Winny作者の47氏、逮捕 1018
ストーリー by GetSet
ソフト開発は「著作権法違反の幇助」なのか… 部門より
ソフト開発は「著作権法違反の幇助」なのか… 部門より
多くのタレコミを頂いたが、その中からAnal Cunt 曰く、 "共同通信のFLASH24ニュースによると、京都府警はWinny開発者を著作権法違反のほう助容疑で逮捕する方針のようだ。ファイル共有ソフトの開発者がこの容疑で逮捕されるのは全国初になるそうだが、日本の法律ではこれを罪に問えるのだろうか。技術をつくり出した人を逮捕するのは正しいやりかたなのだろうか。もし有罪になった場合、匿名性の高いP2Pアプリ開発が困難になってしまったり、新しい技術開発の妨げになってしまわないだろうか。これからどのような展開になって行くのか注目したい。"
参考:前回のストーリー(2003/11 Winny利用者2名が逮捕され、47氏が家宅捜索を受けている)
追記(by O):読売新聞のトップ記事によると、10日午前のうちに逮捕されたようだ。
意趣返し? (スコア:5, おもしろおかしい)
捜査資料を流出させた所ですね。
恥をかかされた意趣返しですか?
「P2Pアプリ開発≠権利侵害の幇助」と思う、けど (スコア:4, 興味深い)
まーでもスケープゴートですよね、要するに。
それよりネットランナーとかの雑誌の方がよっぽど幇助だと思うんですがねぇ。。。
もちろん Winny があるから記事を書けるっていう順番の問題はありますが。
Re:「P2Pアプリ開発≠権利侵害の幇助」と思う、けど (スコア:2, 興味深い)
部数もかなり多いみたいだし。
ネットランナーなどの雑誌がP2Pを手軽なWarezソフトとして毎号特集(!)して、
P2P=悪になっちゃたような気もします。
Re:「P2Pアプリ開発≠権利侵害の幇助」と思う、けど (スコア:2, 参考になる)
しかし、最近RLを読んだら、警察のデジタル暗号化無線まで傍受できるようになっていたのには驚いた。
ポインタ (スコア:4, 参考になる)
この辺りの発言が立件の決め手になったのではないでしょうか。昨日、これをまたーりと読んでいて、今日このニュースを知ったので驚きました。
関連リンク (スコア:4, 参考になる)
2003/05/21 ネットの法と慣習について考えよう [srad.jp] (56個のコメント)
2003/06/18 国内のファイル交換ソフトユーザーは6万人以上 [srad.jp] (88個のコメント)
2003/07/15 国内P2Pファイル共有の全容解明を開始 [srad.jp] (111個のコメント)
2003/08/09 Winnyを標的にしたワーム [srad.jp] (6個のコメント)
2003/10/13 Winny作者が語る将来展望とデジタル証券システム [srad.jp] (143個のコメント)
2003/10/20 ぷらら、WinnyやWin-MX等のトラフィック制御へ [srad.jp] (498個のコメント)
2003/11/27 Winny使用者が著作権法違反で逮捕、作者も強制捜索 [srad.jp] (502個のコメント)
2004/02/17 Winnyの暗号を解読しブロック [srad.jp] (163個のコメント)
2004/03/16 Winnyユーザを恐怖に陥れるAntinny.Bワーム [srad.jp] (248個のコメント)
2004/03/29 京都府警で情報がネット漏洩 [srad.jp] (76個のコメント)
2004/05/01 Winnyで防衛庁書類流出 [srad.jp] (205個のコメント)
Re:関連ドキュメント (スコア:2, 参考になる)
竹内郁夫、山形浩生 対談「ハッカーたちの言葉遊び」
P.188
物理シミュレーションがからむグラフィックスのような世界では、
今でも魔法使いがいっぱいいますよ。IPAの未踏プロジェクトって
あるじゃないですか、あれに関わった人でね、天才肌のすごい
ハッカーがいる。変人でね、歌舞伎町に住んでいたんですけど。
彼の部屋には病人介護ベッドがあるんですよ。食べる時に半分
身体をガーッと起こしてくれるベッド。
