学校の保健室から「消毒液」が消える、代わりに「まほうのみず」を配備 146
ストーリー by hylom
トンデモ系かと思いきや 部門より
トンデモ系かと思いきや 部門より
最近では学校の保健室において「消毒液」の使用が減っているという(西日本新聞)。
傷口を流水で洗うだけで、消毒液を使わないという治療法が一般的になっているため。また、ある小学校では傷口に「薬」を付けると子供達が安心するため、代わりにただの水道水を「まほうのみず」として用意して使っているという。ただ、消毒液の使用を求める保護者もいることから、別の小学校では消毒液を常備し、場合に応じて使用するかを決めているそうだ。
「科学教育」を放棄して「オカルト教育」ですか (スコア:5, すばらしい洞察)
教育現場からして「まほうのみず」なんてものを持ち出すから、酵素水 [google.co.jp]といったニセ科学が蔓延るんでしょうね。オカルトオーディオについては、言うに及ばず。
消毒液を使わないことを不安に感じる子供がいるんだったら、使わない理由を科学的に説明すべきでしょう。たとえ面倒であっても、それが教育というもので、教育機関の役目。学校が教育を放棄してオカルトを持ち出すなんてのは断じて許されるべきではない。
記事のまほうのみずの写真 [nishinippon.co.jp]を見た限り、内部(特にチューブ部分)で雑菌が繁殖して不衛生に思えます。せっかくの「無菌である水道水」を台無しにしています。使うたびに、エタノールや次亜塩素酸ナトリウム水溶液などで殺菌しているなら良いですが、おそらくしていないでしょうね。
Re:「科学教育」を放棄して「オカルト教育」ですか (スコア:4, すばらしい洞察)
転んで擦りむいて泣き喚く低学年児童に向けて「使わない理由を科学的に説明すべき」ですか。
それもまた極論だと思うけどな。
3,4年あたりで「保健室のまほうの水」ってホントはただの水らしいよ、と知ればいいんじゃないですかね。
Re:「科学教育」を放棄して「オカルト教育」ですか (スコア:1)
んー、でも「お水で十分ばいきんは流れて、あとは体が頑張ってくれるから、それ以上のことはしないのですよ」でも十分分かってもらえるし、それで問題ないんじゃないですかね。それが科学的だから、で何でも行くべきとは思わないけど、これに関してはわざわざ魔法を介在させなくてもいい気がします。僕が転んで怪我をした時は「これがばいきんを殺してくれるので怖いことにならないのです」っていわれて消毒していたわけで。
Re:「科学教育」を放棄して「オカルト教育」ですか (スコア:1)
プラセボ効果はむしできないので
Re:「科学教育」を放棄して「オカルト教育」ですか (スコア:1)
普通の子供は学校にいくまえに、泥まみれで怪我なんかいくらでもするわけで
出来物やらで膿が出るのも普通だったし。
家庭でもじいちゃんがつばつけておけば治るとか怪しい軟膏や膏薬をつけておくのが普通だったけどね。
実際鎌で怪我したときも田んぼで血吸ってあらって、今から思えばちゃんと直してくれたけど。
おかげで、小学校の新任の保健の先生「この学校は怪我しても誰も泣かないで偉いです」と言っていました。
maruken
Re:「科学教育」を放棄して「オカルト教育」ですか (スコア:1)
maruken
Re:「科学教育」を放棄して「オカルト教育」ですか (スコア:1)
当然のごとく「居ません」などと考えているのはただの無知だろ。
「サンタさん」の定義の問題なんて言うなよ。
Re:「科学教育」を放棄して「オカルト教育」ですか (スコア:2)
消毒液を使わないことを不安に感じる子供がいるんだったら、使わない理由を科学的に説明すべきでしょう。たとえ面倒であっても、それが教育というもので、教育機関の役目。
それで教育されるべき対象は、児童でなくて保護者だったりするんですけどね。
小学校は、親を教育する機関でもあるってことだ。
大変だな>先生。
Re:「科学教育」を放棄して「オカルト教育」ですか (スコア:2, すばらしい洞察)
