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日本

多数の不当な懲戒請求を受けた弁護士ら、請求者に対し損賠賠償請求へ 277

ストーリー by hylom
自業自得 部門より

最近、「自らの主張に沿わない発言や行動を行った弁護士」に対し、所属する弁護士会に懲戒請求を出すという人が大量に発生しているそうだ。しかし、こういった理由での懲戒請求は認められるようなものではなく、単に関係者に手間をかけさせるだけのものになっている。そのため請求を受けた弁護士が業務妨害として懲戒請求を行った請求者を訴えるという(弁護士・佐々木亮氏のTweet)。

経緯は佐々木氏のTweetにまとめられているが、佐々木氏に対しては朝鮮人学校への補助金支給要求に賛同したという理由での懲戒請求が「1300くらい」あったという。佐々木弁護士はこれに対し法的対処をする意向を表明。するとさらに懲戒請求は増え、これに対して賛同するコメントをした弁護士に対しても大量の懲戒請求が寄せられる状況になったという。これを受けて、こうした懲戒請求を受けた複数の弁護士が懲戒請求を行なった請求者に対し業務妨害として民事訴訟および刑事告訴を行う方針を示している。

懲戒請求を行なった場合、請求者の住所・氏名は懲戒対象とした相手に伝えられるとのこと。そのため、これを元に「不当懲戒被害回復原告団」を結成して訴訟を起こすようだ(弁護士・嶋﨑量氏のTweet)。

なお、佐々木弁護士によると「10~30人くらいのまとまりで、ランダムに訴えようと思っています」とのこと。請求者が取り下げても和解しない限りは訴訟対象からは外れないともされている。和解条件は「訴訟提起前に限り①明確な謝罪の意思を表示すること、②和解契約書を締結すること、③今回の不当懲戒に対する慰謝料として金10万円(私とささき先生の2名分合計)を支払う」ことだそうだ。

ちなみに、このグループとは別の弁護士も同様の理由ですでに訴訟を提起している(弁護士・神原元氏のTweet弁護士ドットコムNEWS)。

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  • by simon (1336) on 2018年05月10日 16時58分 (#3405867)

    https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/jfba_info/statistics/data/whi... [nichibenren.or.jp]
    日弁連のサイトみたら懲戒請求の件数はこんな感じだった

    2008年 1596件
    2009年 1402件
    2010年 1849件
    2011年 1885件
    2012年 3898件(一人で100件以上の懲戒請求をした事案が5例(5例の合計1899件)あったため)
    2013年 3347件(一人で100件以上の懲戒請求をした事案が5例(5例の合計1701件)あったため)
    2014年 2348件
    2015年 2681件
    2016年 3480件(一人で100件以上の懲戒請求をした事案が5例(5例の合計1511件)あったため)
    2017年 2864件+130000件

    例年2000件台だった懲戒請求件数が2017年だけ爆発的に増えてるというのはいかにも異常。制度自体が破壊されちゃうんじゃないかこれ。

    気軽に懲戒請求するようなキッズ(精神年齢的に)は反訴されてちゃんと痛い目に遭わないとわかんないんじゃないかな

  • 制度を正当に利用しただけの個人に責任は問えないんじゃないですかね。
    業務妨害の意図がなく、誤情報に騙されて本気で懲戒を請求したような相手でも勝てるんでしょうかね。

  • ご利用は計画的に,ってやつよね。
    素人さんの場合,警察と検察と弁護士への対応は慎重にした方がよいと思うのよ。
    マスコミや政治家以上に武器持ってるからさ。
  • 「佐々木弁護士によると「10~30人くらいのまとまりで、ランダムに訴えようと思っています」って。
    扇動したWebサイトの方を訴えるならば分かります。責任が重いですから。
    請求者からランダムに訴えるでは,そのことで懲戒請求ができるのではないでしょうか。
    とても弁護士の発想とは思えないです。

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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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