GDC 2012のゲーム開発者が「日本のゲームは最悪だ」と述べて波紋に 132
ストーリー by hylom
詳細はKotakuの記事をどうぞ 部門より
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あるAnonymous Coward 曰く、
ゲーム開発者向けのカンファレンスGDC 2012で、独立系ゲーム制作者であるPhil Fish氏が「日本のゲームは最悪だ」と述べたことが話題になっている(Kotaku)。
独立系ゲーム開発に焦点を当てたドキュメンタリー「Indie Game: The Movie」についてのパネルディスカッションで、「日本のゲームについてどう思うか」と日本のゲーム開発者に尋ねられた際、このように回答されたという話だ(ITmedia、Game*Spark)。
これの真意についてFish氏がKotakuに答えたところによると、氏は「もう少し良い言い方があったかもしれない」とやや反省の意を示しつつも、「多くの最近の日本製ゲームは恐ろしく酷い」と述べ、すべての日本製ゲームが嫌いというわけではないが、その多くは過去にとらわれたままだと主張している。
Fez (スコア:5, すばらしい洞察)
http://vimeo.com/21082507 [vimeo.com]
『無限回廊』みたいな、2Dと3Dの間のギャップを利用したパズルに近いアクションゲーム。前から結構面白そうなゲームだと思ってた。『Fez』のデザインからは低解像度ドット絵時代の懐古も感じるね。
きっとこの人は『日本のゲームが嫌い』なんじゃなくて、『昔の日本のゲームが好き』なんじゃないかな。そして、ゲームを国籍でグルーピングすることのむなしさ。
ある意味あってるんだけど (スコア:4, すばらしい洞察)
「多くの最近の日本製ゲームは恐ろしく酷い」
というのには賛同。
でも理由は、最近のゲームはぎりぎりまで開発してるせいか
「デバッグもまともに出来ていないクオリティのままリリースされる。」
ってところが、以前よりも酷いと感じている。
Re:ある意味あってるんだけど (スコア:4, すばらしい洞察)
別にクソゲー大賞に選ばれるようなやつじゃなくても、ハイドライドとかロマサガとかガンパレみたいに、明らかにデバッグ足りてないのは昔から大量にあった。そういう意味では、昨今売られてるのは、ある程度は人の手が入っているな、と感心する。そもそもが粗製系なのもあるが、外人はそんなのプレイしたことないだろう。洋ゲーだってデバッグ足りてないのは一杯あるだろうし。
おそらく、元の人が言ってるのは、デバッグがどうとかそういう次元の話じゃないでしょ。
川又千秋が『あなたは死にました』で25年前に指摘した通り、ウィザードリィやドラクエの面白さのひとつはデジタルデータで現実世界を表現しようする時にでてくる、止むに止まれぬメタファーだったわけだ。「あぶないみずぎ」なんかは、その典型で、装備のデータが文字の世界「だけ」で完結していて、グラフィックに反映されないからこそのお遊びだよ(MSX2版を除く)。
しかし、四半世紀経った今のドラクエを見るとひどくがっかりさせられる。だって、まだこの面白さだけに頼り切っているからね。メタファーのあり方を変える努力をまったくしていない。例えば、戦闘シーンと移動シーンをシームレスに切り替える、っていう「戦闘中」のメタファーの転換をスクウェアはクロノトリガーでやったのに、そっちを受け継がずにいまだにランダムエンカウントで視点を切り替えている。結局のところ、堀井雄二はコピーライターだから、文字の面白さにはこだわるけど、それが全体のゲームとしてどう面白いか、って部分には無関心なんだよな。
で、これは何もドラクエに限った話じゃない。今のゲームで多少なりとも目新しいゲームシステムは、洋ゲーで安全性を確かめられてるやつばっかりだもん。だから、スト2みたいにゲームシステムを作り上げながら一世を風靡したのは、その時点で最高傑作だったと思うけど、そこから前に進んでないのが今の日本のゲーム。それで、懐古的な話ばっかりに始終することになる。ポケモンも1作目でゲームシステムはほぼ完成していて、今の世代はバージョンアップ版。全体的なクォリティは確かに上がっているし、売り上げも順調に伸びているけれど、早い話がほとんど同じ内容のゲームでしょ?ローグライクばっかりずーっと出している会社もある。
枠に囚われたがるというか、新しい枠を作ることを恐れているというか……。だから、今売れているゲームは今のゲームじゃない。で、意欲作みたいな今のゲームは大体ひどい。
Re:ある意味あってるんだけど (スコア:2, おもしろおかしい)
> 今のゲームで多少なりとも目新しいゲームシステムは、洋ゲーで安全性を確かめられてるやつばっかりだもん。
うんうん、
> デバッグがどうとかそういう次元の話じゃないでしょ。
うんうん、
> 枠に囚われたがるというか、新しい枠を作ることを恐れているというか……。
うんうん、
> で、意欲作みたいな今のゲームは大体ひどい。
えっ・・・
Re:ある意味あってるんだけど (スコア:1)
じゃあ、演出が画一的だって言われたら満足かな?
