「この人」に私の心臓を 103
ストーリー by kazekiri
ご意見募集 部門より
ご意見募集 部門より
Anonymous Coward曰く、" 厚生労働省は12日、 臓器提供先に係る生前意思の取扱いに関するご意見の募集についてをリリースした。移植の公平性と素朴な発想との相克をどうするか、難しいやね。"
確かに「この人」のために臓器を残したいという考えは、提供側の 立場にたてば理解できる考えである。
Anonymous Coward曰く、" 厚生労働省は12日、 臓器提供先に係る生前意思の取扱いに関するご意見の募集についてをリリースした。移植の公平性と素朴な発想との相克をどうするか、難しいやね。"
確かに「この人」のために臓器を残したいという考えは、提供側の 立場にたてば理解できる考えである。
192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり
単純で効果的な、それ故に危険な手段 (スコア:2, 興味深い)
特別扱いを認めるという(B案)だが、どうにも詭策に思えて仕方がない。 おそらくはドナー登録を増やしたいとの思惑があるのだろうが、その手段としては余りにも単純で危険なものだ。
当然(B案)においても様々な問題が指摘されており、「(ドナーは)真に移植を必要としていると認められる者」「医学的に移植適応であること」が大前提として掲げられているが、その大前提との整合性の取り方が余りにも不十分であろう。 大体「移植を必要とし」「移植適応がある」のであれば、現状のルールにおいても血縁者がレシピエントとして選ばれるのではないか? この辺、どうにもウェットな感情に訴えて世論を誘導しようとしている様に思えてしまう。
個人的にはレシピエント登録者の中で移植適応が高い候補者が同レベルで複数存在した場合、ランダムに決めるのではなくドナーの指定した血縁者が優先される仕組みがあってもおかしくないとは思う。だが、それはあくまでも医学的判断の下位に来るべきものであって、決して最優先されるべきものではないはずだ。
・・・お願いだから「本人の生前意思が明らかであり、医学的に移植適応であれば、レシピエント登録を行っている必要はない」なんて戯けた意見を採用してくれるなよ、厚生労働省。下手すりゃ「疑惑の養子縁組」なんて見出しが踊っちまうぞ
Re:単純で効果的な、それ故に危険な手段 (スコア:2, 興味深い)
「臓器はモノだから、本人(や家族)が移植先を決められる。当然相続の対象にもなる」なんて(無意識の)認識が前提となるとすれば恐ろしい。
Re:単純で効果的な、それ故に危険な手段 (スコア:1)
おっしゃる事にも一理ありますが・・・家や貯金といった財産もちろんこれも大事ですが、まあ無くてもすぐに死ぬわけではないし、こういった物は生きてさえいれば、頑張って働けばなんとか再び得る事ができます。しかし、臓器や命は金では買えません。(東南アジアでは幾ら、といった話はここでは除外させてもらいます)
それで、自分が健康な頃に働いて築いた財産を、自分はもう死ぬけれど、せめて愛する家族に役立ててもらいたいというのを遺書に書けるなら、財産よりも大事な物、つまり自分の臓器を、長年連れ添った妻に役立てて欲しいとか、そういうのを意思表示するのも場合によってはアリかな、と思ったりもします。もちろん、遺書を書かない人も大勢いるように、臓器に関しても特に何も意思を示さなければ日本では火葬されますので、それも選択肢ですね。
Re:単純で効果的な、それ故に危険な手段 (スコア:1)
実例:http://www12.mainichi.co.jp/news/search-news/848975/919f8aed88da90A-20-30.html
#ドナー登録数を増やすよりも、先例つくられたから
#あわてて規則づくりにかかったって感じが強いです。
notice : I ignore an anonymous contribution.
事実は小説よりも、情けない・・・ (スコア:1)
どうやら検索結果のリンクは既に無効となってる模様。 2001.07.31「親族への腎臓提供:違法とまでは言えず 厚生労働省」という記事あたりかな?