目が覚めてガーッと起きるとそこに画面とキーボードがあるわけですよ(笑)。
夢中でプログラミングをやって、眠くなったら、またガーッと
ベッドにして寝るという生活。
彼は真性ハッカーだと思うな。ポスドクで原子力研究所にいたような人で、
とにかく腕が立つ。仮想物理シミュレーションって魔法を使わないと
できないんですよ。まともに実世界の現象なんて計算できませんから。
彼の作るデモって、何でこんなコトができるのってみんなが驚くもの
ばかりです。たとえば髪の毛を2000本の曲線にモデル化して、
首をマウスで揺らすと、ふわーっふわーっと2000本の髪がなびくような
デモがるんですけど、これがね、ホントにリアルに動く。
リアルなんだけど実は1本の髪に3つほどしかシミュレーション
されている点がないんです。物理シミュレーションとしては
すごい大胆な抽象化なんだけど見た目はリアルそのもの。
SIGRAPHに論文を出すような専門家の目から見たらね、
それは目新しくはないそうなんですよ。
で、その手のCGプログラムをね、Webでアルゴリズムを調べて
「ふむふむそうか」といって、数時間でさかさかっと書きあげる、
これはスーパーハッカーだと思います。
彼みたいな人が未踏プロジェクトに結構集まりましたね。
(竹内氏談)
竹内郁雄PM担当 双方向型ネットワーク対応仮想空間共同構築システム [ipa.go.jp]
<双方向通信型3Dワールドシミュレーター>(3D-NeWSプロジェクト) [ipa.go.jp]
有限会社アントラッドの紹介ページ [keihanna.ne.jp]
髪のデモ GL髪ベンチ [nifty.com]
状況と利害 (スコア:4, 参考になる)
「状況があり、そこから利害が生じる」という視点から、
といった順番で考えてみる。
「どのような状況が発生していたのか?」
「誰が、どのような利益を得たのか?」
「誰の、どのような利益が損なわれたのか?」
-----
以上の状況と利害を前提(仮定)として、主に利益を損なわれた側に対して疑問点(検証点)を提示してみる。
…と、ここまで書いたのはいいが、いまいち結論めいたものが得られない。
# まあいいか。言いっ放しで。
あと最後に疑問なのが、
状況にあわせて法改正するってのはアリじゃないかと思いますけどね。大麻を合法にするケースよりは余程前向きな改正なんじゃないかと思いますが。
もっとも法改正より先に、消費者から生産者に直接利益を渡す手法を考える必要がありますが、これだってアイティーとやらで解決できそうな気がするし。
実際問題、P2Pなツールを使用したことが無いので、どれほど便利なのかは自分では良くわかっていませんが、ストレージの片隅で忘れ去られそうなデータが再び活性化するのなら、それは歓迎すべきことなんだと思います。
もう少し詳しい記事も。 (スコア:3, 参考になる)
#この記事読んでたら一寸出遅れた。
Re:もう少し詳しい記事も。 (スコア:2, 興味深い)
Re:もう少し詳しい記事も。 (スコア:3, 参考になる)
東大大学院の対応を見守りたいです。
ほう (スコア:5, おもしろおかしい)
『今は反省している。』が出てくるかどうか...。
作者よりも… (スコア:3, すばらしい洞察)
ダイナマイトそれ自体に罪は無くても、
ダイナマイトで人を殺せると思いつき、それを広めた人たちは重罪人だと思いますよ。
雑誌とか、ほかには雑誌とか、あとは雑誌とか。
だってその 記 事 で カ ネ 儲 け た わけでしょ、雑誌。
ギ術的好奇心 (スコア:3, すばらしい洞察)
兵器開発者は、殺傷力や、戦場における戦略的有効性を検証することに、技術的好奇心を抱いている。
ファイル共有システム開発者は、共有効率や、匿名性を検証することに、技術的好奇心を抱いている。
後者は法の名の元に処刑台に立たされ、前者は軍需産業として莫大な利益を上げている不思議。
むらちより/あい/をこめて。
逮捕された段階では (スコア:3, 興味深い)
マスコミのせいで逮捕された人=悪者的イメージが強いけど、単なる誤解
でしかない。
今回の事件も(日本での)P2Pソフト制作が法的に問題かどうかを問う
ものとして考えれば、今後の参考にもなるわけで、裁判の結果に注目
しておけば良いんじゃないの?
