環形に続き直管蛍光灯の製造・輸出入が2027年末で全面禁止 66
大型照明器具捨てるのが面倒 部門より
朝日新聞の記事によると、水銀規制の国際ルール「水俣条約」の締約国会議が開かれ、直管蛍光灯の製造と輸出入の2027年末での禁止で合意したそうだ。
環形蛍光灯等は2025年までの禁止が決まっているため、これにより家庭や企業で使われてきた蛍光灯の交換が難しくなる。
皆様の自宅、実家、勤務先では蛍光灯はどのくらい使われているだろうか。2027年以降も使い続ける予定はあるだろうか。
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
朝日新聞の記事によると、水銀規制の国際ルール「水俣条約」の締約国会議が開かれ、直管蛍光灯の製造と輸出入の2027年末での禁止で合意したそうだ。
環形蛍光灯等は2025年までの禁止が決まっているため、これにより家庭や企業で使われてきた蛍光灯の交換が難しくなる。
皆様の自宅、実家、勤務先では蛍光灯はどのくらい使われているだろうか。2027年以降も使い続ける予定はあるだろうか。
また例によって、しょうもない話とは思うが、新語・流行語大賞ノミネート30語が発表された(オリコンニュース)。選考委員は、金田一秀穂氏、辛酸なめ子氏、パトリック・ハーラン氏、室井滋氏、やくみつる氏、大塚陽子氏(「現代用語の基礎知識」編集長)。30語は以下の通りだが、知らないものも多いし、相応しいと思うものは少ないなあ。それ、今年?というものもある。各語解説はNHKニュース参照。増税メガネは遠慮したのかな。
1. I'm wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)
2. 憧れるのをやめましょう
3. 新しい学校のリーダーズ/首振りダンス
4. 新しい戦前
5. アレ(A.R.E.)
6. 頂き女子
7. X(エックス)
8. エッフェル姉さん
9. NGリスト/ジャニーズ問題
10. オーバーツーリズム
11. 推しの子/アイドル
12. OSO18/アーバンベア
13. 蛙化現象
14. 5類
15. 10円パン
16. スエコザサ
17. 性加害
18. 生成AI
19. 地球沸騰化
20. チャットGPT
21. 電動キックボード
22. 2024年問題/ライドシェア
23. ひき肉です/ちょんまげ小僧
24. 藤井八冠
25. ペッパーミル・パフォーマンス/ラーズ・ヌートバー
26. 別班/VIVANT(ヴィヴァン)
27. 観る将
28. 闇バイト
29. 4年ぶり/声出し応援
30. Y2K
Google Play に「独自のセキュリティ審査」バッジが導入され、VPN アプリを皮切りに表示が開始されている (Google Security Blog の記事、 The Register の記事、 Bleeping Computer の記事)。
新しいバッジは Google 認定ラボパートナーが実施するモバイルアプリセキュリティ評価 (MASA) により、業界標準 OWASP の基本的なセキュリティ要件 MASVS が満たされていることを示すものだ。バッジがアプリに脆弱性がないことを保証するわけではないが、開発者がユーザーの安全を保つためセキュリティとプライバシーを重視していることを示すものとなる。
既に Google Play では NordVPN や Google One、ExpressVPN をはじめとして数多くの VPN アプリの「データセーフティ」セクションにバッジが表示されており、セキュリティ審査を希望する開発者向けに申請フォームも公開されている。
Pull ia64 removal and asm-generic updates from Arnd Bergmann:
- The ia64 architecture gets its well-earned retirement as planned, now that there is one last (mostly) working release that will be maintained as an LTS kernel.
