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書籍

学研の「科学」と「学習」が休刊へ 112

ストーリー by hylom
自分も「科学」派でした 部門より

gurt 曰く、

あの学研の「科学」と「学習」がついに休刊になってしまうことが発表されました(『学習』『科学』休刊のお知らせ)。

ついてくる付録が楽しみだった少年時代を思いだし、少々寂しい思いです。 少し前に、小学館の「小学五年生」や「小学六年生」の休刊も発表になっていましたが、時代の流れでしょうか。

また、prankster 曰く、

学研ホールディングズが12月3日に『学習』『科学』休刊のお知らせを発表した。

児童数の減少やニーズの多様化等の市場環境の変化による部数の減少のため、誠に勝手ながら『学習』は2009年度冬号(2010年1月1日発行)、『科学』は2009年度3月号(2010年3月1日発行)の発行をもちまして休刊させていただくことになりました。

発行部数の減少に耐えられなくなったらしい。

タレコミ子は小学生の頃、またともに月刊だった科学と学習を手に取り、どちらを買うか真剣に悩んだ思い出がある。小づかいの額の都合で一方しか買えなかったからだ。

で、結果として科学を買うことが多かった。後に理系に進むきっかけとなる、科学への憧れを教えてくれた気がする。ありがとう、科学と学習。そして、さようなら。

/.Jerのみなさんは両誌にどんな思い出がありますか?

さらにあるAnonymous Coward 曰く、

毎月の科学の付録が楽しみで、販売員のおばちゃんがやってくるのが待ち遠しかったのがまだ記憶にあるが、何とも寂しい限りである。

など、休刊を惜しむ声は多いようだ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • あらま (スコア:5, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2009年12月03日 19時53分 (#1683012)
    そうかい
  • by Anonymous Coward on 2009年12月03日 23時35分 (#1683192)

    娘が科学を数冊持っています。

    学習と科学は「おばちゃん」のコストがかかって赤字が続き、今世紀に入ってから販売方法や内容などについて大規模な変更がなされたようです。
    しかし、その際のコスト削減策が行きすぎ、自らの首を締めてしまったのではないでしょうか。

    まず、毎年全く同じ内容、同じ教材になり、月刊誌である意味がほとんどなくなっていました。
    私が子どものころは毎月取ることに意味がある「月刊誌」でしたが、娘はおもしろそうな教材のみを「単行本」として購入するスタイルでした。
    これでは発行部数が落ちるばかりですよね。
    # ちなみに、娘は1年生なのに「3年の科学 9月号」や「5年の科学 5月号」を所有しています。

    しかも、そういう内容の本でありながら、「Amazonで購入しようとしても在庫がない!」という状況が続いていました。
    バックナンバーも「メーカーに在庫がない」という理由で入手できませんでした。
    # 毎年全く同じ内容なので、そもそもバックナンバーと言って良いのか?という疑問はあります。
    これでは、「単行本」として買おうという消費者は、気軽に購入することができません。
    会社として在庫を極力持ちたくないということは分かるんですが、商売の機会を自ら失っているようにしか思えませんでした。

    また、ここ数ヶ月は(休刊を決めていたためなのでしょうが)書店でも定期購読者ぐらいにしか手に入らない状況になってしまっていました。

    まあ、学研としては「看板商品だから、極力金をかけずに延命してきた」というだけのことなんでしょうね。

  • by PRAXI (35385) on 2009年12月03日 20時33分 (#1683041)
    来年に小学生になる子がいるので、科学を取るのを楽しみにしてました。

    自分も小さい頃おばちゃんから買っていて理系に進んでしまったタイプです。

    学研の科学と「ひみつシリーズ」が自分を作ったと思っています。

    付録は日光写真が最高!(昭和40年代生まれ)
    • Re:ショック (スコア:3, 興味深い)

      by jtakao (16864) on 2009年12月03日 21時34分 (#1683087)

      付録での「日光写真」って言う名称は、小学館の「小学○年生」の付録によくあったモノではないでしょうか?
      印画紙の上にフィルム(と言ってもトレーシングペーパーのような紙にマンガとかが印刷されたもの)を重ねて、日光に数分間当てると印画紙に写るというもの。

      学研の科学のふろくのカメラはレンズを使ってきちんと風景を「撮影」できるカメラでした。撮影した印画紙も暗室で現像する必要がある結構本格的なものだった記憶があります。
      学習机の周りに画板とか並べて遮光し、机の下を暗室にして現像しました。撮影した風景が出て来た時はうれしかったですねぇ…。