「ゲーム性が全く別の部分にある」という仮定が正しいなら、ユーザーは20年前のハードで十分満足するって言ってるのと同じだよね。四コマ漫画とストーリー漫画なら、演出の違いと言い切ってもさして不都合はないかもしれない。だって、紙は100年たっても紙だから。でも、ゲーム機は違うでしょう?ハードの性能が上がってきているのに、演出だと言い切って低負荷な実装を選ぶなら、「新しい世代のゲーム」を何一つ生み出していないことになる。それは、トーキー世代で「演出だから」といって、敢えて役者に何も喋らせずに字幕を選ぶようなもの。一つの作品としてみるなら演出で済まされるが、全体の傾向としてそうなら、あまりにも保守的と言わざるを得ない。
四コマもサイレント映画も、紙幅や性能などの外部的な都合を和らげるための演出だったと言える。いまだに四コマやサイレントは作り続けられているが、それは別に悪くない。ただ、大半がそうであるなら、業界のどこかがおかしいってことだ。
だから、私はテニスは大いに評価する。25年前のテニスって言ったら、横向きのブロック崩しだったからね。こいつは確かに漸増的に進化してるよ。
つまるところ、演出抜きにゲーム機のゲーム性は語れない。ゲーム機から演出としての機能を取り払うなら、もうそれは紙でもいいってことだ。紙芝居とか、モノポリーとか、ゲームブックとか、ポーカーとか、将棋とか。
Re:ある意味あってるんだけど (スコア:3, 参考になる)
個人的には「その多くは過去にとらわれたまま」の台詞に共感を覚えますがね。
だからこそ「多くの最近の日本製ゲームは恐ろしく酷い」
Re:ある意味あってるんだけど (スコア:4, 興味深い)
FalloutとかSkyrimのバグの多さはひどい。
クエスト進行不能とか、地形にはまって移動不能とか。
あと、パッチで改善されたらしいとはいえ、PS3版の処理落ち問題とか。
PC版ならあれこれ対処できなくもないけど、コンシューマでも販売してるわけで、
このへんもうちょっと発売前になんとかしろよ、と思う。
と、まあ、確かに、思うんだが……
あれだけのボリュームの箱庭に山ほどのクエストぶち込んだRPGは他にない。
こぢんまりしてバグのないSkyrimと、イベントもバグも山盛りのSkryim、どちらがいいかっていうと後者なんだよなぁ……
Re:ある意味あってるんだけど (スコア:3, 参考になる)
最近の洋ゲーや昔の和ゲーは野心的な試みの代償としてバグを生んでる(ように消費者からは見える)けど、
最近の和ゲーは特に野心的なことはやってないのにバグがある(ように消費者からは見える)
という違いがある。
そして前者は些細なバグを愛嬌と看做して貰えるが、後者は単なる手抜きと思われる。
これでついうっかり (スコア:4, おもしろおかしい)
ラブプラスあたりにハマってくれたりすると面白いコメントが聞けそうなのだが
#明らかにハマりそうなので回避中
商売としての創作、そのジレンマ (スコア:4, 興味深い)
記事の内容が当を得ているのか否かは各人の判断に委ねるとして、
安定した利益を求める商売、斬新さを求める創作とは相反する要素があるんですよね。
商売として利益を優先するのなら、斬新さより、マンネリでも安定した売上を見込めるものの方が良いって事になる。
もちろん、マンネリが過ぎても相手にされないので、そこそこ安定した筋書きの上にちょこっと斬新さを載せるといった程度になる。
特にハードウェアが高度化し、開発が大規模化するほどに、企業としては失敗が許されなくなる。
皮肉なことにハードが高性能化するほど、創作としては冒険しにくくなる。
そんなジレンマがあるのかも知れない。
Re:商売としての創作、そのジレンマ (スコア:1)
私も同じ考えを持っています。
ゲーム会社としても結局のところ、アイデア・技術・リリース数を含めたゲームに対する総合的な力の入れ方は、変わらないので、
昔は、ユニークさ・数の多さで勝負してて最近はグラフィックの綺麗さ・技術力の高さで売り出してる、といった感じになるのでしょうが、
