこういった小惑星が他にも数多くあるかもしれないのでNASAやスペースガード協会やアマチュア天文家の諸氏にはこれからも空を見張りつづけてほしいものである。
もしぶつかるということになっても25年もあればなんとかなると思うのでパニックに襲われる必要はないです。既にアポロの頃に「核爆弾をぶつければなんとかなるんじゃないか?」との研究がされてたり、「タグボートをとりつけて押せばいい」とする研究もあるようです。"
2029年の主なできごと (スコア:4, おもしろおかしい)
2029年■スカイネットが1984年に向けてターミネーターを送り込む
2029年■偵察任務中のポットクルーザーがワームホールに呑み込まれる
2029年■臓器移植用クローンが知識と感情を持つ
2029年■史上最強のクラッカー“人形使い”を公安9課が確保する
Just a whisper. I hear it in my ghost.
2029年4月13日は… (スコア:3, すばらしい洞察)
避難範囲は? (スコア:2, 興味深い)
半径50km地点
降ってくる破片 : 厚さ1cm, 直径16cm
風速 : 53m/s
これじゃ壊滅的被害がでますね。
半径100km地点
破片 : 厚さ0.01cm, 直径3cm
風速 : 19m/s
このくらいなら大丈夫かな?
東京に落ちるとしたら、100km圏内にある千葉、茨城、埼玉、神奈川のほぼ全域が避難対象になりそうですね。
# 核兵器を打ち込んでも隕石の軌道が変わらなかったら、放射能汚染された隕石が降ってくるのか・・・。
Re:避難範囲は? (スコア:2, 参考になる)
に住んでますが、あの時の風速が八代で 56m/s、多分うちのあたりでも
50~55m/s くらいだったでしょうか。瓦が風で飛ばされて近所であちこち
壁に穴があく被害がでました。
風で飛んだ瓦と降ってくる破片とでは速度が違うでしょうから比較する
のが間違ってるかもしれませんが、風速や飛来物のサイズは似てますね。
半径 50km 圏ではあの時と同等かそれ以上の状況になるわけですか。
これまでいろんな災害の被害推定を見聞きしましたが、今回挙げてもら
った推定は皮膚感覚で一番理解しやすかったです。
地球の7割は海(だよね?) (スコア:1)
太平洋のど真ん中に落ちた場合とか、すごい津波が来そうな気がするんですけど。(太平洋の反対側でもかな?)
Re:地球の7割は海(だよね?) (スコア:2, 参考になる)
によると、エネルギーは1400メガトンとあります。
メガトンだとよくわからないので、衝突速度と質量からエネルギーを求めてマグニチュードに換算すると…
E = 0.5*7.5e10*12.6^2 = 5.95e18[J]
logE=4.8+1.5M (参考:マグニチュードとエネルギー [s-yamaga.jp])
M = 9.3
マグニチュード9相当のエネルギーですから、かなり凄い津波が起きそうです。
海底が揺れるのと上から小惑星が落ちてくるのとでは全然条件が違うので、数値は参考程度にしかなりませんけど。
Re:地球の7割は海(だよね?) (スコア:1)
今回の隕石は直径390mらしいので、陸地にたどりつくまでにいくらか減衰するとしても100~200mくらいの高さの津波が押し寄せることになるのかな?
さらに隕石が海底に衝突したときの地殻変動による津波も発生するとなると被害は甚大ですね。
Re:避難範囲は? (スコア:1)
それより確実に人類が絶滅する天文現象があります (スコア:2, 興味深い)
その左上に赤く輝く1等星ベテルギウス。赤色巨星で数千年以内に
その寿命を終え、超新星爆発を起こします。
その時期は、数年以内かもしれないし、もうすでに爆発しているかもしれません。
問題は地球との距離です。その距離は20光年。
人類が爆発を観測した瞬間、致死量の数千倍のγ線が降り注ぎ、
その数百年後には放射性の鉄やニッケルを含んだガスが地球に達します。
スタートレックのようなワープ航法が実現できない限り
地球上の生命は確実に死滅するでしょう。
Re:それより確実に人類が絶滅する天文現象があります (スコア:2, 参考になる)
427光年の間違いでは?
http://homepage2.nifty.com/turupura/guide/star/beterugiusu.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%82%A6%E3%82%B9
I'm out of my mind, but feel free to leave a comment.