LinuxカーネルがIntel製CPU「Itanium」のサポートを廃止する予定であることが明らかとなった。次期Linux 6.7にてIA-64アーキテクチャのサポートに関するコードが削除される(Linux 6.7の更新内容)。
RISC-Vはオープンソースの命令セットアーキテクチャとして進歩を続けているが、
中国企業が積極的に活用していることから、西側諸国が(ほぼ)独占している
市場への対抗手段になっているとして米下院の超党派の議員団から槍玉にあげられているそうだ。
誰でも使えることから発展してきた米国発の技術が、
敵を利するとして米国から排除されようとしているとはなんとも皮肉なものである。
ロイターの記事によると、米国の一部の連邦議員がバイデン政権に対し、中国で幅広く使用されている半導体技術「RISC-V」を米国の企業による利用を制限するよう要求しているという。この要求は国家安全保障の観点から行われており、RISC-Vが米中間での新たなテクノロジー関連の争点として浮上しているそうだ(ロイター)。
下院外交委員会委員長のマッコール議員曰く、「中国共産党はRISC-Vを悪用し、半導体設計に必要な知的財産の米国支配を回避しようと目論んでいる。米国人は、米国の輸出管理法を損なうような中国の技術移転戦略を支援すべきではない」とのこと。
米食品医薬品局 (FDA) が食品への臭素化植物油 (BVO) 禁止を提案し、意見募集 (ERR_SSL_VERSION_OR_CIPHER_MISMATCH エラーが出ることがあるため、Internet Archive のスナップショット) を行っている (FDA の告知記事、 Ars Technica の記事)。
BVO はソフトドリンクで柑橘系のフレーバーオイル分離を防ぐために用いられる。日本や EU では食品添加物としての使用が禁じられているが、米国では使用が認められており、カリフォルニア州で BVO を含む4種の食品添加物を禁ずる食品安全法が今年成立して注目を集めた。意見募集は 2024 年 1 月 17 日まで。
朝日新聞の記事によると、近頃日本社会で多用される「エビデンス」という風潮や文化について、疑問が呈されているそうだ。
著書「客観性の落とし穴」が売れている大阪大学の村上靖彦教授によれば、「(SNSでは)エビデンスという道具を使って、他者をたたきたいという暗い欲望が蔓延している」が、「個人のそれぞれの経験のなかにも、普遍的な事実」があり、「数値的なエビデンスや客観性がとる視点とは逆向きの視点の置き方」の重要性を指摘しているそうだ。数値化が重視される背景には、自然科学を始めとする近代学問の影響もあるようだ。
確かに、最近は、仕事やプライベート、現実の生活やネットに関わらず、「エビデンス」という言葉で結論を出したり、他者を攻撃している場面を見ることは多いが、皆様はこうした「エビデンス」の使い方に納得いかない場面を見たり、実際に経験したことはあるだろうか。数値化、データ化、統計化されない真実や現象を物事の評価に反映させたり、主張や議論の根拠にするにはどうすれば良いだろうか。
パレスチナのガザ地区を実効支配するハマスによるイスラエルへの大規模攻撃を発端としてイスラエルによるパレスチナ爆撃が激化しているが、AIで生成したフェイク動画がSNSで出回り、それに騙されたイスラエルを支持する人たちが拡散する騒動があった。それを中東ジャーナリストの川上氏が確認した。
「ハマスが劇団員を使い、重傷者やレポーター、戦闘員と一人何役もやっている」という情報が流れたものの、使われた動画や画像を検索して探すと、イスラエルで開発されたAIビデオジェネレーターソフト「HeyGen」の宣伝動画が見つかったという。
病院で治療を受けているのはガザ地区ではなくヨルダン川西岸地区に住む少年で、イスラエル軍の侵攻によって重傷を負い、右足を失って車いす生活を送っている。その少年が偽レポーターに仕立て上げられてしまった。
HeiGenのサンプルらしい動画には今回のフェイク動画も含まれており、そのフェイク動画の生成人物と似た顔つきの治療を受ける少年の動画がデマのネタに使われたようだ。
よほど疑い深くないと見抜けないフェイク動画が印象操作に使われる時代になった。もはや映像で見せられてもすぐには信用できない。日本でもこのフェイク動画をそのまま流している人たちがいたが、あえてフェイクだと気づいても消したり訂正していない人もいるので、探してみると良いかもしれない。おそらくフェイクかどうかは関係ないのだろう。
「自分を信じて限界を超えてください」「成長の機会だと捉えて挑戦してください」などのプロンプトを用いると精度が上がるという。どういうメカニズムなのか不思議である。
長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds