現在のオーディオシステムは、昔のものよりも音が悪い? 186
ストーリー by hylom
もう自分で作るしかない 部門より
もう自分で作るしかない 部門より
eggy 曰く、
近年、ステレオの最大のセールスポイントであるはずのサウンド・クオリティーが二の次になっているという興味深い現象が起きているとのこと(本家/.、Cnet、gizmodo記事)。
その理由は、消費者の多くがネット通販や量販店でステレオを購入する傾向にあり、購入前に音質を聴いて確認することができないからだとしている。消費者は、むしろコネクターの種類や数、ワイヤレスインターフェース、システムのワット数などを気にかけており、その結果として音質の向上に向けた研究開発費が減少し、予算の多くは新機能の追加に向けられることとなってしまった。実際、音響機器メーカーがAppleやAudyssey、Bluetooth、HD Radio、XM-Sirius、Dolby、DTSといった企業に対して支払う特許権使用料やライセンス料といった費用は年々増加しており、これらがステレオ設計の予算に占める割合が大きくなってきているそうだ。
本当に音にこだわるなら、ビンテージものを探した方が良いのかもしれない。
ジャンル分け (スコア:4, おもしろおかしい)
0.廃エンド
1.ピュア
2.ミディアム
3.ゼネラル
4.プア
0.は病的状態、
1.は成金趣味状態、
いわゆる、一般iPodやウォークマン類は3のゼネラル、に属します。
4.は、ホムセラジオ、パチモンPad等が属します。
一番、本質的なところでコストパフォーマンスに優れているのは2のミディアムですが、
圧縮音楽の破壊力は、それはそれは強力で、ゼネラルを席巻しています。
一時期MD等がミディアムを狙っていましたが、あえなく撃沈。
SACDやDVDaudioも、なにそれ状態。
まともな状態に戻るには、あと一、二桁半導体の記録密度が上がって、せめて可逆圧縮が
スタンダードになった頃になるのではないでしょうか。
昔も安いシステムはロクでも無かった気が (スコア:3, 興味深い)
要はコストをどこに掛けてるのか,と言う話なので,
昔と同じジャンルとランクで比較すれば音は悪くて当然な気が。
単純に量販価格帯が5〜10万ではなく2〜3万になって,
コストのしわ寄せが音質に現れているだけの話で
そこを除けば,安くていい音で聞ける機器は昔よりもたくさんあると思うんですがね。
5〜6万のDockスピーカーは結構侮れないと思うのですが,まあ,普通の方は躊躇しますよね。
一家言 (スコア:3, おもしろおかしい)
真のピュアオーディオの道は発電所選びから始まります。 (スコア:2, おもしろおかしい)
・原子力
劣化ウランの重量感と、どこまでも突き抜ける中性子の透明感を併せ持ち、好みが分かれる。
・火力
ねっとりと絡みつくC重油の重厚感に、コークスの軽量感が少々ブレンドされ一般的な感覚。
・水力
力強い瀑布のパンチ力の中に感じられる。水滴の煌き。マニアックな味わい。
・風力
通常は、そよ風の清涼感だが音量を上げるほどに破壊力を増していく、ダイナミックレンジの広さが魅力。
・太陽電池
金属的な反響を感じる全体的に硬い音。高域では鏡のような反射が魅力となる。
Re:真のピュアオーディオの道は発電所選びから始まります。 (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:真のピュアオーディオの道は発電所選びから始まります。 (スコア:2, おもしろおかしい)
エジソンの執念がここに結実
Re:真のピュアオーディオの道は発電所選びから始まります。 (スコア:3, おもしろおかしい)
東電管内の火力はほとんどが天然ガスなので音質が変わることはピュア界では常識です。
私は発電所から専用線で我が家まで電力を引っ張り込んでいます。
電線の材質は無酸素銅が最高ですよ。
おかげで、ウチはミニコンですが、ハイエンドよりいい音がしますよ。
ちなみに各電力会社の火力発電所による味付けにサはこんな感じですよ。