280万年前の状況証拠 (スコア:3, 参考になる)
研究者は、ハワイ沖の海底地殻から採取されたサンプルの分析 によって、超新星爆発による降下物が地球に降り注いだのは、 約280万年前(誤差はおよそ30万年前後)で、それが続いた期間は 少なくとも10万年、その期間はその前後よりも宇宙線の量が15%増加し、爆発した超新星は地球から100光年~200光年の間の距離に存在していただろう、と推測しています。
爆発した位置が地球から離れていた為に、大量絶滅は起こりま せんでしたが、地球の気候変動は引き起こされたそうです。 また、それによってアフリカの乾燥が起こり、人間の先祖達の進化が引き起こされたのかもしれない、とする説もあるそうです。
この時期に大量絶滅が起きていない、という事で「100光年~200光年」離れていれば安全だとみて良いのでは無いでしょうか。星自体を特定するには、より微量の「地球上には有り得ない放射性同位体」を探す事が必要だそうです。「頑張るけど結果は判らない」、と答えつつ研究者達は現在その探索にいそしんでいるそうです。
地球大進化でやってましたが・・・ (スコア:2, 興味深い)
Re:地球大進化でやってましたが・・・ (スコア:1)
#地下5000mとスペースコロニー、どっちに逃げようかな・・・
エヴァ、ヤマト2なんかより (スコア:2, おもしろおかしい)
Stellviaは予言か否か (スコア:1)
不安でしょうがないです。
# rm -rf ./.
今の技術でも対応策が色々考えられる規模 (スコア:2, 参考になる)
核の直径が6キロメートルほど、公転周期約5.5年というテンペル第1彗星(9P/Tempel-1)に「370キログラムの主要成分は銅の衝撃弾」 を発射した場合、衝突時の速度は時速3万5000キロメートルですが、これは「18輪の巨大トレーラーのフロントガラスに 虫がぶつかるようなもので、衝撃弾によって彗星の速度は 秒速0.0005ミリメートル遅くなるだろう。 軌道変化は今後5年かけて100メートルを超える程度に過ぎない」 と書いてありました。
彗星が木星の近くを通り過ぎるだけで、その引力によって軌道が 数千キロメートル以上変わってしまうことがある、という事も きちんと書いてありますが、例えばこれが「地球と衝突する事が判明しました」という場合、何かを打ち上げる為のロケットがふんだんに有るとは言い難い状況だし、遠方まで出かけて行くにも時間が必要だろうし、とりうる手段はどんなものになるのかな、と素人はついつい考えたりしました。
今回の小惑星は直径約400mで、衝突確率は2.2%だそうですが、タレコミにもパニックに襲われる必要はないですと書いてありますので、きっと何か対応策が用意されているのでしょう。 で、今の技術でも考えられる対応策って、具体的にはどのような物なのでしょうか?
