「正しい英語」などというものが存在しない理由とは 169
ストーリー by headless
規則 部門より
規則 部門より
言葉の乱れはメディアが好んで取り上げる題材だが、英文法の細かい誤りを指摘するようなことは歴史の本にでも入れておけばいいと、Oliver Kamm氏は主張する(WSJの記事、
本家/.)。
言語学者は「正しい」用法をルールブックで調べるのではなく、実際に人々がどのように言葉を使っているのかを検証していく。ある言語で一般的に使われている用法であれば、すべて文法的に正しいといえる。一方、物知り顔の人々が引き合いに出す文法規則には一般的な用法の裏付けがなく、良くて文体上の慣習に過ぎないという。言葉にうるさい人たちは、秘かに迫る文化的な相対主義から伝統を守る者と自分たちを表現するが、「正しい英語」と呼ばれるものは18世紀の文法家が勃興する市民階級に礼儀を教えるために作り出したものであり、それほど伝統的なものではないそうだ。
言語の慣習を教えることは重要だが、ひどく誤った2つの考えが教育に結び付けられてきたという。一つは標準でない方言は不適切な英語であるという考え、もう一つは偽の規則(不定詞を分割してはならないといったもの)に依存して識字能力を測る考えだ。人々はどのように話すかで非難されるべきではなく、作り上げられた愚かな言語的慣習を覚えこまされるべきではないとのことだ。
言語学者は「正しい」用法をルールブックで調べるのではなく、実際に人々がどのように言葉を使っているのかを検証していく。ある言語で一般的に使われている用法であれば、すべて文法的に正しいといえる。一方、物知り顔の人々が引き合いに出す文法規則には一般的な用法の裏付けがなく、良くて文体上の慣習に過ぎないという。言葉にうるさい人たちは、秘かに迫る文化的な相対主義から伝統を守る者と自分たちを表現するが、「正しい英語」と呼ばれるものは18世紀の文法家が勃興する市民階級に礼儀を教えるために作り出したものであり、それほど伝統的なものではないそうだ。
言語の慣習を教えることは重要だが、ひどく誤った2つの考えが教育に結び付けられてきたという。一つは標準でない方言は不適切な英語であるという考え、もう一つは偽の規則(不定詞を分割してはならないといったもの)に依存して識字能力を測る考えだ。人々はどのように話すかで非難されるべきではなく、作り上げられた愚かな言語的慣習を覚えこまされるべきではないとのことだ。
大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:5, 興味深い)
あまり知られてないが,英語の発音が綴りを無視して謎の変化をした時期があって(だいたい17世紀まで),これは大母音推移とかよばれている.このため,現在の英語は発音と綴りが噛み合わない宙ぶらりんの状態で,原理的にはどちらかを直さないと「正しく」ない.
# 例えば,昔は home は ホーメ と発音していたのだ.この頃の発音ならばなんと理解しやすく,かつ言文一致していたことか.
つまり,英語の発音を17世紀以前に戻すか,綴りを現在の発音に合わせるかしないかぎり,かのブリテン野郎(愛称)の英語は書き言葉を読み上げるシーンでは「正しくない」.過去のブリテン人が今に現れたら「奇妙な発音」にびっくりすることだろう.
そんな現状で「正しい英語」?いやいや,間違っている現状をまずなんとかせーよ.
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:1)
なんと!「ほめぱげ(ほめぱじぇ?)」は由緒正しい古来の発音だったのですね。
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:1)
恐ろしいことに,その可能性は高い.
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:1)
綴りと発音に対応規則がないと思ってるのは日本の英語教育がしょぼいから。
ネィティブは幼少期よりフォニックスという対応規則を学ぶ。
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:1)
綴りと発音の関係がねじれたせいで,フォニックスなんてのを学ばないといけなくなったわけで.
フォニックスの存在はむしろ英語の「駄目さ」を意味していて,しかも,ネイティブですらそれを習わないといけないということはそれだけそのルールが「素直じゃない」という話なんだぜ.