裁判が終わる前から騒いだって、最終的な判断は裁判所にゆだねられて
いるんだし、意味のないこと。無駄なエネルギー。
騒いで盛り上がりたいだけっていうんなら別だけどさ。
There is no spoon.
Re:逮捕された段階では (スコア:4, すばらしい洞察)
一般論ですが…
前段の
や
は「すばらしい洞察」だと思うけど、その結論が
というのは、むしろ逆なんじゃないの?
過去、例えば猥褻裁判や、極端な場合は死刑判決-再審-無罪などなど、世間が「騒いだ」からなんとかなった例はたくさんある。
「継続的に」「ちゃんと」騒ぐのが肝心だと思うけど。
Re:逮捕された段階では (スコア:2, 興味深い)
今の日本じゃ名誉回復なんでできないよ。
逮捕されちゃえば(有罪無罪にかかわらず)懲戒免職だし。
仮に無罪で再就職しようったて、
このご時世おなじ環境の職場が見つかるとは思えない。
だから、今の日本では逮捕されたら負けなの。
司法なんて形式だけ。
47氏に温かい100万円を (スコア:3, おもしろおかしい)
あれでWinnyは100万円の支援金を獲得したわけですが、47氏が名乗り出なかったのでお金の引き渡しはまだのはずです。
47氏は2chのニュース速報+板で「身元がバレたら取りに行く」と発言しています。
ネットランナー編集部は47氏に100万円の差し入れでもしては如何でしょうか?
P2Pソフトウェアの作者が逮捕されるという今回の事件ですが、例えばFreenetのように海外で開発された、しかもGPLのソフトだった場合にはどうなるのでしょうか。
Freenetは匿名P2P自体を違法にしない限り根絶は難しいだろうなぁ…
最近のFreenet(0.6 unstable)はスループットも大幅に改善してきているし、今度はMX・nyの後継がいらないかも。
この事件、いや実験はこれから始まるのかもしれない。 (スコア:3, すばらしい洞察)
コメントを読むと、こうやって逮捕され、実名も、身分も報道されるリスクを犯しながらも、あえて自分の信念の主張をしたかったのではないのだろうかとさえ思えてきます。
確かに何かを生み出す、創造物について権利を与えるのは必要でであると思う。
だが、現在は「著作権者が独占」するのではなく「著作権者の代行として流通者が独占している」というのが現実なのではないだろうか。
ここに47氏は疑念をもっていたのだと思う。
そして、それをあえて破壊することで、新しい概念が生まれるか、Winnyは壮大な実験のひとつだったのではないだろうか。
我々はこの実験の結果がどうなるか、歴史の証人として立ち会っているのだ。
本当にP2Pアプリケーションの隆盛が、既存流通を脅かしているのか、すべてがこれから明らかになる。
むしろ実験はこれから始まるのかもしれない。
FLMASK (スコア:3, 興味深い)
もちろん様々な相違点もありますが、類似点もあるように思います。
気になる類似点をとりあえず2つ:
# 大人気ないユーザーと大人気ない警察によって開発者が迷惑こうむるという構図はどうかと思う。
# 地道に大人げないユーザーを逮捕すればよかろうに。
Re:FLMASK (スコア:3, 参考になる)
FLMASKのリンクについて、補足させてください。
まずこれ [lawschool-konan.jp]が、FLMASK事件の判決です。ここから次のことがわかります。
# 罪は罪なのでこの結果は問題ないと思うんですが、その経緯が釈然としない。
# 今回の件も同じニオイを感じます。
報復 (スコア:3, すばらしい洞察)
はっきり「違法」ということにしないと、禁止を徹底できないわけです。
京都府警自身が Antinny の餌食になった事件 [impress.co.jp]以来、彼らは Winny を敵視していますから。
もし Antinny が出現していなければ、逮捕に至ることもなかったかもしれません。
幇助ってどこまで? (スコア:2, 参考になる)
Re:幇助ってどこまで? (スコア:2, 興味深い)
今回の47氏の逮捕要件たる著作権法違反幇助は、去年11月に逮捕された2件 [srad.jp]についての幇助ってことになってるようなんですが、だとすると、今後新たにWinnyによる著作権侵害事件が摘発されるたびに47氏が再逮捕されたりするんでしょうか?