電力会社 長所 短所 お奨め度
------------------------------------------------------------------
東京電力 バランス モッサリ遅い C
中部電力 低域量感 低域強すぎ A+
関西電力 高域ヌケ 特徴薄い B
中国電力 透明感 低域薄い B+
北陸電力 ウェットな艶 低域薄い A-
東北電力 密度とSN 低域薄い A+
四国電力 色彩感と温度 低域薄い A
九州電力 バランス 距離感 C
北海道電力 低域品質 音場狭い B-
沖縄電力 中高域艶 モッサリ遅い A
で、上は発電所から5Km地点での特徴。
それより自宅~発電所間の距離が長いと上記特徴+マイルドの味付け
短いと上記特徴+刺激的な味付けが加わるよ。
Re:真のピュアオーディオの道は発電所選びから始まります。 (スコア:2)
「燃料の産地により大きな差異を生ずると言われ、あまりお勧めできない」とか? ============================================================================ 嘘ですデマです信じないでください
fj.jokes出身:
DACとかのデジタル部品は確実に良くなっている (スコア:2)
ので、ステレオセットじゃなくてスピーカー・プリメインアンプ・トランスポート・DACと各コンポーネントをちゃんと別々に買えばCDができた時なんかよりはずっといい音が出ますよ。「いい音」の定義問題はありますけど、デジタルオーディオ回路は進歩してます。元記事で触れられてるreceiverというのがステレオセットじゃなくてAVアンプとかで、ミドルレンジ/ローエンドのを買ってきてパススルーさせてアナログ段がいい加減なので音が悪いというのなら、それは知りません。
それはない! (スコア:2)
DACのIC単体での性能は急激に高性能化している事は疑う余地もありませんが
年々アナログ部分について手抜きになっています。
SACDとCDのマルチレイヤーディスクを用いて
100万超のプレーヤーでSACDを再生したのと
同程度の10年以上型落ちのDACを用いて、CDトラポから再生したのでは
後者の方が、圧倒的に高音質なケースに遭遇しました。
5年ほど前の事です。
私は、その機種を初めとして、数機種の15年以上に前に作られたDACを超える
新機種にお目にかかった事がありません。
私は、最近機種の方が高性能だとか、ビンテージの方が良いとか
一括りにしてどうこういうつもりはありませんが
ハイエンド級のDACに関して言えば、古い方が良いというのは事実かと思います。
最も定価200万円前後の製品で、
それ以降はSACDやDVD-Audioの著作権保護の為に扱いにくく
高価格帯の単体DACがあまり開発されなくなっているという事もあるのでしょうけどね。
で、開発されているのはiPOD用DAC
圧縮音声を視野にいれて開発をして、音が良いはずがない・・・・
Re:DACとかのデジタル部品は確実に良くなっている (スコア:1)
確かに最近はデジタル接続やUSB接続の低価格(1~数万円程度)・高品質のDACやヘッドホンアンプが格段に充実していますね. おそらくニアフィールドやヘッドホンといった小出力で十分な分野では今が旬という感じさえします(D級アンプはちょっと分からないですけど)
こうなるとPCオーディオとしては手軽に高音質が得るための選択の幅が広がっていますし, 小出力と割りきれば自作の真空管アンプで遊ぶなんてこともできるので, 貧乏ピュアオーディオファンとしてはありがたい時代だと思います.
難はスピーカでしょうか. ヘッドホンはバリエーションが豊富で好みに合わせて選べますけど, スピーカは小さいものは変に色付けた音だったり, ペコペコな筐体で音の輪郭がはっきりしないとかの安物まるだしなものばかりだし, 逆にちょっとしっかりしたものだと図体が大きかったり値段がはったりと, 他のコンポーネントに比べてバランスが取れないんですよね.