      私も昭和40年生まれです。これ [gakken.co.jp]の1977年の赤いカメラでした。

      親コメント
      • by PRAXI (35385) on 2009年12月03日 22時10分 (#1683116)
        うんうん こういうピンホールカメラで現像ってのもあったけど。たしか日光写真もありましたよー。(…自信無くなってきた)

        って話で盛り上がれそうですね。

        明日あたり飲みに行きませんか?
        親コメント
        • by ayasama (17717) on 2009年12月04日 0時00分 (#1683212) 日記

          うん、日光写真もあった。家の玄関前で日光当ててしばらくボケーッとしてたの覚えてます。

          下に書いてる人もいるけど、ラジオ(ピラミッド形だったかな)とかも思い出深いです。
          電池も使わずになんで聞けるのか理解できないままでした。

          あとは、タイヤが磁石になっててスチールの本棚とかでも登っていける車とか。
          アリの飼育/観察セットとか。
          手回し発電機とか。(もしかしたら科学の付録じゃなかったかも)
          望遠鏡とかもあったような気がしないでもない。

          あの当時の自分にとっての(ドラえもんの道具的な)秘密兵器でしたね。

          親コメント
        • by renja (12958) on 2009年12月04日 0時13分 (#1683223) 日記

          たしか、ピンホールカメラで撮った写真の焼き増し方法が、
          感光面を内側になるよう現像済み写真と未使用の印画紙を重ねて、
          現像済みの写真を通して印画紙を日光に当てることでしたね。
          そうやって白黒反転した写真を作って、それにまた別の印画紙を重ねて通常の写真になる。

          ゾイドの写真を撮って焼き増しして友人に配ったりするのが流行りました。

          --

          ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
          親コメント
        • by jtakao (16864) on 2009年12月04日 1時11分 (#1683259)
          なるほど…
          僕は「科学」を買ってもらえたのは結構後だったので、日光写真もあった事でしょうね。

          親が「科学はおもちゃみたいなのばかり」と、最初は「学習」しか買ってくれませんでしたが、顕微鏡とか天体望遠鏡とか、すごく欲しい時は特別に買ってもらって、そのうちに科学も毎月買ってくれました。いつも4,5月号あたりの付録は結構いいモノでした。

          もう「明日」ですが、今からでも飲みにいきます?
          親コメント
    • ありゃりゃ、それは残念ですね。
      付録を一緒に組み立てたり遊んだり出来たでしょうに。
      同じような親御さんが全国に沢山おられるでしょうね…

      私の思い出の付録は、科学のダイオードラジオかな?
      コイルを巻くもんだとばかり思ってたら、すでに巻いてあったのでちょっとガッカリした記憶が。
      食卓の自席に本体を置き、数メートル先の居間の窓に向かってエナメル線を這わしたのですが
      (水道の配管でアースとったのでそんな事になった)
      今思えば、リフォームしたての居間にそんな事する娘に親は寛大だったんだなあ、と。

      子供いない身だけど、休刊と聞くとやはり寂しいな

      年齢バレるけどいいかIDで

      --
      アレゲやないわ!! 興味津々なだけや!!!
      親コメント
    • by renja (12958) on 2009年12月03日 21時06分 (#1683061) 日記

      >自分も小さい頃おばちゃんから買っていて理系に進んでしまったタイプです。
      >学研の科学と「ひみつシリーズ」が自分を作ったと思っています。
      自分もそうですね。
      とくに印象深い付録は、日光写真、手回しソノシートプレイヤ-、シーモンキーの3つかな。
      あとはマチコ先生とかw

      無くなってしまうのは残念な限り。
      これからの子供は、「大人の科学」とかをお父さんとかと一緒にやるようになるのでしょうか?

      #ニュートンとかも図面多くて好きだったなぁ。
      #特に古生物学系と細胞関係の絵が好きで、小さいころから見ていました。
      #その影響で生物方面に。

      --

      ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
      親コメント
      • by marupeke (6599) on 2009年12月03日 21時37分 (#1683088) 日記

        最初、学習をとってました。
        で、毎号毎号、最後のページに学習と科学、写真入りでふたつ並んで掲載されている次号付録の誘惑に耐え切れず、途中から科学をとるようになりました。
        あの瞬間が、私が理系にすすむことを決めた瞬間だったと思います。