事の経緯は・・・
・・・って、きな臭いなぁこりゃ。おまけに、 って、おいおい。情報感謝。しかし、厚生労働省、ルールを自分から破ってどうする。この事件、疑ってみればそのまま三文スリラーになっちまうぞ。決して完全とは言えない移植医療を定着させるには、信頼を積み上げていくしかないってのに・・・まったくもって情けないなぁ。
残されし人々 (スコア:2, 興味深い)
日本の脳死臓器移植でも、何々は何処で使われた等、仔細に報道 しすぎではないか。臓器の良品を選別しているようにも思えるし、 提供されたものは、未だに何処かで息づいている、という事を想像 したくない。臓器提供により助かった人が居ます、という程度にし て欲しいものだ。
死んだ人は終わってしまっているので、ある意味無責任。 故人とのコミュニケーションが円滑に取れていれば良いのだが、 提供者(故人)の意思を尊重するもの大切ではあるが、残された者 の心のケアが必要となるような遺言は止めて欲しいな。
Re:残されし人々 (スコア:1)
臓器移植がテーマの番組で、故人の心臓を使っている人と
対面するみたいなシーンがあって、私は嫌だなと感じた。
これってドナーの家族とレシピエント(の家族)が対面するっていう意味でしょうか。もしそうだとしたら本当にそんな番組あるんですか? 臓器移植においてはドナーとレシピエントの家族はお互いを知らされない,知ろうとしても断られるのが原則のはずですが。
Hiroki (REO) Kashiwazaki
フィクションでしょ (スコア:1)
そもそも臓器移植を受けた患者の身元を公開しないのはなぜなのかというと、もちろんプライバシー保護の意味もありますが、それ以上に例えば臓器提供者の遺族から謝礼を強要されるといったような利害関係が生じるのを恐れているということもあります。
上の方のスレッド見てると現在のルールが何のために存在するのかを無視していたらこんな議論を進めても無意味だと感じてしまいます。
うじゃうじゃ
Re:フィクションでしょ (スコア:1)
あ、なぁんだ。そうなのか。まじめにコメントした自分がアホらしくなってきた。
Hiroki (REO) Kashiwazaki
Re:フィクションでしょ (スコア:1)
(naruakiさんの見た番組がそれかどうかはわかりませんが)
もちろん、遺族と被提供者、それぞれ身元は明かさず、きちんと問題を理解した上での特例、となっていました。
Re:フィクションでしょ (スコア:1)
世紀を超えて・いのち・生老病死の未来3・脳死・新しい死の問いかけるもの
2000年5月21日放映
という昔の事なので、記憶曖昧ですが。
I'm going to give my heart to my girlfriend (スコア:1)
厚生労働省は「不公平だ」「けしからん」などとぐちゃぐちゃと言葉遊びを重ねている前に、この15才の少年の短い生涯を見習うべし。
Re:I'm going to give my heart to my girlfriend (スコア:1)
素朴な疑問ですが、臓器移植って「死」の概念にまで手を付けて実行するほど の大した技術なんでしょうか。
佐藤亮一 in Frankfurt Germany
Re:I'm going to give my heart to my girlfriend (スコア:2, 参考になる)
ふ~む・・・難しいですね。心臓移植以外に助かる道が無いと診断された14才の少女に、臓器移植を受けさせず、結果的に「死ね!」と宣告するに等しい事をして、実際にその少女が死んでも、そのあなたの死に対する概念というのは守られるだけの立派な価値があるのかどうかという疑問と同程度に難しいです。
まあ、(生命に関わるほどのではないにしても)病気になって入院でもしてみれば考えが変わりますよ。「まだ死にたくない」「愛する家族や友人ともっと一緒に過ごしたい」という願いがどれほど切実な物か。でも、たとえ今は健康であっても、そうでない人に対する配慮とかもできるといいですね。
臓器移植の意義? (スコア:1)
>手を付けて実行するほど の大した技術なんでしょうか。
大した技術かどうかですが、それによって助かっている人が
現実に居る以上、大した技術と言えるでしょう。その上、反対
なら関わらないようにすることが出来る制度があるのですから
制度的にも大したことがあると思います。
Re:I'm going to give my heart to my girlfriend (スコア:1)
Re:I'm going to give my heart to my girlfriend (スコア:1)
>助かった人によって不幸にさせられてしまった人達、たとえば
>移植を受け た人が殺人を犯してしまった場合の、その被害者や家族。
明らかに犯人のみの責任であって、移植治療の責任
ではないでしょう。
>もっとありがちなところで、移植を受けた人が結婚したことで、
>その相手と結婚できな かった誰か。彼らに対する責任をあなた
>は取れるんですか?