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:1)
古英語とかそんな感じと何かで読んだことが。
ドイツ語とかはその流れのままだから(日本人には)読みやすいとかなんとか…
それでも舶来の言葉はよくわかりません orz
# 厨二っぽい言葉は覚えるの楽なんだけどなぁ…
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:1)
Ich じゃなくて Icy だったのか!
the.ACount
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:1)
実はちょっと面白いことに,オーストラリアの英語発音が「ちょっと昔のものに戻っている」部分がある.
オーストラリア訛りとしてバカにされているけど,英語の発音が「正しく直る」可能性はゼロではないという意味で,興味深い.
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:2)
戻るというかイギリス下層階級の英語に保存されてた昔の発音を継承してるのでは
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:1)
アルファベットのГの発音にもそういう面があるロシア語はお目こぼしする?一緒に死んでもらう?どっちよ?どっちか教えて?
// という感じで、いきなり判断基準の自分ルールを持ち出すのは議論を台無しにすることだと思う。
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:1)
現代かなづかい(昭和21年)では、助詞の「は」「へ」は、「はと書くことを本則とする」「へと書くことを本則とする」とあり、「私わ学校え行きました」も「許容」だったと聞きます(が、現実問題として学校でそんな風に書くとバツでしたが)。助詞の「を」は「を」のままでした。
昭和61年に「現代仮名遣い」として改訂された時に、歴史的仮名遣と同じ「は」「へ」に統一されましたが。
ハイバネーション(=冬眠)中。 押井徳馬(・(T)・)
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:1)
世の中には、「言葉は音声言語を基準とすべきで、文字言語は音声言語を写し取る為のものだ」、だから表記と発音の乖離は「悪いもの」で、「文字言語を音声言語にどうしても合わせていかなくてはいけない」と思ってる人も居るみたいですが、私はこの意見にはどうも賛同できません。
ええ、確かに現代語の発音と乖離してますよ。でもそれが何か? 不便な面しか見てないだけでしょ、便利な面を忘れてませんか、と。
アルファベットのスペリングも日本語の仮名遣も、元は文字の綴りと発音の乖離から起こったものではあるけれど、結果として異なる綴りや仮名遣に異なる意味を持たせる様になったのは、慣れれば案外便利なものです。
ハイバネーション(=冬眠)中。 押井徳馬(・(T)・)
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:4, 興味深い)
かつてラテン人はワ行の子音とウ列の母音を両方とも「v」という字で表現していた。これは現代日本でもワ以外のワ行、例えばWindowをヰンドウと書かずにウィンドウと綴るのと同じで、全く合理的な表記であった。
しかし、文字が書けないゲルマン人たちはワ行を全く使わず、代わりにヴァ行を多用していた。そして、ゲルマン人たちの言語を合理的に記述するために、使わないワ行の子音vは全てヴァ行を表すことになった。
しかし、しばらくすると、子音のv(ヴ)と母音のv(ウ)は明らかに発音が違うので、混乱が生じた。そこで、仕方なく、子音のvはそのままで、母音のvを丸く書くことにした。すなわち濁る方をV、濁らない方をUにした。ラテン文字Uの誕生である。
しかし、しばらくすると、子音のv(ワ行)と子音のv(ヴァ行)を両方同時に使う場面が増えてきた。そこで、仕方がなく、子音vのうち、濁らない方を重ねて書くことにした。すなわち濁る方をV、濁らない方をVVにした。ラテン文字Wの誕生である。
しかし、しばらくすると、ゲルマン人はWをヴァ行に使うようになった。ラテン人は言文一致を諦めた。
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:2)
ハイヒール長靴半島でも苦手地名の筆頭ですね。
この表記が揺れる地名と
同じ土地を表記するのにヨーロッパ各地で各言語で表記をするし読み方も違う
という別のルールがあいまってある時点からまともに地名を覚える努力する意義を見失ってしまった。
ともすると、(スイスの)ジュネーブというのは(イタリアの)ジェノバと同じ名前の別の土地なのかとか、
(フランス・パリの)リュクサンブール宮殿は(フランスの隣国)ルクセンブルク大公国領なのかとか混乱しっぱなし。
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:2, すばらしい洞察)
じつはそれはよくある誤解で,現代日本語では を は お と同じ o と発音することになっている.
wo という発音が正しいとされていたのはせいぜい明治の始めごろまでなのだな,これが.