        親コメント
    • 上の子が小学校に上がった時から買い始めて二年で休刊。
      下の子まで持たなかったのは、とっても残念。

      懐かしの付録といえば、やはりゲルマニウムラジオでしょうか。

      広告枠からは
      電子ブロック、自分のその後の進路に与えた影響は多大なものです。
      アニメディア、自分のその後の進路に与えた影響は多大なものです。
      トランシーバーもありましたね。
      親コメント
    • by voyacky (21095) on 2009年12月04日 1時18分 (#1683261)
      >>自分も小さい頃おばちゃんから買っていて理系に進んでしまったタイプです。
      >>学研の科学と「ひみつシリーズ」が自分を作ったと思っています。
      まさに自分も同じですね。「ひみつシリーズ」は恐竜化石のひみつとか、宇宙のひみつとか、コロ助の科学質問箱とか好きだったなあ。
      そういえば、自分はいつもは「科学」派だったのですが、一回だけ学習に浮気したことがありました。そのときの学習の付録が「てまわしろくろ」
      あの誘惑に勝てませんでしたw
      親コメント
  • by Rem (17869) on 2009年12月03日 20時47分 (#1683048) 日記

    付録にマンガを描こう!みたいなセットでスクリーントーンとか
    ペン先とかついてたことがありました。
    科学のほうが付録がゴージャスでうらやましかったなぁ。。。

    • ありましたね漫画家セット。
      自分(現在27才)のも弟の(現在21才)もあったので
      結構長い間付属であったんじゃないかな
      ペン軸やペン先が数個、スクリーントーン数枚等
      結構豪華だった気が。
      これで漫画書き始め、ディープな同人誌の
      世界に頭の先までどっぷりつかった
      知り合いがいてます。



      #年末は修羅場らしい。
      親コメント
  • 想い出・・・ (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2009年12月03日 21時08分 (#1683064)

    昭和46年生まれの「科学」組みですが、記憶として残ってるのは

    ・日光写真
     ピンホールカメラのようなものを組み立てて撮影した。感光しないようにビビリながらはじめて印画紙というものに触れた。

    ・シーモンキー飼育セット
     謎の生き物だと思ってたけど、大人になり熱帯魚を飼うようになってブラインシュリンプがそれと知って驚いた。

    ・カブトガニ飼育セット
     大人になってからカブトガニではなくカブトエビ(ミジンコの一種)だったと知ってこちらもショック。

    ・広告にあった電子ブロック
     高くて買ってもらえなかったけど、もし当時買ってもらっていたら絶対今の年収の倍は稼いでいると思っている。

    いずれにしても学研の科学がなければ今の自分はなかったと明言できるくらい、様々な知識を与えてくれましたし、なんで、どうして、どうなってるのの好奇心を育ててくれました。
    いつか書籍という媒体から飛び出してもいいので、時代に則した新しいスタイルでの「学研の科学」復刊を望みたいところです。

    あと、学研の科学の歴史(大人向けの裏話し)は下記が詳しいようです。うぁぁナツカシー図鑑が・・・
    「学研の科学」50年史 [gakken.co.jp]

    • by animal (13504) on 2009年12月04日 1時46分 (#1683274)
      >・広告にあった電子ブロック
      > 高くて買ってもらえなかったけど、もし当時買ってもらっていたら絶対今の年収の倍は稼いでいると思っている。

      オリジナルのEX-150と追加のシンセサイザーキット(EX-181相当になる)を小4位に買い与えてもらい、相当遊び倒しましたが、どちらかというと強電関連の仕事に就いて、中間管理職となった今もサラリーマン平均の3/4位の年収です..orz
      親コメント
  • by WindVoice (14680) on 2009年12月03日 21時14分 (#1683068) 日記

    学習と科学の両方を取っていた人って少ないのでしょうか。うちは学研のおばちゃんが来る家でした。特にお金持ちでもないんだけどなぁ……

    それにしても残念ですね。私には子供がいないけど、甥や姪は進研ゼミのほうを使っています。勢力図が変わったのかな。

    --
    人生は七転び八起き、一日は早寝早起き
  • 学習研究社なのに (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2009年12月03日 21時39分 (#1683089)

    一方ムーやメガミマガジンは生き残るんですよ奥さん。

  • 義父が学研勤務(定年退職済)だったので、学研のいろんな話を聞かせてもらいました。

    妻は少女時代、父からめくるめく教材を与えられてたということで、超うらやましかった…
    (本人は女の子だったので科学の教材は持てあましていたそうです)

    その縁もあり、大人の科学シリーズは義父の電話一本で取り寄せ。
    スターリング機関は未開封。娘がもうすこし大きくなったら一緒に遊ぼう。
    テルミンは組み上げて実演したら娘が泣き出した(既出の実話)。

