halym曰く、"毎日や朝日の記事によれば、科学離れは国民的現象であるらしい。ちなみに「新しい科学的発見」に対する日本の関心は14カ国の中で最低ということである。なお、元のレポートは科学技術政策研究所のページから参照できる。"/.の読者ならこんな質問の正解率は100%近いだろうが、全体的な正解率は実にショッキング。科学離れが進めば、興味を持っている人達が研究できる環境すら無くなってしまう。ヤバい。
異議アリ (スコア:3, すばらしい洞察)
この結果だけを踏まえて「国際的に比較しても遜色のないレベルに科学技術への関心度を高めるような方策を検討していく必要がある」というのであれば、まずは新聞と科学雑誌の講読に公的助成金を付ければいいのではないでしょうか。
# あ、問題は、全問正解でした…いちおう…(汗)
実際… (スコア:1)
観ません。でも全問正解でした。
こういう人間は、数に入れてもらえないってことですよね。
Re:実際… (スコア:1)
テレビも(身内が出ている時を除き)見ません.
でもやっぱり全問正解.なんでだろう.不思議だ.
で,元記事をジックリ読み直すと....
ははぁ.ワタシは中卒なので,そこで知識レベルが止まってるんだ.
それなら納得がいくぞ.
だいたい,オトナに出す問題じゃないよなこれは.
Re:異議アリ (スコア:1)
実際に大学時代に取材に来ていた記者などは明らかに基礎知識も無しに来ていたし…。
まぁ説明する側の努力が足りないという問題も無いではないんですが。
森総理曰く (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:森総理曰く (スコア:2, おもしろおかしい)
日本未来科学館の電車広告 (スコア:2, すばらしい洞察)
この土曜日に日本未来科学館の広告を山の手線内で見かけて、思わずじっくり読んでしまったのですが、メインコピーが「大発見! 私って科学大好きだったんだ」(細部は違うかも)で、来場者のアンケート用紙が背景にちりばめられているというものでした。
読んでいて、これだけ科学に興味を持ってくれる人が多いのだなと思うと同時に、このうちどれだけの人が科学に精通して正しい知識を持ってくれるのだろうかとちょっとだけ暗い気持ちになってたり。
そのとき同時に、科学って間口は広くさまざまな「奇蹟」を提示してくれるけど、極めるための道は遠く険しく、悟りはなかなか啓けない。と、まるで宗教だなと要らん事も思ってしまったり(苦笑)。
科学離れ (スコア:1)
ま、当然でしょう。いまの社会のコアにいる「団塊の世代」の人達 って、○×教育を受けた第一世代だもん。True/False 第一主義で、 物を考える過程の面白さというものをまともに教えてもらえなかった 世代ね。そんな連中に科学をまともに取り扱えるわけないじゃん
ここで話題になっているのは自然科学だが、人文科学にも同じ事が 言えると思うよ。今の日本は中世以来の科学暗黒時代なのさ。
--- Toshiboumi bugbird Ohta
Re:科学離れ (スコア:2, 興味深い)
まぁ、彼らもそろそろ引退だし、インターネットブーム(笑)で技術者の立場も少しずつよくなってるような気もするので、今後は良くなっていくと思いますが、やはり団塊の世代には、引退前にきちんと総括自己批判してほしいものだ(笑)
Re:科学離れ (スコア:2, すばらしい洞察)
わけですから、あまり True/False 第一主義で考えない方がいいと思います。一世代の知的側面を十把一からげに切り捨てても問題の根っこが見えるわけでもないでしょうし。
Re:科学離れ (スコア:1)
反○×教育的行為 (スコア:1)
正答率51%というのは○×教育を受けた人間にあるまじき成績。
分からなくてもどれかはマークしろって、予備校で習わなかったかな?
元のレポートを見ると、「わからない」という選択肢を用意してあったようなので、そのせいかとは思いますが・・・
とすると、とにかく「わからない」を選ばずに適当に答える人が多い国の方が正答率が上がる?
やっぱり○×教育は偉大だ(笑)
Re:反○×教育的行為 (スコア:1)
ことになる? :-)
# 正解率の低い第6~10問で、いかに頭を使わないかが重要ですね。
○×よりも (スコア:1)
いわゆる「サヨク文化人」って、わかりもしないのに、何でも科学を否定したがるじゃないですか。で、その辺の人たちの世代って、団塊の世代だったり。
映画? (スコア:1)
人類と恐竜が・・・が5割を下回ってるというのは
やはり各種映画の影響なのでしょうか?とか思ったり。
しかしこの結果はちょっと寂しくなりますねえ・・・
思考過程 (スコア:3, おもしろおかしい)
父親の遺伝子が子供の性別を決める
↓
(不倫していない)夫婦から生まれる子供はみんな同じ性別である
↓
これは間違いだから答えは×だ
なんてこった!