よーしパパ (スコア:2, おもしろおかしい)
鉱石ラジオ作っちゃうぞ
どうせデジタルなら (スコア:2)
音源と録音環境と再生環境の特性のキャリブレーションくらいやれたほうがいい。
テストコードを録音しておけば今やそんなに難しくないのに、なんで記録された
デジタルデータをそのまま再生することに一生懸命なんだろう。録音側が理想的な
系で録音されたと仮定することは妥当じゃないだろうに。
音の善し悪しの定義がない理由 (スコア:2, 興味深い)
人の、音に対する反応の物理化学数学的解析が、完了していないから。
昔、各周波数帯に反応する細胞があるというニュースを見て感動した。
どう見ても、周波数帯域が狭く、より低いレベルに反応できる細胞を持っている人の方が、音の良し悪しを判断できる。
味蕾細胞の多い人ほど、味に敏感なのと同じ。
臭覚受容体の多い人ほど、匂いに敏感なのと同じ。
帯域幅が広く、周波数分解能が高く、レベル分解能が高いスペアナほど高価なのと同じ。
音の良し悪しを議論するより、自分にとって音が良いと感じる環境を追い求めることが、現在の最善手なのか?
ともかく、今のところ、定義はないのだから、あらゆる答えは正解だ。
むしろ (スコア:2, すばらしい洞察)
どんな高価な装置もリスニングルームが良くないと性能を発揮しない
ビンテージものは (スコア:2)
>本当に音にこだわるなら、ビンテージものを探した方が良いのかもしれない。
昭和時代の、重たいトランスが付いたアンプを持っていましたが
コンデンサから液漏れが発生し、利用を諦めました。
#メンテナンスを忘れずに
コストバランスの問題か? (スコア:2, すばらしい洞察)
確かに、デジタル技術の発展によりプレーヤーの音はかつてより大きく向上しました。しかし、アンプやスピーカーはそれほどでもありません。相変わらずコストを掛ける必要性があります。したがって、性能のバランスで考えると、かつてより、アンプやスピーカーにかけるべきコストの比重は高まっているはずですが、そんなことができないのがこの結果なのでしょう。
お気に入りのスピーカーをしっかりしたアンプで鳴らしきる快感というのは、あくまで、アンプとスピーカーに対する投資でしか得られないものです。
音質が悪くなった原因 (スコア:1, 興味深い)
数万円以上する日本製ラジカセが売れるわけがない。
MP3を代表とする劣化楽曲ファイルが一般化し、単純に楽曲データの
質が落ちているから。
iPodが流行って以来、それはもう悲惨なもの。
便利だけど。
Re:音質が悪くなった原因 (スコア:1, 興味深い)
おっしゃるとおりなんですが、ひとつ、落とし穴があるんですよ。 ポータブル音源に付属のイヤホンなどは、あまり性能が良いものではありませんよね。 また、通勤中とか、遊びにいった先で音楽を聴くのであれば、リスニング環境は最悪なわけです。 そこで、ポータブル音源用のコンテンツは、低音を強調して、悪い環境で聞いたときでもそこそこに聴けるようにするのだそうです[要出典]。 で、CDも、同じような調整をしたものが少なく無いそうです。 そんな、お出かけ用にチューニングされたCDを、 リスニングルームの高級オーディオセットや、高級ヘッドセットなどを使って聴くと、かなりひどいものになることは想像できますよね。
ソースは示せないので、実体験(サンプル少なすぎ!)を、ご紹介しましょう。 私は、クラシックを聴くことが多いのですが、リスニング環境にはあまり金をかけず、ヘッドホンで聴いています。 そして、(オーディオマニアには笑われるようなレベルだけども、) 何通りか試した上で、そこそこ満足できる音で聞いています。 先日、知り合いに、とあるJ-POPのCDをすすめられたのでそれを聴いてみたのですが、 聞き始めてすぐに、CDプレーヤーかヘッドセットが壊れたか、もしくは音源が海賊版なのかとまで思いました(ちゃんと正規版でしたよ)。 なにしろ、低音ばかり響いて、ボーカルとのバランスが最悪でした。 最近の若者は、こんな音で我慢してるのか、音がひどいことに気づいていないのか...、 ちょっと、寂しく思った次第です。
以上、駄文でした。
Re:音質が悪くなった原因 (スコア:5, 参考になる)
強弱がないんですよね。
それどころか本来振りきっているだろうと思える波形があちこちに。
一方レコードから取り込んでWAVにしたものはピークに合わせて取り込みをしても全体には音が小さいです。強弱のある音で録音されているということですね。
ただ、これらの音をノイズの多い環境で聞くと、前者は普通に聞けるけど後者は大きい音のところに来るとやたらうるさいということになります。
音楽を外に持ちだすのが普通になるとこういうCDの方が聞きやすくなるんでしょうね。
Re:音質が悪くなった原因 (スコア:2, 参考になる)
行き過ぎた例。 [wikipedia.org]
ゲームに同じ楽曲が収録されててCDよりゲームのほうが音がいいとか言われてました。
音が悪いんじゃない (スコア:1, 興味深い)
事実としての以前との違いは,
あくまで多くの要素・機能がでて
それらにコストをかける必要がでてきたってこと.