大筋同意しますが、
> 消毒液を使わないことを不安に感じる子供
「まほうのみず」が対策しているのは、子供ではなく保護者の方ではないでしょうか。
子どもには先入観がないので、保健の先生に説明されれば納得すると思います。
ところが大人のほうは昔からの「傷には消毒薬」という固定観念もあり
子どもから「消毒しなかった」「くすりは何も使われなかった」と言われたら遠慮なく怒鳴り込んできて
いくら湿潤療法を説明しても納得しないこともあるでしょう。
感情的になっている保護者をすべて科学的な説明で、かつ本業に支障をきたさない時間内で
納得させる自信があるなら「まほうのみず」を批判してもいいでしょうけれど、
教育現場の現実を考えれば、無碍に批判できるものではないと私は思います。
# 私だったら消毒薬の瓶に水道水入れておくかもね:-P
Re:「科学教育」を放棄して「オカルト教育」ですか (スコア:2)
> いくら湿潤療法を説明しても納得しないこともあるでしょう。
単に方法論を説明するだけだと納得しないこともあるでしょうけど、
「キズパワーパッド」などの具体的製品を持ち出せば、湿潤療法の説得は難しくないと思う。
でも、実際の運用としては、パワーパッドはコストが高すぎるし、
メンテの手間もありますから、湿潤療法まではしてないと思う。
単に「洗い流す」だけ。
妻が小学校教諭ですが、マキロン信者ですね。児童のちょっとした擦り傷などはとりあえずマキロンで洗い流してるらしい。
その使い方を聞いてると、「魔法の水」と称するただの水で洗い流すという方針は、わからなくもないです。
#「傷口は一酸化二水素水で洗浄してます」と言うのがいいんじゃないかと、かなり本気で思います。
Re:「科学教育」を放棄して「オカルト教育」ですか (スコア:1)
>消毒液を使わないことを不安に感じる子供がいるんだったら、使わない理由を科学的に説明すべきでしょう。たとえ面倒であっても、それが教育というもので、教育機関の役目。学校が教育を放棄してオカルトを持ち出すなんてのは断じて許されるべきではない。
たぶん、子供以前に教師に対する十分な科学的教育がなされてないんじゃないかな。
#何とかからの伝言を連想してしまう。
Re:「科学教育」を放棄して「オカルト教育」ですか (スコア:2)
別の人もコメントしてましたけど、教師もそうだけど今は「親」への教育も必要だそうですね。
そしてさらに、科学的な教育に加えて一般社会常識や情操教育までやらないとダメなのかもしれないというある意味オカルトを超えて怖い話。
今の社会では生活階級が固定化されつつあり富の集中と二極化が進んでいってるけど、知識や教育も二極化が進んでいるのかもしれない。
Re:「科学教育」を放棄して「オカルト教育」ですか (スコア:1)
「魔法の水 ラグビー」でググれ
10年も経つと、昔を知らない若い世代がオカルトとかニセ科学と言い出すのだなぁと実感
雑菌が増えるかもしれない可能性については同意
ただ、写真のものは専用のノズルだと思う
http://www.tech-jam.com/items/SAN17000.phtml [tech-jam.com]
https://www.sanplatec.co.jp/product_pages.asp?arg_product_id=SAN90826 [sanplatec.co.jp]
なんか良い写真が見当たらないが…
Re: (スコア:0)
水は魔法の力を持っているのですよなど、「(酸素た酵素やゲルマニウムの混じっていない)単なる水」に力があるように言えばいいのではないでしょうか。
Re:「科学教育」を放棄して「オカルト教育」ですか (スコア:1)
本人の成長段階に応じて、吸収できる情報をスムーズに吸収するための課題を与え
その障害となる負担を減らすというのは、教科書ではなく教育者の仕事
教育現場では「サンタクロース」と「七夕」と
「いたいのいたいのとんでいけ」を追放しなければならないか?