だから,を と お の区別がつく人は,「方言」を聞いているというだけなのだ.
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:1)
「を」を「wo」で発音している人、居るか?
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:1)
よくしらないけど、ローマ字日記の達人、石川啄木 [sannet.ne.jp]あたりならそうだったのかもしれないよ。
私生活の諸方面においても変人で有名だったそうなのできっとそれくらい大したことじゃないだろう。
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:1)
学校の先生がはっきり「wo」と発音してたから正式だと思ってたよ。
ローマ字と英語を習ったら自分の「da」行なども da di du de do になってしまった。
the.ACount
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:1)
中国の故事成語でしばしば半面教師役になる杞の国の出身者みたいなもの?
上手く歩けなくなったり心配性になったり。
本邦で対比する人物を選定するんだったらかなり小物だけど「仁和寺にある法師」か。
それはそうと、ローマ字の訓令式ヘボン式どっちの表記でもダ行とかで
いびつな音と表記の統一とは程遠い整っていなさ加減をみかけて以来
日本語ローマ字表記化を命がけで主張する輩とは考えが合わないと思った。
// つまり、"shibuya" は英数字の範囲でユーザアカウントを表記するための一方便。
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:1)
福田恆存 [wikipedia.org]と丸谷才一の日本語教室本を読んだ限りでは、丸谷才一氏はぱっとみ当人の合理主義に適合しているという判断基準で例外を設けて枉げている自分ルールがあちこち透けて見えるからこの御仁にとってはいちばん都合いいんだろう、と切り捨てるのが私流。
新潮文庫版だと新字新かなのシェイクスピア翻訳でしかないのが残念。
同じ傾向は三島由紀夫の新潮文庫版にも。どっちもハードケース入りでないと。
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:1)
いやいや、中二病と皮相的判断で決め付けるのは尚早でござるよ。
昔バージョン(自 化成年間 至 明治初期)の話し方を語るなら
言文一致運動と相反する書き言葉即ち候文で話す儀に之真に疑い無く御座候也。
// 生硬な言い方で使い難いのでわたしは嗜まない。
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:1)
空気を読まずにマジレスすると、「語彙」と「綴り」は分けて見た方が良いかも……
※戦後の国語改革では「漢字の字形変更」「漢字制限」「振り仮名をなるべく無くす」「仮名遣の表音化」「文語体の原則廃止」「右横書きの廃止と横書き推奨」と、異なる分野のものを一気に進めたので、いろいろ混同しやすいのかも
ハイバネーション(=冬眠)中。 押井徳馬(・(T)・)
Re:大母音推移のせいで,英語は現在「正しくなくなってしまっている」と言って良い (スコア:1)
政策評価を現在視点からすると肯定否定どちらもあるんだと思うけど(自分はさておいて世間の大多数は肯定評価に傾くかも)、それほど長い期間でのことでもなく、費やした予算も大したことない上で思い切った大改革をほぼフリーハンドでなしとげた手腕はこれが文部省の仕事かと疑いたくなるほど大きな改革だなあ。
いまこれだけのことをできる省庁がひとつでもあろうか。もちろん事前評価、パブリック・コメント、アセスメント他の制約がなかった時代と比較すること自体、愚考のきわみなのだが。
「英語」を「日本語」に置き換えても (スコア:2, 興味深い)
ほとんどそのまま成り立ちそう
Re:「英語」を「日本語」に置き換えても (スコア:1)
イギリス人が書いた記事ですから、英語とはつまり母国語に関する話題です。
日本人が話題にする場合、日本語を話題にする方がむしろ合ってると思います。
Re:「英語」を「日本語」に置き換えても (スコア:1)
「一生懸命営業中」は何があかんの?
「一所懸命」じゃないからあかんのなら、「あたらしい」もあかんのちゃうんかな。
みんなに「あらたしい」を布教しますか?