「あいつが死んでいれば、俺は結婚できていたのに」
ということ?これはちょっと酷いのでは?
Re:I'm going to give my heart to my girlfriend (スコア:1)
臓器移植とはまた別件だとは思いますが、
ある程度危険なものだったら同じような話には
なるんじゃないでしょうか?
拳銃を売ってる店とか。
おそらくすでに誰かが言っているでしょうが、
誰が生きるか生きないかを決めるのはできるだけ平等にしたい、
と言う考えがあるのではないかなあと。
「誰か」が決めるとなると、力関係や人間関係で
決まってしまいかねないのではないかと。
もちろん、そういう、「力(魅力とかも含む)」を持った人間を
生かしといたほうが有益->適者生存という判断方法もあるでしょうが。
それこそ未来予測の精度という話になるわけで。
って、話しそれまくりだ。
あなたとは別の考え方の一つとして (スコア:1, 興味深い)
それを大前提とした上でのオレの考えを述べさせていただく。
オレは臓器移植は反対だ。
そこまでしてまで、誰かの死体を使ってまで、生きなきゃならないなんてまっぴらだ。人間は必ず死ぬんだ。死を恐れないと言えば嘘になるが、誰かの死体を使って生き延びるか、それとも死ぬかの選択をするハメになってしまったら、その時に、覚悟を決めるだけだ。
Re:あなたとは別の考え方の一つとして (スコア:1)
人はいつ死ぬか判らないので、その覚悟の「表明」は
事前かつ明示的に、"その時の自分"へ影響力を持つであろう人
(家族とか医者とか、か??)に対して、行なっておかないと
事実上無意味ですよね。
で、たとえばあなたは既に、臓器移植を「受ける」のは、
もしそういう場面になっても拒むぜ、と、だれかに告げておいてあるわけですか?
いや、単純に、その(法的に有為な)告げかたを、知らないだけなんで、
どうやるのか教わりたいだけです(^^;
俺っすか?
人に限らず生きものを殺すのは嫌だなーと言っておきながら
まいにち御飯は美味しく食ってる単なる薄情者ですから、
#ちなみに摂食も「他の死体を使って生きてる」ことですね。
俺も将来そういう場面に出くわしたら、泣いて臓器を欲しがったりするかもです。
俺は鬼に笑われて耐えられる自信は無いので、今は態度は決められません。はい。
食欲と臓器移植欲(!)との違いは、前者は動物に大昔からそなわってる本能なので、
それとの折りあいのつけかたを既に人類は昔から知っている(参考:各種宗教とか)けど、
臓器のほうは本能がそれを欲っするわけじゃない(臓器貰えれば助かることを理性で理解する)
ので、折りあいがつけられてない、というくらいのものかと思います。
ところで、他人(や身内?)に臓器を「あげる」話はまた全然別の話っすね。
#たしかにオフトピだな。
おふとぴ:臓器移植の進んだ未来は? (スコア:1)
わたしは臓器移植には積極的に反対してはいませんが、
かといって賛成ってわけでもありません。
>言葉を借りますが,誰かの死体を使ってまで生きたいと
取っても死なない臓器なら死体じゃないこともありえると思いますので、
「心臓移植」などと限定した方がいいのでは?
それとも、「死体からの臓器移植」に限定するのかな?