そこから「音が悪くなった」のは論理の飛躍がすぎる.
相対的に音質にかけるコストは減った.
ただしデジタル処理の進歩などもあって
以前と同じコストを書けなくても以前と同等 or それ以上の
音質になっている可能性だってある
すくなくとも周波数特性・ノイズなどは以前とは段違いなわけで,
金をかけること自体を目的として満足するヲーディオマニア以外には
あまり問題じゃないんじゃないかな…
Re:音が悪いんじゃない (スコア:1, すばらしい洞察)
>以前と同じコストを書けなくても以前と同等 or それ以上の
>音質になっている可能性だってある
根拠レスにそんな「可能性」を主張して断言するのは詭弁というものですよ
Re:音が悪いんじゃない (スコア:1, すばらしい洞察)
音質の向上はプロダクト毎にゼロから研究していくものなんでしょうか。
アナログからデジタルになったみたいな劇的な変更があればそりゃまた一から研究する必要がある部分もあるでしょうか……。
ふつーに組めばあとはスピーカー (スコア:1)
電気の部分って素直に組めばスピーカーほどには影響ないしー。
個人的にはフルレンジがいいと思ってる。
が、ソースのミキシングがなぁ...多いのは別録り音源をステレオに混ぜただけの奴。
音像がスピーカーを結ぶ線の上に並んじゃって薄っぺらい。
残響ないと奥行き出ないし、左右逆に入る音も再現しないとスピーカーから外へは出ない。
...てことで、これからのミキシングには音場エミュレートが必要だと思うのだ。
# 既に結構ちゃんとやってるのも聞いたことあるけどね。
良い音に興味など無い (スコア:1, 参考になる)
それに聞いてるのはポピュラー系のうるさい音楽だけだから、ノイズとか歪みにも鈍感
そういう消費者に合わせて携帯プレーヤのイコライザ設定がデフォルトでとんでもないローブストになってたりするし、FM放送の音楽番組もリミッタをビシバシ効かせて平均変調度を上げる「音づくり」をしている
お昼の国民的人気番組(?)の「笑っていいとも」も局の音声エンジニアはきちんとレベル調節しないでリミッタかけっぱなし、コマーシャルから生(の拍手)に戻った時にひどいシャックリ音が出るのをずっと放置してた(最近になって少しは改善された)
大手の家電・オーディオ機器メーカーでもローエンド製品にはとんでもない残留雑音出すのは珍しくないし、それを作った技術者も平気なんだな(某社の当時の最高級携帯MDプレーヤもノイズがひどかった)
まともなオーディオ機器はまともだし昔より性能は上がっているけど、それを選ぶ能力がある人は確実に減ってるよ
Re:ドンシャリ耳 (スコア:3, すばらしい洞察)
密閉型のはずのイヤホンから騒音をダダもれさせてる電車内の3人向こうのやつとか、
そういうのばっかりなんだからいくら機材の音質がよくても関係ないんじゃ、と思うよね。
Re:ドンシャリ耳 (スコア:1)
私はSACDまでいかなくてもCDの音質で満足できるくらいのしょぼい耳の持ち主ですが、
それでも、制作を担当したレコーディング/ミキシング/マスタリングの品質は気になります。
あと、たとえば圧縮形式。ある程度以上のビットレートを確保すれば、聴感上ほとんど区別できません。
何が言いたいかというと、CDフォーマットや圧縮形式による音質劣化よりも、
レコーディング/ミキシング/マスタリングに起因する、作品毎の音質差が大きすぎるのです。