まさか、ね……。
Nullius addictus iurare in verba magistri
またもあの騒ぎを繰り返すのか? (スコア:2, おもしろおかしい)
本件の結果如何では「機密情報漏洩幇助罪」で訴えられるぞ!
速く逃げなさ~~い!!
Re:またもあの騒ぎを繰り返すのか? (スコア:2, すばらしい洞察)
nyは「著作権侵害行為を主目的として」開発された、と判断されているのがその根拠です。
もしSEがそうなら、VPN関連ソフトはことごとく引っかかります。
ただ、SEは不正アクセスを助長する可能性があり、グレーといえばその点でしょうか。
ただ、不正アクセス防止法その他が、「外部から内部に侵入する」ということのみを考えて制定されているため、
「内部から外部に穴を開ける」使い方のSEでは、引っ張る理由としては説得力がありません。
それはおかしいな (スコア:2, 参考になる)
My only healing method is to think deeply,
The entrance is trivial topic.
すくなくとも (スコア:2, すばらしい洞察)
武器等製造法違反だと思うのですが
P2Pソフトウェアを取り締まる特別な法律ができたのでしょうか?
本人の弁 (スコア:2, 興味深い)
勿論報道者その他のフィルタが掛かってるんでしょうけどね.もっと突っぱねるかと想像してた.
日本の geek の皆さん、 (スコア:2, すばらしい洞察)
黙ってこのまま見てると、コンテンツ屋と政府のいいままにされてしまいますよ。/.j とか 2ch でブツブツ言ってても黙って見てるのと同じこと。
レッシグ氏やストールマン氏のような顔を立てて、ソフトウェア的な「自由」とか「オープン」を守らなきゃいけない時期になってきてる気がします。
警察とか検察側が保守的になる(企業側に回る)のは仕方がないとして、ここで法曹界が頑張らないと押されてしまう気がします。
言いだしっぺの法則で、何かできたらいいのですが、僕は法律も詳しくないし、そういう知り合いもいません。誰か何かできる人いたらお願いします。
びっくりです (スコア:2, 参考になる)
昼頃から急にトラフィックが減って不思議に思っていたら、こういうことだったんですね.
目算ですが1/3くらいにはなっています.
夜にかけてもっと減るだろうと思うと、ちょっとうれしいような、
増大するトラフィックへの対応を誠実に努力してきた側としてはちょっと拍子抜けというか・・・.
ウチのユーザであるメリットが減るなどと、みなさんが考えませんように・・・.
2chで起訴前弁護人選出とか無いのかな? (スコア:2)
逮捕->代用監獄への収容->警察による全生活管理->警察にとって都合の良い自白の生産 とかいう意図が有るように思えるのです。
そういうパターンを阻止するには起訴前から弁護士を付けるのが有効だと思われますが、2chなどでそういう動きは無いのでしょうかね。
本家にも記事が投稿されました (スコア:2, 参考になる)
My only healing method is to think deeply,
The entrance is trivial topic.
Re:えーとつまり, (スコア:2, 興味深い)
Re:えーとつまり, (スコア:4, おもしろおかしい)
Re:えーとつまり, (スコア:2, すばらしい洞察)
これらとは異なる目的を持っていると思えるんですが。
つーかFTPは違法でない使用法を想定できるし実際使われてるけど、
Winnyは違法でない使用方法で使っている割合って
実際のところ微々たる物なんじゃないの?