Re:「英語」を「日本語」に置き換えても (スコア:1)
それって共通語というよりクレオール語が人々が混じると出来るってことでしょ。
Re:「英語」を「日本語」に置き換えても (スコア:1)
御所ことば(仮称)が本旨で、その言い回しが京都市内、平城京、あるいは長岡その他ローカルであるかは二次的なことだと思う。
現在は行宮説というのは好きだけど、行宮の界隈で御所を見習っている限りそれも正統であってそのことを否定するほうが頭が高いと思うことも。
アングロサクソン (スコア:1)
そもそも英語なんて英国が覇権を握っていた時代に実質世界語化したものだろ?
”正しい”英語はその中でもごく一部の支配者層が違和感を感じない言語のことだろ?
その成立も、ブリタニアを支配していたアングル族とサクソン族が大陸系のノルマン人に支配され
その特徴的な言い回しがかっこいいので取り込むことで複雑化した
平たく言えば支配者の言語だろ?
支配者に取り入るにはより流麗な言語を身につける必要があったということだろ?
これに反発したのがベーシック英語
850語で全てを表現するというベーシック・イングリッシュは平和主義と密接に結びついている
提唱者のオグデンの言論活動は度々右派から攻撃されている
権威、権力、虚飾と欺瞞を言語から拭い去るために生まれたのがベーシック英語
そういう背景を知ると、ウィストンチャーチルがベーシック英語支援に回ったのはなんか感じるものがあるなあ
Re:アングロサクソン (スコア:1)
大英帝国が覇権を握っていた時代の世界標準はフランス語。
アメリカが覇権を握った第一次世界大戦後に英語が標準になった。
Re:アングロサクソン (スコア:1)
英語にはバイキングの影響も大きいことを忘れちゃなんねえ。
Re:英語? 米語? (スコア:1)
英国(UK)の方言をなめるな。同じ文法、同じ綴りでもナニ言っているかわからないこともすくなくないらしいぞ。
5年くらい前の放送大学の講義におもしろいのがあったんだがヒットしない。。。
Re:英語? 米語? (スコア:1)
ゲール語はそもそも別系統の言語だから……
Re:英語? 米語? (スコア:1)
そういうdisclaimerなりaccuseはフェニキュア人のアルファベットをまるっと流用したと言われているギリシャ人ほか地中海の近くのあちこちの古代人に言ってやってください。
// それでそこそこ使えるという制度設計自体は賞賛に値するんだと思います。
話を元に戻すと、母語が英語の女王を擁くイングランド人同士で話していることがわからないということなので指摘は的外れだろうと思う。
Re:スペインでは雨は主に広野に降ります。 (スコア:2)
ハノーバーではハリケーンはほとんど来ないですしね。
Re:スペインでは雨は主に広野に降ります。 (スコア:1)
角煮ー、はまだいいんです。フランス語みたいにアシュが鼻から抜けてジャマイカみたいな母音なだけだから。
ブリテン島でも北アイルランドまで海を渡って行くのにいちばん近いあたりのやや内陸の会話がすごいらしいときいたことがあって。。。
Re:英語? 米語? (スコア:1)
おもしろいリストをありがとう。
インド人の英語はヒスパニック他のそれに比べてわたしにとってははるかに辛いです。
こういってはなんですが、津軽弁がネイティブ母語のわたしにとってうちなーぐちは外国語です。
Re:英語? 米語? (スコア:1)
もう少し誤解ない様に。
津軽弁エリア同士ならさほど言語の隔たりはないまたは小さいといえる。