#でも、結局人間の欲望が暴走すると諸刃の剣になるんだよな。
#以前読んだ小説からの引用ですが、
#・臓器移植での免疫反応問題が完全に解消された
#・臓器クローニング技術も完成した
#・人々は臓器をブランド視し、性能や流行によって臓器を交換した
#・臓器移植技術がブラックマーケットに流れ、素材となる
#人間(特に幼児)の誘拐が横行
#(この世界ではだれもが遺伝情報を登録・公開するわけではないので、
#クローニングのサンプルを非合法に入手するため、らしい)
#・かくして臓器移植技術は公的に完全凍結、ただし闇ではまだ横行して...
# という状況が起きるという背景のものがありました。
#フィクションであっても、想像するとぞっとしました(汗)。
#でも、東南アジアで臓器を買って移植するって噂話は
#かなり前からありましたねぇ・・・。
#死体じゃなくても使ってる状況の噂もちらほらと。
技術が悪いわけではないのだけど、その運用が適切で、他者に被害を
加えないものであるかどうかは、常に検証されるべきと思います。
#ヒトの生命に関わる技術の取り扱いや議論は慎重にしないと・・・>自戒を込めて
>思っている人は,いる訳で,その技術も既にある。
現状の技術はまだ不完全ではなかったでしたっけ?
#免疫反応の問題を解消する技術は完成して普及してるのかな?
#数年前に概念を新聞で見た気がするけど・・・そういう現場に
#関わりがないから実情は知らないのです。
#移植しても以後ずっと免疫抑制剤を飲み続けるような状況というのは
#それはそれでつらいと思うのです。
#免疫能力が恒常的に落ちるってことは、日常生活にも支障を来たす
#場合もありますしね。
---- redbrick
Re:I'm going to give my heart to my girlfriend (スコア:1)
その様な人は実際には極めて少ないとでもおっしゃりたいのでしょうか。こういった資料があります。
Re:I'm going to give my heart to my girlfriend (スコア:1)
Re:I'm going to give my heart to my girlfriend (スコア:1)
ざっと調べてみたところでは、総務省統計局 [stat.go.jp]の資料によれは、「2-17 出生・死亡数と婚姻・離婚件数」(なんでExcel...)より、平成12年度の死亡者総数が961,653人、同じく「2-4 年齢各歳別人口(平成12年)」(なんで...以下同文)によれば、18歳人口が1,510,000人。
Technical Type さんの挙げた数字を元に臓器移植により救えたかもしれない死亡者数が700+250+2300=3250(腎臓、心臓、肝臓以外の疾患でも移植で助かったかもしれない人がいるかもしれないけど、とりあえず)
東京大学の学部学生・大学院生の入学状況 [u-tokyo.ac.jp]より、学部の入学者総数が3318人(平成13年度)
これらから、全死亡者数の内移植OKなら助かった可能性のある人が0.34%
18歳人口に対して、東大へ入学した人の割合が0.22%
この数字から見て、多少の差はあるけど、お話にならない程(桁が違う程)の差ではない(=統計的に比較例として不適切な程には違わない)。
Re:I'm going to give my heart to my girlfriend (スコア:1)
東大のたとえは、いわば「おととい来やがれ!」といったニュアンスを含んでいる反論だという解釈もできます。ですからこのたとえはこの議論にはそぐわず、話が脇道に逸れるのです。
一方、入院に関しては、入院していない人であっても、入院している人を見舞いにいくなどすれば、その人の境遇に配慮を示す事もできます。これは、臓器移植を考える上で関係があります。
それもあって、入院の話に東大の話で反論するのは、違うのではないか、と思います。
Re:I'm going to give my heart to my girlfriend (スコア:1, 興味深い)
それは誰もがまったく同じ意志を持っているんですか?
それは、不可侵なものなんですか?
もし神さんがいて、死を不可侵なものに設定しているなら
私らはいじくれないはずですが…
いじくれるってことはいじくってもいいんじゃない。
Re:I'm going to give my heart to my girlfriend (スコア:1)
>なんかやばい発言をしていることを自覚してください(w
やばいかなあ?
