米国防総省、「5年以内にIPv6へ移行」と発表 143
ストーリー by Oliver
127.0.0.1よりも::1 部門より
127.0.0.1よりも::1 部門より
uhyorin 曰く、 "ZD Netニュースやjapan.internet.comニュースによると、米国防総省は13日、戦闘や作戦行動をネット中心型にするという目標に向けて、Internet Protocol Version 6 (IPv6) への移行を始めると発表した。
分散型ネットワークモデルとしてのARPANetから始まるインターネット網は、1992年頃からすでにIPv4アドレス枯渇問題が協議されているが、NATによるIPv4アドレス枯渇問題はある程度緩和されたものの実質的なIPv6への移行コストはかえって増大しているという見方もある。現在のIPv4は軍事/研究分野から始まり、大学などの教育機関へと浸透し、ここ数年で民間/商用利用による爆発的な普及があったこともあってか、ZD Netニュース内の記事からはIPv6へのパラダイムシフトは2008年以降になると予想している。"
移行コストはかえって増大 (スコア:5, 参考になる)
トンでもなく高価なIPv6 [unixuser.org]
Re:移行コストはかえって増大 (スコア:1)
Re:移行コストはかえって増大 (スコア:1)
#クリームって書いてあるから、ついシモネタ。
Re:移行コストはかえって増大 (スコア:1)
Re:移行コストはかえって増大 (スコア:1)
# 技術的にほとんど知らないので的はずれかもしれませんが
Re:移行コストはかえって増大 (スコア:2, 参考になる)
もちろん外へのNATだけでなく、内側同士でもNATするようにすれば、ルータの内側でもIPv4とIPv6の混在ができる。
これならデュアルスタック積まなくてもホスト単位でIPv6へ移行できるので、新規導入マシンはIPv6オンリーという形で順次移行も可。
問題はルータに負荷がかかるという点がまず一つ。
特に内部にIPv4とIPv6が混在する場合、その内部の通信をNATしなきゃいけないので、その分負荷が増える。
外向きへのNATはIPv4でもどうせやってる事なので、負荷としてはあまり変わらない(IPアドレスが長くなるのでNATテーブルが大きくなるというのはあるけど)
もう一点は、内部でIPv4しかサポートしないサービスがあり、それがブロードキャストとかでセグメントを超える事を想定していない場合、IPv6側からは使えない(or IPv4と統一的に扱えない)というのがある。
たとえばsmbなどではホストの検索にブロードキャストも使ってたりするので、IPv4しかしゃべれないsmbサーバをIPv6オンリーのクライアントは見つける事ができないし、逆にIPv4しかしゃべれないsmbクライアントはIPv6オンリーのサーバを見つける事ができない。
また、smbサーバがIPv4/IPv6デュアルスタック対応となったとして、IPv4のホストがIPv6のホストを検索したらどういう返事をすべきかという話もある。
それが自分自身であれば、IPv4側からの検索であれば自分自身のIPv4アドレスを返し、IPv6側からの検索ならIPv6側アドレスを返すというので良いけど、他のホストの検索をした場合どうなるか。
まぁこの辺の話になると、それぞれのサイトのポリシーとかの問題も出てくるので、一概にどのような解決方法が良いかというのは言えないけど、何らかの相互接続方法は必要になってくるでしょうね。
Re:移行コストはかえって増大 (スコア:1)
詳しく書いて頂いてありがとうございます。
IPv4 を IPv6 で覆う事はできても、IPv6 のメリットである
シンプルさが失われてしまうということですね
また、全体を眺めてみたのですが、いずれにせよ、
サーバー側の移行コストは変化しないわけですね、、、
ただ、IPv4 から IPv6 への移行段階では
NAT 的なトンネリング(でいいのでしょうか?)が必要になるという理解でよろしいでしょうか?
# 元の文章に書かれていた事をようやく理解できたような
親亀小亀 (スコア:1)
・・・とか?