私の耳では、優秀録音のCDにはCD以上のメディアの必要性を感じませんが、
一方で、CDの性能限界の半分さえ満たしていないような、劣悪録音の作品があるのも事実。
コンプレッサ、リミッタ、イコライザ、その他エフェクタ類の使いすぎで
音質を落としているような作品が少なからずあって、同じCDフォーマットでも、
最近のCDより80年代のCDの方が音が良かったりする場合もあります。
最近のCDが音が悪いということではなくて、昔に比べて玉石混淆率が高まった気がします。
昔のCDが取り立てて高音質ということではなくて、平均的にハズレが少なかった感じです。
本物のスタジオやホールの残響音を収録するか、リバーブエフェクタで電気的に残響音を追加するかでも、
再生音のリアリティに大きな影響があります。
CDの仕様にダメ出しする気はないのですが、せめてCDの性能を引き出すようにマスタリングして欲しいです。
Re:ドンシャリ耳 (スコア:2)
ミキシングやマスタリングの品質の差は結構重要なのではと感じています。
特にコンプレッサのかけすぎでダイナミックレンジが狭くなって、CDフォーマットの性能を使い切れていないと思われるものが増えているのは残念ですね。
最近はCDをほとんど買いませんし、昔もそれほど買っていたわけではありませんが、
手持ちの数少ない昔のCDは音量レベルが低いと感じることはあっても、PCでリプレイゲイン等を調節すれば
さほど問題にならなかったりしますし。
実際の残響音を使うか、エフェクタで生成したものを使うかというのは、リスナーの好みもあり一概にどちらが「音がいい」とはいえないかと思いますが
せめてコンプレッサーの過剰な使用は控えて、CDの性能を引き出すよう勤めてほしいですね。
このトピックでは、昨今のプレイヤーやアンプがどの部分にコストをかけているかが焦点のようですし、
ミキシングやマスタリングの話はオフトピックかもしれませんが、それなりのシステムを用意しても
高性能なアップサンプリング機能などを備えていない限り、元の音源がいまいちであればそれに足を引っ張られるでしょうし・・・
単なる臆病者の Anonymous Cat です。略してACです。
Re:ドンシャリ耳 (スコア:2)
大変参考になります。
非対応であれば良い感じに丸められた音で、対応していれば丸められていないというのはかなり魅力的です。
foobar2000には対応コンポーネントがあり、可逆圧縮であれば自動的に判別・デコードを行ってくれるようなので
早速試してみようとしましたが、foobar2000本体が古いといわれました orz
長い間アップデートをサボっていた自分が悪いのですが・・・
時間が取れればアップデートしてまたトライしたいと思います。
単なる臆病者の Anonymous Cat です。略してACです。
Re:ドンシャリ耳 (スコア:1, 興味深い)
でも、最近のことだが、20年前に買ったラジカセが出てきて、壊れてたのが
たまたま動いたのでCDを聞いてみたんだ。
愕然としたよ。
iPodで普段聞いている音源が明らかに軽いのがわかった。
高音ももちろんだが、低音がまたすごい。
こんなに低音がズンズンする曲だったのかと感動してしまった。
iPodは機能に走りすぎて音質ってのを考えていないのに気づいちゃった。
ま、出かけるときは便利だから持って出るけど。
Re:メディア (スコア:2, おもしろおかしい)
一番音がいいのはレコード盤だぞ?