問題はその使用方法を想定して47氏が作ったかどうかってことでしょう。
仮に当初の想定ではそのつもりはなくとも、
実際に利用され始めて圧倒的に違法利用が多い中
それを知りつつ開発を継続してたのは、言い訳できないんじゃない?
Re:えーとつまり, (スコア:2, すばらしい洞察)
今回問題になっているのだって、MXで逮捕されたのだって「公衆送信権侵害」のほうです。
Re:違法性の認識かな (スコア:2, すばらしい洞察)
ネットランナーは拳銃の入手方法から撃ち方、
そして確実な処分の仕方まで事細かに解説して、
最後に「危ないから人に向けて撃っちゃダメだゾ!」
って書いてるようなもんですかね。
Re:違法性の認識かな (スコア:2, 参考になる)
βテストの結果、何か問題が生じても責任はとりませんのでよろしくお願いします。
また、これらのソフトにより違法なファイルをやり取りしないようお願いします。
転載やリンクなどは常識的な判断に従ってください。
IDENTIFICATION DIVISION.
AUTHOR YUKI-KUN.
Re:違法性の認識かな (スコア:2, 興味深い)
あさひこむ [asahi.com]で、表現が微妙とはいえ
>共犯が成立するためには具体的に犯罪が発生するという結果について予見していることが必要だ。
>でないと、パソコンメーカーやインターネット接続業者、Winnyのマニュアル本を出している
>出版社までも共犯に問われることになってしまう
という外部コメントが載っているのはマスコミにしてはがんばったなと思いたい。
Re:危険に頭悪い判断 (スコア:3, 参考になる)
(1) 法律の定める犯罪の要件に該当すること
(2) 法律の趣旨からみて悪質性があること(主として、法律の保護する利益を害する量が利する量よりも大きいこと)
(3) 倫理的に非難されうる行為であること(主として、その行為を思いとどまることができたのに思いとどまらなかったこと)
の3つが必要です。
(1)の内容は、
(1a) 行為と結果及びそれらを結びつける経過を認識していること(故意)又はそれらを予見可能だったこと(過失) それが法に反するということの認識は不要
(1b) 結果発生の確率が相当高い行為であること
(1c) その他法律で定められた要件に該当すること
にわけられます。また、幇助の場合には、さらに
(1d) 実際に手を下した人間(正犯)が存在し、その行為が犯罪として成立すること(ただし正犯の行為に(3)は不要)
が必要で、また、(1a)(1b)の要件は
(1a) 正犯の行為と結果を認識していること(故意)
(1b) 正犯の犯罪を容易にしたこと
と変更されます。
さて、本題の、新しい通信技術の開発が、著作権法違反の幇助となりうるかという問題ですが、多くの場合上であげた要件のうちほとんどに当てはまるので、一応それはありうるといえそうです。ただ、大抵の場合、利益が害悪を上回るので、(2)の悪質性なしとされるのではないでしょうか。そういう意味では、確かに「程度問題」ということになります。
開発されたソフトウェアがほとんどもっぱら違法なファイル交換に使われる可能性が高く、しかも現にそのように使われているような場合には、法律で認められた価値観からみて害悪が利益を上回っているので、(2)の要件の成立が認められる可能性は高いといえそうです。
Re:危険に頭悪い判断 (スコア:2, 参考になる)
脊髄反射的に「TCPとかIPとかHTTPの作者も捕まる法解釈が出来上がったのか!?」と思いましたが, よく考えればWinnyがもっぱら [chukai.ne.jp]違法コンテンツの交換に使われていることを考慮すると納得できてしまいます. このへんの話は前にSFCで行われた著作権とP2Pシンポジウムのログ [sfc.ne.jp]を読むと多少触れられてますね.