Re:今の技術でも対応策が色々考えられる規模 (スコア:1)
というのは冗談だが、対応策なんてそんなにあるとも思えない。
少なくとも、外部から核を打ち込むにしても、それ自体が出来ないというか、ストップかかったりするかもしれんしね。
タグボートにしたところで、核分裂型か核融合型かは知らんけど、連続噴射が可能な型のエンジンが必要で、いずれにしても、これも核なわけで。
たしか、原子力ロケットのナーバって、政治的理由で放棄されたと思ってるんだけど、そんな連中に柔軟な対応が出来るとも思えず。研究が止まってなけりゃ、とうの昔に探査機が原子力エンジンで飛んでたかも知れんのだが。
#ほとんど、妄想だが(苦笑)
Re:今の技術でも対応策が色々考えられる規模 (スコア:1)
>タグボートにしたところで、核分裂型か核融合型かは知らんけど、連続噴射が可能な型のエンジンが必要で、いずれにしても、これも核なわけで。
核アレルギーの日本とはちがって、アメリカ人は核のことを「でっかい爆弾」くらいに思ってますって。ロシア人は言うに及ばず。(連中は核爆弾で土木工事をしてたという実績がある)
それこそ喜々としてどっかんどっかん核を打ち上げるでしょうな。
惑星間探査機の制御技術だったら既に小惑星に着陸 [astroarts.co.jp]ができるくらいにはなってるわけだし、現時点でもなんとかなるんでは。
Re:今の技術でも対応策が色々考えられる規模 (スコア:1)
不安に思うのは技術があっても、実行はさせてもらえるの?という点なだけで。
ナーバの場合、条約絡みで中止になったわけで、あれもアメリカの話だしね。アトミックブームの時代のアメリカじゃあるまいし、使用に関しちゃ慎重になると思うんだけど。
たかだか25年やそこらで、政治的な問題にかたがつくとも思えないし。むしろ、25年も先なら平気で先送りとか無責任策に走られて終りという可能性も(苦笑)
Re:今の技術でも対応策が色々考えられる規模 (スコア:1)
火星旅行と災害防止が同じ反応を引き起こすようには思えないけどね。
大抵、命の方が「主義」よりも優先するんじゃない?
むしろ、この件がきっかけになって原子力ロケットに道が拓くといいな、と妄想してみる。
Re:今の技術でも対応策が色々考えられる規模 (スコア:1)
・ボーリングで核を埋め、吹っ飛ばす場合
上手く粉々になればいいが、大型破片を多数こしらえ厄介な状況となる可能性がある。
・ロケットをくくりつける場合
彗星の重力は弱いため、急な制動をかけることが出来ません。
(かけた場合、これまた分解して大型破片多数となる可能性がある)
そのため、弱いロケットを長期間にわたり使用しなければならない。
・ミラーで蒸発させる場合
これまた時間がかかる
……等々、結構たいへんだった記憶があります。
Re:今の技術でも対応策が色々考えられる規模 (スコア:2, おもしろおかしい)
いやいや、地球の方にロケットをくくりつけて地球を小惑星の軌道から逸らすのですよ。
参考:妖星ゴラス [toho-a-park.com]
Re:Stellviaは予言か否か (スコア:1)
光速度を超える観測方法があれば、別ですが。
あとは・・・・・人類が 1st でどれだけ懲りるかにかかっていますね。
間違いなく、人類の間抜けさが問われる状況になります。
Re:Stellviaは予言か否か (スコア:1)
直径 390 m ? (スコア:1)
Re:直径 390 m ? (スコア:2, 参考になる)
最新のEarth Impact Risk Summary [nasa.gov]では「Diameter 0.390 km」になってるのでそれに倣いました。
って、今見たら衝突の危険性が「Impact Probability (cumulative) 2.2e-02」になってますね。2.2%に落ちたんだ。良かった良かった。
妖星ゴラス (スコア:1)
25年じゃ技術開発が間に合わないか。
Re:妖星ゴラス (スコア:1)
主成分 (スコア:1)
簡単に気化するような物質であれば、遠くから強力なレーザーを当てて減速/縮小/回避させる方法もあります。
Re:主成分 (スコア:2, 参考になる)
組成としては、分化はしていないものの、地球表面とほぼ変わらないものとみていいと思います。
Re:主成分 (スコア:1)
圏内からだと届かんし,圏外に打ち上げるんだと大規模なものは上げにくい,
で難しい気がするんですが.
#少なくとも,電源設備込みで今のペイロードに乗るようなものだと大して
#出力が無いような.
Re:主成分 (スコア:1)
実は軌道エレベータにはマスドライバー機能があり岩をぶん投げて迎撃というネタでも可。
仮に衝突するとなった場合 (スコア:1)
あるいは、被害を受けた国が「軌道が操作された疑いがある」とかいちゃもんをつけるとかもありそう。
#被害が中途半端な規模だったときね。
25年後…もうすぐ定年 (スコア:1)
あぼんでもいいかな。
モデレート したいときには 権利なし
かつかれー
Re:25年後…もうすぐ定年 (スコア:1)
確かソレを作ろうってのがスタートの言葉だったような (スコア:1)
ASIMOは十万馬力で空飛べてミサイル持って突っ込んでくれるんでしょうか?