助かる(=死をいじる)ための新しい手段を発見発明してしまったんだけど、
これ使っても良いもんだろうか?という議論に対し、
「やろうよ」とか「やりたいよ」とか言うことが
必ずしもヤバいものとは、思えないけど。
Re:I'm going to give my heart to my girlfriend (スコア:1)
いや、単に「たとえ話は、物事を説明するのに、より解りやすい」という目的で使う場合に効果的なのであって、かえって解り難かったり、「何か変だな?」というたとえなら使わないほうがいいと思っています。結局、病院(入院)に東大を持ち出して反論した事で、たとえの応酬合戦になってしまったわけですが、せっかく反論を寄せていただいたのですから応じたまで、というのもあります。
反対 (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:反対 (スコア:4, 参考になる)
「臓器売買」なんてキーワードを思い浮かべればよく解ると思うし、某金融業者の追い込みのせりふなんかも参考になる。少なくとも、本人ましてや家族が(いろんなシチュエーションで)追い詰められて移植相手を指定する、なんてことになると悲惨。
善意を理由に議論を封じるのは危険です。今後、脳死を前提とした臓器移植システムを広げていこうとするならば(其の是非はひとまず置く)、臓器移植が悪用されないよう移植システムにどういう「安全装置」を構築すべきか、ちゃんと議論されるべき。システムの側で一定の縛りを設けるのは当然だと思います。
その意味では、起こりうるさまざまなシチュエーションを想定しながら移植要件を決める、というのは妥当だと思うんですけど。
Re:反対 (スコア:1)
脅し文句に使われたのは事実のようですが、実際に臓器を借金のカタに取った事例は無いので、逆にあなたの投稿は、「本人の意思を介在させるのは危険だ」および、「安全装置を構築すべき」という主張は、実際にはおっしゃるほどの問題ではなく、アメリカの少年の例をそのまま日本にあてはめてもさしつかえないように思われます。
Re:反対 (スコア:2, すばらしい洞察)
1.金融業者が臓器移植してほしい人間に売りつけるつてを
持っている。
2.借金を抱えた人間に売りつける相手を「移植してほしい
相手」と意思表示させることで、臓器売買であることを
隠蔽する。
3.裏で移植された患者から金を回収する。
現実にあるかどうかは分かりませんが、2.の隠蔽工作に
利用されるというのを危惧されているのでしょう。その
危惧自体はなくてはいけないと私は思います。つまり、
指定相手が自然かどうかのチェックは欠かせないと
いうことですね。そのチェック自体が大変難しいとは
思いますが…
Re:反対 (スコア:2, すばらしい洞察)
私にはこのアメリカの少年の例の方が情に流されて重要なことを見失っている気がします。
現在臓器移植で提供者が提供先を指定できないのは「誰が移植を受けたのかを知ることができない」ようにする目的があることを忘れていませんか?
別のスレッドで書いたように提供先を知った遺族が後から臓器の提供を受けた患者に謝礼(あるいは何らかの誠意)を要求するような事は十分にありえますし、いったんは遺族も提供に同意したといっても感情面で複雑な問題が起きる可能性もあります。
ここで金銭的な「謝礼」のやり取りがあれば実質的に臓器売買と同じ事になってしまいます。
提供先と提供を受けた患者の間に利害関係が発生することによる複雑な問題が起きる可能性を無視して、こういった議論を進めても無意味だと思うのですが。
うじゃうじゃ
Re:反対 (スコア:1)
現にアメリカでは写真入りで提供者と臓器を受けた人の経験がWebに載っている [unos.org]のに、 なんで日本では「誰が移植を受けたのかを知ることができる」と問題になるのでしょう?
Re:反対 (スコア:1)
>なんで日本では「誰が移植を受けたのかを知ることができる」と問題になるのでしょう?