今後心配されることといえば, SSLやSSHが違法コンテンツ取締りを盾に法規制されることでしょうか. という意味で, SSLやSSHは正しく使ってくださいね:)
# 47 氏には失礼だけれど,公判が気になる.
Re:そのうちTCP/IPも… (スコア:2)
Re:そのうちTCP/IPも… (スコア:2, おもしろおかしい)
転載自由-「緊急声明」Winny作者逮捕に付いて (スコア:2, 興味深い)
■ Winny作者、京都不敬が逮捕
予測していたとはいえ、非常に驚いたニュースでもあります。
京都府警は「ポケモン同人誌逮捕事件」からずっと著作権法を盾に取って個人に一方的な解釈(難癖に近い)を押しつけて見せしめ的な逮捕を繰り返して来ており、それはさながら「著作権をシノギとするファシスト」とも言える訳ですが、この間の暴走については危険な状況になって来ています。
■ 「著作権法違反」で逮捕された人を救援する体制づくりを!
敢えて提案します。この間の著作権法違反の中の目立つ逮捕劇は、所謂「コピー品の売買」と言う明らかな不法行為の処罰を飛び越え、文化や科学技術への管理統制の道具として著作権法を使うという情勢になっています。
こういう中で、無力な個人が無秩序に逮捕・処罰されて人生を奪われる事態は我々にとっても無関係ではなくなってきているのではないでしょうか。
ここで、我々はこのような異常な事態からその「被害者」を救済し、援護する体制をサイバースペースを飛び越えリアル空間で作る必要があるのではないかと私は提案します。
具体的な行動としては裁判支援と生活支援の為の基金、マスコミへのパイプ作りなど山積みですが、賛同する人を募ります。
http://d.hatena.ne.jp/artane/ [hatena.ne.jp] 及び
http://www.bremen.or.jp/alpha292/ [bremen.or.jp] 参照してください
2004/05/10 あるて。
# と言うのはArtane.であります:-)二つのハンドルを使っているのです(^^;
Re:転載自由-「緊急声明」Winny作者逮捕に付いて (スコア:2, 興味深い)
GPL その他のライセンスも、基本的には著作権をベースにするものなので、それをないがしろにすることはできません。
とりあえず、今回の件に関して、著作権とは何か、何で今回の逮捕がダメなのかみたいなことを明確にして残る形で批判する必要があるんじゃないでしょうか。
あと、今後僕らで何ができるか。
Re:別にどうでもいいが (スコア:3, 参考になる)
>Winnyってさ、違法ファイル交換以外にどういった使い道があるのか教えてくれよ。俺も使ったことがないんでな。
LessigのFree Culture [free-culture.cc]では,この種のソフトでダウンロードされる音楽ファイルには以下の4パターンがある,としています.
実際の用途は1とか2とかが多いんですかね? 1はともかく2,3ぐらいは認めてくれても,と思いますが…
Re:Blind Watchmaker (スコア:2, おもしろおかしい)
ソフトのソースなり、コンポネントなりがあって、それぞれの部品に選択肢を付けておく。選択肢の用意も不特定の人が行う。で、不特定の人たちが投票なり何なりの評価を行って、ソースやコンポネントを決定していく。
何ができるかは選択肢の提示と、皆の評価(選抜・選択・淘汰)によってのみ決まる。
超集団コックリさん開発技法、ちゅうか。
ある種、超民主主義的開発手法、ちゅうか。
Re:逆効果 (スコア:4, 参考になる)
略式であれ、起訴できるのは検察官だけで警察にはその権限はありません。
長期拘留が行えるのは検察だけで、警察は逮捕後最大48時間しか
拘留がおこなえず、それ以内に送検して検察が拘留手続きを裁判所に申請する
必要がある。この拘留期間は法律で最長10日間、さらに10日間までの
拘留延期が認められる(よって48時間+20日間が最長拘留期間)
また、お金を警察に払うという表現は著しく正確性を欠きます。
手続き上は国庫に納付されます。
事実上銀行振り込みに限られ、現金を警察に持っていっても受け取って
もらえません。
(軽微な交通違反でも、後日反則金の納付をするように振り込み用紙をもらう)
Re:戦時でも犯罪は犯罪です。 (スコア:2)