-- By Grabthar's Hammer!
Re:レトリックの問題 (スコア:1)
わたし、日本語の解析能力の方に「障碍」があるみたいです。
あと、「巨大な爆発」でも…
固有名詞なんだから訳さないで欲しかったです。
#なお、血液型が親の血液型と同じになると思っている方は多いみたいです。
「夫婦がともにA型なのに生まれた子供の血液型がOだったのは女房が浮気した所為だ」と
主張する旦那の話を複数ルートから聞いてます...
。。。なんだかなぁ。。。
notice : I ignore an anonymous contribution.
そうそう、数日前のとくダネでやってました (スコア:1)
の人が答えを言ってたんですが、4/10の正解率。
そんな程度の人がコメンテータとして偉そうなことを吐くような世の中
ですから、まあアレな感じになっちゃうのも仕方ないのではないでしょ
うか。
なんて、自分もそんなテレビ番組を朝っぱらから見てたり。
いや、ボクはちゃんと全問正解しましたよ。ホントホント。
//
wai2pulser
Re:そうそう、数日前のとくダネでやってました (スコア:1)
そのコメンテーターの方は、何かしら科学的な職業なり、科学的な肩書きを持つ方なのでしょうか?恐らく違うのではないでしょうか?
今の世の中、個人で知りうる知識なんて微々たる物です。知らない知識の方が遥かに多いです。
科学的な肩書きを持つ人ならともかく、そうでない他の職の人間なら、その肩書きに必要な知識を持つのが普通です。
科学の知識も有るにこしたことはありませんが、自分の職業に直接必要の無い知識を持っていないだけなら、何も問題はありません。誰もがそうなのですから。
そうはいっても (スコア:1)
ん、おっしゃるとおり違いましたよ。
でも、出題された10問はあの通りですから、それほど専門的でも難問と
いうわけでもないのではない、ですよね?
主観のみでものを言うなというのであればすいません、と謝るのみです
が、職業に直接必要のない知識を持っていないことを問題としないのは、
この場合ボクの話とは論点がそもそも違います。
物事の意味とかっていう哲学的に深い部分まで考察、言及するつもりは
毛頭ありませんので。
//
wai2pulser
Re:そうそう、数日前のとくダネでやってました (スコア:1)
>今の世の中、個人で知りうる知識なんて微々たる物
昔も今もかわらないのでは?
というか、少なくともメディアは改良はされているので、
あきらかに昔より今のほうが知りえる情報は増えてます。
どっちも微々たるものと言うにしては、たぶん相当の差があると思いますよ、昔と比べれば。
ただ、それよりも遥かに遥かに、全部の知識の量が増えてしまっただけで。
ま、知識を生みだすのは極論すれば機械(性能が日進月歩)にも出来るけど、
生産された知識を理解するのはあくまで人間にしか出来ないから、
どんどん格差が開くのは仕方ないんですけど。
Re:そうそう、数日前のとくダネでやってました (スコア:1)
すくなくとも、TVに出てモノを言ってお金を貰うのならばこの程度の基礎教養は身につけておいて頂きたいものです。我々が暮らしているこの文明社会の根幹の一つは科学なのですから。
「知らないことが恥なのではない、知ろうとしないのが恥なのだ」
うきゃ!? (スコア:1)
ショック。
今の日本人には科学知識のみならず、
科学的思考能力も乏しいと思う。
ゆーへん
役に立つ科学や技術は科学や技術ではない? (スコア:1)
設問を見てみたのですが、何だかクイズ番組の問題を見ているような感じでした。すなわち、「これを知って何の役に立つの?」という疑問が出てきてしまうんです。
こんな疑問が出てきてしまうということは、現代の科学や技術が今我々が抱えている需要に全く答えていないのではないのではないでしょうか。あるいは、そのような需要に答える試みは、「科学」や「技術」と見なされていないのではないでしょうか。
Re:役に立つ科学や技術は科学や技術ではない? (スコア:2, 興味深い)
何で世間で環境保護をみんな口うるさく言うのかとか
言ったところで、科学はちゃんと役に立っているとは思います。ただ、いかんせん、詰め込み学習で、現実の社会とのつながりのない、知識だけの教育になっていて、自分の身の回りとの関連性が全然想像できないってのは悲しいけど今の現実ですね。
勤務先の研修で、販売実習ってのがあるんですが、そのとき、女の子とそのお母さんと思しき二人連れがこられて、「他の店で買ったテレビなんだけど、映らないの」と、質問されました。で、話を聞くと、アンテナをつないでないだけでした。
心の中であきれつつ、考えてみると、少なくとも私は、義務教育の理科の授業で、なぜテレビは映るのか、電波で情報を伝えるとはどういうことか、みたいな話って、習った記憶がないよなあ、、、と複雑な気分になりました。
あとは、機械の接続で「なぜ入力と出力でケーブルが別なのか」とかいったあたりを聞く人も多かったですね、、、電気が流れるとはどういうことかとか、オームの法則は習うはずだけど、やっぱりただの数式、テスト対策として知っているだけで、身の回りにあるものに対して同じように考えが及ばない。
アシモフのSF、「ファウンデーション」はあんまりSFでもなんでもないなと思いました。かくいう私も、いきなり無人島に流されるようなことがあった時に、ちゃんと科学技術をサバイバルに生かせるかといわれるとちょっと苦しいですね。
-- Takehiro TOMINAGA // may the source be with you!
Re:役に立つ科学や技術は科学や技術ではない? (スコア:1)
純粋に質問です。この「ファウンデーション」は「プロフェッション」の勘違いでしょうか?
Re:役に立つ科学や技術は科学や技術ではない? (スコア:1)
つまり、“科学技術の喪失された社会”を論ずるには「ファウンデーション」よりは「プロフェッション」の方がよりふさわしいのではないかと感じたので、このような質問をさせていただいた次第です。
Re:役に立つ科学や技術は科学や技術ではない? (スコア:2, 参考になる)
マイケル・ファラデーがあるとき、貴族のサロンで電磁誘導の実験をして見せました。
コイルの中に磁石を入れると、電流が発生するというその実験を見せた後、とある政治家がファラデーのところにやってきて、こう尋ねました。
「ところでファラデー卿、これがいったい社会の何の役に立つのですか?」
ファラデーはこう答えました。
「では、赤ん坊は社会の何の役に立ちますか?」
もし我々が、ただの我々として生まれ、生き、死んでいくのならば
科学なんてめんどくさいものに触れずともよいでしょう。
しかし、科学を学び、先人の解き明かした謎に触れることができれば
「我々はどこから来てどこに行くのか?」
「世界はどうしてこういうふうに出来ているのか?」
「なぜ人間はここにいるのか?」
そういった多くの疑問に答える道具を科学は提供してくれます。
「願わくば(未知を表す)Xが我々とともにあり、喜びを与えてくれんことを」――アイザック・アジモフ
Re:役に立つ科学や技術は科学や技術ではない? (スコア:3, すばらしい洞察)
サロンに遊びに来た婦人がファラデーにこう尋ねた。
「電気というものがいったい何の役に立つと言うんです?」
以下、ファラデーの答え
「では赤ん坊はいったい何の役に立つのでしょう?」
サロンに遊びに来た政治家の一人がファラデーにこう尋ねた。
「電気というものがいったい何の役に立つと言うんです?」
以下、ファラデーの答え。
「何の役に立つのかをはっきりと申し上げることはできません。しかし、これだけは言えます。あなた方政治家はいつか必ず電気に税金をかけますよ」
ファラデーが「ファラデー」足り得たのは、後者のファラデーがあったればこそのように思います。ファラデーの名著「ロウソクの科学」は、科学自身を説明する以上に、科学に対する興味を触発することに重きをおいてたように(私には)読めました。彼の、一般人に科学への興味を持たせる技量は、電磁誘導やファラデーの法則(電解に関するやつ)の功績にひけを取らないぐらい後世に与えた影響は大きいと思います。
ファラデー自身、エルステッドの研究に触発されなかったら、電磁誘導の研究はしてなかったんじゃないかな。
Re:役に立つ科学や技術は科学や技術ではない? (スコア:2, 興味深い)
ほんとうに?
私的には「今現在、そういうことになっている」問題ばかりであって、
それが真理かどうかはわからんと思うのですがねぇ。
#まあ素性がよく分からないとはまた違うと思いますけど
Re:役に立つ科学や技術は科学や技術ではない? (スコア:2, 参考になる)
役に立つか否かは別にして「知らないとまずい」と思った項目に (10. 抗生物質)があります. 『風邪(たいていの場合ウィルス性)』に 抗生物質を処方するのはたいていの場合意味がありません.それでも,患者は抗生物質を望むことが多いです.
# 私の妻も欲しがります.
下手に抗生物質を飲むと耐性菌発生の要因にもなります, 副作用の問題もあるので正しい抗生物質の知識は是非持って 欲しいと思っています.すくなくとも, 薬を出すのが良いお医者という見方は是非改めてほしいのです.
# 製薬企業関係者なので,首を閉める意見かも・・・
Koichi
Re:役に立つ科学や技術は科学や技術ではない? (スコア:1, すばらしい洞察)
役に立つ立たないはその知識を使う側しだいだと思う。
Re:役に立つ科学や技術は科学や技術ではない? (スコア:1)
前提として、「科学に興味を持つ」(その定義が良いか悪いかは別として)と言うのが有る通り、知っている事が望まれる人達の理解度を図る為の設問の作り方なんだと思います。
設問がまずい (スコア:2, 興味深い)
科学というよりも何かを頭を使って考えることに興味を持つ人間を集めるといえば、学校、中でも私立中学の入学試験が挙げられます。わたしも実際に受けた(そして受かった)のですが、その時の感覚を思い起こすとこの設問はどうもミスポイントのような気がします。知っているか否かだけで答えが決まってしまう設問では、よい入試問題(転用すれば、「科学に興味があるか」を測ることもできる)とはいえないのではないでしょうか?
実際に入学後に先生と話して知ったのですが、よい入試問題を作るのは簡単ではなく、入学した生徒の様子を見ながら何度も試行錯誤を繰り返すそうです。わたしが通った中学の場合、募集開始から3年後に急に問題が難化しました。その時の問題は反響が大きく、当時人気番組だった平成教育委員会 [fujitv.co.jp]にも登場しました。入試作成の素人が調査するなら、こんなちゃちな問題を作るよりも日能研 [nichinoken.co.jp]のポスター10枚分の問題を使う方がはるかに正確な測定ができそうなんですが、どうでしょう?
Re:役に立つ科学や技術は科学や技術ではない? (スコア:1)
たしかに「あれらの設問の答を知っている」事が 直接何かに結びつくとは思いませんが、ある程度 「科学に関心を持っている人であれば答えられる」 であろう、という意味で、水準を測るものとして 設定しているのではないか。地球の中心が熱いか どうかと日々の生活はまるっきり接点を持たないかも しれないけど、地球の成り立ちとか地震のメカニズム とかに興味を持っていれば当然知っている事になる。
ま、こういった知識が日常で役に立たせられるかどうかは その人次第だという事になっちゃうんですけどね。 微積分や元素周期表、百人一首や県庁所在地。日常生活に 役立つ事もあるんだが。
Re:役に立つ科学や技術は科学や技術ではない? (スコア:1)
いま抱えている需要って、やっぱり不況や失業率の改善とか、売れるものや
ビジネスを発明したり、ってことになってしまうのですかね。
仮にそうだとしたら、科学や技術は新しい何か価値あるものの創出に、きっと必要ですよね。
それと、10の設問はクイズ的だけど、例えば10問目なんか解れば、医者へ行って
やたらと抗生物質を求めるのにどれほど意味があるかの判断にもなるのでは
ないかな。
# 一問だけ間違えちゃった。恐竜。冷静に考えれば解ったのに。
Re:役に立つ科学や技術は科学や技術ではない? (スコア:1)
私もこれを感じました。
私の場合、この違和感の原点は「需要」の問題ではなくて、
論証なしに定義のみを求める、つまりは知識を問うスタイルそのものにあります。
○×問題の限界と問題点は他の方も書かれていますが、true or false の問いに
問題があるというよりは、むしろこの設問が非科学的態度で構成されている点に
なんだかなぁ、と躊躇します。
ところで、科学というと「理科」で自然科学、なんて傲慢さが嫌だな
と思う人は少ないのでしょうか。
科学的態度で学問に臨んでいるのはなにも自然科学に限った話じゃないのに。
現在のような複雑化した社会にこそ人文科学は効いてくるし
そういう方面での人材育成だって大切、国家戦略としての自然科学の
発展にだけ目をとられて一喜一憂してもしょうがない。
どのみち大切なのは科学的態度だと思うので、まずこれをしっかりしなきゃ。
でもメタな科学について考える場なんて実際ほとんどないので難しいかも。
Re:役に立つ科学や技術は科学や技術ではない? (スコア:1)
え?
酸いも甘いも噛みわけて大人の節度ある付きあいをやれる奴と、
単にウブでオクテで無知なゆえに付きあいに及ばない奴とは、
一緒にならんのでは?
知識や理解が深いかどうか?と、信者かどうか?とは、別の概念です。
理解者と賛同者は違います。
むしろ正しい反対者は正しい理解者である必要が有ります。#え?G7が言うな、って?
#詳しくは、田村由美氏の短編漫画「Wild.com」(だったかな)をどうぞ。
#(作品世界における"超能力"の)理解者だけど賛同者じゃなく反対者である、という人が出てきます。
#消防士さんね。超能力の限界を十分理解しているがゆえに、その完成度の低さを糾弾し、在来消防技術を駆使する人。
基礎科学研究は千年先への投資 (スコア:1)
自然科学の「役に立たない研究」は千年先への投資と考えれば損ではありません。
(素粒子理論とか宇宙論が実用になるのはそのくらい先だと思われます)
#ただし、初歩的な電気の知識と、化学の基礎知識は必須です。
接触不良の電源コードで焼け死んだり、殺虫剤やカビ取り洗剤で中毒死したり、
エアコンのフロンで窒息死したりしたい人なら要りませんけど。
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:役に立つ科学や技術は科学や技術ではない? (スコア:2, 参考になる)
ひどい(;_;
工学の目的で重要なのは応用もありますが、それと効率です。
いろんな観点で、損失を減らして利益を増やす。
その観点の中にはお金も含まれます。
工学系の学問では、たくさん「~率」という量が定義されます。
「科学」ではなくて「教養」の問題? (スコア:1)
科学的態度を問題にした自分の発言はハズしたかも、と思いました。
もしかしてそもそもこの調査は直接に科学知識を測定したというよりは、
共通知識としての「教養」を測定したものでそこから間接的に科学知識の
広さを問う、というものだったりしますか。
だとするとこの種の問題は深く考えれば考える程損をするものであって、
あくまでクイズ番組の問いのように相手の意図した解答を用意するための仕掛か。
なんだか悪意がたっぷりで、ズルいよなぁ。
しかし教養を国際比較するという試みは成功するんでしょうか。
まぁどのみちあまり具体的な成果を期待した調査という感じはしませんが。
「科学技術政策への示唆」に書かれている内容がなんとなく結論が先にある感じ。
それよりも (スコア:2, 興味深い)
と答えてしまうような人は、マトモに科学に関心を持っていると
は言えないような気がするんですが。
だから、この問題は国際比較に使われなかったのかな。(笑)
Re:4番の問題って (スコア:1)
恐らく「植物プランクトン」だと思いますが、植物でまとめても間違いじゃないでしょう。
Re:4番の問題って (スコア:1)
でも、幼生の時期は尾があって目があって積極的に動く物もいるし、
そもそも海洋生物で地上の植物と同等に分類されるイキモノは
皆無だと思うので、賛成しかねるけどなぁ。
それに、微生物ではないけど、ワカメとかコンブの幼生は
オタマジャクシ型のイキモノで、泳いで海中を移動するけど、
光合成するし、共生体だけどサンゴ虫もタコクラゲも光合成するし。
恐らく、海っていうのが妥当な答えなんじゃないかなぁ?
地上の森林は酸素供給に参加していない気がする。
Re:4番の問題って (スコア:2, 参考になる)
生物を,動物界と植物界とに2分類していたのはかなり昔の話で,最近では5界(動物,植物,菌,原生生物,モネラ)にわけるのが主流です。その意味では,「光合成をする海洋微生物」の大半は原生生物であって,植物ではないでしょう。
Re:「わからない」という答え (スコア:2, 興味深い)
少なくとも「宇宙は巨大な爆発によって始まった」って問題の答えは「わからない」じゃないでしょうかネ.未だに計算によるとそうだって言われているだけで,検証はされていないんですよね?
もしどちらかで観測された事実だったならば,私の不明をお許し下さい.
kero
Re:「わからない」という答え (スコア:2, 参考になる)
少なくとも私は、7は「わからない」が正解だと思います。
量子力学を少しかじれば、原子と電子の大きさは定義自体が違うことがわかるはずです。
といいますか、科学に詳しい人ほど答えに困りますよ。この問題(^^;
1は1年でも数センチ移動しているし、時間のスケールが中途半端だし、
4は植物以外の供給源についての判断に困るし、そもそも植物の定義も最近ではややこしいですし
5は「放射能」と言う用語が厳密には間違っているし(たぶん放射性物質のことを言いたいのだと思う)
6は現在の研究では鳥が分類上恐竜の一種とも言えるという論もありますし(まあ、鳥を恐竜とは言いませんが)
9は父親の遺伝子ではなくて父親「由来の」遺伝子でないと意味が取りにくいです。
#それでも私は一応全部正解となっているものを選びましたが(^^;;
現在でも科学は進歩しているので、このように答えが曖昧になってしまうものも出てくるのですね。
正答率が高いほど、非科学的かも (スコア:2, 参考になる)
(2)現在の人類は原始的な動物種から進化した
原始的な動物種って何?
(3)地球の中心部は非常に高温である
非常に高温って何度以上?
(10)抗生物質はバクテリア同様ウイルスも殺す
ウィルスが死ぬってどういうこと?
意味不明の設問に疑問を抱くのが科学的姿勢ではないでしょうか。
存在確率と「大きさ」 (スコア:2, 興味深い)
ものの大きさを「存在確率」で言わなければならないのは、電子や原子だけではありません。極端な話、人間や地球についても、その構成粒子の「存在確率」を議論することが可能で、存在確率がゼロになるところ、を以って「大きさ」を定義すると、電子も人間も地球も、大きさは無限大になってしまいます。
つまり、電子や原子だけが特別なのではありません。それなら、日常的な物体については「大きさ」が定義できるのはなぜか、というところを考え、その方法あるいはそれに準じた方法を電子や原子に適用できないか、ということを考える必要があります。
日常的な物体について、「大きさ」が定義できるのは、それが、非常に多数の粒子 (原子、分子、電子、など) からできているからです。それぞれの粒子の「大きさ」が仮に決まらないとしても、その粒子の「平均位置」は決まりますし、たくさんの粒子の「平均位置」同士の間の距離も定義できます。それが、ものの大きさです。
粒子の存在確率を何%のところで切って「大きさ」と定義するか、という問題は、日常的な物体についても存在します。が、それを90%にしても99.9999%にしても、それによって生じる大きさの差が、粒子の「平均位置」同士の間の距離の和よりもはるかに小さいので、問題にならないだけです。
こう考えると、分子は大きさが定義できます。その構成粒子たる原子の平均位置やその間の距離がきちんと測定できますから。原子はちょっと苦しくて、原子核と電子という構成粒子があり、その距離も定義できますが、電子の存在確率の広がりによって生じる差が、原子の大きさにかなり影響するようになります。原子核はぼくはよく知らないですが、素粒子によって構成されているので、その間の距離というのはたぶん定義できるのでしょう。陽子や中性子もクォークを構成粒子としますが、その間の距離を定義できるかどうかは知りません。
問題は電子で、電子は内部構造が知られていません。つまり、いまの科学知識のうえでは、電子は電子であり、構成粒子に分解することができません。そのようなものについては、日常的なものの大きさを定義する方法によっては、大きさを定義することはまったくできません。
電子の「存在確率」ですが、これは電子ひとつだけを持ってきても定義できません。いろんな条件をあたえてやらないといけません。要するに境界条件を与えてシュレディンガー方程式を解いてやらないといけないのですが、まったくなにもない空間、という条件だと、その空間全体に等しい確率で広がってしまいますので、あえて大きさを定義すれば「無限大」としか言いようがなくなってしまいます。
Re:誰が学ぶ面白さを教えてくれたか? (スコア:2, 興味深い)
教えてもらうもんじゃないと思います。
いやね、ほとんどの人は多分、小学校前くらいまでは知ること学ぶことは面白かったと思うんですよ。
だから教育を問題にするなら「学ぶことの面白さ」をいかに教えるかでなくて、「学ぶことのつまらなさ」をいかに教えないかであろうと思うのです。
今の制度で大学出て教員試験パスして教師になろうとするような人達は、その動機が熱意ゆえにしろ安定を求めてにしろ、学ぶことを説いたときに子供たちにはそのつまらなさが伝わってしまうでしょう。自覚して防がないと。
-- wanna be the biggest dreamer