やはりゲームである以上問われるのは主に前者で、後者はゲームとしての完成度には必ずしも結びつかないわけですよね。
数年前まではユニークさは減ってもハードの性能の向上がカバーしてくれてたが、PS2→PS3のような変化では、
開発者の負担が桁違いに増えても、進歩が実感できるほどではなかったため、結局目新しさが無く、進歩もない、という事になったんだと思います。
こうなることが予測できないはずはないと思うのですが、新ハードが出る以上ソフトを出さなければ背を向けられてしまうからやるしかない宿命だったのでしょう。
ではそもそも新機種を出さなければいいのか…というわけにも行かず、今まで新機種を出し続けてきた以上出さないわけにもいかないのでこれも決まったことだったということでしょう。
そしてこのゲーム機開発の競争は昔からあったものです。
つまり、新機種のゲームに進歩を感じないどころか面白くない、という「ビデオゲームの特異点」のようなものに達するという事は、インベーダーゲームの時代にすでに決定されていたことだったと思うのです。
もちろん今から言っても結果論ですが、この事は他の分野の未来予測にもあてはめることのできる一種の教訓のようなものとして、私は感じました。長文失礼
Re:商売としての創作、そのジレンマ (スコア:1)
逆に、数は十分にありながら、なんで日本で同人ゲーム市場が機能してないのかはわかりません。
日本では同人ゲーム市場は機能していないのかな?
例えば東方の人気はどう思うよ。(国外に通じるかはさておき)日本国内では海外とは別の形で市場が形成されているのでは?
ノベル系なら07th ExpansionやTYPE-MOONは商業レベルまで影響を与えているし、ゲームのアイディア性であれば、個人製作からアイディアをPSPに展開した勇者30みたいな例もある。(勇者30は海外版まで作成されそのPSP版のMetascoreが84) [metacritic.com]
ただ、日本で個人レベルで製作されるゲームがそのまま世界展開を目指すには、言語の壁が問題になってくるだろうね。
英語のゲームは世界に広まり易いけれど、日本語のゲームが日本語圏を脱する事は難しい。Limboみたいなゲームならあまり関係ないのだけれど。
いずれ彼らも思い知るでしょう (スコア:3, 興味深い)
最近の海外産FPSだって似たようなものですよ。
カジュアルゲーマー向けのものばかりになってしまって、肝心のシューター部分がさっぱり面白くない。
国際的なゲーム大会のラインナップを見れば明らかなように、コアゲーマー向けのものは既に絶滅したと言っても過言ではない状況です。
つい最近、そんな有様を揶揄された [kotaku.jp]ばかりだというのに。
FPSというジャンルが認知されるようになって、たった10年です。
大作はクロスプラットフォーム志向になり、PC版においては耐え難いUIのものばかりになってしまいました。
Skyrimなどのオープンワールドものも早くもバグまみれで、伸び代の小ささを感じさせます。
一方のインディーズゲームに目を転じてみれば、敢えて懐古心をくすぐるようなアピアランスの作品が目立つばかり。
果たして縮小再生産を繰り返しているのは、またその収縮が早いのは、どちらでしょうかね。
自身らが抱える袋小路に、はたして気づいているのかいないのか。
この手の話をまとめると (スコア:2)
最近のゲームは良いものもある、酷いものもある・・・んだよねぇ」
Re:この手の話をまとめると (スコア:1)
「なんつーかね。
僕なんか外国へいってゲームショーを見る機会がすごい多いわけ。
このあいだもE3、Gamescom、回ってきたんすよ。
そこで一番感じたのはですね、いいものもあるけど、わるいものもある、
というのが一番感じたなー。」
ダメなのはちゃんと例を挙げるべきだ! (スコア:1)
さてゼノブレイドがしかるべき時期にアメリカさんで発表されてたら評価はどうだったろう?
