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医療

学校の保健室から「消毒液」が消える、代わりに「まほうのみず」を配備 146

ストーリー by hylom
トンデモ系かと思いきや 部門より

最近では学校の保健室において「消毒液」の使用が減っているという(西日本新聞)。

傷口を流水で洗うだけで、消毒液を使わないという治療法が一般的になっているため。また、ある小学校では傷口に「薬」を付けると子供達が安心するため、代わりにただの水道水を「まほうのみず」として用意して使っているという。ただ、消毒液の使用を求める保護者もいることから、別の小学校では消毒液を常備し、場合に応じて使用するかを決めているそうだ。

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  • 教育現場からして「まほうのみず」なんてものを持ち出すから、酵素水 [google.co.jp]といったニセ科学が蔓延るんでしょうね。オカルトオーディオについては、言うに及ばず。

    消毒液を使わないことを不安に感じる子供がいるんだったら、使わない理由を科学的に説明すべきでしょう。たとえ面倒であっても、それが教育というもので、教育機関の役目。学校が教育を放棄してオカルトを持ち出すなんてのは断じて許されるべきではない。

    記事のまほうのみずの写真 [nishinippon.co.jp]を見た限り、内部(特にチューブ部分)で雑菌が繁殖して不衛生に思えます。せっかくの「無菌である水道水」を台無しにしています。使うたびに、エタノールや次亜塩素酸ナトリウム水溶液などで殺菌しているなら良いですが、おそらくしていないでしょうね。

    • by Anonymous Coward on 2015年07月13日 13時19分 (#2846591)

      転んで擦りむいて泣き喚く低学年児童に向けて「使わない理由を科学的に説明すべき」ですか。
      それもまた極論だと思うけどな。

      3,4年あたりで「保健室のまほうの水」ってホントはただの水らしいよ、と知ればいいんじゃないですかね。

      親コメント
    • 消毒液を使わないことを不安に感じる子供がいるんだったら、使わない理由を科学的に説明すべきでしょう。たとえ面倒であっても、それが教育というもので、教育機関の役目。

      それで教育されるべき対象は、児童でなくて保護者だったりするんですけどね。
      小学校は、親を教育する機関でもあるってことだ。
      大変だな>先生。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2015年07月13日 13時39分 (#2846607)

      大筋同意しますが、
      > 消毒液を使わないことを不安に感じる子供
      「まほうのみず」が対策しているのは、子供ではなく保護者の方ではないでしょうか。
      子どもには先入観がないので、保健の先生に説明されれば納得すると思います。
      ところが大人のほうは昔からの「傷には消毒薬」という固定観念もあり
      子どもから「消毒しなかった」「くすりは何も使われなかった」と言われたら遠慮なく怒鳴り込んできて
      いくら湿潤療法を説明しても納得しないこともあるでしょう。

      感情的になっている保護者をすべて科学的な説明で、かつ本業に支障をきたさない時間内で
      納得させる自信があるなら「まほうのみず」を批判してもいいでしょうけれど、
      教育現場の現実を考えれば、無碍に批判できるものではないと私は思います。

      # 私だったら消毒薬の瓶に水道水入れておくかもね:-P

      親コメント
      • > いくら湿潤療法を説明しても納得しないこともあるでしょう。

        単に方法論を説明するだけだと納得しないこともあるでしょうけど、
        「キズパワーパッド」などの具体的製品を持ち出せば、湿潤療法の説得は難しくないと思う。

        でも、実際の運用としては、パワーパッドはコストが高すぎるし、
        メンテの手間もありますから、湿潤療法まではしてないと思う。
        単に「洗い流す」だけ。

        妻が小学校教諭ですが、マキロン信者ですね。児童のちょっとした擦り傷などはとりあえずマキロンで洗い流してるらしい。
        その使い方を聞いてると、「魔法の水」と称するただの水で洗い流すという方針は、わからなくもないです。

        #「傷口は一酸化二水素水で洗浄してます」と言うのがいいんじゃないかと、かなり本気で思います。

        親コメント
    • >消毒液を使わないことを不安に感じる子供がいるんだったら、使わない理由を科学的に説明すべきでしょう。たとえ面倒であっても、それが教育というもので、教育機関の役目。学校が教育を放棄してオカルトを持ち出すなんてのは断じて許されるべきではない。