南部弁話者の話を津軽弁話者が聞き取り理解することはなんとか可能。
訛りのきつい津軽弁話者の話を聞き取るのは非津軽弁話者には困難苦痛。
平坦な抑揚で下を向いてあまり口を開かない喋り方をするとボーナスポイント。
北津軽郡以外の西北五(西北五と括られる地域のうち、西津軽郡と五所川原市)
のあちこちを親に同行した親戚の居所では日常語でない語彙の違いとか、
話の抑揚リズムが聞きなれなくてわからないということはあまりなかった。
後に転居した旧東津軽郡の青森市域では小学校で「こなが」「こねが」
(来るの命令形とおまけ語)という用語のゆれ程度でからかわれたこともあるので
全否定はしないが野辺地以東いわゆる旧南部藩領地では抑揚が異なるので
用語の共通部分よりもそっちが差異として大きいと思う。
思い当たるケースとしては、三戸出身のおおらかなご婦人は
津軽地方でも語り手としての意思疎通はさておいて、
聞き手にまわったときさぞかし何を言われているのか
理解しづらいだろうなあ、と母の友人をモデルに想像している。
もとより、口をあまり開かないで平坦に喋る古老と意思疎通困難なのはカウントしていない。
Re:英語? 米語? (スコア:2)
>もとより、口をあまり開かないで平坦に喋る古老と意思疎通困難なのはカウントしていない。
「いとみち」のばあちゃんみたいにテキスト化すると記号化してしまう感じでしょうか。
Re:英語? 米語? (スコア:1)
映画『フライングハイ』の1作目だか2作目で、南部の黒人同士の喋り方で喋る男性旅客と機内のパーサーを仲介して黒人訛りと機内パーサーの英語を喋り分けするご婦人がいらっしゃったけど、あんな感じなのかな。
アレが実際に喋られている本物のアクセントかどうかは知らないけど映画のシーンをちょっと見る程度では聴き取りできない。
Re:英語? 米語? (スコア:1)
単にコミュニケーションに必要なレベルなら、妙ちきりんな新言語より
教材も指導法も目一杯蓄積されてる英語のほうがずっといい。
それ以上に踏み込んむなら、相手の出身社会の慣習や文化に踏み込んだ
理解が必要だから、やっぱり歴史の浅い共通言語の出番はない。
中間共通言語で解消するのなんて、ほんの表面的なレベルのことでしかないと思う。
むりやりに例えて言えば、「皆既存のプログラム言語は捨てて、俺が文法をシンプルにした
XXX言語(好きなのをどうぞ)を使え、インデントは4文字に統一。
そうすればプログラムが読みやすくなって捗る」っていうくらい無駄っぽい努力。
Re:R U fuck'n fool? (スコア:1)
アメリカ英語は日本の学校で習うほどお上品ではない。
実際映画で覚えた言い回しを学校で使ったら怒られたし。
アメリカ英語でもお上品な場や表現はいくらでもあるぜ?
アメリカに国会や裁判所が無いとでも思ったのかい?
それをお前がアクセス出来ないだけだろ。
英語に敬語がないとか、アメリカ英語は上品じゃないとか言ってるアホは、そいつのアクセス能力の低さを宣伝してるようなもの。
Re:英語? 米語? (スコア:2)
そういう言い回しレベルじゃ無くって,単純に
billion → (米)10^9 (英)10^12
でっせ。
しかも,最近では英でも10^9になりつつある(つまりごっちゃ)という,悲惨さ。
colorとcolourどころの話じゃない。
Re:目的は意志疎通なので (スコア:1)
まあ、伝わるなら、ね。
あと、どうやって伝わったことが分かる?