その次がテープ。
CDはノイズは無いが音が浅くて安っぽい。
だから強化したスーパーCDだか何だかいうのが
作られたこともあったくらいだ。
ま、耳が貧相なやつはわからないかもな。
iPodで満足しとけ。
Re:メディア (スコア:3, 興味深い)
昔読んだコラムを記憶で書いてみる。
曰く、アナログレコードを賞賛しCDをけなすのは無意味だ。レコードを聞くためのピックアップに流れる電流に含まれる熱雑音のレベルとCDの16bitで表される電圧電流とでは、熱雑音のほうが大きい。よってアナログレコード高音質説には意味がない・・・
たぶん、トラ技あたりの技術雑誌だったと思うが、なるほどと思い記憶に残っている。
残念なことに、何時のどの雑誌に掲載されたコラムなのかがわからない(覚えていない)。その記事を何とか探し出せないか、いつも記憶の奥底でもやもやしたものが残っている。
Re:メディア (スコア:3, すばらしい洞察)
周波数特性だけが音のよさでもないけどね。
ただ、レコードはそれ以外にも欠点はたくさんあって、その多くがCDで解決されており、逆にデジタル化で追加された欠点をトータルで上回るというのが一般的な認識。
自分としては、LPは単純な音のよさ以前に、(1)メンテが大変(カビ、反り、埃が三大弱点)、(2)再生機が振動に弱い(土台から作り変えられるほど金持ちじゃない)、(3)徐々に溝が劣化して高域が歪むなど耐久性が劣るなど管理上の厄介な欠点が多いのでCD発売後はほとんどLPは買わなくなった(なかなかCD化されないものを100枚くらいかな)。
CDに移行した理由は音質だけじゃないってことで。
# カメラのフィルム→デジタル化も一緒かも。最近の売れ筋コンパクトデジカメの画質劣化は酷いものだし。
サンプリング定理? (スコア:2)
×2倍のサンプリングレートがあれば完全再現できる
○最低でも2倍のサンプリングレートがないと再現できない
そもそもスピーカーは空気を振動させる装置なんだが
uxi
Re:サンプリング定理? (スコア:4, 参考になる)
エイリアシング対策でローパスとか、
そこまで分かっていて質問されると言うことは
揚げ足を取りに来られているのかもしれませんが。
2倍では十分でないことは
丁度2倍のサンプリングレートでサンプリングした場合を考えれば自明ではないでしょうか?
ピーク値をサンプリングすれば、正しく振幅を再現できますが、
ピーク値を少しでもずれると、本来の振幅よりも弱い信号しか得られません。
ワーストケースでは、ゼロクロスをサンプリングしてしまうこともあります。
これは振幅ゼロの直流信号と見分けがつきません。
離散フーリエ変換を理解していれば
位相成分もしくは複素振幅もサンプリング出来ているのであれば
丁度2倍のサンプリングレートでも問題ないということは理解できると思います。
しかし通常、音声のサンプリングでは
マイクから得られた出力電圧の時間変化(つまり振幅の実部に相当する部分)しかサンプリングしていないはずですから
現実的には2倍のサンプリングレートで信号を正確に再現することは不可能でしょう。
従って、サンプリング定理の要求を
「2倍あればよい」
と解釈するのは正しいとは言えないはずです。
正しくは、
「最低でも2倍以上のサンプリングレートを確保せよ」
と解釈すべきですし、
周波数解析をするつもりなら
虚部の欠落も考慮して4倍くらいサンプリングレートを取っておいても罰は当たらないと思います。
uxi
Re:サンプリング定理? (スコア:2, 参考になる)
>ごく単純な話ですよ。
そう単純な話でもないですよ。
シャノンの標本化定理では、信号に含まれる最大周波数の2倍より高い周波数
で標本化を行えば、元の信号が完全に再現できることが証明されています。
あなたの例では、ちょうど2倍でサンプリングをしていますが、これは標本化定理に反しています。
だからずっとゼロが並ぶというおかしなことが起こり得るのです。
次に「完全に再現できる」という点ですが、詳しい証明は例えばWikipediaに載っているので