Re:ダメなのはちゃんと例を挙げるべきだ! (スコア:1)
単なる炎上商法じゃねえの? (スコア:1)
特定の国の市場をけなすだけなら誰にだって [wikipedia.org]出来るわな。
Re:単なる炎上商法じゃねえの? (スコア:1)
少なくとも自分にはこの人は、「東大なんてクソ」と強がっている、東大落ちて滑り止めの早稲田で妥協した人と区別がつかないです。
「(自分のゲームが売れない)日本のゲーム市場なんてクソ」ときちんと言いましょう、としか思えません。
そもそも、DOOM時代からゲームシステム自体殆ど変わってないFPSがバカみたいに売れてる北米市場の人に言われる筋合いもないと思います。
Re:単なる炎上商法じゃねえの? (スコア:2, 興味深い)
下の方でも似たようなコメントがあったけど、「この人のゲームが売れるかどうか」と「日本のゲームが面白いかどうか」は基本的に関係ないかと。
# 逆に「この人のゲームが日本で売れた」からと言って「日本のゲームはつまらない」とは言えない
それに、この人の発言を「日本の市場だけ」に適用してしまっては発言内容を無視しすぎなのでは?
なぜかつては世界市場を席巻していた日本のゲームが、今ではその市場の殆どを追いやられる結果になっているのか?ってのがこの手の話題で中心的な論点になるのかな?
自分としては、かつての表現力の低いハードでは日本的な要素を詰め込むタイプのゲームの作り方が上手く行っていたけど、最近の表現力の高いハードでは海外的(?)な技術の絡み合いから生まれる体験を重視したタイプの方が上手く行くようになったのでは?と考えています。
# FPS だってストーリーが持ち込まれることでゲーム体験が引き上げられ、
# 物理演算によってよりリアルな経験(戦場とかの「経験」には重要)を可能にし、
# CPU スペックを活用したAIの挙動、大容量メディアを使った巨大なフィールドから生まれる感覚
# その他もろもろは格段に向上してるんですよ。自分はあまり FPS やらないですけど。
# FPS は銃を撃つだけで同じって言うのは、RPG を D&D から変わらないと言うのと同じくらい乱暴かと。
Re:単なる炎上商法じゃねえの? (スコア:1)
同窓生から一言。
そういう反応は早稲田卒が頭悪く見えるから止めて欲しいです。
Re:単なる炎上商法じゃねえの? (スコア:1)
稲船氏にも同じようなこと言われているわけで (スコア:1)
GDC2012では、日本人にも似たようなこと言われていますね。
http://www.4gamer.net/games/000/G000000/20120309052/ [4gamer.net]
最悪かどうかはともかく、褒められたものではないのは確かでしょうね。
過去にとらわれているというよりも、成功にかまけて何もしてこなかったツケがここに来て、ということでしょう。
そろそろGDCに呼んでもらえなくなってもおかしくないのでは。
Re:稲船氏にも同じようなこと言われているわけで (スコア:1)
2ちゃんねるのゲハ板の該当スレ読んできたけど、発言そのものを否定しているか、否定していないけど「おまえが言うな」かの2パターンだな。
なんか、そう言って茶化して、現実から目を背けてるように感じたな。
そんな事してるうちに、本当に日本のゲーム業界は終わってしまうんじゃないだろうか(ただし任天堂は除く)。
ならサクッと乗り込んで日本市場を荒らし回ってくれ(笑) (スコア:1)
まさか、本当に酷いゲームに質も販売本数も負けるなんて絶対にあり得ないよね?
Re:ならサクッと乗り込んで日本市場を荒らし回ってくれ(笑) (スコア:4, おもしろおかしい)
つまりこういうことだろう。
「最後に、一応言っておく!
私のゲームが売れたら、 奴らはビビる!!
私もビビる!!」
過去にとらわれているというよりも (スコア:1)
むしろ、「近頃のゲーム」の方が面白くない気がするのは俺だけでしょうか?
例えばアドベンチャーゲームとか、元々の「冒険」そしてそれに付随する「謎解き」の要素がどこかにすっ飛んで行って、恋愛要素重視一辺倒になってる気がします。
そっちの方が売れるのかも知れないけど、なんか絵のタッチも似たり寄ったりだし、どれもこれもCVがついて物語に感情移入する余裕すら与えてくれないし、私としては面白みが減ったとしか思えません。
恋愛要素とか好きな人にはそういったゲームを用意しつつも、普通に謎解きとか、冒険を楽しむアドベンチャーゲーム、もっと出ていいと思います。
ちなみに私の場合、かまいたちの夜シリーズみたいなサウンドノベルが好きなんですけど、昔はサスペンスとかそういう謎解きの多い(サウンドノベル)ゲームがよく目にしたんだけど、近頃恋愛重視で謎解きはほどほどレベルだったり、シナリオやイラストがなんちゅうかラノベや同人ゲームクオリティな物が多くて、なんだかいまいちな感じがします。
売り場でパッケージを目にしても食指が動かない、そんなタイトルが一杯目につきます。
RPGも、小難しそうなアクション系と、そうでないものは美少女系なり、男が主人公と一部のキャラだけで、女ばっかりなゲームで、やっぱり恋愛要素を楽しむようなものに分断されちゃって、じっくりと普通に冒険を楽しんで、主人公を強くして、ボスを倒してというゲームが近頃あまり見かけません。
前者の場合、PC系ゲームの移植みたいなのばかりなので、改めてアップデートが面倒でMODも使えない、コンシュマーでやる意味がありません。
後者の場合、美少女ほのぼのばかりで、キャラデザも、萌え系女性キャラばかりになって、このキャラいい!と感情移入できる様な、主人公男子キャラがいなくなってしまった様な。
私にとってのヒーローって、なんだか皆レトロゲーにしかいない気がします。
最悪とは言わないけど、一部のオタクの売れ筋ばかりじゃなくて、皆が楽しめるゲームをもっと考えて欲しいと思います。
明らかに15年前の方が、ゲームが楽しかったと思います。
ゲーム業界がブームに乗っかり過ぎで、それに興味の無い人を皆置き去りにしている様に感じます。
Re:過去にとらわれているというよりも (スコア:3, すばらしい洞察)
たぶん、15年前には、あなたは若かったんですね。
Re:過去にとらわれているというよりも (スコア:2, すばらしい洞察)
コロコロコミックを、俺が読んでいた時代とストーリーや絵柄が違って合わないと苦言を呈するおっさんを想像してください。
Re:過去にとらわれているというよりも (スコア:2)
いやいや、そんなモンは素人も楽しめんよ。
ぶっちゃけ私ら素人さんが求めてるゲームは,
昔はヘビーゲーマーでしか得られなかったような体験を苦労なく出来る事であって、
誰でも出来る単調な作業を淡々とこなすだけのクソゲーを求めてるわけでは無いんです。
だから必殺技一つ出すにも一苦労な格ゲーがライトゲーマーにそっぽ向かれる中、
ボタン一発でそれなりに派手な技をドカンと出せて、
それでいて理不尽無く遊べちゃうスマブラが子供から大人にまでウケている。
もはや曲芸としか言いようのないレベルに達したビーマニがライトゲーマーにそっぽ向かれる中、
バラエティ豊富で暇つぶしな感じにあっさり楽しめて、
ノリ良く楽しめるリズム天国が子供から大人にまでウケている。
シューティングゲームが壊滅状態にも関わらず売れてる東方シリーズは、
あの弾幕の見た目に反して結構避けてしまえる所がミソだ。
殺し弾満載の怒首領蜂に美少女の皮被せても流行りませんって。
まぁ、それでもCAVEはノリノリでやってくれてるがwww
どう考えてもイロモノの閃乱カグラもボタン適当に押してるだけで俺TUEEEE!!!出来る、
見た目以外はさわやかなゲームでした。まぁ、本当にそれだけだと後半キツいけど。
こんな具合に、ライトゲーマーにもそれなりに評判の良いゲームって、
プレイヤーを理不尽に虐めてないし、俺SUGEEE出来る要素があると思うんです。
そもそもゲームをやろうって人は、わざわざ苦労をカネ出して買ってる人なんだから。
本当にライト層を狙うなら大した苦も無く苦労させた気にさせなきゃナ。徒労じゃなくてサ。
ついでに達成感を与える何かがあれば尚良し。トロフィーとかがそうだよね。
であるからして、ただの手抜きじゃそんな作品は作れません。
本当に素人が楽しめるゲームが世の中にいっぱいあれば、今頃大流行してますって。
過去はともかく、現在ゲーマーとは言い難い人が自分を含めて世間にどれだけ居る事やら。
それらを掘り起こそうと努力する任天堂の姿勢は正しいと思う。
Re:過去にとらわれているというよりも (スコア:1)
>その一方で「カジュアルゲーマー」受けしないジャンルは衰退へ追い込まれ。
要するに、ゲーマーが減ったというだけの話ではないでしょうか。
あるいは元々いなかったか。
>結果として素人しか楽しめないつまらないゲームばかりになったのが日本の現状。
素人が楽しめる(素人にとって)楽しいゲームばかりになったのが日本の現状ですね。
ゲーマーが絶滅危惧種になってしまっただけなのです。そろそろ自覚しましょう。
Re:過去にとらわれているというよりも (スコア:1)
日本のゲーマーは敷居を高くすることばかり要求して
消費者としても採算取れない規模だし
ゲームを袋小路に追いやった原因のひとつだと思う。
Re:過去にとらわれているというよりも (スコア:1)
>おかげで熱心にゲームを購入してくれてたゲーマーがやるような
>ゲームが減り、ゲーマーがあきれてゲームをやらなくなって残ったのはゲームを買わない「カジュアルゲーマー」
>だけですよ、ただの業界の自爆です。
そもそも、“ゲーマーがあきれてゲームをやらなくなった”というのは正しいのでしょうか?
自分がやりたいゲームが減ったからゲームを全くやらなくなったということですよね。一人不買運動?
ゲーマーってのはだだっ子の集まりですか。どこかで理論が破綻しているとしか思えません。
>ライト層カジュアル層なんて市場が存在すると思ったのが間違い、その市場はFFとドラクエで
>既に飽和してたんだから。
その結論はまだプレイステーション世代ですね。
任天堂はゲーム以外の他の娯楽から時間を奪えば良いという方針でユーザーを拡大しました。
少々違和感があるのは、私もオールドゲーマーに属すると思っているのですが、個人的には今でも十分ゲーマー向けのゲームが定期的にリリースされていると感じていることです。
あなたのいうゲーマー向けのゲームというのはどういう類のゲームのことですか?開発資金が膨大になるようなゲームのことを指しているとすれば、従来のゲーム市場ではペイできなくなっているだけではないですか?仮にそうなら、カジュアル向けがどうこうってのは無関係です。
なお、私は見た目に拘らない単純なゲームの方が好みです。3DSのダウンロードゲームみたいな規模の小さい奴でも楽しめればOK。ここで話題になっている良いゲームってのは、そういうのを指してるんじゃないでしょうかね。
それはそれで合ってると思いますが、逆じゃないと思います (スコア:1)
コメ主です。
私が思うに、カジュアルゲーマーと、今で言われるオタクって、部分的に被ってると思うんです。
というか、今で言われるオタク、がカジュアルゲーマーの中の一角を成しているんではないかと思います。
逆に、かつてのゲームオタクというか、ゲーム好き、ゲーマーって呼ばれた人と、今で俗にいうオタクは性質が違うと思います。
今で俗にいう多数派のオタクは、ゲームオタク、というよりは、美少女オタクや、アニメオタク、の方に近いんじゃないでしょうか?