「アメリカではWebに載っている」ということと「日本では・・問題になる」ということはつながらないと思うのだが。
写真を載せた人は非難ごうごうだけど強行突破した、ということも考えられるでしょ。
#まあ、非難ごうごう、ということはないだろうが。
このあたりのことがアメリカではまったく問題になってない、ということは考えられないけど、
ドナーの遺族とレシピエントの間である程度問題をクリアにしてWebに掲載してるんだと思う。
#以前、CBSドキュメントかなんかだったと思うが、ドナーの遺族が「謝礼を要求してはならない」など、
#事前に細かい注意を受けて、誓約書も書かされて、それからレシピエントに会う、
#というのを見たことがある。
日本のもアメリカのもそれはそれで一つのやり方だと思うし、どちらがいいとか悪いとかはないと思う。
お詫びと訂正 (スコア:1)
確かに。「提供者」と「移植を受けた人」の写真が並んでいるので関係があるかと思い込んでしまいましたが、良く読んでみると、時期がずれてたりして、直接の臓器の受け渡しはしていませんでしたね。ご指摘ありがとうございます。
> 誰のが誰のになったってのは一番のヒミツなんじゃなかったのかなぁ?
そこで代わりに Transplant recipient meets donor's family [suburbanchicagonews.com] という記事を紹介したいと思います。
人工授精でも、スウェーデンの法律 [slashdot.jp]では、 生まれてきた子は、相当の年齢に達したとき、病院に保存されている特別のカルテに記載されている精子提供者の資料を入手することができるとありました。
臓器提供主を知るよりも、精子提供主の方が、知れたら家庭不和につながりかねないかなという気もしなくもないですが、こういう国もあるという事ですね。文化の差かもしれませんが。
こう考えてみると、この掲示板で「問題だ」と言われている事柄の大半は、「単に問題だと思っているから」というだけの事に過ぎず、問題だと思わなければ済むような事の様にも思えます.
Re:反対 (スコア:1)
> そんなんは普通でしょう?
もちろんそうです。外国では 実例 [goo.ne.jp]もあります。
> 臓器って割にいい値段で売買されてますし。
それはどうでしょうか。国によっては高々 $4000 で売る人がいる物のために、借金取りが日本で負債者の臓器を取り去る事は有り得ないですね。バレたらものすごく重い罪に問われますよ。全然割りに合わないじゃないですか。
日本で借金取りが本当に破産した人間の臓器を取ったという報道があったら示していただけますか?
反対するのは構いませんが・・ (スコア:1)
おっしゃる説が正しければ、およそ「遺言」などという物は一切無価値という事になりますね。これを見ても、提供先については本人の意志を認めるべきでないという意見は感情論に基づくであり、理にかなっていない場合がある、という一例になりましょうか。
Re:反対するのは構いませんが・・ (スコア:1)
だから、臓器移植でいえば「臓器」がそれに対応するわけで、
それを行なう「意思」のほうは、別問題です。
#意思とモノ(臓器も含めて)は、決して同じものではない。
Re:反対するのは構いませんが・・ (スコア:1)
そもそも臓器を物とみなすこと自体、法的な問題があります。
例えば、所有権の発生や、仮に臓器を動産と仮定すれば即時取得の対象となるなど・・・。
身元不明死体から臓器取り放題になりますな
Re:反対 (スコア:1)
自分が生きてるのか死んでるのか、或いは自分の体を誰にくれてやるのかは、当事者である本人が決めるというのが一番自然なのでは?(もちろん、本人が自分が死んでいることを表明することは出来ないので、現実的には生前に表明しておくか、本人の代理人が表明するという形になると思いますが)
こういうことは医者が決めることではないと思います。
消極的な提供拒否としては有効かも (スコア:2, 興味深い)
適合しないヒトを移植先に指定し、他はダメと意思表示する[笑]。
移植には、本人の意思以前に『適合するか』という問題があります。
(現代の免疫抑制剤なら、かなり無理な移植も可能になっていますが)
以前、生体肝移植が話題になりましたが、そのとき、肝臓障害をもつ子供の親は不愉快な思いをした方が結構いらした様です。
『何故あなたは子供に自分の肝臓を移植しないのか?』と聞く馬鹿者が多かったためです。
親子でも型が一致するケースは少ないって事を理解している一般人はあまりいない様です。
今度は、こう言われるでしょう。『何故あなたは家族を提供先に指定しないのか?』
#「生体肝移植」自体が非常識って事があんまし報道されなかった事も問題です...