見てください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%99%E6%9C%AC%E5%8C%96%E5%AE%9A%E7%90%86 [wikipedia.org]
例として、1Hzの正弦波を2倍より少しだけ高いサンプリング周波数(例えばfs=2.01Hz)で
標本化したとします。この際、標本化信号xs(t)は、元の信号x(t)にデルタ関数列
s(t)=Σdelta(t-n/fs)を掛けたものとなります(和はn=-∞からn=∞まで取る)。
xs(t) = x(t)*s(t)
この時、xs(t)のスペクトルには、1Hzの他にn*fs*1Hzの成分が含まれます(nは整数)。
これに、fs/2の周波数を持つ理想ローパスフィルタを掛けると、1Hzの成分だけ、つまり
1Hzの正弦波が取り出されます。これは元の信号x(t)と完全に一致します。
上記の理想ローパスフィルタはアンチイメージングフィルタと呼ばれ、DA変換を行う際
に必要です。
もちろん現実には理想ローパスフィルタは存在せず、サンプリングプロセスも完全な
デルタ関数ではありません。また、信号振幅の離散化(量子化)による誤差も生じます。
だから元の信号が完全に再現できるわけではありません。
しかし、信号を良く再現しようとして、やたらにサンプリング周波数を高めても意味がありません。
Re:っつーか原音である理由は? (スコア:1)
今日のおっさんホイホイ。
私はマンハッタンシェイプのほうに惹かれました。
Re:っつーか原音である理由は? (スコア:1)
その二つは同時期でしたっけ?「アートスタジオ・turboZ」含め一年ぐらい時期がずれていたように思います。
Re:いみふ (スコア:4, すばらしい洞察)
実際は以下のような感じだと思うんですけどね。
一般人=それなりに聞こえればOk
マニア=「自分好みの音」派もいれば「スペックが良ければ良い」派も「原音に忠実な方が良い」派もいる
ピュア=原音よりももっと先にあるイデアとも呼べる理想状態を召喚しようとしている信者
#ただし3つめは「ピュアオーディオ(笑)とか言ってネタにしている人だけが実在を信じている謎の存在」
よく誤解されるけど、オーディオマニアは必ずしも「原音通りだけが正義」とは思ってないんですよ。
コンサートホールで聞くより無反響室で演奏された方が嬉しいマニアなんてどんだけ居るのかと。
機器によって「味がある」のを前提に、これが素晴らしいあっちはイマイチだって言い合ってるのであって。
#ある程度以上のノイズやゆがみは確かにほとんどのマニアから嫌われるわけですが、
#妙な希少価値により「これだよこの特有の歪みがたまらない」ってのも沸いてくるのがマニア道。
Re:いみふ (スコア:2)
結局は影響力の大きい人が「これはいい音」といえばいい音になる、みたいな。
もっと数値化できる方向に持って行けないもんでしょうかね。
オーディオ関係で食っている人達はそういうのをとってもいやがり、あくまで自分の感性のみで話しをして来ますが。
身近にいるんですが、うんざりです。
発振子の種類で音が変わるだと?クリスタルのジッタでさえ気になるだと?勘弁してください。
Re:いみふ (スコア:2, 興味深い)
数値化する方法はある。
例えば、ITU-R勧告 BS.1284などは標準として認知されている方法。これは簡単に言うとMOS (Mean Opinion Score) なので (正確にはDMOSやCMOSもあるけどここでは割愛) 、多くの人が盲検で点数を付けて平均点が高いものを良い音とする。
この手の方法で、少なくとも一人のオーディオ評論家が非盲検で評価するよりは客観性の高い数値が出せるんだけど、厳密に標準準拠で測定すると結構な手間がかかるのが難点。厳密な環境の構築に加えて、老若男女の被験者をバランス良く集めたり、時間もコストもかかる。
オーディオの評論でこういった数値化があまり行われない理由が、上記の手間の問題なのかその他の理由 (数値化されてしまうと都合が悪い、単にこれらの方法を知らない、など) なのかは知りません。
Re:いみふ (スコア:3, 興味深い)