他人に、間違いには寛容であれ、あるいは間違いと言うべきですら無いという人は、
誤解とかで困った経験が無いのかなと思う。
正しくてもまだ不足なんだけどね。
やはりコミュニケーションツーツとしては、やはりどこかで依って立つ
ところがないと困るのではないか。
出力は厳格に、入力はロバストにすべきだ。
しかし、誤りを指摘すると怒り出す人もいるけど、
そちらの方がよっぽど「言葉にうるさい人」だよなあ。
どうでもいいなら言い直せばいいだけのはずだ。
Re:目的は意志疎通なので (スコア:1)
「正しく」言語を使えていないと,その人が言っていること自体の信ぴょう性が疑わしく思える。
ヨレヨレスーツや磨かれていない靴,あるいは箸や茶碗の持ち方が似ているかも。
最低限の機能はしていても,依然として明確な違いは存在していて,完全な代替にはなり得ない。
「正しい」は時代や地域を超えた普遍的な価値ではないだろうけど,限られた社会では存在する。
異なった社会の間の境界で衝突が起きるのは仕方がない。
Re:「言葉は生き物」厨は元気だな (スコア:2)
「言葉は生き物」とは、
「言葉の歴史を観察した結論」としてなら真実なのだけど、
「言葉の誤用や、言葉を好き勝手に弄り回す」事を正当化する文句としてしばしば利用されてますね……。
ハイバネーション(=冬眠)中。 押井徳馬(・(T)・)
Re:「言葉は生き物」厨は元気だな (スコア:1)
だからさ、その「『誤用』とは何か」っていうレベルの話まで進めているわけ。
#2782199のような人は「『料金を払うこと』を『課金』と表現することは誤り」ということは主張していて、
「課金」=「料金を払うこと」は間違いということで思考が停止し、「間違いは間違い」「わかるだろ?」「わからないやつは馬鹿」と主張していて、
「料金を払う」ということを「課金」と表現することは間違っている、とも主張していている。
そのわりに「正しい日本語とは何か」を考えたこともないし、
他人に対して自分が率先して「正しい日本語」を求めているくせに、「じゃあ正しい日本語って何?」と逆に聞かれると沈黙する。
しかし、それ以外の多くの人間は、「正しい日本語とは何か」という、もっと根源的な問題にまで踏み込んでいる。
分かるだろ?
言いたいことはわかる。でもそれでも説明しなければ誰も説得できないし、
他人に説明できないレベルの理解なら、その直感自体が間違っているし、
自分で説明できないくせに他人にそれを強要するようなひとがいたら、その人が間違っている。
「説明はしないが、わかるだろ?」という最低限のレベルにも達しないような低次元な会話ではなく、
「説明しなくてもわかるが、あえて説明する、〇〇は〇〇jなので〇〇だ。だから『課金』という用語を『料金を支払う』という意味で用いるべきではない」という、
最低限の体裁が整った会話をするべきだということを言ってる。
単純な話だ。他人に「正しい日本語」を要求するなら、その人自身が「正しい日本語」を客観的に説明すべきだ。
分かるだろ?
それでも説明して相手を説得するのが最低限、最小限の要件だ。
それすら出来ないなら、その人の確信は間違っているし、
たとえその人がどんなに自分の直感を信じきっていてもそれは思い込みに過ぎないし、それなら黙っているべきだ。
繰り返すが、他人に「正しい日本語」を要求するなら、その人自身が「正しい日本語」を客観的に説明すべきだ。
文章のセンスがアレというのはわかるが、それはセンスがどうのという枝葉の問題ではなく、今議論している話題の核心そのものだ。
厳密な「定義」をする必要はないが、それが主張の核心である以上、#2782199)は「何が正しい日本語か」という最低限の説明は果たすべきだ。
Re:「言葉は生き物」厨は元気だな (スコア:1)
前半同意なんだけど
> 敷居が高い
> 性癖
どちらも漢字にばらしてそうだと思っている意味を説明できるからあんまり違いないと思う、とか言う人もいると思うのでどこで統制するか定まらんのではないかと
※ 須く(の誤用)はダメな立場
そういえば的を得るの件ここでは話題にならなかったかな?
Re:存在する(ということにしたいのですね) (スコア:1)
そこはそれ、プラトン以来の「イデア」の世界があるのでなんとかなる。
マックス・ウェーバーの理念型で済ませてもいいけど、
実在しないものを実在するかのように扱うことは必ずしも無理ゲーではないということで。
Re:「正しくない日本語」に寛容な人ではないと (スコア:1)
推敲せずにコメント書いちゃうと、余計な文字がはいっていたり文節変換を間違ったりというのはよくある。
しかし hylom 氏のタレこみ編集が批判されているのは、タレこみにない余計な文章をつけ足しているかと思いきや、タレこみにある間違った表現を直しもせずにそのまま掲載したりと、間違った日本語表現をネットの海に放流し続けていること(編集者ってネタの選別だけでなく推敲する役目もある)。けっして /.J を使うことが難しいわけではない。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