あらゆる要素があなたのいう意味で教育的でなければならないなら、
そこにあるのは怪しげな教育現場だ。
Re:「科学教育」を放棄して「オカルト教育」ですか (スコア:1)
マジックインキもそうだけど、商標だからそこをあげつらうのはどうでしょう。
むしろ普通名詞になってる「魔法瓶」の方が、保温だけじゃなく中からなんか出てきそうな怪しげな雰囲気も醸し出しててやばい気がするのですが。
Re:「科学教育」を放棄して「オカルト教育」ですか (スコア:1)
「マジック」というのは英語で「magic」、これは「魔法」という意味なんですよ。
つまり、「マジックテープ」は「魔法の細帯」だから「魔法の水」が「(文字通り)魔法を使っている」と解されるであれば、「マジックテープ」も同様のはずだが、実際にそういう誤解をしている人は少ないであろうから、「魔法の水」の「魔法」も比喩的に解釈されるのではないかとおっしゃっているのではないでしょうか。
Re:「科学教育」を放棄して「オカルト教育」ですか (スコア:1)
たいていのマジックナンバーは、単なる意味のある数値定数。定数には名前を与えて使いまわすべきだ、というお作法を無視しているだけのこと。
べつに「これを137にするとどうした理由か分からないが奇跡的に答えが出てくる」なんていう値じゃないです。
Re: (スコア:0)
まほうのみずとは次亜塩素酸ナトリウム水溶液の可能性が高いと思われますが。
学校ですし、放置すれば分解して不衛生になりえますけど、毎日取り換えていれば大丈夫だと思いますが。
たしかに放置されている可能性も否定できませんが。
確かに水道水にはたくさんの細菌が生息していた (スコア:2)
新聞記事 [nishinippon.co.jp]の、
の部分(院長先生の発言部分)から「無菌である水道水」という言葉を引用してしまいましたが、確かに水道水にはたくさんの細菌が生息している [mitsui-norin.co.jp]ようでした。水道水は無菌では無かったようです。お詫びして訂正します。
水道水の水質検査の「一般細菌」(基準値1mlの検水で形成される集落数が100以下)のテストでは「0個(検出されず)」となるケースが多い [1pure.jp]ようです。「従属栄養細菌」のテストでは水道水から多数の細菌が検出されるようですが、水道局はその検査を殆どやっていないみたいですね。
Re:「科学教育」を放棄して「オカルト教育」ですか (スコア:2)
水であることを誤魔化すのなら「ジハイドロジェンモノオキサイド」でしょ。
# かえって苦情が殺到するか?
きちんと殺菌すべき (スコア:2)
リスク回避として、きちんと殺菌すべき。
治りがどうのこうのというよりも。
Re:きちんと殺菌すべき (スコア:1)
関連資料
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/1372912942_1.pdf [dermatol.or.jp]
http://repository.ul.hirosaki-u.ac.jp/dspace/bitstream/10129/615/1/AN0... [hirosaki-u.ac.jp]
消毒液を用いることにより、患部の免疫力が低下するリスクもあります。
また、治りが遅いという事は、それだけリスクの高い状況が長引くという事でもあります。
Re:きちんと殺菌すべき (スコア:1)
国内での創傷においてリスクの高い破傷風ですが
破傷風菌に所謂消毒薬は殺菌効果がありません。
むしろ大量の水道水で充分に洗い流す方がずっと効果が高い。
リスク回避のためには消毒薬より洗浄を徹底する方が重要です。
Re: (スコア:0)
水で不十分な傷はというのは、直ちに病院などで治療が必要なレベルな気が(放置して化膿したとかじゃなけりゃ)
Re:きちんと殺菌すべき (スコア:4, 参考になる)
湿潤療法#適用すべきでない場合 [wikipedia.org]が参考になりますね。
特に、傷口の汚れがひどい場合は、外科に直行です。
破傷風の恐れがあるので。
Re:きちんと殺菌すべき (スコア:1)
というごく当たり前の話にしか読めないけどなぁ。
それでいいんじゃない?
だれか、そうじゃないって話でもした?
深い傷でしかも汚れている場合は危険度が高いというのは、湿潤療法以前の問題で、消毒液があっても同じかと。
より適切には、深い傷であるか否かに関わらず、汚れている場合は危険度が高い、です。
Re:きちんと殺菌すべき (スコア:1)
湿潤療法という言葉が出ていたので、それ湿潤療法と関係あるの?という疑問を感じました。
関係ないですよ。
ただ、傷の危険度を考える上では参考になるので示しました。
あと、浅いすり傷の場合、汚れていても洗えば十分な場合がほとんどかと思います。
逆に、深い傷なら、汚れが無くても「洗えば十分」ではありませんね。
だから、深い傷でしかも汚れている場合は危険度が高い [srad.jp]は、説明としては不適切だ、ってことです。
Re:きちんと殺菌すべき (スコア:1)
日本では三種混合ワクチン(四種混合ワクチン)の接種が広く行われているからですね。
ただ、接種が広く行われなかった時期(1968年以前、1975年から1981年)もあります。
この頃に生まれた人は要注意。
なので、三種/四種混合ワクチンを接種している今の子供なら、危険性は低いと言えます。
しかし、それでも日本では年間百件以上の発症が確認されています。
海外渡航時には予防接種を受けることを検討するよう、厚生労働省が推奨しています。
致死率約50%。
と、言う様な知識を持った上で判断するなら、いいんじゃないでしょうか。
Re:きちんと殺菌すべき (スコア:1)
消毒液だろうがただの水だろうが破傷風リスクは変わらない
まさにそう言う指摘をしてます。
のに何でその話をここでするの?