--- Melloques Les Covdrasey ---
Re:親亀小亀 (スコア:1)
当方の理解・勉強不足だったようで、、、
互換性をすて、シンプルさを保った場合、
必ず移行コストがあがってしまうのは、何でも同じと言う事ですね^^;
世代交替できずに潰れたものの方が多そうですね、、、
うまくいくためには、結局、大多数に魅力をアピールするプレゼン力が必要と、、、
# IA-64 vs x86-64 はどうなることやら
Re:移行コストはかえって増大 (スコア:1)
ふつうの人にはまだまだこれからでしょう。
アメリカが必要とするID空間 (スコア:3, 興味深い)
データベース系のワークショップでとある人が喋った話。
とある米軍関係者と大規模DBの話をしていたところ、唐突に彼は
「米軍が必要とする『大規模』ってのは、50億から100億レコード
で充分なんだよ」と呟いた。その人は「それってつまり全世界の
人口って事かい?」と問うと、「その通り」という返事が返って
きた。
陰謀論に燃料投下したい訳ではないんですが、なんとなくうなづ
ける話だなぁ。
Re:アメリカが必要とするID空間 (スコア:1)
Re:アメリカが必要とするID空間 (スコア:1)
多分繰り返し項目(例えば家族構成など)も1レコードに詰め込んだ構成なのではないかと. メンテする人の苦労がしのばれます.
Re:アメリカが必要とするID空間 (スコア:1, すばらしい洞察)
S「思ったより保守的なシステムで驚きました」
将「国防に実績を伴わない新規性は害悪だからね」
S「しかし古過ぎる部分、例えば国別コードが3桁までなのはどうかと」
将「民族自立がいくら進もうと未来永劫1000を超えることは無いよ」
S「人事マスターが1000万までしかもてないのですが」
将「世界大戦が起きても動員はそれ以下ですむ」
#オチ1
S「金額のフィールドなのですが」
将「あ、そこは可変長にしておいてくれ」
#オチ2
S「それでも2000年問題は対処したのですね」
将「あの時の会議はモメたよ」
IPv6 (スコア:2, おもしろおかしい)
いったい何年前のことでしたっけ・・・。
と思って、首相官邸で検索してみたら、2000年9月 [kantei.go.jp]だったようで。
表明が早かったのは日本ですが、体制が整うのはどちらが早いでしょうか。
GUST NOTCH な気分でいこう!
ブロードバンド化 (スコア:1)
Re:ブロードバンド化 (スコア:1, 興味深い)
FTTHっていう商品ラインナップしかNTTは用意しなかったと
思うが。
Re:ブロードバンド化 (スコア:1, すばらしい洞察)
これって「まさよし」って読むんでしょ。
Re:ブロードバンド化 (スコア:1)
比較論にしちゃうと、ADSLは光にくらべてナローバンドってなるだけなんじゃない?
日本におけるBroadbandといえば、やはりB-ISDNでしょう。
だから、155Mbps以上ということで。 ^^;
Re:ブロードバンド化 (スコア:1)
RMA軍事における革命 (スコア:2, 参考になる)
1998年後半から、このドクトリンの元、
米軍は急速な情報集約型に即応した形を辿っており
各兵士に通信モバイルを装備させたりしてますな。
しかし、五年以内ってのがなんとも…。
2000年度国防計画では、あれほど、情報集約型軍隊の推進を
叫んだ割には、IPv6に限らず、その実現に対しての歩みが、
遅い感じですな。
新技術に対して慎重なのか……人員の習熟期間も含んでいるのか
それとも技術が枯れるのを待ち、無駄な「関連機器逐次更新」のロスを防ぐつもりか……。
「軍隊は敵と戦う前に、政治(予算獲得)とも闘わねばならない」とは、
って話があるけど、今や軍隊は装備品を納入する業者とも闘わねばならないのかな?