    # 義父にムーの話を尋ねてみたら、部署が違ったためか詳しくなかった…

  • もし、学研の科学がなかったら、もっと別の分野の仕事をしていたかもしれません。
    このわたくしがIT業界に着いたのも、学研の科学があってからこそなのです
    ことのはじまりは、小学校1年生のときに学研の科学のふろくとして付属していた
    かげ絵セットです。

    これは、電池と豆電球がついてて、電源を入れるとスクリーンに影絵を映し出せる装置がついていました。
    内部構造としては、電池の電極とソケットの間に銅の切片がついてて、スイッチを入れるとこの切片が
    接触して豆電球が光るようになっていました。この装置を分解して、切片を金属のスプーンにかえたら、
    なんと豆電球が光る(あたりまえ)ではありませんか。小学校1年生のとき、それが面白くて、切片を
    アルミホイルやいろんな金属にかえて、何が光って、何が光らないのか、一心不乱に調べてました。
    小学校1年生はそのとき直感的に導体と絶縁体という概念を理解していました。

    その後図書館で電気・電子の本のあるコーナを発見し、電子回路やらマイコンと出会うことになるのです。
    大人になり、豆電球からLEDにかわりましたが、今でも光モノが大好きです。

    学研の科学は、私にとってやさしすぎましたから、その後は、ラ製や子科に進んでいくわけですが、
    きっかけを与えてくれた学研の科学には大変感謝しています。

    ありがとう。そしてお疲れさまでした! :-)

    • おなじく。
      5年の科学を購読していた事による影響は少なくないと思う。

      アレのおかげで理科が好きになったし、
      毎月届くのを本当に楽しみにしていたし、
      中学に進学しても雑誌はしばらく捨てずに残していた。

      就職してからはまんがサイエンスを単行本で揃えたし、
      いずれ子供が出来たら[科学]は買ってやろうとも思っていた。

      本当に残念だ

      親コメント
  • by elderwand (34630) on 2009年12月03日 22時30分 (#1683134) 日記

    岩波 [iwanami.co.jp] という人は、ここにはいないんですか。そうですか。

    休刊の気配はなさそうだが、がんばって欲しい。

  • by tamago915 (19926) on 2009年12月04日 7時55分 (#1683305) 日記

    総合学習の副教材としてはかなり使えるように思うのですが、名前を変えて(中身は基本的にそのまま)小学校に販売するようなアイデアはなかったのでしょうか。
    自分もアイデアだけで、リスクやコストは検討していませんし、法規制などで「そもそも無理」なのかもしれませんが。

  • by Mahiru.Minamino (2542) on 2009年12月03日 17時37分 (#1682894) 日記

    さらばまんがサイエンス...。

    --
    初代連載開始時にちょうど5年生だったAC

  • いまさらなにを (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2009年12月03日 20時15分 (#1683029)
    まぁもう技術立国なんて考えなくてよいってことでしょ。
  • 小学生の頃、両方取ってました。非常に残念です。

    「まだかな、まだかな?学研のおばちゃんまだかな?」

    というCMの通り、毎月とても楽しみにしていたのを覚えています。学習の付録の歴史の本がまた読みたい...!

    いつまでもあると思っていたものがこうやって一つずつ無くなっていく寂しさがつらい今日この頃です。

  • by HODA (35015) on 2009年12月03日 22時25分 (#1683129) ホームページ 日記
    まいっちんぐ。
  • 日本人はみんな (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2009年12月03日 22時48分 (#1683153)
    「科学」も「学習」もしなくなりましたからね。。。。
  • 例のblogに彼の方が11月21日付でCMソングの歌詞を書いてましたわ。(あえてリンクはしない。)
    まさか…。もしや…。これが原因?

    #ワタクシは両誌とも取ってもらってました。
    #NERVAやテラフォーミングやダイダロス計画を知ったのも「科学」でした。
    #今でも技術屋の隅っこのほうにぶら下がってるのは「科学」のお陰なんでこのニュースはマジで凹む。
  • 最近はスパコンのプロジェクト経費削減やこのようなニュースばかりで科学立国である日本に暗雲が立ちこめているような感じさえします。 私も学研の科学が大好きで小学生の時はずっととってもらっていました。毎月楽しみでしたねえ。それが今の子供たちに与えられなくなるのは寂しい。これこそ国が守っていってくれればいいですね。100億もあればできるでしょ。それに100億ぐらいだったらすぐに仕分け委員会で何とかしてくれるでしょ。w
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最初のバージョンは常に打ち捨てられる。

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