しちゃいけませんか?
Re: (スコア:0)
> 人間の体はそんなにやわじゃないですよ
> なんで、かさぶたできると思ってんの?
その言い方だと、医療技術や医薬品の発達全般を否定してしまうことになります。
そうじゃないのなら、各論(どういう場合に薬が必要で、どういう場合は薬が不要/有害なのか、その根拠)を言わないと。
湿潤療法 (スコア:2)
湿潤療法ですよね?
湿潤療法
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%BF%E6%BD%A4%E7%99%82%E6%B3%95 [wikipedia.org]
つまり、こう云う事か…… (スコア:2)
高度に進歩した科学は、魔法と区別が付かない
もともと医療行為かどうかグレーだったからでしょ (スコア:2)
それについて回る責任問題とか。
となるとまあ,水で洗い流すぐらいしかできないよね。
まほうの水はなにに当たるんだろう?宗教的行為?
もうオシッコでイイじゃん (スコア:1)
第二の音響水 (スコア:1)
/\ /\ /\
(・大・ )3
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Jody Wisternoffこそ至高。
- Tetsuya Hiragino
というか (スコア:1)
湿潤療法は有効
しかし汚れを取った後のラッピングが必要
ラッピングがなければ乾いてかさぶた…それって湿潤療法?
湿潤療法が適用されるかどうかは医師の判断が必要
…その位重いなら、消毒で傷の治りが遅れるとかは医者に行くまでの間は誤差程度?
なので保健室で治療して終わる程度の事の大半は水だろうが消毒液だろうが大差ないんじゃないの???
【まほうのみず】の正体って
『湿潤療法じゃないなんて!』って言う人には水なんですよって安心させて
『ちゃんと消毒しないなんて』って言う人向けには魔法の水ですよって安心させて
どちらの極論にも対応するために苦肉の策で生まれた言葉なんだろうね
まほうのみず(塩素入り) (スコア:0)
多少殺菌効果があるのでは?
Re:まほうのみず(塩素入り) (スコア:2)
Re:まほうのみず(塩素入り) (スコア:1)
水道水そのままだと残留塩素あるはずなので軽い殺菌はできてそうですね。
Re:まほうのみず(塩素入り) (スコア:1)
所詮残留塩素だからか。
Re: (スコア:0)
置きっぱなしにすると、カルキ抜きされるから、
かえって危険なのでは?
とはいえ、そうそう簡単に人は死なないけどね。
Re:赤チン (スコア:1)
子供が転んで怪我して出来た擦り傷なんかだったら、それでカサブタが早く固まります
瘡蓋をできやすくするのは、却って怪我の治りを遅くする、って話なんですよ。
他のコメント [srad.jp]にもありますが、そう言ったわけで湿潤療法が広まったわけです。
Re:赤チン (スコア:1)
それなら気休めに赤チンじゃない消毒薬を使えば?
赤チン [wikipedia.org]は、水銀化合物で製造工程で水銀が出るので、国内での合成が禁止されてる。
現在は、支那から原料を輸入して販売されている。
先進国では、販売が禁止されているところもある。
それでも赤チンがいい、って信じるんだったら(信じる以外の理由を僕は思いつかない)、赤チン使えば?
Re:赤チン (スコア:1)
かさぶたできて、それを少々の痛みを感じながら剥ぎ取る楽しみがなくなるわけか。
あ、でも、ひどい擦り傷に質の悪いガーゼをつけてしばらくすると完全にひっついて、あれを剥ぎ取るのはかなりの涙目だったなぁ。
Re:赤チン (スコア:1)
モデレート権があったら+するのにな。
あのピリピリ感がたまらないです。
maruken
Re:まほうのみず (スコア:1)
やった(やられた)ことある傷治療の民間療法。
・酒飛沫(あぶさん?)
・なめる(水洗いしてから)
・ハチに刺されたらションベンかける。
Re:まほうのみず (スコア:1)
>ところで聖水ってどんな成分でしょうかね?
こちら [ojyosama.jp]を参考になさってください。
#これ東京にしかないんかな?
Re:まほうのみず (スコア:1)
やだ、そんなしゅみないですよ///
Re:ラグビーのやかん (スコア:3, 参考になる)
# ちなみにアレは「痛いより冷たいほうが感覚の優先度が高い」という現象によるもの