だからこういうライト層向けのゲームがそういう人にもウケるんだろうし、こぞって美少女キャラを乱造するんじゃないかと感じる訳です。
美少女キャラがやたら多いのも、フルボイスだののゲームがやたら多いのも、そういう所謂美少女アニメが好きなオタクの需要が大きかった何よりの証拠だと思います。
逆に、個性的で魅力的な主人公キャラとかは、その性質から、やっぱりそういうオタクには好まれずに、衰退したんだと感じます。
更に、かつてみたいに大きな冒険をしたり、謎解きをしたりする様なゲームは、ストーリーやシステムは壮大だけど、ビジュアル面がどうしても地味になるし、良くも悪くも想像力が必要な内容も多かったので、ライトゲーム層にも、所謂受け身姿勢で楽しむ今のオタクには合わなかったと思います。
あまりマニアックなゲームを求めないライト層と、これまた美少女キャラが多ければゲーム的なクオリティを求めないオタク層の利害が一致したから、今のゲームのスタイルがあるのかも知れないと思います。
Re:それはそれで合ってると思いますが、逆じゃないと思います (スコア:1)
> (3DOとかPC-FX、Nintendo64もあったが、これらは既に勢いが無かった)
ちょっと待て、それじゃ3DOにも最初は勢いがあったみたいに聞こえるじゃないか。
Re:過去にとらわれているというよりも (スコア:1)
現在のグリーやモバゲーを含むケータイのゲームの隆盛を見ると「単純なゲーム」を志向するのは間違いではなかったと思います。単調なゲームには単調なゲームなりの良さがあるわけで、ゲームが時間つぶしの手段でしかない層にはそれがちょうど良かったということであり、それ以上のゲームは不要だということでしょう。「非ライトゲーム」の問題は「非ライトゲーム」自身の問題であり、「ライトゲーム」のせいにするのは間違いだと思います。「ライトゲーマー向けのゲームのせいでヘビーゲーマー向けのゲームが衰退した」という言説のような、ライトゲーマー層とヘビーゲーマー層をごっちゃにした考え方からは建設的な結論は出てこないでしょう。
単に間違った (スコア:1)
Catherine [youtube.com]
Bayonetta [escapistmagazine.com]
Queen's Blade: Spiral Chaos [youtube.com]
あなたはクイーンズブレイドは、米国でどのように見えるかを知っていますか? [wikipedia.org]
?Mr. Fish! [youtube.com]
Re:steamで捜したんだが (スコア:1)
Plants versus Zombies! [youtube.com]
Re:steamで捜したんだが (スコア:2)
引き継ぎなしの1週目のバランスが実にいい。
一見すると不可能に思えても、コツをつかむと面白いように稼げて目標を達成できる。
製作者の"こだわり"が見えるゲームというものはいいものだ。
一昔前のゲームというものは、そんな"こだわり"が云々と言い出したら懐古だとお叱りを受けるだろうか。
個人の才能を拾い上げる土壌が日本にないことが「最悪だ」と言わしめた理由じゃないかと思う。
Re:steamで捜したんだが (スコア:1)
Re:国を愛するがゆえに「家ゴミ和ゴミ全てゴミ」を唱えつづける (スコア:2)
タイトルと本文を1つの文として読むか2つの文として読むかで内容の反転する味わい深いbot。
Re:国を愛するがゆえに「家ゴミ和ゴミ全てゴミ」を唱えつづける (スコア:1)
>DRAM液晶リチウムイオンの次はゲームか?