結局は聞く人の好みでいい音悪い音が評価されてしまう。
本来は「いい音=原音に限りなく近い」なのでしょうけど、やはり味付け(音質)が評価されるわけで。
評論家がいう「奥行きがある」とか「輪郭がしっかりしている」「まったりとしてこくがあり、それでいてくどくない」なんてのが数値で表すことができれば「このセットはこういう特性を好む方に向いています」という作り方・売り方も出てくると思うんですけどね。
私みたいな素人が「値段の割に音がいい」というのを買って「ちょっと音質が好みじゃないなぁ」というのも減ると思うんですよ。
Re:いみふ (スコア:1)
直近では通販でAVアンプ(音楽兼用)を買っちゃいました
# 店頭から消えていて欲しくて変えそうな価格ではS端子の付いている最後の機種だったんで
自分は「一般人」と「マニア」の中間ぐらいかと思ってましたが
>「原音通りだけが正義」とは思ってないんですよ。
買ったのが今時のAVアンプなので当然DSP付き
デフォルトでエフェクトONになっていて2chソースだろうが5.1ch(サイドがあれば7.1ch)へコンバートして出力
エフェクトOFFにしてもサブウーファが付いていれば2.1chで低音補正
(アンプ自体が昔のマトリクスになっている)
昔のイコライザーなんて可愛い物で音場まで全てデジタル処理済みで原音って何って状況です。
一応完全pureとして(DSPを通さず)出力するモードもあるのですが
# でもDSP付きも慣れるんだよなあ…
>「これだよこの特有の歪みがたまらない」
三極菅ですね?判ります。
真空管アンプ付きMBとかiPodドックとか買った人は何を目指しているんだろう…
些細なツッコミ(Re:いみふ) (スコア:2, おもしろおかしい)
三極菅ですね?判ります。
歪んでいるという比喩ですか?w
Re:「バブルデッキ」なんて言葉もありましたね (スコア:1, オフトピック)
HR-20000とHR-VXG300持ってるけど
昔3倍で録画した物を見ると
VXG300>3倍だし画面ボケボケはしょうがないよね
20000>あれ、VXG300でボケボケで見れなかった、とても小さい注意書きのテロップが見える・読める
と言う位、解像度が上がってました。
#オフトピ
Re:「バブルデッキ」なんて言葉もありましたね (スコア:1)
あぁビデオデッキの方か。
カセットデッキのこのへん [auduo-1.com]のことかと思いました。
Re:「バブルデッキ」なんて言葉もありましたね (スコア:2)
初めてオフトピもらいましたw
代わりとして、カセットデッキの底力を感じる動画でも置いてみますね。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6626248 [nicovideo.jp]
#自分が知ってるカセットデッキと音質が違いすぎる!
Re:20万円程度のコンポが憧れだった (スコア:1, 興味深い)
ToppingとかMUSEとか中国メーカーのやつ。
15Wそこそこの消費電力(無音時は1w未満とか)で、アナログ時代には鳴らしにくいと言われたスピーカーでも軽々と鳴らすのには驚かされます。
音の立ち上がりも早く、欠点と言えば色付けのない無味乾燥な音になり勝ちなのと、安価な製品だと電源投入時にポップノイズが出るものがあることくらいでしょうか。
スピーカはDIY精神を発揮して、超定番FOSTEXのFE103Enあたりを購入して適当な箱に入れれば、通もうなるシステムの完成。
Re:オーディオ言ってもなぁ (スコア:2)
普段イヤホンやヘッドホンをするのに慣れていないので軽いやつを探し、オープンエアのやつを買いました。
確かにPCのスピーカーはもとよりアンプに繋げたスピーカーを小音量で鳴らすよりはるかにはっきりと音が聞こえます。
というかはっきり聞こえすぎる感じです。ま、好みですが。
しかし、オープンエアーであるがゆえに回りの音も普通に聞こえます。音量も小さめで聞いているので日常の会話もこなせます。
ええ、子供の騒ぐ声で奴等が起きている間は全く使い物になりませんでした。