米軍には、陸海空/戦略空軍/宇宙軍/サイバー軍/各セクションで
分配された予算を、独自に貯蓄したり
運用して利益を上げたりする権限があるから
作戦の費用対効果上、ペイしない機材や技術導入にも慎重になるのかもしれない。
それに立つと、IPv6だって、ホントにいるのかどうか…。
そりゃ、この技術導入の意図は、露外で活動する、情報集約型旅団での運用が前提だから、
その所属兵士分だけのIPアドレス数が必要なんだろうけど。
なんだかなぁ
ま、今の統合参謀本部議長と国防長官が強く推し進める
このRMA軍事における革命戦略だから、その尖兵機関な感じの
サイバー軍団(99年創立だったかな?人員は創立時は8名という話しだが今は不明)の政治力が見物かも。
1武器1IP (スコア:1, 興味深い)
兵1万にたいして300万ほどの動的なIPがいることになるので、その辺り運用ノウハウを民間へフィードバック
してくれないものかとかと
# ついでに無線LANだしなあ
Re:1武器1IP (スコア:2, 興味深い)
Re:1武器1IP (スコア:1)
Re:1武器1IP (スコア:1)
Re:1武器1IP (スコア:1)
これで「大量破壊兵器が見つからない!!」などということも無くなると良いなあ。
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-- ウソ八百検索エンジン --
未来のsecurity advisory (スコア:1)
Mnnアサルトライフル本体のオペレーティングシステムにおいて、
外部から任意のコマンド実行を許す脆弱性が発見された。
外部からの侵入を受けた場合、機能停止・誤動作(暴発)
など予期せぬ動作をする恐れがあり、非常に危険である。
システムバージョンnn.nn以下の場合はただちに使用を中止せよ。
システム本部は本件をMnnライフルの問題と認識し、
調査中である。
なお本件についてはA月B日よりセキュリティ本部からの
アップデート自動配信が実施される。
該当するシステムバージョンと部隊名:
(以下略)
#軍関係はトーシロなのでいいかげんです。
#しかしいくら未来でも銃がOS積んだりはしないか。
Re:未来のsecurity advisory (スコア:1)
# 同じくトーシロですが (^^;
警官の銃なら、弾丸等の紛失をふせぐために使用履歴・メンテナンス履歴を記録する機能を実装するかも。
で、そのためにOSを搭載し、履歴ダウンロードとかのために IP アドレスを割り当てる、と。
いや、待てよ。
いっそ全ての銃と弾丸に IP アドレスを割り当てて、事件が起きた時に履歴を(生産された工場から流通ルートまで)追跡できるようにするとか……。
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-- ウソ八百検索エンジン --
本家の記事 (スコア:1)
コメント数 371件ってのはあちらとしては多いのか少ないのか・・・
あるところにはある (スコア:1)
日本のHamにも少なくともクラスB一つが配分されているはずです。
どれだけ使われているか分かりませんが、想像では相当余っているような気がします。
まぁ、クラスA一つくらいでIPアドレス枯渇問題が解決する訳ではないと思うのですが、
他にも似たような状況のところはあるでしょう。
IPアドレスを確保してしまっているところが結構あるのがまずいのではないかとちょっと思います。
Re:あるところにはある (スコア:1)
ここ [rieti.go.jp]にクラスAの割り当てリストがあります。'Eli Lily and Company' というのがHamですか?
論文は、大量に存在するこれらのクラスAアドレスを解放させる方法にも触れています。v6アドレスを楽しみに現有v4アドレスをケチケチ使うより前に、クラスAの囚われアドレスに自由を、に1票。
遊休v4アドレスの有効利用に関しても、Anti池田な方々その他の反論求ム。モバイルIPに関しては以前やった [srad.jp]ので。
Re:あるところにはある (スコア:1)
Re:あるところにはある (スコア:1)
少なくともとある国立大学では、数年前からグローバルIPごとに
課金されてしまうシステムになり、可能なマシンは
全てプライベートに移されました。
#他の大学ではどうかわかりませんが・・・
戦場のユービキタス、RFID、Mobile IPv6 (スコア:1)
Re:戦場のユービキタス、RFID、Mobile IPv6 (スコア:1)
というのを想像してしまいました。
位置情報を取得して回収できるから、我が軍は地雷を敷設できるのである。
というのだけ、だけではないけど、やめてほしいな。
Re:戦場のユービキタス、RFID、Mobile IPv6 (スコア:1)
電波の到達距離を数十cmに抑えるとかの方法を取ることもできるでしょう。
停戦後に除去する手間を考えたら見つけやすい地雷というのもありがたいかも。
そもそも軍事行動は時間との勝負ですから、見つけたところで効果的に
取り除く方法がなければ、結局敵は迂回せざるを得ません。
あぁ、「ン」が消えてるんですよ。「ビーフン・カレー」ね。
Re:戦場のユービキタス、RFID、Mobile IPv6 (スコア:1)
散布だけで抑止効果が期待できるようになる。
素人考えながら (スコア:1)
http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20030610304.html
恥ずかしながらIPv6の事をあまりよく知らないんだけど、そのIPv6への移行によって現場の負担が軽くなるんでしょうか?