DRMA、液晶、リチウムイオンは全て部材なのに対し、ゲームは客に直接提供できて付加価値の付け方が自由であるという違いがありますけどね。
ハードに特化している中途半端なメーカーや、客が何を望んでいるのかを考えてないメーカーはどうなるかわかりませんが。
Re:洋ゲーっぽい日本のゲームがつまんないのでは (スコア:3)
3DになってからのGTAはシェンムーに強く影響を受けたという話を聞いたことがあります。
#2Dの1作目しか持ってないけどID
Re:洋ゲーっぽい日本のゲームがつまんないのでは (スコア:1)
Re:ひどいに決まってるじゃん (スコア:1)
今年のクソゲー・オブ・ジ・イヤー [sakura.ne.jp]ノミネート作品が全部続編ってのも、何かを物語ってるんでしょうねえ。
人生ゲーム以外はそれなりに前作は人気があったやつのはずがバグバグだったりゲームバランス壊滅だったりなぜか面白かったはずの要素削って台無しにしたりと、かえって前作より悪くなってるという。
Re:ひどいに決まってるじゃん (スコア:1)
何かに冒険しているようなゲームは同人で作れ、みたいな部分があるのかもしれません。
良くも悪くも同人ゲーム市場がそれなりの規模で存在し、通販などで全国的に販売することが可能となっています。
高品質なものを100万本売るのはとても難しい時代ですが、何かに突出したモノを千本売るのであれば(比較的)容易になっているわけで。
同人ゲームの通販サイトを覗いてみると、愚にも付かないものが2000円とかで売られている横で、昔ならフルプライス(7800円とか)で売られていたようなクォリティの新作が1~2000円程度で売られてたりします。
アイデアだけなら最新のアーケードゲームやコンシューマーに負けない何かを持つゲームもあったりするわけです。
(あくまで一部に特化しているせいでバランスやボリュームに難があったりしますが、それはそれ)
プロがそういう所に余力を漏らしているのかもしれませんし、逆にそういうところのアイデアをプロが参考に(パクって(笑))いることもあるかもしれません。
が、いずれにせよ、日本全体としてはそういう冒険心は失われておらず、ただ企業作品からだけそういう方向性が感じられなくなっている、のかも。
#なんかちょっとマンガ業界でも似たような所が見られる気もする。週刊/月刊に縛られないwebマンガの可能性というか。
Re:いちいちニュースにするほどの事か・・? (スコア:2)
> 感想を聞かれて正直に答えたらドン引きってどれだけ繊細な心の持ち主なんだか。
ITmediaの記事読んだ?
映画の中で、日本の古いゲームとの対比が何度か出てきたことについて触れつつ、「私はそれを誇りに思う。最近の(日本のゲーム)はどう思いますか?」と後藤さんが質問すると、直後、Phil氏から「クソだね(Your games just suck.)」という答えが返ってきた。たちまち会場は、笑いや「ヒュー」といった声が混じり、一気に沸き立ったという。
後藤さんによると、その時はすぐに「suck」の意味を読み取れなかったが、周囲の空気感から意味を理解し、「数百人の視線と声で嫌な汗が流れた」そうだ。
これが一対一のディスカッションならその後に掘り下げた質問が無いのは疑問に思うけれど、今回はパネルディスカッションでの質問で日本の開発者として会場全体から嗤われたのだもの、相当キツいよ。この日はショックで眠れなかった、という質問者の気持ちだって繊細だとは責められない。
> ゲーム開発者まで政治家並に言葉選びしなきゃならないなんて滑稽だな。
ここは同意。質問への回答なんだから「そういう人もいるだろうね」で流せばいいのにね。万人に好かれる必要なんて無いし。
今回の話は回答を聞いた会場が「ですよねー」って雰囲気になったことも大きなポイントだと思う。
Re:いやー、できた人だね (スコア:1)
ローカライズって何するの?
プレイヤーキャラを美少女にしたりするん?
Re:いやー、できた人だね (スコア:1)
まずはパッケージ絵からムキムキマッチョを排除するところから。
Re:ただし (スコア:1)
>任天堂こそ時代遅れの旧世代ハードを蔓延らせて日本のゲーム業界を周回遅れにした超A級戦犯じゃねえか
任天堂は元々ゲームには拘ってもハードには拘らない会社です。
そして、消費者はゲームの世代を見ているんであって、ハードの世代なんかこれっぽっちも気にしてないというのが結論でしょうね。
どうしても誰かを戦犯にしたいなら、ホイホイついていった市場がA級戦犯ということになりますね(もしくは高性能なハードを選択しなかった市場)。
というか、この記事には日本のゲームマシンが糞だなんて一言も書いてないと思うんですけど。