冗談はさておき。
そのころにはとっくに宇宙作業員がロボットになってて、なんかしらの対抗策を宇宙で展開出来るようになるといいんですが。
流石に25年じゃ無理か。
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「なんとかインチキできんのか?」
QRIOなら、ボールを投げられる (スコア:2, おもしろおかしい)
全質量の半分ぐらいを投げれば、残りの半分は逆方向に進んでくれそうな気がする。
え?ボールを拾えないって?
13日は金曜日? (スコア:1)
2029年 [yahoo.co.jp]の4月13日は、あ、あ、やっぱり。7月も金曜。
こんなに未来なら、プラスマイナス300日くらいは「あり」かと思うので、やはりあえてこの日付を選んだのは納得ですね。
軌道要素と衝突確率 (スコア:3, すばらしい洞察)
軌道要素がわかれば、かなり正確に接近日時が判ります。
小惑星軌道ビュアー [astroarts.co.jp]などで、調べることができます。
今回のも、その日が近づくまでに確率は上がったり下がったりしながら、
軌道要素が確定するに従って、(他の数多い地球接近型小惑星と同じく)
結局確率0になることがほとんどです。今回発見されたものにすぐに
パニックになる必要はないというのは、この辺りから来ています。
その代わりニアミス小惑星は下記の危険性があります
直径約0.5kmの小惑星が地球とニアミス
Yeomans氏によると、発見されているPHAで、
近い将来に地球に衝突する危険のあるものは無い。
だが現在のところ地球衝突の危険が無いPHAであっても、
長期的に見れば衝突の危険性は否定できないという。
なぜなら、地球や月、木星などの重力の影響から、
PHAの軌道に予測不能な揺らぎが生じ、
その結果地球衝突軌道に乗ってしまう可能性があるからだ。
したがって、継続的な監視が不可欠である。
ニアミス小惑星の例(今年分のみ)
・ [astroarts.co.jp]地球にニアミスした小惑星2004 FU162 [astroarts.co.jp]
・小惑星が地球にニアミス2004FH [astroarts.co.jp]
Re:最後の食事 (スコア:1)
いや、その日、私の誕生日なので。
でっかいプレゼントをありがとう。
誰か、おめでとうと言ってくれ。
Re:最後の食事 (スコア:1)
うぇ。私の誕生日だ。
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Re:最後の食事 (スコア:1, おもしろおかしい)
#永遠にAC
Re:素人考えですが (スコア:2, すばらしい洞察)
ぶつからない事が目的なので、吹き飛ばす必然性はないです。ガスを噴射させてコースを…とありますが、その為に核を使おうかな?という話です。ガス噴出ではなくて、核爆発の反発力で軌道を変えるわけです。
”good job.” (スコア:1)
Re:”good job.” (スコア:1)
--S0R5
Re:素人考えですが (スコア:1)
彗星みたいに、揮発性があるならともかく(無いのもある?)、そうでなかったら、効果は少いんじゃないかな?
Re:素人考えですが (スコア:1)
ガス噴出による推力が核爆弾のエネルギーを超えるかが疑問ですね。
いざとなったらできることは全部やるしかないのでしょうけど。
核のような瞬発力を使うのではなくて、天体にでっかい太陽帆を取り付けて少しずつ軌道を変えるってのはどうでしょう。
# 逆算すると、そろそろ真田技師長が産まれてないとまずいんじゃないか?
[わかってもらうことは難しい。わかってあげることは、もっと難しい。]
Re:素人考えですが (スコア:2, おもしろおかしい)
そんなこともあろうかと、一昨日生産にとりかかった人達が大量に…
Re:素人考えですが (スコア:1)
片側の面の幾分表面から離れた場所で爆発させ,その熱で表面を揮発させる.
で,その反作用で微妙に軌道を変えるって奴です.
Re:なんか (スコア:2, すばらしい洞察)
#で、次回で衝突。