案外、「4台の無線機と2台のノートパソコン」の装備が5割増量したりして。
(見当違いだったらゴメン)
Re:素人考えながら (スコア:1)
Windows XP ですら IPv6 スタックは (とてもまともとは言いがたいものの) 入っていますから、それなりの装備が配られているなら、ハードウェア的には特に増えないでしょう。
IPv6 対応なんて、所詮プロトコルスタックが増えて、アプリケーションが対応しているかどうか、という程度の話。
まだIPv6? (スコア:1, 興味深い)
その昔、PCのメモリは1Mあれば十分、HDDは5Gあれば十分、なんて言っていた人もいましたけど、いま、そういうことは言えない。それと同じで、ムダとかなんとか言われつつも、だいたい「あればあるだけ使っちゃう」ものだと思うんだよね。こういうものは。アドレス空間が128ビットだろうが、1024ビットだろうが、同じじゃないのかな?結局のところ。
それに軍隊も世界に米軍だけじゃないし、軍だけがReachableなアドレスをほしがっているわけでもない。
アドレスを可変長にするとか、DNSの仕組みよろしく名前空間=アドレス空間にする、という新しい仕組みとか、そもそも今のようなIPを考え直すとか、そういうところに来ているようにも思えますが。
Re:まだIPv6? (スコア:2, すばらしい洞察)
大抵の状況では万能より単能のほうが役に立つものです。
Re:まだIPv6? (スコア:2, 参考になる)
Re:まだIPv6? (スコア:1)
1950年代だったか60年代だったか忘れたけど、最初の市販 メインフレームが出たときには、「世界中の計算需要は この計算機数台で満たされる。それ以上生産する必要は ない」なんて言われたらしい。 これで十分→足りないというサイクルを、計算機業界は 当初からずっと繰り返している。
Re:まだIPv6? (スコア:2, 参考になる)
移行をなるべく容易に、ってのが要求にありましたからやむを得ないのでないかと。
ぜんぜん容易じゃないじゃんって意見もあるようですが、まったく無関係なプロトコルだったら
さらに移行作業が複雑怪奇だったはずです。
> アドレスを可変長にするとか、DNSの仕組みよろしく名前空間=アドレス空間にする、という新しい仕組みとか
その手の議論はすでになされていますし、IPv6 の候補の一つに上がっていた TUBA は
可変長アドレスをサポートしていました。互換性の点で難があり、候補から外れました。
結局のところ、シンプルさが重視されたようですな。その辺のところは RFC1752 に
まとまっているはずなんで、一度読んでみて下さい。
> だいたい「あればあるだけ使っちゃう」ものだと思うんだよね
僕もそう思います。だからこそ、ハードウェアと同じように必要に応じて拡張していけば
いいのではないでしょうか。そういう意味では 128bit というのは妥当な解決策(延命策)でしょう。
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If you can't learn to do it well, learn to enjoy.
Re:まだIPv6? (スコア:1, 参考になる)
アドレスを可変長にしたり、自由に付与できるようにすると
ルーティングテーブルの増大とか必要処理能力の増加が馬鹿にならないんですが..
DNSのような分散データーベースを使用すると、レイヤ3のルーティングを実施するのに、レイヤ3以上の上位レイヤの通信が必要になるというなんとも不可解な状況になるのですが...
下層のプロトコルは単純明快&ルーティング対象以上のプロトコルを使用しないほうが、障害面でも処理速度でも良いかと..
ちなみに処理速度はプロセッサの速度が増加するから大丈夫と思っていたらそれは甘い
プロセッサの速度増加と共にデーター送信要求数も増えていくことでしょう
Re:まだIPv6? (スコア:1)
IPアドレスの枯渇はよく言われますが
MACアドレスの枯渇ってそれほど騒がれませんよね。
例えばこんな解説 [ipv6style.jp]がありますが、
同一セグメントで重複しなけりゃいいとか、
50年間の一意性が確保できればいいとか、
(この算出方法も突っ込みどころ満載のような)
これで良いのでしょうか。
前から疑問なので教えてください>識者
Re:まだIPv6? (スコア:2, 参考になる)
IPv6 の場合、同一ネットワーク内でも MAC アドレスが重複しても構いません [mycom.co.jp]。
MAC アドレスは IP アドレスと違って広範囲なネットワークで使うものではないので、
おそらく「同一セグメントで重複しない」程度の緩やかなユニーク性でも十分なんでしょう。
MAC アドレスの重複のせいで痛い目見た経験も今のところないですし、重複した経験すらないし…。
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Re:まだIPv6? (スコア:1)
Re:まだIPv6? (スコア:1)
Re:まだIPv6? (スコア:1)
ブリッジって複数のセグメントをつなぐものじゃなかったっけ?
参考:ブリッジ [ascii24.com]
ルータで区切られた「同一ネットワーク」でユニークでないと?