      たぶん、子供以前に教師に対する十分な科学的教育がなされてないんじゃないかな。

      #何とかからの伝言を連想してしまう。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2015年07月13日 13時34分 (#2846601)

      「魔法の水 ラグビー」でググれ
      10年も経つと、昔を知らない若い世代がオカルトとかニセ科学と言い出すのだなぁと実感

      雑菌が増えるかもしれない可能性については同意
      ただ、写真のものは専用のノズルだと思う
      http://www.tech-jam.com/items/SAN17000.phtml [tech-jam.com]
      https://www.sanplatec.co.jp/product_pages.asp?arg_product_id=SAN90826 [sanplatec.co.jp]
      なんか良い写真が見当たらないが…

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      水は魔法の力を持っているのですよなど、「(酸素た酵素やゲルマニウムの混じっていない)単なる水」に力があるように言えばいいのではないでしょうか。

    • by Anonymous Coward

      まほうのみずとは次亜塩素酸ナトリウム水溶液の可能性が高いと思われますが。
      学校ですし、放置すれば分解して不衛生になりえますけど、毎日取り換えていれば大丈夫だと思いますが。
      たしかに放置されている可能性も否定できませんが。

  • 水で十分なことは多いだろうが、怪我の状況によっては
    リスク回避として、きちんと殺菌すべき。
    治りがどうのこうのというよりも。
    • by Anonymous Coward on 2015年07月13日 12時45分 (#2846553)

      関連資料
      https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/1372912942_1.pdf [dermatol.or.jp]
      http://repository.ul.hirosaki-u.ac.jp/dspace/bitstream/10129/615/1/AN0... [hirosaki-u.ac.jp]

      消毒液を用いることにより、患部の免疫力が低下するリスクもあります。
      また、治りが遅いという事は、それだけリスクの高い状況が長引くという事でもあります。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2015年07月13日 14時53分 (#2846656)

      国内での創傷においてリスクの高い破傷風ですが
      破傷風菌に所謂消毒薬は殺菌効果がありません。
      むしろ大量の水道水で充分に洗い流す方がずっと効果が高い。
      リスク回避のためには消毒薬より洗浄を徹底する方が重要です。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      水で不十分な傷はというのは、直ちに病院などで治療が必要なレベルな気が(放置して化膿したとかじゃなけりゃ)

      • by Ryo.F (3896) on 2015年07月13日 12時40分 (#2846551) 日記

        湿潤療法#適用すべきでない場合 [wikipedia.org]が参考になりますね。

        特に、傷口の汚れがひどい場合は、外科に直行です。
        破傷風の恐れがあるので。

        親コメント
  • by ymasa (31598) on 2015年07月13日 12時16分 (#2846533) 日記

    湿潤療法ですよね?

    湿潤療法
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%BF%E6%BD%A4%E7%99%82%E6%B3%95 [wikipedia.org]

  • 高度に進歩した科学は、魔法と区別が付かない

  • 消毒に意味が無くなったのでは無く,消毒という行為の是非なのでは。
    それについて回る責任問題とか。
    となるとまあ,水で洗い流すぐらいしかできないよね。

    まほうの水はなにに当たるんだろう?宗教的行為?
  • 地産地消ならぬ自給自足のリサイクルでエコだし
  • 『まほうのみず』という単語と効果の胡散臭さは以前に出ていた音響水を思い出す。
    --
     /\ /\ /\
    (・大・  )3
    ___/\___________________
    Jody Wisternoffこそ至高。
    - Tetsuya Hiragino
  • by uduki1974 (32620) on 2015年07月13日 23時22分 (#2846960)

    湿潤療法は有効
    しかし汚れを取った後のラッピングが必要
    ラッピングがなければ乾いてかさぶた…それって湿潤療法?

    湿潤療法が適用されるかどうかは医師の判断が必要
    …その位重いなら、消毒で傷の治りが遅れるとかは医者に行くまでの間は誤差程度?

    なので保健室で治療して終わる程度の事の大半は水だろうが消毒液だろうが大差ないんじゃないの???

    【まほうのみず】の正体って
    『湿潤療法じゃないなんて!』って言う人には水なんですよって安心させて
    『ちゃんと消毒しないなんて』って言う人向けには魔法の水ですよって安心させて

    どちらの極論にも対応するために苦肉の策で生まれた言葉なんだろうね

  • by Anonymous Coward on 2015年07月13日 12時14分 (#2846531)

    多少殺菌効果があるのでは?

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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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