# 普通は死体からの移植になります。
#血管だらけの肝臓を切り取るのは危険の大きな手術なので、そうとう重症でないと行われません。
# まして、健康な人の肝臓を切り取るとなれば…
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:反対 (スコア:1)
とまで,言いきれるほど気合入れて反対はできないのですが, 本人の意志がどこで決定されたかが気になって, 消極的に反対です
どういうことかというと,医療不信が叫ばれ インフォームドコンセントがまだ十分だとは言えない病院も あるなかで,死の間際の病院で初めて明らかにされた意志を, 根拠にすることに不安を覚えるのです.
一年以上前から宣言している場合ぐらいなら 認めてもOK だとは思うのですが・・・.
Koichi
今も腎臓移植は地元優先 (スコア:1)
何で厚生労働省は地域重視は良いと自分達で決めながら、本人の意思を尊重するのは不公平や自殺を招く恐れがあるから国民は意見を述べよというのかな。
Re:今も腎臓移植は地元優先 (スコア:1)
(心臓や肝臓の場合、結構長時間の移動に耐えますが腎臓の場合…)
#『脳死』導入で一番定着率の上がったのが腎移植でした。
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:今も腎臓移植は地元優先 (スコア:1)
ええ、それはおっしゃる通りだと思いますが、、、毎日の記事には「提供者の地元で移植ができないと腎臓提供の協力を依頼する意欲が薄れ、腎提供が減ると移植医から不満の声が出ている」ことも、理由として上がっています。つまり、「提供減」も、理由だと思います。それが認められるなら、本人の意思によって提供の優先度を高くするのがダメなのはおかしい、と思います。
移植の際の基本的なルールは変更されていない (スコア:1)
余計な事(?)を書いているのは毎日のみです。
読売:http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne191102.htm
朝日:http://www.asahi.com/life/health/iryo/0907c.html
ちなみにコトの元凶となった移植事例については、毎日は賛成の色がそこはかとなく見えます(見えるような気がする)。
朝日:http://www.asahi.com/life/health/iryo/1005b.html
毎日:
http://www12.mainichi.co.jp/news/search-news/848977/919f8aed88da90A-20-36.html
http://www12.mainichi.co.jp/news/search-news/848977/919f8aed88da90A-20-35.html
http://www12.mainichi.co.jp/news/search-news/848977/919f8aed88da90A-20-34.html
http://www12.mainichi.co.jp/news/search-news/848977/919f8aed88da90A-20-30.html
#毎日は署名記事ですので記者の主観だと言われりゃそれまでですが。
●重要な相違点
「地域を指定する事が出来るわけではない」
もしあなたが郷里の人に渡したいと願ってもダメってこと。
「移植の際の基本的なルールは変更されていない」
適合性+輸送距離(輸送時間)で順位をつけるようにした結果、近所の人が移植先に選ばれる確率が上がっただけ。
#あくまで善意の、匿名の提供って点が重要なんです。
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:自殺を招くというなら (スコア:1)
マグロから腎臓は取れないんですよ。
せめて角膜くらいは使いたいじゃないですか。
アイバンクを待っている人が何人いると思ってるんですか?
勿体無いですよねえ。 (スコア:1)
ドナーが死ぬ(脳死含)と、ハゲワシの如く死体に群がり、骨も残さず持っていってしまいます。
有効活用という点では満点でしょうが… ねぇ?
#移植先を指定できない現状でも、こ~ゆ~のが出るんだから
#指定できた日にゃどんな事になるか…
#「自殺を招く可能性」は「自殺を強要される可能性」を丸めた表現なんぢゃないかしら?
#
#『ごほごほ、すまないね~ おまえの父さんが死んでくれたら直るんじゃが』
#『おじいちゃん、それは言わない約束でしょ』
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:・・・。 (スコア:1)
技術的には、何等問題なく安定出荷が可能でしょう。
モノでもプロダクツでもない、という言葉は、倫理観という名のエゴでしかないのでは?